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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2015.04
30
Category : Beat + R&R
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 昭和最後の美人って誰やったのか? そう言われると夏目雅子、美空ひばり、小林ひとみなど様々な人を思い浮かべるでしょう。ロックの世界でいくと、やっぱコノ人、バービーの杏子嬢! フレアーなスカートを華麗に体ごとクルクル回して、セクシーに歌うハスキー・ヴォイスは鮮烈でした。もちろん平成の時代も御活躍ですが、まさに女ぎつね杏子が駆け巡った80年代後半。新感覚のビート・バンドだったバービー・ボーイズのアイコンとして一際輝いていました。イマサが奏でる斬新なギター・ワーク、コンタの甲高いストレート・ヴォイス&サックスと共に三位一体となって繰り広げられた平成の架け橋となったオリジナリティ溢れるロック絵巻。これは今もビカビカに光ってます。
 そんなことで3rd Breakで衝撃を受けその後に、聴いたバービーの昭和60年(1985)デビュー作。30周年リマスター&同年の渋公ライヴと共に再登場です。アンディ・サマーズをさらに鋭角的にしたようなイマサ氏の絶品ギターを軸に、まるでドラマのように男と女の会話を感じさせる曲は見事の一語で、今もこんなもん無いです。その証拠に、サウンドは30年前とは思えない新鮮さで、面白い音に耳釘付け、歌に興奮と、ほんとスリリングで良いバンドでした。その象徴ともいえるデビュー曲にして大傑作が「暗闇でDANCE」。カッティング&ハーモニクスのリフに、緊張感溢れる杏子&コンタの交互の歌、シビれるサックス・ソロと完璧な曲構成です。後半の2ndシングル「もォやだ!」から始まるコノ曲に至るまでの怒涛の展開は鳥肌モンで、エンリケのブリブリ・ベースも光る「Blue Blue Rose」、メロウな「小僧-cryin’on the beach-」も秀逸。もちろん、疾走するオープニングの「帰さない」、「ふしだら VS よこしま」、「Shit! Shit! 嫉妬」の3連発も強烈。タイトルからしてワクワクする曲が目白押しですが、この時点で既にバンド・サウンドが完成形なのに驚かされます。そしてガッツ・ポーズなのが今迄無かった公式無修正ライヴ音源の登場。2枚目“Freebee”発売直前で、1stの殆どの曲に「負けるもんか」や「マイティウーマン」、名曲「チャンス到来」とバービー・クラシックの嵐。これは興奮です。加えて、ライヴの定番「飛んでみせろ」、シングル曲の「MIDNIGHT CALL」、「瞳の奥でまばたくな」と、コイソ&エンリケのタイトなリズム隊もライヴで浮き彫りに。レコードにならなかった「あいさつはいつでも」や「わたしぢゃないの」も聴けます。後者は杏子のバービー最初期のソロで奥に秘めたエロスも漂う、まさにマーべラスな音源。
「高校2年から変わらん自分のアホさ加減と、バービーの先進性を見つめ直した優秀復刻。グレイト!」
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2015.04
25
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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TVの音楽番組が増えたっていうけど、屁みたいな音楽ばっか流してもらっても困ります。胸の奥底まであつかましく入ってきてくれるような人がチョコチョコおらんとね〜 その点でいくと、全盛時にはTVにも出てガンガン、食い込むロックを歌ってくれてたのはマサヤン、桑名正博さんです! しゃべりも面白いモンやからトーク番組にもよく出ておられましたが、抱えたギターで“むぅ〜ふぅ〜♪”と突然、自分に心地良く酔って歌い出すってのもしょっちゅう。そしてペースを乱されるとムッとするってな具合。この、あつかましくも微笑ましい桑名ワールド。ほんま最高の人でした。裕也さんとこの番頭役もしっかり務めてた男気溢れるロック界の兄貴。海の向こうのロッドやミックもカッコ良かったけど、おんなじレベルでカッコええホンマもんのシンガーでした。
 そして、この自分の名前を冠した本作。80年代は俳優業にも熱心だった最中、突如ミュージシャン復活の狼煙を上げてくれた力作です。Shogunの芳野藤丸氏が全面プロデュースでカッチリしたロック・アルバムをドロップしてくれて日本のロックファンもよっしゃ〜となりました。なお藤丸氏は2年後、マサヤンの盟友もんたよしのりとも大傑作“On The Border”をも出してます。一時は藤丸再生工場と言われたほど(←嘘です)。 中身のほうは、何と言っても劇的にカッコいいR&R「いいヤツ」でスタート。もう鳥肌モンで、DNAの細胞レベルでロックを分かってるとしか言いようのない、強烈ドライヴィング・ナンバー。この曲だけで“買い”です。バラードも最高なのですが、この辺のR&Rをマジで海外モンに負けん位の迫力とあつかましさでカマしてくれるのは、やっぱ桑名のアニキです。「10 Years After」や、渾身のシャウトが聴ける「トーキョー・ローリング・ダウン」など、全体的には大陸的で洗練されたロックを構築です。といってもお得意の“がなり”が随所に挿入されますので、ただの曲には落ち着きません。パワー・バラード「Again」あたりも聴きものですが、後半のハイライトとなる「ハンキー・パンキー・レディー」はファニー・カンパニー時代彷彿のブギー・ナンバーで興奮です。メロウを演っても「ドレスのすきま」なんかメチャメチャ男前にキメてます。
「聴きやすさに溢れたシーンになった現在、こういうウルサイ人が恋しくなりまんな」
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2015.04
22
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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キースが豪快に“Star Star”でチャック・ベリー直系のリフを鳴らした翌年、呼応してロニー・ウッドが「こっちも負けてへんで!」とほぼ同じリフを冒頭で刻んだのがロッドの74年本作。マーキュリーのアルバムなので、いつものように境界線無しにフェイセズのメンバーが参加してますが、気持ちええこのダラダラ体制も最後となった本作。もうこの翌年にはストーンズのツアーにウッディがミック・テイラー脱退の穴埋めに、フェイセズに籍置いたまま参加です。収まるべくして予定調和にように、スッポリ収まったのは言わずもがな。しかしながらロッドとのコンビ芸も相当捨てがたい魅力を醸し出してたのを本作は証明してくれてます。ロニー・レインはもう去った後なので、スパイク・ヒートリーが主にベース弾いてますが、英国テイスト溢れたロッドの歌唱はやはり魅力に溢れてます。
 いろいろ聴きどころのある本作ですが、やっぱベストは1曲目でぶっ飛ばすチャック・ベリー「Sweet Little Rock 'N' Roller」。ただの単純なロックン・ロールなんですが、尋常じゃないカッコよさ。この頃のロッキン・ロッドが無敵であることを、一発で分からしめます。ウッディとの共作曲「Sailor」や「Dixie Toot」もありますが、マギー・メイでお馴染みマーティン・クイッテントンとの「Farewell」はトラッド趣味全開で本作ハイライト。またエルトン・ジョンがデュエットもしてるロッキン・ナンバー「Let Me Be Your Car」ではダニ−・ハサウェイのLiveでお馴染みのウィリー・ウィークス、スライのところにいたアンディ・ニューマークが揃い踏みした初期ニュー・バーバリアンズ体制での録音。カヴァーもお楽しみで、白眉なのがサム・クックの「Bring It on Home to Me/You Send Me」で、フェイセズ仕様のアレンジも秀逸。他も、キャロル・キング「(You Make Me Feel Like) A Natural Man」、ボブ・ディラン「Girl from the North Country」、スティーヴィー・ライト「Hard Road」とあり。最後のポール・マッカートニーからの送られた哀愁スロウ「Mine For Me」もエエ曲です。唯一残念なのが、ロニー・レインの不在で、その点でグレイト極まりない前作よりやや落ちます。
「曲によってはフェイセズ末期として聴けるのも嬉しいところ。ウッディの存在感も抜群!」
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2015.04
19
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 北米ツアーの発表に、またもや登場予定の発掘音源など、にわかに賑やかになってきたストーンズの2015年。素晴らしいやないですか! このところシーンでの不在感が無いのは頼もしいところ。過去音源の登場も50周年ツアー参加の注目もあってか、発掘モノはミック・テイラー期のモノが中心なので、ここはテイラー期、73年ジャマイカ録音のオリジナル・アルバム。個人的に、すでに有名曲は知ってたので、ストーンズでも最後の方に買ったアルバムです。“Some Girls”以降のシャキシャキのサウンドと違い、雲がかかったような抜けの悪いサウンドが80年代にティーンだった私はあまりに古臭く感じ敬遠。でも楽曲自体はエエ曲かつ重要曲も結構入ってます。
 入手時、真っ先に聴いたのはラストの卑猥でストレートなロックン・ロール「Star Star」。自分のベーシックにある81年USツアーの中盤で演ってて観客もおおいに盛り上がってたカッコいい曲。チャック・ベリー直系のリフに、怒涛のノリを見せるサビと文句無しのストーンズ代表曲のOne Of Themです。シングル曲は、あの泣きのスロウ「Angie」が超有名で、子供心に“アイ〜ンジィ〜”というフレーズに一発ヤラれました。今思うと、あんまりストーンズらしくない歌謡チックな曲ですが、飲み屋の流しが演ってもキマりそうな哀愁ストーンズです。ビリー・プレストンのファンキーなクラビネットがピシャリはまる「Doo Doo Doo Doo Doo」も文句無し。ホーン&コーラスで盛り上げるサビもシビれます。しかしながらアルバム最大の収穫やと思ったのがオープニングの「Dancing With Mr.D」。これはワルい奴等が演ってるに違いないっ!と思わせる不穏な気怠さで迫ります。やっぱこの雰囲気、良いです。キャッチーな「100 Years Ago」、キースも歌うカントリー・ソウル「Coming Down Again」も悪くは無いです。後半は、去年の日本公演でも演ってくれたスライドも軽快な「Silver Train」が秀逸ですが、あとは前作のルーツ探訪の続きみたいな「Hide Your Love」、ミック・テイラーが気持ち良くソロを取らせてもらう「Winter」、早く突き抜けた曲を聴きたいっと枯渇感を煽る「Can You Hear The Music」とスター・ファッカーの前座みたいな野暮ったい曲が並びます。(←ファンの人、ここは無視で) ジャケのミックのようにボケた感触が少々退屈でキツいです。
「自分の中ではストーンズが迷ってるような感触の不調期のアルバム。でも横綱相撲の貫禄はすでにあり!」
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2015.04
18
WarmAndTenderSoul.jpg



自分が生まれる前に活躍してたようなシンガーを好んで聴いてると、今や既に故人だったり、結構なお年寄りだったりするわけで毎月のように訃報が入ってきます。忘れられたような人が亡くなって脚光を浴びるようなケースも多いですが、生きてるうちに映画や再発なんかで取り上げられ再び注目されたパーシー・スレッジは幸せな晩年だったのかもしれません。映画「マッスル・ショールズ」でも、”When A Man Loves Woman”のくだりが映しだされててコノ奇跡の名曲がクローズ・アップされていて改めて良さを再確認したのが最近。普通の音楽ファンからしたら一発屋のイメージかもしれませんが、サザン・ソウル・ファンにしてみれば色んな名録音を残してくれた味のあるシンガーです。このアラバマの隙っ歯のおやっさんに敬意を表して2ndアルバムの紹介。
 本作はデビューで前述の大ヒットを放ったパーシーが“勢いのまま行ったれ”とメイ・J並みにカヴァーで大半が埋めて出された66年作。しかしその中に琴線に触れる名唱があるもんやから、たまりません。それが「That's How Strong My Love Is」。色んなシンガーに取り上げられるディープ・ソウルの名曲ですが、通常多いのはオリジナルのO.V.ライトのヴァージョンをなぞったもの。しかしながらパーシーはアトランティック繋がりからか、共演も多かったというオーティスのヴァージョンってのがミソ。いつもより気持ち辛口の歌唱がハマっていて、この曲のカヴァーでも好きなものの一つです。そして目玉がパーシー自身を端的に表現した、アルバム・タイトルの元となったジョー・ヘイウッドの「Warm And Tender Love」。コレもこの人の為の曲やったのかと思う程、見事に優しく深いソウルを伝えてくれてます。ソロモン・バークの「I'm Hanging Up My Heart For You」もなかなかイケてます。ダン・ペン作でスマッシュ・ヒットとなったバラード「It Tears Me Up」や、リズムものも結構奮闘のノーザン・スタイル「Heart Of A Child」、チェスのモーリス&マックも歌った「So Much Love」も本作収録。でもご愛嬌なのが、他のカヴァーがパッとせんところで、スモーキーの「You Really Got A Hold On Me」、ジョー・テックスの「A Sweet Woman Like You」、エルヴィスの「Love Me Tender」、スタンダード「Try A Little Tenderness」、ジェリー・バトラーの「I Stand Accused」、エドウィン・スターの「Oh How Happy」といろいろと演ってますがソコソコ。
「ソウル界のミスター・ウォーム&テンダー、安らかに!」
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2015.04
15
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
crystal kay



 某ブランドのパーティでタダ酒飲みに(←一応、仕事)行ってきたら、なんとサプライズでクリスタル・ケイちゃんのライヴも演ってくれました! 商品のローンチ情報などそこそこに聞くフリして、ケイちゃんの生バンドに酔いしれさせていただきました。90年代にヒッキーアムロちゃんと同様に登場した中では一番の本格的プロダクションでR&Bを演ってて、いい曲あらばアルバムを入手して楽しませてもらってた人。デビューが確か中学生くらいの早熟シンガーだったので既に大ベテランながら、まだ20代。独特のハスキー涙声シンガーで、なんとも魅力的な声のケイちゃんですが、生声のデカさにも驚きでした。声量あるな〜と思って聴きながら、すっかり大人になったケイちゃんの御姿にドンペリ&キャビアをいただいてご満悦です。
 さて10年近く前、デビュー期のR&B路線よりもポップな大衆路線も織り交ぜてくれてた頃のケイちゃん20才のヒット作。まず目立つのが、ジャム&ルイスと組んだスタイリッシュなR&Bチューン「Kirakuni」。堪能な英語を活かしてクールなダンス・ナンバーに仕上がってます。そしてクリスタル・ケイの名を一躍、世間に知らしめた大ヒットがメロウ・ポップな「恋におちたら」。ケイちゃんのファルセットも交えた切ない歌唱に、BENI嬢ともグッジョブなShingo.S氏の見事なアレンジが絶妙な傑作です。エヴァー・グリーンな名曲、ココに誕生。さすがエンドレス・ラブをライオネル・リッチーと共演するだけの器です。他も、m-floっぽいと思ったらTAKU氏がコンポーズの「I Know」、こちらも大ヒットしてたCHEMISTRYとの共演となったトヨタのCM曲「Two As One」、ベタなバラードながらヒッキーに負けない涙声で聴かせる「涙があふれても」、トリノ五輪でよく流れてた「Together」と、間口を広げた親しみやすさもあれば、当時カニエが流行らせた早回しサンプリングも放り込んだ「fly to you」、黒めのR&Bスタイルで迫る「Baby Girl」に「Hero」と見事にこなしてます。自身の作詞・作曲となる「KTK」(←とんかつ屋、ちゃいまっせ)もなかなかの疾走感ある良曲です。
「普通のポップス・ファンと、ブリブリのR&Bファンの両ニーズに応えた聴きやすさ。素晴らしいシンガーです!」
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2015.04
12
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 暇だったのでYou Tubeを見てたら“ポップ・クイズ”なるBBCのプログラムを発見。なんだろうって思って見てみると、80年代からのクイズ番組で、昔のNHK連想ゲームみたいにチームに分かれて対戦するイギリスの番組。ミュージシャンがしっかり芸能人してます。この時代にヒットが無かった人なんかも出ててなかなか面白いです。フィル・コリンズ・チーム対ミッジ・ユーロ・チームみたいな感じで、当時人気のカジャ・グー・グーやポール・ヤング、ニック・ロウやコステロ、フィル・リノットやスージー・クアトロとかが普通にう〜んって出題を考えているのが新鮮です。ザ・フーの凄腕ベーシスト、ジョン・エントウィッスルもチーム・リーダーで出てて芸能人してるのが笑けました。日本でいうとかまやつさんとか泉谷しげるがバラエティに出てる感じか? そんなことで思い出したのが、80年代のザ・フー。ジョン・エントウィッスルと、モッズ繋がりで加入したフェイセズのケニー・ジョーンズがリズム隊です。
 今やまったく無視に近いケニー・ジョーンズ期のザ・フーですが、自分がリアル・タイムで知ったのは実はこの面子。当時、雑誌でもストーンズと並んで来日していない大物バンドとして書かれワクワク感満載で買ったものの、拍子抜けだったこのラスト・アルバム。ピート・タウンゼントもソロに躍起でバンドの興味が薄れてたようです。キース・ムーンが亡くなってファンも、ロジャーからも、そのスタイルを求められ気の毒でしたが、ジョンとは馬が合ったというケニー。カンボジア・コンサートの“Substitute”なんか結構カッコええもんね。アル・ジャクソンがアイドルで、キース・ムーンとはスタイルが違ったケニー。フェイセズの方が合ってるのは明らかですが、解散前のジョン&ケニーにとってもフー最後の本作では結構奮闘してます。冒頭の「Athena」なんか結構なしょーもなさで当時がっかりでしたが、中にはキラリと光る曲もありました。タイトル曲の「It's Hard」や「It's Your Turn」、「Why Did I Fall For That」は中期以降の良いフーらしさが出ててイケてます。クールな「Eminence Front」もお気に入り。ケニーもフー時代のベスト・プレイの一つに挙げる「Cry If You Want」でワイルドな〆もまた良し。現行仕様は本作からのライヴも4曲収録。
「90年代以降、フーと関わらなくなったケニー・ジョーンズ。この人も正式メンバーでした!」
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2015.04
09
Category : Beat + R&R
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 伊勢のソウル・ブラザーに教えてもらったThe Mackshowなるロックン・ロール全開のバンド。これだけなんやかんや聴いてて、こんなにカッコいいバンドがザルのようにすり抜けてました。やはりルーツにあるのは、永遠のダイヤモンド“キャロル”でしたが、愛がたっぷり感じられて、天国のジョニーや力也さん(←ぐっさんのモノマネ、絶品)もニヤけてるに違いない良いバンドです。今もクレイジー・ケンはじめ信奉者が多い伝説のバンド“キャロル”ですが、久しぶりにこのR&Rレジェンドがまた聴きたくなりました。こちらは活動後半期のシングル曲と、リブ・ヤング・ライヴのLP未収録分をまとめたモノ。余りモンを集めたようなもんですが、決して無視できない名曲がガンガン入ってますのでロックン・ロール・ジャンキーには絶対オススメです。
 1曲目からシビれる74年シングル「涙のテディ・ボーイ」。永ちゃんがヴォーカルを取った、メロウな後期キャロル傑作です。うっちゃんのコンパクトでこれ以上ないオブリ・メロとGソロも完璧で、ファンにも人気の名曲。珍しく永ちゃん自身が詞を書いてるのも注目で、ピュアな歌詞も良いです。ジョニーの哀愁感も上手く出た「番格ロックのテーマ」も秀逸。ちょっとラテンなアレンジもクールな「夏の終わり」も永ちゃんの作詞作曲でホント良い曲。珍しくうっちゃんが歌う「泣いてるあの娘」の後は、ラスト・ライヴでもカッコよかった「ラスト・チャンス」、ジョニーの甘い声に永ちゃんがハーモニ−をつけるのが何ともカッコいい「変わり得ぬ愛」で、解散前の秀作シングル曲。4人最後の録音曲「緊急電話」も軽快なR&R快作ですが、有名なのは途中で入るテープ逆回転部分。永ちゃん、エゲツないこと言ってます!女性台頭の今の時代ではちとヤバいけど、シャレが効いてるな〜 そして後半はリブ・ヤング・ライヴのカセットだけに入ってたという7曲。曲は全てR&Rクラシックのカヴァーで「Good Old Rock'n Roll」、「Slow Down」と実に爽快。ジョニーと永ちゃんのダブル・ヴォーカルで歌われる「You've Really Gotta Hold On Me」も、今となっては泣けます。全開でブッ飛ばす「Hippy Hippy Shake」、「Tutti Frutti」、「Whole Lotta Shakin' Going On」と二人のヴォーカルが素晴らしき化学反応を起こしてるのが改めて実感できるラフで熱いライヴ。
「秋には6年ぶりの東京ドームも決まった永ちゃん。現役レジェンド、まだまだ頼んまっせ!」
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2015.04
06
quiet e



  仕事をサボって聴くと、なんとも心地よく響くソウル・ミュージック。それは自分にとって間違いなくハイ・レコードのサウンドで、色々と聴いても必ずココに帰ります。ハイの音を聴くなら、まずアル・グリーンですが、オーティス・クレイドン・ブライアントアン・ピーブルスシル・ジョンソンってとこもマスト。ところがアルバムさえ出していない名アーティストもいて、その中の筆頭がクワイエット・エレガンス。売れなかったのは不運でしたが、先述のシンガーと同格といえる、これぞハイ!っていう傑作シングルを残してくれた3人組です。その人気ぶりは、必ず途絶えることのないシングル集のカタログがマーケットに存在してることで伺えます。1972〜77年に残したシングル・コンプリート盤がコチラで、現在の流通盤。
 なんといっても魅力はリードを取るフランキー・ギアリングのゴスペル・チックで情熱的な歌声。後のミリー・スコットであるミルドレッド・ヴァニー、元マーサ&ザ・ヴァンデラスのサンドラ・デロリス・リーヴスを従え、最初のシングル「I'm Afraid Of Losing You」、「Do You Love Me」をドロップ。ミディアム、スローといきなり実力を示したこの2曲は、むせび泣くストリングスにミュートされたドラムのHiサウンドも既に確立されていて濃厚ソウル純度も高い曲になってます。次に出た「Mama Said」、「I Need Love」はアン・ピーブルスが演るようなブルージーさを持った佳作。そして少しヒットしたという「You've Got My Mind Messed Up」 は疑う余地のない名演。勿論ジェイムス・カーのカヴァーで、テンポも抑えた名スロウに仕上げてます。カヴァーではバックも務めたというアル・グリーンの「Have You Been Making Out OK?」に「Tired Of Being Alone」もあって、後者は絶妙のコーラスも加わった、オリジナルに優るとも劣らないグレイトな出来。フランキーの魅力も爆裂です。74年の「Love Will Make You Feel Better」、「Will You Be My Man (In The Morning)?」もハイ・サウンドど真ん中で落ち着いた良い曲。そして何より最高傑作となるのがバラード「After You」。これがあるからココまでの評価があると言っても過言でない激名曲。完璧と思えるコーラスに、泣きの歌唱と、ウィリー・ミッチェルから任されたダン・グリアの名仕事も光ります。77年の「Roots Of Love」ではやや新しい派手な音になってますが、こちらもグループの魅力を活かした傑作。New York Cityのカヴァー「Set the Record Straight」、ダン・グリアと歌う秀逸ダンサー「You Brought The Sun Back Into My Life」など70年代後半は新しいアプローチも奏功していて、こちらもナカナカ。
「アルバムは残せなかったけど、ソウル史に確かな爪跡を残した3人組。エクセレント!」
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2015.04
05
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 “大将、もうかってまっか”と、いかがわしさ満開のジャケがたまらん、J.B.ポリドール期最後のシングル集11弾。もう時代はクール&ザ・ギャングでさえポップなディスコ・アプローチに変化してた時期。まともにプロモーションもしてもらえず、ドサ回りの日々。ファンクの神様も、居心地が悪かったことでしょう。この時代の御大のご活躍といえば、映画「ブルース・ブラザーズ」への牧師役として存在感抜群の登場。レイ・チャールズの楽器屋のオヤジも良かったけど、ガッツリ持っていったのはキャブ・キャロウェイと、やはりJ.B.でした。でも1970年前後でのモーゼ十戒のような、すべてが神のために道を開けた凄まじき時代からすると、場末の哀愁感さえ漂ってますが、ファンク魂は失わなかった大先生。この後、しばらくしてロッキーのテーマと共にシーンの第一線に返り咲きます。80年代後半にはHip Hopの連中にも威厳を示し、その後は逮捕→投獄。もうむちゃくちゃですが、かまへんのです!
 79年の「Star Generation」でスタート。これまた前集に続いてディスコ調なのですが、ハッキリいって大先生にしてはショボい出来。新鮮な風を送り込んだブラッド・シャピロと組んだ「The Original Disco Man」も、御大がオリジナル・ディスコを宣言しなければいけないような悲しさ。曲も炭酸の抜けたサイダーのような刺激のないモノです。しかしながら哀愁あるスロウ「Regrets」は、しょーもないモダン・ソウルよりイケてます。「Sometimes That's All There Is」もクールなグルーヴで、しっかり神の片鱗は見せます。でも「Stone Cold Drag」や「Let the Funk Flow」あたり肝心のディスコ・ファンクがお寒いのが致命的。また中野サンプラザでの日本ライヴとなる「Get Up Offa That Thing」と「It's Too Funky in Here」は、セントクレアやマーサ・ハイ、ジミー・ノーラン擁するお馴染みのバンドもノリが良くナカナカの演奏です。そして、焼き直しながら結構イケるのが80年「Rapp Payback (Where Iz Moses)」で、T.K.仕様が奏功したのか、本集最大のハイライトとなってます。同セッションでの「Stay With Me」や「Smokin' & Drinkin'」も聴きモノで、後者はマイルドながら、ブリブリのベースも頼もしい真性ファンク。思わず“流石!”となります。「Give That Bass Player Some」も、お馴染みのファンク・スタイルでやや安心。懐メロにしかなってない「I Go Crazy」なら、インスト「World Cycle Inc.」の方がクールです。そしてオマケに70年代後半曲の12" Version集も埋め合わせ的に収録されてて、こっちはそれなりにイケてます。「Eyesight」や「It's Too Funky Here」、「For Goodness Sakes, Look At Those Cakes」あたりは必聴。ファンクの手本は、長尺版でガッツリ示します。
「初心者が買ってはいけない低迷期シングル集。ほんまはこんなモンちゃうけど信者は必須!」
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2015.04
01
Category : Groovy & Mellow
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 やっぱ気持ちが高揚する美しい桜並木。森山直太朗を口ずさみながら歩き、気分良く牡蠣フライ・ランチごっつぁんです!ここは家でも桜グルーヴとも言いたいゴキゲンのサウンド、インコグニートです。ロンドンの三波春夫みたいな、息の長い国民的ミュージシャン、ブルーイが率いるメンバー固定しないユニット。洒落感満載なのが憎いトコで、むか〜しすぐに影響されてブルーイのようなアシッド・ジャズっぽい曲を作ったりしましたが、すぐに飽きちゃいました。心に引っかかるかどうかは別にして肌触りがエエ音楽を今も定期的にローンチしてるのは凄いです。Jazz Funkと題したデビューから30年以上経ってますが、20年くらい前アシッド・ジャズ・ムーヴメントの時の、スティーヴィーのカヴァーや“Still friend of mine”は日本でもおおいに盛り上がって受け入れられてます。普通30年も演ってると色々とスタイルも多少なりとも変わるのに、変わらない凄さがココにはあります。
 さてブルーイの曲がなんで親近感が湧くかというと、やはり70年代ソウル・テイストを散りばめるのと、彼がギタリストだということ。アレンジがギタリスト視点なんすな。そこは好み。ここでのタイトルどおり11曲、部屋までオシャレになったような錯覚です。アクのないインスト「Let The Mystery Be」に続いて出てくるのが、Vo入りの四つ打ちグルーヴの「We Got Music」に「Come Away With Me」。10年前ですが、今も昔もこの安定グルーヴです。一瞬、チャカ&ルーファスの“Sweet Thing”のカヴァーかと錯覚するチル・アウトな「Baby It's All RIght」の後は、さすがメイザ、コレやがなっ!となる「When Tomorrow Brings You Down」。インコグニートらしいスロウ・グルーヴでシビれます。本作は強力な女性シンガーであるメイザ・リークとイマーニ、実力派男性シンガーのトニー・モムレル、ゲイル・エヴァンス、タイロン・ヘンリーの5人ですが、ラテン・チックな「Show Me Love」ではカーリーン・アンダーソンもVoゲスト参加。ゆったりした生音が心地良い「Will I Ever Learn」、トニーの熱いVoも光る「I'll Get By」といったスロウ・グルーヴはやっぱり絶品。「It's Just One Of Those Things」なんか、もっとも90年に出たといっても分からん変わらぬ素晴らしさ。ラストはイマーニ嬢のしっとりしたVoが、マリーナ・ショウを彷彿させるスロウ・ナンバー「As Long As It's You」。気持ち良く全編、聴かせます。
「メンバーがなんぼ入れ替わろうとも、金太郎飴なスタイリッシュ・グルーヴ健在!」
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