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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
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2012.11
29
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
日比谷



 何かしら永ちゃんづいてるこの数日。先般、ナイスなミュージシャンkonomiさんにこのDVDをもらって、後日、先輩と行った錦糸町の飲み屋で全然知らん客と永ちゃんを数曲ジャムセッション。どんな曲でも大体の進行聞いて合わさなくてはならない楽しい店(壁にはレイ・パーカーJrとかダズ・バンドのジャケがありながらイーグルスからピンク・レディーまで演る店)ですが、久々にバンドでギター弾いて指水膨れです。トホホ・・ でもストーンズも数曲唄わせていただき御満悦です!次はマーヴィン・ゲイ演りましょとか何とか言いながら終電ばっかの日々も乙です。で、伝説のキャロル解散ライヴからソロとなり日比谷野外音楽堂へ戻ってきたライヴを家では堪能。その会場はヘルス・エンジェルス的に“その筋の人”っぽいパンチにスーツ姿のオッサンが護衛につく異様な盛り上がりでコノ時代を感じさせてくれますが、この当時からオープニングにリムジンで乗りつけたJ.B.的なボスぶりは流石です。70年代後半から渋いAOR的展開でさらにファン層も広げビッグになっていった永ちゃんが、ココではキャロル時代の青い香りも残しつつ、一人立ちして凄まじい気合いを感じるパフォーマンスが楽しめます。バックを固めるのはキャロル前からの盟友、相沢行夫(g)中心に、サディスティック・ミカ・バンドの主要メンバー(高中正義、高橋ユキヒロ、後藤次利、今井裕など)が参加。ラフでノリのいい演奏と若々しい永ちゃん節が炸裂です。
 中身はソロ初期の曲中心で、今の永ちゃんのアプローチからするとよりアーシーなR&R「恋の列車はリバプール発」で勢い良くスタート。ライヴでの定番となった「トラべリン・バス」や、アコギ1本で唄われる「雨のハイウェイ」など自分も昔にバンドで演った人気の矢沢クラシックもビシッと収められてます。ただのロックン・ローラーと一線を画す「キャロル」、「最後の約束」などメロディ・メイカーとしての才能を感ぜずにはいられないメロディアスな曲も披露。90年代にリアレンジしたことも話題となった「サブウェイ特急」はじめ、甘く苦い♪「ウィスキー・コーク」からバラード「A DAY」までラフに決めてくれます。CDでは最後に別会場っぽい音源も収録。今もライヴで披露される「安物の時計」は1stに収められてた超のつく名スロウ。スタジオ盤での弦入りアレンジも感動的でしたが、ここでのピアノ中心のシンプルなアレンジもなかなか良いです。ニューオリンズの雰囲気も醸し出すホーンが効いた「ライフ・イズ・ヴェイン」なんかもカッコいいです。
「今やロック界の北島三郎的存在となっている永ちゃん。熱いオッサン達のアイドルといえばこの人です!」
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2012.11
25
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
facesLive.jpg

 ゴキゲンさんのライヴ見て、余韻でギンギンになっちゃって(←下とちゃいまっせ!)で帰り路でもノリノリで聴いて帰ったのがコチラ。何となく酒臭いご陽気なライヴで最高です。やっぱ酒飲みながらのライヴは気持ちエエねぇ~。最近はライヴ・アルバムもめっきり減ってDVDばっかですが、音だけで聴くのも想像力をかき立てていいもんなんですけどね。ムフフ・・。てなことで、フェイセズの73年アメリカ・ライヴ。スタジオ盤には無いシャウトや荒っぽさが興奮させてくれます。ただ残念なのはロニー・レイン脱退後であの太く歌心あるベースが聴けないところ。こちらはフルで発掘を祈願です。でも日本人ベーシスト、山内テツの唯一のフェイセズ・アルバムなので贔屓して聴いちゃいます。
 本作はロッドもソロとして大ヒットも飛ばしてた頃なので、レコード会社もどっちで出すか揉めたというライヴ。結果、名義がロッドとバックバンドみたいな表記となってます。でもバンドとしては末期ながら充分に陽気で楽しいステージの感じは伝わってきます。聴きどころはロッドのサム・クック・スタイルのワイルドな歌と、ロン・ウッドのバンドを引っ張るギター・プレイ。ストーンズでは遠慮気味なロンも、ココでは自由奔放にゼマティスとストラト弾きまくってます。やはりこの2人のコンビ芸は絶品。ちなみに飲み会でヘアメイクのお姉さんが言ってたけどゼマティスのNo.1コレクターは日本人だそう。1本、俺にもくれ~ってなことで、バンドで定番だったロッキンに決めるボビー・ウーマック「It's All Over Now」からスタート。何べん聴いてもカッコええオープニングです。エディ・コクラン「Cut Across Shorty」をルーズに決めた後、やっとフェイセズのオリジナル「Too Bad」が登場。イアン・マクレガンのピアノもコロコロ転がって気持ちいいです。そして一番お気に入りなのがジミヘン曲「Angel」から「Stay With Me」への展開。前者はソロ作でほぼフェイセズの面々で録音してましたが、初期ロッドの名唱の一つやと思ってる哀愁感バッチリのスロウ。後者は言わずもがなのフェイセズ一番のヒット曲で、ソロ廻しも楽しい超強力R&R。バタバタのケニー・ジョーンズのドラムもハマってます。後半は“ウー・ラ・ラ”からのロンのスライドも炸裂する「Borstal Boy / Amaizing Grace」も演ってますがカヴァー中心。テンプス「I Wish It Would Rain」、エタ・ジェイムスで知られる「I'd Rather Go Blind」(←これも名演!)、ラストのジョン「Jealous Guy」と、どれもフェイセズらしくアーシーに仕上げいてゴキゲンです。
「しかし最初も最後も人の曲ってのが、こだわりの無いフェイセズらしいとこ。たまらんね~」
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2012.11
21
Category : Funk
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
towerrlive.jpg



 最強のホーン・セクション擁するファンク・バンド“タワー・オブ・パワー”。激動のメンバーチェンジを続けながらも終身監督エミリオ・カスティーヨ(ts)を核に現役で生き延びる素晴らしきバンドです。80年代に名前を知った頃はヒューイ・ルイスのサポート中心のホーンズくらいにしか思ってませんでしたが、ファンク道を突き進む内にエゲツないバンドやと思い知らされました。“踊れないファンク”と揶揄されるくらい複雑なビートをこなす超人ミュージシャンが揃った全盛期の代表曲はどれも粒揃い。Voがヒューバート・タブスと変わったワーナー期の最後に残した超エキサイティングなライヴがこれ。朱色に染められたジャケの如く、熱い熱い演奏が収められた70年代全盛期の初ライヴ盤です。
 中身は冒頭のファンク「Down To The Nightclub」から血管ブチ切れる凄まじい迫力。イントロからリズム隊、ロッコ(b)&ガリバルディ(Dr)による強力グルーヴが炸裂です。そこに加わるヒューバートの黒くソウルフルなヴォーカルも大貢献です。でもやっぱり、たまらんのがバリトン・サックスまで揃った切れ味抜群のホーン・セクション。ライヴ行ったことある人なら御存知でしょうけど、ステージではホーンの5人が“ワシらが主役や”とセンターでデカイ顔で君臨してます。ギターやベースはともかく、リード・ヴォーカリストでさえステージ脇です。この構図もたまらんです。トランペットの響きがグッとくる名バラード「You're Still A Young Man」では、ホーンの押し引きの妙に加え粋なコーラス・ワークも光ります。そして、またもや激熱ファンク「What Is Hip?」に流れる構成もお見事。16ビートをグイグイ刻み込むロッコのベース・プレイに、レスポールでクールなカッティングを決めまくるブルース・コンテのプレイは圧巻の一語。フルートが印象的な、まったりナンバー「Sparkling In The Sand」の後に控えるのが、5曲目にしてオーラスの「Knock Yourself Out」でデビュー・アルバムのオープニング・ナンバーだった曲。この時期のメンバーだったテナー・サックス、レニー・ピケットによる壮絶ブロウに、ファンキー極まりないオルガンにクールなクラビネットも披露するチェスター・トンプソンのプレイも秀逸。ダレること無くグルーヴする壮絶な23分です。タイトに複雑なビートを刻むガリバルディのドラムはココでも聴きモノ。
「70年代ファンク・ライヴと言われればアースと並んですぐ思い浮かぶのが本作。グレイト!」
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2012.11
15
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
Leeds82.jpg
 
 おいおい、もうちょっと出し惜しみしてよ~と言いたくなる怒涛のリリース・ラッシュとなりつつあるストーンズ50周年。間髪入れずに出てきたのは超うれぴーサプライズ、82年英国リーズでのライヴ・公式ブートレグ!! もうこれは興奮です。個人的に最も愛着のある70年代後半から80年代前半で、これはアルバム“Still Life”ともなったアメリカ・ツアーの続きで廻ったヨーロッパ・ツアーの最終日。このツアー以後、バンドは少しづつデジタル・テクノロジーの要素が少しづつ入ってきますので最後の強力スカスカ・ライヴともいえる内容。まさかの展開です。とりあえず東京湾に向かって万歳三唱です。(←意味不明)
 81年USツアーとほぼ同じセットリストとはいえ、メンバーは若干変化。ミスター・ブラウン・シュガー、ボビー・キーズに、R&Bサックスのジーン・バージも参加。鍵盤はフェイセズのイアン・マクレガンが抜け、今では準メンバーのチャック・リーヴェルがココから参加。そして結成当初からのピアニスト、イアン・スチュワートにとって最後のツアーってのも貴重です。お馴染みのデューク・エリントンの“A列車で行こう”からルーズでヘロヘロの「Under My Thumb」!!(←ココが重要) ミックのテンションもやたら高くて聴いてるコッチも燃えます。そして「When The Whip Comes Down」、「Lets Spend The Night Together」、「Shattered」、「Neighbours」と、やたらファスト・テンポでブッ飛ばす前半戦もグレイト。自前コーラスもキース&ロンのガラっぱち声だけなのでパンキッシュさも倍増。ロカビリーへの接近もあったエディ・コクラン「Twenty Flight Rock」~モータウン「Going To A Go-Go」も本ツアーのお楽しみ。中盤のソウルフル・ストーンズでは、ギター・アルペジオが導くアーリー・ストーンズの名曲「Time Is On My Side」に泣く子も黙る「Beast Of Burden」、11分に渡る「You Can't Always Get What You Want」とハイライトといっていい感動の名場面です。バンド紹介後のヤケくそ気味のキース「Little T&A」、珍しいラフな「Angie」、時にコレが最高傑作かとも思う大名曲「Tumbling Dice」と聴きどころありすぎ。当時の新曲「She's So Cold」に「Hang Fire」も痛快にテンポ・アップでブッ飛ばします。ビル・ワイマンのワケのわからんベースもバシッとはまります。終盤の「Miss You」から「Satisfaction」までのお約束の6曲も、ニューウェーヴ台頭を意識してか、若々しさ倍増。とにかく、やたらキース&ロンの絡み中心にギター・バンドであることを前面に押し出した演奏に、ミックのハイ・テンションが最高すぎます。そして驚愕なのは、この内容が毎度おおきにの昼飯価格7$ポッキリ。笑かしてくれます!
「ビル・ワイマンのジャージか!?と思えるファッションも粋なスポーティ・ストーンズ。とにかく、やったー!!」
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2012.11
12
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昔、買ったレコードをMP3化して聴くぞって、たまに思ったりしますが、実行したこと殆どなし。面倒くさいですからね~ そんな物ぐさ太郎が喜んで買ってるのがアトランティック65周年激安廉価盤。しつこく紹介です。以前に同じツアーのロンドン実況録音を紹介しましたが、セットで持っておきたいスタックス・ヴォルト・ツアーの音源がパリ版のコチラ。収録アーティストはほぼ同じながら、曲目は全く別。オーティス含め、スタックスのアーティストはレコーディングとツアーでは別のバンドでしたが、このツアーはよほど気合が入っていたのか、ホーン・セクションにマーキーズ、バンドはBooker T. & The MG'sという垂涎のラインナップです。
 中身はスタックスの歌姫Carla Thomasからスタート。ブルース・クラシック「I Got My Mojo Working」をリズムの効いたソウル仕立てにして軽快に飛ばします。スプリームス風の「Let Me Be Good To You」を挟んで、前半のハイライトといえる名バラード「Gee Whiz」が登場。これは何度聴いても全身ぶるっときます。可憐なカーラ嬢の声が、パリの聴衆に響き渡ります。次がスタックスの名遊撃手って感じのEddi Floydお馴染みの1stアルバムから18番「Raise Your Hand」、「Somethig You Got」、「But It's Alright」とスタックスの空気感が満喫できるミディアム・テンポのリズム・ナンバーを立て続けに収録。スティーヴ・クロッパーやドナルド・ダック・ダン&アル・ジャクソンのタイトな演奏も聴きモノです。そしてあまりの盛り上がりに、オーティスも前にパフォーマンスされるのを嫌がったというダブル・ダイナマイトSam & Daveの3曲。こちらも、サム・クックの「Soothe Me」から「You Don't Know Like I Know」、「You Got Me Hummin'」と代表作と言っていい曲の連打で会場を沸かせます。やはりデイヴ・プレイターの野太い声はカッコいいです。最後は勿論、ビッグOことOtis Redding。劇的な「Try A Little Tenderness」で終幕ですが、音からも風格が伝わるトリに相応しいパフォーマンスであったことが窺えます。最後の盛り上がりが出演者全員がステージに上がっているようでサム・ムーアやアーサー・コンレーの声も聞こえてきます。
「ミニ・ベストとしても楽しめる熱いライヴで、I-Tunesより安い1曲100円。買いです!」
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2012.11
08
The Show Must Go On



 アニーヴァーサリーにかこつけて、自分も仕事では老舗インポート・ブランドのイベントを結構やりまくってますが、エンド・ユーザーが喜ぶ企画がポンポン出てシーンが活性化するのは大歓迎です。アトランティックも50年、60年と何かしら周年企画があった中、今回の65周年はとりわけ凄い。日本・海外でも過去の名カタログが今迄になく入手しやすい状況になってますが、サザン・ソウルにシンパシーを感じるなら四の五の言わずに買おてまえ!と声を大にして言いたいのが、英ワーナーがリリースした“アトランティック・ソウル・レジェンズ”。20枚がポーンと箱に放りこんであるブツで、1枚あたり300円しない破格。こんなもんいつでも買えるわいって超定番から初CD化までランダムにチョイスされててソウル好きには持ってて損は無いブツとなってます。
 その中で、目玉と言えるのがアラバマの偉人、サム・ディーズのアトランティック作。以前から編集盤でパラパラ出てましたが、この形でのお目見えは配信以外では初。70年代ソウルにおいて、近鉄・仰木監督なみに絶大なる信頼がある黒幕的存在で、多くの名シンガーに名曲を送り込んできた人です。そして自らが打席に立っても、深みのある塩辛ヴォイスで素晴らしきディープ・ソウルを聴かせてくれます。それを如実に表したのが本作。以前、泣きの大傑作スロウ「Just Out Of My Reach」を聴いたときから、本作はマストやとずっと思ってました。この曲に限らずスロウは絶品で、フィリーのコーラス・グループが歌ってもハマりそうな「Worn Out Broken Heart」、最後に収められた「So Tired Up」と何れもが高水準。「What's It Gonna Be」なんかのリズムを効かせた曲もグレイトで、Hiの初期っぽい泥臭さで迫る「Claim Jumpin'」ではオーティス・クレイを彷彿させるディープな雄叫びも存分に拝めます。一方、70年代を感じるモダンでメロウな曲調も多く、ニューソウルの香りプンプンの「Child of the Streets」、メロウなタイトル曲「The Show Must Go On」や、軽快なタイロン・ディヴィス調「Come Back Strong」や「Good Guys」も申し分無し。包み込ような優しいトーン、絶妙のタイミングでの狂おしいシャウトと、最高のハスキー・ヴォイスが全編響き渡ります。
「70年代屈指のソングライターが放った数少ないアルバム。五臓六腑に染みわたる名作!」
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2012.11
05
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 いろいろ再発されていくなかで、無視されてるのか、権利関係がややこしいのか、全然まともな形で出ないアトランティック・ダイヤルの大御所ジョー・テックスの名盤の数々。オーティスやJ.B.と同じくらいカッコええソウルを体現していて、ヒット曲もたくさんあるのに摩訶不思議です。独特で魅力的なハスキー・ヴォイスでのプリーチ・スタイルで畳みかける劇的なスロウに、ノリの良いリズム・ナンバーとバランスも抜群。60年代後半のアトランティック期はマジでどれも聴き応えあり。その中でも、拠点にしていたナッシュビルで大方の曲が録られた傑作アルバムがコレ。マイナーなアルバムもリイシュー真っ盛りですが、超定番としていつもカタログ化されてないとおかしいくらいの激名盤です。
 一発目はロウ・ビートのアーシーなダンス・トラック「Papa Was Too」で、ロウエル・フルソンの“Tramp”やピケットの“Soul Dance Number Three”とも双璧のクールなビート。ヒップ・ホップ世代にもサンプルされまくりでした。3曲目には前半のハイライト「A Woman Sees A Hard Time」が登場。サザン・ソウル・スタイルの絶妙スロウで、ジョーのコクのある歌唱に加え、ロードも共にしてたと思われるバック・バンドの面々も味わい深い演奏で最高です。ツイスト時代のサム・クックにも通じるノリノリの「Lying’s Just A Habit John」で軽快に前半終了の後は、本作最大の聴きどころミディアム~スロウ3連発で昇天タイムです。タイトル曲「I've Got To Do A Little Bit Better」、熱いプリーチも炸裂する「The Truest Woman In The World」、ベトナム戦争に行き離れた二人を歌った「I Believe I’m Gonna Make It」と何れも甲乙つけ難い名演。続くソロモン・バークにも負けない雄大さの「Got You On My Mind」を経て、強烈ジャンプ・ナンバー「S.Y.S.L.J.F.M. (The Letter Song)」で締め。代表作と言って差し支えない、傑作で溢れかえってます!
「ほんまにエエ曲の多い人。J.B.やボビー・ウーマックとかと双璧の名シンガー!」
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2012.11
01
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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“あぁ、ほんまに逝ってもうたんや”、桑名のマサ兄ぃが御堂筋を駆け抜け天国へ。地元、関西だけでなくロック界の兄貴分として圧倒的な存在感を誇っていた桑名正博。夏に倒れられて3ヶ月、周囲の応援に支えられひょっとしたら・・と思ってましたが力尽きジョー山中やジョニー吉長、安岡力也らの仲間のところへ。以前ライヴに出していただいた時、楽屋で「桑名さんの、スウィートホーム大阪。なかなか無いんで探して買ったんですよぉ」とお声掛けすると、「ほんまぁ、売ってへんのんかぁ」、「まぁ自分らも、蕎麦食べや」と気さくに会話させていただいたのが20数年前。緊張感をほぐしてくれた気さくな優しさは忘れません。ここ最近の寂しいニュースが多い中、またもや追悼の記事となったのは遺憾ですが、ここは昔レコードで買ったデビュー作で桑名さんを偲びます。
 73年のデビュー作。泥臭いサウンドとちょっとユーモアも含んだ、日本のフェイセズといっていいくらい当時としては粋なサウンドです。“夜の海”や“月のあかり”といったスロウもシビれますが、真骨頂であるR&Rはやはり絶品。豪快な「魔法の気体」から、間髪いれずにファンキーなロック「退屈はあぶくになって」と流れるオープニングが実にカッコいい流れ。他にも「僕もそのうち」や「無意味な世界」なんかの荒々しいロックンロールや、スワンプ・ロックの香りプンプンの「午後一時ちょっとすぎ」に「冷たい女に捧げる」と熱い桑名節がすでにガンガン聴けます。ボートラで収められた、裕也さん主催のロックンロール・カーニバルからのライヴ録音「彼女は待っている~ロックンロール・メドレー」は圧巻で、日本人離れした桑名さんの歌が冴えまくり。そして関西弁ロックの金字塔「スウィートホーム大阪」。ドライヴするギターに、最高のソウルフルなヴォーカルで迫るブギーR&Rは絶品。関西ルーツの人でないとこなせない“おっさん、ここが通天閣だっせ、まあ一杯やりまひょや”といったフレーズは何度聴いてもシビれます。もんたよしのり氏のライヴに飛び入りしオーラスでコノ曲を歌って大盛上がりだったチキンジョージの夜を思い出します。そして“大阪もこれが見収めや、わいはもう帰りまへん”という歌詞が本当に旅立った今、染みてきます。
「バラードもロックンロールも見事に自分色に染めて歌いあげたカッコええ兄貴。熱い歌をありがとう。」
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