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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2015.12
30
Category : Soul Compilation
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
allen toussaint song

  時は流れ、長年に渡って良い仕事をしてきた人が今年も来世へ旅立たれました。生活が身近な人でもないので悲しみに暮れることもないですが、普段聴く音楽で世話になってきたアラン・トゥーサンは功績を称えておきたい人。50年代から活躍するニューオリンズの偉大なピアニスト・歌手であり、ソングライター、プロデューサーや、アレンジャーとしても残した仕事の貢献度は相当なもの。60年代のニューオリンズの名作というと、必ずコノ人のクレジットがあり、ミーターズのアルバムや、ラベルザ・バンドの名ライブ、ジョー・コッカー等、70年代のソウル、ロックの裏方として欠かせない存在でした。カリブ海やフランスの独特な文化も混ぜ合わせたファンキーなニューオリンズの音楽を日本にも分かりやすく伝えてくれたトゥーサン氏に感謝しつつ、数々の名仕事を上手くまとめた本作を2015年オーラスで紹介。
 アルバムは活動初期から関わりが深かったErnie K-Doeの70年作「Here Come The Girl」でスタート。2007年にCMソングとして再ヒットしたそう。Boz Scaggsのアーロン・ネヴィル・カヴァー「Hercules」、Bonnie Raittの「What Is Success」とロック側との74年交流モノの後は、地元盟友Lee Dorseyの71年名作から「Occapella」、66年の「Holy Cow」、Aaron Nevilleの61年ヒット「Let's Live」を収録。どれもトゥーサンの素朴な魅力が伝わります。つきあいの長いドーシーはカヴァーも多く、カントリーからThe Judds「Working In The Coal Mine」、重鎮Solomon Burke「Get Out Of My Life Woman」と渋いチョイス。勿論、大ヒットThe Pointer Sisters「Yes We Can Can」や、The Meters「Ride Your Pony」もドーシー物では超重要ですが、大発見だったのがライチャスBrosのBill Medleyの70年「Freedom For The Stallion」。厳かで感動的な歌唱は必聴です。ファンキーさでいけば、Don Covayの70年シングル「Everything I Do Gonh Be Funky」 も秀逸。他は、Allen Toussaint本人による72年小ヒット「Soul Sister」も人気曲。初期からのつきあいIrma Thomas「Sweet Touch Of Love」は92年の録音物。Z.Z.Hill「Whoever's Thrilling You」、Millie Jackson「I'll Be Rolling」といったディープ・ソウル系も収録です。崇拝されたロック畑からも、Frankie Miller、Robert Palmer、Maria Muldaur、Lowell George、Warren Zevonと美味しいとこが厳選。 ストーンズが初期にカヴァーしたBenny Spellmanの62年シングル「Fortune Teller」や、ジャマイカで注目されたというThe Rhine Oaks「Tampin'」も嬉しい収録です。最後はトゥーサンの幻想的なオリジナルから、チャーリー・キャレロのアレンジで楽しく賑やかになった名曲「Southern Night」のカントリー大御所Glen Campbellカヴァーで〆。76年にNo.1ヒットになったそうで、こちらもグレイト。
「肌の色を問わず愛された音楽家トゥーサン氏。ありがとう、これからも愛聴させていただきます!」
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2015.12
28
jb-at-the-apollo-pic-1.jpg 500x500.jpg



 緊急告知です。これは久々の大興奮、鼻血ブーッもの(←古い)。いつものように電車の中で安眠体勢に入ろうとした瞬間、お気に入りのアプリ“AWA”をスマホでいじってると、目を疑う瞬間が。J.B.のアーティスト・リストを新譜が出るわけもないのに眺めてたら、なんとあの幻とされていた1972年9月アポロ・ライヴの4作目がしれっとラインナップ! 危うく東西線の中で雄叫びをあげるとこでした。これは当時もリリース予定となっていたものですが、あまりの過密リリースからかお蔵入りとなってたブツ。しかもオフィシャル。こういうことはTVのニュース速報で流してもらわないと困ります。すぐその足でCD買いに行こうと思いましたが、現在配信のみの模様。思えば26年前、このライヴから小出しに1曲だけ収録された名編集ファンク爆裂盤“Motherlode”でのブッ飛んだ「There It Is」を聴いてファンクの真髄を体感して以来、待ちに待った全編の登場です。前言撤回でこれこそ今年のリイシューNo.1です!
 なんでコレが出なかったのか?という理由ですが、おそらくバンドJ.B.’sとRevueのシンガーを中心とした構成だったからポリドールが難色を示したのでは?という感じ。前年発表のアポロ・ライヴが100%、J.B.のヴォーカルもの中心だったところの配慮だったのでしょうが、全体はマジ極上のクオリティ。やすし風に言うなら“出さんかった会社がアホやっ、以上”って感じ。名MC、Danny Rayのイントロダクションから血が逆流必至の「Hot Pants Road」がスタート。ここでのダニーの名司会が名曲“Doing It To Death”の冒頭にも使用されたのが判明。フレッドのトロンボーンも絶好調に鳴り響きます。「From The Back Side」、「Wine Spot」とJB'sの軽快な演奏の後は、フレッドの紹介でJ.B.が登場。「Never Can Say Goodbye」でジャイアン並みに豪快にオルガンを奏でます。フレッド・トーマス(b)とジャボ・スタークス(ds)のクールなグルーヴも絶品。ボスも加わったJB'sでビル・ドゲット「Honky Tonk」、傑作「Gimme Some More」と代表曲連発。ここで、お馴染みのJB's!賞賛連呼となり緊張感溢れる御大Voメインのド級名ファンク「There It Is」へ突入。マジ震えます。そしてジングル(←コレが最高)と共にダニーの司会で登場なのはレディ・ソウルLyn Collins。堂々のスロウ・ファンク「Do Your Thing」、熱いプリーチ後の「Think (About It)」、メイヴィスと声も似ているステイプルズの「I'll Take You There」とハスキー・ヴォイスも冴え渡る好演。最後は盟友Bobby Byrdが登場という波状攻撃。代表曲「I Know You Got Soul」を豪快にブチかまし、ルーサー・イングラムの当時の大ヒット「(If Loving You Is Wrong) I Don’t Want To Be Right」を熱くカヴァー。観客も拍手喝采。ドラマティックでなかなか良いです。オーラスはJB'sとの相性もバッチリなブリブリ・ファンク「Keep On Doin’ What You're Doin'」で〆。やはり、この時代のJ.B.一座は無敵でした。
「今年は映画公開に続き、最後にまたもや強烈な一撃。御大も天国で狂喜のダンス間違いなし!」
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2015.12
26
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
nina s



 宿題山積みとなった12月もあと僅か、クリスマスも憂さ晴らしに呑みに行って電車を忘れ帰れなくなりさらに体力&財力消耗と悪循環に反省。2時くらいまで電車も動かせっちゅーの。もうエエのに今更やたらチャレンジングな業務となった今、試練はまだ続きそうな気配でなんとかやるしかない感じ。でも何だかんだいって音楽はよく聴いてますが、今年はストリーミング元年と言っていいほど勢いを増した年。ラジオのように流し聴いたり、時に聴きこんだりと自由度が高く発見が多いストリーミングはやっぱ楽しいので欠かせないモノになりつつあります。そんな中、結構楽しめたのがニーナ・シモンのトリビュート・アルバム。亡くなってはや10年以上経ちましたが、崇拝するアーティストも多い人。新たな息吹を吹き込んだ本カヴァー集は今年の話題でもありました。
 やはり一番の注目だったのは今年来日も果たしたMs. Lauryn Hillのレコーディング・アーティストとしての超久々の復帰。あの独特の歌声が聴けるだけでも興奮でしたが、元々リスペクトを常々口にしていて声質も似たローリンにとってはうってつけの参加となりました。当初予定の2曲から6曲に変更となるほど本企画にハマったローリン。久々のちゃんとした録音にシビれた「Feeling Good」を始め、全盛時に負けないラップをかます「I've Got Life」、「Ne Me Quitte Pas」、「Black Is The Color Of My True Love’s Hair」、「Wild Is The Wind」、「African Mailman」とインストも含め披露です。あとのローリン曲以外は基本的にジャズ・ピアニストでR&B関連の制作も手掛けるロバート・グラスパーがプロデュース。Jazmine Sullivanによるレゲエ調「Baltimore」、新人女性R&BシンガーGraceの「Love Me or Leave Me」、ライトR&Bに仕上げたUsher「My Baby Just Cares For Me」Mary J. Bligeによるアニマルズ・カヴァーでも有名な「Don’t Let Me Be Misunderstood」、グラミー賞シンガーGregory Porterの「Sinnerman」、CommonLalah Hathawayをフィーチャーしてラップする「We Are Young Gifted & Black」、幻想的なAlice Smith「I Put A Spell On You」、アーシーに迫る娘Lisa Simoneの「I Want A Little Sugar In My Bowl」と中盤は入れ替わり立ち替わり豪華な参加アーティストが登場。最後に収められたNina Simone自身によるRCA時代の「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」は、やはり素晴らしき曲。いろいろこねくり回してもオリジナル曲がニーナ自身の絶対的な魅力が光ります。ボートラは今年注目の新人Andra Dayによる「Mississippi Goddam」で、デビュー当時のエリカ・バドゥを彷彿させてくれます。
「あらためてニーナが、稀有なアーティストだったことを浮き彫りにしたナイス・トリビュート!」
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2015.12
23
fantastic four lost



 なんじゃかんじゃといっぱい出て来て、ちょっとやそっとのことではビックリすることもなくなったリイシュー蔵出し関連。「もう蔵も空っぽやろ」と思ってたら、“そこらのブツとはちょっとちゃいまっせ”と出てきたのがファンタスティック・フォーのロスト・モータウン・アルバムでした。本来は1971年に発売が予定されていながらもお蔵入りとなったモータウンでの2作目が今年ようやく陽の目を浴びました。当時にシングル等で発売はされた曲も入っていますが、後追いの私のような若輩には全てが新鮮に響く名曲集。デトロイト・サウンドからL.A.ニュー・ソウルに移行する前で、60年代ヒッツヴィルでの黄金サウンドも時代遅れになろうかって頃だったのでビッグ・ネームでもない彼等の作品は見送りだったのでしょう。しかし! これはミス・ジャッジだったとしか思えないグレイト・ソウルがガンガン聴くことができます。先般のモータウン廉価リイシューでラインナップされてた1stを気に入った人は必携の作品です。
 まず前半の12曲が見送りとなった“How Sweet He Is”と題されてたアルバムから。ジェイムス・エップスの絶品歌唱がこれでもかと炸裂です。垂涎シリーズだった“Cellaful Of Motown”シリーズでも聴けたものもありますが、こうやってちゃんとまとめられると、やはり圧巻。頭の「Take Him Back If It Makes You Happy」から、同時期のテンプスに匹敵するグレイトさ。スロウの「A Little Too Much」なんか、初聴で涙してしまう失禁曲です。カヴァーの、マーヴィン&タミーIf This World Were Mine」や、ビートルズWe Can Work It Out」も尋常じゃないクオリティで迫りますが、シングル曲でもあった「Just Another Lonely Night」、「Keep On Tryin'」、「I'm Gonna Carry On」、「I Feel Like I'm Falling In Love Again」とかは、どれもソウル・ファン一撃のグレイト・トラック。なかでも「Don't Care Why You Want Me」での熱きソウルはどうだっ!テンプスがサイケデリック・ファンクに舵を取っていた頃に、こんなにも王道モータウン・サウンドで素晴らしいバラード・シングルを出してました。
 本編に負けず劣らずのボートラ13曲も単なるオマケで済まないクオリティで小躍りです。ジョニー・ブリストル作の「How Big Is Your Heart」、70年代の香りもたまらん「I've Found My Goal」、センス抜群のモータウン要人ボビー・テイラー制作の「Loving You (Is Hurting Me)」、「Don't Tell Me I'm Crazy」、「I Hate Myself For Loving You」は幾分モダンな香りも含み、こちらも聴き逃し厳禁。エドウィン・スターのカヴァー「I'm Still A Struggling Man」なんかもあり。
「今後も取り上げ続けられるであろうヒッツヴィル・モータウンの名選。今年の発掘、1等賞です!」
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2015.12
19
Category : 10's Female R&B
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
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 帰ってきました、ブラクストンズ! ブラクストン・ファミリーを追ったTV番組が全米で放映され脚光を浴びた5人姉妹でしたが、トニやテイマーに代表される低音ハスキーは好物だったので、これは嬉しい企画。しかも90年Aristaでシングル出したデビュー時の5人揃い踏みです。先にトニがデビューしてブレイクした後に出た、ブラクストンズの1stは3人組だったので5人組としては初のアルバム。すっかり熟女グループになっちゃったけど、これは嬉しい誤算。よっしゃ!と叫びたくなるアルバム・カヴァーと共にクリスマス・アルバムが登場です。最近の宴会の司会&幹事もチョー疲れたので、グッド・ミュージックで癒やされときます。トニ、トワンダ、トリーナ、テイマー、トレイシーの5人姉妹、ここに海原やすよ・ともこが入れば7人姉妹でいけそうです。この姉妹独特の愁いを帯びたアノ声は他で探してもなかなか聴けません。やっぱ個性があると強いです。
 アルバムは、まずダニー・ハサウェイの「This Christmas」でゴキゲンのスタート。トニも最高ですが、テイマーもただのアホではない抜群の歌唱を披露。「Every Day Is Christmas」はオリジナルで、絶品というしかない姉妹のマイク・リレー⇒ハーモニー・サビが聴ける悶絶の展開。みんなソウルフルで素晴らしい美声です。「Mary, Did You Know?」ではマイナーKeyで美しくも切なさ全開で迫ります。アカペラの「O Holy Night 」で親和性抜群のハーモニーでのブラクストン・ミルフィーユ攻撃に降参した後は、お馴染みのワム!のヒット曲「Last Christmas」でなんとも懐かしい気分にさせてくれます。しっとりスロウで聴かせる「Blessed New Year」に続いて登場は、ファミリーのMichael Braxtonがフィーチャーされた「Under My Christmas Tree」で唯一、男性の声が出てくるしっとりナンバー。フランク・シナトラでも歌ってそうなフォーマルな気分で浸れます。最後は「This Christmas」のBraxton Family VersionではBPMアップ。またもやよりハーモニーを強調して声技をしっかり見せつけます。クリスマス・アルバムも数多ありますが、私の本年愛聴はコレで決まりです。
「なんやかんやいっても、ただ呑むだけのクリスマス。麗しいブラクストン・ファミリーが最高のツマミです!」
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2015.12
16
Category : Funk
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
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  この前、大友康平がディスコ・ミュージックについて語ってたのを何気に見てたのがやたら面白かった。ロック一筋の人かと思えば、元ドラマーだけあって、リズムの解説も結構分析していて、しゃべりも最高でした。ベードラで弾ませるのが好きってことで、ハウスっぽくなっていく4つ打ちになると嫌いっていうのは少し共感です。ディスコはメロディラインは極上で、歌詞は簡単明瞭なのがイイって力説してました。70年代のファンクもガンガン紹介していて、コモドアーズやらアースとか意外な選曲で楽しませてくれましたが、そこで紹介されてたのがスコットランド発の極上ファンク・バンド、アヴェレージ・ホワイト・バンド。ロックしか聴かなかった頃は存在さえ知りませんでしたが、やたらヒップ・ホップでグルーヴをループされてて知った人等。白人最強のグルーヴ・メイカーです。
 このバンドを聴くにおいて避けて通れない傑作がインスト・ヒット「Pick Up The Pieces」で、大友康平もフェイバリットに挙げてた曲。私も92年のキャンディ・ダルファーのカヴァー・ヒットで知ったこの極上グルーヴは、アトランティック移籍後のN.Y.録音2作目収録の大ヒットです。初代ドラマー、ロビー・マッキントッシュの刻むカッコ良すぎるビートと、タイトなホーンが最高の代表曲。J.B'sをやや洗練させたような絶妙グルーヴでファンク・クラシックともなってます。実は本作はL.A.録音のパイロット版が存在していて、それは前所属のMCAがダメ出しをしたもので、それを聞いたアトランティック重鎮ジェリー・ウェクスラーが「アホなとこにいんとワシんとこ、来い!」と引っ張って来て花開いたモノ。録り直してより洗練された、この通称“ホワイト・アルバム”は他もナイス・グルーヴに溢れてます。他は歌もの中心で冒頭「You Got It」から、軽快なグルーヴでスタート。ヘイミッシュ・スチュワートが歌うと、ちょっとAORっぽくなりますが「Got The Love」も、ナイス・ファンク。「Person To Person」も90年代サンプリングされまくられたグルーヴで、ヘイミッシュのファルセットで歌われるオリジナルもクール。そしてまた極上の気持ち良さなのがアイズレー兄弟のカヴァー「Work To Do」。フリー・ソウルでアイズレー版よりウケてたのが、ホーンも加えたアラン・ゴーリーが歌ったAWB版でした。メロウもぬかりなしで「Nothing You Can Do」、「Just Wanna Love You Tonight」、「Keepin' It To Myself」と心地良く聴かせます。終盤は「I Just Can't Give You Up」、「There's Always Someone Waiting」と、ロビーのタイトなグルーヴが光る佳曲も登場。全体は重鎮アリフ・マーディンが制作で、パーカッション名手のラルフ・マクドナルド、サックスでブレッカー・ブラザーズも参加で極めて黒い音作り。
「とにかく大ブレイクしたAWBの初期代表作。そりゃJ.B.御大も妬んで嫉みます!」
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2015.12
13
Category : 10's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 12月に入ってから連日の呑み歩き。もう財布がヤバくなリつつあるなか、知らん間にローンチされてたのがコレ。ベイビーフェイス!来ましたがな〜 予告通り! 正真正銘の単独新作です。コレは気合い入れて聴かなあきません。パフォーマーとしても、プロデューサーとしても面目躍如だった90年代から、なんにも変わってまへん。最高やがな〜と、べた褒めしたい内容です。なんといいますか、全国民・全世代が楽しめそうなターゲットを絞らない絶対的な高品質R&Bを展開してくれてます。内容の素晴らしさに関わらず、大成功とまではいかなかった前作から10年。アリアナ・グランデのプロデュースや、カヴァー・アルバム制作、トニ嬢とのデュエット・アルバムと活動はしていたものの、待っていたのは本作のような純然たるオリジナルを披露してくれる新作でした。今年はジョデシィや、キース・リチャーズマーク・ロンソンも良かったけれど、本年1等賞はコレで決まりです。
 まず登場なのが先行シングルだった素晴らしきグルーヴで魅せた「We've Got Love」。イントロからピアノ、サックス、ミュートしたギターが織りなし、適度にハネるドラム&ベースが一本筋を通す気持ち良さ抜群の名曲を投入。もう流石っすね〜と、太鼓持ちするしかない先頭打者ホームランです。夏の終わりにコレ聴いた時、雄叫びを上げて本作が名作となるのを確信してました! 続く「Fight For Love」から、目下売出し中のシングル「Exceptional」も落ち着いたオトナ・グルーヴで、文句無し。あっさりしてるようで、コクはしっかりある童顔氏のファルセットも混ぜたお得意のスウィート・ヴォイスがムチャムチャ心地良し。生楽器の響きを大事にしているとこも好感です。そして中盤の気心しれた80〜90年代の戦友で相性バッチリEl DeBargeがデュエット・パートナーを務めた「Walking on Air」、待ってましたの兄貴チームAfter 7 参戦でヴォーカル・グループ化する「I Want You」と100点満点、感涙の展開。チル・アウト・タイムは「Love & Devotion」、「Standing Ovation」ときた後は、余裕シャクシャクのオトナ・グルーヴ「Something Bout You」で、またもや小躍りさせてくれます。最後は上品なスロウ「Our Love」でベタベタの〆。ギミックやトレンドなアレンジで聴かすのではなく、絶対的に曲が良いのがグレイトです。もちろんコンビ芸の相方で、マンチャイルド〜ディール時代からの盟友、ダリル・シモンズも全面参加。
「トレンド感なくても、超王道R&Bの見本。コレですよ、コレ!」
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2015.12
10
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 ソウルをムチャムチャ好きになってきた頃、アホみたいに聴き狂ったピケットの超優秀作品。キャリアの長いピケットで、名品が多い人ですが、どれかと言われれば鮮烈ピンクのThe Excitingかコレにとどめを刺します。ブルーのタイトなスーツをキメるピケットのジャケも最高。録音はマッスル・ショールズの聖地FAMEスタジオ。黒人も白人も日本人もヘチマも無いとフラットに音楽を聴いてるつもりですが、この濃厚な強烈シャウト・スタイルは、やっぱアフロ・アメリカンの黒人にしか出せない味です。
 まず、いきなり大興奮なのが「Soul Dance Number Three」で、これは2万回聴こうがいつでもシビれまくれる逸品。ずっしりしたバンド・グルーヴにラップ調に切り込むピケット隊長。“Get It, Get it”と快調にカマしたと思えば、喉がつぶれるんちゃうかと思うくらいの猛烈なシャウトが炸裂。基本ワン・グルーヴの中、フックで厚く迫るホーン・セクション、クールなGリフ、演奏も最高のタイトさです。フェイム・サウンドここにあり。そしてヒットしたファンキー「Funky Broadway」は、Dyke & the Blazersのカヴァー。本家版はJ.B.と互角の濃厚さですが、ここではフェイムの面々と軽快にキメます。ダン・ペン作のThe Ovationsカヴァー「I Need A Lot Of Loving Every Day」の後は、The Falcons時代の名曲再演「I Found A Love」が登場。熱い歌唱がグイグイ胸に迫ります。思いきり泣いてくれたと思ったら、ストレートなジャンプ・ナンバー「You Can't Stand Alone」を豪快にキメてくれます。この緩急、抜群すぎ。「Mojo Mama」もタイトなフェイム・サウンドとピケットががっつり融合したナイス・ビート・ナンバー。重厚感もしっかりあるのがたまらんです。そして終盤の聴きモノがボビー・ウォーマック作の3連曲。「I Found The One」も普通に良いバラードですが、失禁するのはこの後。“I'm In Love”にも匹敵する歴史的名バラード「I'm Sorry About That」が君臨です。抑揚から泣き具合まで完璧なピケットが聴けます。しかしボビー曲の相性の良さは凄まじいです。バックで素晴らしいギターを奏でるのも、ボビーではないかと睨んでます。最後はラスカルズのカヴァー「Love Is a Beautiful Thing」で軽快に〆。
「いろいろあれど、最初に聴いておきたい名盤中の名盤。ピケットの真骨頂発揮!」
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2015.12
05
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 小粋でスマートなアレンジを楽しませてくれるNY発信の60'sソウル・サウンド。ニュー・オリンズやメンフィスの土の香りがするサウンド比べると、ビッグ・バンドなんかも使った華やかでフォーマルな感じが魅力。ピカピカの革靴やハイヒールで歌ってそうな感じ。60年代のNYシーンをベースに都会的なアプローチで成功した代表的シンガー、マキシン・ブラウン嬢。キュートに、時にディープに、時にジャジーに、と艶のある歌唱で楽しませてくれます。昔、コンピで聴いた61年デビューのヒット曲“All In My Mind”が出会いですが、アーリーソウルの甘いバラッドが印象的でした。その後のABCを経て、最も輝いた時代が63年からの5年間で、チャック・ジャクソンとかを抱えていたNYの大手Wand時代です。68年Epic作も良いですが、ここはアーバン・テイストの黄金期を満喫です。
 まず流れてくるのが絶品スウィート「Oh No, Not My Baby」。64年のヒットで、ゴフィン=キングの傑作。知ってるだけでも、キャロル・キング自身やアレサ、フェイセズ、リンダ・ロンシュタッド、フォンテラ・バス、アン・ルイスとあまりにイイ曲でカヴァーされまくっている傑作。翌年出された「It's Gonna Be Alright」も同コンビによる、柳の下のどじょう的楽曲ですがエエ曲なのは確か。63年のWanda最初のヒット「Ask Me」や、「Coming Back To You」、「You Do Something To Me」、バカラックの「I Cry Alone」など、どの曲もスロウ中心に都会的でありながら力強いソウルを感じる歌唱にシビれます。初期の頃のアーマ・トーマスに負けてません。若き日のヴァン・マッコイ作の「Wonder What My Baby’s Doing Tonight」みたいなビート・ナンバーもクールに聴かせます。マッコイは優雅な良曲「Gotta Find A Way」も提供。ゆったりスウィングするビッグ・バンドをバックに華麗な歌唱の「Since I Found You」、ビブラフォンにオルガンをかましてモッズに迫る「You Upset My Soul」、迫力のシャウトも聴けるモータウン的な「Little Girl Lost」と色んなスタイルをこなしてくれます。
 CDではボートラでさらにソウル的なお楽しみを追加。キング・カーティスの歌版「Soul Serenade」、ビートルズの「We Can Work It Out」、ロン・ウッドでもお馴染みのジェイムス・レイ「If You Gotta Make A Fool Of Somebody」、モータウン所属前のアシュフォード&シンプソン作「One Step At A Time」、英国モッズにも人気の「One In A Million」に「I Got Love」と60年代中盤以降の良曲と、未発表6曲追加。オーティス・レディング制作のスタックス風「Slipping Thru My Fingers」、優秀バラード「Do It Now」、ミラクルズ風ジャンプ曲「Listen To My Heart」もあります。中でもUKツアーのプロモート用にリリースされた67年作「I've Got A Lot Of Love Left In Me」は隠れた大傑作。
「ドリーミーなNYサウンズを届けてくれたマキシン嬢。上品な魅力に溢れてます!」
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2015.12
02
Category : Golden Pops
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
boy like

  いよいよ表参道の世界最大の旗艦店もオープンの勢いに乗る“サンローラン”。創設者の映画も話題ですが、現在のデザイナー、エディ・スリマン氏も注目です。スリマンのロック・テイスト溢れるクラッシュポール・ウェラーにも影響を受けたというデザインは、なんともクールで俄然注目です。ショップに行ったら分かりますが、ファットな人は着用しないでくれっとでも言ってるようなスタイリッシュな現在のラインは熱心なファンも多く、ケリング・グループでも今、一番の人気。モードの帝王サンローランの意志を受け継いだ、今の尖った“サンローラン”な気分で聴きたいのが、今聴いても洒落た60'sガール・グループ・コンピ。これはイケてます。
 中身はコルピックス・レーベル62〜64年の珠玉のガール・グループ集で6枚出たナゲッツ・シリーズのVol.5。フィレス前のThe Ronettesの「I'm Gonna Quit While I'm Ahead」からウキウキ・スタート。4曲収録のShelley Fabaresは“ジョニー・エンジェル”のヒットで有名な女優&シンガー。ドリーミーで可愛い「Telephone」もたまらんのですが、サム・クックキャロル・キングのプロデューサーで有名なルー・アドラーと結婚した後のビート・ポップ「Football Seasons Over」、フィレス・サウンドな作りが垂涎の「He Don't Love Me」とキュートに迫ります。そして最高としか言いようのないのが、後のハニー・コーン加入のキャロリン・ウィリスがリードを取るThe Girlfriendsの「My One And Only, Jimmy Boy」。デヴィッド・ゲイツのスペクター・ライクな名曲です。世界初CD化という、ベテランThe Barry Sistersの「Too Smart」や、Toni Wineのクリスマス・ソング「My Boyfriend's Coming Home For Christmas」もクール。トニ嬢は「A Boy Like You」、「A Girl Is Not A Girl」と17歳の舌ったらず風が胸キュンの極上ポップスも収録です。またブロンクスの姉妹The Barry Sistersの「I Must Be Dreaming」は本作中トップ・クラスのハーモニーも楽しいガール・ポップ。そしてビートルズがカヴァーもしたクッキーズEarl-Jean嬢のソロ4曲もお楽しみ。ゴフィン=キング制作で、ハーマンズ・ハーミッツがカヴァーした「I'm Into Something Good」、ボサノヴァ「We Love And Lean」、ダイアナ・ロス風の声もたまらん「Randy」に「They're Jealous Of Me」と抜群。大手家具店の社長令嬢Bernadette Castroはワクワク・ポップ「Sports Car Sally」に、チャーリー・カレロのアレンジも素晴らしい「A Girl In Love Forgives」収録と全て3分未満のゴールデン・ポップスがずらり。
「音楽ってファッションだと感じさせてくれる魅力満載。オシャレして出かけたくなる名コンピ!」
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