FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

カテゴリ
Funk (88)
Jive (2)
検索フォーム
Profile

ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
月別アーカイブ
01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06 
カレンダー(月別)
06 ≪│2012/07│≫ 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
RSSフィード
リンク
最近のコメント
FC2
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2012.07
29
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
helpp.jpg



  いよいよスタートしたロンドン・オリンピックで、開幕式のトリに登場したサー・ポール・マッカートニー。もう70歳ってことで、久々にTVで拝見すると多少なりとも老人顔になってきましたが、スムーズな歌声に口パクを拒否した姿勢は流石でした。平成生まれの人では、今やビッグネームの愛娘デザイナー、ステラ・マッカートニー(←クロエでも活躍!)しか知らんって人も多いですが、やはりここはビートルズとしてロックを世界中に知らしめた革命者。やはり五輪に相応しい歌声は三波春夫(←古い)か、大御所中の大御所ポールです。
 敬意を表してエントリーは、もはや全作がクラシック化しているビートルズ。65年の5作目となるHELP!は世界一カヴァーされギネスにも載ったポールのモンスター曲「Yesterday」収録作として、あまりにも有名。下世話な話ですが、この曲の著作権だけで天文学的収入です。実質ソロ曲ながら、スタンダードとなる美メロ、センスある指弾きのアコギ、弦アレンジでポールを音楽家として世界が認めたのは歴史が認める事実です。トラッド調の「I've Just Seen A Face」でも器用さを披露ですが、個人的興味はバンドとして円熟期に入ってきたロックン・ロールな音。ポールらしさ満開のR&R「Another Girl」なんかのキャッチーな音はやっぱ格別です。ここではポールがギターも弾いていて、これがまた上手い。そして光るのが相棒ジョンの大活躍。何回もリピートして聴いたラリー・ウィリアムスのビートルズ最後のカヴァー曲「Dizzy Miss Lizzy」は凄まじき絶叫Voで、リンゴの鳴りっぱなしシンバルもグレイト。筋金入りのロックン・ローラーは避けて通れない激傑作。最初、スロウだったというタイトル曲「Help!」も、後にクルセイダーズWithティナ・ターナーやサウス・トゥ・サウスの傑作スロウ・バラード・カヴァーを生み出した名作。そしてクールなリズムが光るNo.1ヒット「Ticket To Ride」も大人気曲。イントロの12弦ギターからシビれます。カーペンターズ・カヴァーも有名ですが、永ちゃんのキャロルなんかへの後のビート・バンドへも影響力も計り知れず。またモータウン風コーラスも素晴らしい「You're Going To Lose That Girl」、ジョージのカントリー・ギターも素晴らしい「Act Naturally」、ボブ・ディランからの影響もあった言われる「You've Got To Hide Your Love Away」など聴きどころ多数。
「音楽的な幅も広がりを見せ始めた頃のビートルズ。驚異の才能がスパーク!」
::more
2012.07
27
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
small faces an Small faces



 男女共に最高のスタートを切ったロンドン五輪の日本サッカー!ここは60'sロンドンでGOALを決めまくってたスモール・フェイセズです。60年代、R&B影響下のU.K.シーンはシャープでイカしたバンドが多い中、ザ・フーと共にモッズを代表した4人組。60年代のDeccaといえばストーンズですが、この人等も忘れちゃいけない存在です。シンプルで黒いビートに、ちょっとやそっとじゃ真似できない激ソウルフルなスティーヴ・マリオットの声が乗っかる構図は格別! グループの核だったスティーヴ・マリオットが抜けた後は、メンバー3人はそのままながら別バンドと言っていロッド&ロン擁するフェイセズに発展したのは言わずもがな。ルーズなノリの70'sフェイセズも最高ですが、ポール・ウェラーの源流と言っていいシャープなスタイルもシビれます。ストーンズR&B時代やらとごちゃ混ぜにしてカーステ用カセットで、よく聴いてました。
 さてスモール・フェイセズの最もソリッドだったDecca時代の全貌を収めた本作。持ってたけど誰かに貸して分からんようになった1stアルバムも丸ごと入ってるので重宝してます。1stの冒頭を飾ったロニー・レインの生涯最もワイルドなVoが聴けるサム・クック・カヴァー「Shake」が疾走感抜群で最高。自分のバンドで演った時も、サム・クック版は再現が難しいので本テイクを参考にしたりなんかしました。他もカヴァーはセンス抜群で、ビートルズも演ってたミラクルズ「You've Really Got A Hold On Me」、マーヴィン・ゲイ「Baby Don't You Do It」、ドン・コヴェイTake This Hurt Off Me」と演ってます。やはりストーンズやビートルズ、フーなど然りですが、本場モンR&Bをカッコよく決めてるのが渋いです。またシングル・ヒットで聴き逃せないのが、ソロモン・バーク“Everybody Needs Somebody to Love”を下敷きにしたデビュー・ヒット「What'cha Gonna Do About It」、出世作となったキャッチーなメロの大ヒット「Sha-La-La-La-Lee」、最高傑作とも思えるNo.1ヒット「All Or Nothing」なんかで切れ味最高で文句無し。1stに入ってたザ・フーにも負けないパンキッシュな「Come On Children」、モータウン調ながら激ソリッドな「You Better Believe It」、ツェッペリンの“胸いっぱいの愛を”はコレやったんかと分かる「You Need Loving」と、すでにハンブル・パイみたいな血管ブチ切れVoもナイス。他ではロッド・スチュワートも2ndで演ってた「My Way Of Giving」や、デル・シャノンの「Runaway」なんかもエエ感じ。インストではイアン・マクレガンのグルーヴィーなオルガンが暴れまくる「Grow Your Own」や「Almost Grown」など必聴。
「スウィンギン・ロンドンを体現した4人組。音もファッションもクールに決めてます!」
::more
2012.07
23
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
single3.jpg 3277546572_023788c00e_z_20120310014519.jpg rolling-stones_honky-tonk-w_20120310014620.jpg

 地球上で億の単位で推定される「Jumpin' Jack Flash」を聴いてしまってロックにハマってしまった人。この史上最強のリフに価値観まで変わってしまった人もワンサカおることでしょう。なんせストーンズが現在に至るまでのパブリック・イメージを決定づけた激傑作曲で、ライヴでも定番です。他の人のカヴァーまで含めると数多の録音が存在しますが、個人的に最強やと思ってるのがシングルとして発表されたスタジオ・ヴァージョン。ブライアン・ジョーンズ最後期の姿が見えるビデオクリップも最高で、レココレのベストソングスでも見事No.1です!もし宇宙人が来襲してロックってなんやねんって聴いてきたら、コレですねんっと明快に答えてくれるのが、コノ曲。でも、コノ曲が入ったアルバム紹介となると実はベストしかありません。ステッキー・フィンガーズで自身のレーベルを立ち上げるまでは、ずっとシングル・オンリー曲が存在していて、「Jumpin' Jack Flash」の他に、キースの手ぶらイントロでお馴染のスワンプ傑作「Honky Tonk Women」のような金字塔的作品もその部類。前者は68年“Beggars Banquet”、後者は69年“Let It Bleed”の頃で、それらにボートラでブチ込んでもええような曲ですが、アホほど聴いてるオリジナル・アルバムに入っても今さら違和感もあるのが実情。“Through the Past Darkly”なんかのベストで聴くのが定石ですが、何の形にせよマストに間違いない2曲。(←こらっabcko! ビートルズのようにちゃんと整理せいっ!)60年代中盤以降、試行錯誤を重ねて辿り着いたのが、強靭にシェイプアップしたこのサウンドです。
 さて、バンドのアイデンティティを確立した60年代後半のシングル集。先の2曲の他、シングル・オンリーの「Child Of The Moon」も聴けます。“Jumpin' Jack”のカップリング曲で、サイケな雰囲気だった“Their Satanic Majesties Request”の延長戦上にあるような曲。これも“Beggars Banquet”の頃ながら何かの編集盤で聴かなあかんかった曲です。70年代のシングルで何故かabckoも権利を持ってる「Brown Sugar」に「Wild Hoses」まで入ってます。他には意外と侮れない寄せ集め未発表曲集として出た“Metamorphosis”からも「I Don't Know Why」、「Try A Little Harder」、「Out Of Time」、「Jiving Sister Fanny 」に、65年US盤“Now!”の「Surprise, Surprise」なんかも収録。わざわざコレで聴く必要ないですが。。オマケながら「Sympathy For The Devil」も90年代のNeptunesのRemix含め4ヴァージョンも聴けます。
「いよいよ半世紀君臨するバンドに!さぁジジイの意地、見せたってくれ~」
::more
2012.07
20
royalking.jpg

 ロイヤル・グルーヴ。なんとも格調高い題名やないですか。とにかくタイトルに何たらファンクとか、何たらグルーヴとかついてるだけで体がピクっと反応してしまう私。しかもスーパー・ファンク・シリーズとか数々のレア・グルーヴ・コンパイルで顧客の信頼を勝ち取ってきたBGP編纂。これは素通りするワケにはいきません。ファンク重病患者には一定の処方箋になり得るナイスな編集盤の登場に、またもや歓喜です。
 さてこのKingレーベル。好きモンのかたは御存知の通り、あのJ.B.が71年Super Badまで籍を置いた重要レーベルです。60年代以降は売上シェアの大半がJ.B.でもってるようなレーベルでしたが、他のも聴きなはれっていうことでコレです。勇ましいグルーヴを持つKastleの「Getting Down」でスタート。アーシーなオルガンが光ります。しかし実際よっしゃ!となるのがKay Robinsonなる70年「The Lord Will Make A Way Somehow」。コノ感覚、もしやと思って見てみるとやはりJ.B.制作。とぐろを巻くグルーヴがビシャリ決まっていて大満足です。またマーヴァ・ホイットニー彷彿のElaine Armstrongの68年「Sad But True」や、後にJ.B.のレビューでも活躍するマーサ・ハイがいたThe Brownnettesの「Baby, Don't You Know」も御大のマナーに沿った優秀ファンク。腰にくるグルーヴ2曲「Shoe Shine」、「Peter Rabbit」が収められたインディアナ出身のThe Presidentsや、切れ味抜群のホーンがたまらんFrank Howard & The Continentals「Do What You Wanna Do」も聴き応えあります。J.B.の専属ヘアメイクをしていた小学校からの友人というLeon Austinは御大名義のインスト作“Nose Job”に歌をつけた「Steal Away」が収録。これもカッコいいです。レディ・ソウルではConnie Austinの68年作「Ball Of Fire」がゆったりしたグルーヴでたまらん出来。また、50年台から同レーベルのスターHank Ballardがザ・タップスと組んだ「Unwind Yourself」、ハモンド・オルガンのBill Doggett「Wet And Satisfied」などJ.B.の先輩格も登場。中には50年台アトランティックで大スターだったThe Coastersの72年録音「Cool Jerk」なんてのもあり。J.B.がKingを離れた70年代は迷走気味ですが、ニューオリンズのマエストロ、ウォーデル・ケザーク絡みのBonnie & Sheila「You Keep Me Hanging On」、モダンな70'sソウルGloria Edwards「Keep Up With My Man」などはかなり秀逸。最後はレーベル末期のロウ・ファンクWilly Wileyの「Push And Shove」。塩辛声が渋いもののレーベル再浮上とはならなかった模様。
「やはりR&B時代の名門KING。レーベル名に負けない力強い名演がズラリ!」
::more
2012.07
17
Category : Vocal Groups
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
presidents2.jpg



 暑くなってくると心地ええのがファルセット・ヴォイス。エアコン我慢でビールにファルセットってのはなかなか地球に優しいかもしれません。アースのフィリップ・ベイリーに、エディ・ケンドリック、タイ・ハンター、プリンス殿下と気持ち良く突き抜けるハイ・トーンにはたまらんもんがありますが、ヴァン・マッコイ制作のこの3人組スウィート・ソウルも絶品。近年1曲追加してCD化&配信開始ってことでソウル秘境もすっかり開発が進み誰でも手が伸ばせるようになりました。素晴らしい事です。
 ポップでとっつきやすい曲調が多く、いいアルバムです。代表作となる名スロウ「5-10-15-20 (25-30 Years Of Love)」はヒットした代表曲。正直、この曲しか知りませんでしたが、やはりノーザンからスウィートの中間をゆく絶妙な味わいは美味というしかありません。琴線を刺激するメロディに加え、バックのアレンジも秀逸。ドラマティックな展開を助長するセンス良いリズム隊も注目です。全体としてもグループ・ソウルのお手本的な作品集で、充実した内容。次なる軽やかダンサー「Sweet Magic」や、粋な弦アレンジも光る「For You」もモータウンの影響も感じる佳作で心地良い展開。力んだ感じアレンジが鼻につくアップ「Fiddle De De」なんかはちょっと敬遠しちゃいますが、フィリー・ソウル風の「Why Are You So Good To Me」は平凡ながら充分に及第点。また甘茶ファン悶絶の「This Is My Dream World」はファルセット・ヴォイス大活躍の美メロスロウです。そして聴きモノなのがポップな「Triangle of Love」から、躍動感あるテナーヴォイスがカッコいい「Girl You Cheated On Me」の流れ。特に前者はタイトル曲と並んでキャッチーなメロディと共にグループ・ソウルの良さを満喫できます。「How Can You Say You're Leavin'」や「It's All Over」も一聴すると何てことない曲ながら、グッとくる裏声コーラスとセンス良いアレンジで気持ち良く聴けます。終盤のアップ「I'm Still Dancing」なんか今となってはベタすぎる感ありありですが、落ち着いた雰囲気でのスロウ「Gotta Keep Movin'」は地味ながら聴かせます。CDでオマケ収録の「The Sweetest Thing This Side Of Heaven」はプロデューサーのヴァン・マッコイが手掛けてたChris Bartleyなるシンガーの曲で耳馴染みの良いイイ曲。
「洗練されすぎず、イナたい雰囲気も味わい深いスウィート・ソウル。甘さの中にもコシがあります!」
::more
2012.07
13
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
T dome

 沸きに沸いたローリング・ストーンズ初来日となった1990年。過去の前科問題なんかから日本の土を踏むことは無いとまで言われていただけに、日本中が狂喜したもんでした。TVからは公演に協賛してたポカリスウェットのCM(曲は本ツアーでも演った新曲「Rock And A Hard Place」使用)にストーンズが登場し、一般雑誌とかでも大々的に取り上げられるなど、まぁ盛り上がりました。マスコミも最初で最後とか煽るもんやから、当時住んでた神戸から唯一開催地だった東京ドームまで、2公演躊躇することなく参戦です。しかも一時的にミックとキースの不仲から解散説も流れてた後の新作発表→世界ツアーって展開だっただけにタイミングもバッチリでございました。この後さらに4回も来日するなど夢にも思いませんでしたが、この時は寸前までキースが本当に入国できるのか?などヒヤヒヤしたもんです。ポイントとしては5人メンバーとしては現時点で最初で最後だったってこと。そう思うと2回見たのも値打ちがあるってもんです。地味だとか言われつつもビル・ワイマンのどんくさいベースってのは、ストーンズに欠かせんモンやったと今でも思いますから。
 そんな懐かしい初来日公演の23曲がストーンズ・アーカイヴ・シリーズの第4弾として登場。熱い記憶が蘇ります。例によって昼飯より安い7$なので記念写真的に気軽に購入。オープニング・ナンバーとして興奮高まる中、ドームに鳴り響いたのは「Start Me Up」。感動の瞬間でした!メンバーが目の前で動いてるんですから!(←当たりまえ) 途中、サービス精神旺盛なミックの日本語MCも随所で聴けるのも嬉しいところ。『ワタシタチハ、ニホンニク~ルノヲ、ナンドモマチマシタ』や『マーダマダ、ツヅークョ』とか。個人的には「Tumbling Dice」や「Gimme Shelter」が生で見れ半泣きでした。やっぱ“Steel Wheels”からの曲が特徴的なライヴで、なぜかイントロがギターから鍵盤に変更された「Sad Sad Sad」、もろストーンズ節炸裂だった「Mixed Emotions」、キースの“フーッハーッ”と渾身の叫びが聴ける「Can't Be Seen」なんかは本ツアーの象徴的な曲。60's名曲「Ruby Tuesday」やデジタル仕様で再現の「2000 Light Years From Home」など意表を突く選曲もあって古くからのファンもニンマリ。バンド紹介後、後半の「It's Only Rock 'n Roll」から始まる定番4曲は大盛り上がり。最後の「Jumping Jack Flash」まで、最高の定食を食わせてくれました。なおサポート・メンバーは89年以降、現在に至るまでお馴染のメンバー。まだイアン・スチュワートがいたシンプル編成だった82年のヨーロッパ・ツアーから一新、ゴージャスな編成へ。古参のボビー・キーズ(Sax)、82年からのチャック・リーヴェル(Key)を除いて、あとは初参加の面々。リサ・フィッシャー、シンディ・マイゼル、バナード・ファーラー(vo)にマット・クリフォード(key)ですが、こっからサイボーグ・ストーンズの始まりって感もありです。
「今思うとまだまだ若かったストーンズ。来てくれて、ありがとーっ!」
::more
2012.07
10
Category : 90's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Brian McKnight



 R.ケリーやなんかと同じ92年同期デビューのブライアン・マックナイト。会社や学生みたいに同期愛みたいなもんはあるのでしょうか。まぁどうでもええのですが、自分にとってはガイやR.ケリーの音に洗礼を受け俄然新しいR&Bに興味が向いてきた頃、ストリート臭がした当時の若手からしたら、やたら上品な香りのする人でした。歌い方も繊細なスティーヴィー・ワンダー系って感じ。TVで見たアポロ劇場のアニヴァーサリーイベントでアル・グリーンやテディ・ペンダーグラス等の大物と一緒に登場し、堂々たる歌唱を披露のが興味のきっかけ。程なくして聴いた本作はまさに正統派R&Bシンガーって感じでした。兄貴のテイク6・クロウド・マックナイト譲りもあってか丁寧に歌い込むスタイルは好感度高しです。
 さて23才の時に発表したデビュー作。自分と全く同い歳ってこともあって何かしら贔屓したくなる1枚でした。全編、自らの手でプロデュースし、殆どの曲作りも自作っていう才能を見せつけてくれます。キース・スウェット大先生ほど毒気はありませんが音楽に対する真摯な姿勢がヒシヒシ伝わります。冒頭のダンサブルな「Yours」や「Goodbye My Love」はNJS以降のクールなハネ感がスタイリッシュでたまりません。ミッドナイト・グルーヴといった趣きのシングル曲「The Way Love Goes」や「Love Me, Hold Me」もスマートに決めてくれます。多重録音コーラスも気持ち良く決まるスロウ・グルーヴ「After The Love」や、アイズレーズみたいな「Stay The Night」なんかはムチャクチャ歌の上手さを実感できます。そして最高なのが美しいバラード「One Last Cry」で、恋に破れた男の哀愁を切々と歌いあげます。「Never Felt This Way」あたりもピアノをバックにブライアンの上手さがクッキリ浮かび上がる佳作。テイク6参加の「Is The Feeling Gone」ではジャジーに決めてくれます。また終盤で秀逸なのがホール&オーツの大ヒット・カヴァー「I Can't Go For That」で、ダリル・ホールそっくりのVoには少々驚きでしたがラップもフィーチャーしてダンサブルなグルーヴを構築。ここではキッパー・ジョーンズも参加です。最後は兄貴クロウドと多重録音によるアカペラ・メロウ「My Player」で粋な締め。
「今もナイスな中年シンガーとして活躍のブライアン。最初からレベル高すぎっ!」
::more
2012.07
07
Category : 10's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
rke.jpg



なんやかんやで20年程、メジャーシーンで生き抜いてきたR.ケリーの17作目。バリバリのニュージャック・スウィングで登場(←模倣にしてはカッコよかった)して、アイズレー・マナーでエロR&Bを確立。ロナルド師匠の再浮上をサポートしたり、ステッパーズにも対応して時代にも敏感なのが偉いとこ。そして今やってるのはオールド・ソウル回帰。なんでも器用にこなす人ですが、ココ最近の好調ぶりは目を見張ります。
 そんな事でコノ新作。まず聴こえてくるのはテディ・ペンのいた頃のブルー・ノーツみたいな音。フィリー調のグレイト・ダンサー「Love Is」でいきなり万歳三唱です。続くシングル曲「Feelin' Single」では、ビル・ウィザードのあの調べが登場。名曲“Lovely Day”をアップ・テンポにR.ケリー流に仕立て上げていて、これも燃えます。3曲目「Lady Sunday」なんかはスピナーズ“I'll Be Around”2012年度版ってな具合。ん~、たまらん。ちゃんと売れるのか心配になるくらい'70s ソウル趣味爆裂で突進です。生音演奏が心地良い「When A Man Lies」、多重録音コーラスが激カッコええ「Clipped Wings」、スティーヴィーの全盛期彷彿の「Believe That It's So」と、どこまでオッサンを喜ばしたら気が済むねんってくらい最高の展開。中盤はスモーキーのミラクルズを意識したような「Fool For You」、レイ・チャールズ調「All Arounds On Me」とさらに先輩をリスペクト。曲もエエもんやから“単なるモノマネやんけ”とはなりません。「Green Light」なんか、いっそのことR.アイズレーが御本人登場てな感じで乱入してもおかしくない曲調。また「Party Jumpin’」ではデトロイト・モータウン風のダンス・ナンバーも披露。古いレコード並べて、楽しんでレコーディングしたような風景が見えてきそうです。1stシングル「Share My Love」では、これから世界に最も必要なテーマをお得意のシカゴ・ステッパーズに乗せて歌っててコチラも高得点。本来のアポロ劇場ジャケ盤はココで終わりですが、ブルーノート風ジャケのDX盤はまだトドメを刺しにきます。マイケルを意識したとしか思えない「Beautiful In This Mirror」、マーヴィンの“Distant Lover”ケリー版と言っていい「One Step Closer」で締めるという憎すぎる延長戦です。同じノスタルジックな音でもラファエルより格段にスマートに仕上げてます。
「笑点なら座布団10枚の快作。本人の個性も強いのが吉と出て、モノマネ大会になってないのが◎です!」
::more
2012.07
05
slaughthe.jpg

  色んな交渉事に対峙し、揉め事が増えてくると段々とハード・ボイルドな気分になってきます。実際、仕事中も“もう、あそことは全面戦争や”とか、“ウチから出入り禁止や”とか喚いて何気に興奮したりしてますが、そういったハードボイルドな気分を盛り上げるのにピッタリなのがブラック・シネマ・サントラ系の男臭くファンキーな音。そりゃ70年代は美味しい音ウジャウジャで、カーティス・メイフィールド、アイザック・ヘイズ、ウィリー・ハッチ、ボビー・ウォーマック、マーヴィン・ゲイなど大御所も挙って名作サントラを世に送り出していて、御大ジェイムス・ブラウンも2枚のブラック・ムーヴィーでサントラを制作。わがままな某外資との議事録を制作するときにも、聴いてると気分が盛り上がります。
 まず緊張感溢れるストリングス&ホーンに気分が高揚する「Slaughter Theme」で戦闘体制ばっちり。御大の武骨なファンク魂もメラメラ燃え上がります。眉間にしわ寄せて聴くとさらに効果的です。疾走感溢れるシャフトみたいなインスト「Tryin' To Get Over」、インナーシティブルースみたいな雰囲気の中でフレッドの手癖フレーズ炸裂トロンボーンも冴える「Transmograpfication」あたり前半の黒くうねる演奏は渋いの一語。雰囲気ばっちりです。御大は冒頭のテーマ曲始め、まさしくハードボイルドな「Brother Rapp」、珍しくバンドと共にスローブルースをキメる「Big Strong」、ヒット曲“Money Won't Change You”の改作「Sexy, Sexy, Sexy」など5曲で力強いヴォーカルを披露してますが、ファンク視点でいくと間違いなく1等賞なのが「People Get Up And Drive Your Funky Soul」。重厚なホーンで惹きつけるイントロからクールなワン・グルーヴで押し通すお得意スタイルで、これぞJ.B.ファンクど真ん中って感じです。また歌姫Lyn Collinsが歌い上げるスロウで語りも素晴らしい「How Long Can I Keep It Up」も本作のハイライトのひとつ。ゲスト参戦のDavid T.Walkerのメロウ・ギターも注目です。The J.B.'sの代表曲“Gimme Some More”の別ヴァージョンで、御大のオルガンもブイブイ鳴る「Happy For The Poor」なんかもタイトで実にええ感じ。他は映画音楽っぽくて、ラテン・フレイヴァたっぷりの「Really, Really, Really」、想像力を高めんとイス取りゲームのテーマに聴こえる「To My Brother」、ブルース進行で御大のオルガンも聴ける「King Slaughter」、軽快にポップなインスト「Straight Ahead」とモロに映画音楽って感じのもフレッド・ウェズレイがバンマスのJ.B'sが演奏してます。この辺はサントラっぽいです。
「ワシも映画音楽なんぞ朝飯前やと言わんばかりの力作。絶頂期のバンドと共にいい音、出してます!」
::more
2012.07
03
atlantic.png



 アトランティックくらいの名門レーベルとなると著名なレディ・ソウルが多く、美味しいところはだいたい頂戴しましたっ、ごっつぁん!って感じでしたが、もっと美味しいトコありますよと女将が差し出したようなのがコレ。カニの甲羅の奥に詰まってる味噌が美味しいのと同じように、ほじくったらこんなに美味しいのが出てきましたって感じ。これはしっかり味わわなければなりません。60年代~70年代前半のソウル黄金期のカニ味噌集です。
 まず登場が女王Aretha Franklinによるシナトラの「My Way」。いかにも余りモンっぽい遊びのスタンダードかと思いきや、凄まじいアレサ仕様のゴスペル・ソウル。まずココで感動の万歳三唱間違い無しです。(もっと堪能したい人はコチラでアレンジ違いあり) そして優秀なアル・グリーン・カヴァーで名高いMargie Joseph。ここで聴けるのはテンプスの「It's Growing」の未発表で、ゆったりカヴァー。また子供の頃は“やかましいだけのオバハン”と思ってたパティ・ラベルの若き日の録音がまた絶品。それがPatti LaBelle & The Blue Belles「(1-2-3-4-5-6-7) Count The Days」。ボーっと聴いてたら失禁してしまうほどの胸キュンスロウでこれは大収穫。スワンプドッグことJerry Williams Jrのプロデューサーとしての初期仕事らしく、コノ人の株もさらに上昇です。またDee Dee SharpのAtco時代「My Best Friend's Man」も味わい深いスロウ。後のフィリー録音、同様に素晴らしき内容です。中盤も、ディオンヌ・ワーウィックの妹Dee Dee WarwickのAtco録音の未発表でフォンテラ・バス・カヴァー「Rescue Me」、Baby Washingtonの秀逸なモータウン・カヴァー「What Becomes Of The Brokenhearted」、どの時代もハズレ無しのIrma Thomasの涙腺直撃バラード「Full Time Woman」と聴き逃せない秀作の嵐。そしてアーマ・トーマス「Cheater Man」のEsther Phillips版や、アン・ヴォーグでお馴染「What A Man」の元歌のLaura Lee版もバシッと収録。後半の聴きモノ未発表はThe Sweet Inspirations「Ain't Nothing Gonna Change Me」で女声コーラスの素晴らしさを満喫。Bettye Swannの70年代「I Ain't That Easy To Lose」も意外といけます。こんな感じで、Doris Troy、Mary Wells、Judy Clay、Jackie Mooreと続々登場ですが、最後を締めるのはBarbara Lewisの「Thankful For What I Got」。大御所の68年作品で小粋に締めてくれます。さすがメジャーの底力。
「ディープなソウルファン以外にもお薦めの上質掘り出しモン。素晴らしきレディ・ソウル・ワールド!」
::more
2012.07
01
candi w



 とうとう会えました。キャンディ・ステイトン! 初来日、六本木ビルボードに堂々の登場です。自分の中ではローラ・リーやグラディス・ナイトと同格の、最高級レディ・ソウル。Vividレコードで出てたFame録音に出会って感銘を受け「日本に来たら絶対見るぞっ」と思い続けて22年。やっと来てくれました。フェイム~ワーナー時代から80年代の曲も織り交ぜ、丁寧なステージング。77年のカヴァー“Listen To The Music”(←ドゥービーズのあの名曲)でグルーヴィーにスタートした途端、観客もヒートアップです。会場にはピーター・バラカン氏もいましたが、この日を待ち続けたファンも多かったと思います。全盛期の声からは声量は落ちたものの、あのハスキー・ヴォイスは健在。見といて良かったです。
 てなことでキャンディの70年代中後期ワーナーでのベスト。あまりにもディープ・ソウルとして完璧すぎたフェイム期の後なので、やや霞みがちながら商業的にも成功を収めた時代です。ディスコ系のアプローチもありますが全然悪くありません。とはいえ、最初の頃はリック・ホール絡みのマッスル・ショールズ録音。フェンダー・ローズに導かれ情感込めて歌われる74年「Here I Am Again」や「As Long As He Takes Care of Home」、「Six Nights and A Day」はサザン・ソウル・ファンも納得の内容。フィリップ・ミッチェル作のダイアナ・ロスみたいなスロウ「He's Making Love To You」もメチャええ感じです。以降は南部を離れ、デイヴ・クロフォードと組んだLAやNY録音。ポップ・チャートでも大ヒットした76年「Young Hearts Run Free」は秀逸なダンサー。ステージでも披露してくれて盛り上がりました。「Run To Me」や「Honest I Do Love You」なんかも同系統で、ここらのコンテンポラリーなキャンディも捨て難い味わいです。一方でスロウではボビー・ウォーマック作「One More Chance On Love」や、ルーツとなるゴスペル「Take My Hand, Precious Lord」なんかも残してます。79年ともなるとディスコ色が強くなりますが、「I Ain't Got Nowhere To Go」はファンクとしてもなかなか。フィリーでの80年「Halfway To Heaven」で魅せる都会的なミディアム・スロウも実に素晴らしい。
「よくぞ日本の土を踏んでくれました。まだまだ元気に頼んまっせ!」
::more