Afrodisiac / Brandy * 2004 Atlantic

00's Female R&B
Brandy_afrodisiac.jpg



昔から良質の黒人音楽をガンガン出してきたアトランティック。今世紀に入ってからも頑張ってます。10代の頃、華々しく同レーベルでデビューしたブランディー嬢も、はや30代半ば。移籍した去年もしっかり新作を出してましたが、今やすっかり中堅R&Bの筆頭的存在に。実力と華のある人は、やっぱり残っていきます。薄めのハスキー・ヴォイスと滑らかな唄い回しを武器に、同時期デビューで何かと比較されてきたモニカ嬢と共に息の長い活躍で嬉しい限り。同世代のローリン・ヒルは大変な状況ですが、熟れだす30代。交通事故の加害者となり活動危機とも言われましたが、是非とも第1線で頑張り続けて欲しい逸材。
 さてアイドルR&B歌手でもあったブランディーが結婚、出産、離婚の後に発表したのが、25歳でのアトランティック4枚目。出た頃は久々の新作っていうのと、今迄のロドニー・ジャーキンスを離れてティンバランドと組んだってのが結構メディアでも話題でした。そして大注目だったのが、只今新作バカ売れ中のカニエ・ウエストの参加。コノ頃は自作含め神懸かり的にクールなビートを量産し、個人的にも大のお気に入りとなってました。車でカニエ・ビート、冬は越前蟹と、ほんとカニカニカニ!の日々でした。てなことで本作の1等賞もカニエと組んだ「Talk About Our Love」。アリシア・キーズとやった曲も劇的にカッコよかったですが、本曲も負けず劣らずのハイ・クオリティ。間違いなく本作を代表するソウルチックな名曲で、元ネタのMandrill "Gilly Hines"まで聴きたくなります。カニエとはT.I.を迎えた「Where You Wanna Be」も演ってて、そっちも当時のカニエらしい作品。あとはティンバランドの独特のビートが全体を支配。変則リムショットが効く「Focus」や、贅肉一切なしの硬質リズム構築の「Sadiddy」、ファンク・ビートがJ.B'sチックな「Turn It Up」など、それなりにティンバ印の片鱗を見せますが少し遠慮気味なのが惜しい展開。アリーヤ仕事を想起させる「Come As You Are」や「Finally」あたり、トップギアに入れずとも尖ったリズムと、それにクールに応えるブランディーがエエ感じで融合してて新鮮です。中でもブランディー自身が当時お気に入りだったロック・バンド“コールドプレイ”を大胆にサンプリングしたという「Should I Go」は透明感ある美しいスロウ。ただ元ネタは全く知らんので、その辺の感慨は無し。また「Say You Will」はブランディーのソウル節を実力フルで浴びれる好メロウ曲で聴き応えあり。
「大傑作とはいかずとも、忘れられん曲を含んだ力作。たまに聴くと新鮮でっせ」

Talk About Our Love (feat. Kaye West)


テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Boys in the Trees / Carly Simon * 1978 Elektra | Home | Songs in a Minor / Alicia Keys * 2001 J-Records

コメント

No title

自分は、骨太のサウンドで好きな作品ではありますが、
前作フルムーンがリピートし過ぎて、そのような作品を求めてしまったので
これはエッジが立ってて、あまり自分にはフィットしなかったんです。
ただ「Who Is She 2 U」は大好き、オールド・スクールなリミックスも未だにヘビロテです。

2013/07/07 (Sun) 15:27 | YO-SUKE #- | URL | 編集
No title

★YO-SUKEさん
うねるロドニー・ビートが新鮮だったFull Moonも、いかつかったですね〜
このアルバムのTalk About Our Loveは個人的には大ホームランでした。ちょっと大人になった感じが良かった!

2013/07/07 (Sun) 23:22 | ezee #- | URL | 編集

コメントの投稿


 管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ