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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2016.04
29
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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おっさん連中にとって一大イベントとして記憶に残るイベント1985年の“ライヴ・エイド”。アフリカ飢餓を救う名目で当時の売れっ子アーティストが一致団結したコンサートで、今ではありえないですが、フジテレビで夜の9時から翌日のお昼までぶっ通しで生中継された全世界注目のチャリティー・コンサートでした。ロンドン、フィラデルフィアの米英2ヶ所生中継で当時の売れっ子アーティストが全て出演するという画期的なコンサートで、眠い目をこすりながら音楽ファンかぶりつきで見たもんです。
 そのワクワク感満載でTVを見ていたロンドン・ウェンブリー・スタジアムからのオープニング。どんなビッグなアーティストが登場するのだろうと、見ていると、出てきたのは高校生の私など全く知らないステイタス・クォ−なるバンド。“なんじゃ、こんな無名のバンド、この世界的な大イベントのオープニングがコレかいっ”と思ったのも束の間、曲が始まると聴衆一体が大盛況。一気に全世界のハート鷲掴みでした。そこで演奏された「Rockin' All Over the World」はCCRジョン・フォガティのカヴァー・ヒットで、バンドも英国の国民的人気バンドだということでした。ロックン・ロールがいかに素晴らしいかを、まさに世界中に一発で伝えてくれる名演です。まぁとにかく、その頃の日本では1枚もレコードが店頭に並んでないようなバンドでしたが、圧倒的な人気と演奏のカッコ良さに目が点になりましたヨ。この記憶に残るイベントのトップ・バッターを飾ったステイタス・クォ−の曲をフィーチャーしたアルバムを今さらながら聴いてみました。冒頭の「Hard Time」から、なんてことないゴキゲンのブギーR&R。これはノレます! ボ・ディドリー風の「Let's Ride」、パブ・ロック風「You Don't Own Me」、ゴリゴリのブギーで押し通す「Rockers Rollin'」など頭空っぽにして聴きたいストレートな直球をズバズバ放り投げます。フランシス・ロッシとリック・パーフィットのテレキャス抱えた二人の息もバッチリ。思わずチャック・ベリーの直伝のボトム・リフを弾きたくなります。後半はわりとバラエティ豊かで、カントリー風味な「Dirty Water」、ギターリフも楽しい「Hold You Back」と、最後まで一緒に歌いたくなるような親しみやすさも抜群。最後にボートラ扱いの「Getting Better」はビートルズのあの曲。お茶目な一面も持ってます。
「夜の9時ゴールデンタイム、日本全国TVにステイタス・クォ−が流れたアノ日。最高のオープニングでした!」
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2016.04
26
Category : Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 なんとなく聴きたくなった80年代を象徴する大曲「We Are The World」。というのも、電子ブックで“ウィー・アー・ザ・ワールドの呪い”っていう、ちょっと面白い本を読んだとこだったので。ジャケにある集合写真に写らなかった人物の逸話なんかも興味深いモノでした。提唱者Harry Belafonte、予期せず参加してくれたSmokey Robinsonなどを除いて、唯一リード・シンガーの立場でリード・パートが無かったジューン・ポインターの話や、これに機に2年後くらいまでに参加アーティスト皆が失速していく説は、通勤の暇つぶしには結構おもしろい話です。要は叶うはずのなかった夢の共演が果たされてしまい、世界的に露出されまくったことによって、アーティストに必要な神秘性とかカリスマ性が薄らいだということです。参加アーティストは「親公認のアーティスト、前時代の象徴的存在」となってしまったのと同時に、老若男女、ザ・ベストテンの曲のように支持されることがなくなっていきます。この辺りから音楽が細分化されたのは偶然かもしれないとはいえ面白い視点です。やっぱ小出しにエエもんは出していかなあかんということで、これはブランド商売と似ています。
 しかしベタながら素晴らしい曲であることには変わらない「We Are The World」。当時のマス・レベルでの米国人気アーティストが奇跡の集結を果たした歴史的セッションです。クインシー・ジョーンズ仕切りながら白人・黒人をバランスよく配置し、Michael JacksonLionel Richieが曲を書いた神曲。“Let It Be”や“Bridge Over Troubled Water”のようなクラシックを目指したといいます。歌唱の存在感が大きかったStevie WonderBruce SpringsteenBob DylanRay Charlesなんかの登場場面はシビれます。1パースながらDionne WarwickBilly JoelDaryl Hallなんかも大貢献。特に生きていたら参加してた筈のサム・クックならこう歌ったであろうSteve Perryや、本来プリンスが歌うハズだったところをドタキャンしたため急遽歌ったHuey LewisからCyndi Lauperへのマイク・リレーなど感動の場面満載です。もちろん復活を果たしていたTina Turnerや、 Kim CarnesDiana Ross等の大御所も登場。チャリティーという大義名分の下とはいえ、この高揚感は、細分化されまくった今、もう後にも先にも無いかもです。アルバムは他に、Prince & The Revolutionの「4 The Tears In Your Eyes」や、The Pointer SistersChicagoの曲も収録。なかでもNorthern Lights「Tears Are Not Enough」はカナダ人オールスターズでJoni MitchellNeil YoungBryan Adams、Mike Reno (Loverboy)、Ronnie Hawkinsらが参加。
「実は全然、平等じゃない人間社会。派手なチャリティーもいいけど、金持ちは黙って再分配すべし!」
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2016.04
23
purple rain



 あっけない幕切れ。プリンスが逝っちゃいました。(そして子供のとき、唯一年賀状をもらった野球選手、山本功児さんも・・) 寂しい〜。還暦にも到達していない、現役アーティストだけに結構な衝撃です。最初の出会いはTVで見た“1999”で、正直ゲテモンやと感じた人です。“なんで黒人やのに、ロックに媚売ったような音楽をするんだろう?”と思ったのですが、それはミネアポリスという極端に白人率が高い環境で育った中での自然な現象だったということ。でもその独自性の高い黒くもポップな音は、頭に残りまたリピートしたくなるという中毒性がありました。ディアンジェロ岡村靖幸もプリンスがいなければ、出てこなかった人です。とにかく、才能の塊みたいな、突出した創造性を持った天才の夭逝。近年の好調な多作ぶりの中、まだまだ影響ある現役感ある大物だっただけに大きな喪失です。
 なんといっても本作のハイライトは「When Doves Cry」。一番最初に殿下で好きになった曲です。厳かで哲学的ながら、ベースレスのサウンドが逆に緊張感を生んでいて、最も独創的なファンクを感じます。あと大好きなのが「Take Me With U」みたいな、ちょっと毒気のあるポップ・サウンドで、これは今に至るまで最大の個性に。またこれまでのファルセット中心の密室性の高いファンクから、開放的でロック感覚の地声炸裂バンド・サウンドが特徴的で、発売当時ここで一気に大ブレイクしてました。象徴的なのが冒頭の「Let's Go Crazy」や「Computer Blue」。シンセやドラム・マシンも多用して、従来ソウルには無かったファスト・テンポで勢い良く聴かせます。とはいえファルセットが光る退廃的で美しいスロウ「The Beautiful Ones」は聴きモノ。このタイトルで自伝も近々に出す予定だったみたいです。エロさ漂う「Darling Nikki」も一種のスウィート・ソウルで、伝統的なソウルのマナーにも敬意を払っているのがカッコいいです。ヒットした「I Would Die 4 U」や「Baby I'm A Star」では大衆に歩み寄ったようなポップでロックな分かりやすさ。そして非常に美しい曲ながらゴスペルまで感じさせるのがラスト大曲「Purple Rain」。アルバムをアートとして取り組んでいた殿下の崇高な美曲で終演です。
「J.B.、マイケル、プリンスと巨星が去ったこの10年。穴は大きすぎます。R.I.P.」
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2016.04
19
Category : 50's Pioneers
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
newport.jpg



  突然、襲ってくる非日常。地球上で頻繁に地震が起きますが、1人でも友達がその地にいるとなると、当たり前のことながら身近に感じ、怖くもなります。被災し翻弄される地域の方々に対し平穏な生活が戻ることを祈るだけです。本来、ここで天国へ行く予定じゃなかったのに連れて行かれた人や、家を離れなければならない人には、何とも言いようがありません。何もできない地の人ならささやかな支援だけでもするのが懸命です。でも、こういうときにはフェイスブックってのは役立ちますね。久しぶりに使いましたが、安否確認の連絡網としては最適です。仲良かった熊本在住の先輩にも連絡が取れて一安心です。そこでアップされてた、製薬会社勤務の別の先輩ベーシストが自ら出演する、笑みが溢れるCMも見れてホッコリです。そんなことで、普段の喜んで聴いてるアホみたいな音楽も、なんとなく後ろめたくてスッと入ってきませんので、神に祈る気持ちでスピリチュアルな黒人霊歌です。
 人間、誰しも気弱になったときには何かにすがりたくなるもの。無宗教な私も時に都合よく神に祈ります。元々、無理矢理に奴隷として連れてこられた黒人が、与えらたキリスト教を元に苦しみからの解放を求めて発展させたゴスペル。祖父母が奴隷ニグロだったマヘリアの伝説のニューポート・ジャズのライヴでは「An Evening Prayer」から、優しく、雄大に、力強く人間を鼓舞してくれます。ミルドレッド・フォールスのピアノ、オルガンと共にマヘリアの声は会場を一体にします。映像でもお馴染みの「Walk Over God's Heaven」から「The Lord's Prayer」の流れはなんとも感動的です。リズミカルな躍動感を持ったゴスペル「Didn't It Rain」や、美しすぎる「My God Is Real 」、スタンダード「Joshua Fit The Battle Of Jericho」と、ごま塩と飯だけがこんなに旨かったのかというように惹きつけます。そして最後に、どんな苦境にあっても神は見守ってくれると説く「His Eye Is On The Sparrow」。あらゆる人を励ましてくれる素晴らしい歌唱です。
「苦しい時に心をリセットするのは大変なこと。人の力で励まし合ってください!」
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2016.04
14
Category : Funk
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 なぜか研修で伊勢・志摩へ。ウチの若い連中を連れて引率だったので、自由な時間は少なかったけど、真珠産業の生態系厳守や海を汚さないシステム、ゲノム解析などなかなか他国に誇れる自国産業だと再認識。インバウンドでも人気なワケです。伊勢在住のアニキ分に来月サミットやと教えてもらい、バスの運ちゃんに開催の“志摩観光ホテル寄ってくれ”とメニューに加えるもすでに厳戒体制。。修学旅行以来の伊勢神宮では家族のことをお祈りしたら、20年も歳下の後輩に「個人的な御祈りはダメなんすよ」と忠告され、「俺の家族の平和は世界平和、おまえは五十鈴川で体ごと清めとけ!」と返して大ウケしたので満足です。そして”捨豚”なる美味いすき焼き屋で「帰って各自の職場で言うなよっ!」と昼間から宴会。素晴らしい引率隊長と評判上々でご満悦です。そんな三重ツアーの近鉄電車で聴いたのはネヴィル家のオッサン連中。長年、飽きない良いアルバムです。
 旅のお供に最高な、ウキウキ気分を高揚させるオープニング・ナンバー「Hey Pocky Way」からご陽気な展開。地を這うファンク「Fire on the Bayou」と共にミーターズ時代からのオハコです。軽快ファンク「Sweet Honey Dripper」も本作のお気に入り。ええ感じでノレます! ムーングロウズのカヴァー「Ten Commandments of Love」や、ナット・キング・コールの「Mona Lisa」では、アーロンの神聖なスロウに五十鈴川並みに心洗われます。また、なんとも穏やかな気分になれるのが、アートが歌う「Sitting in Limbo」。これはジミー・クリフの歌で、素晴らしきカヴァーです。地元クラシック「Bro. John / Iko Iko」、カリブ・ルーツの民謡「Run Joe」なんかでのニューオリンズ色が色濃く出た曲では、グループ随一のソウル・マン、シリルの熱い歌が冴えます。どうでもエエのですが、シシー&ホイットニー・ヒューストン母娘や、Dr.ジョンもどこかで参加してる模様です。
「ネヴィル兄弟を聴くなら、まず本作。ネヴィル神社の鳥居みたいなモンですわ」
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2016.04
11
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
trueth st



 湿度の低い乾燥系の音楽でいうと筆頭に挙げたいのがドゥービー・ブラザーズ。マイケル・マクドナルドがメインの時も激素晴らしいですが、土臭いトム・ジョンストン主導の時代が一般的にはパブリック・イメージとして強いところ。70年代はオールマンズやJ.B'sはじめツイン・ドラムが流行ってましたが、このドゥービーズもそう。迫力あるサウンドに加え、なんかイカついのが良いです。サザン・ロック的なスタイルながら、Mr.ドゥービーともいえるパット・シモンズのフォーク趣味がしっかり出てるのが初期の特徴。しかも西海岸的なカラッと爽快なのが気持ちエエところで、体にも良さそうな美味しいコーラスも魅力です。この2ndから加入したグルーヴ・メイカーの黒人ベーシスト、タイラン・ポーターも冴えてます。
 ヒット曲がいっぱいある大物ですが、何年経っても色褪せないクラシック的傑作はなんといっても「Listen To The Music」。トム・ジョンストン一世一代の名曲やと思います。“音楽を聴いてハッピーになろう”となんとも単純で素晴らしい歌詞に、声高らかに歌いたくなる素晴らしいメロディにコーラス。自分も昔、バンドで演ったことあって、なんとも幸せな気分になれる名曲やと体感しました。この名曲は肌の色問わず共感を呼び、アイズレー兄弟、キャンディ・ステイトン、ブルーイのインコグニートと各々名カヴァーを残してます。続く「Rockin' Down The Highway」も超グレイトで、オーヴァードライヴしながら疾走するサウンドに重厚なコーラスがドえらく気持ちいい曲。若いとき、営業でよく朝出発時にカーステで鳴らして最高の気分でした! ポップ感覚が楽しい「Mamaloi」に、フォーキーな「Toulouse Street」はパットの楽曲で、こちらも良いアクセントに。シールズ&クロフツの「Cotton Mouth」、ソニー・ボーイ・ウィリアムソンの「Don't Start Me To Talkin'」とカヴァーではトムの豪快な感じが程よく出てます。マイケル・ホザックとジョン・ハートマンのツイン・ドラムも印象的なキリスト讃歌「Jesus Is Just Alright」はコンガも加わってグルーヴする最高のドライヴィング・ナンバー。これはゴスペル・ナンバーながらライヴでも必ず演ってるドゥービー・クラシック。再びトムのフォーキーな「White Sun」、豪快ロック「Disciple」と緩急つけながらアコースティックな小曲「Snake Man」で憎い〆。余談ですがレコードで聴いてたときのエロい中ジャケも最高でした!
「アメリカン・ロックの代名詞とも言いたい大陸サウンド。気持ちエエ〜」
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2016.04
09
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 最初、泥臭すぎて無視してたオールマン・ブラザーズ。ちゃんと聴いてなかっただけで、大学時代に先輩ミュージシャンからライヴ・ビデオを借りて以来徐々にハマってしまいました。ディッキー・ベッツ主導のコンパクトなヒット曲は聴けても、独特の長尺演奏主体のサザン・ロックはどうも苦手でしたが、大人になって分かりました。このグルーヴが! ちょうどその頃、J.B.にも浸ってたので長尺グルーヴにも耐性ができてて、受け入れにちょうど良かったです。今では、すっかりライブラリーに欠かせない人達です。
 そんな初期のオールマンBros。名盤の誉れ高いこのフィルモア・ライヴは人気が高く、オリジナル形態から拡大、更なる拡大を繰り返して今ではアップルさんのお陰で3日間の全貌37曲を、日によって楽しみながら聴かせてもらってます。他のアルバムに分散してた音源もまとまって聴けるのは素晴らしいです。中でも馴染み深いのは元々のLP2枚組に収められた厳選の7曲。2日目の1stショー、2ndショーからがメインで陶酔グルーヴが満喫できる演奏。スカイドッグの異名を持つデュアン・オールマンと、ディッキー・ベッツのツイン・ギターに、熱い歌とオルガンが最高なグレッグ・オールマン、今をときめくデレク・トラックスの叔父にあたるブッチ・トラックスを含むツイン・ドラム等で迫力あるライヴが聴けます。冒頭のタジ・マハール版を豪快にカヴァーした「Statesboro Blues」、エルモア・ジェイムス「Done Somebody Wrong」から迫力で、デュアンのスライドも炸裂。絶妙のアンサンブルです。ストレートなスロウ・ブルース「Stormy Monday」はT-ボーン・ウォーカー曲でかなり濃厚。そして最高なのがファンキー・ブルース「You Don't Love Me」でデュアン&ディッキーのGバトルに加え、オルガン、ハープのソロもスリリング。熱いジャム・セッション「Hot 'Lanta」、ディッキー作のドラマチックな「In Memory of Elizabeth Reed」とデュアン亡き後も、愛されて演奏され続けるインスト曲も最高級のグルーヴが満喫できます。ラスト、Gオールマン作の名曲「Whipping Post」は20分以上に渡る熱演で、デュアンの独創的かつ壮絶なGソロは白眉。変拍子的な構成も、ムチャムチャかっこいいです。“The 1971 Fillmore East Recordings”と題された完全版では上記名演の別日ヴァージョンや、“Eat a Peach”でお馴染みクロージング・ショーの重要曲「Don't Keep Me Wonderin」、「One Way Out」、「Trouble No More」など18番がズラリ。アンソロジー収録だった名曲「Midnight Rider」や、エルヴィン・ビショップやスティーヴ・ミラーも参加のブルース「Drunken Hearted Boy」、35分の熱演となるファンキーな「Mountain Jam」も切れ目無しでバッチリです。
「黒人ブルースを、緊張感溢れるサザン・ロックとして体現したグレイトな人達。酔える!」
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2016.04
06
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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普通に土の匂いのするロック・アルバムを聴こうとしても、古いのを探さなければいけない時代となっちゃいましたが、現在進行形で良い作品を連発してくれる頼もしい人等もいます。それがテデスキ・トラックス・バンド。ナカナカの美人ヴォーカル&ギタリスト、スーザン・テデスキ嬢が、夫であるデレク・トラックス(←オールマン・ブラザーズ系の凄腕スライド・ギタリスト)と組んだファミリー・ユニット・バンドです。同じ夫婦ユニットとしてデラニー&ボニーとも比較されたりもする激スワンピーなバンドで、このたび待望の再来日。桜も満開となった4月の九段下、武道館でのライヴを観戦です。
 この種のバンドが希少種でウェルカムといっても、ただブルージーに演ればエエというだけでは客はついて来ません。その点、この人等はひと味ちゃいます。普遍的に素晴らしい“Made Up Mind”や“Midnight In Harlem”という名曲もちゃんと持っていて、武道館でも演ってくれました。今回のライヴで、狂喜したのはアンコール最終で演ってくれた“With a Little Help From My Friends”。イントロのあのオルガン・フレーズから歓声です。現代のスワンプ・バンドらしくMad Dogs時代のジョー・コッカーVersionでスーザンが激唱するという美味しいもので、他にもカヴァーはデレク&ドミノス「Keep On Growing」やエルモア・ジェイムスも披露。一方、今年に入ってから発表された、この最新作からも結構演ってくれていて、アルバムのトップを飾ったクラシックとなりそうな名曲「Anyhow」や、ファンクな「Don't Know What It Means」、Mike MattisonがVoをとる「Crying Over You」、オールマン・テイストが嬉しい「Let Me Get By」、ノーザン・ソウルな「I Want More」、ボビー・ブランドのブルース「I Pity the Fool」など、実にエエ感じで演ってくれてます。ちなみにMikeはオールドR&Bの「Sticks and Stones」もライヴでは披露でノリノリ。今回は聴けなかったけど、他にも本作には、実にスワンプな「Laugh About It」、レイドバック期のクラプトン彷彿の「Just as Strange」、カントリーの香りもする「Hear Me」、サザン・ソウル・テイストが嬉しい「In Every Heart」などイイ曲がいっぱい。1stの頃から比べると、よりソウルっぽくなってるのもポイント高しです。Deluxe Editionでは何とボウィの「Oh! You Pretty Things」カヴァーの他、Alternate Mixや2015年のN.Y.ライヴも収録。
「デレクさん、ゲスに浮気せんと末長く一緒に演り続けてくださいまし!」
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2016.04
01
Category : Groovy & Mellow
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
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 いよいよ桜満開。春の陽気に包まれ、桜並木にも心踊ります。今日は二子玉川でしっかり拝見。気持よくウォーキングするお供にも、ドライブのBGMにも最高の選曲で楽しませてくれるのは、日本が世界に誇るプレイリストCD“フリー・ソウル・シリーズ”! しかしどれ聴いても定番から発見曲までホント楽しませてくれる選曲でグレイトです。春麗らな気分にベスト・フィットな選曲と声を大にして言いたい見事な選曲で聴かせてくれます。
  Earth, Wind & Fireの「Brazilian Rhyme」から、Gipsy Kingsの「DJobi DJoba」とラテン・テイストで冒頭を飾るのがまず憎いトコ。続くウキウキ・ソウルの定番「Am I The Same Girl」で、ジャズ界の女王Salena Jones版があることをシレっと教えてくれたのも、このコンピ。70年CBS録音で原曲の良さに程よいアダルト・テイストをブレンドしてるのが素晴らしいです。発見だったのはサザン系バンドWet Willieのグルーヴィーな79年名曲「Weekend」や、マイアミの歌姫Betty Wrightの作者にスティーヴィー・ワンダーも名を連ねる81年共作「What Are You Going to Do with Wit」で、ここらが聴けるのも嬉しさ倍増ポイント。T.K.倒産後のベティがEpic移籍して発表した隠れた名曲です。また、シグマ・サウンドが心地良いKeith Barrowの77年モノ「I Put The Twinkle In Your Eye」、Cecilio & Kaponoのハワイ産「Someday」、Zenithなるグループの81年「Freedom Vibrations」、N.Y.で活躍したインド発シンガーAsha Puthliのキュートな「Hello Everyone」など埋もれた名曲もドンドン紹介してくれます。えっ、こんな人達が?って曲を放り込むのもフリー・ソウルの得意技でThe Edgar Winter Groupの72年作ポップな逸品「Alta Mira」なんてのも聴けるのが最高。Keyとなるド定番はCheryl Lynn「Got To Be Real」、「Shake It Up Tonight」、The Emotions「Best Of My Life」、The Isley Brothers「Love The One You're With」に「Work To Do」ですが、最高に興奮するのは何といっても我らがNolan Sisters「I'm in the Mood for Dancing」。そう、あのノーランズの爆裂ヒット、ダンシング・シスターです。今は亡きバーニーのパンチの効いたソウルフル・ヴォイスが響き渡る大傑作は、何時聴いても胸踊ります。レディ・ソウルのPatti LaBelleJackie Mooreも放り込みながら、最後をキッズ・ソウル名曲「Ooh Child」のValerie Carter版で〆るとこも粋な構成。
「軽快なビートで春を彩る優秀プレイリスト!ほんまセンスありますわ〜」
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