Natalie Live! / Natalie Cole * 1978 Capital

70's 〜 Recent Soul
natalie.jpg



 重要なプレゼンの調べ物があって久々に図書館へ行くと、興味深い音盤がたくさんあって仕事そっちのけで聴き入ってしまいました。そこで発見したのがナタリー・コールの旧作の数々。もちろん偉大なるジャズ・シンガー、ナット・キング・コールの実娘で、70年代からシンガーとして活躍でしたが、一般的にその名を知らしめたのは親父さんのカヴァー・アルバム。自分もココで初めてナタリーを知りました。当時の技術を駆使して完成された“Unforgettable”の父親との疑似デュエットは感動モンで、父が持ってたナット・キング・コールのLPまで聴いちゃいました。お嬢ナタリーもコンテンポラリーな作品でも良い作品をチョコチョコ出してますが、ここで聴いたライヴは紛れもなく一線級の実力派ソウル・シンガーである記録。上品に歌うイメージもありますが、声を張り上げて感情むき出しに歌う姿が最高です。ん〜侮れんな〜、公共の図書館。
 さてこのニュージャージーとハリウッドで収録されたライヴ。ポピュラーっぽさを打ち出したものかと思いきや、オープニングの「Sophisticated Lady」で極太ファンクが登場で度肝を抜かされます。ルーファス&チャカにも負けない、熱いパフォーマンスで最高。そして名曲「Que Sera, Sera」は完全なるソウル・バラードとして料理で、キャロル・キングの“Way Over Younder"を彷彿させる展開の激素晴らしいパフォーマンス。中盤でのソウルフルな絶叫はマジでシビれます。スロウでは、アレサ並みにディープな「I'm Catching Hell」もグレイト。高速ディスコ・ファンクの「Party Lights」での荒々しいヴォーカルなど圧倒されまくり。影響を受けたというエラ・フィッツジェラルドに負けじと4ビートでスウィングする「Lovers」、都会的なグルーヴが粋な「Mr.Melody」、ソウル・チャート1位のデビュー・ヒット「This Will be」、大ヒットのスロウ「I've Got Love On My Mind」と、実に楽しませてくれます。カヴァーでは、なんとビートルズの「Lucy In The Sky With Diamonds」、ジャニスで有名なガーネット・ミムズの必殺スロウ「Cry Baby」、エタ・ジェイムスの初期ヒット「Somethings Got A Hold On Me」で何ともディープでド迫力の歌を聴かせます。もう失禁モンです。ダイアナ・ロスっぽい「Inseparable」はやや淡白ながら、デビュー作収録の感動スロウ「I Can't Say No」など、しなやかな歌い出しからゴスペルチックにグイグイ盛り上げます。これもたまらん出来。終盤は当時の最新作からで〆。ファンキーな「Be Thankful」から、ダイナミックなバラード「Our Love」でカッチリまとめてます。そこらの親の七光りシンガーとは一線を画する圧倒のパフォーマンスで正直ビックリしました。
「これは埋もれててはいけない名作。なんとも熱い実況激ソウル。」
Que Sera Sera


Sophisticated Lady




テーマ: Soul, R&B, Funk | ジャンル: 音楽

Mistaken Identity / Kim Carnes * 1981 EMI | Home | The Very Best Of En Vogue / En Vogue * 2001 Elektra

コメント

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ