Sweet Forgiveness / Bonnie Raitt * 1977 Warner Bros

Roots Rock
bonnie f



 ギターを弾いて流暢に歌う女性は森山良子やちゃっきり娘だけではありません。海外ではバーバラ・リンやジョーン・ジェット、そしてボニー・レイットなんてところがすぐに思い浮かびます。20代は名演を続けながらも渋すぎたからかヒットに恵まれなかったボニーのお姐さん。30になる手前でやっとこそさ、そこそこのヒットに辿り着いたというアルバムがコレ。ギターの腕前もさることながら、キャロル・キング同様、ちょいハスキーな癒し声が耳に心地良い人。ジャケが涼しげだったのでチョイスです。
 ブルースに根差した自身のスライド・ギターを絡めた泥臭い音楽が売りですが、本作ではやや洗練されたアプローチ。ずっと売れない試行錯誤からか、ヤケクソとも思える全曲カヴァー。でも中身はしっかり味が染みていて聴き応えあります。「About to Make Me Leave Home」からリトル・フィート風な展開で食いついちゃいます。ヒットしたというデル・シャノンの悲しき街角「Runaway」はボニーのソウルフルな歌声もあって懐メロ再演の一歩手前で踏み止まってます。でも、コーラスのマイケル・マクドナルドの声が嬉しいAOR風の「Two Lives」なんか気持ち良すぎ。イーグルス風のエリック・カズ作「Gamblin' Man」での西海岸サウンドも感じもエエ感じです。カントリー・テイストも持ち味ですが、ポール・シーベルの「Louise」での味わい深い歌声はやはり魅力的。スワンプ系ダニエル・ムーアのタイトル曲「Sweet Forgiveness」や、ジャクソン・ブラウンの「My Opening Farewell」、フィートのビル・ペイン作「Takin' My Time」あたりの流れはたまらんところ。さすがボニーって感じで聴き惚れます。お待ちかねのスライドはドン・コヴェイの「Three Time Loser」で一気に炸裂です。最後はJ.D.サウザーが共に歌うカーラ・ボノフの「Home」で美しく〆。
「持ち味のスライドは控えめながら、ボニー姐さんの歌アルバムとしてコレはあり!」

Runaway (Live 1977)


Louise


テーマ: 洋楽ロック | ジャンル: 音楽

Synchronicity / The Police * 1983 A&M | Home | 海のYeah!! / サザンオールスターズ * 1998 Victor

コメント

No title

連日、こんにちは。

「I Can't Make You Love Me」が
聴きたい(とういか見たい)がために
DVDを購入しました。
あんまりくわしくないですが、ハスキーな声が
響きますよね…。
女性がギターを弾きながら歌われるのは、いまだに
憧れでございますよ。

2013/08/02 (Fri) 17:22 | samyu #dNm2mw72 | URL | 編集
No title

ezeeさん、毎度です。
ボニー姐さん、好きですねー、結婚したいぐらい好きです←バカ(笑)。
この盤は確かに売れない頃の試行錯誤感があって、ギター抱えた豪快なお姉ちゃんの感じは薄いですが、それはそれでいい雰囲気かと。
このあとの2作はさすがに無理してる感がキツいのですが、これは和めます。ジャケットもかっこいいしね!

しかし、それにしても暑い。
ダラダラしたいっすなぁー。

2013/08/03 (Sat) 13:09 | goldenblue #- | URL | 編集
No title

★samyuさん
 仕事ではドンドン、女性が責任ある立場についてるように、ミュージシャンも女の人の比率が高まってもエエですね。女性=鍵盤じゃない時代になるかも。まぁボニーさんは、良い手本っすね~

2013/08/04 (Sun) 14:43 | ezee #- | URL | 編集
No title

★goldenblueさん
 あら、熟女好きを露わに・・・ 同志っすね!
って冗談はさておき、豪快なブルース・フィーリングも売りですが、このエエ塩梅のAOR風味はメチャ好みです。ゲストも良いですが、自前のバンドも大健闘ですね

2013/08/04 (Sun) 14:52 | ezee #- | URL | 編集

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