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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2015.11
29
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 学生時代、今のKentみたいに良質ソウル・コンピCDを出したのが、ユニバーサルに吸収された今は無きEMIレコード。スタックスやらモータウンとか一通り聴いた頃に、いやまだまだあるぞって教えてくれた、ニューオリンズからLiberty傘下のL.A.に移った時代のMinitソウル集です。60年代後半の知らんアーティストばっかやったけど、日本メジャーも頑張った桜井ユタカ氏の監修の熱いソウル絵巻。今では3社メジャーに数多あったレコード会社も統合されてしまいましたが、逆に統合を生かしたコンピも作りやすくなった筈。商売にもならん、こういうコンピもまた我が国でも気合い入れて制作して欲しいもんです。
 まず登場なのが、70'sスタックスのソングライターとして活躍する前のHomer Banks。「Do You Know What」など丁寧に歌ったスロウが聴きモノで、後に1枚ものも出て評判に。コノ時代のレーベル看板スターだったJimmy Holidayはジャケ右にもあるような渋い面構えを持った、ルー・ロウルズのような味のあるシンガー。「Beauty Of A Girl In Love」のような緩急つけたミディアムのドラマティックな歌唱は絶品。そしてお待ちかねのJimmy Lewisは70年代のHotlantaアルバムも大人気のシンガー。このMinit時代もハズレ無しで、サザン・スタイルのバラード「Where Is My Baby」はサム・クックとJ.B.を掛けあわせて下品にしたような熱き歌唱がたまりません。BuddahやVoltにも犬のしょんべんみたいに名シングルを残していてタチが悪いです。50年代のSpecialtyから活躍してたベテランClydie Kingの雄大なリズム・ナンバー「One Part Two Part」も余裕たっぷりに惹きつけます。次のGloria JonesはT.REXマーク・ボランの嫁ハンだった人で、ニューオリンズ・クラシック「I Know」を収録。後にU.A.よりアルバムも残したゴスペル出身Lea Robertsの初期作69年「When Something Is Wrong With My Baby」はサム&デイヴの名バラード・カヴァー。これも超素晴らしく、当時何回も聴き狂ってました。終盤に登場のHermon Hitsonも人気の激辛シャウターで、リズム・ナンバー「Yes You Did」、「She's A Bad Girl」共に絶好調なシャウティング。全く知らんAlder Rayなる女性シンガーの「I Need You Baby」もアーリー・ソウルの香り漂う66年モンの名品。最後はブランズウィック怒涛の再発でアルバムも注目を浴びたシカゴJohnny SaylesのMinit唯一作「Anything For You」。歌唱はグレイトですが曲はイマイチなのが惜しいです。
「日本が送り出した52分の名ソウル・コンピ。ユニバーサルさん、1000円じゃなくてイイからまた頼んます!」
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2015.11
25
Category : James Brown
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
soul ss



 仕事はヘロヘロやけど、先週末は楽しいオッサン連中のライヴにも参戦でホッコリ。ここは熱きライヴ盤です。Living In Americaでの復活以降の大御所感満載のJ.B.ライヴ。TV番組での企画物っぽく、ホストであるJ.B.とバンド“Soul G's”が、入れ替わり登場するゲストと共にJ.B.クラシックを共演者が気を使いまくりながら進んでいく内容。しかし、これは意外とイイのでソウル・ファン必携です。当時ビデオにもなっていてCDでは権利関係上オミットされていたアレサ・フランクリンとの共演シーン“Please Please Please”も見所です。ビデオではアレサは“Do Right Woman, Do Right Man”も単独で披露。そのダイジェスト版のこのCD、ミックスも迫力あるものとなっていて、80年代ライヴもんとしては“Chastain Park”と共に必携の内容。たとえコレからJ.B.を聴こうっていう小学生がいても安心して推奨できるクオリティのブツです。
 中身は「Show Intro」でMCダニー・レイの名調子がバッチリ入っているのがポイント高し。そして御大の”1965、This was The Sounds!”と唐突に登場する掛け声と共に歴史的ファンク「Papa's Got a Brand New Bag」でスタート。いきなり興奮の瞬間です。この頃のバンド“Soul G's”は一時的にメイシオ・パーカーも復帰しているので盛り上がりも最高です。近作の“Gravity”から「How Do You Stop」をモダンにキメると、強烈シャウターWilson Pickettとの共演となった「Cold Sweat」が登場。俺様同士の共演で、ヒヤヒヤしますが実に熱いバトルで本作ハイライトともいえる場面。こっから御大は一旦、引っ込んでゲスト・コーナー。ベテラン・ブルー・アイド・ソウルBilly Vera(←代表曲At This Momentはデスペラードに負けない名曲)の「Out Of Sight」、Joe Cockerの「When a Man Loves a Woman」と続いた後は唯一スタジオ版収録となったAretha Franklin との生涯唯一の共演曲「Gimme Your Love」。ナラダ・マイケル・ウォルデンによる、エレクトリック・ファンクでソコソコの曲。残念ながらライヴは未収録です。再びライヴに戻って共演タイムはJoe Cockerとの「I'll Go Crazy」、Robert Palmerとの「I Feel Good」、「Try Me」と続きます。二人とも名シンガーですが、どうしてもゴッド・ファーザーの前では霞みます。そうして最後は現役感を誇示する最新ヒット「Living in America」を共演者全員ステージに上げて大団円。バンドもタイトでなかなかカッコいいです。
「キング・ジェームス・ブラウンを見せつける優秀なパフォーマンス。企画モノながらピカイチ!」
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2015.11
21
Category : Mainstream
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 テレビで志村けんを見てたら、突然聴きたくなったポール・ロジャースの声。ほんま顔だけですが似てます。一世一代の大傑作、フリーの“My Brother Jake”を、いつものように聴いて満足。そっから、バッド・カンパニーにも流れて傾聴。やっぱり間違いなく最高峰のヴォーカリストです。最近もメンフィスのロイヤル・スタジオで録ったソウル・カヴァー集を出してましたが、一番最初に耳にしたのは遠い昔のバッド・カンパニー。それも、もう落ち目の頃。人間、最初に聴いた時の印象がずっと後々まで尾を引くと言いますが、FMで聴いた本作の印象は「アーバンな渋いロックやなぁ」って感じ。本当はストレートなハード・ロック・バンドやったとは後になって知りました。最初の出会いで間違った印象になったのはクイーン同様。でもポールの激渋の声は頭にずっと残ってて好印象でした。
 そんなことで、よく“バッド・カンパニーらしくない”と酷評される本作。私にとってはコレがバッド・カンパニーで、結構好きなアルバム。初っ端の「Electricland」がやっぱシビれます。洗練されたAORなサウンドではありますがサビでのポールのヴォーカルはやはり絶品で、ロッドの“Passion”的な魅力があります。まずもってコノ曲の印象が本作の格を上げます。続くファンキーなギター・カッティングがカッコいいアーバン・ブルース風味の「Untie The Knot」や「Painted Face」もちょっと80年代のクラプトン風でイケてます。音こそ洗練されましたが「Kickdown」なんか、フリーと演ってることは一緒。デラニー&ボニーばりに快調に飛ばす「Ballad Of The Band」や、続いてのファンキーな「Cross Country Boy」ではサザン・ロックなスタイルで、ホーンも導入してスワンピーにキメてくれてます。「Old Mexico」なんかは、ココにアンディ・フレイザーとポール・コゾフが絡めばまんまフリーです。終盤はシンセのリフが主導する「Downhill Ryder」や「Racetrack」など非常に軽々しい曲も登場。多分、これまでのファンなんかは拍子抜けやったに違いない、らしくないアレンジ。快調な前半からすると、やや尻すぼみな印象もあり。
「ポールのソウルフルなヴォーカル・スタイルは一貫して変わらず。魅力は充分、発揮です!」
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2015.11
17
Category : Motown
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 カラオケでも人気の男女デュエット曲。日本では“ロンリー・チャップリン”、“別れても好きな人”、“浪花恋しぐれ”あたりがド定番(←我々おっさんでは)ですが、R&Bソウルにおいて史上最強なのがマーヴィン・ゲイとタミー・テレル。数多のデュエットR&B作品が沢山出て来ましたが、これだけ聴くものをワクワクさせ、感動させてくれる二人はいません。タミーが若くして夭逝したので、アルバム3枚で終わってしまったのが大変悔やまれますが、どれもが絶品で必携。アシュフォード&シンプソンの作品集としても避けて通れないのが、この二人のデュエットです。
 まず登場の67年作“United”から無敵の名曲「Ain't No Mountain High Enough」に、ディアンジェロも録音したロマンティック・スロウ「Your Precious Love」が登場。ルーサーとシェリル・リンも名カヴァーを残した「If This World Were Mine」 といったスロウ名曲の他に、ポップなヒット「If I Could Build My Whole World Around You」、ヒッツヴィル・モータウンの楽しさを伝える「Something Stupid」、「Two Can Have A Party」、「Oh How I'd Miss You」と絶好調のスタート。
 続く68年“You're All I Need”には、個人的には最高傑作と信じる「Ain't Nothing Like A Real Thing」や、これまたグレイトな「You're All I Need To Get By」が収録。こんなにも気持ちを高揚させるデュエットがあるのかと思うほど、恋人同士のようなロマンチックで息のあったデュエットを聴かせてくれます。「Baby Don'tcha Worry」、「You Ain't Livin' Till You're Lovin'」、「When Loves Comes Knocking At My Heart」あたりもモータウン・マナーで良い曲。
 69年の最終作“Easy”は脳腫瘍の手術を重ねたタミーが歌えず、ヴァレリー・シンプソンが代役を務めたという話もありますが、実際はデモだけでなんとかワン・ラインづつ歌った車椅子のタミーの声を繋げて完成させたそう。ヴァレリー自身が言ってますので信じたい話。ここでもヒット曲「Good Lovin' Ain't Easy To Come By」や、マリーナ・ショウのも人気の「California Soul」、椎名林檎も歌った名曲「The Onion Song」なんかのアシュフォード&シンプソン作がやっぱ素晴らしい出来。一方、ダン・ペンの名曲「I'm Your Puppet」、フォートップスの「Baby I Need Your Loving」などカヴァー曲も充実です。録音事情を知るとつらいものがありますが、最後のタミーの歌声にマーヴィンも最高の声で応えてます。他はタミーのソロ曲やデュエット未発表曲で、当時のモータウンの良さを伝える「We'll Be Satisfied」はテンプス版も存在する良曲ですが、「Ain't Nothing Like The Real Thing」の別テイクは正規版が完璧すぎてあくまでオマケの域。
「これ以上ない相性で聴かすホンマの胸キュン・デュエット。誰かカワイコちゃんと歌いたいっ!」
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2015.11
14
Category : Hard Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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錦糸町の呑屋でスラッピンなベーシスト&歌えばディープ・パープルな若僧に遭遇。店にあったSGを見てアンガス・ヤングな気分になりました。そんなことで30歳過ぎた頃、突然欲しくなったAC/DCのアルバム。ジャケのアンガス・ヤングに一目惚れで衝動買いしたブツです。音作りがヘヴィな以外は、ZZトップストーンズなんかと演ってることは、たいして変わらんような気もしますが、AC/DCの偉いのはメニューもハード・ブギー一品のみを貫いてる所。どうせ天下一品行っても、メニューには色々書いてあるけど結局こってりラーメンしか頼まへんもんね。“ウチはこれしかつくりまへんで”的な潔さに満ち溢れてます。コレ、聴いた時も驚いたのが20年くらい前に聴いた時の音と区別がつかないくらい一緒やったってこと。人気の秘訣はココですわ。頼まれもしないもの、作っても客は喜びません。あのガッツリ美味しい味を、レシピも変えず美味しいまま作り続ける。素晴らしきバンドです!
 冒頭「Stiff Upper Lip」からヤング兄弟のアーシーなリフが鳴リ響く中、最もハンチング帽が似合うヘヴィメタ・ヴォーカリスト、ブライアン・ジョンソンの甲高いハスキーが聴こえてくるとこの上ない安心感です。“この味やがな”と。イントロから続くリフを鳴らし続けるグルーヴも、リズムがハネてシンコペ入れたらJ.B.とさして変わらんワン・グルーヴです。シャッフル・ブルース「Meltdown」、ヘヴィメタ版ジョン・リー・フッカーみたいな「House of Jazz」、キュートなリフが頭にこびりつく「Hold Me Back」と気持ち良すぎる押しの一手。「Safe In New York City」は巻き弦単音リフが気持ちええ、ドライヴィング・ナンバー。ユニゾンでグングン迫る音圧、これぞヘヴィメタの気持ち良さですよ。突飛なことは、何一つやってません。ストリングスやホーンが入ってきたり、シンセが主導することも全くなし。チャラチャラしてません。この後も、アイデア・リフが面白いR&R「Can't Stand Still」、とうとう宇宙にまでブギーを持ち込んだ「Satellite Blues」、骨太リフが圧巻の「Come And Get It」に「All Screwed Up」とお得意のスタイルで猛進。泣きのバラードとかは一切なし。どっから聴いても見事なAC/DC印ですわ。
「ハッキリ言って曲がエエとか悪いとかどうでもエエのです。一貫した、この頑固な味が素敵!」
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2015.11
10
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 もうすぐ待望のNewアルバムも発売と、快調に飛ばすエレファント・カシマシ。その前に出た先行シングル「愛すべき今日」のシングル盤。買っちゃいました。といっても、ただのシングルとは言えない中身濃すぎのブツ。タイトルの「愛すべき今日」はTVとかでも披露されているポジティヴな曲で、名作“シグナル”を彷彿させる良い曲。ミヤジの存在感、依然健在。そして新境地ともいえる「TEKUMAKUMAYAKON」は、ファレルがプロデュースでもしたのかと思うほどトレンドのディスコ・スタイルの驚愕曲。マーク・ロンソンもビックリです。ミヤジの声でこのスタイルが聴けるとは。この挑戦に拍手です。アルバムには入らない予定の、以前から話題だった爆裂ラウド・ナンバー「めんどくせえ」の収録に加え、単なるボーナス・トラックでは済まないライヴ音源が10曲もカップリングされている、もはやアルバムといっていい体裁。私もこのライヴが聴きたくて購入です。もう売り方からして破天荒です。
 その2枚目に収められた今年1月の武道館ライヴ。“ライフ”のオープニングを飾った「部屋」からスタートで、いきなり“僕は生きている”と力強く絶叫です。ベスト盤でしか聴けなかった「始まりはいつも」や、“扉”でも一番ヘヴィだった「パワー・イン・ザ・ワールド」とイカつい選曲がまた素敵です。アコギで歌われる「おまえとふたりきり」、怒りの名作“俺の道”でも目立ってた「季節はずれの男」と最高の展開。近作から「彼女は買い物の帰り道」、Epic時代の「もしも願いが叶うなら」と新旧のエレカシ節を惜しみなく披露。そして最もお楽しみだったのが超のつく名曲であると確信する「シグナル」。もうコレがあったから購入決定に至ったと言っていい素晴らしき曲です。もうサビの哲学的な歌詞は歴史的名フレーズで、何回聴いても震えます。コレの入った“町を見下ろす丘”は名盤中の名盤なので是非。終盤は「So Many People」をガツンとカマした後に、衝撃の88年デビュー作からの豪快ナンバー「花男」で〆。これは大満足です。
「難聴での活動休止から完全復活した宮本浩次。数少なくなった本当のロックを続けてくれ!」
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2015.11
07
Category : Mainstream
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 あ〜来日してるな〜って思いつつ、忙しくて行くことができなかったホール&オーツの先月の武道館公演。80年代の大スターといえば、この二人でした。ポップなのやっても、ロッキンなのやっても、スウィート・ソウルやっても上手いこと自分達のスタイルで魅せてくれるコンビです。まだクソガキの頃でしたが、やはり衝撃的だったのは「Private Eyes」のプロモーション・ビデオ。部屋の天井角に備えたカメラに向かってクールに決めるホール&オーツ・バンドがやたらカッコよく映りました。洋楽に本格的に目覚めた頃で、“燃えろ青春(Young Turks)”のロッド、“堕ちた天使(Centerfold)”のJ.ガイルズ・バンド、“スタート・ミー・アップ”のストーンズ、“レッツ・グルーヴ”のアースとかPVのはしり。雑誌でしか見れないアーティストが動いてるぞっと、まばたきもせんとTVを見てましたヨ。ほんまに。
 そんなことで本作。色んなスタイルをこなすホール&オーツながら、ここではニューウェーヴ的なサウンドが新鮮です。録音メンバーも成功した前作と全く同じで、チャーリー・デシャン(Sax)、G.E.スミス(g)、ジェリー・マロッタ(Dr)、ジョン・シグラー(b)とPVでも見れる人達。ハンド・クラップもインパクト抜群の大ヒット「Private Eyes」に、キャッチーなシングル「Did It In A Minute」以外にも、シングルだったら売れそうな「Head Above Water」、カーズやと言われたら間違えそうな「Tell Me What You Want」や「Friday Let Me Down」、「Some Men」とニューウェーヴ・テイストの上質なポップ・ロックが連打。“Kiss On My List”風の「Unguarded Minute」もイケていて、実にクオリティが高いです。そしてお楽しみはルーツにある黒光りするブラック・テイスト。オールド・ソウルの香り漂う「Looking For A Good Sign」も楽しいですが、クールなのがR&Bチャートでもブレイクし、ヒップ・ホップでもサンプリングされた逸品「I Can't Go For That (No Can Do)」。後々になっても評価され続けてきた傑作で、子供の時は何がエエのかさっぱり分かりませんでしたが、煙草を吸う歳くらいになってやたらカッコよく聴こえた曲です。リズム・ボックスの使用や、歌メロやサビの作りからして濃厚なブラック・フィーリング。さすがフィリー・ソウルをルーツに持つ二人、ちゃんと目配せしています。他も、ジョン・オーツの渋い歌唱も光るポップ佳曲「Mano a Mano」あたりもよいアクセント。
「ベストヒットUSAの常連だった人気者。また来日してね〜」
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2015.11
04
Category : 90's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
toni-braxton b



 セクシー低音ヴォイスで90年代から不動の地位を確立したトニ・ブラクストン。アルバム・デビューに先だってベイビーフェイスとデュエットした時から大注目でしたが、待望の本作も期待に応えた良質R&Bでした。ちょうど童顔氏も歴史的名作をドロップする頃、時を同じくしてリリースされたのが、このアルバム。もう、あちこちでクレジットが見られたベイビーフェイスの作品でしたが、やはり最高の相性をみせたのが、このトニ嬢。ソロ・デビュー時はベリー・ショートで今陽子風(←古い)でいまいちビジュアルの魅力に気付きませんでしたが、声はホイットニーと同系統な感じでも個人的にはより好みな声。優しくも瑞々しいサウンドで包まれたこの1stは、ベイビーフェイス・サウンドがお好みの方には必携の優秀作です。今やタダ同然ですので、最近のR&Bファンにもぜひ押さえてほしいブツ。
 中身は、冒頭から童顔印メロディ炸裂の「Another Sad Love Song」、本作のテーマ曲みたいな「Breathe Again」、妖艶な「Seven Whole Days」と大人向けの落ち着いたR&Bをガッツリ聴かせてくれます。共にしっかりチャートでも成功を収めてました。音の方もLA FACE系ど真ん中の聴きやすいソフトなサウンド。中盤以降も金太郎飴的に童顔印の美メロが続々登場で「Love Shoulda Brought You Home」や、後ろにベイビーフェイスの影がはっきり見える「You Mean the World to Me」なんかも抜群のしっとり感。たまらんです。一方では、LA FACE制作以外の曲もしっとりしたR&B中心で「Love Affair」もなかなか心地良い湿った感触で、妹テイマーの旦那となるヴィンセント・ハーバート制作の「How Many Ways」は極上の仕上り。少しながらビートにエッジを効かせたナンバーもあって、「Spending My Time With You」、マライアのエモーションズに少し似た「I Belong to You」あたり、良いアクセントになってます。終盤登場のスターポイントのアーネスト・フィリップス制作曲「Best Friend」はベタですが、この流れで違和感なし。全世界が魅了された97年にウェンブリーで Sealと歌った絶品モータウン・カバー“You're All I Need To Get By ”やマイケル・マクドナルド作でも証明されたように、普遍的な名曲でもこの魅惑の声は映えまくり。どんどんソウル・クラシックも演ってほしい人です。
「今もR&B界においてなくてはならない存在トニ嬢。デビューから輝いてました!」
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2015.11
01
Category : 90's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
shanice 18



  90年代のR&B豊作期、幕開けの1枚みたいなシャニース嬢の大ブレイク作。なかなか凄いアイドルが出て来たと思ったら、すでに2枚目だった18歳の彼女。PVなんか見れば分かるのですが、もう可愛くてもうアイドルの王道って感じ。ところが、そこらのただのアイドルと違ったのが技巧派のソウルフルな歌唱でした。もう何処でも流れまくってた「I Love Your Smile」は、今もインパクト絶大でよくTVのBGMとかで使われてて、とにかく一度聴いたら忘れようとしても思い出せない(←バカボンのパパ)凄いキャッチーなグランド・ビート的ヒット。間奏のラップも自分で演っていてコチラもキュート。ホイットニー・ヒューストンでも名を上げたプロデューサー、ナラダ・マイケル・ウォルデン入魂の大ホームランで、老楽男女誰もが楽しめるR&Bヒットがココに誕生です。
 そんなことでアイドルのR&B風アルバムやとナメてかかったらとんでもないシャニース嬢。他も聴きどころがいっぱいあって、当時トレンドみたいな感じだったミニー・リパートン「Loving You」は、もうひとつのハイライト。ジャネット・ケイのラヴァーズ・ロック版が大ブレイクしていて、アン・ルイスのなんかもよく流れてましたが、シャニースのソウルフルなカヴァーも結構な魅力です。やっぱ名曲で、見事なハイ・トーンを聴かせます。コチラもグランド・ビートな「Peace In The World」や、NJSっぽい「Forever In Your Love」や「Stop Cheatin' On Me」、「You Ain't All That」なんかのアップでもノリノリで聴かせます。中でも聴き逃せんのがJ.B.の“Hell”をサンプリングしたグレイトなアッパー・チューン「You Didn't Think I'd Come Back This Hard」。パブリック・エナミーの"Fight the Power"を彷彿させる見事な畳み掛け具合です。その時、乗ってた愛車インテグラで爆音で聴くとやたらテンションが上がった曲でした。そしてスロウ「I'm Cryin'」、Johnny Gillがデュエット・パートナーとして登場の「Silent Prayer」など本格派で売るには充分過ぎるアピール。Darryl Duncanも作者に名を連ねるオーソドックスなスロウ「You Were The One」も普遍的にイイ曲。80's的ブラコン・ミッドな「I Hate To Be Lonely」ではアダルトに迫ります。終盤には「I Love Your Smile (Hakeem's Mix)」とヒップ・ホップ色濃いリミックスもあって、コチラもクールな仕上り。この曲でガンガン押してる様が伝わります。
「やっぱり気持ちいい90年仕様ガールズR&B。背伸びした感じもキュートでした!」
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