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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2013.05
31
Category : Atlantic, Stax
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
Lou j



コンピレーションでちょろちょろとしか聴く機会が無かったルー・ジョンソンという男。アルバムを出してたことさえ知りませんでしたが、アトランティック再発シリーズで安価でラインナップ。このタイトルに、フェイム・スタジオ録音ってことで、これは聴かんわけにはイカんぞっと、えらいソソられました。なんでもファースト・アルバムらしいですが、62年にはN.Y.にてデビュー済みだそうで、ディオンヌ・ワーウィック同様にバカラック作品を結構シングル中心に吹き込んでいた模様。それらはKent企画の別盤で聴けます。
 てなことで"誰やねんコノおっさん"ってな認知度のこのシンガー。チャック・ジャクソンのような雄大な感じのバリトン系ハスキー・ヴォイス。結構、豪快に歌っていてマスル・ショールズのサウンドに相性も良いです。ヒット曲に恵まれんかったので埋もれてしまってましたが、ディープ・ソウル・ファンにとっては充分聞き応えがあるアルバムに仕上がってます。ド頭からB.B.キングの「Rock Me Baby」のカヴァーってのもあって、一瞬ん?と思ってしまいますが、しっかりソウル・ナンバーに仕上がってます。キャンディ・ステイトンが唄ってもハマりそうなエレピ&オルガンにホーンズを効かしたジャンプ・ナンバーとなっていて、名門フェイムの香りがプンプン漂う好ナンバー。ドン・コヴェイの曲も2曲取り上げていて、「It's In The Wind」に「I Can't Change」と共にサザン流儀に沿った力のこもった熱唱で迫るスロウ曲。なかなかの健闘です。サム。クックの“Bring It On Home to Me"を想起させる「She Thinks I Still Care」、暖かいミディアム「Please Stay」、丁寧な歌い込みも好感触の「People In Love」と小粒ながら良曲が楽しめますが、なかでも味わい深いのがミディアムの「Move And Groove Together」あたり。飛び抜けずともしっかりした佳作が聴けます。あとはカヴァー曲。ベン・E・キングが好きなのか、ドリフターズ時代の「This Magic Moment」、アレサも演った名曲「Don't Play That Song」と2曲、そして最後を重く締める「Gypsy Woman」はインプレッションズのクラシック。一瞬、O.V.ライトの"I Can't Take It"でも始まんのかと思うほどリアレンジで雰囲気を変えてます。
「この後、ニューオリンズに行き消えたシンガー。アトランティック系の奥深さを知った1枚。」
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2013.05
28
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
MI0000578711.jpg



 ソウル・シンガーたるもん、どれだけカッコええシャウトができるかってのが重要な要素。ノリノリで唄っても、丁寧に優しく唄っても、合間にコレが一発決まると俄然と曲のクオリティが上がります。それでいくと、このウィルソン・ピケットは、J.B.と同格の最高峰塩辛シャウター。曲のどこで吠えたらええかを熟知してるおっさんです。さすがソウル界で最もケンカをこなしてきた男、マジで名作だらけのアトランティック時代は聴き逃せません。メンフィス・アメリカン・スタジオの道場破りで、えげつない大傑作“I'm In Love”を生んだ前作同様、同じスタジオで激グレイトなソウル・アルバムを作り上げてくれてます。スタックスでケンカしまくった挙句、結果オーライでフェイムとかアメリカン・スタジオなどのあちこちの南部名門スタジオでも天晴な痕跡。特にアメリカン・スタジオ期といえば、ベスト・パートナーだったボビー・ウォマックのツボを押さえまくったギターも聴きもので、ソウル・ギターの優秀アルバムとしても屈指の作品です。
 ド頭に位置した「I'm A Midnight Mover」で南部産名物のご機嫌リズムナンバーから堂々たる安定感ですが、ノックアウト必至なのがウォマック&リンダ・クック作のスロウ「It's A Groove」。決してワンパターンと言ってはいけないピケット渾身のシャウトとギタリストとしても超素晴らしいウォマックとのコンビ芸は本作の聴きどころです。これぞソウル・ギターのお手本といって良い、複弦&ハンマリング・プレイは絶品。もう一人のギタリスト、レジー・ヤングも味のあるバッキングで応えます。バラード系はどれもグレイトで「Down By The Sea」、鳩山のおっちゃんが言うのと重みが違う「Trust Me」と、何れも絶好調。しっかり泣かせてくれます。ウォマック自身もチェスで演ってたジャンプ・ナンバー「I Found A True Love」も上々ですが、これはヴァレンティノスのテイクがさらにカッコええ出来。ジャンプでは「Let's Get An Understanding」、レジー・ヤング&ウォマックのギターが左右に別れピケットの塩辛声と最高の相性を見せる「Remember, I Been Good To You」も聴き逃せない優秀ミディアム。しかしながら、曲が足らんかったのか初期のN.Y.録音「I'm Gonna Cry」、「For Better Or Worse」も何故か収録。ちょっと雰囲気がココだけ変わっちゃって残念です。
「どこで録音しても、見事に吠えたおしたピケット。男気、満ちあふれてまっせ!」
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2013.05
25
Category : Southern & Deep
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
TK Deep

 TKといえば90年代は小室哲哉、70年代はK.C.& The Sunshine BandのいたTKレーベル。キーウェストやマイアミのカラッとした気候で澄んだ海のイメージ(←行ったコト無い)ですが、ごっつい濃いディープ・ソウルも残してくれてます。メンフィス産の音なんかと比べると、バック・サウンドはやや洗練された感覚なのが特徴。しかしながら、ココに勢揃いした面々、歌い込みはこれでもかというくらいにディープです。ディープ・ソウルの神様オーティス・クレイ目当てに、昔購入しましたがあまりに素晴らしき内容で、フロリダ恐るべしとなった強力編集盤です。
 中身の目玉はやはりディープ・ソウルの神様Otis Clayの6曲。アルバムの頭も〆もコノ人が押さえてます。One-derful、Atlantic、Hiとスルー厳禁の名唱を残してますが、この70年代後半T.K.時代も強力な歌声を披露。Hiの名作のようにアルバム単位で録音を残してないので要注意です。T.K.傘下でのシングル曲中心で、いつも通りの心底に染みる激ディープさです。リラックスした緩いミディアム「All Because Of Your Love」に「Sweet Woman's Love」、横山剣も絶賛バラード「Let Me In」、TKらしい軽快サウンドも意外にマッチする「Special Kind Of Love」など流石の仕上がり。Hi録音ほどの濃密さは無いですが、コレは充分聴き応えあり。ちょっとらしくないディスコ調「All I Need Is You」とかもやってます。勿論、Otis以外も聴きどころ満載で、要人Bobby Pattersonの76年TK録音「If I hadn't Slipped Up and Got Caught」や、GoldwaxにいたLee Shot Williams「The Love You Save」も極上のブツ。何とも染みる名スロウやないですか。そして本作で知ったCharles Allenって人のアル・グリーン名作「God Blessed Our Love」。こちらもO.V.ライトばりの歌い込みでシビれます。また3人組The Facts Of Lifeの素晴らしい2曲も、当時は単体で組まれてなかったので重宝でした。後は不勉強で恐縮ですがノーマークの人達。80年代に通ずるモダン感覚のDavid Hudson「Honey Honey」、スムージーな歌唱に惹かれるMeadows Brothers「I've Tried It All」、ジャッキー・ウィルソン系のCharles Johnson「Baby I Cried Cried Cried」、王道ハチロク・リズムで激ディープに迫るWillie & Anthony「It's Never Too Late」、キバり声にグッとくるJohn Mitchell「Love On The Phone」など、決して埋もれてはいけない名演が収録。だんだんと時代の音と乖離していったディープ・ソウル・サウンドですが、ここではまだまだ輝いてます。
「サザンソウルの灯を消してはいけないと踏ん張った70年代後半マイアミの奇跡。美味しいです!」
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2013.05
21
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
Super Best Singles~10th Anniversary [Disc 1]



 見もせんのに、なんやかんや溜まりっぱなしのHDD-TV。結局いっぱい消していく中、じっくり見てしまったのが朋ちゃん復帰を追ったNHK-SONGSです。私生活破綻から精神的不安定な状態が続いて引退状態だったけど、このたび嬉しい復帰。よっしゃ〜 じつはこの人の声、好きなんです。ムチャ可愛いかったってのもありますが、技術云々じゃなくハートフルなシンガーとして素晴らしい人。アイドルだとか言ってシカトしてたら、ほんまにもったいないシンガーで、残念ながら他界した本田美奈子、鈴木蘭々なんかと同様、実にエエ声の持ち主。カワイイ声ながら、どこかしら涙腺を刺激するハイトーンヴォイスにもヤラれたもんです。アノ頃、カラオケ行って、会社の女の子オールスターズで“You Are The One”を皆で歌うってなアホなこともやってました。正直しょーもない歌もあった当時の恋人T.K.との一連の楽曲ですが、ユーロなアレンジを無視(←スンマセン)すると「I Believe」や「I'm Proud」は彼女に合ったメロディで良い曲です。アムロちゃん以外は進んで小室ファミリーの歌はあまり聴きませんでしたが、ナイツの小室ネタが大ウケなように大ヒット連発でした。さすがエイベックス社長が何億も保釈金立て替えただけの、才能を認められた男。とてつもない名曲もちゃんと残してくれてます。
 スロウなんか先入観無しで聴いてみると、やっぱり凄いシンガーだということを痛感。「Love Brace」や「You Don't Give Up」あたりも良いのですが、琴線直撃のグレイト・ナンバーは何といっても「Love Is All Music」。T.K.との破局で今はやや辛いPVに仕上がってますが、曲はどうしようもなく素晴らしいです。間違いなく一世一代の傑作。キュート系ダンサーでも、ハイトーン攻めの「Save Your Dream」、舌ったらずの声もたまらん「Hate Tell A Lie」なんかはアイドル的魅力も満載。R&B風も、T.K.期末期の「I Wanna Go」やアンディ・マーベル制作の「Never Say Never」とかあんまし聴いてませんでしたがナカナカええ感じです。低迷期は総じて曲も不調ですが、なぜか憂歌団・木村作の「あきらめましょう」だけはカントリーテイストが◎。また良いコンポーザーと組んで良い曲を聴かせて欲しいです。
「波瀾万丈な道を歩んできた再出発の実力派シンガー。まだまだ、やってくれるハズです!」
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2013.05
18
Category : Funk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 老舗ブランドの製品が支持され続けるように、素晴らしい伝統や技法はしっかり継承されなければなりません。歌舞伎の誰が言ったか忘れましたが、そこに革新もあって素晴らしき伝統となっていくのだと。J.B.からP-Funkと発展した優れたエンターテインメント“Funk”を80年代最良の形で受け継いだのがプリンスと、ロジャー率いるこのZapp。大学の時、黒音にどっぷり浸かっていく中、バンド仲間が“これ、最高やんけワレ~”とワメき散らしててすぐ貸してもらったのがZappでした。即効でハマっちゃいました。それから行った大阪での来日ライヴも激グレイトで“師匠”と崇める存在に。残念ながら90年代、射殺されちゃいましたが、その音はテディ・ライリー先生が受け継いでくれてました。最近ではT-Painがロボ声で注目でしたが、ちょっと軽薄だったのが残念。そんな事で伝統の味、80年モンです。
 何せマジで駄作無しのRoger&Zapp関連。とにかく衝撃的だったこの1st収録「More Bounce To The Ounce」。これに尽きます。オハイオ・プレイヤーズやP-Funkの肉感的要素をそのままに、トーク・ボックス経由のロボ声とハンド・クラップを武器に80'sファンク進化形を最良の形で提示してくれてます。シンセ・ベースやクールなロジャー自身のGカッティングも斬新ながら、基本にあるのはJ.B.とかと同質のワン・グルーヴ。ロジャー・ファンクの完成形がすでにココにあり、9分半みっちりファンクしてます。この曲に込められたファンクネスはEPMDや2Pac始め、アホほどサンプリングされてHip-Hop世代にも継承。他の曲は同郷オハイオ・プレイヤーズの影響も感じる70's ファンクの系譜にある音。チョッパーベースが主導する「Freedom」や、「Brand New Player」あたり正統派ファンク・バンドらしいクールなグルーヴでこれらもグレイト。そして後半のハイライトは何といっても“Come On”でお馴染みBobby Gloverのソウルフル・ヴォイス炸裂のメロウ・ナンバー「Be Alright」。カッコえ~。この曲を下敷きに激クールなD'Influence“I've Got My Mind Made Up”もUKソウル・シーンから生まれてます。ラストはロジャーお得意のライトなブルース「Coming Home」で軽快な〆。
「進化するテクノロジーも武器にして、伝統を進化させた偉人ロジャー! 快進撃の源はココですわ。」
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2013.05
15
Category : West Side
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 日中も陽気となり、Tシャツでチャリンコも快適モード。♪カ〜リフォニャラ〜ヴとウェッサイ口ずさみながら近所のカリフォルニア通り(←ホンマにある)を爆走です。ここは90年代半ば、大流行だったG-Funkの金字塔。しかし全然、古くならん傑作です。仁義無き戦いみたいな事をマジでやって、ビギーも2パックは撃たれて死んじゃいましたが、絶頂期にあったここらの音は今もって最高。2パックなんか死んでからも毎年、アルバムがジャンジャン出て、生存説が絶えず、L.A.で見たとか、天王寺におったとか、情報も錯綜。まぁ、それくらい人気がありました。P-Funkの音源なんかをアップデイトさせた抜け感のいいカラッとした音は、今のエレクトロなサウンドになかなか馴染めないオッサンとしては、いまだツボ。今もバイブルとされるスヌープやドレーの1stなんかの音と共に、2パックの諸作も頭のゴミを掃除するのに最適なグッド・ミュージックです。
 で、この売れまくった生前最後となった本作。前作の大ヒットDear Mamaを受けて、本作も先行シングル「California Love」で全世界の黒音ファン釘付け。なんと晩年のZapp総帥Rogerがトークボックスのチューブくわえて参加。これには世界中の灼熱ファンカーから、B-BOYまで万歳三唱でした。重鎮Dr.Dre制作・参加の激カッコええトラック。アルバムではRemixが収録で、お馴染みのシングルverはグレイテスト・ヒッツなんかで聴けます。Dr.ドレー制作のグッジョブは「Can't C Me」も双璧の絶品曲。Snoopの1st“Who Am I”との姉妹曲といえる興奮チューンで、こっちはP-Funk長老George Clintonも堂々の参加。他を見渡しても、秀作ワンサカで今でも聴いてると興奮してきます。Cameo“Candy”使用ってだけで点数アップの「All About You」から「Skandalouz」はフックをNate Doggが歌うっていうウェッサイ黄金のパターン。ポップなファンク・トラックでの2パックの男前声はやたら光ります。メスの登場に狂喜するDat Nigga Daz、Kurupt、Redman、Method Manと大物参戦サミット「Got My Mind Made Up」、K-Ci&Jojo登場でR&B度上昇の「How Do You Want It」と延々、楽しませてくれますが、トドメはSnoop Doggy Doggとのギャングスタ共演「2 Of Amerikaz Most Wanted」。役者揃い踏みで貫禄勝ち。また、友の死に捧げたメロウ・チューン「Life Goes On」や、ザ・タイム“777-9311”使用の高速トラック「Whatz Ya Phone #」あたりも聴きどころ。後半戦は、お得意のメロウ&レイドバック系がこの上ない超強力な展開。ピーヒャラ・シンセがたまらんスカイラーク・ネタ「Shorty Wanna Be A Thug」、女性Voとの絡みもカッコよすぎる「Holla At Me」、ここでもトーク・ボックスが悶絶のZapp“Computer Love”で決めるDramacydal, Storm, Jewellとの「Thug Passion」、クール&ザ・ギャング・ネタ「Picture Me Rollin'」、Kurupt参戦の「Check Out Time」、ブーツィ・ネタでRichie Richと絡む「Ratha Be Ya Nigga」と、どれも飛ばせない心地よいトラックの連打。終盤もタイトル・トラック「All Eyes On Me」、NJSファンもたまらんGuyの名スロウ“Peace of My Love”まんまの「Run Tha Streetz」、QDⅢ初提供の気持ちエエにも程がある「Heaven Ain't Hard 2 Find」と、デス・ロウの好調さを改めて感じる快楽トラックの嵐。元ネタの美味しいところを弾き直し再生させる方法論で勝利を収めたウェッサイ・グルーヴ、やっぱ、よろしおます。
「やはり聴きどころ満載の鬼大作。暖かくなると薄着でウェッサイ&ビール。極楽です!」
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2013.05
11
Category : Southern & Deep
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
King floydD
 
 しかし、よくやった!と担当者を褒めまくりたい優秀企画アトランティック1000シリーズ。JAZZレーベルが毎年仕掛ける、廉価盤攻勢をソウルでやったってとこが賞賛ポイント。健全なソウル・ファンが増殖するのは安倍政権にとってもプラスです。(←根拠なし) 1000円なら、ちょっと冒険のアルバムも買っちゃうもんね。感化されてモータウンやブッダとかもやってくれんかな。変に高音質CDだとかで、何回も同じ再発を小出しにされるよりも市場はよっぽど歓迎です。今回、嬉しかったのがミシシッピーのナイスなシンガー、キング・フロイドのカタログ化。超昔にビクターから出てた、後年ベテランの駆け込み寺となったジャクソンMALACOスタジオのベスト盤で即、気に入った人でした。ちょっとソウル好きの人なら必ず耳にしたことある「Groove Me」は、ニューオリンズのマエストロ、ウォーデル・ケザルクが制作したヒットでジーン・ナイト“Mr.Big Stuff”と双璧のグルーヴです。とにかくグルーヴ・ミーと言えばアーロン・ホールかコノ人なんです!
 そんなコトで本作。「Groove Me」はサンプリングされヒップ・ホップ世代でも有名ですが、中身はサザン・ソウル・アルバムとしても優秀。スムージーな塩辛ハイテナーが絶品です。バラード「Don't Leave Me Lonely」など見事な泣き具合でシビれます。そして特筆すべきがミディアム曲の素晴らしさ。キバり声がたまらん★5つ作「It's Wonderful」から、ゆったりスウィングする「So Glad I Found You」に「Day In The Life Of A Fool」、ラストの「What Our Love Needs」まで後半の泥臭い流れはエクセレント。他も南部の香りプンプンの「Let Us Be」、ハネもん系「Woman Don't Go Astray」、J.B影響下のゆるいファンク・ヒット「Baby Let Me Kiss You」など、どれもが心地よく響きます。ジョージ・ジャクソン系の声が好きな人なら間違いなくマスト。
「色々出ましたが、これはサム・ディーズと同様に常時カタログ化が要望されてたブツ。やってくれました!」
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2013.05
08
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 もうすぐ70歳になるミック・ジャガー。まさか自分も40代にしてストーンズの最新ツアーのニュースが聞けるとは思ってませんでしたが今演ってること自体が奇跡やと思えば、同時代に生きてる音楽ファンは2,000年以降の活動など全て丸儲けの感覚で接すべしかも。ビートルズもザ・フーも半分のメンバーが天国やというのに、一番早死に率が高そうな悪行三昧のこのバンドがブライアン以外、現役ってのも何とも痛快。長老ビル・ワイマンでさえ、昨年ライヴ参加してましたからね〜。人生ってそんなもんかと思いつつ、何時くたばってもおかしくないメンバーに拍手喝采。是非、本ツアーの流れで日本にも来て欲しいもんです。今回オープニングで演ってる「Get Off Of My Cloud」からピンピンしてるやないですか!う〜ん凄すぎる。そして今回のツアーで個人的に腰ぬかしそうになったのが、何と何との「Emotional Rescue」のライヴ披露。絶対、一生ライヴでは演ることは無いと思ってた曲です。ちゃんとファルセットも交えて演ってるやんけ〜 80年代のツアーでも演らんかったくせに、もう〜。この曲はソウル&ファンクに接近した時のストーンズの、ベスト・パフォーマンスの一つやと昔から信じて疑わない大傑作。何とも嬉しいサプライズです。もちろん健在を示した昨年の新曲2曲も披露です。よっしゃ〜!  で、太っちゃったけどゲスト帯同のミック・テイラーも“Midnight Rambler”で、マイルドなブルース・ギターを披露してる模様です。
 そんなわけで40周年の時、出たベスト盤。コレこの前、出たばっかと思ってたら、もう10年。はやっ! 次のアニヴァーサリーを祈念して紹介です。ライヴでお馴染みの定番選曲ですが、“Grrrr!”が出たので用済みやと言ってはいけません。当時の新曲4曲も入ってますから。何といっても21世紀ストーンズのベストと推す人も多いミック作王道路線「Don't Stop」はリフからして最高。最初、コレ聴いて即買うって決断したくらい。またミックのファルセットも冴える「Keys to Your Love」など名作“Tattoo You”のB面にあっても違和感無しの良曲。後も力強いサウンドに哀愁メロが絶妙の「Stealing My Heart」、キースの男節にブラシで応えるチャーリーも美しい「Losing My Touch」と、節目節目にエエ曲出してます。
「なんかマジで60周年もありそうな気もする、驚愕のバンド。♪Don't Stop!」
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2013.05
06
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
Bluce spr



 GW、実家に帰って腰抜けの生活。これがなかなか悪くない。嫁はんと街に出て、子供と祭り行って、長嶋監督の感動肉声を聞いてニンマリし、ゆったりしたもんでした。で、皆で飯を食うと美味いってことで、確実に体重も増加。仕事も何日も離れるとあんなにヤバいと思ってた事もどうでもよくなり、子供が魚の世話をするかどうかの方が心配になってたりして。そんな中、親のいる生家に行き、ガツガツ飲み食いしてる中、もう20年以上前に亡くなった兄貴の部屋へ。置いといても誰も聴かんぞってことで兄のCDを数枚かっさらって来ました。そこで自分が全然影響を受けなかったブルース・スプリングスティーンを拝聴。サム・クックやビートルズは、いの一番に持ち出したのに、この辺はほったらかしでホコリかぶってました。“ハングリー・ハート”は大好きだったので、この名盤と呼ばれる本作も聴いてみるかと。(←遅い)
 実はティーンの頃、押しつけがましさを感じ敬遠してたのがコノ大物。不真面目な自分には堅苦しかったのかも。今回よく聴くとエエ感じの歌もありました。スタックス・ソウルな「Tenth Avenue Freeze-Out」や、パワフルなボ・ディドレー・ビートの「She's The One」あたり、50〜60'sの先人のエキスが感じられて心地よい展開。ハイライトは、ドラマティックな「Backstreets」から、有名なタイトル・トラック「Born To Run」あたりか。クラレンス・クレモンズのエキサイティングなサックスが、ボスを盛り立ててカッコいいです。ミュージカルに近い感覚で聴いてしまう「Thunder Road」、「Jungleland」なんかザ・フーのやるロック・オペラのようで、気軽に聴いたら失礼な感じです。でも、やっぱ洒落っ気が無いなぁ。“勝手に演ってるし、良かったらどうぞ”みたいなトコが無いのもちょっと息苦しい。ハングリー・ハートのシングル・ジャケは魚市場のオッサンみたいな感じでエエんですが、熱血先生のような印象は変わらずで、なんか怒られてるような感覚も。でもこのスタイルは絶大なる影響力で、浜省に元春、尾崎とインスピレーション受けたアーティストが日本でも受けまくり。何やかんやと人に指南されるのが嫌な人にとっては鬱陶しいかもしれませんが、迷える若者にとっては道標となる心強い存在でした。なぜボスと呼ばれるようになったか何となく分かる気もします。また練られた曲構成と、70'sスペクター・サウンドと呼ばれたサウンドもプロとして素晴らしいです。兄が初来日の時、京都府立体育館へ張り切って行ったのが、ちょっと理解できました!
「お前なんかにボスの良さがわかるかっ、と兄に怒られそうやけど、真面目に聴いたし許して〜」
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