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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2015.09
28
Category : Man's World
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
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 NHK“SONGS”に登場し「老いてる暇などない」と力強く語った永ちゃん。頼もしい男です。昔、学生時代に3つ程、バンド掛け持ちするなかでやってた永ちゃんのバンド。その頃、先輩の家で発売時に聴き、“ん〜これはイイっすねっ”と興奮し、何曲か演った思い出深きアルバムを久々に傾聴。80年代は著書“アー・ユー・ハッピー?”でも「契約でワーナーに騙された」と書いてましたが、この頃は再び本拠地を日本に移しての活動でEMI移籍後の2枚目。とはいえ録音はロンドンで、出来が不満足で日本でヴォーカルや鍵盤を録り直し、L.A.で1千万かけてミックスし直した超難産だったことで有名なアルバム。詞の世界観は、80年代には稲垣潤一や明菜、チェッカーズと超売れっ子だった作詞家・売野雅勇がほぼ全曲を担当。自分から売り込みはしないというポリシーの売野氏がキャロル時代からファンだったという永ちゃんに手紙を書き、「あなたの詞を書きたい」と初めて自分から売り込んで初コラボです。80年代中頃よりデジタルでモダンなロック・サウンドを指向するようになった永ちゃん。アメリカに渡った時のような西海岸なAORサウンドはもうトレンドではなかったので、よりマッチョでハードなロック・サウンドが展開です。
 まずは永ちゃんスタンダードとなった「Somebody's Night」が登場で初っ端からシビれさせてくれます。“ポワゾンの香りだけ、手掛かりの女さ♪”というラグジュアリーな匂いがアダルトな40代となった永ちゃんとバブリーな時代にピシャリでした。売野さん、流石です。そして自分達でも演った「時計仕掛けの日々」、「Flesh And Blood」は90年代以降の永ちゃんの雛形みたいなハード・ロック・テイストの名曲。この辺はギターの音作りからして演るのは難しかった曲で、太く歪ませてディレイをビシッと掛けるのがポイントでした。チャラチャラ弾くのが好きだった私もカッチリ弾くのに苦労した曲。ここらの曲は我々が泥酔でステージで披露してマジで見に来た人に批判された、まさに“苦い涙”な曲達。練習はソコソコ、ええ感じやったんですけど。でも曲はホント、かっこいいです。他も曲作りは絶好調で、ゴージャス・アダルト路線の「赤いルビー」、70年代の曲と構造的には何ら変わらん王道ブギーな「夜間飛行」、メロウなミディアム「早冬(ふゆ)の気配」あたり、聴きどころ。
「時代を読んで変化し続けるタフな男、永ちゃん。妥協なしで生んだ労作です!」
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2015.09
25
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 ロック・アルバムとして、ストーンズの“刺青の男”やJガイルズ・バンドの“ブラッドショット”と同じくらい男前なアルバム。40分足らずの1枚ですが、トップ、中盤、お尻とココぞという場面でバンドの一番美味しいところを堪能させてくれる流れで、コース料理としては最高の部類。素材・調理・出す順番と文句無しやと、今もそう思うのがフェイセズのこの3枚目、“馬の耳の念仏”です。ロッドのソロ“マギー・メイ”が初の大ヒットとなった余波とはいえ、こちらも相当売れたというバンドとしての代表作。ガッツリ気分良く、ロックに浸りたいと思ったら必ず聴くのがコレです。今月、イベントでのロッド込みのリユニオンを祝して紹介です
 まず肝心な1発目。イントロからロン・ウッドのギターに、ロッドの雄叫び、1拍目に重心を置いて一気にグルーヴするバンド・サウンドが絶品の「Miss Judy's Farm」です。初めて聴いた時に、もうココでガッツ・ポーズだったのを思い出します。そしてA面最後に配された金字塔傑作「Stay With Me」は何回聞いても興奮する、これぞロックやと思える絶品ナンバー。ロッドの♪In The Morningってハイトーン切り込み、ウッディの絡みつくスライド、ロニー・レインの歌いまくるベース、ケニー・ジョーンズのバタバタのドラム、イアン・マクレガンの転がり続けるエレピと完璧な曲。クリックなんか聞いて演ったら絶対醸し出せないテンポ・チェンジもスリル満点です。そして最後が、コレまたフレット全部を使うような豪快なスライドとロッキン・ロッドの絡みがたまらん「That's All You Need」と、要所で「これ、これ!」って思うスチュワート=ウッドのペンによる絶品ナンバーを収録。なんか分からん“華”を感じます。この感じはストーンズでは“Rough Justice”などでしか聴けないので、やっぱフェイセズです。そして肝なのが合間にロニー・レインがコンポーズに絡んだ曲で、「Love Lives Here」や、“Stay With Me”を挟むロニーのヴォーカル曲「Last Orders Please」と「Debris」。高校生の時は「なんでロッドやないの?」と思いましたが、ロッドがハーモニーに廻るトラッド趣味のこれらがあって更にアルバムが味わい深くなります。もしロニー・レインがいなければ、ただの数多あるブルース・ロック・バンドやったかもとさえ感じます。ここもメンバーの妙。他も、バンドのウネりが何とも楽しいチャック・ベリーの「Memphis, Tennessee」に、疾走感溢れるロッドの絶頂期の声が聴ける「Too Bad」と、外せん曲ばっか。
「ロッドの代表曲って“Sailing”? アホなこと言うたらあきません“Stay With Me”です!」
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2015.09
21
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 ストーンズ・ファン待望のキースの新作が世界同時発売。シルバー・ウィークながら普通に仕事なので、これがささやかなお楽しみ。GRRR!でのストーンズ新曲が快調だったので、次はストーンズとしてのフル・アルバムかと思ってたら、近年は味のあるシワを増殖中のキースが、まず景気づけに久々のソロ作です。ストーンズの延長で、どうしても聴いてしまうので、個人的にはもう聴く前から高下駄履いたような評価になってしまいます。とはいえソロがしょーもないかといえば88年の“Talk Is Cheap”というリアルに素晴らしい実績もありますので、期待は高まります。ミックほど彩りはない枯れたヴォーカルとはいえ、名プレイヤー揃いでお馴染みのThe X-Pensive Winosとのセッションは何とも心地良し。スティーヴ・ジョーダン(ds)、ワディ・ワクテル(g)、アイヴァン・ネヴィル(Key)等とのいぶし銀グルーヴは健在です。
 まず2015年にしていきなりカントリー・ブルースをブチかます「Crosseyed Heart」での心意気に胸打たれます。“何が悪いねん”と居直った直後の「Heartstopper」で60年代風キャッチーに迫るとこがお茶目。シブシブのカントリー・バラード「Robbed Blind」をキメた後は、先行カットで聴けた「Trouble」が登場。ストーンズ流儀をワイノズに移植したストロング・スタイルで、リフ主導の一番美味しい形が聴けます。ん〜カッコいい! 緩急をつけるお得意のレゲエ・カヴァーのグレゴリー・アイザックス「Love Is Overdue」の後は、会心のキース節「Nothing On Me」が登場。“ビースト・オブ・バーデン”風味の好曲で、男の哀愁をしっかり感じさせます。また惜しくも亡くなった盟友ボビー・キーズのサックスも聴ける50’sライクなごきげんブギウギ「Blues In the Morning」、実にキースらしい8ビート展開でサラ・ダッシュのコーラスも相性バッチリな「Something For Nothing」などは88年のファーストをなんとなく彷彿させ、ニヤリとする嬉しい展開。ここらへんは個人的ハイライト。数少ないゲストのひとりNorah Jonesとの共演曲「Illusion」や、レッド・ベリーのカヴァー「Goodnight Irene」など、70を超えたキースらしい渋く落ち着いた曲。クラブハリエのバームクーヘンにも負けない上質な年輪です。「Substantial Damage」はストーンズ的なリフ&ジャムなノリ一発の曲ですが、カッチリさせずラフなまま聴かすのは良くも悪くもキース的な仕上り。そしてスプーナー・オールダムが鍵盤で参加したサザン・ソウルなスロウ「Lover’s Plea」で〆。
「変わらない深いモノトーンを見せつけたキース爺。次はカラフルなストーンズも待ってます!」
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2015.09
18
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 まだまだ知らないエエ音楽があるもんやと思ったのが、ロジャー・ティリソンってシンガー。全く知らん人だったのですが、このたび信頼のおけるミュージシャンの先輩から御厚意でゲット。なかなか泥臭いロックやなぁと思って聴いてると、これがドンドンはまる。ザ・バンドや、デラニー&ボニー、フェイセズなんか好きだったら、間違いなく気に入る音です。興味が出てきて調べてみると、スワンプ関連の人脈では結構すでに有名な人だったみたい。ジェシ・デイヴィスがプロデュース&全面参加ってことみたいで、ここもポイント高し。スワンプ系のアルバムでよく参加してるジム・ケルトナー(ds)やラリー・ネクテル(Key)も揃った非常に長く聴けそうな良いアルバム発見です! 猿の惑星みたいな見事なオッサン顔してて一瞬引きますが、実にツボをつく良いパフォーマンスでもっと早く聴いときゃ良かったと思える名品です。
 とっつきやすかったのがカヴァー曲の存在。1曲目からザ・バンドのライヴで演ってたボブ・ディラン曲「Down In The Flood」が登場。これがグイグイうねるリズム隊と共にジェシ・デイヴィスと思われるスライドが豪快に絡む見事なスワンプ・ロック。そしてザ・バンドの「Get Up Jake」も見事にロジャーのメロディで味のあるカヴァー。 最後に収められたフォー・トップスのヒット曲「Loving You Is Sweeter Than Ever」もザ・バンドがリック・ダンゴが歌ってた名曲。ここではバンジョーも使って演ってて、これがまた実にエエ感じ。しかしながらこのロジャー氏自身のペンによる曲もグレイトで「Old Santa Fe」あたりで聴ける哀愁満開のヴォーカルなんか絶品というしか無いです。思わずリピートして聴きたくなります。また、フィドルにバンジョーも絡めたカントリー・アプローチ「Good Time Gal」や、レイドバック感がたまらん「Let 'Em Roll Johnny」あたりも心地よい曲。他も、ウディ・ガスリーの「Old Cracked Looking Glass」や、ドン・ニックスの曲という「Yazoo City Jail」あたりも泥臭さ満開で、リラックスして聴けます。
「ええ感じのハモンドにスライド・ギター、気負いの無い歌。隠れたスワンプ・ロックの銘品です!」
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2015.09
15
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 80年代のキラキラしたMTV全盛時代、すでにブルースは絶滅危惧種に指定されていて、いまの和装産業のように保護政策の下でリリースされてるような感じでしたが、その中でコレはイケる!って感じたのが救世主ともてはやされたロバート・クレイとスティーヴィー・レイヴォーン。レイヴォーンは手数の多いテキサス・ブルース・スタイル、クレイはモダン・ブルースのアプローチながら、サザン・ソウルの系譜で捉えてもよさそうな聴きやすいスタイルでした。今も精力的に活動ですが、それこそMTVで見て一発で気に入ったのが、88年本作のタイトル曲。単純なブルース進行のコード循環ではないところや、自分の愛器ストラトの鳴らし方が異様にカッコよかったとこに一目惚れです。ロング・トーンを軸にした古いスタイルとは対極にある、スタイリッシュな休符にスタッカートを多用したGソロ、メンフィス・ホーンズやデヴィッド・サンボーンを起用したソウルフルなホーン・アレンジは新鮮に映りました。
 そして中身。モダン・ブルースといったら、まずコレが思い浮かぶくらいお気に入りの「Don't Be Afraid Of The Dark」です。マイルドでソウルフルなクレイの歌声に、シングル・コイルの音の魅力を最大限に引き出したギター・サウンド。まぁ気持ちええ音です。チョーキングで惹きつけて、16分も交えたアップダウン・フレーズの組立は絶品。センス、ええ人やなぁと感心しきりです。同タイプの「Your Secret's Safe with Me」も泥臭くなりすぎず、アーバンな感触で素晴らしいです。一方、シンプルな構造の従来スタイルのシャッフル・ブルース「Don't You Even Care」なんかは、結構退屈ですが、Gソロはハッとさせられるフレージングで流石。O.V.ライトが歌っても似合いそうなブルージー・ソウル「I Can't Go Home」はクレイの歌の上手さも光ります。「Night Patrol」もモダンなアプローチの好作で、昔に先輩と深夜まで祇園のスナックを“パトロール”と称して扉を開けては面子見て入るかどうかを決めてたっていう、くだらん遊びを思い出します。(←関係ない) もろスタックス・ソウルな「Gotta Change the Rules」に、「At Last」といった曲でのソウル・ギターなアプローチも結構な聴きどころ。
「ブルースがあかん人でも聴けるブルース。それはロバート・クレイです!」
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2015.09
13
Category : Black Contemporaries (80's)
Theme : Dance
Genre : 音楽
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 マーヴィン・ゲイの“Sexual Healing”と共に打込みソウル&ファンクをネクスト・ステージへ上げた重要作。この頃登場したリズム・マシーン(ローランドTR-808 通商ヤオヤ)のチープで機械的なドラム・サウンドを逆手に血肉化しグルーヴを昇華させたのがアイズレーBrosや、このエムトゥーメイです。元々、生音の方が好きではありますが、この“間”も上手く活用したドス黒いファンクネスを大音量で聴くと気持ち良さにハマります。事実、ここでの大ヒット「Juicy Fruit」はもう“Between The Sheets”と共に90年代のR&BHip Hopでサンプリングされまくり大賞でしたから。私もコノ2曲を使ったリミックスや新曲には、ハズレ無しとまで盲目的に思ってたくらい最高にメロウなフリカケでした。もうゆうたら味の素みたいなもんで、コレ使うとやたら気持ちええ音になるので麻薬的な使用法。グルーヴくらい自分で作れって思ったりもしましたが、まぁみんなセンス良く2次使用してたので脱帽でございました。
 さてこのジェームズ・エムトゥーメイを中心としたファンク・グループ。元々マイルス・デイヴィスのグループにいたジャズ系の鍵盤奏者ですが、自らの生ファンク・バンドで演りだしたのが70年代。マイルス時代からの盟友ギタリストでプロデューサーでもあるレジー・ルーカスが80年代になって抜け、嫁さんのクールな女性Vo.タワサ・エイジーと新メンバーのkey.フィリップ・フィールズ、b.レイモンド・ジャクソンとかと打込み主体で演りだしたのが本作。後期Pファンクみたいな正統ファンク「Green Light」から、新種登場となった歴史的記念碑「Juicy Fruit」への流れ。これは最高というしかないです。言葉を追うと分かりますがとてつもなくアダルトな歌詞もクールなサウンドにバッチリです。他も、ミッドナイト・スターみたいなヴォコーダー使用のアーバン・ファンク「Hips」、生ベースも上手く使った「Would You Like to (Fool Around)」、バーニー・ウォーレルと思しき変態的Keyも最高な「Hip Dip Skippedabeat」もかなりの気持ち良さ。乾いた808の音がドス黒く鳴り響きます。タワサのソウルフルさがじっくり味わえる「Ready for Your Love」、さらに官能的に喘ぐ「After 6 Mix (Juicy Fruit Part II)」で見事なフィニッシュ。今は拡大版もあって、しゃぶり尽くせます。
「ジャケは奇術師グループの営業ポスターみたいで、イケてませんが中身は最高でっせ。」
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2015.09
09
Category : James Brown
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
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長年ジェームス・ブラウンを聴いてきて、有名で売れたアルバムながら聴くことが少ないのが本作。なかなか良いアルバムなのですが、J.B.の全体像からすると違和感を凄く感じるから。低迷を極めたJ.B.が80年代半ばに華麗なる復活を果たした記念碑的な作品であるにもかかわらずです。基本的に今迄、セルフ・プロデュースか、それに近い作り方をする人としかやってこなかったJ.B.が、初めてがっつり神輿に乗せられた作品で、同じファンクでも明らかに感触が違います。曲もあらかじめ用意されたプロデューサーであるダン・ハートマンによるものが全曲。でもこの白人ディスコ系ミュージシャンであるダンがJ.B.を愛するがゆえに、時代に取り残されたJ.B.を80年代の感覚で蘇らせ、世間の目を再び神に向かせたという意味では功労者。全盛期が凄すぎたのでコレと比べるのは酷かも。ココで這い上がり、この後に再びヒップ・ホップ世代のフルフォースと激黒の名作を作り上げたのも本作があってこそ。映画ロッキーにも出演し「Living in America」を歌い、非黒人にもアピールできたのも大きかった。J.B.の存在自体、私もココで知りましたから。とはいえ、ここで組む人がレジー・ルーカスやジャム&ルイスだったらどうなってかと思うと、それも興味深いです。他の作品と比べるとあまり聴かずにきましたが、ダン・ハートマン feat. J.B.作品と思えば、非常によく出来たコンテンポラリー・ファンク・テイスト・アルバム。
 アルバムは冒頭から“これはホンマにJ.B.の曲か?”といった雰囲気の洗練ファンク「Gravity」が登場。なんかたいしたことないみたいに書いてますが、J.B.らしくないだけで、ハートマンが進化を意識した新作ファンクは相当上質。「Turn Me Loose, I'm Dr. Feelgood」や「Goliath」、「Repeat the Beat (Faith)」はさらに強靭なファンク曲。嬉しいのが盟友メイシオ・パーカーのサックスが全編で再び鳴り響いてるトコです。でも相変わらずステージでは昔のファンク傑作を演り続けたのは、演奏陣も当時バンドのSoul G'sではなく、“コレは俺様のホンマの作品じゃない”と感じてたからでしょう。でも、あまりに有名な大ヒット「Living in America」だけは、聴衆も求める中、自らも気に入ってか、自分のバンドにもリプレイスしガンガン演ってました。このスタジオ盤では当時、注目のスティーヴィー・レイヴォーンも話題作りかソロを弾いてます。スティーヴ・ウィンウッドも参加のスロウ「How Do You Stop」もらしくないですが良い曲で、他のライヴ盤でも演ってます。また平凡ファンク「Let's Get Personal」ではアリソン・モイエも歌ってます。
「史上、最も聴きやすいJ.B.のアルバム。これがあって箔が付きました!」
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2015.09
06
Category : J's Mainstream
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
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 シュールな笑いが欲しかったので、ここはスネークマン・ショー。なんか、今の気分に合います。日本のラップとしても、先駆者的な曲を出していて、スチャダラパーやイースト・エンドよりも10年前にラップ・ヒットを放ってます。で、改めて久々に聴いた「咲坂と桃内のごきげんいかが 1・2・3」や音源コント。ん〜、この時代にしては超斬新です。今で言うとグループ魂やヨルタモリの感じがシュールでいいです。ここでの中心人物、今も活躍のスネークマンこと小林克也氏。ベストヒットUSAの司会で当時、毎週見てた人です。番組での流暢な英語や、自分の音楽趣味を露わにせず、ゲストの外タレとも対等にしゃべる対等に話する姿勢も好感でした。J.B.御大が登場し、プレスリーを超えたとか、持ち歌が2000曲あるといったセルフ・ブーストを続けるインタビューを引き出したのも伝説です。なんせ司会やナレーターの真面目な姿を見てただけに、このチャラけたコミカルな面の落差に驚きましたが、タレントやアーティストの面も魅力的です。
 桑原茂一と小林克也、伊武雅刀の3人でラジオのギャグ番組から始まった企画に、当時の精鋭ミュージシャンがジョイントして作られた本作。今、聴いてもおもろいです。絶品の「咲坂と桃内のごきげんいかが 1・2・3」はブロンディ“Rapture”を下敷きにYMO一派(細野晴臣、高橋幸宏など)が演奏したコミカルでグルーヴィーなラップ。後半、モノマネ入り乱れのコントになり“Here We Go Everybody Come On Rock'n Roll”のフレーズ戻るトコなんてクールです。まだカーティス・ブロウやシュガーヒル・ギャングの時代にコノ曲やナンバーワン・バンドで“うわさのカム・トゥ・ハワイ ”でラップを実践してた小林サンはやっぱ凄いです。コントも最高で、薬局で買いにくいコンドームを買うやりとりの「これなんですか」や、当時来日して大麻で逮捕されたポール・マッカートニーの取り調べ室のやりとり「はい菊地です」、新しく組んだバンドのスタジオでなかなかシンガーが歌えない「Stop The New Wave」あたり笑えます。合間の音楽も、YMOの新曲「磁世紀 -開け心-」、シーナ&ロケッツ「レモンティー」、イギリスのネオロカThe Rockats 「All Thru The Nite」、モータウン・カヴァーのサンディー「ジミー・マック、プラスチックスとYMOでのJ.B.パロディみたいなThe Crap Heads「黄金のクラップヘッズ」など、センス抜群。他にもクラウス・ノミムーン・ライダーズ、加藤和彦なんかも参加。
「音楽と笑いのバランスが絶妙のスネークマン・ショー。こういう番組、やってくれないですかね〜」
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2015.09
03
Category : New Wave + Punk
Theme : Punk/Hardcore
Genre : 音楽
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 飯もビールも美味しくない日々。愚痴です。人には許容量ってもんがあるっちゅーねんって話。珍しく秋口に、どっかの国みたいに鶴の一声で急遽人事異動が勃発。現場強化の掛け声で、私のいる本社オフィスの員数も半減。で、このタイミングで故郷の関西帰還かと思ったら、なぜかブロックがかかって残留。。。日々、対峙する人間も倍増で、メールさえも一日で読みきれない量。携帯もブルブル震えっぱなしで、放っておくとSMSに切り替えて送られて逃げられない日々。スーパーマンやないねんから、やってられるかっちゅーねん。今迄、テキトーな性格も幸いして何とかこなしてた量でしたが、これは残った者は地獄です。ココは自分のやり方を信じてやるべき事を取捨選択し、ここぞっという時に登場する「遠山の金さん」(←古い)を目指します!
 そんなことでムシャクシャする中、聴きたくなったのはシド・ヴィシャスの「My Way」。自分のやり方でやってきただけやと、唾を吐き捨てるように歌うシドが刹那的でカッコいいです。自分は文句言ってるだけでシドみたいな人生送る根性は無いですが、一時はジョニー・ロットンも認めてた音楽センスの持ち主のシド。実質、解散後のこの企画アルバムもデビュー作ほどインパクトは無いものの聴きどころありです。「Something Else」や「C'mon Everybody」なんかのエディ・コクラン曲もシドがパンキッシュに歌っててイケてます。ロットン脱退後のメンバーとエディ・チューダーポールで歌った「The Great Rock 'n' Roll Swindle」なんか相当カッコいいです。そして、たまらんのがロットン在籍時の残りモン曲。チャック・ベリー「Johnny B Goode」、ザ・フーSubstitute」、デイヴ・ベリー「Don't Give Me No Lip, Child」、モンキーズ「Steppin' Stone」といったロットン節炸裂の痛烈カヴァー曲に、76年版の切れ味抜群「Anarchy in the UK」なんかは理屈抜きのカッコ良さ。他にはイギリスで列車強盗をやらかしたというロナルド・ビッグズを、潜伏先のブラジルで歌わせて録音したという「No One is Innocent」や、ロットンVerと共に収録の「Belsen Was A Gas」もあったりと、もう無茶苦茶ですが気持ちエエ曲も多い本作。一方で、どうでもエエ曲も入ってますが、ピストルズの締めくくりらしい無責任さも痛快です。
「もう全てを無視してピョンピョン飛び跳ねて聴きたいマイ・ウェイ。シナトラではあきまへん。」
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