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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2014.12
29
Category : 50's Pioneers
Theme : アルバムレヴュー
Genre : 音楽
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 最近、経済関連の本でやたら指摘されている成熟化時代での消費の変化。体験型、時間型といった部分の消費に人々はお金を使い、所有型に拘らなくなったというもの。とはいえ昔から男性諸君は、幼き頃からトミカに始まりビックリマン・カード、カルビー野球カードやら、大人になってもCDやらレコード、眼鏡、時計、女(←嘘です)とやたら集めたがる生物なのです。これは確か。そんな中、音楽に関しては自分にも変化が。本年、アップルのi-Tunes matchの日本登場が話題でしたが、絶対コレより便利なソニー・ストリーミングが素晴らしき巻き返しの様相。I-Phoneに専用アプリさえ入れれば容量一切いらず。事実、支持表明のフリー・ソウルの橋本徹氏や、ライト・メロウの金澤寿和氏、ピーター・バラカン氏、印南敦史氏等のプレイリスト・アルバムもココでガンガン聴けます。例えばフリー・ソウル Princeなる、フィジカルでは無いようなモノもあって最高です。結構、何十年とCD買うのも楽しみでしたが、結局どこいったか分からんのあったり、結構邪魔になったり。ところが、このストリーミング、全て検索できるし、新譜から売ってない古いモノまでガンガンあるっちゅうやないですか。しかもファイルで持つワケやないからトラブル消失心配も無しで、音もすこぶる良い。ライブラリに登録すれば、擬似所有したような気にもさせられる優れものです。所有価値から利用価値への変貌、これは音楽業界でも本格的に進むかもヨ。ほんまに置いておきたい僅かなものはアナログ・レコードにしようと回帰が起こってるのも納得です。別にソニーの回し者やないですが、今年の大きなリスニング環境の変化として書き留めました。
 そんなことで昨日、Music Unlimitedで聴いてたのはこのサム・クックRCA前の59年キーンのベスト盤。「Only Sixteen」や、「Everybody Loves to Cha Cha Cha」、「You Send Me」、「For Sentimental Reasons」に加え、名曲「Win Your Love for Me」、「You Were Made For Me」も収録。“Encore”のCDボートラに入ってた「All Of My Life」も少しヴァージョンが違ったりなんか新鮮です。名曲「Blue Moon」なんかも自分の持ってたのよりリマスターされてて音もすこぶる良い。どういうことやねんっ、SONYに惚れてまうやろっ!「Little Things You Do」や「Let's Go Steady Again」といった、しっとりしたバラードは初めて聴きました。中でもシングル・オンリーだった「So Glamorous」と「Steal Away(Single Version)」の追加は最大の聴きもの。どちらもサム節が堪能できる名曲です。
「新しいものにすぐ感化される私。。今年もエエ音楽を、皆様ありがとうございました!!」
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2014.12
24
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 クリスマスっていうのに、今月は選挙もあって業績はスロウダウン。景気回復も踏ん張りどころです。でも大企業から儲けさすって政策は決して間違ってないですヨ。絶対お金は回りますから! そんな中、たいした用事もないので、同僚とクリスマス&忘年会。コミコミの終電で帰る中、新たな発見は立ちながら熟睡できたってこと。このスキル、これからさらに高めたいところ。(←どうでもいい) ここはこのキャバ嬢、じゃなくて、レディシです。本年発表の新作もハズしてません。突き抜けた歌唱力で毎回、ガッツリR&Bの真髄を見せつけてくれていて、今回もバッチリ。アリシア・キーズあたりを、もっと黒くしたアプローチが草食系R&Bファンにはトゥー・マッチかもしれませんが、やっぱコレくらいガツガツ来てくれないとあきません。パティ・ラベルやチャカ・カーンのように、ガツン!と声を張るトコは張る、シャウトして欲しいとこで耳の穴かき回すくらいの声量で迫ってくれるので聴き応えあります。去年出したプリンスとの新曲も放り込んで欲しかったけど中身は上々です。
 そして黒音ファンの期待を一発で納得させたのが冒頭の「I Blame You」。ねえちゃん、やってくれまんなぁと。ギンギンのエレクトロ・サウンドで誤魔化したエセR&Bを蹴散らす、歌がど真ん中にきた普遍的なソウル・ミュージック。自然にレディシ嬢の絶妙な歌い回しに耳を奪われます。哀愁味を帯びたサビにもグッときます。タイトルから一瞬マイケルのあの曲か?と思わせる「Rock With You」は、ブイブイと唸るEベース・サウンドが先導するスムースなダンサー。ココでも肉厚のヴォーカルは冴え渡ります。あとはだいたい、メインストリーム寄りのオーソドックスなR&Bスタイル。ビヨンセなんかが演りそうな「Lose Control」では、スロウでしっかり歌い込んでます。90年代ライクな音作りも随所に見られ、中でも「Like This」や、崇高なレディシの歌唱も光るタイトル曲「The Truth」は結構な好感触。逆に今風のJon Jon Traxx絡みのトラックは結構ギラついた音でうっとおしいです。変にデコレーションせんでもレディシ嬢は十分。Faith EvansMusiq Soulchildなどでグッジョブを残し続けるフィリーのコンビCarvin & Ivanも前作に続き「88 Boxes」や「I Swear」で制作参加。特に後者はボートラながら本作でトップクラスの名曲。元々、歌力バリバリなのでシンプルなサウンドで勝負した「Can't Help Who You Love」みたいな曲で、スムージ−な歌メロに存在感ある声が映えます。気持ち良く、体が受け止めます。ボートラながら、コチラも90'sライクな「Mine」や、アフリカンでパーカッシヴな「Quick Fix」は実にクールな仕上がり。
前作より大衆寄りにした分、訴求力は低下。でも、ちゃんとエエ曲も入ってますわ!」
 
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2014.12
21
Category : 10's Male R&B
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 ホントに出るまで絶対信じひんぞって思ってた、孤高のリアル・ファンカー、ディアンジェロの新作。配信音源ではリリース済みなので間違いないです。早速コレ書きながら、深聴き。安モンのビールも美味くなるやんか〜 もうえらい前になっちゃった前作VooDooから15年、今回はザ・ヴァンガードなるグループとの共作名義ですが、ザ・ルーツのクエスト・ラヴ(←最近の良作請け負い人)、QーTip、The Whoと演ってるピノ・パラディーノ、P-Funk若手のケンドラ・フォスター、そしてGroove Masterジェイムス・ギャドソンといった参加メンバーを総称してるようです。しかし、この音!紛れも無くディアンジェロ流儀の濃厚黒汁が滴り落ちるあの空気感、まさかの登場です。ココにきて要人の新作ばっか聴ける、嬉しい日々となりました。
 シーンも15年の間に、エレクトロに変化しましたが、ココではホンマかいなって思ってしまう頑固一徹のヴィンテージ・アナログ機材を全て用いた人力グルーヴで全編構築。なんかEDM系の音楽が超安もんの音楽に聴こえるくらいです。再び人種問題を露呈したファーガソン事件や、エジプト革命などへ決起した人々への熱いメッセージも込めた本作。冒頭に収められた「Ain't That Easy」から、ディアンジェロ節炸裂のスロウ・ファンクで鼻の穴が膨らみます。緊張感溢れるファルセットに淡々としたグルーヴ、先人が築いてきた音へのリスペクトも感じるトラックです。怒りを露わにした「1000 Deaths」、新しいアプローチを感じる「The Charade」と続きます。この辺はVoodooのスカスカ感よりもサウンド・メイキングはやや厚め。前作でのメソッドマン&レッドマン・コラボを思い出さずにいられないクールなビート「Sugar Daddy」から、荘厳なストリングス&月亭可朝風スパニッシュ・ギターにファルセットが美しい1stカット「Really Love」と神君臨を彷彿させる流れを見事構築。中盤以降はこれぞディアンジェロといったサウンドで、すきまファンクの真髄を見せつける「Back to the Future」、タメずらしグルーヴも冴え渡る「Till It's Done (Tutu)」に「Player」も聴きどころ。そしてジャジーな感覚をふんだんに用いた「Betray My Heart」で粋やなぁと思わず口にするも、一転フォーキーな「The Door」ではアーシーに迫ります。最後はDavid T.walker風のギターが心地良い、2014年版スウィート・ソウルの様相さえ見せる「Another Life」と、じっくり聴くしか無い見事な構成。
「しっかり生きていた天才クリエイター。ボビーのあと、ラスト・ソウル・マン後継はあなたです!」
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2014.12
18
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 RZAのリズムを知ってるかい、ホホホーイ、ホホホーイ、ホホホイホ〜イ♪と遠藤章造ばりのハイテンションで入手した久々のフィジカルCD。ひょっとしたら、もう出ないかもって思ってたウータン・クランの新作。ありますがな〜、ここに! 2014年新作はファレルかプリンスで決まりって思ってたけど、ココに来て今月ドロップのコレが滑り込み1等賞。まるで93年涙の天皇賞トーカイテイオー復活劇のような最後の差し込みです。レイクォン、ゴーストフェイス、GZAが仲違いもあり、なかなか合流しなかったそうですが、9人の精鋭、奇跡の集結に全ての霊長類、万歳三唱です。
 振り返れば結成20周年、梅田ハービスで見た鳥肌が止まらんかったライヴから知らぬ間に長い月日が経ちましたが、いっこもスピリッツは変わってません。お馴染み少林寺カンフーの挿入もバキバキ。先に聴いてたリック・ルービンも制作に名を連ねたリード・カット「Ruckus in B Minor」から既に超勃起状態でしたが、やはり会心の出来。あの暖簾ともいえるロゴマークを汚してません。イントロでは、なんとウータンの永久欠番O.D.B.も天国から参戦。GZAが切り込みメスがフックを決め、U-Godが渋い低音で受けるこの構図。マジ失禁です。94年に出たと言われても分からんRZAの不変センスにも脱帽です。これもリードカットだった「Ron O'Neal (featuring Nathaniel)」も往年のハイ・サウンドを彷彿させる狂喜乱舞の仕上がり。メスが特攻隊長となって、インスペクター・デック、ゴーストフェイス、RZAと強靭マイク・リレー。今では完全時代遅れなローファイなビートに切り込んでいて大興奮です。これも先行で聴けた「Keep Watch」も、The Sweet Inspirations73年作からセンス抜群のサンプリングでシビれさせてくれます。アイザック・ヘイズ&ディオンヌも演ってたブラジルの名曲“Feeling”(←ハイ・ファイ・セットのあの歌)を大胆に引用した「Feft」や、レイクォンがフロウし始めた途端ハード・ボイルドさがグッと増す「Crushed Egos」と聴きどころありすぎ。ダスティ・スプリング・フィールドのメンフィス録音からサンプルの「Preacher's Daughter」はじめ、半分の曲で故ウィリー・ミッチェルのメンフィス・ロイヤル・スタジオで音作り。デビュー時からシンパシーを感じていたサザン・ソウル趣味がモロ溢れ出てて、なんとロイヤル・ホーンズに、チャールズ・ホッジス(Hi Record)や、レスター・スネル(Stax)も参加。RZAの、狂気のサウンドをグレイトにアシストしてます。タイトル曲「A Better Tomorrow」では超嬉しいテディペン時代のブルーノーツ大傑作“Wake Up Everybody”を大胆に導入。選曲からしてシビれまくりです。最後にオージェイズ・ネタでいつも目立たないマスター・キラー中心に再結集を祝福する「Wu-Tang Reunion」で素晴らしい〆。
「よくぞ集まってくれた最強Hip Hop軍団。決して裏切らない、時代への不迎合に拍手喝采です!」
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2014.12
16
Category : 10's Male R&B
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 今年、さらに買わなくなったCD。日本はAKBの握手券なんかで世界でトップクラスのCD消費国らしいですが、欧米各国ではすっかりストリーミングやダウンロードが音楽の入手方法の完全メジャー。中でもガッツリ音楽、聴いてますヨって人には絶対オススメなのが定額配信制。実は私もコレで買わなくなりました。最初、懐疑的でしたが、すっかりお世話になってます。ネット・インフラの整備で、ついにココまできたかって感。結構な満足感で、月980円ポッキリで殆どの聴きたいものが聴けます。ダウンロードじゃないので、場所も取らない。もちろんi-phoneとも連動で、レート上ですが高音質再生も可能、フィジカルでは無い廃盤カタログも豊富、と貶しようが無い状況。ここは早くから配信に力を入れてたプリンス御大です。
 今年聴いた数少ない新譜で良かったのがコレ。時は流れ、あんだけ揉めたワーナーからの久々リリースでしたが、古巣復帰に相応しいエクセレントな内容。ジャケ通り、サードアイも開眼したような好調維持です。最初から“EDMも源流は僕ですよ”って言わんばかりの派手なアップ「Art Official Cage」で幕開け。UKの女性シンガーLianne La Havasを招き入れたミディアム・ファンクな「Clouds」、殿下らしさ満開のバラード「The Breakdown」の流れなんか、初期からのファンもガッツポーズ間違いなしのグレイトな展開。曲のクオリティも文句無しです。「Gold Standard」なんかは2ndあたりをも彷彿させる確信犯的トラック。Mila J "Blinded" をまんまサンプリングした「U know」も新鮮。ほんま殿下、若い女性アーティスト好きなんやから、もう〜 そして中盤では、オーソドックスなソウルを演らせても超一流やというとこを改めて見せつけます。フレーズ聴いてるとエロさも漂うクール・ファンク「Breakfast Can Wait」、ファルセットもシビれるスウィート・ソウル「This Could B Us」なんか最高の一言。また「What It Feels Like」や後半の「Time」では、NPGの才女Andy Alloとデュエットしてて、これがまたプリンス・ワールドに絶妙な溶け込みです。終盤「FunknRoll」は同じくして出た3RDEYEGIRL版にも入った曲で、迫力あるハンド・クラップが強烈な殿下ソロ・ヴァージョン。そしてオーラスはLianne La Havasが語り参加の、断言を意味する「Affirmation」。ドラマティックに〆てくれます。
「オリコンの洋楽チャートでも、ビルボードR&Bでも1位獲得。あんた、まっだまだ売れるわ!」
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2014.12
13
Category : Atlantic, Stax
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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ソウルの女帝、アレサ・フランクリンのモンスター級アルバム。タイトルがもう全て、これぞレディ・ソウルと定義付けたような、歴史的な作品です。大定番のアトランティック3作目は1作目と共に代表作とも呼ばれるアルバム。音楽界で長年、睨みを効かす存在となるには、これくらいの傑作を作ってないと、あきません。
あまりに素晴らしいトラックばっかで平伏しますが、まず聴きどころはレディ・ソウルを最も体現したマッスル・ショールズの面々との録音。まず登場のミディアム・ナンバーの代表作となるドン・コヴェイ作のNo.1ヒット「Chain Of Fools」。このズッシリしたリズムに、ゴスペルチックなアレサ。ソウル史上最高の3分間、最高すぎます。Sweet Inspirationsとアーマ&キャロラインのフランクリン姉妹の重厚なコーラスもシビれます。余談ですが、まだマライアが可愛かった時にアレサと共演した時に喜びいっぱいで歌ったのもコノ曲。またこちらもNo.1ヒットとなるリズム・ナンバー「(Sweet Sweet Baby) Since You've Been Gone」もグレイト・ソウル。この時代特有のホーン・セクションもバッチリ曲を盛り上げてます。そして最大のハイライトが大傑作スロウ2曲の存在。キャロル・キング作の「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」、妹キャロライン作の「Ain't No Way」。共に色々な人にカヴァーされまくってますが、全ての頂点に立つアレサのオリジナルは黒人音楽史上、歴史的記念碑といえるほど絶対的な歌唱。レディ・ソウルの称号が最も相応しいということを、この2曲だけでも証明です。また、いつもながら人の作品でもイイ曲はなんぼでも取り上げるアレサですがココではP.J. Probyの「Niki Hoeky」、J.B.の「Money Won’t Change You」、インプレッションズPeople Get Ready」、ウォルター・デイヴィス「Come Back Baby」、ヤング・ラスカルズ「Groovin'」と5曲もガンガン演ってます。どれも独自仕様で仕上げられてて、“私のが一番でしょ”とでも主張するが如く、自信に満ち溢れた力強いパフォーマンス。中でもボビー・ウォマックが素晴らしいバッキング・ギターを奏でる「People Get Ready」は感動ゴスペル仕様。アクセント的に収録されたブルース「Good To Me As I Am To You」ではクラプトンが密かにオブリをチャラチャラ弾いてます。
「なんやゆうても、聴くものの耳を釘付けにするアレサ。レディースの総番長だけあります!」
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2014.12
10
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 再現不可能な音が増えていくってのは、何とも寂しいもの。ミスター・ブラウン・シュガーと呼ばれたストーンズの名脇役でフェイセズの“Had Me a Real Good Time”でもナイス・ブロウを残したボビー・キーズに続き、フェイセズの象徴であり、中学の時に映画で見たストーンズの81年USツアーでもナイスな鍵盤を叩いたマックことイアン・マクレガンも永眠。出ては消えていたロッド入りのフェイセズ再結集もこれで夢となっちゃいました、残念。70年代の4枚のアルバムは、どれも聴き応えがありロック黄金時代の至宝。スティーヴ・マリオットが脱退し、レコード会社から相手にされなくなったスモール・フェイセズの3人がロン・ウッドと意気投合しリハを重ねて再出発しようとしてた時、専任ヴォーカリストの必要性を感じ旧友のロッド・スチュワートを呼び寄せたってのは有名な話ですが、一人のスター・プレイヤーを招き入れるのは最初、抵抗があったそう。しかしながらケニー・ジョーンズ曰く「初めて一緒に演った時、鳥肌がたった」というほど息ピッタリでプレイでき、すんなり加入が決まった模様。ロニー・レインのグルーヴィーでぶっといベース、ケニー・ジョーンズのバタバタ・ドラム、マックの豪快なオルガン&ピアノに、天才ソウルフル・ドランカーのロッド&ロンが加わるという凄まじき化学反応が生まれてます。
 で、再出発の第1作目。ロッドはすでにソロ・アーティストでしたが、メンバーとして端でひょこっと写ってます。冒頭のディラン・カヴァー「Wicked Messenger」からマックのオルガンに、ウッディのスライドが大活躍のブルース・ロック調で「これから、こんな感じで行きます」と分かりやすい宣言。アルバム中、最もフェイセズらしいブギー・ナンバーとして君臨するのが「Three Button Hand Me Down」。アトランティック・ソウル“Some Kind Of Wonderful”にインスパイアされたイアン・マクレガンとロッドの共作。カッコいいとしか言いようのないロッドのワイルドさに、ウッディとマックのオルガン&ギターの掛け合いも楽しい展開です。コレを聴くと、よくぞフェイセズに入ってくれたロッド!と、この歴史的邂逅に感謝です。泥臭いインスト「Pineapple and the Monkey」はマックのセンス良いオルガン・プレイもバッチリ。サザン・ソウルなロニー・レイン曲をロッドが熱唱する「Devotion」もたまらん味わいです。スワンプなR&Rが最大の魅力ですがトラッド趣味も絶妙で、スリム・チャンスでも再演したロニー・レインが歌いロッドがコーラスを付ける「Stone」も粋な逸品で、ロッドが弾くバンジョーもGood。二人のデュエット「Nobody Knows」も渋いけどイイ曲。売れなかったけど、好きなアルバムです。
「後の名曲Ooh La Laも、あなたの転がるピアノ・ソロがあるからこそでした。マック、R.I.P」
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2014.12
07
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 やっぱ、ええなぁ、ビートルズ!ってことで、BBCライヴ公式盤の続編です。当時、レコードの放送時間限定というワケの分からん組合協定のおかげで、放送用のライヴが他アーティストも含め多数残されたBBC。ビートルズがデビュー時から超一流のロックン・ローラーであったことをバッチリ知ることができる垂涎のライヴです。iTunes限定The Beatles Bootleg Recordings 1963も含めたら、かなり公式に聴けるようになったのは驚きです。チャック・ベリーとか、リトル・リチャードカール・パーキンスをガンガン演ってるビートルズを聴きたくて学生時代、買いたくなかったけど海賊盤まで買いましたが、今やこうして普通に聴けるのは何とも幸せな時代です。
 さて嬉しい公式BBCライヴの中身は63〜64年。演奏の勢いに加え、特徴的なのがヴォーカル・ハーモニーの多用。今さらながら、やはりココは大きな魅力です。聴きどころは、Vol.1と同様にバンドのルーツでもある敬愛するアーティストのビートルズ仕様によるカヴァーの数々。バディ・ホリーWords Of Love」をはじめ、ポールのシャウティング・スタイルが炸裂する「Lucille」、「Long Tall Sally」、「Roll Over Beethoven」、「Twist And Shout」、「Money (That's What I Want)」、「Boys」、Vol.1はジョンが歌ってたリンゴ版「Honey Don't」、「Kansas City / Hey-Hey-Hey-Hey!」などのオリジナル・アルバム収録曲に、 「The Hippy Hippy Shake」、「Lend Me Your Comb」、「Glad All Over」、「Memphis, Tennessee」、「I Got A Woman」などライヴでは演ってたという曲も強烈優秀R&Rバンドであったことを、改めて証明します。中でもチャック・ベリーの「I'm Talking About You」、「Beautiful Dreamer」は公式には本盤初登場。トニー・オーランド版を参考にした後者はなかなか新鮮です。「Anna (Go To Him)」、「Chains」、「Till There Was You」、「Please Mr. Postman」、「Devil In Her Heart」、「Sure To Fall」なんかのポップR&Bやスタンダードも演ってますが、どブルースは避けてるのが特長。
 また、ハーモニカ無しで押し切る「Please Please Me」はじめ、「Misery」、「Ask Me Why」、「There's A Place」、「P.S. I Love You」、「I'll Get You」、「From Me To You」、「I Want To Hold Your Hand」など、なんともキャッチーなオリジナル曲。カヴァーしてきた曲の影響も、センス溢れる自作で昇華させてます。「I Saw Her Standing There」や「She Loves You」なんかの高レベルなR&Rをこの時点で自作で演ってたのは、ミック・ジャガーやピート・タウンゼントも強烈な刺激やったと思います。ビートルズR&Bの大傑作「You Can't Do That」なんか、ジョンの武骨さが出ててやっぱ最高。
「ロックン・ローラーを自認する人、必携の優秀R&R絵巻。ライブ・バンドとしても超一流です!」
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2014.12
03
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
soul vaca



 時が経つに連れ、功績の大きさを実感する80年代の日本が生んだドゥーワップ・グループ、シャネルズ〜ラッツ&スター。まともな音楽誌では全く相手にしないのでココで好き勝手に褒めます。アメリカン・ポップスやR&Bをルーツを持ちながら、マニアックな世界ではなく持ち前のショーマン・シップでメジャーな舞台で人気者になったのは、マーチンの音楽性の高さに加え、田代やクワマンの笑いのセンスがあったのが大きいところ。根っこのところは、クールスチェッカーズも共通項を感じますが、最近はこの手のグループが絶滅危惧種になってるのはヤバいです。人数がおるだけで、クールなセンスや洒落っ気が無い子供騙しのモンばっかのシーンはいただけません。
 そんなことでシャネルズから改名してラッツになってからの初作品。アンディ・ウォーホル晩年のジャケもイカすナイスなアルバムです。デビュー時からつきあいのある大瀧詠一氏がナイス・プロデュースで、シングル・ヒットしたタイムレスな名曲「Tシャツに口紅」が収録。井上鑑によるナイアガラなアレンジもたまらんメロウ傑作です。そのB面だった大瀧氏作曲のもう1曲「星空のサーカス」はコースターズ彷彿のバス・ヴォーカル佐藤のボンボン・ヴォーカルも炸裂する通称・アルバム口笛ヴァージョン。全体的には、黒人音楽の伝統を感じるのも粋なとこで、オープニングの楽しいアカペラ「We are RATS & STAR」、オーティス"I Can't Turn You Loose"調の「楽しき街角」、ミラクルズ"Love Machine"調の「裏切りの都会」、ゲスト参加つのだ☆ひろとのダイナマイト・デュエットが聴けるサム&デイヴ調リズム・ナンバー「女って・・・」、とマーチンこと鈴木雅之の作曲も冴えてます。井上大輔作の2ndシングル「今夜はフィジカル」は、先の大ヒット「め組のひと」(←i-tunesボートラで、他にデモ版も2曲追加)の二番煎じっぽいですが、「真夜中のダイヤモンド」はAOR的メロウで隠れた名曲。80年代風ファンカラティーナ「月へはせる想い」でのトレンド趣味もナカナカです。ラストのバラード「Miss you」がまたイイ曲で、ソウルフルなマーチンのヴォーカルも冴え渡ってます。ココでの作詞をはじめ半分以上の曲で作詞を手がけてる田代マサシも良い詞を書いています。
「クボタと共にブラック・ミュージックを日本に根付かせた功績者。いつか皆が揃う日を、待ってます!」
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