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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2016.02
28
Category : Funk
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 上質の音楽は昔の時代のモノでも人間の気持ちをリフレッシュしてくれますが、なんぼエエ音楽といっても多少なりとも古さを感じつつ聴き入るのが普通。ところが、稀に防腐剤でも入ってんのちゃうか?と思うくらい古びないの種類の希少種が存在します。それは演奏や録音方法などの偶然が重なる奇跡ですが、自分にとってはJ.B.の70年前後や、サム・クックの62年傑作ストーンズの80年前後マーヴィンのSexual Healingあたりがソレ。そして忘れちゃならないのがロジャーやザップの80年代諸作。クマのプー太郎(←ビッグコミック・スピリッツ)のロジャーもファンキーでしたが、こちらも最高でした。あまりに素晴らしすぎる音は、いつの時代も真似る人が絶えないので古びないってことです。
 グループ名義のザップでも、ソロでもたいして演ってることは変わらんのですが、このソロ第1作目が抜群の上モノ。何はともあれ2曲目の「So Ruff, So Tuff」の激グレイトさには、30年以上も前のサウンドなのに舌を巻きます。テディ・ライリーやTペイン等も影響を受け続けたトーク・ボックスに、ハンド・クラップの効果的な使用、クール極まりないカッティングG、先人のグルーヴを昇華させたファンクネス、と興奮の要素が惜しみなく注ぎ込まれてます。本作唯一のカヴァーとなる冒頭のモータウン・クラシック「I Heard It Through the Grapevine」の解釈も見事。ソウルの伝統的な部分を破壊せず、リスペクトをしっかり感じる形で進化させてるのが天晴、張本です! ジョージ・ベンソン風なオクターブ奏法を見事にキメるグルーヴィーなインスト「A Chunk of Sugar」、後半のハイライトとなるワン・グルーヴ・ファンク「Do It Roger」とお得意のギター・プレイもふんだんに披露してくれてます。ここらは最近ではディスコ・ユニットTuxedoも流用してました。さらにハンド・クラップも冴え渡るクールなディスコ・ファンク「Maxx Axe」と続いた後は、B.B.キング風のオーソドックスなブルース・ナンバー「Blue (A Tribute to the Blues)」で〆るという、黒人エンターテインメントの見本市のような構成。現行版はPreviously Unissuedとなる「Superman」に加え、2曲のシングル・エディットも収録。
「80年代のブラック・ミュージックの王様といえば、この人ロジャー。ワンランクちゃいます!」
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2016.02
25
Category : J's Mainstream
Theme : Japanese R&B/HIP HOP
Genre : 音楽
家庭教師



 この前、ある飲み屋で某イタリア・ブランドの社長と喋ってたのが今、番長ネタで話題のクスリ・ネタ。覚せい剤がどれだけ凄いかという例えで、普通の状態が100とすると、マスかいて120、異性とのエッチが150くらいの快感度らしく、覚せい剤は通常の10倍1000の指数の快感だそう。(←私は絶対、しませんが) コレがあまりに凄すぎて一回やると絶対止められないらしいって話でした。そんなコトで思い出したのが3回も捕まっちゃった岡村ちゃん。当時、クスリやってたかどうか知りませんが、日本産で稀に見る完璧なファンク・アルバムを作り上げたのが1990年25歳の岡村ちゃんでした。軟弱なSSWやという認識くらいでしたが、バンド仲間が絶賛するので借りたら一発虜です。もう天才やと言いようがないブッ飛びの傑作で、プリンスのフォロワーとしては世界中で最高峰やと思う完璧さ。最近のゴシップネタでいうと、話題の“ゲスの極み乙女。”川谷絵音も凄い才能やと感じますが、この岡村靖幸も日本の音楽界の至宝です。
 トップの「どうなっちゃてんだよ」から独創的な歌詞、中毒性の高いファンクネスが爆裂。最初からハート鷲掴みです。80年代後半のプリンス的ですが単なるモノマネを超越したカッコ良さです。叙情的な名曲「カルアミルク」で惹きつけると思えば、カッコいーなと読む「(E)na」でポップ感覚溢れるファンキーを完璧に構築。と思えば密室ファンク的なタイトル曲「家庭教師」でエロスも炸裂。歌詞からアレンジまで全てセルフっていうのも凄いです。シングル・ヒットした「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」も、ただのポップではすまない変態性が最高です。J.B.でいうとメンズ・ワールド的な「祈りの季節」でソウルっぽくキメた後は、「ビスケット Love」でまたもや素晴らしきメロディ・メイカーぶりを発揮。クレイジーな歌詞と歌いっぷりでボヤケますが、ほんと良いメロディ書きます。ワケのわからん歌詞にキャッチーなサビ、ホーン・アレンジが最高に気持ちイイ「ステップ UP↑」で盛り上げた後に、スロウ・バラード「ペンション」でじっくり聴かすとこも秀逸すぎ。孤高すぎますが、ホント捨曲無しと言い切れる凄いアルバムやと再確認です。
「マジで今も聴き惚れる芸術的快感。誰も岡村ちゃんの域には到達できません!」
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2016.02
24
Category : 90's Male R&B
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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  プリンスが普遍的なファンクを実践したアルバム。ジャケにある自身を示したあのリスナーまで困惑したシンボル・マークも登場で、混迷の90年代の予兆を知らせる作品でもあります。副社長ともなったワーナーと揉めて、この2年後にはジャケにあるヘンテコリンなマークでの活動に突入ですから。個人的には、“俺達もシンボル・マークにしよう!”と飲み屋で名刺の裏にワケのわからん創作マークを、今も東京オフィスで一緒のプリンス・ファンと書いて遊んだアホな記憶も。。ロック、ジャズ、ソウルとなんでも飲み込んで独自の美学を貫いてる人ですが、バンド名義での本作は80年代の密室性は薄れ解放感あるライヴ・バンド的サウンドが魅力。なんというか博士が研究室から出て、居酒屋に来て与太話をしてくれてる感じが好感です。
 冒頭の自己顕示欲バリバリな「My Name Is Prince」から、スクラッチも交えたHip Hop時代を象徴するハイブリッド・ファンクでガンガン攻めてきます。ニュー・ジャックなんかも流行って黒人音楽も隆盛の中、トップに君臨するのは私です!という気概を感じます。しかしながら本作1等賞で素晴らしいのはオールド・スクールなJ.B.スタイルでのファンキーを踏襲した「Sexy M.F.」。サビ以外ほぼラップで通し、バンドはタイトなホーン・セクションやオルガンを交えた緊張感あふれる極上ファンクです。Levi Seacer, Jr.によるジャジーなGソロも絶品。殿下、流石っすね〜と惚れ込みます。続いて、妻だったマイテの声も聞ける爽やかな「Love 2 The 9's」、美しくプリンス的にポップな「The Morning Papers」、ダンサブルな「The Max」、珍しくレゲエ調の「Blue Light」と、それなりの曲が続きます。4つ打ちハウス風「I Wanna Melt With U」の後に控える、ファルセットも心地よい控えめミッド「Sweet Baby」はかなり秀逸。メロウな殿下がさりげなくグレイトです。初期彷彿のファルセット・ファンク「The Continental」、ロマンティック・スロウ「Damn U」と緩急も絶妙。「Arrogance」から「The Flow」とガンガンのファンク攻めの後、「7」で独特のオリエントNPGグルーヴもかましてくれます。あまりに普通なミッド・メロウ「And God Created Woman」、プログレッシヴ・ロックのような「3 Chains O' Gold」なんかもあり、盛り沢山で創作意欲の旺盛さ感じます。最後はカッコいいニュージャック・ファンクとでも言いたいナイス・グルーヴ「The Sacrifice Of Victor」で〆るとこは、流石です。
「いつもの変態性も薄めの結構、普通なアルバム。凡人っぽい殿下もイケてます!」
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2016.02
20
Category : Black Contemporaries (80's)
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 グラミーも受賞者が発表され、我が国から小澤征爾も受賞。指揮者やクラシックの世界は何がどう凄いのか理解してませんが、なんかしら誇りに思えます! そして王者は、もはやカントリーの人とはいえないテイラー・スウィフト。私の息子も持ってます。そしてエド・シーランに、マーク・ロンソンってとこが目立ったところ。ぽちゃカワのメーガン・トレイナーも新人賞で、これは嬉しいトコ。ジョン・レジェンドも参加したアルバムは結構イイのでオススメです。やっぱ順当に売れまくった人が獲ってます。自分が子供の頃に見たのは、マーヴィン・ゲイキム・カーンズ、TOTO、マイケルなんかが獲ってたのが記憶に鮮明。なかでもソウル、ロックの壁を超えて支持された女帝ティナ・ターナーは大ブレイクでした。
 アイク&ティナのコンビ解消後、大成功した本作はソロでの代表作。売れまくって、We Are the WorldにLive Aidと大活躍でした。復活の狼煙となったがアル・グリーンの激傑作「Let's Stay Together」のカヴァー・ヒット。オリジナルも最高ですが、ティナのヴァージョンもモダンで素晴らしいです。そして大御所の位置を不動にした最大ヒットが「What's Love Got To Do With It」。ブラコンの枠に収まらない名曲です。同様にグレイトなのがビートルズのスタンダードを感動的スロウに仕立てあげたティナ版「Help!」で、クルセイダーズ一派にデヴィッド・Tも参加で見事なソウルに昇華。このヴァージョンを元にしてサウス・トゥ・サウスも演ってました。カヴァーでいえば、レディ・ソウル後輩のアン・ピーブルズI Can't Stand The Rain」、デヴィッド・ボウィの「1984」も演ってますが、スパイダーというグループの「Better Be Good to Me」はこのティナ版でヒット。またジェフ・ベックが印象的なソロで参加のタイトル曲「Private Dancer」はダイアー・ストレイツのメンバーも参加の優秀モダン・ソウル。あとはティナの特性を活かしたロック・テイストで、冒頭の「I Might Have Been Queen」なんか相当カッコ良い仕上がり。現行の30th Anniversary EditionではシングルB面曲など加え倍増の25曲仕様。這い上がるきっかけとなったテンプスのカヴァーで、優秀エレクトリック・ファンクに仕上げた「Ball Of Confusion(with B.E.F.)Remix」や、グレイトなメロウ「Tonight(with David Bowie)」のライヴ、懐かしの映画マッドマックス挿入歌「We Don't Need Another Hero (Thunderdome)」に「One of the Living」、PVもカッコよかったハスキー共演のヒット「It's Only Love(with Bryan Adams)」など盛りだくさん。
「ロックもソウルも制した女帝ティナ・ターナー。30年前のグラミーはコレです!」
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2016.02
17
Category : Groovy & Mellow
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
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 ずっと最初に買った洋楽のレコードってJ.ガイルズ・バンドやと思い込んでたのですが、この前にユーチューブでプロレスを見てて気づいたのが記憶違いだったってこと。本当はジグソーの“スカイ・ハイ”でした! もちろん空中殺法メキシカン・プロレスの大スター、ミル・マスカラスのテーマ曲だったから。マスカラスが入場する時、この曲が流れる時は国民大興奮だったのです。シングル盤(B面はNTVスポーツ行進曲と最高のカップリング)のジャケもマスカラスだったので歌ってるのも本人やと思ってたくらいです。とにかく、正義でクリーンなイメージのマスカラスのイメージにぴったりのカッコいい曲やと、小学校低学年やった私も惚れ込みまくりでした。ドラマチックなイントロ、♪Blow (Blow, Blow)とエコーでこだまする歌い出し、キャッチー極まりないBメロからサビへの展開、と無茶苦茶なデタラメ英語で鼻たらしながら歌いまくってましたヨ。そしてコレ歌いながらフライング・ボディ・アタックをプロレスごっこでキメるってのがお決まりコース。歌詞なんかどうでもよかった子供の頃なので、空に飛ばされて舞い落ちるくらいの失恋ソングやと知ったのは大人になってからです。
 そんなことで、なんでも上手いこと盛り付けしてくれる橋本徹が監修のフリー・ソウル・シリーズ、ジグソー編です。75年の大傑作「Sky High」はプロレス・ファンからグルーヴィー・ソウル・ファンまで必聴です。最近までメンバーの写真さえ見たことなかったのですが、白人4人組バンドで透明感ある美声で歌うのがドラマーのデス・ダイヤ−とのこと。ん〜、マスカラスが歌ってたら良かったのに〜。他の曲はたいしたことないやろって先入観バリバリでしたが、なかなかそうでもないことをしっかり伝えてくれます。ピアノのリフにサビがキャッチーな「Who Do You Think You Are」はカヴァーも多い有名曲で、軟弱なシカゴのようでナカナカ良いです。この曲含め、AOR的だったり、70'sソウルっぽかったり、選曲の妙もあって全体的に心地よく聴けます。好みやない曲もチラホラあったりしますが、「Everytime (Alternative Version) 」や「Here We Go Again」、「Count Me In」あたりはモダンなシティ・ソウル風アレンジも奏功していて聴きどころ。この辺はかなりエエ感じです。結構ファンキーに頑張る「Listen To The Joker」、爽やかでソフトなグルーヴにコーラスも美しい「High And Dry」も佳曲。イントロだけ聴くとスカイ・ハイと同じでプロトタイプともいえる「Mention My Name」など、なかなか興味深い曲も収録です。
「てっきり一発屋と思ってたジグソー。ソフト&メロウが光ります!」
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2016.02
14
Category : 70's 〜 Recent Soul
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 うちのバカ息子、次男坊も無事高校入試突破。なぜか勉強も少しやる気なので私立なのはいいのですが金銭的には痛いです。自らの意志なのでまぁ良しです。この男、部活のサッカーはさえないですが、音楽にはウルさい方で車に乗っても横で自らの選曲でプレイリストを流してます。この前あったら知らん間にビートルズも聴いてたのでビックリでした。学校では全校集会でバイキングのコントとかやって「ウケた〜」とか言ってるので、少々ヤバい男です。とはいえ、なんか嬉しいあたたかい春のような陽気の週末。鼻歌もホイホイ出てきます。ここでシャラララ〜ラ〜と親父が義理チョコ食いながら口ずさむのはメンフィスの貴公子、アル・グリーンです。
 この74年の全盛期、真っ只中に出された本作。こちらも自作の重要作が目白押しです。やはり最高なのが冒頭に収められた「Sha-La-La」。アル自作のペタペタの典型的ハイ・リズムを活かしたミディアムで、優しいストリングスに高揚感溢れるホーンを絶妙に絡めたサウンド。そこにアル師匠の抑揚の効いた喜びに満ちた歌声が響き渡る構図。ハイ・サウンドの素晴らしさが全て詰まったようなグレイトすぎる曲です。そしてトーキング・ヘッズが後にヒットさせ、シル・ジョンソンやアニー・レノックスもカヴァーした名作「Take Me to the River」が登場。ロック・ファンにも最も知られるソウルの名曲の一つとしてあまりにも有名です。力強いアルの歌が印象的。さらに、ゴスペル・ルーツをもろに見せた名スロウ「God Blessed Our Love」が続くという強力な展開。アンチェインド・メロディに影響を受けたとも言われる曲で、O.V.ライトも感動的なカヴァーを残しましたが、ここでのアルの丁寧な歌唱もお見事。流石でんなぁと言うしかないです。この冒頭3連発があまりに有名ですが、続く、ポップスの感覚を見せる「The City」、男らしいリズム「One Night Stand」もソコソコ聴かせます。後半で強力なのは「I'm Hooked On You」。こちらはハイらしい凄く良い曲でアルのグレイトさが滲みでた秀作です。再びポップに迫る「Stay With Me Forever」、美しいファルセットもキマる「Hangin' On」と前半のインパクトには及びませんが全盛期の安定感バッチリ。オーラスのスロウ「School Days」まで流麗に聴かせます。
「環境もバッチリで最高のパフォーマンスを発揮したアル・グリーン。男前ソウルです!」
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2016.02
07
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 番長清原も逮捕され、ショックな今日この頃。あれだけ声援を浴び愛されてきた人が連日叩かれまくるのが悲しすぎます。人間、心の闇は誰でもあり、才能や富があっても器用に生きられない人もいるのです。桑田の言う“逆転ホームラン”での復活を祈ります。そしてドラッグのトラブルで制裁を受けながらも、這い上がってきたストーンズ。ココは清原、頑張れ!の思いで、威勢よく元気一杯、ヤング・ストーンズのライヴです。ブライアン・ジョーンズもまだちゃんと機能している、1966年のイギリスのニューカッスル・アポン・タインで録音された物。といっても人気沸騰のアメリカでのディストリビューターLondon Recordsの要請でアメリカ向けに発売されたもので、人気あって儲かるうちに出しとけって感じのアルバム。ストーンズのメンバーも認めなかったそう。しかも本来は曲目も全く違うUK盤の同タイトル・ライヴも先に出てたりで、実にやややこしい状態。でも、たまに聴くとシビれるの事実。オーバーダブが多いとはいえ初期の勢いあるライヴが知ることのできる貴重な音ではあります。
 中身は、ストーンズ史上最もパンキッシュともいえる勢いで押しまくるパフォーマンスが堪能できるシロモノ。アフターマスでは木琴アレンジだった名曲「Under My Thumb」はギター・リフに変更され、ガンガンにスネアで主導するチャーリーを先頭に突っ走ります。でも、やっぱコノ曲、カッコいいね〜。そのまま突入する「Get Off Of My Cloud」も同様で、初期ルースターズに通じる同じ危うさを醸しだしてます。クール・ダウンして急に美メロ・モードになる「Lady Jane」で乙女のハートも鷲掴みです。憎いね〜。そしてブリリアントなのが、ブライアンのハープも炸裂する「Not Fade Away」で、音は悪いけど熱さ満開。そしてスタジオ録音の擬似ライヴ2曲を挟み、後半戦も押しの一手。サティスファクションのイントロからなだれ込む、ヒット曲「The Last Time」、「19th Nervous Breakdown」と怒涛の展開ですが、やはりグッとくるのが「Time Is On My Side」。ミックの横にキースだけでなく、ブライアンの立つ姿も浮かぶ名曲です。そして65年盤でも演ってたボ・ディドレーの「I'm Alright」、未だに何がイイのか分からんヒット曲「Have You Seen Your Mother Baby, Standing In The Shadow?」とさらに飛ばしまくって、当時からすでにお約束になっていたエンディング「(I Can't Get No) Satisfaction」で熱狂のクロージング。とにかくストーンズの中でも、最もチャーリーのオープン・ハイハットが鳴り響くやかましいアルバムです。
「社会的にマイナスな事も、バネにして上昇したストーンズ。たくましすぎます!」
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2016.02
03
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 “はずみで抱いてもいいよ”となんか言われたことないですが、ドキッとするほどの説得力と歌唱力で迫るのが、しばたはつみ。評判のLight Mellowシリーズで聴いてみました。こういう企画モンでもなかったら、まず聴くことがなかった人。子供の頃、たまにTVで見たことある人で紅白にも出てた記憶だけがあった人です。ただ日本人離れした本格的な歌唱をする人やったというのは、宮本典子なんかと同様、なんとなく覚えてます。ヒット曲もひとつもも知りませんでしたが、今の視点で普遍的かつクールな楽曲を集めたLight Mellowならイイ曲に出会えると思ってトライです。
 やはり最初の興味はソウルのカヴァー曲。注目はチャカ・カーンの激傑作1st“A Woman In A Man's World”のカヴァー、79年「はずみで抱いて」。原曲も超カッコいいですが、はつみさんの妖艶な日本語カヴァーも絶品。70'sディスコ風なアレンジも秀逸でクレジットを見るとパラシュート(林立夫、松原正樹、今剛、斉藤ノブ)のバックで後藤次利プロデュース。まさに日本のレア・グルーヴ的名演です。キャロル・セイヤー・ベイガー“It's The Falling In Love”はマイケルで有名ですが、ココでは「バイバイ・ジュエル」として見事な日本語カヴァー。腕利きミュージシャンのナイス・グルーヴのなか、カッコいい歌唱。今のJ-R&Bシンガーと比べると格上を感じます。またルパン三世のサントラで名を上げた日本のグルーヴ・メイカー、大野雄二手掛ける75年「シンガーレディ」は超絶グルーヴのなか、ジャジーにキメてくれてます。今もフロアで人気という超カッコ良い曲。大野雄二関連でいくと76年のジョン・レノン「Love」をポンタのドラム中心にグルーヴィーに変貌させたカヴァーや、幾見雅博氏のDavid T.Walker風ギターも冴え渡る77年「Feel Like Makin' Love」や、スティーヴィーの「I Wish」も秀逸。そして悶絶メロウ「もう一度聞かせて」といったオリジナルもあまりの高品質に腰抜かします。一方、ファンクに迫る「アンヌの物語」や、木森敏之の手掛ける75年「最終夜行列車」、クニ河内の「古い服なんか」もジャパン・メイドのソウルとして絶品。80年代も、エイブラハム・ラボリエルやグレッグ・マティソンがバックについたL.A.録音「Remind Me」や、音楽的には素晴らしい才能を持つ海老名泰葉(←小朝の元嫁)作のグルーヴィー・ナンバー「最後のリクエスト」、久石譲アレンジの「ラテン・ナイト」がたまらん出来曲が続々。最後は椎名林檎もカヴァーした「マイ・ラグジュアリー・ナイト」。唯一のヒット曲と言われる曲ですが、素晴らしいメロディを持ったスロウでマジ名曲。
「日本にもこんなにクールなグルーヴがあったと気付かされるナイス・コンピ。全然、古くない!」
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