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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2015.08
28
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
black blue



 まだ8月なのに秋以降の話ですが、今年のオータム&ウィンター、実はこの夏に嬉しい仕事ネタが舞い込んでます。ブルー・アイズの某ヨーロッパ企業が「今年の後半、実はあるビッグなバンドとのコラボで製品を色々とローンチしますねん」と。「ほうほう、じれったいから早よ言え」、「それはローリング・ストーンズです!」、 「なんやと〜俺が長年、愛してきたバンドやないか〜」ってな感じで、プロモーションを固く約束。仕事であのベロ・マークと関われるとは。これは気合い入ります。ここはストーンズのアルバムでも、自分の中でかなり上位にランクする超グレイトな76年作です。ウルトラ・クラスの名曲が4曲も入ってます。
 いくらストーンズとはいえ、好不調の波はありますが本作より、いよいよ5〜6年くらい絶好調期に突入です。ミック・テイラーには悪いですが古いコートを脱ぎ捨てた感じです。(←私見です。怒らんといてネ) 端的にいって“理想的なブラック・ミュージックへの接近”がより実践的に血肉化。1発目のファンク「Hot Stuff」からして、血が逆流する興奮です。ゲストのハーヴェイ・マンデルが古臭いワウ・ギターで絡む以外、J.B'sみたいなキースのカッテイング、ミックの猥褻なヴォーカル、ビリー・プレストンのファンキーなピアノと申し分なし。このグルーヴ感はまさに新しい夜明けを感じます。ニューウェーヴが台頭してきた70年台後半、突き放し宣言みたいな天晴さです。そして史上稀に見るハイレベルなスロウ2曲。キースの味のある歌も聴ける「Memory Motel」はロマンチックな歌詞も最高のモノ。ミック渾身のエレピと、ニッキ−・ホプキンスのピアノも最高なソウル・バラード「Fool To Cry」はさらに上をいく傑作。“泣くなんて馬鹿ね”と、娘が歌詞に登場するのも味わい深し。カーティス・メイフィールドみたいなファルセット使いも最高で、ストーンズの黒音趣味が理想的な形で昇華。そして最後を飾る「Crazy Mama」。これまでのファンをも黙らす王道ロックで、救世主となった一聴で分かるロン・ウッドの、片チャンネルから聴こえるフェイセズっぽいギター・サウンドからしてニヤけます。こっから現在まで続く、奇跡の邂逅(←たいそうですな)を祝うロッキン・ローリング・ストーンズです。 以上、終わり!と言いたいですが、他も一応言及。ジミー・ミラーと組んでた時みたいな「Hand of Fate」、ロン・ウッドが持ってきたファンク趣味の新機軸「Hey Negrita」、ビリー・プレストンとのセッションをそのまま“コレも入れとけ”と収録したような「Melody」もたまに聴くとええ感じ。中でもレゲエ・カヴァー「Cherry Oh Baby」は陽性ロン・ウッドが絡んだナイスな演奏です。
「エロさとクールさを急激に増して再スタートした30代のストーンズ面々。今もって最高やないですか!」
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2015.08
24
Category : 90's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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  ニュースを見てたら、なんとR&B職人ベイビー・フェイスの超久々の新曲が。これがまた全盛時と変わらん好調ぶり。思わずウサイン・ボルトのポーズです!20代半ばの頃、一番聴いてた男性R&Bシンガーはこの人なんですわ。曲作りも最高やし、サウンドもクールやし、中性的な声も含め90年代のスモーキーやと勝手に思っておりました。去年トニ嬢と出したデュエット・アルバムも結構良かったし、本気(←マジと読んでください)の単独作も出して欲しいと思ってたトコでした。今日は、発売当時に聴きまくって、ボートラ・リイシューされてまた買ってと、2枚も買ってしまった激名盤をセレクト。
 これ出た当時はジャム&ルイスと並んで超売れっ子プロデューサーとして活躍してて、ボーイズ・II・メンやTLCを筆頭に至る所でクレジットされてましたが、多忙の中で自分のソロ作でもこんなエエもん出してくるとは凄い人です。本作でも一番有名なのはアコギ持って歌った異色作「When Can I See You」で、こっからグラミー受賞やクラプトンとの大ヒット“Change The World”に繋がったりしますが、自分が好きなのは童顔節炸裂のベタなR&B。元々スタイリスティックスのカヴァー“You Make Me Feel Brand New”があまりに絶品で気に入った人。同テイストのスロウはここでも絶好調。特に「A Bit Old-Fashioned」の素晴らしさといったら鳥肌モンで、ファルセットと力強い地声を使い分けた後半部分の歌唱は何度聴いても飽きません。あんまり好きで無謀にもバンドでも演りましたヨ。そしてビリー・プレストンのベタなカヴァー「You Are So Beautiful」も童顔流儀でたまらん出来。続く、クールなミッド・グルーヴで「I'll Always Love You」、ポエティック・ジャスティスのサントラ曲だった「Well Alright」と、この後半の流れは完璧やと今も思います。あと順番は逆ですが、頭から聴いてもグレイトで、冒頭の大人グルーヴ「For The Cool In You」、王道のスウィート・ミディアム「Lady Lady」、待ってましたの哀愁スロウ・ヒット「Never Keeping Secrets」と来て、オーソドックスながら大傑作というしかないミディアム「Rock Bottom」と全くスキップさせる隙なし。渾身のベタベタ・バラード・ヒット「And Our Feelings」、心地良さ抜群のミディアム「Saturday」あたりもハイ・クオリティで、派手なダンス・ナンバー無しながら、捨て曲一切無しの凄いアルバム。
「琴線直撃のツボを連打するメロディに、ガナるだけやない独特のスウィートな歌唱。20年経っても古びません!」
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2015.08
22
Category : Hip Hop Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
not tonight

  な〜んかやたら♪レディス・ナイト、終っわらな〜いと頭でリフレインしまくる今月。休みボケでまだ脳のネジが50本ほど緩んでるせいやと思いますが、クール&ザ・ギャングだけやなくリル・キムのヴァージョンもアホみたいによく聴いてます。20年ほど前は“今月のサントラ!”ってくらい毎月ローンチされてたサントラ盤に入ってたスペシャル・ヴァージョンで、他も祭りみたいに色んなアーテイストのコラボが聴けたり、ちょっとお遊びのオールド・ソウル・カヴァーが入ったり、非常に楽しい趣向でした。肝心の映画は置き去りにして、インスパイアーされたとかコジつけに近い言い草で色んなプロモーションが絡んだ、新曲発表や実験の場であったりしましたが、ホーム・グラウンドでの発表のモノよりオモロいものもあったりして聴くほうはワクワクでした。
 さてココからの大ヒット「Not Tonight (Ladies Night Remix) 」は元々リル・キムの1stにも収められてたジョージ・ベンソン使いのウェッサイ・チックなもの。サントラ収録にあたって大幅なトラック変更で名義もLil' Kim featuring Da Brat, Angie Martinez, Missy Elliott and Lisa "Left Eye" Lopesでまさに女の祭り仕様。グルーヴィーなディスコ・ラップとしてオリジナルより有名になってました。クール&ザ・ギャングの元トラックの気持ち良さに加え、TLCのレフト・アイやミッシーがかわるがわる圧巻のラップで繋ぐインプレッシヴな曲に変身です。一気に本サントラの価値を上げてます。ほか、イースト・コースト系では、トレッチの切れの良いラップが光るトミーボーイ代表Naughty By Nature 「Nothin' To Lose」 、かなりの硬派なザラつき具合が嬉しいCapone-N-Noreaga「Thug Paradise」は文句無しのクールな仕上りですが、クラシックとなるStetsasonic「Go Stetsa I」の収録には燃えます。またウェッサイ勢ではDat Nigga Daz & Soopafly 「Put The Monkey In It」や、メロウなMac & A.K. 「Way 2 Saucy」あたり気持ちええビートで乗せてくれます。Coolio feat. The 40 Thevzの「C U When U Get There」なんか、マキタスポーツ並みに王道カノン進行を小馬鹿にしたような曲で笑けます。音楽的にはしょーもないけど、サウスの総帥Master POutkastも収録です。歌モノでは、Mary J的なAmari feat. Buckshot 「Get Down With Me」や、久々の登場だったOran "Juice" Jones feat. Stularge & Camp Lo 「Poppin' That Fly」(DJ Clark Kent Remix)なんかも注目でしたが、なんといっても1等賞はテディ・ライリー制作の男性グループ911 feat. Queen Penの「In A Magazine」が抜群のカッコよさ。Queen Latifahがラップじゃなく歌った「It's Alright」や、ロンドンの歌姫Des'reeの「Crazy Maze」も結構イケます。
「優秀な幕の内弁当だった90年代サントラ。スペシャル・コラボも楽しかな」
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2015.08
19
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  巷で評判となった米オバマ大統領の夏休みのミュージック・プレイリスト。人間の器は違うけど、自分のプレイリストにしてもよいくらい音楽趣味が合って嬉しくなります。どんなアーティストが選ばれてるかっていうと、ロックではストーンズ、ヴァン・モリソン、コールド・プレイ、ジャズではコルトレーン、ニーナ・シモン、シナトラ、カサンドラ・ウィルソンなんかで、後は大半がソウル&ファンク系。アイズレーズ、スライ、アレサ、オーティスからビヨンセ、エリカ・バドゥ、ローリン・ヒル、ジョン・レジェンドなんかで曲も渋いトコ突いてます。“How Can You Mend a Broken Heart”はビージーズじゃなく、アル・グリーン版です!ヒップ・ホップでもタリブ・クウェリ&ハイ・テックやナッピー・ルーツまでチョイスされててビックリです。結構最近のもあって、頭の柔らかさが伺えます。う〜ん、政策はどうあれエエ大統領やないですか、めちゃ親近感わきます。そんなSpotifyのリストの1曲目にオバマ氏が置いてたのがクラシック・ファイヴ時代のテンプテーションズ「Ain't Too Proud to Beg」。オバマさん、一緒にカラオケ行こう!って言いたくなります。
 そんな事でテンプス最強時代、66年の4枚目。先のポップ・ソウル大傑作「Ain't Too Proud to Beg」も収録で、デヴィッド・ラフィンの名唱がバッチリ聴けます。ソウルフルかつスマートに伊達男が女性に尽くし歌い上げるノーマン・ホィットフィールド初期の重要作。これは翌年のライヴ盤や、ホール&オーツとのアポロ盤も絶品なので是非。そして本作で人気を二分するのがファルセットのエディ・ケンドリックスが歌うスモーキー作の名曲「Get Ready」で、レア・アースやスプリームスエラ・フィッツジェラルドとカヴァーも優秀作が多し。もうリフから、歌詞、サビの高揚感、コーラスと非の打ち所ナッシング。とにかく、この2曲はモータウン黄金期でもズバ抜けてて真のクラシックです。全体でも、冒頭の「Say You」から3曲つづくラフィン節、「Lonely, Lonely Man Am I」や「Who You Gonna Run To」でソウルを見せつけるポール・ウィリアムス、後にマーヴィン・ゲイでヒットの「Too Busy Thinking About My Baby」、ミラクルズ名スロウのカヴァー「I've Been Good to You」などで爽快ファルセット全開のエディと、3人のリードできっちり楽しませてくれます。ラストの「Not Now, I'll Tell You Later」ではベースのオーティスもブイブイで、スプリームスもコーラス参加の楽しい曲。現行ボートラは63年エルブリッジ・ブライアント在籍時、ポールがリードの曲も2曲。
2作目3作目同様、無敵艦隊状態のテンプス。オバマ氏も手放せません!」
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2015.08
17
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 なんか黄昏れてます、バラード聴いて。ここはAORの大御所、ボズ・スキャッグス。私が若い時の印象はと言えば、ドレス・コード付きのライヴを演ったとか、マーヴィン・ゲイアル・グリーンの足元にも及ばんくせに何イキっとんねんという嫌悪感でしたが、今や私もオトナ(←というか初老)。ブルー・アイド・ソウルって言うにゃったらエリック・バードンくらいの熱さで歌えっとか、熱さの無いソウルなんかソウルちゃうって心の狭いコト、もう言いません。なかなかの小洒落たブルー・アイド・ソウル・マンやという認識でたまに流してます。でもジョン・オーツマイケル・マクドナルドとかと比べたら骨太感が無いのですが、このナヨナヨしたしなやかさも気持ち良く感じる年齢になってきました。(←遅い) 
 で、どうしても認めなくてはいけないのが名曲中の名曲「We're All Alone」。こんなええバラード、そうそう書けませんヨ。たまに夜、ギター弾いてて“凄い曲が出きてしもうた!”と思うことがありますが、次の日に冷静になって聴いたらたいしたコトないってのがよくある話。でもコレは出来た時点で万歳三唱したに違いない奇跡曲。二人だけとも、皆一人ぼっちともとれる歌詞も粋で、70年代バラードの代表と言えます。楽しい夏休みも終わり、また家族と離れて過ごす日々が始まった今の私。バカ息子の置いていった冷蔵庫のチョコなんか見ると歌詞の意味は違えど、く〜っ染みるぜ。そしてクール・グルーヴの大傑作「Lowdown」も本作。よりソウルフルなヴァージョンが聴きたければインコグニートのカヴァーが激グレイトですが、オリジネイターであるボズのクールなアティチュードも絶品。フロアから火が点いたのも納得の名グルーヴはエヴァー・グリーンな輝きで、ジェフ・ポーカロの8ビートなのに16を感じさせるハイハット・ワークも絶品。アルバム全体を見渡すと、スカッとした何とも心地良い演奏で統一されていて、そこを仕切ったのが鍵盤奏者デヴィッド・ペイチ。ここでのセッションを元にTOTO結成まで発展したそうです。冒頭の「What Can I Say」もジェフ・ポーカロのビートが気持ちいいブルー・アイド・ソウルで、ボズの少し頼りないヴォーカルもハマります。また「Georgia」がAORと言われる音楽の良さを1曲で表したようなグレイトさ。西海岸サウンドの最良の部分をバシッと伝えます。この爽やかさの中で、ウィルソン・ピケット全力が歌ったら恋人たちのドライヴBGMにはならないので、ボズのライトな歌唱がウケたのも納得。後半に登場の「It's Over」も同じ感じで脳天気な気持ち良さ。他では、レス・デューデックの豪快なスライド・ギターが聴けるサザン・ロックな「Jump Street」、アラン・トゥーサンのカヴァー「What Do You Want the Girl to Do」あたりでは、元々泥臭い指向のボズも垣間見せます。なんとなくTOTOっぽいシャッフル・ビートで時代を彩るモーグ・シンセが鳴り響く「Lido Shuffle」や、もう一つの人気スロウ「Harbor Lights」も優等生なサウンドでAORと言われる所以か。
「お洒落サウンドの代表格とまで言われたボズ。イイ曲書いてます!」
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2015.08
11
bill na

  どう見ても九十九里浜で焼きトウモロコシ売ってるオッサンにしか見えない、ビル・ウィザース。照れながらのアイ〜んです。なかなか奥深いファンクを体現してきたビルですが、本作は激グレイトな“Still Bill”とええ勝負のファンク度が高いアルバム。ファンクっていってもアゲアゲのアップ・テンポの勢いのいいファンクをガンガン演るわけでもなく、グツグツと煮えたぎる圧縮鍋のような濃厚なミドル・テンポのファンクが中心。ディアンジェロが最近でも実践してるような漆黒の世界です。“Still Bill”でも起用していたThe Watts 103rd Street Rhythm Bandにいたベーシストのメルヴィン・ダンラップに、ギターのバーノース・ブラックモンがココでもええトウモロコシ焼いてます。
 アルバムは冒頭の「Close To Me」から黒さ満開のミドル・ファンクでビル・ワールド炸裂。クエスト・ラヴが演ってるのかと思うほど、ここ数年のザ・ルーツディアンジェロ辺りに通じる複雑かつクール極まりないグルーヴ。今また非常に新鮮。エレピとモーグ・シンセが蛇のように絡み合うサウンドがたまりまへん。タイトル曲「Naked & Warm」もテンションそのままに、重心を低くしたファンク・テイストが支配。ディスコとかも台頭してきた76年、聴きやすさや踊りやすさとかより我が道を行くビル。なかなかの頑固モンです。「Where You Are」に来てやっと軽快なポップ感を出します。ゴスペルチックな展開で相当黒いですが前半では最も聴きやすい曲。しかしこうやって聴き進むとコノ人がスティーヴィーマーヴィン同様、頭が沸くほどの才人だったことがよく分かります。「Dreams」では、またモーグ&ピアノが活躍するなか、ヘヴィな感覚が充満。前半戦は真っ黒けですが、後半は急にAOR調のライトな「If I Didn't Mean You Well」が登場で、本作中最もポップでキャッチーなメロディを持った曲が聴けます。朝にFMとかで流れてもきても違和感無しのとっつきやすさ。洒落たコード進行と歌メロもクールなミディアム「I'll Be With You」や「City of the Angels」なんかも、ビルの持つ独特の哀愁感がガンガン琴線を刺激する好美曲。そしてラストのスロウ「My Imagination」はマリーナ・ショウの傑作でも名仕事をしたラリー・ナッシュのエレピが気持ち良いメロウな逸品。
「現在のシーンでも通用するファンクを演ってたビル。歯に詰まるほどガツガツ貪りたい音です!」
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2015.08
09
bo beach



 男気満載の歌声とマラカス、四角いギター、ワン・グルーヴで押しの一手、こう書くともうお分かりのボ・ディドリーのおっしょさんです。昔、たたき売りみたいなこのレコードを買って、あまりに凶悪な音の悪さにビックリしましたが、配信になってもそこは変わらず。クリアで綺麗なサウンドになったら逆に落ち着かんわってなもんです。デジタルもヘチマもないボ・サウンド、マッチョです。熱狂的な観客に、ヘンテコリン・ギターが奏でるトロピカルなトレモロ・サウンドが最高。隣に必ず謎の美女ギタリストがいるボ先生ですが、レディ・ボ−は脱退後なので2代目The DuchessことNorma-Jean Woffordをリズム・ギターに従えての、サウス・カロライナのマートル・ビーチでの熱いライヴです。
 ハッキリいってどれ聴いても最高なのですが、オープニングのチャック・ベリー・カヴァー「Memphis」が、まず聴きモノ。リフだけが原型を留めていて、あとはボ印に押し通す強烈インスト。この時点でもうガッツポーズです。続く、爆裂さいざんす調「Gunslinger」、さらにテンポ・アップの「Hey Bo Diddley」と暑さで頭が沸いてる時にさらに効果発揮の強引ボ印が炸裂。この辺りは、人間の本能のまま踊りたくなります。阿波踊りでもバッチリ合いそう。そこへ来て、ブチ込むのがラテン・テイストのインスト「Old Smokey」で見事なクール・ダウン。これはさすがにどんな美女でも脱ぎ出します。あの最高のデビュー曲と全く違いがわからんけど「Bo Diddley's Dog」は途中で犬の鳴きマネも登場。さすがの芸人根性です。後半(B面)頭に鎮座した「I'm Alright」はストーンズ・ファンも大注目の曲で、ストーンズ初ライヴ盤でも取り上げられていたイケイケ・バック・ビート・ナンバー。猛烈にカッコ良し。リラックスした「Mr. Custer」の後は、なんと「Bo's Waltz」で3拍子が登場。なんともエレガントな芸人です。最後はトロピカル名演“Crackin' Up”からなぜかタイトル変更の「What's Buggin' You」に、踊り倒すしかない代表曲「Road Runner」で興奮で汗腺全開の〆。
「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイと踊り狂いたい、真夏の夜の名ライヴ。やっぱ最高の男です!」
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2015.08
06
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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  やっぱり音楽は面子が大事。人間業ですから。見てても、演っても感じるのが、何かを持ってる人とそうでない人の2種類の人がいるってこと。しょーもない奴が何人集まってもダメです。上手い下手を別にして、持ってる人が集まったグループは凄い化学反応で興奮を引き起こします。なんぼ上手いこと演奏しても、ソツなくパフォーマンスされても、それより下手な“持ってる人”のソレに絶対勝てないのは、そのため。レフト・アイのいた時のTLC、ローリンとワイクリフ擁するフージーズ、ロニー・レインのいた時のフェイセズ、サンジのいた時のARB、デヴィッド・ラフィンのいた時のテンプス、初期J.B'sとのジェイムス・ブラウンなど解析不可能なマジックを感じます。そんなことで、最近appleのキュレーターに導かれるままに聴いてると出てきたのがLISA嬢。そっからm-floを聴きたくなって超久々に傾聴。今もたまにオッと思うのをドロップしてくれるけど、このLISA時代、凄いマジックで引き込みます。
 この2ndはLISAがいた3人組時代の最後のアルバム。LISA嬢よりスキルが高いシンガーって沢山いるんでしょうけど、グループの有能でカッコいいMC・VERBALとのフロントでのコンビ芸は無敵状態。トラックメイクのTakuもLISAを想定して作ってたからこそ生まれたとしか思えないグレイトでブッ飛んだトラックを連発です。中でも最高峰は大ヒット「come again」で、キュートで切ないLISA嬢の歌唱にVERBALのキレっキレっのラップ、高速メロウ・トラックをブチかますTakuとハンパない神曲。そして優るとも劣らないVERBAL&LISAのWラップに胸キュン・メロが劇的な「How You Like Me Now?」とまさにコノ面子やねんっと言いたくなるグレイトなトラックが登場。他も、Towa Tei、Bahamadia、Chopsが参戦の先進的なタイトル曲「EXPO EXPO」、ATCQ彷彿のトラックにVERBALの日本語ラップもシビれる「What It Is」、70'sディスコをアップデイトさせた「Orbit-3」と違和感なく様々なスタイルで魅せます。また、ブッダDev LargeNippsの参加で興奮必至の「Dispatch」、生バンドをフィーチャーした普遍的ミッドR&B「magenta rain」、LISA時代最後のシングルになった珍しい直球バラード「Yours only,」、Dr.Dreみたいにドープな「The Bandwagon」と様々なスタイルを、統一感を持って聴かせます。当時11年後に想定したヴァーチャル万博を想定したアルバム・コンセプトもクール。ヒット・スタジオでお馴染みの服部まこもジングルで登場です!
「猛暑に響くシュワシュワの炭酸水のようなm-flo。LISAともまた演ってね!」
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2015.08
03
Category : Groovy & Mellow
Theme : Dance
Genre : 音楽
The_Whispers-This_Kind_Of_Lovin-LP-1981-GCP.jpg



 意外と長続きしているTVプログラム“Disco Train”。ただ曲かけてフロアを映してるだけの驚愕の番組なのについ見てしまうのは、別に早見優が見たいからではありません。フロア・ガールズのNICOLAちゃんがメチャメチャ可愛いから! 滝川クリステルと互角のベッピンで、いっつも5〜6人がチャラチャラ踊ってるなか一際目立ってます。他の女の子は笑顔で楽しそうに踊ってるだけなのですが、ニコラだけは実に表情豊か。笑顔になったと思ったら退屈そうになったり艶かしい表情を見せたり、と多彩です。他の子は名前さえ覚えてませんが、ニコラは格別。(←見たら分かる) そんなニコラちゃんも楽しそうに踊ってたのがウィスパーズのディスコ・ヒット。60年代から現在も君臨するシーラカンス並みに生命力のあるグループですが、どれ聴いても必ずエエ曲が入ってるっていう素晴らしいグループ。くだらん曲でもそのシルキー・ヴォイスで格上げする力量を持ったシンガー、スコット兄弟の魅力に尽きる人達です。
 さてソウル・トレインでもお馴染みのウィスパーズがシャラマーとかでお馴染みのプロデューサーLeon Sylvers. IIIと組んでた時の作品。NJSも演った兄弟名義のアルバムもホント飽きませんでしたが、ダンサブルなSolar時代も優秀作がワンサカ。ド頭のディスコ・ヒット「This Kind Of Lovin'」からよっしゃ〜な展開です。パキパキのギター&ベースにタイトなビート。そりゃニコラ嬢の腰もクネリます。そこへウォルター・スコットの牛乳たっぷりのマイルド極まりないスムース・トーンが乗っかるたまらんダンクラ。毎度いろんなタイプの曲を披露してくれますが、「Got To Get Away」みたいな、スレイヴかコモドアーズ並みの激ファンクも入ってるのがたまらんところ。バラードかと思いきやチョッパーが唸るダンス・ナンバーとなる「I'm Gonna Love You More」も華麗なノリです。またスムーズ・グルーヴ「Can't Stop Loving You Baby」も隠れた傑作でフリー・ソウル的に気持ちええ曲。一方、テンポを落としたメロウ系「I'm The One For You」、ムーディーなスロウ「World Of A Thousand Dreams」、「What Will I Do」と、いつも通りトロけるチーズな曲でコーラス・ワークもバッチリ。最後は「The Bright Lights And You Girl」でゴージャスな3拍子エンターテインメントにて〆。
「スベらない5人組、ウィスパーズ。ダンス・フロアのキューピットとなるヒゲおやじです!」
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2015.08
01
Category : Groovy & Mellow
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 もう暑さですでに屍状態で毎日過ごしていますが、クォーターの年間計画策定の時期でもあり、ココ数日は全盛期のピンクレディー並みのハードワークと僅かの睡眠時間で会社へ。やっとこさ終えて、ヘロヘロのままLEON誌主催の六本木Discoナイトへ出陣。(←一応、仕事) タダ酒があるとなると、俄然パワーがみなぎります。DJオッシー氏が80's中心に回すっていうので楽しみにしてると、サプライズ・ゲストが突然登場。ステージに目をやると、何とJames "J.T." Taylorが生バンドと黒人の綺麗なコーラス隊を従えて登場! ほぼ徹夜だったことを忘れてエキサイトしてしまいました。思わず招待してくれた日本美女好きのフランス人に握手です。“仕事は頼りないけど、やるやないか”と。一緒にいた圧力団体の幹部みたいな先輩も、菊川怜を10発ドツいたような同僚も大喜びです。大ヒット“Celebration”やら、フロア・ヒット中心にガンガン盛り上げてました。
 そこで個人的にグッときたのがJ.T.がクール&ザ・ギャングに加入して初ヒットとなった「Ladies' Night」。♪レディス・ナイト おっわらない!♪のアノ曲です。エウミール・デオダートがプロデュースしだしてバンドが洗練モードに入った時の重要ディスコ・ヒット。このスマートなグルーヴを、ステージでもスタイリッシュにキメてくれてました。コノ曲が入ったアルバムも絶好調でJT氏がスムージーな歌唱をビシッと聴かせてくれてます。洗練されたミディアム「Got You Into My Life」、以前の泥臭いファンク軍団の片鱗もチョットだけ感じる「If You Feel Like Dancin'」、「Hangin' Out」あたりもJ.T.がクールに歌い上げてて、マジ気持ちよし。演ってるバンドは同じなのに、数年前のファンク曲と比べると脱皮して綺麗な蝶のなったような感覚です。「Tonight's the Night」も同様で、シックくらいのシンプルなアプローチが気持ちええです。もうジャングル・ブギーと同じバンドとは思えん垢抜けっぷりです。最後の「Too Hot」も本作からの大ヒットで、洗練され落ち着いたグルーヴがなんともオシャレ。
「クールダウンしたグルーヴが脳に心地いい夏の夜。JTの滑らかな声が響き渡ります!」
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