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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2013.08
29
Category : 00's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
justin1st.jpg

 本年発表のグレイトな新作もバカ売れのジャスティン・ティンバーレイク。今や誰もが認める本格派R&Bシンガーで、白人なのにロビン・シック同様にブラック・マーケットでもガッツリ受け入れられてます。出た時は「アイドル・グループのソロ? 知らん、知らん、そんなもん」と無視するつもりだったのが、曲を聴いて「えらい、すんませんでした」となった充実作。アル・グリーンとの共演でも「心底ソウルが好きなんやなぁ」とすぐに分かったナイスな好青年です。もはや元イン・シンクの肩書きも必要なし。しかし俳優として映画も成功させ、音楽活動でも好きモノまで納得させ、ダンスも上手、このスーパースターぶり! カッコよすぎるぞ〜
 久々に聴いたけど何ともクオリティの高いこのデビュー作。1千万枚売ったという超級ヒットですが、ネプチューンズ主導で完全なるブラック・ミュージック・マナーで作られているのが実に好感。パズドラ風に言うと、マイケル・ジャクソンとスティーヴィー・ワンダーとHip Hopを合成したら“大成功”となったような感じ。まぁ曲良し、歌良しの実に飽きないアルバムでした。何にせよ1曲目「Señorita」でのスティーヴィー・テイスト! これで殆どの人がハート鷲掴みされます。何ともカッコええ曲。そしてネプチューンズってことで途中ラップでClipseも登場するシングル曲「Like I Love You」。この前年に出たマイケルの最終作“Invincible”からも地続きで楽しめる強烈ダンサーの登場にガッツポーズでした。今、ダフトパンク絡みで再び注目のシック・サウンドの「Rock Your Body」、こちらももろスティーヴィーな「Nothin' Else」とエエ仕事してくれてます。そしてもうひとつ注目だったのがTimbelandの制作。大ヒット「Cry Me a River」はたいしてエエ曲やとは思いませんでしたが、期待通りの変態的なパーカッシヴ感覚がたまらん「(Oh No) What You Got」、「Right For Me」、Janet Jacksonの声も聴こえる「(And She Said) Take Me Now」となかなかの健闘です。しかも最後は、美メロ職人Brian McKnightが手掛ける「Never Again」と贅沢な作り。ボートラの「Worthy Of」も無視できん良質ミディアムです。
「マイケルの後継者やとマジで思わせる器の持ち主、ジャスティン。注目の男です!」
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2013.08
26
Category : Japanese Hip Hop
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
buddah.jpg

 まぁ面白いドラマ、半沢直樹。仕事前夜、なんかしら燃えます! もし主題歌があったとしたらブッダの「天運我に有り」なんかピシャリ。ここらのヒップホップは気合い入ります。最近のは少し疎いですが、ケツメイシやらファンモンやら子供が聴くもんで、自分もチョコチョコ耳にするもののあまりのめりこめず。DJ付きなので、そうなのかと思って聴くと、結構ベタなJ-Pop的な要素強いし。ソフトで聞きやすいけど、何か引っ掛からない感じ。今はこうなのかと。。 やっぱ実際、聴いて燃えるのはグルーヴ重視のブラック・テイストが織り込まれたモノ。ヒップホップは、基本はJ.B.が同じグルーヴを延々JB'sに演奏させたワングルーヴの魔力と本質的に同じで、グルーヴだけがサンプリングで省力化されたモン。(←と理解) ビートをループした再構築ものは、著作権や許諾絡みの問題もあって沈静化した感もありますが、やっぱ元ビート使用モノも魅力。弾き直しでは得られない良さもあります。しょーもないカヴァー聴かされるよりよっぽど興奮します。温故知新の精神の下、気持ちエエグルーヴを再構築して新鮮な衝撃を与えてくれるリアルなヒップ・ホップはやっぱここらです。
 で、90年代サンプリングHip Hop黄金期、日本でも同列で聴けるハイレベルなグループがどんどん登場した中、その中の筆頭的存在だったのがブッダ・ブランド。N.Y.で実戦を積み、そのまま帰国してデビューにこぎ着けた本場テイストにセンス抜群のビーツ&ライム。これは衝撃でした。「ILL伝承者」でムムっとなり、最高峰のキック&スネアの気持ち良さ「ブッダの休日」、トヨタのCMにも登場した金字塔的傑作「天運我に有り(撃つ用意)」、凄まじい緊張感に震える「DON'T TEST DA MASTER」とミニ・アルバム中心に、どんどんシーンに投入。これまで全然クールじゃないと思ってた日本語のラップを、一気にカッコええと思わせてくれたモンです。数年後出た、この2枚組はそこらのシングル人気曲や新曲も含んだ集大成。ド頭のオオサカ・モノレールによるJ.B“Make It Funky”からクールです。「人間発電所」、「大怪我3000」、Suikenも参戦した「Krush Groove 4 (Remix)」、Nippsの神懸かりラップも冴え渡る「FUNKY METHODIST」など日本のヒップホップをネクスト・ステージへ格上げした興奮トラックがワンサカ。合間に放り込まれるDev Large制作のメロウ〜ファンキーなインストものも、イチイチしびれます。
「グルーヴ・マスターDev Largeのファンク絵巻。ディスしようもんなら倍返しです!」
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2013.08
23
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
BUGGY.jpg

 Hip-Hopが完全に市民権を得て、クールな逸材がドンドン輩出されてきた頃の大ヒットアルバム。ピート・ロックビートナッツが鳥肌モンのビートを提示していた時期、ゲットー出身の凄いMCが出てきたと話題騒然だったビギ―ことThe Notorious B.I.G.の登場。サンプリング文化も全盛で、出るモノ出るモノ喜んで聴いておった時に、才能も体もメガトン級で現れたのがビギ―でした。東西間の抗争とかもあってファンも一緒になって盛り上がってましたが、結末は抗争の中でビギ―も2パックも若くして死去。なんか虚しくも感じましたが、優秀なビート・メイカ―と共に創り上げたデビュー作となる本作はヒップホップ史上、確実に語り継がれる逸品です。
 中身は、カーティスやシュガーヒル・ギャングが流れる「Intro」から自らの半生を映し出すようなつくり。ハープの音が劇的な「Things Done Changed」で血生臭い展開。そしてこの後からガッツポーズ連発の流れへ。物騒な内容ながらイージー・モー・ビーの激クールなトラックにビギ―のどすの効いたラップがハマりまくる「Gimme The Loot」(←フック最高)、Lords of the Undergroundの“Chief Rocka”をさらにカッコ良くした「Machin Gun Funk」、「Warning」と素晴らしきハーコーな展開。銃声鳴りまくりで物々しいですが、ここらは間違いなくハイライト。時代の寵児といった存在感だったウ―タンの4番打者Method Manとの共演「The What」も文句無しのザラついた仕上がり。そして何といっても大注目だったのがギャングスターの天才、DJプレミア手掛ける「Unbelievable」。一聴してすぐにプリモ印と分かるグレイト・トラックです。デイヴ・グルーシン“Either Way”にスネアを効かせまくった「Everyday Struggle」もかなりイケてます。ハードコアの真打ちみたいな感じで紹介された人でしたが、そこはショーン・パフィ・コムズがお膳立てしたBad Boy発。分かりやすい「Juicy」のようなエムトゥーメイ使用のポップなトラックも光ります。流石、トラックマスターズ。「Big Poppa」もアイズレーズのド定番ループ。上手くコマーシャルなマス・アピールも随所に放り込んでます。最後は、ロード・フィネスの自らの死を案じるようなダークなトラック「Suicidal Thoughts」で〆。
「僅かの活動期間で確実に爪痕を残したビギ―。マフィア映画まんまのクールさでした」
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2013.08
20
Category : 90's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
terry d



 深みも持った聴きやすいR&Bが実に多かった90年代。キャピキャピ系で楽しいのからハードコアまで出揃う中、やっぱり聴き応えがあるのはゴスペル・ルーツを持ったエモーショナルなシンガーです。'99年に登場しセールスはショボかったみたいですが、見事な秀作を送り込んでくれたのがテリー・デクスター嬢。後にエリック・ベネイと感動的なデュエットも聴かせてくれたように地道に活動中で、メジャー第1作目の本作も結構な力作でした。R&Bの奥深さをディープな歌唱で見事体現し、声力でリスナーを陶酔させてくれたレディ・ソウルです。食欲がなくても栄養価の高いモンってときに持ってこい。
 さてこのデビュー作。クールなファンク・トラックの1stカット「Better Than Me」の歌いまわしを聴いただけで“この姐ちゃん、タダもんやない”と実感できます。低音でのコクのあるディープ・ヴォイスに、何ともいえんハスキー・ヴォイスでのハイトーンも魅力。ここぞで登場するファルセット使いなど上手さは群を抜いてます。続く「I Try」も、デスチャや702のデビュー時にも演ってたようなファンク・テイストに通じる気持ちええトラック。中盤を支配する、スロウはさらに気合い入ってますが、中でも「You'll Never Miss Me...」は本領発揮といったディープな歌い回しでアン・ピーブルズを彷彿させます。一瞬、眠たくなるようなしょーもない展開の「Stayed Away」や「Alone」でも曲が進むにつれ、ビシビシ決まるテリー嬢の激ディープな歌唱で目が覚めます。ジャネットなんかが歌ったら、あっさりしたポップR&Bで済んじゃいそうな「Are You Feeling Me」なんかも、持ち前のゴスペル・チックな歌い回しでガッツリ聴かせます。後半も飛び抜けた曲こそ無いものの、スロウ「I Don't Need You」や、ティンバランド風の鋭角ロー・ビート「I'm The One For You」とドス黒い歌唱でガンガン来ます。そして最後に登場の「Yeah」はブロンディの傑作“Rapture”をサンプル使用した興奮トラック。本作では珍しくストリート寄りな感じですがこれも実にカッコ良し。オマケに入ってる「Better Than Me」のUrban Remixなる違う曲くらいの印象の、別ヴァージョンはラップも入って尖ってますが結構イケます。
「唐辛子の効いた上質ペペロンチーノのよう味わい。美味いです!」
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2013.08
17
confunk.jpg

  盆やからいうて、皆お昼に店閉めやがって〜 ランチ難民になる中、やっと見っけた蕎麦屋。で「うどん、くださいっ」っていうと「関西人としての意地?」とか必ず皆に言われて、からかわれてますますが、アノ食感が好きなモンは仕方が無い。♪しょ〜がないやんけ〜(←ミス花子のメロでお願いします)ですわ。 逆に関東の人って思ったより蕎麦食べるのでびっくりしてます。でも、ココ最近は流石に暑くてもっぱら冷しうどん。それでも“うどん”です! 本当は昆布だしの生姜入りたぬきうどんとか食べたいのですが、東京地区ではあまり無いので我慢です。さて音楽も、がっつり熱いモン注入して汗抜きしたいのですが、さすがにこの猛暑。熱いファンクもいいのですが、ココは冷しうどんならぬ「冷しファンク」です。
 そんなことで清涼感あるファンクといえば、サーファー・ディスコ系のコン・ファンク・シャンのヒット「Too Tight」。これはスウェイ・ビートの傑作で“Got Be Real”好きにはたまらん爽快ビート。タイトなリズムにキャッチーなファルセット・ヴォイス、コンプレッサー効かしたGカッティング。これはツルツルいけまっせ。続く「Lady's Wild」もチャッパー・ベースがビシッと決まるダンサブルな秀作。根はしっかりぶっといファンクですが、アース・ウィンド&ファイア同様、洗練された聴きやすさ。そしてクール・ダウンする「Give Your Love To Me」での高度なメロウネス。「Welcome Back To Love」にしてもそうですが、こういうスロウをきっちり仕上げるとこにバンドの力量を感じます。アイズレーBros風にクラヴィネットにディストーション・ギターも決まる「Pride And Glory」、もろアースながら「Kidnapped!」など、グルーヴィー・ナンバーのカッコ良さは特筆モンです。タイトル曲の「Touch」では一流ファンク・バンドとしての意地を感じるドス黒いうねりを構築。Vo&Gの中心人物、マイケル・クーパーの才能とセンスをびしっと感じられます。最後はお遊び感覚のグルーヴィ・インスト「Play Widit」で軽快に〆。
「ちょっと軽すぎるとか言ってはいけません。生地ばっちり、コシはちゃんとありまっせ!」
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2013.08
14
Category : 00's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
isleys baby



 存命中のJ.B.を“ジェームス”とファースト・ネームで呼ぶことができた数少ない男、ロナルド・アイズレー(普通はミスター・ブラウンと呼ばないと怒りの鉄拳が飛びます)。夏の最中に味わう最高の濃厚アイス・クリームとなると、やっぱコノおっさんです。これだけクソ暑いと、この人等と一緒にトロけるしかありません。エルヴィスやJ.B.とほぼ同期ながら、今年のソロ新作もチャート上位に送り込む凄まじき生命力で、もはやR&B界のシーラカンス。数年前に出た兄弟名義の本作もタイトルからして最高の「Baby Makin' Music」! しかも内容も懐古趣味ならぬ、現行シーンに対峙した極上メロウR&B。ゴスペル、モータウン、ファンク、ブラコンと何れの時代もリスペクトされるアルバムをドロップしてきたアイズレーズですが、尋常じゃないレベルの高さはもはや化けモン並み。年寄りの余興やと思って聴いたら、えらい目にあう優秀アルバムです。
 アルバムは悶絶ミディアム「You're My Star」で狂喜乱舞の幕開け。なんとカーティス・メイフィールドの1stに入ってた“The Makings of You”を下敷きにアイズレー・マナーのエロR&Bが見事炸裂。一聴してそれと分かる弟アーニーのギターもねっとり絡んできてたまらん展開です。次の、90年代から蜜月で支えるR.Kellyも参加の「Blast Off」、ララララ〜と必殺フレーズも登場の「Just Came Here To Chill」でのアイズレー・マナーをアップデイトさせた王道メロウも極上です。「お前ら、ホンマもん聴かしたるわ」と言わんばかりのグレイト・ファルセット&パワフル地声の波状攻撃も炸裂のスロウ・ジャム「Gotta Be With You」に「Forever Mackin'」ではジャーメイン・デュプリにブライアン・マイケル・コックスと現行音職人がグッジョブ。安もんのアイスではこのスウィートさは味わえません。またスロウの多い中で素晴らしきアクセントとなる「Pretty Woman」はハンド・クラップも効いたクールなリズム・トラック。カッコえ〜! 名作“Hello It's Me”を意図的になぞった「Give It To You」はオールド・ファンもニヤリの展開。とどめとなるのが「Heaven Hooked Us Up」に「You Help Me Write This Song」のラスト2曲。ゴスペル・チックな崇高さも感じさせてくれます。速球はなくとも全編ミディアムからスロウの安定したコントロールで、余裕の勝ち試合。山本昌同様、ベテランの安定感です。
「精がつく、このエロさ。生涯、現役で頼んます!」
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2013.08
10
Category : 90's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
bad2.jpg



 昨日の大阪から東京と連日の35度超えで屍状態のお仕事。いつもお世話になるランチのインド人もヘロヘロでした。そんな時、もう裸になって聴きたくなる曲は、クボタの「ふたりのオルケスタ」! “ソ〜ゥオルが〜色めく、ふ〜たりのオ〜ル〜ケ〜ス〜タ〜♪”と言われれば、もうフルチンで聴くしかありません。灼熱の太陽の下でも心地良い希有な曲で、永ちゃんのコーラの歌と双璧の歴代コーラ優秀CMソングでもあります。最近もクボッサとふざけたタイトルでボサノヴァ・アルバムをリリースしてくれた、愛すべきアニキ。たんに綺麗にスムーズに歌ったらエエっちゅう最近の風潮はいただけませんが、スティーヴィーをルーツにしたこの実力派は、ちょっとしたR&Bもどきの人等とひと味違います。音だけならT.kura氏とかの尽力で本場と遜色ない域まで来た感はあるのですが、肝となる歌=肉声となるとほんの一握りの人等しか肩を並べてない感は拭えず。しっかり根元にソウルが感じられないとね〜 そんな偉大なクボタの20年前に出た2枚目となる優秀ベスト。やっぱ、これは夏に外せません。
 そんなラテン系R&Bの大傑作「ふたりのオルケスタ」を軸に、前作同様に全音楽ファン必携とも言いたい優秀曲の嵐となるこのベストは、他も気持ちエエ音で溢れかえってます。オルケスタと同時発売シングルだったと記憶する「夢 with You」も琴線ジャカジャカの美メロで、当時毎週見てた三上博史のドラマ主題歌だったこともあって今も頭に貼り付く傑作スロウ。さらに凄いのが冒頭に収められた「夢 with You ~A CAPPELLA~」で、特に後半部分はハリケーン並みの感動。この辺は凡庸のR&Bシンガーは真似できない荒技です。ニュージャック・テイストもたまらん90年前後のシングル曲「Give You My Love」に「Be wanabee」、80'sファンクな「Moving Target」や、大好きだったAlyson Williamsとのデュエットに狂喜した「Forever Yours」と本作オンリーのお楽しみも多数。また衝撃作“Such A Funky Thang!”からの名バラード「Indigo Waltz '93」は新録で収録。既発曲も、思わず冷し柚子うどんを連想する食欲増進曲「Mama Udongo」(←ほんまは母なる大地アフリカの歌)や、レゲエ曲「Keep On Jammin」なんかの過去のアルバム曲も音圧アップ!
「クソ暑い時にも効くさすがのクオリティ! 体力回復にも持ってこいです。」 
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2013.08
06
Category : New Wave + Punk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 80年代MTV時代になり、結構テレビでアーティストを見れるようになった頃、色んなトコでへヴィロテで流れてたポリスのラスト・アルバム。当時のニューウェーヴ勢でもちょっと先輩格で、クラッシュと共に貫禄みたいなものも既にあったポリス。「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」の日本語版のシングルが家にあったので、とても親近感があったのですが、そっからゴースト・イン・ザ・マシーンを聴いて“小難しい世界に行っとんな"となり、この最終作ではもうプログレみたいな感触までありです。でも、3人の方向性が変わってくる中、きっちり高次元で大衆性保持しながら、アルバムをまとめたのは流石。
 目玉は冒頭の「Synchronicity I」。James Brownの“Cold Sweat”に匹敵する凄まじい緊張感で突っ走る本作随一のアップテンポの傑作。鳥肌モンのカッコ良さです。イギリス系の若手バンドがどんどんMTVでも紹介されてましたが、“ちょっとお前らとは次元がちゃうぞ”って言ってるかのような突き放した完成度です。アフリカンな「Walking in Your Footsteps」や、エイドリアン・ブリューが唄いそうなクリムゾン・チックなアンディ・サマーズの「Mother」、エスニック感覚溢れるスチワート・コープランドの「Miss Gradenko」など、パンキッシュな初期からすると、エキゾチックな感覚やジャズの影響もガンガン入ってきてかなり球種が増えてます。最も従来のポリスらしい楽曲「Synchronicity II」で前半は〆。アルバムで聴いてると、これ以降はアンコールのようにも聴こえます。シングル・ヒット3連発の後半部分は象徴的な流れでポリス最終章幕開け。普遍的な名曲として知られる「Every Breath You Take」はドえらいヒットとなり、モノクロのPVもTVでしょっちゅう流れてました。新鮮だったのはよくあるポップ・ソングのコード進行ながら、アンディ・サマーズの9thを加えたミュート気味に淡々と弾くバッキング。これが結構、肝でツボにはまります。シンプルで良い曲の見本。後も淡々と、しかもキャッチーにポリスの終幕は進んでいきます。マリンバが効いた「King Of Pain」から、スティングの透明感ある声が映える「Wrapped Around Your Finger」と高度なアレンジも秀逸。なんとも言えん浮遊感が心地よい「Tea in the Sahara」で終幕、と思いきや、今のCDにはジャジーな映画サントラ曲「Murder by Numbers」も追加収録。でも雰囲気、壊してないのでOKです。全体では、スティングのソロ作にも通じるような曲が多く、ポリスとしてはちょっと寂しいところもあり。
「実に独創的なサウンドで頂点まで登り詰めた3人組。完成度高し。」
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2013.08
01
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
bonnie f



 ギターを弾いて流暢に歌う女性は森山良子やちゃっきり娘だけではありません。海外ではバーバラ・リンやジョーン・ジェット、そしてボニー・レイットなんてところがすぐに思い浮かびます。20代は名演を続けながらも渋すぎたからかヒットに恵まれなかったボニーのお姐さん。30になる手前でやっとこそさ、そこそこのヒットに辿り着いたというアルバムがコレ。ギターの腕前もさることながら、キャロル・キング同様、ちょいハスキーな癒し声が耳に心地良い人。ジャケが涼しげだったのでチョイスです。
 ブルースに根差した自身のスライド・ギターを絡めた泥臭い音楽が売りですが、本作ではやや洗練されたアプローチ。ずっと売れない試行錯誤からか、ヤケクソとも思える全曲カヴァー。でも中身はしっかり味が染みていて聴き応えあります。「About to Make Me Leave Home」からリトル・フィート風な展開で食いついちゃいます。ヒットしたというデル・シャノンの悲しき街角「Runaway」はボニーのソウルフルな歌声もあって懐メロ再演の一歩手前で踏み止まってます。でも、コーラスのマイケル・マクドナルドの声が嬉しいAOR風の「Two Lives」なんか気持ち良すぎ。イーグルス風のエリック・カズ作「Gamblin' Man」での西海岸サウンドも感じもエエ感じです。カントリー・テイストも持ち味ですが、ポール・シーベルの「Louise」での味わい深い歌声はやはり魅力的。スワンプ系ダニエル・ムーアのタイトル曲「Sweet Forgiveness」や、ジャクソン・ブラウンの「My Opening Farewell」、フィートのビル・ペイン作「Takin' My Time」あたりの流れはたまらんところ。さすがボニーって感じで聴き惚れます。お待ちかねのスライドはドン・コヴェイの「Three Time Loser」で一気に炸裂です。最後はJ.D.サウザーが共に歌うカーラ・ボノフの「Home」で美しく〆。
「持ち味のスライドは控えめながら、ボニー姐さんの歌アルバムとしてコレはあり!」
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