Tin Pan / Tin Pan * 2000 Rewind

Man's World
tin pan

 小学生の頃、鮮烈だった人民服にテクノ・カットで、最先端を行くエレクトロ・ミュージックを提唱したYMO。その頃、細野晴臣氏が実はアメリカン・ルーツ・ミュージックに造詣が深く、日本のロック黎明期に貢献した人なんてち〜っとも知りませんでした。はっぴいえんどや、ティン・パン・アレーなんか聴いてみると、ニューオリンズやらウェストコーストのクールなサウンドを本格的に取り入れて実践してるのが分かります。でも、そんなのは色々聴いて。大人になってからやっと分かったこと。一緒に演ってた鈴木茂がムチャクチャ上手く、センス抜群のギターを弾くと分かったのも社会人になってから。子供には渋すぎました。我々、YMO世代にとって細野サンはずっと鍵盤でシンセ・ベースを弾く人やと認識やったくらいです。
 そんなことで、全く疎いはっぴいえんどやシュガーベイヴの系譜。南佳孝や桑名兄妹も参加したキャラメルママなんか玄人受けしそうな音で、あまりに高度な演奏にビビった実にカッコいい大人のロックです。でもこの再結成Tin Panはリアルタイムですから興味はありました。細野晴臣、林立夫、鈴木茂っていう日本のロック重鎮メンバーのアルバムってのもありましたが、目玉は何といっても忌野清志郎の参加。「Hand Clapping Rhumba 2000」っていう大瀧詠一カヴァーのセカンドライン・ファンクで1曲歌ってて、コレがまた素晴らしい。90年代はRCを解散してラフなユニットで好き勝手やってましたが、こんなのを聴かされると「また、ちゃんとやってくれ、清志郎」と切に願っちゃう、ナイスな共演でした。(その後、カッチリした名作を作ったのは流石!) 大貫妙子、久保田麻琴、小坂忠、高野寛、中村一義、矢野顕子、吉田美奈子など一派となる豪華なメンバーが参加してる中、清志郎だけは明らかに「異物」。ステージの映像なんか見ると、自然に清志郎が場を支配しちゃってるのが笑っちゃいます。全般的には、ゆるカッコいい細野氏の「Fujiyama Mama」、エイドリアン・ブリュー的な「Queen Notions」、ケイジャンな「Bon Temps Rouler」など、リラックスした大人のルーツ・ミュージックから、アンビエントで実験的な音までゆったり楽しめます。最後は加山雄三かベンチャーズがやりそうな美しいエレキ・インストで〆。
「ゆったり聴くアダルトなティン・パン・ワールド。清志郎の浮き具合も痛快!」
忌野清志郎 w/Tin Pan - Hand Clapping Rhumba 2000




テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

The Complete Don Bryant On Hi Records / Don Bryant * 2000 Cream(Hi) | Home | Chapter 2 / Roberta Flack * Atrantic 1970

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2016.12.30 (Fri) 04:48 |
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