Sweet Southern Soul / Lou Johnson * 1969 Cotillion

Atlantic, Stax
Lou j



コンピレーションでちょろちょろとしか聴く機会が無かったルー・ジョンソンという男。アルバムを出してたことさえ知りませんでしたが、アトランティック再発シリーズで安価でラインナップ。このタイトルに、フェイム・スタジオ録音ってことで、これは聴かんわけにはイカんぞっと、えらいソソられました。なんでもファースト・アルバムらしいですが、62年にはN.Y.にてデビュー済みだそうで、ディオンヌ・ワーウィック同様にバカラック作品を結構シングル中心に吹き込んでいた模様。それらはKent企画の別盤で聴けます。
 てなことで"誰やねんコノおっさん"ってな認知度のこのシンガー。チャック・ジャクソンのような雄大な感じのバリトン系ハスキー・ヴォイス。結構、豪快に歌っていてマスル・ショールズのサウンドに相性も良いです。ヒット曲に恵まれんかったので埋もれてしまってましたが、ディープ・ソウル・ファンにとっては充分聞き応えがあるアルバムに仕上がってます。ド頭からB.B.キングの「Rock Me Baby」のカヴァーってのもあって、一瞬ん?と思ってしまいますが、しっかりソウル・ナンバーに仕上がってます。キャンディ・ステイトンが唄ってもハマりそうなエレピ&オルガンにホーンズを効かしたジャンプ・ナンバーとなっていて、名門フェイムの香りがプンプン漂う好ナンバー。ドン・コヴェイの曲も2曲取り上げていて、「It's In The Wind」に「I Can't Change」と共にサザン流儀に沿った力のこもった熱唱で迫るスロウ曲。なかなかの健闘です。サム。クックの“Bring It On Home to Me"を想起させる「She Thinks I Still Care」、暖かいミディアム「Please Stay」、丁寧な歌い込みも好感触の「People In Love」と小粒ながら良曲が楽しめますが、なかでも味わい深いのがミディアムの「Move And Groove Together」あたり。飛び抜けずともしっかりした佳作が聴けます。あとはカヴァー曲。ベン・E・キングが好きなのか、ドリフターズ時代の「This Magic Moment」、アレサも演った名曲「Don't Play That Song」と2曲、そして最後を重く締める「Gypsy Woman」はインプレッションズのクラシック。一瞬、O.V.ライトの"I Can't Take It"でも始まんのかと思うほどリアレンジで雰囲気を変えてます。
「この後、ニューオリンズに行き消えたシンガー。アトランティック系の奥深さを知った1枚。」

Move And Groove Together


Don't Play That Song


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

First Landing / The Dynamics * 1969 Cotillion | Home | The Midnight Mover / Wilson Pickett * Atlantic 1968

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