beauty and harmony / 吉田美和 * 1995 Epic Sony

Cool Groove
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 歌謡曲からJ-Popって、いつしか言われるようになった頃、その象徴だったのがドリカム。そのビジュアルから、薄っぺらい売れ線狙いのグループと見た目で決めつけてました(←いっつも)が、名曲“サンキュ”やら“Love Love Love”を聴いてそんなアホなこと言ってられんようになった人達。そんな最中、技巧派ヴォーカリスト吉田美和が突如発表したのがこの1stソロ・アルバム。大々的に謳われてたのがデビッド・T・ウォーカー(g)、ハービー・メイスン(Dr)、チャック・レイニー(b)が全面参加というインフォメーション。ちょうどマリーナ・ショウの名作に酔いしれてた時期だったので飛び付きました。個人的には、時にテクニカルすぎて感情的に入り込めない面もあった美和サンですが、音の職人達との単なるセッションに終わらない作り込んだ本作は持ち前のソウルフルなヴォーカルが中々の輝きを放ってます。
 数多あるセッション・プレイの中でも指折りのプレイで大貢献してるのが名手デビッド・T・ウォーカー。With David T.Walker名義で出ても違和感の無いくらいの大貢献っぷりで、プリング&ハンマリングやトレモロ・グリッサンドなどイブシ銀系の必殺技が要所要所で決まりまくり。アカペラ後の「つめたくしないで」から、この面子ならではの極上ナイス・グルーヴが炸裂。全曲アレンジを担当したドリカム中村氏の作戦、大成功です。中でも中盤から後半にかけての曲のクオリティが特に高く、マーヴィンの“Mercy Mercy Me”を意識した「Darlin'」は中でも最もキャッチーな出来映え。落ち着いたグルーヴ感も実にお洒落で、ポップなドリカム曲をフュージョン的にアレンジしたような曲調がなんとも粋です。極めつけはラスト2曲で、美和節と70's音職人の見事なコラボレーションが楽しめる「奪取」、ストリングス・アレンジとピアノを効果的に配した感動的なスロウ「生涯の恋人」は本作最大のハイライト。ダイナミックで独特な美和節も気持ちよく炸裂してます。ドリカムの楽曲に比べて明らかにジャジーでアダルトな感触は、洋楽ファンにも確実にアピールしたであろう内容。
「打ち込みドラムやシンセを排した70's味のドリカムともいえる内容。贅沢な音です!」
Darlin'


つめたくしないで


テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

Here's Little Richard / Little Richard * 1957 Specialty | Home | Castles In The Sky / The Futures * 1975 Buddah

コメント

No title

当時、対抗 渡辺美里派だった自分は、本作を敬遠してましたが(笑、
今となれば、なんとも凄いメンツ。これは聴きたくなりました!
レビューからも本格的な勝負が期待できそうで!

2014/02/24 (Mon) 07:36 | YO-SUKE #- | URL | 編集
No title

めちゃシンクロで驚きでした!
突然聞きたくなって、家のCDひっくり返してたんですよ、昨日(笑)
「パレードは行ってしまった」が好きリピをしていた当時も思い出しました。

2014/02/24 (Mon) 19:04 | samyu #dNm2mw72 | URL | 編集
No title

★YO-SUKEさん
 自分は逆に渡辺美里さんは、生理的にダメなんです。。。ソウルも全く感じなくて。
でも人気で実績ある人ですよね。なんか突破口探します!

2014/02/25 (Tue) 21:58 | ezee #- | URL | 編集
No title

★samyuさん
 シンクロでしたか!
これは渋く良い作品でしたね。ゲスト陣もやっつけ仕事を感じないので、美和サンを認めてたんでしょうね。今でもたまに聴いてますヨ

2014/02/25 (Tue) 22:00 | ezee #- | URL | 編集

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