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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2016.09
29
Category : Southern & Deep
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
west side soul



J.ガイルズ・バンドやらストーンズの影響で、一時ブルースもガッツリ聴いてみようと思った時期もあったものの、あまりのめり込めなかったのが正直なところ。雰囲気は好きなんですけど。。ゴスペルっぽいB.B.キングや、ロックっぽいフレディ・キングは聴きやすくて良かったのですが真髄には触れれなかった感じ。そんな時、コレって!思ったのがマジック・サムの本作。カヴァー曲中心に、新たな解釈を吹き込んだ名作です。ブルース・クラシック「Sweet Home Chicago」のルーツが聴きたくて、この人に辿り着いたのですが、本元はロバート・ジョンソンだったんですね。にしても、聴きやすくR&B感覚で接することができるのが、マジック・サムの良いところ。数多いるブルースの偉人に比べると、ポップでソウルなのが素晴らしいです。
 なんといってもカッコいいのが冒頭のオリジナル曲「That's All I Need」で、コレはもろR&B。普通ならホーンが入って盛り上げる感じのもろシカゴ・ソウル調で、ギターをジャカジャカ鳴らしながらソウルフルに歌い上げてくれます。B.B.キング「I Need You So Bad」や「All Of Your Love」では王道タイプのブルースでペキペキ弾いてくれますが、サムのヴィブラートの効いた独特の歌声も魅力的です。そうテクニカルでもないのに、スリリングなフレーズをぐいぐい聴かせてくれるのがたまらんところ。強烈なブギをかましてくれるジュニア・パーカー「I Feel So Good (I Wanna Boogie)」など相当なカッコ良さです。ボビー・ブランド「I Don't Want No Woman」あたりで見せるノリのよいプレイ・スタイルは真骨頂ともいえる、ノリの良さ。活動期間が短ったのにファンが多いのも頷けます。そしてやっぱり最高なのがブルース・ブラザーズで多くの人が知ることとなった「Sweet Home Chicago」。今、聴いても親しみやすいブルースです。エモーショナルな歌唱も、ノリノリのギターも最高で、シカゴ・ブルースの代表作と言いたい名演。復弦で強烈に盛り込みながら、その合間に忙しなく単音弾きで迫るコンビネーションがカッコいいリトル・ミルトン「I Found a New Love」やジミー・マクラクリン「Every Night and Every Day」も定形のブルース進行で演ってますが、存在感あるギターで飽きずに聴かせます。またもやブギーを炸裂させるインストの「Lookin' Good」や、オーティス・ラッシュでも有名な「My Love Will Never Die」でも絶妙のプレイをカマしてくれます。ラストのJ.B.ルノア−「Mama Talk to Your Daughter」なんかは軽快でロッキンなノリ。ストーンズの初期が好きだった私は、すぐに馴染めましたヨ。
「ロックに近いスタイルで畳み掛けるマジック・サム。ブルースを身近に感じさせてくれます!」
::more
2016.09
25
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
BetweenthebuttonsUK.jpg



  ストーンズ・ファンにとって、消化するのに苦労したであろうアルバムが1967年の2枚。年初にコレ出して、年末にはあの仮装大賞を狙ったようなあのアルバムです。どこへ行こうとしてたのか、自分らでも模索してたんかなぁって思ったりしますが、アルバムでビートルズやらビーチ・ボーイズとかが評価を上げて、キンクスやディランが独自の世界を築きつつあった中、ちょっと焦ったか。でもこの人等が演ってると思うと愛着は沸くのです。なんでか分からんけど。この時、シングルでは“Ruby Tuesday”や“We Love You”、“Dandelion”とかで、お花畑のど真ん中。でも翌年には覚醒して“Jumpin' Jack Flash”に“Sympathy for the Devil”ですから。あかんと思ったらすぐ切り替える、この対応力の速さがストーンズの真骨頂。
 さて本作。ストーンズ史上でも黒人音楽から距離があった時期で、見方によってはジャック・ニッチェ(←フィル・スペクターのブレーン)が絡んだ洗練されたアルバム。とはいえ最大のライヴァル、ビートルズの同時期“リボルバー”とかからすればショボいです。(←スンマセン!) 古新聞と一緒で女も古いのはいらんっとかます「Yesterday's Papers」、遊びの女に出しゃばるなと言い放つ「Back Street Girl」など可愛いアレンジながら歌ってることは不遜なのがストーンズらしくて良いです。ブライアンが吹きモン演ったり、マリンバにシタールやらサイケなストーンズを彩ります。キースがソロ・ライヴで取り上げた「Connection」、もろボ・ディドリー・スタイルで「Please Go Home」、比較的シンプルなロックン・ロールなのが逆に目立つ「Miss Amanda Jones」など、今のロニー含むでメンバーで演ったらハマりそうな曲もあって、ここらは個人的聴きどころ。「Who's Been Sleeping Here?」なんかは名作“Beggars Banquet”の空気感でミックが迫ります。最後はレイ・デイヴィスの曲かと思うほどキンクスっぽい「Something Happened To Me Yesterday」でミック&キースがデュエットです。全然、ストーンズっぽくないけど、賑やかなアレンジ含めなんか楽しい曲でわりとイイです。
「サイケな時代も、似合わないスタイルで頑張ったストーンズ。長い人生、いろいろあります!」
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2016.09
19
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
kinks.jpg Kinks300.jpg



 FMラジオが主要な音楽源だった頃、屁理屈評論で有名な雑誌編集長のDJ番組で聴いた最初のキンクスが「All Day and All of the Night」。コレを真似たのがドアーズの“Hello, I Love You”だというバカみたいな内容ながら、キンクスのガシャガシャしたサウンドには一発で惚れ、“なんとカッコええ曲や”と録音テープをリピートしまくりでした。80年代前半は来日していない現役3大バンドとかいって、ストーンズザ・フーと共に神格化された感じでしたが、ちょうどその頃来日も果たしベスト・ヒットUSAに出てきたのもうっすら記憶にあり。そんなキンクス、Voのレイ・ディヴィスはミック・ジャガーほどクールには子供心に映らず、シニカルなしゃくれのおっさんという印象でしたが、曲は猛烈にカッコ良かったのです!
 これは64年のデビュー作で、UKビート・バンドや80sめんたいロックが好きなら必須のナイス・サウンド。この時期のバンド、必ず何らかロックン・ロールのカヴァーを演ってて、のっけからレイの弟デイヴが歌うチャック・ベリーBeautiful Delilah」(←ストレイ・キャッツ版も必聴)を演ってて“よっしゃ〜”となります。皆が演ってた「Too Much Monkey Business」もあり。他もレイジー・レスターのブルースをぶっちぎり改作した「I'm a Lover Not a Fighter」はじめ、トミー・タッカー「Long Tall Shorty」、ボ・ディドレー「Cadillac」、スリム・ハーポ「Got Love If You Want It」などR&B系カヴァーもシャープに演奏してます。で、凄いのがオリジナルも劇的に高品質なとこで、代名詞ともいえる大ヒット「You Really Got Me」ではパワー・リフ・ロックの先駆者って感じで個性炸裂。歪んだサウンドがクールで、キンキー・サウンドここにありです。モッズ・ビート・サウンドの典型「So Mystifying」も良いですが、プリテンダーズもカヴァーした名曲「Stop Your Sobbing」に、「Just Can't Go to Sleep」と哀愁系もイイ曲書いてます。
 デラックス仕様では、デビュー・シングルのリトル・リチャード曲「Long Tall Sally」、“You Really Got Me”のシングルB面「It's All Right」、これまたヒットしたキンキー・サウンド第2弾にして超重要曲「All Day and All of the Night」なんかのシングル・オンリー曲や“Kinksize Session" (EP)”、当時のヒットやチャック・ベリー「Little Queenie」を演奏するBBC Liveまで収録。
「やはり捨て難い魅力のキンキー・サウンド。モッズ・ファッションきめて聴きたい音!」
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2016.09
14
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
984.jpgThe7194042.jpgThem.jpg



 モッズな感覚がたまらん、アメリカ発のR&Bに影響を受け独自のビート・ロックを形成したUK60年代の連中。音楽のシャープさ、クールなファッション、アート感覚とコノ時期特有の魅力があります。今でこそ、渋い歌も素直に良いと思えるようになったヴァン・モリソンも、昔は“短足の小太り”のビジュアルが災いしてクールに思えなかったもんです。でも、グイグイ尖ったR&Bビートで突っ走ったモリソンがキャリア初期に在籍していたゼムは、ずっと好きでした。そんなゼムも、上っ面しか聴いてなかった(←いっつも)のですが、最近にアップルで聴いたヴァン在籍時のコンプリート集はなかなかシビれるパフォーマンスが連発でした。レア化してた1stと2nd、シングル曲にライヴ音源とブチ込んだ優れモノ。これは看過できません。
  まず登場が64年デビュー・シングル「Don't Start Crying Now」。スリム・ハーポの元歌をスピードアップした演奏にどす黒い歌が乗っかるナイス・トラック。ストーンズ初期アニマルズ好きは必聴です。そして最強シングル「Baby Please Don't Go」に「Gloria」は、間違いなくベスト・トラックで、後者は多くのカヴァーも生んだモリソンのオリジナル。歴史に残る名演と言い切れます。ヒットしたバート・バーンズの「Here Comes The Night」も聴かせますが、1stの冒頭を飾った「Mystic Eyes」は鳥肌モン。ロックに求めるスリルと、黒さを見事両立!シビれる〜 R&Bマナーに則ったオリジナル「If You And I Could Be As Two」、「Little Girl」もモリソンの途轍もないダミ声がクールに響き渡ります。ロスコー・ゴードンの「Just A Little Bit」、ジミー・リード「Bright Lights, Big City」、ストーンズも演ったクラシック「Route 66」なんかのグレイト・カヴァーもキメてくれます。'66年の2ndアルバムでも、ソロ作よりも黒さ満開でカヴァーを披露。ニューオリンズの「Something You Got」、ボビー・ブランド「Turn On Your Love Light」、スクリーミン・ジェイ・ホーキンス「I Put A Spell On You」、レイ・チャールズ「I Got A Woman」、御大J.B.Out Of Sight」、ファッツ・ドミノ「Hello Josephine」と、ストーンズの3rdに匹敵の真っ黒け。後のソロに通じるようなディランの「It's All Over Now, Baby Blue」や自作「My Lonely Sad Eyes」、「Hey Girl」も演ってます。脱退前のEP「Friday's Child」では結構フォーキーな感覚も出しつつ、ブルース「Baby What You Want Me To Do」、「Stormy Monday」を愛情たっぷりに。後半はデモ音源や別テイク中心ですが、白眉はBBCでのライヴ。「Gloria」や「Here Comes The Night」をバシッとキメてます。 60'sビート・バンドっぽいシングル曲「Call My Name」や「Bring 'Em On In」もキャッチーで良いです。
「ベルファストのソウル・マン、原点がココに。ゼムの決定盤です!」
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2016.09
10
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
hollyeoodb.jpg 220px-At_the_hollywood_bowl.jpg



自分がビートルズを知った頃はレコードの時代。その頃、普通に店で売られてたのが“スーパー・ライヴ”っていう全盛期のライヴ盤でした。なぜかコレだけは兄貴も持ってなかったので未聴でしたが、CD化が進んでボツボツ出るやろと思って十数年。完全お蔵入りかと思ってたら遂に出ました。追加曲も加えたパワーアップ仕様で! 64年、65年のアメリカ・ツアーでのライヴで、当初“彼等なら、なんでも売れる”と商魂たくましい米キャピトルの依頼でジョージ・マーティンが録音したものの、2万人近い観客の悲鳴に近い歓声や録音の悪さでボツになったもの。で、解散7年後再びクリーンアップ&リミックスして出されたそうで、当時のビートルズのヒット曲が熱くラフな演奏で聴けます。CD時代に出た“BBC Live”より、万人向けの内容でコレは嬉しいプレゼント!
 オープニングはジョンの熱い歌唱が炸裂の「Twist and Shout」。のっけから凄まじい歓声です。これではモニターの音も聴こえんかった筈です。ポールの「She's a Woman」に続き再びジョンの強烈シャウティング・スタイル「Dizzy Miss Lizzy」と、R&Bビートルズが好きな人にはたまらん展開。65年の大傑作「Ticket To Ride」でこれぞ真骨頂というスタイルで魅せてくれると、大ヒット「Can’t Buy Me Love」、渋いポールの個性が光る「Things We Said Today」と続けます。緩急つけた演奏が新鮮な、ジョージお得意の強烈ロックンロール「Roll Over Beethoven」、リンゴのVoコーナーでは1stから「Boys」が披露。フロント3人の“パッシュワ”コーラスが最高です。「A Hard Day's Night」ではイントロの謎のコードがライヴでも響き渡り、以降は怒涛のヒット曲連打で「Help!」、「All My Loving」、「She Loves You」と絶妙のアンサンブル、ハーモニー、躍動感が堪能できます。まさに“4人はアイドル”を実感。ポール18番のリトル・リチャード譲りの絶叫シャウト「Long Tall Sally」がラスト・ナンバーですが、今回リニューアルで4曲が追加。中でも嬉しいのがビートルズ自作R&Bでは最高峰クラスの「You Can’t Do That」の収録。初期の大ヒット「I Want To Hold Your Hand」はともかく、ジョージの師匠ともいえるカール・パーキンス名作「Everybody’s Trying to Be My Baby」もロカビリー・ファンはガッツポーズです。オーラスでジョンのセンス光る「Baby's In Black」と、大好きな“フォー・セール”からで〆っちゅうのもよろしいです。
「当たり前のように全部お馴染みの曲なのが凄いビートルズ。全盛時の公式ライヴ、堪能あれ!」
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2016.09
07
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
syouso.jpg

 いつも聴くたびに“刺さってくる”椎名林檎嬢。なにかしらエレジーを感じます。そう、湯の町エレジーです(←関係ない)。 音楽の引き出しの多さにも圧倒されますが、なによりも感じるのが歌詞から音像まで描きたいビジョンがしっかりあって曲を作ってるやろうなぁっていう凄さ。コードとか、リフをチャラチャラ弾いて作った感じではなく、昔の筒美京平とかの歌謡曲とかバート・バカラックみたいな、ちゃんとしたメロディや起承転結もキッチリあって、独特の世界観を持った歌詞。レンジの広い憂い有る美しい声なのに、拡声器をガンガン使ってパンキッシュに迫ったり、ジョニー・ロットンばりに巻き舌で暴力的に歌ったりとホント奇想天外です。ドピュッシーから、トッド・ラングレンにレッチリ、マーヴィン・ゲイビートルズ、ブランキー・ジェット・シティー、昭和歌謡、ニーナ・シモンとバック・グラウンドも凝り固まることない影響の受け方もカラフルな音楽にリフレクトされてます。そして何より魅力なのがチクチクする痛みと、優しさが同居する個性的な歌唱です。
 その魅力爆発となったのが2ndアルバムの本作。アレンジャーでありベーシストの亀田誠治のセンスも抜群です。白衣姿のちょっと病んだ眼つきの美女が巻き舌でかます「本能」で大ブレイクでしたが、拡声器をガンガン使ってパンキッシュに迫った様はインパクト絶大でした。一種の怖ささえ感じる大傑作「ギブス」と「罪と罰」の追い打ちはさらに上回るインパクトで、圧巻の一言。もう凄まじい曲で、二十歳すぎの女の子が歌ってるとは思えないオーラでした。BGMにならない刺激的な言葉選びに加えて、流行歌にもなるキャッチーな魅力を兼ね備えてるのが凄いです。このシングル3曲だけでも圧倒されますが、アルバム冒頭の「虚言症」から「浴室」、「弁解ドピュッシー」の流れも強烈。ハウスっぽくも、パンクっぽくも全部、この人の一部であり林檎自身の個性で見事な統一感です。普通のミュージシャンならブレてるように感じるとこも、すべて孤高の才能として感じちゃいます。中でも「闇に降る雨」はメロディも秀逸で4枚目のシングルにしていたらヒットしてたと感じる逸品。他も、ノイジー&スペイシーながら印象的なメロディの「アイデンティティ」、突き刺さる歌詞に唸る「月に負け犬」に「依存症」と強力な楽曲多数収録。
「今やオリンピックの音楽監修もするビッグ・ネーム。日本を代表する才女です!」
::more
2016.09
03
Category : Man's World
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
blue rc

 そろそろ帰る頃やと思いつつ7年継続中の東京勤務で、ひがみ根性からかずっと拭えない関西人としてのよそ者感やアウェイな感覚。野球でも純血を重んじる巨人軍など伝統あるチームでは、トレードで来た選手等が疎外感を感じるそうですが、そういった外様選手の活躍には心打たれるものがあります。登録メンバーがいなくなった死闘延長戦でキャッチャーまでこなした元広島・木村拓也、その木村コーチが亡くなった追悼試合で逆転満塁ホームランを放ち男泣きした元オリックス谷、古巣ソフトバンク杉内があと一球で勝利投手となる場面で劇的な代打同点ホームランを放った南海最後の戦士・大道、粘りに粘って四球出塁した川相の姿に感動しスランプの中で決勝打を打った元近鉄・石井浩、鈍足ながら気迫の1塁ヘッドスライディングでスクイズを成功し王監督をも感動させた元近鉄の有田、と泣ける歴史的名場面には多くの“よそ者”の活躍がありました。
 そんなことでRCサクセションのキティ時代、お気に入りスロウだったのが名曲「よそ者」。オーティスが好きだったキヨシローの嗜好をモロに反映した大傑作バラードで、BLUEな気分になりがちな9月に合います。メロディ、アレンジ、Gソロまでなんとも言えない雰囲気で今も大好きな曲。80年代に突入しブレイクしたRCは“サマー・ツアー”でザ・ベストテンまで出ましたが、がっつり聴いたのはコノ曲が入った本作まででした。まだ不遇時代の貯金みたいに溜め込んだ名曲がまだ掃き出せた時期で、ほとんどイイ曲揃ってます。小川銀次時代から演ってたヘヴィなナンバー「ロックン・ロール・ショー」、古井戸の曲をルーツに持つ「Johnny Blue」、人気のスロウ「多摩蘭坂」、リフもカッコいい「ガ・ガ・ガ・ガ・ガ」と印象的な曲が並びます。後半は、友との死別を歌った「まぼろし」、ロッキンなバンドの印象を決定づけたチャボが歌う「チャンスは今夜」とやはりインパクト抜群ですが、個人的ハイライトはラスト2曲。傑作「よそ者」から「あの娘のレター」で締めるキヨシローの勇姿は惚れぼれします。両方ともソウル趣味がモロに出た傑作で、当時のバンドでこの感覚を持ち得たのはRCだけでした。
「それまでのロックからすれば、完全異質のよそ者だったRC。ガキどもをバッチリ虜に!」
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