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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2014.07
30
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 一時、なんのシンパシーも感じなくなったりもしたものの、やっぱシビれるのが70年代レイドバック期のクラプトン。80年代には時代の流れにペースを乱され、90年代にはアルマーニ着てアンプラグドとかヘチマとか言ってイキってた時もありましたが、誰がなんといっても一番男前だったのは、ザ・バンドに打ちのめされ米南部の音楽を真摯に旅していた頃のクラプトン。この時期があるからこそ嫌いになれません。デレク&ドミノスの解散後、重度のヘロイン中毒になって、それから立ち上がった復帰作がいわずもがなの大ヒットした本作。この後、バックレスあたりまで共にする黄金のクラプトン・バンド(ジェイミー・オルダーカーds、ジョージ・テリーg、ディック・シムズorgan、イヴォンヌ・エリマンVoなど)も、ツボを押さえた絶妙の演奏です。
 さて中身はタイトル住所のマイアミで録られた、初のNo.1ヒット「I Shot the Sheriff」を収めた充実作。まだレゲエがポピュラーではなかった頃に、一躍そのスタイルを広めたあのボブ・マーリー・カヴァーです。唐突に歌から始まるE.C.ヴァージョンも相当カッコよし。特に好調を感じるのが、古いブルースをパワフルに仕上げた「Motherless Children」、ドブロが光る「Give Me Strength」、ジョニー・オーティスをゆるく仕上げた「Willie and the Hand Jive」、聴けば聴くほど味わい深い「Please Be With Me」、ロバート・ジョンソンの「Steady Rollin' Man」と、流石の仕事が聴けます。人気の泣きスロウ「Let It Grow」も本作収録です。
 そして凄いのが、デラックス版に収められた74年12月のハマースミス・オデオンでのライブ。"Crossroads"で小出しにされてた、あのライヴが丸ごと1枚分おまけで狂喜乱舞です。圧巻の「I Shot the Sheriff」ライヴは必携必聴。バックの演奏、アレンジ、イヴォンヌのソウルフルなコーラス、そしてセンス溢れる後半のGソロと感涙悶絶の奇跡テイク。かれこれ2万回、聴いてますがいまだに興奮します。何が神様やねんとか思ったりもしましたが、ココでのクラプトンは嘘偽りの無い神。バンドも、クラプトンの演りたいコトをホンマに分かってんのかどうか分からん、90年代のビッグネームのとはわけが違います。ジョージ・テリーとのソロ廻しも聴ける「Singin' The Blues」など、スロウ・ハンドと呼ばれた男の真骨頂が体感できます。イヴォンヌ嬢のVoも冴えるブラインド・フェイスの「Can't Find My Way Home」、クリームの「Badge」、ドミノスの「Layla」なども演ってて大満足です。
「ブラッキーの音を聴きたければ、このレイドバック・クラプトン。やっぱコレですわ」
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2014.07
27
Category : 00's Female R&B
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
my all



 今も若き女性R&Bシンガーが色々と出てきてますが、先輩格で超ド級に素晴らしいのが今も活躍する小柳ゆき嬢。2000年、ドームの日米野球で両国の国家斉唱を長嶋監督の前でやってのけ、大リーガーをも感動の渦に巻き込んだのも記憶に鮮明です。その後、オシム、ザックJAPANの前でも君が代を披露してます。日本人離れした歌唱でデビュー曲“あなたのキスを数えましょう”で日本国民の度肝を抜いて以来、スロウ・ジャム中心に傑作を連発。素材は超一流なので、ここらで久々の紅白出場級のホームランをまたかっ飛ばして欲しいところです。曲とプロモーションさえ間違えなければ、確実にまた再浮上間違い無しの逸材。ココは応援の意味も込めて、優秀な3作目のアルバムを紹介。
 まず登場するのが、ハート鷲掴み間違い無しの傑作スロウ「my all...」が頭から登場。1曲目からスロウってのは実力派しか許されない芸当。サビのダブル・ヴォーカルのとこからして鳥肌モンで、シングルにもなってヒットしてました。言い過ぎかもしれませんがホイットニー・ヒューストンに醤油をかけたような絶品の味わいです。もちろんアップ・テンポも良好で、レア・グルーヴにスパニッシュ・テイストをまぶしたシングル曲「Deep Deep」もカッコいいトラック。コレ以降もサウンドもクールなR&Bが目白押しで「Squall」など絶妙の歌謡R&Bトラックです。また、「MEN?」や「Moonshine」なんかデスチャなんかも意識したようなU.S.R&B仕様。角松敏生もTVで言ってましたが、90年以降はN.Y.でもロンドンでも東京でも同じ音で録れるようになったそうで、おもしろくなくなった面もあるものの、上手い人だったらU.S.産と同列で聴けるようになったのはエエことです。他も、ファンキーなグルーヴに哀愁メロを乗っけた「Cross Over」、「Take My Hand」に「Sweet」ってとこは生音グルーヴでデカい声張り上げるゆき嬢が輝いてます。開放的なフォーキー・グルーヴ「a love song」も心地良し。終盤には、シングルともなった決定的名スロウ「beautiful world」の、ちょっと感触が違うAlbum Versionも登場。ボートラでは「Squall」、「Deep」に、Krevaが参加した「beautiful world」のRemixも収録。
「華奢な体つきで巧みな表現力を駆使した力作。ヴォーカリストとしての力量を存分に発揮!」
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2014.07
23
Category : 10's Female R&B
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
BENI BEST



 いよいよ梅雨も明け、暑さ満開の日々へ。ここはサラッと聴ける女性Voです。日本の女性R&Bっていうと古くは大橋純子や宮本典子ってのがパイオニアですが、最近もいい人出てきてます。テレビで見て「上手いなぁ」って思ってたのがBENIこと安良城 紅。去年にCMでエルトン・ジョンの大名曲「Your Song 」を歌った実力派です。コノ曲のカヴァーっていうと90年頃のロッドくらいしか印象的なのはなかったですが、このBENIヴァージョン、実に素晴らしいです。バックの演奏もオリジナルをこよなく愛した人等の演奏であることが一聴で分かる名演。若干、黒っぽく歌うコノ女声版で聴くとさらに原曲の完璧さも浮き彫りになります。BENI嬢自身は、最近Cover集が売れまくってオンナ徳永英明みたいな感もありましたが、数多あるカヴァー集とはちょっと次元が違う秀逸さ。60年代のモータウン然り、エエ曲は皆で録音しまくるってのは昔からあることなのでOKです。そもそもこのBENI嬢。宇多田ヒカル以降の新時代R&Bシンガーですが、お父さんが米国人だけあって英語の発音もリアル。J-PopのR&Bカヴァーも自分で訳詞を手掛ける気合いの入り方です。そして初めて買ったCDもTLC(←若い・・)って言うだけあってR&B感覚も抜群。しかも美人。コレは聴くしかないです。
 そんなコトで、晴れて初収録となった「Your Song」も入った本ベスト。単なるJ-Popのねえちゃんと思ったらドツかれる名演がコンパイルです。ブレイク曲となったラッパー童子-Tの「もう一度…」 の2008年BENI単独版「もう二度と…」からのシングル曲と、大ヒット・シリーズ“Covers”から選りすぐりという内容で、近作ほどエモーショナルな歌唱でええ感じです。今井大介が手掛けた「ギミギミ」や、川口大輔との「Heaven's Door」など信頼できるコンポーザーとのポップR&Bの良作が聴けますが、後半の日本語英詞カヴァーがバカ売れしたのも納得のスムースR&B仕様でGood。クボタの「LA LA LA Love Song」みたいな元々R&Bっぽいのから、斉藤和義の大傑作「歌うたいのバラッド」やサザンの「いとしのエリー」、子供が聴いてて知ったスキマスイッチの「」やレミオロメンの「粉雪」と原曲の良さをしっかり崩さずカヴァーしてます。ジャネットがフェイヴァリットなのでややあっさり気味なのはしょーがないですが、今後もっとゴスペル・チックな表現も取り入れてくれると更に化けそうです。
「美少女コンテストから本格派シンガーへ這い上がったBENI嬢。これからも期待してまっせ!」
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2014.07
20
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
singleman.jpg

 80年代前半、日本ロックの金字塔“Rhapsody”でブレイクを果たしたRC。そのブレイク前に録音された作品として、中学生だった自分の前に登場したのが3人編成時代のラスト作だった、このシングル・マン。再発運動を経て改めて世に出されたアルバムで76年の発売当時は即行で廃盤となった不遇の作品。子供だった私など、キャッチーなトランジスタ・ラジオの後にコレを聴いたので、その極めてシュールな雰囲気に結構戸惑いました。何回も聴くうちに馴染みましたが、やはり今もライト感覚で接することができないヘヴィーなアルバムです。後に、事務所独立問題で干された厳しい環境下で録音された当時の背景などを知ってなおさらです。しかしながら後に語り継がれる決定的名曲も多く入った本作。清志郎ファンは避けて通るコトができないアルバムです。
 まず飛び込んでくるのが「ファンからの贈り物」。クレジットこそされてませんが、これは紛れもなくタワー・オブ・パワーwith清志郎の歴史的ファンキー・ナンバー。アレンジャー星勝の趣味で、メンバーの嗜好ではなかったそうですが、RC番外編として今もお気に入り。傑作"Oakland Stroke”のRC版といえる異色曲。リズム・アレンジからTOP仕様で、清志郎の黒っぽさもフィットした名曲。今もTOPのホームページのディスコ・グラフィーに、エルトン・ジョンやリトル・フィート等に交じって、数多い彼等のセッション履歴にしっかりクレジットされてます。当時のギタリスト破廉ケンチ氏が中心の元々のアコースティック・アレンジも別で聴きましたが、コレもカッコいいです。清志郎、逝去時の弔問客に向け流されたって逸話も最高。そして意表を突く林小和生氏のVo曲「大きな春子ちゃん」、「ぼくはぼくの為に」はハード・フォーク時代に通じる曲。星勝氏のアレンジが斬新な「やさしさ」や、チャボともよく演ってた「夜の散歩をしないかね」もココにあります。圧巻なのはアナログB面だった後半で、ちょっと軽い気持ちでは聴けない、RCが最もへヴィーな日々だった時期を反映した曲が登場。突然亡くなったマネージャーに捧げた「ヒッピーに捧ぐ」、ザ・バンドも感じさせる「うわの空」と美しくヘヴィーな名曲が連なります。最後はハイライトともいえるスロウが2曲。“嘘ばっかり”と痛々しい叫びが痛烈な「甲州街道はもう秋なのさ」から、元来のソウル指向を体現し、バンド時代も演り続けた「スロー・バラード」の流れは黙って聴くしかない本作を象徴する名場面。
「やはり重苦しい雰囲気は変わらずですが、清志郎の途轍も無い才能を感じる傑作。じっくり聴くべし」
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2014.07
11
Category : 70's 〜 Recent Soul
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
bobby columbia2



 すっかり夏空。体力消耗には気をつけたいとこです。暑い夏を前に、先月末に惜しくも亡くなったのはラスト・ソウル・マン、ボビー・ウォマック。男らしすぎるスタイルが、好き嫌い分かれる人かもしれませんが、歌もギターもしっかり自分のスタイルで押し切るところが何ともカッコよく、存在感抜群でした。ヴァレンティノズから始まって、時代が移り変わってもサザン・ソウル、ニュー・ソウルと色んなスタイルであってもレベルの高い録音を残してきた器用な人。70年代でいえばAcross 110 Streetsが猛烈にカッコいいですが、コロンビア時代のモダン・アプローチもかなりイケてます。ストーンズ一派との交流でも知られてて、ソウル界に留まらない幅広い活躍で愛されてきた人でしたが、ここはボビーを偲んで1枚。
 学生時代、渋いサザン・ソウルを期待して買ったものの、かなり都会的なアプローチで戸惑ったのがこの78年作。でもすぐにお気に入りに。というのも冒頭のディスコ調「It's Party Time」が激カッコよかったから。デトロイトのプロデューサー、ドン・デイヴィスが女声コーラス、ホーンも交え最高の料理。イントロからアゲアゲでボビー先生も大ハリキリなのが最高です。曲中に登場する、激辛声ロング・シャウトにも大興奮です。2曲目の「Trust Your Heart」はマイケル・ヘンダーソンの奏でるベースもいぶし銀のカッコいいアーバン・メロウ・ブギー。で、ずっと聴いてると、聴きおよびのあるワガママ・ヴォイスが。そうテンプスの暴れん坊、David Ruffin大先生です。塩辛対決がナイス・サウンドを土台に展開されていて燃えます。最高の頭2曲の流れで、「先生、流石でんな」となっちゃいます。またマスル・ショールズの立役者Candi Statonがデュエットのマイナー調のミディアム・スロウ「Stop Before We Start」、スロウ・グルーヴでキメる「When Love Begins Friendship Ends」もいい雰囲気ですが、良いアクセントとなるのが後半頭の「Wind It Up」。Pファンクのフレッド、メイシオ擁するThe Horny Hornsが参加したファンク・ナンバーで、力強いグルーヴにボビーの強靭な歌唱もバッチリ切り込みます。ラストのパーティ調アゲアゲ曲「Never Let Nothing Get The Best Of You」もホーンが上手く効いてて盛り上げてくれます。他も、9th ワンダーもサンプリングし、サム・クック・フレーズも飛び出す「Is This The Thanks I Get」、ムーディなスロウ「Caught Up In The Middle」あたりも目立ちませんが味わい深し。
「晩年はガン、アルツハイマーとも戦った真のソウルマン。ええミュージシャンでした。R.I.P.」
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2014.07
06
Category : Funk
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
Hipper.jpg

 久々に出会えた、ウォ〜っと血湧き肉躍る強力ライヴ盤。タイトルからして最高で、最近バテバテで朝からユンケル飲んだりしてる中、よう効きます。ライヴといってもスタジオ・ライヴで、1974年に少数の観客を前にFMラジオ局で録られた生演奏音源のお蔵出し。コレがぶっ飛びの素晴らしさで、全盛時ベスト・メンバーのラインナップで極上グルーヴを聴かせてくれます。70年代当時のオフィシャル・ライヴといえばVoがヒューバート・タブス期の1976年盤が定番でしたが、コチラはその2年前なので歴代最高ヴォーカルとも言われるレニー・ウィリアムス。洗練されたファンクや、パーティ・ファンクもゆるくて良いのですが、こういうタイトで、プロフェッショナルな演奏を聴かされると“これぞファンクの真髄”と思ってしまいます。CDが売れない時代やと言いますが、これは買う価値ありますヨ。
 中身はオープニングから興奮間違い無しの超絶高速ファンク「Oakland Stroke」。レスポールのカッティング・マスター、ブルース・コンテの緊張感溢れるGカッティングから始まり、エミリオ・カスティーヨ&レニー・ピケットのWテナー・サックス、クプカのバリトン(←ココが肝要)、チェスター・トンプソンのオルガンと怒濤のグルーヴが炸裂。まるで大石から始まって新井、ブライアント、リベラと続く藤井寺・無敵猛牛打線を彷彿させます。そしてフランシス・ロッコの阿波野秀幸にも通じるインコース攻めを駆使した、地を這うブリブリ・ベースが全体を引き締めるという完璧の布陣。特にデヴィッド・ガリバルディのドラムは神プレイともいえる絶技が聴けるので、ドラマーの方も必聴です。当時の新作インスト「Squib Cakes」から、「Soul Vaccination」、「Get Yo' Feet Back On The Ground」と、セルフ・タイトルの73年傑作からの主要曲もほぼ網羅されていて、「So Very Hard To Go」ではレニーのグレイト・ソウル歌唱も爆裂です。メロウも「You're Still A Young Man」や「Just When We Start Makin' It」と抜け目無し。デビュー作からの「Knock Yourself Out」も数段パワー・アップしていて小躍りしますが、やっぱ代表曲の「Down To The Nightclub」、「What Is Hip?」ってとこが登場する終盤は興奮必至。特筆すべきは、ライヴなのにデッド気味な音源が功を奏しで最強の生ホーン・セクション&バンドの迫力も倍増してるトコ。全盛時TOPの格がまた上がりました。
「密度が濃すぎて、ながら聴きできないグレイトな発掘音源。滋養強壮にはファンクですわ!」
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2014.07
03
Category : Southern & Deep
Theme : Soul, R&B, Funk
Genre : 音楽
an peebles



 ココは亜熱帯か?と思うような豪雨が今年もアチコチで降ってますが、この前にスマホの天気予報で「猛烈な雨」ってのが出ててビックリ。最近はそういう表現すんにゃと。どうせならModsっぽく「激しい雨」とか、ちょっとユーモアも放り込んで「えげつない雨」とかバリエーションも期待したいところです。そんな中、雨歌といえばやはりメンフィスのソウル・クイーン、アン・ピーブルズの「I Can't Stand The Rain」。傘持って仕事行くのが本当に嫌なので、最近の気分にピッタリです。本当はガラスに打ちつける雨音が昔の恋人を思い出して聞いてられないって歌ですが、見事なブルージー・ソウルで表現です。湿り気のあるスネアを打ち付けるハワード・グライムスの音からしてたまらんです。まさにハイ黄金期を代表する1曲。ラリー・グラハムやティーズ、カサンドラ・ウィルソンに、ロン・ウッド、スティーヴ・マリオットに至るまで錚々たる面々がカヴァーした名曲。ジョン・レノン御大まで褒めちぎった曲としてあまりにも有名で、ヒップ・ホップでもミッシー・エリオットでお馴染み。
 さて中身はコノ1曲だけのアルバムかというと、"This Is Hi !"というべき完璧な70sソウルを満喫できる素晴らしきアルバム。まだ20代だったとは思えないアン嬢のシャウトを抑えた独特のディープ・トーンが爆裂です。あの、か細い体を全身共鳴させたハスキーがハイ・サウンドにぴしゃりハマります。夫であるドン・ブライアント氏との共作ナンバーが絶好調で、「Do I Need You」、「Run, Run, Run」といったタイトル曲同様のブルージーなテイスト、優秀ミディアム「You Got to Feed the Fire」と良曲が並びますが、中でも「Until You Came into My Life」や「A Love Vibration」なんかのストリングスも効いたスロウは絶品といっていい重要文化財指定曲。ラストの「One Way Street」に至るまで彼女の良さを最良の部分を引き出してくれます。他も、じつにホッコリさせてくれるジョー・サイモンのカヴァー「(You Keep Me) Hanging On」、ハイと縁深いアール・ランドル作の名曲「If We Can't Trust Each Other」、「I'm Gonna Tear Your Playhouse Down」とアン嬢が名唱が映える良曲だらけ。
「レイニー&クラウディな日々にグッとハートに迫るメンフィス・ソウル。名作っていうだけのコトあります!」
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