音系戯言

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I Can't Take It / Otis Clay * Hi 1977

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ウィリー・ミッチェルのHiサウンドの独特の曇っていて、且つドス黒い音処理は一回ハマるともう麻薬。ミシシッピ出身のオーティス・クレイは60年代はシカゴで激グレイトな仕事をしつつ、70年代はアル・グリーンでおなじみのハイでまたもや奇跡を起こします。ぶっとく、ディープ極まりない唯一無二の歌声はチョッと甘めのハイ・サウンドと最高の融合を見せます。まぁなんせその黒すぎる声は、黒人の骨格からしか出てこないような「ソウル」を体現するに相応しい惚れ惚れする声で、絶品の歌い回しも手伝って1フレーズ聞いたら決して流して聴くコトは許されない声力です。
 Hi2作目となるこのアルバムは寄せ集め集とは思えないクオリティの高さで我々に突きつけてきます。のっけからのジャンプナンバー「Pussy Footing Around」でコレを買って良かったと心底思えることうけあいです。緊張感溢れるストリングスとホーンが随所にビシッと決まった上に、激ディープ・ヴォイスの雄たけび。屁理屈言う隙間を与えない荒技で試合を決めてしまいます。続く、スーパーミディアム「Too Much Mystery」では勝手に我が指が鳴る始末で手に負えません。そしてスロー「I Can't Take It」では凄まじき絶唱。完全に自分が屍状態になってる事に気付きます。お得意のミディアム「Home Is Where The Heart Is」、「Slow And Easy」と絶好調のHiサウンドと一体となって、体の隅までソウル漬けにしてもらえる展開。名作「I've Got To Find A Way」こそシカゴ録音に軍配が上りますが後半も「keep On Loving Me」等、息つく暇なしで圧倒されまくりです。
「狭義での“ソウル”ならば、まさにド真ん中をいく逸品集!」

Pussy Footing Around



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