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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
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2014.08
29
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
xanadu.jpg

最近、頻繁にTVCMから流れてくる清涼感溢れるE.L.O.サウンド。そうオッサン世代に懐かしいオリビア・ニュートン・ジョンが歌ったザ〜ナドゥ〜♪です。やっぱエエ曲ですな。これも兄貴の友達の誰かが持ってて、自然に覚えた懐かしきアルバム。しかし家の近所の何人もいた兄貴のツレ、今思うとやたら洋楽ばっか競って聴いてたなぁ。野球してたと思ったら家帰ってきて、LP持ち合って音楽をガンガンかけてしょーもないギャグで笑う日々。なんか笑いも音楽センスもやたらレベル高かったです。銀蝿とか聴いてたら“そんなダサいもん聴くなっ”って罵倒されてましたから。でも自分の同級生は日本ロック派が多かったのでバランスよく色んなエエ音楽が聴けました。
 さてこのサントラ、不発やったらしい映画は全く知りません。A面がE.L.O.で、B面がオリビアっていう構成でしたが、そのジョイント部分に鎮座したのが大ヒットの名曲「Xanadu」。この曲だけはE.L.O.の演奏でOlivia Newton Johnが歌うっていう豪華共演曲でした。キャッチーでドラマティックな曲は今聴いても瑞々しさ抜群。オリビアも当時、ブロンドの美しいお姐さんで最高やんけ〜と思ってましたヨ。奥田民生のPUFFY“アジアの純真”なんかの、ルーツもこの曲だったりします。なんじゃかんじゃ過去のE.L.O.が再評価されつつも、実は日本で一番売れたのが本作らしいです。でも共演作ってのが契約上難しいのか、i-tunesとかはオリビアだけの再録ヴァージョンだし、E.L.O.のベストでも本作曲は結構オミットされたりと、今では不遇のアルバム。しゃーないからTSUTAYAで借りました。(←買え) E.L.O.サイドはストリングス入りの王道ジェフ・リン・サウンド炸裂でハズレ無し。「I'm A Live」、哀愁ポップ「The Fall」、スロウ「Don't Walk Away」、ウィングスっぽい「All Over The World」と何れもシングル曲並みのクオリティで飛ばすトコはマジで無し。スペイシーなシンセ・サウンド導入ながら髭もじゃジェフ氏は基本ロケンローラーで、フィル・スペクターやビートルズ・ファンなので信用できます。オリビア・サイドもNo.1ヒット「Magic」、Cliff Richardデュエットの「Suddenly」、名優Gene Kellyとビッグ・バンドで共演の「Whenever You're Away From Me」ほか5曲収録。そこそこエエのですが、ジェフ・リン・ワールドの後で聴くと分が悪いです。
「夏の終わり、軽やかに響く贅沢なサウンド。王道ポップ・サウンドここにあり!」
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2014.08
24
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
goro.jpg



 GOROといえば篠山紀信激写(←古い)の男性向け雑誌。じゃなくて、ヴィブラート・ヴォイス&ギタリストとしてもお馴染みの人気歌手、野口五郎です。ゴローちゃんといえば今や稲垣吾郎のイメージですが、30年以上前は間違いなくコノ人でした。短足でベタなダジャレ連発だったけど、憎めない愛嬌と甘いマスクで御三家で人気だった人です。 しかしながら凄かったのは説得力満載の声量を伴った歌唱力。なかでも筒美京平とのコラボが続いた、70年代後半のザ・ベストテンなんかにも毎週出ていた時の記憶は鮮明で、「グッド・ラック」なんかi-tunesで初めて買った曲ともなりました。はっきり言って、今でも全然カッコいいアレンジで、曲のクオリティも抜群です。単にアイドルで一緒くたにするには、あまりにレベルが高かったたのきんトリオ以前のプロフェッショナルなアイドル。そして今、また新感覚のこういうコンピレーションで再評価がなされていくのは何とも素晴らしいコトです。
 やはり素晴らしいのが筒美シティ・グルーヴの最高峰、78年「グッド・ラック」。小学生の頃、明星とかの表紙のアイドルってイメージでしたが、今もこうやってフリー・ソウル的に再評価されるのも至極当然の激名曲。やはり当時のチャートもんは質が高かったです。♪男は心にオーデコロンをつけちゃいけない、わかってくれよ♪って歌詞がなんともカッコよく響きます。また同レベルで凄いのが79年のシングル曲「女になって出直せよ」。コチラも筒美メロが光る傑作で、フュージョン・ライクなグルーヴで五郎ちゃんが絶品の歌唱を繰り広げます。独特のヴィヴラート唱法が気に食わんって向きもあるやもしれませんが、男のダンディズムと筒美メロディのドラマティックな展開とのマッチングは絶妙。他のアルバム収録だった曲も目から鱗の名演連発です。実兄とのユニットGORO & HIROSHIでの「ときにはラリー・カールトンのように」での自身による歌心あるGプレイもなかなか。そのラリーも参加した76年L.A.録音「薔薇」あたりサウンドもクールでマジ最高です。深町純プロデュースの78年「バイオレンス」や、David T. WalkerのGプレイも冴える78年「クール・キャット」や「メニュー」、79年James Gadson(ds)も参加の「シスコ・ドリーム」など一連のL.A.録音も秀逸。完成形ともいえる漆黒グルーヴで歌う81年日本録音「Smile」や、81年“On The Corner”からの「スクランブル・エッグ」も全く古びない名演です。ラストはGインスト・アルバムまで作った“First Take”からの「Mountain Song」の流麗な自身のGソロで〆。
「ザ・芸能界と並走して生まれた奇跡のグルーヴィー・シティ・ポップス。これこそプロです!」
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2014.08
20
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
11.jpg

  現在、横浜高島屋で開催されている“ヨコハマ・グラフィティ”が盛況。百貨店のイベントとして、これほどクールなもんは無かったですヨ。店舗の55周年記念として開かれたもので、百貨店のイベントっていうとアート、カルチャーを伝えるものが多いのですが、そこにライフ・スタイルを織り込んだものは皆無で高尚なものが多いのが通例。地域に根差したとか、言ってても、ここまで入り込んだモノは少ないです。リージョナルなミュージック・カルチャーやライフ・スタイルを見事に伝えてくれます。私のルーツ京都もブルース&ソウルと縁深い街ですが、当時の本牧を中心とした米軍との交わりから生まれたのYOKOHAMA文化はやはり独特です。連日、現存のカップスのメンバー(エディ藩、ルイズルイス加部、マモル・マヌー、ミッキー吉野)やCKB横山剣さん等が来て盛り上げてます。ハコバンだったカップスのステージや機材、60's ソウル・ヴァイナルの展示、そして各界の著名人もこぞって訪れたという店“ゴールデン・カップ”の再現と、ハッキリ言ってコンサバティブな百貨店のイメージからすると画期的なイベント。実は私の大先輩が首謀者なのでベンチャラを言ってるのでは無いですが、地域に根差したライフ・スタイルを役所的でなく、大衆的な視点で本来のパブリック・イメージを伝えているのがグレイトです。
  そんなことで刺激されて家に帰ってすぐ流したのが、カップスでおそらく最後のアルバムになるであろう2003年再結集時のライヴ。メンバーは近年惜しくも他界したボスのデイヴ平尾(Vo)にエディ藩(g)、ミッキー吉野(Key)、ルイズルイス加部(b&g)、マモル・マヌー(ds&vo)という布陣。当時のメンバーだけでという意見もあったそうですが、楽器から離れてたメンバーもいたり、患っていたりでサウンドを指揮したミッキーの判断で樋口晶之(ds)、スティーヴ・フォックス(b)、中村裕介(g)も加わったメンツです。あんまり曲を覚えてなかったルイズルイス加部などは"楽になって助かった”とまで言ってるのが笑けます。その加部氏がギターで奏でるフランク・ザッパのインスト「Watermelon I Easter Hay」 、エディ藩が歌う「Lonely Night, Lonely Blues」でゆる〜くスタート。で、いよいよトキさんこと親分デイヴ平尾の登場。歌うはThe Bandの傑作「The Weight」。サビだけやって、なかなか本編の歌に入らない憎いアレンジにシビれます。デイヴのハフハフVoも貫禄です。インプレッションズの「Man's Temptation」、ジェイムス・ブラウンの「I Feel Good」、「Try Me」、サム&デイヴ「Hold On I'm Coming」なんかの当時FENで流れていたという黒っぽいナンバーをブルージーにキメてくれます。ポール・バターフィールド・ブルース・バンドやリトル・リチャードのお得意なところも披露。ヒット曲は英詞で歌われたメロウな佳曲「過ぎ去りし恋」や、エディ藩の「横浜ホンキートンク・ブルース」くらいしか演ってませんが、バンドの本質をきっちり伝えてます。最後はタイトルにもなったソウル・バラード「One More Time」で〆。
「羨ましいくらいイカしたカルチャーを持ったヨコハマ。同質化した大都市でも一味違います!」
::more
2014.08
15
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 さぁアイス・クリームでもた〜べよっと、てな感じで美味しくてクールなR&Bをガンガン聴くならコレ。先に出たBMG盤がよっぽど好評だったのか、続編的に出た優秀オムニバスです。コチラはデフ・ジャム、アップタウン、モータウンとかの音源でまとめられてます。先般、街づくりに関する本を借りようと寄った近所の図書館で、ついでに借りました。なかなかセンスのいい公共施設で満足度高しです。
 さてコノ時代のR&B、なにがそんなにエエのかというと、最近の厳ついエレクトロ色濃いのより鼻歌で歌いたくなるようなキュートさがあるんすな。本作は「知っとるわいっ」という有名曲も2/3を貴重なリミックス・ヴァージョンで収めてるのがまた楽しいトコ。Mary J. Bligeの出世作「Real Love」もビギーのRapとベティ・ライトの“Clean Up Woman”を使ったHip Hop MixMontell Jordanの大ヒット「This Is How We Do It」も同じくベティ・ライト使いのPuff Daddy Radio Mixってな具合。少年R&Bファンも懐かしいSoul For Real「Candy Rain (Swing Of Things Corona Mix)」や、お馴染みTOTOの人気曲使用となる初期のJoe「All Or Nothing (Poor Georgie Porgie Remix)」、TLC好きにもたまらんMC Lyte 「Ice Cream Dream (Remix Radio Edit)」、NJSの香りプンプンのJeff Redd「You Called & Told Me (Radio Version)」と、今も新鮮に響きます。ニュージャック仕様に激変したLL Cool J「Stand By Your Man (New Jack Street Mix)」ではタミー・ルーカスも登場する徹底っぷり。またツボを押さえたお馴染みキラー・トラックも登場で、タミー・ルーカスがVoを務めたニュージャック・クラシックTeddy Riley「Is It Good To You」Blackstreetのプロモ盤収録だったデバージ人気カヴァー「I Like It」Zhaneのサントラ・オンリー曲でイヴリン・シャンペン・キングの「Shame」とツボを突く選曲。個人的にBobby Brownの最高傑作と思ってたL.A.&Babyface製作の「Good Enough」が入ってるのもポイント高し。NE系ではヘナチョコRalph Tresvant「When I Need Somebody(Remix Radio Version)」や、ボビーのBBBレコーズHarold Travis「La La La」なんてのもあり。清涼系も、93年のGabrielle「I Wish (Radio Mix Brooklyn Style)」、ダンスホール・レゲエとR&Bの狭間で頑張った94年Raja-Nee嬢の「Turn It Up」など、今聴いても相当心地良いR&Bが詰まってます。セデスのCMも懐かしいVanessa Williamsはアイズレー・クラシックの「Work To Do (Super Dope Remix)」が収録でBlack Sheepも客演。熟女系R&Bの大御所Chante Mooreの92年デビュー作より「It's Alright (Extended Remix)」、JODECIの必殺スロウ「Come & Talk To Me」は(Hip Hop Version)にて収録と、最後まで気もちE〜構成。
「20年前とはいえナカナカ新鮮な響きで迫る90's R&B。アイスでも食べながら、どーぞっ」
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2014.08
12
Category : 50's Pioneers
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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台風一過、あ〜クソ暑い!30℃を超えると頭でなんか考えるような音楽は御法度っすな。アホな話ですが、わたし昔20年間くらい台風一過を台風一家という強力な家族のことなんやと思ってました。そうすると、そこの家長はこんな人がいいです。そう男の中の男、ボ・ディドリー。私は夏になると必ずこのオッサンをプリントしたNikeT-シャツを着ます。そして確実にゴキゲンになります(もう、グダグダなので年1回しか着ません)。 すでにあの世の住人ですが、今も浅草とか道頓堀の演芸場あたりに行ったら舞台に出てそうな感じがたまりません。サイドにはマラカス専属メンバー(ジェローム・グリーン)に、同じようにヘンテコリンな形のギター持ったオンナ・ギタリスト(レディ・ボことペギー・ジョーンズ)がいるのも絵面として最高。そしてド定番のネタで皆が喜び、ドヤ顔でバシッとキメるブリリアントなボ。これぞ芸人です!
 本作は2ndで、冒頭に登場するトロピカルな名曲「Crackin' Up」からもうガッツ・ポーズです。ストーンズも後にカヴァーした傑作曲で、トゥルトゥル・コーラス&マラカスからして絶品の味わい。ドゥーワップ・コーラスも従えた正統派R&B「I'm Sorry」はシングル・ヒットもした真面目な曲で、意外にこんなんもイケます。シャカシャカとマラカスも絶好調な中、サイざんすなトレモロ・ギターが炸裂するインストでその名も「Bo's Guitar」、なんとなくコミカルな感じのバック・ビートもたまらん「Willie And Lillie」は真骨頂のスタイル。また、パーティ・ラップも“ワシは50年代からやっとったわい”ってな感じのヒップホップっぽい「Say Man」に、キャブ・キャロウェイ風の「The Great Grandfather」と芸達者なトコも見せます。後半ではコール&レスポンスが楽しい「Don't Let It Go」や、1stにも入ってた「Dearest Darling」あたりはボ・ワールド満開で、非の打ちどころが無い天晴さ。純然たるシカゴ・ブルース風も男らしくキメてますが、そのバックでもジェロームのマラカスはシャカシャカと鳴り続けのがボたるところ。〆のインストはなんとヴァイオリンがソロを奏でるブルース形式「The Clock Strikes Twelve」。全然、モノ悲しい雰囲気にはならず、レッド・スネーク、カモンッ(←古い)てな雰囲気で笑けてくる感じ。横山ホット・ブラザースのノコギリ版荒城の月に匹敵する素晴らしさです。
「ブルース・リーの名言“考えるな、感じろ” ボ親分は音でそう言ってます!」
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2014.08
09
Category : Reggae
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 夏といえばレゲエ、とはもう誰も言わないくらい定着したジャマイカのオール・タイム・ミュージック。私の息子もめっぽう“湘南乃風”(←殆どレゲエじゃない)ファンです。今週は強引に休みとって、3日間程家族とべったり。皆が去り、急に一人になるとな〜んか寂しいもんです。そこを紛らわすのは♪ひとぉり酒、手酌酒、演歌を聴きぃながら〜と吉幾三の「酒よ」あたりがよいのですが、ここはレゲエで「Try Jah Love」です。冷や麦系のラヴァーズ・ロックでもエエのかもしれませんが、そんな生ぬるいモン聴いてられるかと。ココは熱きあんかけうどんのようなサード・ワールドです。
 なんせベストヒットUSAを必死こいて見てた40代の我々にしたら、このバンドはかなりメジャーな存在。やたら日本でウケまくってたのが80年代前半で、その時の大ヒットが“ラヴ・アイランド”。当時はジャケも写真にあるメンバー・ショットではなく、日本では旅行会社のパンフレットみたいな南国アイランドのジャケに変えられてて、現在あのジャケ・イメージで“ラブ・アイランド”って探してもなかなか見つけられません。ホントは髭モジャでドレッドの熱き男達が演る原題曲「Try Jah Love」のことですから。トレンドでお洒落なイメージで売ろうとしてたんですな。でも、半分その戦略は正解で、このヒット曲、スティーヴィー・ワンダーがプロデュースしたムチャクチャかっこええディスコ・ソウル。レゲエの感じじゃ全然ないけど、この洗練された灼熱感(←意味不明)がなんともたまりまへん。まぁとにかく、この曲のイメージが強くて、ホントはトゥーツ&メイタルズやウェイラーズみたいなルーツ・レゲエに準拠した人等なのに、クロス・オーバーしたアプローチも絶妙だったがゆえに洗練されたイメージも持ち合わせてます。スティーヴィーは「You're Playing Us Too Close」でも曲提供で、こちらは傑作“Master Blaster (Jammin')”に通ずる純レゲエ・テイストで楽しませてくれます。ニュー・ソウルみたいな「Before You Make Your Move」、チャック・ジャクソンのカヴァーでバート・バカラック作品「I Wake Up Cryin'」や「Jah, Jah Children Moving Up」はポップ・レゲエとして素晴らしい出来。でもオーラスにはどっしりしたルーツ・レゲエ調「Low Key-Jammin'」を持ってくるあたり憎い〆。
「バニー・ラグスのスムージー&ソウルフルなVoも聴きモノ。蒸し暑い夜にもエエ感じでっせ」
::more
2014.08
02
Category : Atlantic, Stax
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
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 思いのほか盛況の、映画「マッスル・ショールズ」。去年、とある方のご好意で見ましたが、シアターの迫力で見たいと思い新宿でガッツリ鑑賞。なぜ世界を魅了する音楽が、あのド田舎から発信できたかが端的に分かる良い映画です。全てはココに凝縮されてると感じたのが、「プレイヤーを数人集めて何かを弾かせた時、不完全でも、それが人間らしさだ。人間らしさは力になる。 そういう不完全さが音楽には必要だと思う。今は特にね。」という要人リック・ホールが言い放った言葉。ええこと、いいます。テクノロジーが発達して新しいスタイルのエエ音楽もいっぱい生まれましたが、人間業が生み出す”微妙な誤差”は何かしらの心地良さをもたらすのは間違いございません。なんでか分からんけど。しかしコノ2014年にフェイムや周辺の南部サウンドが脚光を浴びるとは嬉しい誤算。エエもんは長く愛されるということを象徴する出来事です。デジタル時代にブレゲやジラール・ペルゴなんかのアナログな時計がずっと愛されるのと同じですな。
 さて謎が多かったフェイムの全貌が映画や本でも明らかになってきて、リック・ホールのプロフェッショナルな仕事もより知られるようになりました。ディープな掘り起こしも盛んですが、マッスル・ショールズ・サウンドを全世界に知らしめた曲といえば、なんといってもパーシー・スレッジの「When A Man Loves Woman」。リック・ホールと蜜月であったプロデューサー、クイン・アイヴィのスタジオで録られたコノ名曲。パーシーがアドリブで歌ってた曲を発展させたもので、仕事を失い、恋人も離れていった苦悩が歌詞にでてますが、クレジットは最終的に仕上げたバンド・メンバーに譲ったそう。バイト先の病院で患者に歌ってあげることで喜びを感じてたパーシーが、ひょんなことでレコーディング。まだ皆、未熟で上手くいかず難航する中、みんなで励まし合って完成した曲。当時のアラバマはウォレス知事による人種差別政策が横行してた最中、白人と黒人が対等に音楽を作ってたマッスル・ショールズでの美談です。実際は黒人ミュージシャンもいましたが、スプーナー・オールダム(org) 、ロジャー・ホーキンス(ds)、ジュニア・ロウ(b)といった若き白人青年が、パーシーやピケット、アレサ等の魂の歌を見下すこと無く、真摯に理解して人間味あるグルーヴを作り上げたことはには、互いに尊敬の念があってこそ。なんとも素晴らしいです。そんな中で作られた、暖かみのあるハートフルなパーシーの歌唱が冴え渡る1stアルバムも何度も何度も再発され続けた名作。タイトル曲以外も「My Adorable One」、「When She Touches Me」、「Success」などのハートフルなスロウ、優秀ミディアム「Thief In The Night」、ディオン・ジャクソンのカヴァー「Love Makes The World Go Round」も小粋にキメてます。
「綿花畑とテネシー川のほとりで録られたアナログ時代の奇跡。心に染み渡ります。」
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