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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2015.06
28
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“アルバムって覚えてる?”
と皮肉たっぷりにスピーチしたのは、今年のグラミーでのプリンス。レコードやCDから、儲ける仕組みが配信やライヴに変わってきた今、さらにアルバムの概念は薄れること必至。実際は曲単位で聴くことが多いですが、アートとして音楽を捉えるならアルバムって重要なんですけどね〜 あと区分けする時のアイコンとしても。表現の場として、コンセプト・アルバムとかヘチマとか言って、アルバムでの表現が最も重要視された70年代、日本人としてアルバム・カヴァーの秀作を多く手掛け、世界に名を馳せたデザイナー長岡秀星氏が永眠。ELOとかも有名ですが、何と言っても有名なのはアースの一連のアルバム・カヴァー。ベストも、天空の女神もみんな長岡さんだもんね。CDではスナップ写真に成り下がりましたが、12インチ四方のLPジャケットは正にアート表現の場でした。アースのパブリック・イメージ確立にも一役買ってます。人となりは全然知らんけど、長岡さんが手掛けたアルバムを聴いてみようと思いました。
 そんなことでアース全盛期の本作。例によって、音の分離が無茶苦茶いいブラジリアン・ファンク。曲も粒ぞろいで、洗練+ラテン+ファンクって感じで凡庸のグループからうまいこと差別化してます。リアルタイムでは無かったのですが、本作に辿り着いたのは超優秀ファンク「Jupiter」が聴きたかったから。切れの良いホーン、アル・マッケイの小気味よいカッティング、カッコいいハーモニーと70年全盛の人力ファンクでは到達点みたいな完璧ファンクです。そしてコレと同じくらいの重要曲が「Magic Mind」。これが甲乙つけがたいキレっキレっのグレイト・ファンクで、アル・マッケイのプレイも絶品。オープニングの「Serpentine Fire」はP.ベイリーのファルセットも冴えるポップ・ファンクで、以降のファンク・バンドのポップ化の手本みたいな曲。日本でだけヒットしたという「Fantasy」は、今やグッチ裕三かソウルとんねるずしか思い浮かばない曲。なんか真面目に聴けません。「Love's Holiday」あたりはモーリス・ホワイトの渋声も満喫できます。「Brazilian Rhyme」は20年前のコンパで“パ〜リヤ、パリヤ、パ〜リヤ ハイ、ハイ!”と一気飲みを強制するときの掛け声(←ヤメましょう)でも有名だった曲。現行版はクールなインスト「Runnin'」(Original Hollywood Mix)も入っていて一聴の価値あり。
「Convenientと引き換えに、Artisticを無くしていく今。どっちも捨てがたいっすな〜」
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2015.06
27
Category : 10's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 昨年末のディアンジェロの超久々の新譜にも驚かされましたが、今年の前半のサプライズ大賞は、この人等“ジョデシィ”の復活。90年代前半のR&B隆盛期、男性グループもウジャウジャ登場する中でトップ・ランナーだった4人組です。同じ時期のボーイズIIメンがビートルズ的存在で、こっちはストーンズ的なワルな香りの人等でした。すっかり多用中のAWAにてガッツリ聴けます。元々、ヒップ・ホップ的なR&Bに、ディープなソウル・エキスを注入したグループでしたが、オッサンになって箔がついた感じです。プリンス、ニュージャック、ヒップ・ホップに影響を受けたデヴァンテ・スウィングのサウンドに、K-Ci & JoJo兄弟の激ソウル・ヴォイスが炸裂っていう、90年代を象徴した音でしたが、20年経ってどうなったかっていうと、端的に言って「なんも変わらず」。ご安心くださいって感じの王道スタイル。40代以降の人等も、違和感無しで聴けます。
 中身は1stにあったアップ・テンポのイケイケ曲は無いものの、得意のスロウ、ミッドを中心にガシっと聴かせます。バスドラの連打をすスパイスにした「Too Hot」から、40代半ばになったオッサンのジョデシィ節が炸裂。そして、思わず“よっしゃ”と思えたのが先行カットになった「Every Moment」。ストリートな雰囲気で重厚なコーラスに、ボビー・ウォマック系のK-Ciのディープな歌声が乗っかるグレイトなトラックです。そのまま代表曲“Forever My Lady”にメドレーに出来そうな感じ。前半の「Sho Out」(←ボートラのLiana Banks参加版も良し)から「Checkin For You」とテンポを抑えて王道スタイルで進む中、ディヴァンテの弟子ティンバランドも制作に加わった刻み系ビートが光る「Those Things」が登場。そこでも脇目を振らずコブシを廻し続けるK-Ciがなんとも男前です。そしてラッパーB.O.B.がゲストの「Nobody Wins」は、最もポップなアプローチですが、これがまた無茶苦茶カッコええです。続く、3rdの頃に接近したG-Funkも感じさせる「Incredible」も、リミッターを効かせたサウンドが余裕を漂わせる好曲。この辺が一番の聴きどころか。でもデヴィッド・フォスター的にベタな美スロウ「Jennifer」なんかは、スレてひん曲がった私のハートには響きません。日系美女Mila J 嬢参加で漆黒も感じる「Body Parts」の方が全然マシです。
「変わらぬ安心感と引き換えに、進歩した先進性が無かったのが残念。次も待ってます!」
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2015.06
24
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 久々に来日したジェントルマンなアイウェア・デザイナー“アラン・ミクリタリアン”氏。青山でのアニヴァーサリー・パーティでは相川七瀬さん(←公にされてたので書きます)や色んな人が来る中、相変わらずカッコいいデザインのメガネを発表してくれてました。また仕事でヒイキしちゃいそうです。単なる視力矯正具のメガネを“アイウェア”と呼べる域にファッション・アイテムとして格上げした功績は大です。そして、相変わらずタダ酒は美味いってことでガンガン飲んでたところ、肉料理がガンガン出るのでなんやと思ってったら、ミート・バーを恵比寿に今度出すとのこと。フランス人の悪ノリ・ジョークやと茶化してたらホンマでした。信じなくてゴメン。これは楽しみです。そんな中、いただいた絶品サラミを肴にゴキゲン家呑みのお供はメガネの天才ソウル・マン、デヴィッド・ラフィンです。
 ほんと最高で大好きなシンガーですが、名門テンプスをクビになるほどミスター破天荒として名を馳せたデヴィッド・ラフィン大先生。おそらく発売当時、このアルバム・タイトルに皆“おまえが言うなっ”ってツッ込んだに違いない80年のソロ・ラスト作です。 デトロイトの要人Don Davisが制作し、Leon Wareも参加した偽りなしの傑作。メロウにLaverna Masonとデュエットする「I Wanna Be with You」からガッツ・ポーズの名演登場。続くスロウ「All I Need」もタダのメロウでは終わりません。サラミの塩分のようにピリっと効かすスパイシーな声に、予測不能な強引な節回しがなんともシビれます。再び「Love Supply」はラヴァーナ嬢がナイス・デュエット。スムージーな曲なのに、ちっともスムージーじゃない俺様な自信満々のフレージングは唯一無二。マジ絶品です。ディスコな「Still In Love With You」も俺様ワールドに持っていくとこも流石。後半戦も絶好調で「I Got a Thing for You」や「Slow Dance」なんかのミディアム系も、リピートしたくなる魅惑のフレーズ連発。メロウ作「Can We Make Love One More Time」でのエロな展開も素晴らしいです。またモータウン時代に比べて洗練されたサウンドが粋で、伊達男デヴィッドにも相性良く盛り上げます。
「時にJ.B.並みに聴き倒したくなる、ソウル界のやっさん。愛用のメガネもズレ落ちる熱い歌がココに!」
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2015.06
21
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 最近ハマっている“Light Mellow”のコンピレーション。素晴らしきファッションを紹介してきた日本のセレクト・ショップで、古くはサン・モトヤマ(←エルメスを最初に日本で紹介)、近年ではビームスのような店のミュージック版みたいなもん。その名はブランド化し、90年代からの“Free Soul”や、RHINOの“Smooth Grooves”なんかと同様、10年以上浸透してきた優秀ブランドです。海外のアップルやカッシーナなんかと比べ、大きなファッションとなるプロダクツ・デザインを生み出すのは不得手な日本ですが、既存モノを小じんまり加工・編集するのはもともと十八番。音楽も単なる欧米の猿真似と無視するにはあまりにもったいないクールなアーティストが我が国にも数多います。そこらを“洗練”、“都会”をキーワードに再抽出してくれてるのが直近のLight Mellowです。
 その重要アーティストは単独で1枚モノがいろいろ組まれてますが、買ってまで聴きたかったのはコノ人、宮本典子。桁外れの技量とセンスを持った稀有な日本人アーティストで、芸能界的にはヒット曲“エピローグ”で有名ですが、音楽ファンには沢山の日本産R&Bを出してきたMimiとしても有名。一時期はアメリカ生活でグラハム・セントラル・ステーションやサイド・エフェクトのメンバーにもなってた凄腕シンガー。70年代後半〜80年代、試行錯誤しながら出したアルバムから今も新鮮な美味しいトコを上手く聴かせます。1曲目の「熱い風」から、ガット・ギターとコンガを絡めた極上グルーヴが心地良し。82年の後藤次利、大村憲司らが参加の「Lovely City」や「摩天楼物語」、「ターキッシュ・コーヒー」などは、より洗練されたブラック・テイストです。鈴木雄大とのスロウ・ナンバー「レイジー・アフタヌーン」も、日本人離れしたスキルの高い歌唱が味わえます。その後藤次利がサウンド面で主導したブラコン流「Good-bye Girl」、「グラス一杯の愚かさ」は森雪之丞氏の親しみやすい歌詞も手伝って、キャッチーさが格段アップ。ファンキーな「ONNA」もカッコ良いです。また78〜79年初期作では鈴木勲(b)、笹路正徳(p)、秋山一将(g)の演奏も見事な「Cadillac Woman」、「My Life」や、皆大好き「Feel Like Makin' Love」のグルーヴィー・カヴァーと、ジャジーな表現も絶品。他もヒット・メイカー林哲司作「Silver Rain」では歌謡チックな曲も見事なこなし。
「さすがアマチュア時代、ディスコ・シンガーとして鍛えただけあります。本場モンのブラック・テイストも絶妙!」
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2015.06
17
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  今月、出張で京都に帰った時から、なぜかガッツリ聴いてるのはチャカの大人ファンク。後期ルーファスから初期のソロあたり、どれを聴いても非常に満足度の高い人。泥臭いファンクもあれば、洗練されたファンクもありますが、非常にバランスが良くスタイリッシュなのがルーファスのサウンド。トニー・メイデン(g)、ボビー・ワトソン(b)と黒人主要メンバーも出揃った、バンドとして次なるステップへと移行する時期ですが、すでにチャカ自身はソロでのマネージメント契約を結びつつあった頃でその才能をバンドだけでは押さえれなくなってきた時期でもあります。
本作のイイところは一発目の勢いづけファンクが完璧にカッコええところ。その「At Midnight (My Love Will Lift You Up) 」は唯一の超鋭角的ファンクで、タワー・オブ・パワーのホーンも参戦したオープニングに相応しいナンバー。チャカの迫力あるヴォーカルに、いきなりノック・アウト必至。こういうオープニングはやっぱ燃えます。バンド初期に比べると随分と都会的な感じで、メロウさを増しているのがなんともいえん良さ。その中でも「Hollywood」は数々のカヴァーも生んだ名曲。本作録音中にチャカと大喧嘩して辞めたドラマー、アンドレ・フィッシャーと、才人の新加入白人鍵盤奏者デヴィッド・ホーク・ウォリンスキーによる傑作メロウです。アンドレは2曲目のクールなグルーヴ・ナンバー「Close The Door」でも曲作りに参加していて、結構な貢献度だっただけに残念です。この曲もストリングスが効いたアレンジが冴え渡る傑作。なんせ、これをもって元々ルーファスのオリジナル・メンバーは誰一人いなくなります。また、箸休め的なインスト「Slow Screw Against The Wall 〜 A♭ Fly」では、なぜかロン・ウッドも参加。ホント人柄もあってどこでも顔出す人です。ファンクなイントロからメロウな展開の「Earth Song」や、AOR的な「Everlasting Love」も心地良いアレンジですが、後半で素晴らしいのが「Better Days」。こういった落ち着いたメロウ・ファンクは、この人達ホント上手いです。チャカのレンジの広いヴォーカルもグレイト。スロウではトニー・メイデンとチャカで書かれた「Magic In Your Eyes」が秀逸。チャカの表現力に惚れぼれです。
「しかしハイ・クオリティなパフォーマンス。センス抜群の仕事してます!」
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2015.06
13
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 昔のカセットの時代から、なんじゃかんじゃと好きな曲を集めてテープ作ったりして、カーステなんかでもそればっか聴くってことを誰しも実践していたと思いますが、今もプレイリストと称してI-phoneとかで同じようなことをやってます。それぞれテーマがあって、J.B.やストーンズのマイ・ベスト、ヒップ・ホップモータウンニュージャックと色々つくってましたが、配信系やレコード会社のコンパイルするモンもなかなかの楽しさ。そんな中でもスペクターの“ウォール・オブ・サウンド”をテーマに日本の歌謡曲、ロックを偏見なくチョイスしたのがソニー編集のコレ。やっぱりロネッツに代表される“あのサウンド”は大好物なので、これは楽しいセレクションでした。
 中身はホント目から鱗の名曲集で、1発目から77年のシリア・ポール「夢で逢えたら」で大瀧詠一ナイアガラ・サウンド炸裂です。90年代ラッツ&スターがヒットさせてやっとメジャーになった傑作ですが、吉田美奈子、桑名晴子、サーカスほか数多の人がガール・ポップとして歌ってきたエヴァー・グリーンな名曲。スペクター信者だった大瀧詠一氏関連は81年の松田聖子「一千一秒物語」、95年渡辺満里奈「うれしい予感」に加え、本人の77年作「青空のように」を収録。B.スプリングスティーン経由と思しき佐野元春「Someday」、小西康陽アレンジの須藤薫「つのる想い」と来て、ロネッツなイントロにグッとくる中山美穂&WANDS「世界中の誰よりきっと」が登場。忘れてたけどやっぱエエ曲です。そういえば結婚式バンドで嫁さんに歌わせたのもコノ曲でした。。また超久々に聴いたCMで流れてた多岐川裕美「酸っぱい経験」も新鮮。歌も上手く可愛かった太田裕美の81年「恋のハーフムーン」や原めぐみなんかもありますが白眉なのがYUI(浅香唯)の97年作「Ring Ring Ring」が一等賞とも思える素晴らしい出来。風間三姉妹(←古い)の時からファンやったのに、こんなの知らんかったぞ! もちろん金字塔の2曲、加藤和彦による岡崎友紀の激名曲「Do You Remenber Me」に、細野晴臣によるシーナ&ロケッツ「You May Dream」も入ってます。他も、山下達郎のシュガー・ベイブ「雨は手のひらにいっぱい」杉真理の「夏休みの宿題」、70年代デュオのポニー・テールも。最後はシリア・ポールもいたモコ・ビーバー・オリーブの69年作「わすれたいのに」で、パリス・シスターズのフィル・スペクター関連作カヴァー。
「梅雨入りしたジメジメ感に、この清涼感溢れるサウンド。たまりまへん!」
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2015.06
11
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 絶好調(←ロン・ウッド談)で北米ツアー続行中のストーンズ。今年も登場の過去のマテリアルを生かした、デラックス仕様のエクスパンド・エディション。ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウトサム・ガールズメイン・ストリートに続いて、人気の71年作スティッキー・フィンガーズが登場です。最近はしょーもないアルバムまでやたらとデラックス・エディション化されますが、これは値打ちあります。6年間続いた、ジミー・ミラーとのアメリカ南部指向、ど真ん中のヒット作。早速AWAにて聴かせていただきました!追加テイクを中心にレヴュー。70〜71年の探求には持ってこいのブツで、ストーンズwithミック・テイラーの泥臭さ満開のプレイが味わえます。
 ビックリしたのは傑作「Brown Sugar」のwith Eric Claptonヴァージョン。いきなりスライドが鳴り響いてビックリ。マラカスやアコギの入った疾走感あるアレンジは元テイクが勝るものの、これは興奮! 別テイクも「Bitch (Extended Version)」あたりもテンションが高く聴きモノ。そして、個人的な注目はなんといってもライヴ・テイクでLive At The Roundhouse, 1971と記された5曲に、“Get Yer Leeds Lungs Out”と題されたLive At Leeds University, 1971となるディスク1枚分相当の12曲。惜しくも亡くなったボビー・キーズのサックスに、ジム・プライスのトランペット、ニッキ−・ホプキンスのピアノがフィーチャーされたアレンジが聴きモノ。ラウンド・ハウスではまず“Let It Bleed”の人気曲「Live With Me」でブッ飛ばします。ニッキ−のピアノから始まって、ボビーのサックスが唸るのがたまりません。 「Stray Cat Blues」や「Honky Tonk Women」でミック・テイラーが存在感をあるギターを奏でます。またリーズの方は「Jumpin Jack Flash」から始まるフルセット。「Dead Flowers」でも活躍の、のっぺりしたミック・テイラーのブルージー・ギターは巷で人気ですが、やっぱしあんまり好みやないですな〜。フレーズにもう少しハネ感、ファンク感が欲しいところ。。エラそうなことですんまへん、好みの話です。「Love in Vain」ではエラい気持ち良さそうに弾いてます。そしてボ・ディドレーBeatの導入部からの「Midnight Rambler」。これもなかなか新鮮です。「(I Can't Get No) Satisfaction」や「Little Queenie」も70'sストーンズっぽく気怠くキメてます。最後はキースの独壇場、10年前の“Rarities 1971-2003”でも聴けたチャック・ベリー「Let It Rock」で〆。
「南部指向を押し進めた70年代のストーンズ。ガッツリ深追いできます!」
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2015.06
08
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 2ヶ月の空白期間を経て再び日本に登場したサブスクリプション型音楽サービスAWA。エイベックス社の利己主義なモンかと予想してましたが、松浦社長の熱い理念とその思いに共鳴したサイバーの藤田社長の共同となる先進的で素晴らしいフォーマットが誕生です。iosのアプリでも全カテゴリーで断トツの1位ダウンロードと注目の高さが伺えます。3分の1にシュリンクした音楽市場における窮状を、アーティストとユーザーの視点で「皆がちゃんと食っていけるように」と理念で考え抜いた、ガラパゴス化する日本の業界で突破口になると思うくらい絶賛したいものです。元々レンタル・レコード屋で働いていたユーザー視点の松浦氏の「繁栄の為の法則」は的をついてます。これなら金を払います。今年中に登場する予定のLINE Music、Apple Music、Spotifyなど出揃ったとき、いよいよレンタル店はその役目を終えそうです。
 そんなことで喜んで使っているAWA。新幹線出張でも活躍中で、まず聴いたのはリンダ・ロンシュタットの82年作。ウエスト・コースト・ロックも衰退しロッキン・リンダ黄金期、最後の頃です。なんでコレかというと、レンタル店で殆ど置いてないから。(←だったら買え) “ウォン・ラ〜ヴッ♪”とシャウトするリンダが格別なスマッシュ・ヒット「Get Closer」は、リンダで最初に聴いた曲でもあり今でもフェイバリット。やっぱロックするリンダもカッコいいです。パーキンソン病で戦う彼女の声は今、聴けませんが、素晴らしい作品がこうして色んな形で触れられるの幸せなこと。ジョー・コッカーも演ってた美しきスロウ「The Moon Is a Harsh Mistress」や、メロウな「Easy for You to Say」とジミー・ウェッブ曲もしっかり聴けます。一方、声を張り上げたロッキン・リンダはリー・ドーシーの「People Gonna Talk」や、James Taylorとのアイク&ティナ曲「I Think It's Gonna Work Out Fine」でもバッチリ。お楽しみのオールディーズは他も、ビリー・ジョー・ロイヤル「I Knew You When」、エキサイターズ「Tell Him」、ニッカーボッカーズ「Life」と絶好調。「Sometimes You Just Can't Win」はルーツであるカントリーなリンダもJ. D. Southerと共に魅せます。トワ・エ・モアみたいで好みやないけど「My Blue Tears」ではDolly PartonEmmylou Harrisでの後のTrio録音もあり。
「とうとうマニアのものになりつつあるフィジカルCD。快適なミュージック・ライフが再び!」
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2015.06
02
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 しかし興奮冷めやらぬ、ジェイムス・ブラウンの伝記映画“Get On Up”。なんといっても赤丸急上昇の主演アクター、チャドウィック・ボーズマンの迫真の演技が賞賛モノなのですが、目も耳も釘付けになったのが64年T.A.M,I. Showの再現シーン。これはJ.B.ファンには超有名なライヴ・シーンが拝める伝説の映像で、当時の人気アーティストがこぞって出演する垂涎のライヴでマーヴィン・ゲイスプリームス、ストーンズの若き日が堪能できるグレイトなプログラム。昔、レンタル・ビデオ屋で借りて腰抜かしたブツです。トリに登場なのは“若僧”だったストーンズだったのですが、圧倒的1等賞のパフォーマンスを見せたのはジェイムス・ブラウン&フェイマス・フレイムス。マイケル・ジャクソンやプリンスが師匠と崇めるのが納得する超絶パフォーマンスが繰り広げられてます。そのスリムでキレッキレッのダンスを見せるヤングJ.B.の鳥肌シーンがほぼ完全に再現されていたのは驚愕でした。とにかく凄いシーンなのでファンは必見です。そんなことで取り上げずにはいられない64年のファンク誕生ともいえるエポック・メイキング的本作。初のライヴ・アルバムも成功して躍進のJ.B.が、所属のキング・レコードの待遇の悪さに嫌気がさして新たなディールをマーキュリー傘下のスマッシュと結ぶも裁判で揉めて、インストの発表のみと採決されたスマッシュからの作品。強力ネゴシエイターの御大だったので、なぜかヴォーカル入りも数作存在で、中でもコレは重要作。
 やはり劇的に素晴らしいのが、映画でも完全再現された歴史的ファンク初ヒット「Out Of Sight」。ファンクといっても、まだ複雑なリズムは構築されておらずシンコペを上手く使ったシンプルな組立てですが、それがまた猛烈にカッコいいです。そして代名詞的ヒット「I Got You (I Feel Good)」の初期ヴァージョン。翌年、リメイクしてヒットさせますがコレが最初です。またR&B期を共にしたThe Famous Flamesとの最後のセッション「Maybe the Last Time」も名曲。他はスタンダード中心ですが、ロイ・ブラウンの「Good Rockin' Tonight」やプラターズOnly You」は出色の出来。67年ライヴでもお馴染み「I Wanna Be Around」も聴けます。withストリングスでのタキシード仕様な「Mona Lisa」や、激熱スクリーミングの「Come Rain or Come Shine」、「I loves You Porgy」あたりのスロウも今聴くとクール。
「自分を信じて突き進む男の美学、ココにあり。真のエンタメ・イノベイターに惚れ直し!」
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