Pass It On / The Staples * 1976 Warner Bros

Vocal Groups
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 緊張感を持ったファンキーなグルーヴに、とろけるようなラヴ・ソングを70年代中心に多数送り込んだカーティス・メイフィールド。中でもアレサ・フランクリンとのコラボレーションは最高峰といえる絶品の作品でしたが、ステイプル・シンガーズ改め一時期ステイプルズと名乗ってた頃のコラボもグレードの高さで負けない秀作。スタックス時代に単なるゴスペル・グループからメッセージ性を持ったヒットメイカーへと成長したステイプル一家。カーティスと組んでカートムから出したサントラは結構な相性の良さでしたが、よっしゃいけるっとワーナー移籍第1弾で出された本作もカーティスの全面プロデュースでバック・サウンドは全盛期のカートム・サウンドそのもの。サウンドのKeyは甘美なストリングスにチャカポコ・ワウ・ギター、コンガです。意義ある再発となってきたワーナー1000円シリーズでもラインナップです。
 中身は、ブルージーな組曲「The Real Thing Inside Of Me/Party」でスタート。曲調もコノ時期のカーティス・ソロ作に通じるもので、ゴスペル・ライクなコーラスをバックにメイヴィスが豪快にカートム・ファンク調の2曲目「Take Your Own Time」もなかなかの相性です。スリリングなアップ・テンポ「Sweeter Than The Sweet」から、前年の傑作“Let's Do It Again”の続編みたいな同じ緩やかなビートで聴かす「Love Me, Love Me, Love Me」は前半の聴きどころ。また大黒柱ポップス・ステイプルズが歌うタイトル曲「Pass It On」はスタックス時代を想起させるアーシーな感覚です。そして本作のハイライトはまさに終盤。カーティス・ファンクの真髄といえるミディアム・テンポでの「Making Love」はメイヴィスの激ハスキー・ヴォイスも凄まじい緊張感で迫ります。バリー・ホワイトLove's Theme調の「Take This Love Of Mine」ではコンフォータブルなグルーヴで聴く者の体を揺さぶらせます。ラストはジャッキー・ムーアの有名曲とは異曲の「Precious, Precious」。アレサの名盤“Sparkle”を思い出さずにはいられない包み込むような優しいサウンドの中、メイヴィスが絶妙の押し引きで上手すぎる歌唱。カーティス・コラボの最良の部分がココで味わえます。
「流石の名門ゴスペル一家。どんなバック・サウンドでも一流品に仕上げてます!」
Sweeter Than The Sweet


Love Me, Love Me, Love Me


テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

Too Low for Zero / Elton John * 1983 Rocket | Home | There'll Come A Time / Betty Everett * 1969 Uni

コメント

ご無沙汰しております。

今回、ATLANTIC R&B1000でこの名盤が1,000円で再発されたことに感謝です!
現在、ヘビロテ中♪

2014/02/14 (Fri) 00:37 | 1-SHOW #eAjdDaAA | URL | 編集
No title

★1-Showさん
 お久しぶりです
最近の1,000円シリーズ、きめ細かいラインナップになってきました! 定番からレア盤まで上質&充実で喜ばしいことです。
ステイプルズはこの辺も聞き逃せないですね〜

2014/02/14 (Fri) 23:18 | ezee #- | URL | 編集
No title

メイヴィスは ほんま大好き♪

このアルバムは持ってないので 買わないとね~
昨日は大阪は朝から大雪で 久しぶりにブーツを履いて歩きました。
雪の中を歩くって疲れますね。
最近はKIM TOLLIVERを聴いてますが 2曲目あたりから寝てしまいなかなか記事が書けません。

2014/02/15 (Sat) 19:28 | ひるのまり #- | URL | 編集
No title

★ひるのまりさん
 雪の中はね〜 靴が汚れるから嫌いです。
でも何かしら積もると少し嬉しかったりもしますね。商売は悪影響が大きいですけど・・
メイヴィスの声は、ほんとシビれますね。たまらんです!

2014/02/16 (Sun) 00:37 | ezee #- | URL | 編集

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