FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

カテゴリ
Funk (89)
Jive (2)
検索フォーム
Profile

ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
月別アーカイブ
06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06 
カレンダー(月別)
02 ≪│2016/03│≫ 04
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
RSSフィード
リンク
最近のコメント
FC2
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2016.03
30
Category : 60's Soul
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
CDSOL-5706_BARBALA-ACKLIN-SEVEN.jpg

 高橋由伸監督、祝開幕4連勝!ハリルJAPAN2次予選突破!耳に挿してるi-phoneのイヤフォンからのプレイリストもサクラ咲く・チェリー・ブラッサム仕様に変更です。こんな季節にピッタリなのがシカゴ・ソウル(←ほんまか!?)。春の陽気とジャイアンツの連勝に誘われて聴きたくなったのはバーバラ・アクリンの華麗な声「Am I the Same Girl」で、ブランズウィックを代表する歌姫です。イントロの華やかなホーン、グルーヴをしっかり感じるベースがたまらん名曲。Young-Holt Unlimitedの“Soulful Strut”のインスト版の方がヒットしたそうですが、このヴォーカル版の方が好みです。スウィング・アウト・シスターのヒットで知ったのですが、こっちは元々ダスティ・スプリング・フィールドのカヴァーに影響を受けたそう。そのシカゴ産オリジナルがバーバラの歌ったコチラです。もちろんパートナーでもあった名ソングライター、シャイ・ライツのユージン・レコードとの作品です。元々秘書やライターとしてレーベルで働いていたそうで、シンガーとしても5枚ほどアルバムを発表していて代表作といえば、やっぱコレ。ポピュラー指向だったのか、上品な歌い方をする人でセプターのディオンヌ・ワーウィックのような感じでもあります。
 やはり聴きモノは名作・春ソウル「Am I the Same Girl」ですが、同じくキュートな「Mr.Sunshine(where is my shadow)」や、タイトル曲「Seven Days of Night」あたりのグルーヴィー・シカゴ・ソウルも絶品。さすがユージン印の女です。アルバム・トップを飾る「A Raggedy Ride」や、「Just Ain't No Love」、「Here Is A Heart」なんかで聴ける、これぞシカゴ・サウンドといえるポップでダンサブルなソウル・ミュージックはマジ最高。モータウンと互角の快感。コブシをこねくり回すことなくスマートに歌い上げるバーバラ嬢がなんとも魅力的です。そして彼女の憧れだったと思えるディオンヌのバカラック作品もカヴァー。「Go With Love」、「Where Would I Go」、そしてアレサも歌った「This Girl's In Love With You」と3曲も投入。良いアクセントにはなってます。ユージン=バーバラで書いたオリジナル・スロウの「Until You Return」や「Love Had Come To Stay」もディオンヌの影がちらつく上品さです。
「シカゴ・ソウルを聴く上で外せないオンナ、バーバラ・アクリン。花見にも、ちょうどです!」
::more
2016.03
27
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
maria open



  ジャグ・バンドではなく、実はフリー・ソウル"Midnight at the Oasis"で知ったマリア・マルダー。以来、ちょこちょこと彼女のアルバムも聴いてきましたが、最もソウル寄りと感じたのが本作。しかもマリアのアルバムで最もエエ女なジャケットで、撮影は数々の名ショットを撮ったノーマン・シーフ。売れなかったらしいですけど、なかなか捨てがたい1枚です。マイケル・マクドナルド時代のドゥービーBrosにも絡んだ鍵盤奏者パトリック・ヘンダーソンがプロデュースしている、アーバンな香りも眩いマリア嬢。フィートのビル・ペイン(key)や、ダニー・ハサウェイロン・ウッドでお馴染みウィリー・ウィークス(b)も参加です。
 アルバムは珍しくストレートなロック・テイストの「Fall In Love Again」でスタート。しなやかな中にも力強く歌うマリア嬢が素敵です。これは81年にポインター・シスターズの3人時代にも、ほぼ同じアレンジでカヴァー。続く「Finally Made Love To A Man」ではモダン・カントリーなスロウでしっとり聴かせます。そしてイントロでムムっと思う音が鳴る「Birds Fly South (When Winter Comes)」ではクレジットを知って“やっぱりか!”と思う、スティーヴィー・ワンダーの客演による“らしい”ハーモニカが聴けます。本作中で最もフリー・ソウル的な心地良さを持った佳曲。再びロックの力強いビートを持った「Heart Of Fire」では、モータウンで活躍したJr. Walkerが熱いサックス・ソロも披露。そしてクール・ダウンするビリー・ホリデイ「Lover Man」ではwithストリングスでしっとりキメます。後半戦は、マイケル・マクドナルド作品でまさに後期ドゥービーのカヴァーとなるタイトル曲「Open Your Eyes」が登場。メロウなモダン・テイストが良い感じ。一転、「(No More) Dancin' In The Street」では痛快なシャウティング・スタイルでロッキンなマリアが存分に楽しめます。気合い入れると、ハスキー・ヴォイスになるとこがメチャかっこいいです。ジャジーなスロウ「Elona」の後は、マイアミの女王ベティ・ライトの傑作ソウル「Clean Up Woman」。軽快なグルーヴをバックに、マリアもココではソウルフルに歌い上げていて素晴らしいです。ココでもJr. Walkerが小粋なサックスをブロウして盛り上げます。最後はソウル・テイストのバラード「Love Is Everything」で〆。パトリックのピアノと、ゴスペル・ライクなコーラスがドラマチックに曲を盛り上げてくれます。
「ルーツ・ミュージック中心にシーンを盛り上げたマリア嬢。アーバンなテイストもイケてます!」
::more
2016.03
24
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
even.jpg



  関西人の家に必ずあるのが、「たこ焼き器」と、キー坊と有山の「ぼちぼちいこか」。これ常識。超のつく名盤で、国宝級の傑作の数々は、なぜか東京の街で聴いてもしっくりきません。土曜の昼下がり、花紀京あたりが出てる頃の吉本新喜劇が終わった後のほっこり暇な時間に聴くのが一番ハマる感じ。有山が歌う「梅田からナンバまで」や、金子マリとキー坊が歌った「買い物にでも行きまへんか」あたりの名曲は、そのルーツとなるものが存在していて、アノ時代にタンパレッドのThe Hokum BoysWashboard Samあたりの戦前ラグタイム・ブルースを聴いて影響を受けていたとは奥深すぎです。1920年代の黒人音楽ジャグ・バンドを、白人がリバイバルした1960年代のイーヴン・ダズン・ジャグ・バンドも、“ぼちぼちいこか”ファンならお気に入り間違いなしの名演です。
 これは64年に残したバンド唯一の作品で、ジャグ・バンド・サウンドをがっつり聴けます。マリア・マルダーはじめ、アーシーなマンドリンを鳴らすデヴィッド・グリスマン、ハープを吹くジョン・セバスチャン、洗濯板を鳴らすスティーヴ・カッツなど後の著名なミュージシャンもここから巣立ってます。グレイトなステファン・グロスマンのギター&バンジョーもバッチリ。ディキシーランドジャズやラグタイム、カントリー、ブルースが一体となった、ジャグ・サウンド(←水道の蛇口をベースに使用したのが由来)がたまらんです。もちろんフィドルやバンジョー、カズ−も大活躍。初っ端の「Take Your Fingers Off It」から楽しさ満開です。ウォッシュボード・サムをカヴァーした「Come On In」では、後にアル・クーパーと組んで活躍したスティーヴ・カッツと21才の歌姫マリア・マルダーが、キー坊&金子マリの如く素晴らしいデュエットを聴かせます。 Come on in Ain't nobody here but me♪が“買いもんでもいきまへんか♪”とした関西人センスも改めて脱帽の素晴らしさです。バックで鳴り続けるカズ−の響きも最高。Memphis Jug Bandの「Overseas Stomp」、カズ−もええ味の「France Blues」でも軽快な歌声を聴かせます。また「Mandolin King Rag」や「The Even Dozens」、「Original Colossal Drag Rag」なんかのインストはジャグ・バンドの“踊れる感じ”の楽しさをバッチリ伝えます。「I Don't Love Nobody」や「On The Road Again」を歌うピート・シーゲル、「Rag Mama」や「All Worn Out」を歌うピート・ジェイコブセンもそれぞれ、エエ味。
「全てのバンド・サウンドの根源となるスタイルが楽しめるゴキゲンな音。なんにもイキってない粋音ですわ!」
::more
2016.03
21
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
XAT-1245643910.jpg



  ストーンズのご陽気キャラでお馴染み、ロン・ウッドのファースト・ソロ・アルバム。ロック・ミュージシャンの中で、シリアスという言葉が最も似合わない感じが最高です。先般BSで放映の、自身がホストを務めるロニー・ウッド・ショーも最高でした。ポール・マッカートニーや、アリス・クーパー、生前のイアン・マクレガン等をゲストにチャラチャラとトークし曲をかけて盛り上がるというゆるい中身の中、ゲストにもちゃんと気を使うウッディの人柄が垣間見れ、楽しい中身でした。このソロ・アルバムも、多くのゲストが敷居の低いウッディだからといって何の遠慮もせず楽しんでる感じがイイです。仲間たちに、そうさせる雰囲気を持ってるウッディならではの素晴らしき作品。
 まだフェイセズに在籍してた頃の1stソロはちょうど“It's Only Rock'n'Roll (But I Like It)”をミック・ジャガーと作り上げた頃で、そのセッションでできたもう1曲が冒頭を飾る「I Can Feel the Fire」。歌い出しからミックとのダブル・ヴォーカルがカッコいい、70年代後半のストーンズを彷彿させる陽気なロック・ナンバー。アンディ・ニューマーク(ds) 、ウィリー・ウィークス(b)のレゲエ・チックなリズムもノリノリですが、イアン・マクレガンのオルガンも最高の形で絡みます。そして本作で最もフェイヴァリットなメロウ・ミディアム「Far East Man」が登場。これがまた最高で、70年代ソウルっぽい香りもたまらん大傑作。ジョージ・ハリソンとの共作で、ジョージもソロに同時期収めてます。TVショーでも言ってましたが、クレジットできなかったもののジョージも参加してる模様。「Mystifies Me」はフェイセズの演るスロウっぽい曲で、アーシーな香りがたまらんロッド・スチュワート、コーラス参加曲。ウッディとも一時、恋仲だった魔性の女パティ・ボイド(←めちゃ可愛い)への曲とのこと。後年“Think I'll Pack My Bags”としてロッドのヴォーカル・ヴァージョンも発表され、こちらも絶品の味わいでした。「Take A Look At The Guy」はロッキン・ロッドが全開でダブル・ヴォーカルで参加。フェイセズのライヴでも演ってました。キース・リチャーズの作品でボビー・ウォーマック風アーシー・ソウル「Act Together」、ミックが再び参加のフレディ・スコットのカヴァー「Am I Grooving You」あたり、もろストーンズです。ミック・テイラーがピアノにベースと活躍の「Shirley」、ソウルフル・ミッドな「Cancel Everything」、キースが歌いまくるドランカーR&R「Sure The One You Need」とリラックスできる何気に絶妙の構成。で、後半のハイライトはなんといってもジェイムス・レイのR&Bカヴァー「If You Gotta Make a Fool of Somebody」。ロッドとのダブル・ヴォーカルですが、これまた染みわたる素晴らしい仕上り。最後はウィリー・ウィークス、ブリブリのベース・プレイが聴けるインスト・ナンバー「Crotch Music」で〆。
「なんにも上手くない歌ですが、ええ出汁でまくり。実に楽しめるご陽気な仲間達!」
::more
2016.03
18
Category : Southern & Deep
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
willie.png



  好き嫌いが別れるサザン・ソウル。このくさやの干物みたいな音楽の愛好家の中でも、絶対的に支持が高いのがアラバマのソウルマン、ウィリー・ハイタワーです。大学時代に聴いた、いかがわしい出処のフェイム録音LPで聴いた時の衝撃は忘れません。キャンディ・ステイトンに続いてコレでしたから、くさやの干物が大好物になっちゃいました。その後、P-Vineが組んだFuryの名盤も聴いて、私の中では絶対的なシンガーとなりました! 
 さてこの配信で聴けるIf I Had A HammerのExpanded Edition。以前、CDで出たHonest Jon'sの編集盤と同様ですが、CapitolからのLPに、70〜71年のフェイム録音を加えた超優れものです。サム・クック・フォロワーながら、オリジナリティ溢れるシャウトと、優しくディープな歌唱で何とも心をとらえて離さない名シンガーです。まず聴きたいのがFameでの70年「Walk A Mile In My Shoes」。ジョー・サウスのヒット曲をリック・ホールが“完璧ではない”とソウル版で作り上げた激傑作ジャンプ。マッスル・ショールズの面々の演奏、ウィリーの熱い歌唱が劇的に絡みあう名演がココに誕生です。フェイムの奇跡がここに集約されてます。これを含む6曲がフェイム録音ですが、総じて素晴らしく「Back Road Into Town」、「You Used Me」、「Time Has Brought About A Change」、「Poor Man」、「I Can't Love Without You」も絶品。スロウ中心にカントリー風味溢れる、珠玉のサザン・ソウルの旨味がじっくり味わえます。その直前となるCapitolのLPも力作で、サムがコパのライヴでも取り上げていた「If I Had A Hammer」をタイトル・ナンバーに力唱してます。アルバム・トップを飾ったゴスペルチックなスロウ「It's A Miracle」から丁寧な歌唱が光ります。自作のデビュー・シングル「It's Too Late」でのブルージーな感じもなかなか。ボビー・ロビンソンが書いたシングル「I Love You (Yes I Do)」や「Nobody But You」など、もろサム・クックで愛情を感じます。カヴァーでは、Captolでのシングル「(I Love You) For Sentimental Reasons~You Send Me」や「Somebody Have Mercy」も演ってます。他では「Ooh Baby How I Love You」あたりのリズムを効かしたミディアムも良いです。
「サザン・ソウル好きも、サム・クック・ファンも必聴のソウルマン。まぁ、グレイト!」
::more
2016.03
15
Category : 90's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
tonys t

 ニュージャック全盛期でも一際オールド・ソウルやファンクネスへの憧憬を顕にしていたトニーズの連中。90年代に新しい形のソウルの雛形を提示してくれた強力な傑作です。60〜70年代のソウル黄金期のテイストを、ニュージャック世代の手法で見事結実させて、おばはんからギャルまで誰もが“美味い!”というお菓子を作り上げました。素晴らしき若さ溢れる前作、おっさんもガッツポーズした次作のちょうど中間に位置する絶妙なバランスで聴かすモンスター作品です。兄ドウェイン(g)と弟ラファエル(b)、そして従兄弟のティモシー(ds,Key)の3人はこれの後、各々名プロデューサーとしても手腕を発揮して、まさに“ソウルの申し子”として面目躍如の活躍をしてくれます。ラファエルはルーシー・パール、会心のソロ作と、今世紀もパフォーマーとしても大活躍です。
 冒頭のポップでアーシーな「If I Had No Loot」はスクラッチとかもやってますが、ノリはオールドSTAX的なものでニヤリ。「What Goes Around Comes Around」でニュージャックな香りを漂わせながら、生ベース主導でハネさせる「My Ex-Girlfriend」といったアップも完璧ですが、中でもホーンもバッチリ効かせた生グルーヴを巧みに活かした「Tell Me Mama」が白眉の出来。マジで感動の気持ち良さです。UKのアシッド・ジャズ的な感覚も盛り込みます。今も変わらないラファエルの大人なのにキッズ・ソウルのような甘く伸びのある歌声が魅力満開。続く「Leavin'」では、後のラファエル・ソロ作でも極めるモータウン・ポップを再構築。ん〜今聴いても、楽しい展開。中盤のメロメロ・タイムでは、ブラコンの流れを汲んで上手く昇華させたドウェインの「Slow Wine」、本作スロウのハイライトといえる絶品スロウ「Pillow」と、極上の流れで構築。さらにデ・ラ・ソウルATCQのようなビートで聴かす「I Couldn't Keep It To Myself」や「Gangsta Groove」、「Tonyies! In The Wrong Key」のようなヒップホップ・ソウルも挟み込んでくるから、たまりません。J.B.のようなブレイクで始まりラガマフィンも放り込む「Dance Hall」も面白い出来。後半もブレイク・ビート的なファンク「Fun」、メロドラマ風大作「Anniversary」から、スモーキーの曲にジョージ・ベンソンが絡んだようなドウェインの「Weather For Two To Make Three」の〆まで凄まじき完成度。
「90年代前半R&Bの絶頂を思わせるソウル絵巻を完成させた3人の才人。ズバ抜けてます!」
::more
2016.03
11
Category : 90's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
kip447187.jpg

 就職活動も楽しんでやってた頃、フランス語の単位を落としたら全てがおじゃんになるっと焦リ出す日々。そんな時、勉強しなければって思えば思うほど他のことがしたくなるっていうのはよくあること。当時J.B.アイズレーズにかなりハマってて、細胞はかなりのファンク熱に冒されてましたが、同時にそのテイストを継承した新しいサウンドも私を煽りまくり。バイト行くまでの空き時間、よく寄ってた三ノ宮ミスター・ジャケットっていうCDショップでやたらプッシュされたので言うがままに購入し、大当たりだった名作です。NJS然り、テンプスの91年作、マライアのエモーションズ、そしてこのキッパー・ジョーンズあたり、当時の私のKeyとなるクール、グルーヴィー、ソウルフルって要素にピシャリ、はまってくれました。そうしてたいした勉強もせず、快楽優先で聴いてたナイス・ファンク・アルバムがこれ。
 クールなジャケにもシビれましたが、中身もグレイト。ヒップホップやNJS登場以降なので、音もボトムが厚く、突き抜け感があるアカ抜けた感じ。しかも往年のファンク魂もしっかり感じる極上の仕上り。エリック・ベネイやらトニーズにも繋がる、先陣を切ったネオ・ソウル・テイストがたまらんです。ティーズ時代からのChuckii Booker(key)、Cornelius Mims(b)、Derek Organ(ds) 、Thomas Organ(g)等も参加してバック・アップ。とりわけ強烈な印象なのが「Shock Wave」から「Carry On...」へと続く冒頭の連発ファンク。ブリブリのシンセ・ベースに生ホーン、シャープなGカッティング、スクラッチと快感度満点です。オハイオ・プレイヤーズの名フレーズも飛び出す前者に、J.B.からスライパーラメントプリンスと続々とファンカー達の名前を連呼するのもお楽しみ。曲の最後でミキ・ハワード、アイズレー・ブラザーズと称えた後に、アイズレーズのメロウ傑作「Footsteps In The Dark」のカヴァーに繋げるトコも憎いです。続く、アイズレー・マナーを感じるスロウ「Poor Elaine」でもキッパーのしっとりした歌声も冴えます。80'sファンクなタイトル曲「Ordinary Story (Pt. 1)」もありますが、「Cut Me No Slack (Ordinary Story Pt. 2)」で見せる極太ファンクネスがよりエエ感じ。アーロン・ホールが歌ってもハマりそうなNJSハネもん「Trust」ってのもあり。また〆でグレイトな一撃をブチかますのが後の名プロデューサー、キース・クロウチと制作した「Watch Over Me」。キッパーのファルセットも交えた熱いヴォーカルに、ゴスペルなコーラス、オルガンが劇的に素晴らしい逸品です。
「たいして売れなかった作品ですが黒音ファンには絶対的な傑作。古びてません!」
::more
2016.03
08
Category : 90's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
guy.jpg



  いやしかし今聴いても燃えるハイブリッド・ファンク誕生を告げたアルバム。巷で毛嫌いされつつあったブラコン(←当時の私も大嫌い)中心のソウル・ミュージックをNew R&Bへ文明開化の道を開いた、テディ・ライリー率いるガイの記念すべきデビュー・アルバムです。なにが新しかったというと、バスドラとスネアをヒップ・ホップ的にビートを際立たせ、16分を巧みに使いシャフル・ビートでグルーヴさせまくってるトコ。これが現在も取り憑かれたように信者が多い“ニュージャック・スウィング”と呼ばれた革命的ビート。なんじゃかんじゃ、知ったかぶりして書いてますが、要は新しいファンクが誕生したってことです。実際は少し前にキース・スウェットが出たことを後に知りますが。そこまでの聖火を絶やさずリレーしてきたのは紛れも無くロジャープリンスで、勝海舟みたいなもん。テディが龍馬の如く、前に進めなくなったロックまで一気に蹴散らしシーンを活性化です。しかしこれが出て3年間ほど気付かんかったのは不覚。もっと早く知っときゃ良かったと舌打ちでした。
 そんなことで1発目の「Groove Me」が命。興奮のハネまくりビートに、往年のソウルに負けない熱い歌。コレやがなっと誰もが小躍りした音です。かつて、“こんなんもエエで”と兄が聴いてたフレディ・ジャクソンあたりとは明らか違う、私好みのNewサウンドでした。ダニー・ハサウェイ系の歌唱でアイ、ヤイヤ〜♪とかます実力派アーロン・ホールも大貢献です。そして「Teddy's Jam」。後にシリーズ化した作品でこちらも良いハネ具合。「Don't Clap...Just Dance」は陳腐化したオケヒットが惜しいですが、ビート自体は文句無し。後半の「I Like」、「'Round and 'Round (Merry Go 'Round of Love)」、「Spend The Night」と続く3連発も、90年代に至るまで模倣されまくったNew R&Bアッパーのお手本のようなトラック連打。やはり根底にあるのはヒップ・ホップ=ファンクですが、ラップではなく歌モノで勝負してるのが、テディ先生とアーロン・ホールの先見の明。ここらの曲が配信ではSpecial EditionでExtended Versionもガンガン収録。素晴らしいです。スロウも今でこそ時代を感じますが、明らかに80年代中盤のブラコン仕様とはボトムの音が違います。「Piece Of My Love」、「Goodbye Love」とありますが前者はかなりの人気曲。他2曲ほど、このアルバムが出てすぐ辞めたティミー・ギャドリング(ジャケ左の人)も歌ってて、NEのラルフ系のナヨ声ですが「You Can Call Me Crazy」ではカッコよくスウィングです。そういえばこの辺の革命的な音を、日本でも実践してた人がいます。それはクボタ! 直後にすでに名作を発表してます。
「やっぱ今聴いても熱くなるスウィング・ビート。開拓者テディの初期名仕事です!」
::more
2016.03
05
Category : New Wave + Punk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
Japan80.jpg



 今月から、デザインも良く気に入ってたAWAから、i-tunesとの連動の便利さに負けてアップル・ミュージックに鞍替え。いっぱい仕事たまってるのに、ほったらかしてビシバシ聴いてしまいます。今は80'sモードにハマっていてフィル・コリンズやらホール&オーツ、ロマンティクス、ラヴァーボーイ、エコバニやら聴いて幸せな気分に。(←小市民) 完全に記憶から無くなっていた昔聴いた曲を「おまえさん、これ好きやろ」と次々に勧めてきます。これがまた何かしら楽しい。そこで、すっかり記憶の彼方にあったバンドJAPANが出てきました。ジャパンといえば当時の人気雑誌ミュージック・ライフの常連。当時はデュラン・デュランの先輩格くらいの認識でした。美形揃いもあって日本で女の子に超人気で、終わりの頃は一風堂の土屋昌巳も参加。山内テツもそうでしたが、土屋昌巳もプレミアリーグの岡崎みたいなもんで、日本人として誇らしいもんでした。昔、兄貴の持ってたカラー・レコードのベストと同じのを探すと、出てきたのがよく似た構成のベストのコレ。主に70年代後半のバンド初期を編集してあります。
 そんなことで30年ぶりに聴いたジャパン。Voデヴィッド・シルヴィアンのネバネバした歌い方と、退廃的なシンセ・サウンドでたいして好きじゃなかったのですが、絶対的に好きでコレだけはカセットに録って繰り返し聴いたのが「The Unconventional」。まだGバンドだった初期の曲で、ストレートなロック・サウンドが超カッコいい曲です。しかし今、聴くとコレはなかなかのファンクですぞ。コモドアーズみたいでシビれます。現在まで至る、自分のファンク魂のルーツかもって感じ。ありがとうアップル! 「Life in Tokyo」や「Quiet Life」みたいなヒット曲もまた懐かしいです。ここらはニュー・ロマンティックやユーロ・テクノの走りみたいな感じ。まだポップでイケます。ミラクルズのモータウン・クラシック「I Second That Emotion」も粘着質増してカヴァーです。デヴィッド・ボウィみたいな「Love Is Infectious」や、ミック・カーンの変態的なフレッドレス・ベースも冴える「Alien」など、なかなかのカッコ良さ。この歳にして新たにジャパンの魅力発見です。初期のファンキーな「Lovers On Main Street」や「Adolescent Sex」あたりも新鮮。
「今さらながら音楽性の高いバンドだったと再発見ジャパ〜ン!郷ひろみとちゃいまっせ。」
::more
2016.03
02
Category : Mainstream
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
phill collins



 自分がガンガン音楽を聴くようになった80年代初頭。今から見ると、やっぱサウンドが大きく変貌した特徴的な時期でした。今では当たり前のことの全てが斬新な時で、まずデジタル・シンセDX-7が登場。これは必ずスタジオにあって、万能神器のようにもてはやされてアマチュアまで浸透。で、誰もが同じ音に。そしてライトハンドと言われたギターのタッピング。これも曲調関係なく取り入れすぎで、ウンザリするほど氾濫。あと、新鮮に鳴り響いたのがゲート・リヴァーブと言われるヒュー・パジャムが始めた革新的なドラムの音処理。当時は急にイーグルスの音とかが20年前の音楽みたいに古臭く感じるくらい先進的でした。まあ、あまりにカッコよく感じて大流行し、デジタル機器なので誰でも何処でも同じことがスキル以上にできるようになったこともあって、80年代半ばになると極端な話、どれ聴いても同じ音みたいになってしまったのは功罪でした。あの人でないと、っていうのが段々無くなっていきます。ヴォーカリスト以外は。
 そんなことで近所のオッサン的イメージで大成したフィル・コリンズ。80年代はどこにでも顔出す人って感じでジェネシスのドラマーというより、ソウル好きのヴォーカリストってイメージの方が勝ってました。そのコリンズがヒュー・パジャムと組んで革命的なサウンドを編み出したのが本作冒頭の「In the Air Tonight」。曲中盤から出てきます。あのドラム・サウンドが。コレ以降、ホール&オーツやらパワー・ステーションやらでもガンガン使われたゲート・リヴァーヴの夜明けです。あまりに特徴的すぎて飽きられちゃいましたが、最先端の音を提示したのがコレでした。今でもたまに聴くと気持ちイイです。この曲のインパクトが強いですが、他も普通に良い曲が入ってます。ジェネシスの曲を再録音した「Behind the Lines」は優秀なポップ・ソウルで最高。アースから参加のフェニックス・ホーンズもエエ味出してます。直後に出た、フィルの最高傑作と信じるジェネシス“No Reply at All”に通じるカッコよさ。You Tubeで元のジェネシス版を聴いてみましたが全然違うプログレ版でした。結構、実験的なことも演ってて退屈なとこもありますが、シングル曲「I Missed Again」や、「Thunder and Lightning」のホーン参加のポップな曲は後のソロ・ヒットとも相通じるポップさでイケてます。「I'm Not Moving」なんかも優秀ポップで、ヒュー・パジャムと聞いて構える必要なし。「If Leaving Me Is Easy」なる優秀メロウ・スロウも聴けます。ビートルズの「Tomorrow Never Knows」もプログレっぽく演ってます。現在はデラックス・エディションもありで、ライヴやデモ音源も追加。あの名バラード「Against All Odds」のデモ・インストも収録です。
「なにげにFMで、何でもアホみたいに聴いてた80年代初頭。実は激変期でした!」
::more