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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2012.12
30
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 やきもきさせながらも見事、50周年結集を果たした地球最強のロックン・ロールバンド、ストーンズ。近々の音楽生活を充実させてくれたのは間違いなし! 本年の〆はやっぱこの最強ニュー・ベストです。今年後半にかけてアニヴァーサリー企画もんの発売続出で何やかんやと出ましたが、これはファンにとってお布施。(←会社の先輩にそう言われた) 仕方ありません。公共料金のように当たり前に献上です。またビル・ワイマンやミック・テイラーも参加したライヴも嬉しいニュースでした。来日も待ち遠しい~
 しかしながら最も狂喜したのは2012年現在進行形を伝える新曲2曲! メンバー登場のビデオ・クリップが登場したのも歓喜でしたが、全世界万歳三唱となったイキのいいパワフルな音だったのが凄いところ。ひょっとして年相応のブルース・カヴァーでお茶を濁すのではと危惧してましたが、心配は杞憂のものでした。こうなると、“なんで新曲でフル・アルバム作ってくれんかったや”と贅沢な思いまで湧いてきます。その1stショット「Doom And Gloom」はミックがデモでプレイしたギター・リフを活かした尖がったロックン・ロール。70歳を前にしたミックの驚異的な歌声が強烈なインパクトです。もう1曲の「One More Shot」もキースの“らしい”リフから始まるグレイトなサウンド。2曲ともライヴでも映えそうな実にカッコええストーンズ・サウンド。ここに来てまだ先への期待を感じさせる憎いジジイ達です。またベストかよ~という不平をねじ伏せる快心の出来栄え。ベスト内容は63年夏のデビュー曲「Come On」から、新曲2曲までほぼ年代順に主要曲がズラリ。これからのR&Rキッズにも聴かせたい内容です。
 またDX版もあって流石に手は出せませんでしたが、初期ファンには垂涎の音源が追加収録。1963年3月のメンバーが固まった最初の録音というIBCデモ・セッション。1stや2ndの黒い音と同列ので聴けるヤング・ストーンズ。ボ・ディドリー「Diddly Daddy」に「Road Runner」、ジミー・リード「Bright Lights Big City」に「Baby What's Wrong」、マディ・ウォーターズ「I Want To Be Loved」と、まだちょっとミックがおとなしめですが雰囲気は既に1stと変わらず。BBCライヴはルーツをきっちり感じさせる1964年のロンドン・カムデン・シアターの有名な4曲。「Route 66」、「Cops And Rubbers」、「You Better Move On」、「Mona」とブライアン&キースの若さ溢れるギター・プレイも聴きモノ。これはビートルズのようにBBC集が出ると踏んでます。この辺の音はやたらカッコええので別口でちゃんと出して欲しいところ。ニュー・レコーディングに、過去のアーカイヴ、そしてライヴと来年も期待しちゃいます。
「前人未踏の域を突き進むモンスター・バンド。死ぬまで転がる続けてくれっ!」
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2012.12
26
Category : Mainstream
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 今年10月、ニューヨークなどアメリカ東海岸中心に猛威をふるったハリケーン“サンディ”。都市機能を停止させ多くの被災者を生んだ痛ましい自然の猛威でしたが、復興支援に立ちあがったミュージシャン達のチャリティー・コンサートがN.Y.マジソン・スクエア・ガーデンにて開催。今月12日に行われたものが、即発売されておりi-tunesでも2000円購入で1319円がロビンフッド基金に寄付されます。この辺の人道支援への迅速さは流石アメリカ。我が国でも見習って欲しいものです。
 さてこのコンサートのライヴ盤。なんといっても個人的目玉は本年再結集のThe Rolling Stonesのオフィシャル・ライヴ音源が早くも登場ってこと。急遽ではあったものの、よくぞ参加してくれたっと言いたい嬉しいサプライズです。中盤に出演し、演奏した2曲「You Got Me Rocking」、「Jumpin Jack Flash」も漏れなく収録です。貫録充分の演奏。これは寄付せねばなりません! そして全24曲を見渡しても超大物アーティストがズラリ。Kanye Westだけが未収録で残念ですが、他はハイライトで収録です。トップで登場のBruce Springsteen & The E Street Bandから「Land of Hope and Dreams」で迫力ある演奏が味わえます。ピンク・フロイドで出て欲しかったRoger Watersはヒット曲「Another Brick In the Atlantic Wall」などシュールに決めてます。Bon Joviの聴いたことあるヒット曲「It's My Life」もメチャかっこええです。そしてドミノス「Got To Be Better In a Little While」を披露したEric Clapton。ただ「Crossroads」は本来の鋭角的なアレンジで聴きたかったところ。オリンピックでも元気だったThe Whoは「Who Are You」でド迫力の登場。老いてなお盛んです! そしてN.Y.といえばこの人。Billy Joelです。「Miami 2017」に、「Moving Out」、「You May Be Right」(←嬉しい!)とお馴染みのヒット3曲収録。これは100%盛り上がります。コールドプレイのChris Martinはあんまり知らんのですがアコギで3曲。大ヒットらしい「Viva La Vida」もココで初めて聴きました。すんません。そしてお待ちかね、サーPaul McCartneyはルーフトップの名曲“I Got A Feeling”も演ったけど、ここではビートルズ時代のハード・ロック「Helter Skelter」を収録。迫力満点! そして最後は才女Alicia KeysがJay-Zとのコラボでヒットさせた、最もしっくりくるN.Y.賛歌「Empire State of Mind」。“ここは夢が叶う、コンクリート・ジャングル。できないことは何ひとつ無い”と歌った感動的な歌詞に聴衆も勇気づけられたことでしょう。素晴らしいフィナーレです。
「ライヴ・エイドを彷彿させる劇的なイベントの記録。これは値打ちあります!」
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2012.12
23
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 週末は人の多いとこばっか出動してクリスマスを実感しつつもヘロヘロ。ちょっとしっとりクリスマスっぽいものでも聴いてみようかな~なんて、ソウル・バラッド「Santa Claus Is Definitely Here To Stay」を聴くつもりが、その前後に入った周辺曲を聴き込み興奮モードに突入してしまいました。お馴染みのこのシングル集7弾。60年代末期を収めた前作と同様、ファンク・マスターとしてのJ.B.としては最重要期をブチ込んだ70年代アタマの途轍もなく影響力の高いJ.B.クラシックの最強集。“無敵”とはこのことを指すのかと思うくらい御大のグレイト極まりない雄叫びとバンドのウネリで、ファンクの完成形を突きつけます。基本的にはワン・コード&ワン・グルーヴに緊張感を与えるブリッジの組み合わせでの曲構成ですが、この徹底ぶりは今更ながら圧巻。Bメロだとかサビとかの概念はありません。そんなもんあったら魅力半減です。いくら長尺になろうとも御大自身の肉声による絶妙な統率、グルーヴの一部化しているボビー・バードのレスポンスVoと何分でも聴かせてくれと言いたくなる土着的リズムで押し通します。特筆すべきは、完璧とも思われた60年代末期のバンド・メンバーも一部を残して総入れ替えしたってこと。というのも過酷な労働条件にストライキを起こしたメンバーに対して、オーナーJ.B.が下した決断は解雇(後に再合流)。そして更なるイノベーションを起こした手腕は天晴れとしかいいようがありません。トップがしっかりしてると、組織は崩れないという見事な一例です。そうして組閣されたメンバーが、ブーツィ・コリンズ(b)にキャットフィッシュ・コリンズ(g)などのオリジナルJ.B's。もしファンク・オリンピックがあるならば金メダル連発の偉業であること間違い無しです。
 きわどいタイトルながら最高のグルーヴを提示した「Get Up I Feel Like Being Like A Sex Machine」、ジャボとブーツィの革命的リズムにロバート・マコーロフによるコルトレーン風のサックスもお見事な「Super Bad」、70年暮れのクリスマス・シングル「Hey America」、クライヴ・スタブルフィールドが復帰した緊張感溢れるファンク「Get Up, Get Into It, Get Involved」、タミー・テレルに書いた劇的なバラード「I Cried」、フレッド・ウェズリーも復帰した強靭な傑作ファンク「Soul Power」と殿堂入りファンク連打。そして旧メンバーでの68年録音となるBS&Tカヴァー「Spinning Wheel」の後は、ラップの原形ともいえる会話をグルーヴに乗せ19分もファンクした名作「Escape-Ism」、パブリック・エネミーも見事にサンプルしたソリッド極まりないNo.1ヒット「Hot Pants」、コミュニティ活動家ジョージ・ウッズに捧げたインスト「My Brother」、ホーン・アレンジも冴えるこれまた震える優秀ファンクのNo.1ヒット「Make It Funky」、疾走感溢れる「I'm A Greedy Man」、ファミリーの歌姫Lyn Collinsのスロウ「Just Won't Do Right」ときて、最後を締めるのが72年初頭のブーツィ&キャットフィッシュ時代の最後のNo.1ヒットとなる強烈グルーヴ「Talking Loud And Saying Nothing」といった奇跡的な録音。全てをポジティヴな方向に持っていく統率力もお見事です。
「数あるファンクの中でも頂点に君臨する録音を収めた名演の連発。最強グルーヴに興奮!」
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2012.12
20
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 年末が近づき仕事も何かしら慌ただしい状態に。とはいえ夜はフラフラ飲みに行ってますが、またセッションしたくなったので演奏できる飲み屋へ出動。得意の“Baby It's You”や“You've Really Got a Hold on Me”(←こればっか)をかました後、「Baby, I'm for Real」をこよなく愛し完璧に歌えるオーナーに感化されバンド・セッション。しかもシェリック・ヴァージョンで。他のお客さん無視に近い状態でマスターベーションしまくった挙句、また始発で帰ってしまう失態でした。でも安上がりで遊べたので大満足です!そんな事で、マーヴィン・ゲイがオリジナルズに書いたこの激名作バラード。一見、いかがわしい手品師みたいなシェリックが歌った87年版も甲乙つけ難い、グレイトな名カヴァーでした。
 これを含むアルバムが1枚だけ出てますが、隠れた名盤として評価の高い作品。L.T.D.なんかで手腕発揮してた80年代のプロデューサー、マイケル・ストークスが新R&B突入前のエエ音で作り上げてます。当時は無機質に感じたシンセ使いも、冷静に聴くと上品に上手く使ってます。しかし聴きモノなのは何といってもシェリック氏の手品(←しつこい)ではなく、劇的に上手い歌唱力。シングル・ヒットしたアダルトなダンス・ナンバー「Just Call」に「Let's Be Lovers Tonight」、冒頭のシンセ・ベースが主導する「Tell Me What It Is」と都会的なサウンドに乗って男前にグルーヴです。「This Must Be Love」や「Do You Baby」なんかの80'sファンクの香りのするアップもスマートで上手さが際立ちます。「Send For Me」も音処理こそ古さを感じますが曲はカッコええです。そしてアルバムの人気を決定づけるのが賞賛に値する素晴らしき2大スロウ。「Baby, I'm for Real」に「Lady You Are」のスロウは曲の良さもありますが、レンジの広い歌声で曲を完璧なモノにしてます。それでいて感情移入もバッチシ。これはたまらん~。スロウ・ジャム「All Because Of You」も心地良し。去年、レンタル屋で借りたCDには、昔に録ったカセットから1曲増えて「I'm Scared A You」なるアップも追加。これもスタイリッシュにバシッと決めてます。
「これだけ歌えると気持ちエエやろなと思わずにいられない真摯な歌声。もう1枚くらい聴きたかった~」
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2012.12
16
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 クリスマス・イベント連発の中、昨年の勢いも減退となり余計とクタクタに。そんな夜はバラードです。すっかり新人に関しては疎くなっている現行R&Bですが、90年代から活躍しているシンガーについては今でも気になる人が多いところ。中でも実力派モニカ嬢は無視できません。今年もレディ・ソウル勢は色々出ましたが、彼女も順調に6枚目リリースです。もう17年選手とベテランの貫録ですが、少女にしてデビューしたのでまだ32才。とにかく天性の歌の上手さを持ち合わせた人なので、いつ特大ホームランが出るか分からんので要注目です。
 冒頭の「New Life(Intro)」では何故かMary J. Bligeも登場ですが、注目はなんといっても「It All Belongs To Me」。モニカと同じく、10代前半でシンガーとしてデビューした盟友Brandyとの再共演曲です。最近の売れっ子リコ・ラヴが手掛けたミディアム・スロウで、哀愁感あるトラックの中で30代となった2人が激ソウルフルに歌い上げていて素晴らしい仕上がり。決して派手な展開ではないですが、歌をきっちり聴かせるところが好感触です。曲中、得意のコブシ廻しが炸裂するのも嬉しい展開。前半戦はこのリコ・ラヴが手掛けてるのですが、残念ながら他は突き抜けた曲無し。相変わらずヴォーカル・ワークはグレイトなのに、このままダラダラいくのかと思いきやデビュー時を彷彿させるエエ感じのバラード「Big Mistake」が中盤に登場。ミッシー・エリオット制作の「Until It's Gone」も流石の出来で、やっぱスロウは聴かせます。ジャーメイン・デュプリの「Amazing」、サラーム・レミ&ジャズミン・サリヴァンでの「Cry」もオーセンティックで安心印。終盤の「Time To Move On」なんか結構な力作です。これくらいレトロに演ってくれると、この人にはしっくりきます。ボートラ扱いでDX盤に収録された、スロウ「Breathe」、「In 3D」や、ラベルの“Isn't It A Shame”使用の「Catch Me」といった曲ではモニカの歌力がさらに堪能できます。シングル曲となった「Anything (To Find You)」もここに収録で、こちらはThe Notorious B.I.G.“Who Shot Ya”使用のストリート感溢れるナイス・トラック。旬の人Rick Rossも参加でBad Boy全盛期の雰囲気がいきなり充満です。
「置きにいった感ありでちょっと物足らん曲もチラホラ。次はガツンとKO級連発で頼んます!」
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2012.12
13
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 知らん間に師匠も走りまくってますが、今年新作で聴いたのを振り返ってみると、ズバ抜けて良かったのがやっぱこの人、フェイス・エヴァンスを中心としたオムニバス形式の本作。普通のオーソドックスなR&Bに浸りたいって向きにフィットしまくる、何とも高品質なアルバムを送り込んでくれました。ダンス・ミュージックに特化した無機質なエレクトロ・タイプのR&BやHip Hopが幅をきかす昨今、オールド・ソウルや90's R&Bに慣れ親しんだ世代にも確実にヒットする黒音のエッセンスを最良の形で詰め込んだ、ナイス・ヴォーカル・アルバムです。
 中身はアメリカのTV番組“R&B Divas”の企画盤的な側面もあるようですが、聴く側にはそんなこと関係無しで楽しめる多彩なDivaがゲスト参加した豪華盤。1発目からステイプル・シンガーズ調の軽快な「Lovin' Me」の登場で胸が高鳴ります。ブラウン・ストーンのNicci GilbertからKeke Wyatt、ハスキーヴォイスが光るSyleena Johnson、上手さを見直したMonifah、そしてFaith嬢とこの上ない贅沢なヴォーカル・リレーで興奮必至。このメンツで壮大なバラード「SisterFriend」も収録。こちらも聴き応え抜群。コラボ系のとどめは何とシンディ・ローパーの86年大ヒット「True Colors」のKelly PriceFantasiaを迎えた激グレイト・カヴァー。原曲の良さを生かしたまま、3人のゴスペル・チックなハーモニーで感動劇場へと導いてくれます。ベストヒットUSA通過世代は感涙必至です。フェイス単独曲は4曲で、掛け値無しの絶品なのがスロウ「Tears Of Joy」に「Too High For Love」。大袈裟でなく前者はアレサのアトランティック時代、後者はチャカのソロ初期を間違いなく彷彿させます。オッサンの私も悶絶です。他アーティストも注目曲続出で、失礼ながらすっかり忘れた存在だったKeke Wyattのフォーキー・グルーヴ「Mr. Supafly」がバック・スクリーン・ホームランの素晴らしい出来。流麗に泳ぐような歌声がグッときます。一方、クールなアーバン・グルーヴでブラウン・ストーン時代を想起させるNicci Gilbertはお母ちゃんHelene "Mom" Gilbertと「Sometimes」を披露で、こちらも快心の出来。Syleena Johnsonが「Stonewall」、Monifahも「She's Me」と実力を充分に発揮するスロウで聴かせます。そして最後に鎮座するKelly Priceの「Jesus Loves」は圧巻と言うしかないゴスペル・スロウ。特筆すべきは各々の曲のクオリティの高さ。こういう上質作品を聴くと、流行りモンがえらいチープに聴こえちゃいます。
「本格派レディ・ソウル揃い踏みの豪華盤。フェイス嬢もポテンシャル最大限に発揮です~」
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2012.12
10
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 飲み屋でマーヴィン・ゲイ・セッション。歌って弾いてゴキゲンさんになり、家でもしつこくマーヴィンさま愛聴です。70年代ソウルの最高峰的な1枚で、71年の名作「What's Going On」が社会的なテーマだったのに対し、こっちはセックスがテーマ。ピュアすぎる性格から私生活は波乱万丈となり、薬物依存やら女性問題とか色々あったようですが、苦悩の中で劇的に素晴らしい音楽も創り上げてます。スティーヴィー、ダイアナと並んで、L.A.にモータウンが移転してからも成功を収めたアーティストの代表格です。
 そんな事で本作。マーヴィンのキャリアで絶対外せない名曲「Let's Get It On」で幕開け。ピュアにセックスの尊さを歌っている官能ソウル大傑作で、シングル・ノートのワウ・ギターとシンプルなコード進行に乗ってマーヴィンの愛の世界が炸裂です。リズムも強靭でポール・ハンフリーのセンスの塊みたいなドラム(←2曲目「Please Stay」も凄い!)も必聴。“神の域”って思った80年代の“セクシャル・ヒーリング”と同様に理想的なメロウ・ソウルが堪能できます。冒頭からの4曲と、決して家族団らんの場で流せない喘ぎ声も入った官能ソウル小品「You Sure Love To Ball」はL.A.セッションでジョー・サンプルやデヴィッド・T・ウォーカーも参加でグルーヴも絶妙。あと本作が人気なのはジェイムス・ジェマーソン(b)などとのデトロイト録音のキラー・トラックが2曲あり、これが途轍もなく素晴らしい。その1曲が「Come Get To This」で、シャッフルのリズムに乗ったブ厚い多重録音コーラスの心地良さは特筆モノです。そして後のライヴ盤でさらに劇的な歌唱を見せた純愛スロウ「Distant Lover」も秀逸で、本作のハイライト。とにかく本能的にパフォーマンスしたとしか思えない泣きのシャウト、ファルセットと絶品のソウル・フィーリングを全編で味わえます。
 実際は8曲で終わりですが、2001年に出た29曲プラスされたデラックス版はファン垂涎の仕様。デモやら関連曲主体で、本編の別テイクも。特にタイトル曲は本編の素晴らしさが浮き彫りになる興味深いモノで、OKテイクは当時、恋に落ちた2番目の妻ジャンの目前で録られたモノだそう。やっぱ惚れた女の力は凄く渾身のシャウトが聴けます。この時期の録音で、ハービー・ハンコックも参加の「My Love Is Growing」や、死後に陽の目を見たスモーキーとの共作「Symphony」、シングル曲「You're The Man」などの別テイクも登場。さらにThe Miraclesによる「I Love You Secretly」(←「You Sure love To Ball」の原曲)、本編最後の美しいスロウ「Just To Keep You Satisified」の元々歌うハズだったThe Originalsでのグレイトな録音。テンプスに入ったリチャード・ストリートのThe Moniters版まで収録。さらに10年前のベストで初お目見えしたドナルド・バード絡みの名演「Where Are We Going?」の別版、未発表だったメッセージ・ソング「The World Is Rated X」、ウィリー・ハッチと組んだジャクソン5のような「You Are That Special One」等の4曲に加え、「Come Get To This」の74年オークランド・ライヴと、単なる寄せ集めでは済ませられないクオリティです。好きモノはデラックス仕様でどうぞ!
「とにかく本作を長年、愛した人は必携のブツ。マーヴィンの絶頂期を見事パッケージ!」
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2012.12
06
Category : Reggae
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
bob roxy



 うねるようなグルーヴに身を委ねる快感はある種、麻薬みたいなもん。聴いてると恍惚の表情でアッチの世界にいってしまいそうになるのがウェイラーズのバレット兄弟のベース&ドラムス。テンポが遅かろうが、たとえワン・コードであってもグイグイ食い込んできます。ニューオリンズ、ミーターズのアンサンブルや、緊張感溢れるJ.B'sのグルーヴも快感極まりない至福のものですが、ここで織り成されるウェイラーズの臨場感溢れるパフォーマンスも格別です。76年の“ラスタマン・ヴァイブレイション”のプロモーション・ツアーのオフィシャル化で、誰もが打ちのめされた75年ロンドン・ライシアムでの名演“Live!”で演ってた曲も全曲、収められてます。でも感触的に違うのが、気持ち抑えめのテンポで演奏されたよりソリッドな演奏に、ダニー・ハサウェイのライヴみたいな狭いキャパの空気感。ウワモノ系のギターも手数を抑えたクールなプレイに、天才と思ってるタイロン・ダウニーのセンス溢れるオルガンも要所で名演。よりファンク度を増してます。
 そしてこのグルーヴの天辺に圧倒的存在感で君臨するのがボブの歌声。ピーターやバーニーはもう去った新生ウェイラーズですが、カリスマ的ソウルには磨きがかかっておりグイグイ聴く者を引き込みます。グルーヴの一部ともなっているアイスリーズのコーラスを従え説得力満点で迫ります。オープニングといえばやっぱコレの「Trenchtown Rock」からシビれさせます。「I Shot The Sheriff」に「No Woman No Cry」、「Lively Up Yourself」といった名曲はやはり最高。イントロから歓声です。聴きモノが後のライヴでも主要曲となった“ラスタマン・ヴァイブレイション”からの新曲。底辺を這うグルーヴがたまらん「Rebel Music」の他、「Want More」、「Roots Rock Reggae」、「Rat Race」にアンコールで披露された「Positive Vibration」まで新鮮に響きます。そして圧巻なのがオーラスの「Get Up Stand Up/ No More Trouble/ War」強力メドレー。母国の政情不安を熱い歌でアジテイトする中、教会のようなコール&レスポンスで盛り上がります。
「リアルタイムで出てたら確実に名盤化してた好発掘。素晴らしきジャマイカン・ソウル!」
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2012.12
02
Category : Hard Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
You_Wanted_the_Best,_You_Got_the_Best



 熱狂的なロック・ライヴを聴きたくなったらチョイスしちゃうのがキッス。地獄の軍団です。あ~こわ~、ってなことはなく意外と分かりやすいシンプルなロックン・ロールが基調なので軽快に楽しめます。全編興奮の名ライヴ盤は幾度と無く愛聴してますが、それから漏れた曲や続編ライヴなどから編集されたライヴベストというので借りたのがコレ。気持ち良さに主眼を置いたアホみたいな痛快ストレート・サウンドに、ファンタジーを味わわせてくれるキャラクター・メイクはやっぱ最高。中学の時に聴いた傑作「Rock and Roll All Nite」みたいな曲ばっかで大満足です。
 さてこのライヴ・ベスト。頭からアルバム・タイトル通りのセリフでMCが煽って「Room Service」へ突入するとこからシビれます。ハードにアレンジしたJ.ガイルズ・バンドみたいな曲調で見事なドライヴ感を生み出します。驚異の舌が夜も大活躍だったという(←嘘です)ジーン・シモンズが歌うヘヴィ・サウンドの「Two Timer」、バンド一丸となってドライヴする「Let Me Know」と“なんでAlive!に入れといてくれんかったんや”とマジで思う75年ライヴの3曲でガツーンときます。また酔いどれエースが歌ったポップ・ヒットの80年ライヴ「New York Groove」や、ハードに迫る77年の「Take Me」とココで初出という熱いテイクも充実。既発のAlive!からも「Rock Bottom」や「Rock and Roll All Nite」などビシッと収録ですが、なぜか殆ど聴かんかったAliveⅡ4曲も新鮮です。ハード・ロックの真髄みたいな「I Stole Your Love」、リフからカッコよさ満開の「Calling Dr Love」、ハスキーヴォイスで哀愁たっぷりに歌うピーターのバラード「Beth」などは実に聴かせます。J.B.のライヴ同様、車で爆音聴きしたい弾けたサウンドで貫いてます。
「オーバードライヴするギターも心地良し。ザッツ・エンターテインメント!」
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