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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2015.07
28
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 2,000年にデビューして以来、安定して気合いの入ったソウル・アルバムを創り続けているジル・スコット。大ヒットの前作からはや4年、アトランティック系のレーベルから久々の新作が届きました。ジェイムス・ブラウンの映画にも嫁ハン役で出てましたが、早く新作出せよ〜と思ってたので、これは嬉しいニュース。そして、おっ出たと思ったら、すぐアクセスして聴けるのがサブスクリプションの良い所。40歳を超えて、ベテランの域に入ってきたネオ・フィリー・ソウルの女王。リリースと同時にガッツリ聴かせていただきました。
 まず先行カットという「You Don't Know」を聴いてビックリ。あのLomaレコードCarl Hallのカヴァーで、レディ・ソウルLorraine Ellisonも演ったアノ曲やないですか! ココ数年トレンドのアンビエントなアプローチか、ディスコ・リバイバル的なモンなのかと思いきや、アレサの全盛期を彷彿させるディープ・ソウル・バラードを放り込んできました。この時代にシーンのど真ん中で60年代をモロに感じさせる、生音ソウルで勝負してくるとはエエ根性です。さすがデッカイ尻してます。また同じく先行で聴けた「Fool's Gold」は、従来のジルを踏襲したネオ・ソウル・チックなドス黒い音。ディアンジェロの新作同様、肝の座った迎合しないスタイルは好感です。アルバムは冒頭のイントロ的な「Wild Cookie」からザ・ルーツな生ファンクな音で期待感膨らみます。2コードのみのドッシリしたリズムで堂々と歌い上げる「Prepared」、ノーザン・ソウルのようなノリの良いリズム・ナンバー「Run Run Run」、ウィリアム・ディヴォーン彷彿の「Can't Wait」と絶妙の緩急で惹きつけてくれます。またプリンスやネプチューンズ以降のファンクをしっかり感じさせる「Closure」での存在感抜群のソウルフルなヴォーカル・スタイルに生ホーン。ここらもたまらんトコです。後半は少しダレてきたかと思いきや「Back Together」でゴスペルのようなオーセンティックなアプローチで感涙させてくれます。2015年版ヒッツヴィル・モータウンともいえる「Coming To You」を経て、BJ the Chicago Kidとのデュエットを不思議な浮遊感の中で聴かす「Beautiful Love」で〆。
「期待の若手やと思ってたら、期待通りのオバハンになってきたジル嬢。ええのん出してくれました!」
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2015.07
26
Category : Golden Pops
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 待ち遠しいのは夏休み♪ってな感じで、ゴーゴーズのヴァケーションを聴いてたら、次に聴きたくなったのがコニーのVACATION! 学校だと夏休みですが、社会人はもうひと踏ん張りです。といっても欧米人がトップの企業はもうバカンスとか言って国に帰ってるし。。 で、日本でもカヴァーされまくって、スタンダードになってる歌が沢山あるコニー。知らん間に覚えたような楽しいロックン・ロールにバラード、キュートなポップスとバラエティ豊かに楽しませてくれます。ロックン・ローラーにも絶大なる人気でザ・ヴィーナスのヴォーカルもコニーって名乗ってました。我らがルースターズの超のつく名盤a Go-Goで“カラーに口紅”も覚えたもんね。そして古くは伊東ゆかりからキョンキョンまで歌ってました。
 しかしスムージーで魅力的な歌声のコニーさん。セクシーでパンチ力もあります。50年代後半〜60年代にかけてヒット猛連発やったようで、日本でもエルヴィスと同じくらいカヴァーされたポピュラーな人。数多あるヒット曲も、ここでは上手いこと21曲に絞られてます。57年、最初のヒットと言われるロッカ・バラード「Who's Sorry Now?」から艶のある声でしっとり聴かせます。続くシングル「I'm Sorry I Made You Cry」は同傾向で続きますが、R&Bっぽいダンス・ナンバー「Stupid Cupid」ではピーカップ唱法も炸裂でカッコよさ満点。意外にもR&Bチャートにも頻繁に登場で、「My Happiness」、「If I Didn't Care」あたり堂々たる歌唱が光ります。そしてなんといっても最高なのが59年の大ヒット「Lipstick On Your Collar」です。殿堂入りと言っていい、グレイトなロックンロールで、サビの切ないコード進行に張りのある歌唱で応えるコニーがベリー・キュート。そのB面バラード「Frankie」もいい曲ですが、ほんとバラード系は切ないイイ曲が多くて「Teddy」、「Where the Boys Are」なんかマジ最高です。「Many Tears Ago」あたりで見せる、トッポい歌唱もチャーミング。60年のゴスペル風カントリー「Everybody's Somebody's Fool」、「My Heart Has a Mind of Its Own」はポップ、R&B両チャートでヒット。62年のツイストのリズムに乗ってノリのいい歌唱を聴かせる「Vacation」は、いわずもがなのスタンダード。一発でワクワク気分にさせてくれます。
「まさにエヴァーグリーンな歌唱がココに。何世代にも渡って愛されるポップス。素敵です!」
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2015.07
23
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 梅雨も明けて、突き抜けるような青空と灼熱の太陽が登場。ここは、なんとも涼をもたらすジャケが最高なGo-Go'sの大ブレイク・アルバム。今でこそ女性の社会進出って当たり前のようになってて、大臣や会社のマネージメントにも普通に登用される時代。でも音楽の世界では女の子だけのバンドって、ちょっと格下に見られたり、たいしたことないって先入観あったりですが、結構凄い女子もホントは多いです。そして、そのキャピキャピ感は男連中には決して真似のできないモノ。イカつく演ろうとしても可愛さに目が行っちゃいます。束でかかってくる女子の魅力は抗しがたいモンがあります。女子バンドっていうと“A Hazy Shade of Winter”のバングルズと、このゴーゴーズを80's世代はすぐ連想しちゃいます。古くはラナウェイズやら、日本でいくとプリプリに、美奈子withワイルド・キャッツとかも各々よかったもんね。(←ヒット曲しか知らんけど) でも30年前、インターナショナルで一番大成功を収めてたのはベリンダのゴーゴーズでした。
 ここでのタイトル曲「Vacation」はホント楽しい曲で、今もあちこちでよく流れてます。少しオールディーズや、60's ビート・バンドっぽくて、お得意のコーラスの効いたガール・グループっぽいキャッチーなサビ。イントロ聴いただけで目尻が下がります。まさにギャルバンに求める、瑞々しさがギュウっと詰まったエエ曲です。これが全てですっていうくらいコノ曲が際立ってますが、後もしょーもない曲も織り交ぜながら元気印で進んでいきます。「We Don't Get Along」や、「I Think It's Me」など、ビート・ロック・バンドとしてのシャープな演奏はなかなか痛快です。よく聴くとベリンダのヴォーカルがやや一本調子な気もしますが、女子が楽しく演奏してるとこをイマジネーションすると、なんとなくワクワク感が追加されます。なんとなくミラクルズのダンス・ナンバーっぽい「Get Up And Go」あたり、全員での楽しいコーラスも気持ち良し。同じ調子でサックスのソロも効かせた「This Old Feeling」や、アトランティック・ソウルのキャピトルズ・カヴァー「Cool Jerk」など、結構な楽しさ。チェッカーズとかもそうでしたが、オールディーズな感覚がまた新鮮に響いた時代でもありました。「The Way You Dance」に「Beatnik Beach」と終盤も、まさにイケイケのビートで押します。
「元気印のブーちゃんだと思ったベリンダ嬢。ソロになって、どんどん綺麗になりました!」
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2015.07
20
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 10年程前に「ココまできたか」と思わせた姉妹R&Bチーム、ソウルヘッド。幼き頃に父親の影響で、ビートルズCCRキャロルなどを聴く環境で音楽に馴染み、ティーンの頃にはフージーズや、スヌープ2パックの影響も受けたという、偏ることの無いある意味理想的な状況でセンスを吸収。2002年頃の“Step To The New World”でシーンに登場した時はまさに衝撃で、音も歌も完全にU.S.産と一切遜色なしとマジで感じるハイ・レベルな格好良さ。当時、車で聴くFMでもかなりヘヴィ・ロテでした。個人的に感じたのが、90年代後半活躍したZhaneとの類似性。クールなケイ・ジーの音作りから、高度な歌唱スキル、ハーモニー・センス、ヒップホップとの融合など完璧でしたが、まさにその日本版が登場したやんけと。20代の時、聴きまくってたZhaneが新作まだかいなって思ってた時にソウルヘッドが出てきてピシャリはまってまいました。大概の曲が姉妹による自作っていうのも驚愕ですが、無視できないのがプロデューサー・チームOCTOPUSSYの存在。Gファンクも感じるシンプルなグルーヴでいて、骨太のオールド・ソウルの匂いもプンプンさせる日本でも指折りのサウンド・プロダクション・ユニットです。クリスタル・ケイ平井堅ともやってますが、ベスト・ワークはやっぱコノ二人との仕事。ハッキリ言ってハズレ無しのこの人等のアルバムですが、ここは期待にピシャリ応えた2004年の2ndです。
 冒頭の「You Can Do That」からお得意のダンサブルなグルーヴR&Bでハーモニーもバシッとキメてくれます。同系の「A Pretense Of Love」なんかもスムージーなYoshika嬢のソウルフル・パッセージが冴えまくり。「At The Party」ではロックっぽいアプローチで、あのレディ・マーマレードのフレーズも織り込む心憎い演出。あのカリフォルニア・ラヴを彷彿させるGファンクな「D.O.G(album ver.)」は妹ツグミ嬢のラップも炸裂。留学もしてたという流暢な英語部分も違和感無し。しかもライム・スターにも影響されたという日本語ラップもカッコ良し。ラップで言うならば、現在はびこりまくる屁みたいなJ-Popラップと対極を成す「For All My Ladies」のクールな仕上がりには舌を巻きまくりカメレオン状態になってしまいます。やっぱ本質を分かってる人等はレベルが違います。他も、美メロがたまらん「No Way」、ヴォコーダーをフィーチャーした「Words Of Love」と一切抜け目無し。メロウ系も「いつでも君のことを」、「Forgive Me」、「このまま」と何れも最高レベルで文句無しです。ラストは井筒監督“ゲロッパ”挿入歌でも使われたシスター・スレッジばりの清涼ディスコ・テイスト「Get Up!」(←これまた最高)で華麗な〆。
「最近、新作が停滞気味のお二人。こういう世界レベルの人達の灯を絶やしてはいけません!」
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2015.07
17
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 なんだかんだいって文句も多い配信型の音楽サービス。しかしながら普段まず接することのない素晴らしい音が、幅広く知られるようになるのは歓迎すべきこと。一部の人が喜んでいるレア盤のままでは不健康です。たとえば、このフレディ・ウォーターズ。普通なら絶対一生知ることのないような人が、簡単に聴けるのですから。自分も20年ほど前、仕事サボって寄ったソウル専門の京都のレコード屋(←普通の人は入りもしない)で、ガンガン推薦されていて初めて聴いた人です。その伸びのあるディープなサム・クック系の歌声はなんともアトラクティヴで一発で気に入りました。たぶん活動当時はそんなに売れなかったのでしょうが、グレイトな音は不滅です。我が巨人軍は永久に不滅です!(←無視してください) そんな配信音源にサイン・インしてるライトなブラック・ファンにもこれを機に是非、一聴していただきたいのがナッシュビルのこの男。
 アルバムは1枚だけですが、さらに素晴らしいのがシングルだけでしか発売されなかった録音の数々。こうやって近年、しっかりその音がまとめられて狂喜でしたが、それは配信でも気軽に聴けます。ホント隔世の感。1970年前後Ref-O-Reeでの録音の一部はまさに神がかり的で、ありがちなレア=良いの範疇ではありません。少なくともソウル・ファンにおいてはマストとも言っていいシングル曲も含まれてます。その筆頭が「Singing A New Song」で、サム・クック時代のソウルの素晴らしさを受け継いだハッピーでグレイトな1曲。カーティス・メイフィールドが気に入って自分とこのカートムからディストリビュートしたくらいの傑作です。曲調は普通のアーシーなミディアムながら、歌は落雷直撃のように食い込む「Don’t Let It Get You Down, Boy」や「I Can’t Love Nobody But You」など、O.V.ライト並みに強烈なディープさも持ってますので、体調の悪い人は聴く前にウコン服用が必要です。Freddie & Eddieとして録られたサム&デイヴ的スロウなお蔵出し「Nobody Knows」も素敵です。しっとり系もタダでは済まない強烈な印象のメッセージ・ソング「These Are My People」、アル・グリーン彷彿のニュー・ソウル系「This Is The Life」など真っ黒いエキスがぎゅうぎゅうに詰まってる感じ。スロウでは「Love Is A Strange Thing」や「Love Is A Two Way Thing」あたりも渾身の歌唱が炸裂です。マイアミ的な軽さも持った「You Promised Me」なんかも聴けますが、他にはブルースも演ってて、コチラは匂いがキツすぎる感もあり。
「知る人ぞ知る幻のシンガーだったフレディ・ウォーターズ。もう幻じゃないぞっ!」
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2015.07
14
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 さぁ、うっとおしい梅雨も明けたわいって思ったらまだだったのね。。。とりあえず、よくあちこちに忘れてきてしまう傘を持って動くのも嫌なので、完全に夏空やないかいって気象庁につっこみたいところです。体もダルくなりがりなこの季節ではあるものの、街中や駅でもノースリーヴに、腹やら背中やら出したファッションをお見かけするようになって視覚的にはよろしい今日このごろ。ここは軽快で涼しい典型的なノリノリのモータウン・ビートを大音量で聴くのが健康にも良さそう。ヒッツヴィル時代、ガール・グループで一番の貢献はスプリームスですが、可愛さでは負けてもパンチ力で負けてなかったのがマーサ・リーヴスとヴァンデラス。黄金期のアルバムはどれ聴いても金太郎飴的にポップな良質ガールR&Bが聴けて爽快です。
 本作の肝は、他を差し置いても聴きたいキラー・チューン2曲。まずはR&Bチャート1位にもなった「Jimmy Mack」。ローラ・ニーロwithラベルも最高のカヴァーを残してますが、この親しみやすいメロディといい、ヴァンデラスの絶妙のコーラスといい、ハンドクラップといい完璧なモータウン・グレイツ。ヴァンデラスもヒット曲を数々放ってますが、個人的には“Heat Wave”かコノ曲が一番のお気に入りです。そしてもう1曲がスプリームス“You Can't Hurry Love”と同じビートを持ったシングル・ヒット「I'm Ready for Love」。もうこのリズム、イントロのベース・ラインから胸踊ります。こういう曲を聴くと、60年代のポップ・ソウルはやっぱモータウンの右に出る者はいないと感じます。そして、これらのソング・ライティングはホランド=ドジャー=ホランド。往年の藤子不二雄並みの合体チームです。H=D=Hはもう1曲「One Way Out」というビート・ナンバーが収められてて、コチラもすこぶる良い出来。しかしエエ曲、つくりすぎです。他はソコソコですが、スモーキー・ロビンソンのソフトなメロディも光る「Keep It Up」に「No More Tearstained Make Up」や、キュートな胸キュン・ミディアム「Tell Me I'll Never Be Alone」あたりは密かな名曲であったりします。なんてことない「Let This Day Be」、「Happiness is Guaranteed」や、ジョニー・ブリストルの「I'll Follow You」みたいな典型的なモータウン・テイストも楽しくて◎。
「サイケデリックに色目を使う前のモータウン。良質3分ポップの宝庫です!」
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2015.07
11
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 今週、涙したのは息子の前で復活ホームランを放ちお立ち台で男泣きしたジャイアンツ村田選手と、関西音楽シーンの大物で皆に愛されてた石田長生氏の永眠のニュース。石やん、早すぎるやろ〜。またどっかの小屋でもっかい見たかった。初めて知ったのはThe Voice&Rhythmで毎週出てた関西ローカルのTV番組。スタイリッシュなギターに、トーク・コーナーに芸人達と普通に参加してる石やん。そしてCharとのギター漫談で名を馳せたアコースティック・ユニット、BAHO。ギターもバカテク、喋りもおもろい、と関西人が誇る最高のミュージシャンでした。元々、盟友上田正樹とのバッド・クラブ・バンド、ソー・バッド・レヴューと関西音楽シーンの隆盛に大貢献してきた人。若き日には単身メンフィスへ乗り込みメンフィス・ハイ・スタジオでウィリー・ミッチェルにも認められたソウルな足跡もリスペクトです。生で初めて観た、もんたよしのりのバンドでも抜群の存在感でした。シンガーとしても大名曲“Brother & Sisters”などを歌っていて、誰かのバックでも、フロントでも常に人を楽しませることのできる魅力的なミュージシャンでした。ここはBAHOとしてのアルバムで追悼です。
 このBAHO。80年代後半に東のバカ、西のアホを掛けあわせたユニット名でアコギでライヴを繰り広げる、東のCHARと西の石やんが気が向いたら演ってたお気軽なライヴ・ギター・デュオ。でも演ってることは超テクニカルで、喋りネタの合間に曲を演るみたいなトコが粋でした。CHARも「どんどん喋りかけてくる関西の客の対応も、MCも自然に鍛えられた」と語ってます。このライヴ盤は楽しいMCも、客の笑い声もいっぱい収められた江口寿史ジャケもイカすアルバムです。ちょうどCHARがピンク・クラウドを休み出した時、積極的に活動してて“Black Shoes”や、このアルバムでも演奏してる「All Around Me」なんかの二人のプレイは絶品でした。関西にいるギタリストが皆、誇りに思い憧れたもんです。笑っていいともにも出たもんね。曲というよりもお馴染みネタ「Diamond Head」では石やんの喋りも遊び心満載のギターも冴えまくりです。石やんが歌う「アミーゴ」に「HAPPINESS」も楽しさ満開で、ゲストで金子マリが歌ってるシンディ・ローパーの「Time After Time」もホンマええ感じです。ラストにはスタジオ曲「Anytime」が収められていて、これがまたクール。二人のセンスが上手く融合したシティ・ファンクでこれはバンド・スタイルです。
「石やん、カッコええ音楽をおおきに。藤井の裕さんや、清志郎とかと雲の上でも楽しく演ってください!」
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2015.07
08
fantastic four

 60年代のデトロイト・サウンドといえばモータウンなのですが、その好敵手として踏ん張っていたのがRic-Tic Records。すべてを手中に納めるべくベリー・ゴーディのオッサンが買収して、我がのレーベルから出されてより知られることになったのが、エドウィン・スターやこのファンタスティック・フォー。いわば近鉄バッファローズが買収され主力選手がオリックスで活躍したような感じ。この移籍後、北川選手のようにエエ仕事をしたのがココのリード・ヴォーカリストであるジェイムス・エップス選手。流麗な流し打ちではなく、グイグイ引っ張るタイプのハスキー・リードがなんとも魅力的です。しかしながら台頭してきたのは70年代にウエスト・バウンド(←これも良い)に移ってから。そこでの洗練されたサウンドも良いですが、このノーザン・ソウル然とした荒削りなデトロイト・サウンドでのキャリアもグレイト。学生の頃、買って「これは当たりやがな〜」とほくそ笑んだ1stアルバムです。
 まず飛び込んで来る1発目にしてハイライト「I Love You Madly」で、テンプスフォー・トップスになんら引けを取らないデトロイト・スウィートに胸踊ります。デヴィッド・ラフィンにも似た少し強引なフレーズの乗せ方にグイグイ魅了されます。サビ前の声の張り上げ方も絶品で、それを他の3人が優しく包み込むコーラスと絶妙の構図。これは、たまりまへん。67年のRic-Tic時代のスマッシュ・ヒット「The Whole World Is A Stage」は、インプレッションズみたいな感じですがココでもジェイムスの男前なストロング・ヴォイスが映えます。「You Gave Me Something ( And Everything's Alright )」もチャート・ヒットしたRic-Tic時代の曲で、黙って聽いてるとテンプスの曲かと思うくらいです。しかしながらクオリティは抜群。あとの曲もモータウン買収前のシングル曲中心で、ちょっとしょーもない曲も入ってますが、「Can't Stop Looking For My Baby」や「As Long As I Live (I Live For You)」あたりのポップなメロディ&アレンジに武骨なリード・シンガー、スウィートなバック・コーラスが織り成すフォーメーションは中毒性高し。オリジナルズやスピナーズもそうやけど、デトロイト・モータウンのヴォーカル・グループ充実ぶりは、やっぱ侮れません。
「やっぱり惹かれる60年代デトロイト・サウンド。セイント・フォーとちゃいまっせ」
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2015.07
04
Category : Rock'n Roll + Rocabilly
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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  注目のローンチとなったApple Musicをお試し。それこそi-tunes Storeとおんなじメニューが聴けるのかと思いきや甘かった。。i-Cloudとの連携未成熟もあって3ヶ月後の課金はAWAにするか悩ましいトコロ。それでも聴きたいなぁって思ってた音源がたらふく聴けるのはやっぱ素晴らしい。AWAかApple Musicがあれば当分CDはまた買わないことになりそう。元々、ハイレゾとかに入れ込むほど、お金も高感度な耳も持ってないので、これは万々歳です。色んな音楽が聴けて発見があるほうが楽しいもんね。早速、探訪してみるとJames BrownやFunk系の充実ぶりになかなかの満足感。ローンでジューク・ボックス買ったと思ったら安いもんです。Music Unlimitedの時もストレイ・キャッツのライヴが充実してたので、覗いてみると本年、正規発売されたストレイ・キャッツ初期のロック・パラスト・ライブがラインナップ。もうこれ見て、合格〜ってなっちゃいました。
 評判の中身はまず83年ドイツ・ローレライの屋外ライヴの前篇17曲。元々、初期はライヴ音源が少ないだけに待望だったDVD化でしたが、演奏と録音の良さにメンバー自身もCD発売もOKした充実ライヴ。ジョニー・バーネット「Baby Blue Eyes」から始まる、本国アメリカ・ブレイクも果たした後の余裕も感じる演奏。オリジナル「Rock This Town」に、「Stray Cats Strut」、「Runaway Boy」あたりは言わずもがなの無敵曲。加えて3rdからの「She's Sexy And 17」など4曲や、「Built for Speed」と充実です。ブルーグラス「Foggy Mountain Break Down」のライヴなんか初めて聴きましたが、バンジョーを弾いてもブライアン、イカしてます。ジョージ・ジョーンズのカントリー・ヒット「The Race Is On」に、親分Dave Edmundsもギター参戦するジョニー・バーネットの「Tear It Up」、バディ・ホリーの「Oh Boy」も楽しさ満開です。
 後編は81年ドイツ・ケルンでの最初期ステージ14曲。あの傑作1stに近い感触でさらに燃えます。コチラも、どんだけ好きやねんって言いたいジョニー・バーネット・ナンバー「Sweet Love On My Mind」でスタート。スタジオ盤でも演ったジーン・ヴィンセントDouble Talkin' Baby」、興奮マックス必至の「Rumble In Brighton」と大喝采で突き進みます。サン・ロカビリー「Ubangi Stomp」、「Fishnet Stockings」とブライアンの愛器グレッチも唸りまくり。加えて、ジーン・ヴィンセントのスウィート・ナンバー「Important Words」、エディ・コクランの破壊的クラシック「Sometin' Else」もかます、グレイトな構成。最後は2ndのタイトル曲「Gonna Ball」で勢いそのままに〆。
「買う気が無かった音源との興奮の出会い。素晴らしきジューク・ボックスに感謝!」
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2015.07
01
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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  またもや突然のサプライズ・リリースでファンを煽るストーンズの面々。1ヶ月程前の5月20日、ロサンゼルスのフォンダ・シアターでのスモール・ギグ・ライヴが配信でリリース! 今年、盛り上がるスティッキー・フィンガーズ・エクスパンション・リリースに向けて行われた本編全曲を披露した話題のライヴ。これは興奮するぞ〜 スティッキー祭りの主旨がズレないようになのか、アルバム収録曲だけをライヴ収録ですが、オープニングからの3曲(Start Me Up、When The Whip Comes Down、All Down The Line)と、アンコール3曲(Rock Me Baby、Jumpin' Jack Flash、Can't Turn You Loose)はオミット。ここは好きな曲ばっかなので、ついでに入れて欲しかった。しかしココで特筆すべきは、ロン・ウッド版のスティッキー・フィンガーズ2015Ver.が聴けるってトコ。一見、キースの合間を縫って、ちょこまかええかげんなフレーズを挿入したり、決め事っぽく無く絡ませたり、時に同じフレーズをも弾いてしまうウッディのプレイ。単なるにぎやかしのようで、絶妙な男です。役割分担がハッキリしすぎのテイラーのかっちりしたプレイ・スタイルより好みなので、これは嬉しいです。
 まずは「Sway」からの構成で、良い意味でルーズでキースが気を使わなくていいウッディのプレイと、生き生きとしたミックのヴォーカルが最高の絡みを見せてくれます。Beggars Banquet以降、ストーンズの新たなカードとなったカントリー・テイスト「Dead Flowers」や、大傑作「Wild Horses」でもキースの主導するストロークに絶品の絡みを見せてくれるウッディ。これは、ええぞってなります。フェイセズ時代からお得意のスライドも器用にこなす「Sister Morphine」に、キースもスライディングする「You Gotta Move」とアーシーなストーンズ節満開です。ホーンも加えタイトに決める「Bitch」、キース&ロニーの微妙なタイム感の違いを快感に変えてくれる「Can't You Hear Me Knocking」、サザン・ソウルをモノにした「I Got The Blues」と、なんとも味わい深い演奏が続きます。初めてライヴ・テイクを聴いた「Moonlight Mile」もオリジナルに忠実に再現。そして最後はキースが奏でるイントロ・リフから何回聴いても興奮できる大ヒット「Brown Sugar」。天国からボビー・キーズが“俺に吹かせろ”と悔しがって降りてきそうな、グレイトなグルーヴです。あらためて現役、最強のロックン・ロール・バンドであることを誇示。
「やはり肝となるのはミックの現役感。回顧的企画ですが、転がり続けてることを実感!」
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