音系戯言

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Touch Me In The Morning / Diana Ross * 1973 Motown

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妖精のような佇まいのダイアナ嬢にそそられる、70年代モータウンの大ヒット作。最近はアトランティックに続いて、モータウンにチェスまで1000円ポッキリ・シリーズが続々登場で、これぞっていう名作を聴くまたの大チャンス。スプリームス時代に比べポピュラー寄りになった70年代ダイアナ嬢ですが、ここらのしっとりした味わいも格別です。半分、実話っぽい映画Dream Girlsでも描かれてたように、独立したダイアナは元来持ってるスター性をさらに発揮してジャズやポピュラーまで幅広く歌いこなし非黒人にもアピールを高めたようで、この時期は女優業にも進出。ベリー・ゴーディJrの夢を実現する象徴的素材やったみたいです。そりゃ、声も艶があって、なんか華ありますからね〜 ディープではないけど適度にソウルの匂いもするのが、またええ塩梅です。アレサやパティ・ラベルと比べたらムチャ軽いですが、この胸キュン声は唯一無二。惹かれますわ。
 中身は何といってもタイトル曲「Touch Me In The Morning」。ヒッツヴィル・モータウンではありえない売れ線の洗練されたバラードですが、エエ曲なもんは仕方がない。(←丹波哲郎調でお願いします) この辺は名ソング・ライター、マイケル・マッサーが手掛けた曲で流石というしかない仕事っぷりで、ノーランズもカヴァーを残してます。 マイケル・マッサーとのコラボをまとめた名編集盤"To Love Again"も興味ある人は一聴を。とにかくダイアナ声との相性はピカイチです。そして本作を無味無臭のポピュラー・アルバムにしていないのがマイケル・ランドール絡みの楽曲。特に「All Of My Life」は必聴で、ドラマティックな展開にグルーヴするベースもたまらん黒さを感じる曲。もう1曲の「Leave A Little Room」もなかなかイケます。ダイアナ・ロスがメンフィスでディープな曲を歌っても様になりません。こういう美しいスロウが似合います。カーペンターズの「I Won't Last A Day Without You」やスタンダード「Little Girl Blue」なんかピシャリはまります。あと意外にエエのが「Imagine」のカヴァーで、原曲の良さもあって聴き惚れます。最後は最もソウルっぽい展開の「Brown Baby〜Save The Children」でマーヴィン曲に繋げます。多重録音ヴァーカルも雰囲気あり。
「こんなかったるいもんソウルちゃうやんけ、と言ってはいけません。魅惑の胸キュン声は格別」
Touch Me In The Morning


All My Life



Comments 2

Okada

No title

モータウンの1000円シリーズはアナウンスされた時はアレ買おうコレ買おうと思っていたのに、まだ何も買ってないです。チェスも1000円シリーズ出すんですね〜。
嬉しいような、ちょっと寂しいような。
でもやっぱり嬉しいので、年明けまでに大人買いしようかな。

2013-11-28 (Thu) 12:37 | EDIT | REPLY |   

ezee

No title

★okadaさん
 ほんまに素晴らしき時代が到来です。あんなのも、こんなのも1000円で聴けちゃうんですから。ローラ・リーもいよいよ登場です。ソウルの真髄が日本列島を覆い尽くします!

2013-12-01 (Sun) 00:21 | EDIT | REPLY |   

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