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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
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2018.11
25
Category : Mainstream
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 クイーンの映画の影響で再び見るようになったUK・USAで同時開催で行われた1985年の“ライヴ・エイド”。飢餓救済チャリティーの下、ポピュラー音楽の大スターが2つの会場に一斉集結した夢のようなフェスで、規模感、注目度でも史上最大のイベントとなりました。今では音源もサブスクリプションや配信でもあって、よりアクセシブルになってます。全世界で中継され、日本でも夜の9時から翌日まで地上波で翌日までぶっ通しで生放送。友達の間でも話題になり、大興奮で見ましたヨ。高校生やったので耐えきれず途中に寝ちゃったけど。。 Phil Collinsなんかロンドンに出演した後、コンコルド乗ってアメリカに飛んで両会場で出演するという快挙。どんな大物でも20分程の持ち時間とチャリティならではの目まぐるしいセット・チェンジもスリルありました。
 とにかく、なんか凄かったこのライヴ。まずロンドン・ウェンブリー・スタジアムから昼12時スタート。いきなりインパクトあったのがオープニングのStatus QuoRockin' All Over the World」。当時、まったく知らんバンドでしたが、会場はいきなり大盛り上がりの大合唱。オープニングに相応しく軽快なロックンロールで魅了。イベント仕掛け人ボブ・ゲルドフのThe Boomtown Rats「I Don't Like Mondays」U2「Sunday Bloody Sunday」Dire Straits with StingMoney for Nothing」に「Sultans of Swing」、Queen「We Are the Champions」David Bowie「Modern Love」あたりは正に鳥肌モンでした。また終盤も、一夜限りの再結成でピート&ロジャー友情スライディングがウケたThe Who「Won't Get Fooled Again」、放送は無かったど名曲Spandau Ballet 「True」など見どころに枚挙の暇なし。特にElton Johnは一等賞と言われたQueenに負けないモノ。「I'm Still Standing」、「Don't Go Breaking My Heart(with Kiki Dee)」、「Don't Let the Sun Go Down on Me (with Wham!)」なんかは必見。トリで登場はジョンが凶弾に倒れてからライブをしていなかったPaul McCartney with Friends「Let It Be」から、出演者全員で「Do They Know It's Christmas?」でした。
 一方、時差の中で後からスタートしたアメリカはフィラデルフィアJFKスタジアム。序盤から、中継は無かったけど熱演のFour Topsや、太陽の下で違和感満載のBlack Sabbath、まだ若手だったBryan Adamsなど様々なジャンル入り乱れで楽しませます。ブライアン・ウィルソン入りで沸かせたThe Beach BoysBo Diddleyも加わったGeorge ThorogoodPretendersSantana、事故後で車椅子となったTeddy Pendergrassを迎えた感動のAshford & Simpsonや、新人バリバリだったMadonna、貫禄Tom Petty and the HeartbreakersThe Carsの「Just What I Needed」、Eric ClaptonCrosby, Stills, Nash & YoungPatti LaBelleと錚々たる面々の中、個人的に嬉しかったのが新曲「A View to a Kill」を引っさげ、結果的に元々の5人では最後となったDuran DuranThe Power Stationも出てたけど、本家久々の揃い踏みも良かったです。また、話題の再結成ながら不調だったLed Zeppelinはドラムにフィル・コリンズとChicのトニー・トンプソンを迎えて登場。そんな中、アメリカでの一等賞だったセットは終盤の名手G. E. Smithがいた頃のHall & Oatesバンドセット。「Maneater」とかヒット曲をかましながら、途中からテンプスのEddie Kendricks and David Ruffinが合流。「Get Ready」から「My Girl」までアポロ・メドレーを再現で盛り上がりますが、そこからが更に興奮。ソロ活動スタートで張り切ってたMick Jaggerが登場し「Lonely At The Top」で緊迫感溢れるパフォーマンス。「State Of Shock」では女王Tina Turnerも加わり最高潮に達します。フィナーレ前の幕前ではBob Dylan、Keith Richards、Ronnie Woodがアコギで3曲。もちろん最後は「We Are the World」。Lionel RichieHarry BelafonteDionne Warwickも登場したマイク・リレーで大団円です。
「ある意味、ロック黄金期最後の祭典とも言える一大イベント。凄い1日でした!」
::more
2018.11
17
Category : Mainstream
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 フレディ・マーキュリーの生涯を描いたムーヴィーとして目下大ヒットの映画“ボヘミアン・ラプソディ”。これは想像以上にリアルで素晴らしい映画でした。この完成度の高さは相当なもの。フレディが乗り移ったとしか思えない主役ラミ・マレックの迫真の演技力も称賛ものですが、死後27年も経ったのにシーンで未だそびえ立つ圧倒的存在感は凄まじいです。才能と葛藤に塗れたフレディの人生を描くと同時に、改めてこのバンドが二度と出てこない唯一無二のロック・バンドであったと感じさせた構成もお見事。1985年、自分もそうでしたがすっかり過去のバンドと思ってたクイーンが、圧倒的ステージを繰り広げたウェンブリーのライヴ・パフォーマンスを忠実に再現しハイライトとしたのもグレイトです。帰ってきて、嫁ハンとすっかりライヴ・エイドのDVD映像まで見返しちゃいました。
 そんなことで映画の構成に合わせて初収録音源も交えたサウンド・トラック。今こそママ・ミア〜とガンガン聴きたいアルバムです。専売特許みたいだったあのギター・オーケストレーションが新録で聴ける「20th Century Fox Fanfare」から、傑作「Somebody to Love」、前身バンドSmileによる「Doing All Right」、炎のロックンロール「Keep Yourself Alive」と映画でも効果的に使用された傑作が次々登場。お馴染みの代表曲も「Killer Queen」、「Crazy Little Thing Called Love」、「Another One Bites The Dust」、「Under Pressure」など次々聴け、今更ながら楽曲の完成度の高さに驚愕です。また本作初登場となるのは「Fat Bottomed Girls('79 Paris Live)」、「Love of My Life('85 Rio Live)」、「We Will Rock You(Movie Mix)」などありますが、中でもじっくり味わいたいのが奇跡の復活を見せつけた85年ライヴ・エイドの音源。一気に会場全体を巻き込んだ「Bohemian Rhapsody」、圧勝が確定した「Radio Ga Ga」、TVカメラを煽って全世界を挑発した「Hammer to Fall」、全世界が大合唱となった感動の「We Are the Champions」と、当時TVで見ていた高校生の自分が甦ります。新ヴァージョンの「Don't Stop Me Now」や、エンディング・ロールの「The Show Must Go On」まで映画同様ドラマティックな構成で聴かせてくれます。
「伝説のパフォーマンスを収録した新ベスト。感動の記録です!」
::more
2018.11
11
Category : 70's 〜 Recent Soul
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
curtis never

癒やしのメロウ・ソウルとなると、先ず思いつくのが70年代後半のカーティス・メイフィールド。76年の名仕事“Give, Get, Take And Have”との続きで聴いて、ぜひ夢見心地となっていただきたいのが77年の本作あたり。昔、実際にカセットに2枚をAB面に入れてカーステに常駐させてよく聴いてました。70年代前半では緊迫感溢れるファンクなアプローチが絶品のカーティスでしたが、70年代後半ともなるとストリングス&ファルセットを駆使した甘いグルーヴが冴えに冴え渡ります。曲のクオリティ、アレンジ共に今の時代にお手本となる、マジで全て素晴らしいアルバム。
 カーティスの作品でお馴染みヘンリー・ギブソンのコンガと優しいホーンが、スムースに愛の世界へと導く「Show Me Love」から、メロウ・カーティスが最高の形で昇華。続く「Just Want To Be With You」でも、ストリングスを効果的に使いながら魅惑のファルセットが炸裂。ここでも最高の相性を見せる女性コーラスは、キティ・ヘイウッド・シンガーズです。メロウなラヴ・ソングの連投は続きますが「When We're Alone」でも絶妙のコースを突きます。今の時代に聴いても決して古びない、生音中心のサウンド構築が気持ちよくグルーヴ。タイトル曲ともなるスロウ「Never Say You Can't Survive」で前半を〆ますが、以前のメッセージ色の強いカーティスもココで聴けます。ずっとスウィートな感触は維持。後半も、少しファンキーな感触も見せつつメロウにまとめる「I'm Gonna Win Your Love」、ゴスペル・チックに絡むキティ・ヘイウッド・シンガーズと、カーティスの美メロが光る「All Night Long」とスロウ&ミディアムで埋め尽くされながらも、ダレた感じが一切無いのが流石です。まろやかなメロディが人を優しい気持ちにさせてくれる「When You Used To Be Mine」も同様。そして最後に待ち構えるのが名曲「Sparkle」。もちろんアレサ・フランクリンが76年に大ヒットさせたあの曲です。この時期、人気者のカーティスはその才能を買われ、アレサ以外も映画音楽中心にグラディスや、ステイプルズを手掛けていて、どれも聴き応え抜群。カーティスがプロデュースした、アレサ版はアトランティック時代後期を代表する名演でしたが、本人によるセルフ・カヴァーもなかなかの仕上がりです。
「優しい気持ちが溢れた愛のアルバム。心の平穏を取り戻せますヨ」
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2018.11
06
Category : Funk
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 地球規模で愛されたファンク・バンド、アース・ウィンド&ファイアー。そのアースの最高傑作ともいわれるのが、ライヴ・アルバム+αの本作。演奏力の高さ、楽曲のクオリティ、ブラジルのテイストも加えたファンク・グルーヴ、洗練されたジャジーなアレンジなど、70年代以降のファンク・バンドでは最もフォロワーも生み最高峰まで上り詰めた人達です。シカゴの要人アレンジャー、チャールズ・ステップニーも関わっており、バンドとしても快進撃幕開けとなる頃で勢いもモノ凄い内容。モーリス・ホワイト、フィリップ・ベイリー等のヴォーカルに、ラリー・ダンの鍵盤、アル・マッケイのギター、ヴァーダイン・ホワイトのベースと聴きどころ満載です。ライブ・アルバム全盛の70年代の中、ソウル&ファンクのライヴでは突出したクオリティを誇る名盤が本作。
  冒頭のワウ・ギターから激ファンクなインスト「Africano/ Power」が登場で興奮必至。スタジオ版から2ランクアップくらいの名演です。続く「Yearnin' Learnin'」も更にヒートアップで、フィリップ・ベイリーのファルセットが炸裂のスロウ「Devotion」でクール・ダウン。なんとも憎い構成です。そして本作ハイライトとも感じるインスト「Sun Goddess」。元々ラムゼイ・ルイスのアルバムに収められた曲ながら、ここでの演奏の素晴らしいこと。フュージョン的ではありますが、しっかりファンクの血脈を感じます。フィリップ・ベイリーはお馴染み「Reasons」でも素晴らしい高音を聴かせてくれます。後半戦で畳み掛けるように名ファンク「Shining Star」も登場。タイトな演奏にモーリス&ベイリーのWヴォーカルも冴え渡ります。ライヴでは最終曲となるのが「New World Symphony」、長尺ながらベース・ソロなども交え退屈させないタイトなグルーヴを披露。演奏力の高さも、しっかり見せつけてくれます。そして凄いのが、単なるオマケに終わらないスタジオ録音曲の魅力的内容。フィリップ・ベイリーが歌う「Sunshine」、キャッチーなメロディが絶品な「Sing a Song」と軽く高次元のライト・ファンクを連発。タイトル曲「Gratitude」で重心の低い比較的ノーマルなミディアム・ファンクを聴かせてくれたと思ったら、ジャジーなコーラス・ワークも素晴らしいハイパー・ファンク「Celebrate」と中だるみや駄曲無しでガンガン攻め込みます。オーラスはモーリス・ホワイトの印象的なヴォーカルも光る「Can't Hide Love」。実はクリエイティヴ・フォースのカヴァー曲ですが、今や完全にコチラのアース版が有名。ディアンジェロの秀逸カヴァーも、こっちを元にしてます。
「大所帯ファンク全盛時の熱き記録。ファンクのアースといえばコレです!」
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2018.11
01
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 バラードがしんみり染みる肌寒い季節になってきました。秋の夜長、星を見上げて黄昏れたい感じの名曲も色々ありますが、“星影のワルツ”と言えば千昌夫(←古い)、“星影のバラード”といえばコノ人、レオ・セイヤーです。ほんと名曲というしかない素晴らしき大ヒットで、ディレイの効いたギター・フレーズ、分厚いコーラス、スムーズで美しいレオの歌声と、非の打ち所無しの大傑作です。しかしコノ曲、レオ・セイヤーが原曲やと思ってたらオールディーズ・ソングやったんすね。バディ・ホリーが亡くなった直後のクリケッツがオリジナルで、ボビー・ヴィーも60年代初めにヒットさせた曲をレオ・セイヤーが華麗にリメイクしたようです。正直、体にはレオのR&B調の名唱が染み付いてるので、Keyも低いボビーの方なんかは非常に淡白に聴こえちゃいます。
 そんなことでレオの大人気曲となった80年の名カヴァー“星影のバラード”こと「More Than I Can Say」。レオ自身は数多くのヒットを持った70年代を代表するイギリスのポップス・シンガーで、これも代表作のひとつ。言葉で言い表せないくらい愛してるという、なんともロマンチックなラヴ・ソングですが、こんなに素晴らしい曲の入ったアルバムはどんなんやろってことで80年の本作を聴きました。プロデューサーのアラン・ターニーが統一感を持って仕上げてます。冒頭の「Time Ran Out On You」から8ビートの軽快なポップ・ロックを披露。西海岸AOR風の爽やかさも漂います。「Where Did We Go Wrong」、「You Win、I Lose」とコーラスを効かせた洗練されたアレンジと、レオのシャウトも交えた上手すぎるヴォーカルが冴えます。裏を返せば、曲としてはたいして面白くないけどアレンジとレオの歌声が絶品なので、気持ち良く聴けちゃう感じ。ニューウェーヴ風な「Millionaire」を経て、後半戦はクリフ・リチャードも歌った「Once In A While」が登場。これも結構いい曲です。タイトル曲「Living In A Fantasy」や「Let Me Know」あたりのゆったりした感触も、レオ自身のソング・ライティング能力の高さも感じる良曲です。最後はマーチング・ドラム風のアレンジで惹きつける「Only Foolin'」。本作では一番激しくロック的なレオのヴォーカル・スタイルが味わえます。
「絶対的に素晴らしいレオの歌声。落ち着いて聴けます〜」
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