Stone Rollin' / Raphael Saadiq * 2011 Columbia

10's Male R&B
 ここまでやるか?っていうほど鮮明なオールド・ソウル回帰を見せた前作から2年経って発表されたトニーズのラファエル、ソロ作。前作がソウル黄金期の美味しいエキスをええ塩梅で抽出した優秀作品だったのですが、去年のコレはさらにフィールドを広げた問題作。モータウンあたりの60'sソウルの再構築にとどまらず、ロックや古いリズム&ブルースまで踏み込んだ作品が多く、相変わらずの器用さです。しかしながら、トニーズ時代か...

The Invisible Man's Band / The Invisible Man's Band * 1980 Island

Funk
 なんか意味深のちょいエロジャケがええ感じの、ディスコ系ファンクがお得意インヴィジブルマンズ・バンド(←舌、噛むわ!)。カーティス・メイフィールドの息がかかったキッズ・ファミリー・グループFive Stairstepsの進化形です。つまりジャクソン5の後のジャクソンズみたいなもん。ケニー・バークがソロになる前にやってたグループ。(のはず) 基本的には70年代後半のオハイオ・プレイヤーズとかコモドアーズの流れで充分聴...

Cheryl Lynn / Cheryl Lynn * 1978 Columbia

Groovy & Mellow
  ぱららら、ぱららら、ドン、ぱららら ジャジャ! 何やゆうてもコレです。Got To Be Real! ソウルファンならずともイントロだけでビビッと分かっちゃうインパクト絶大の初っぱな。完璧と言っていいディスコ・ソウルの金字塔で、マライア・キャリーの“Emotions”や、エターナルの“Power Of A Woman”、アルトン・マクレインの“It Must Be Love”など、コノ曲の流れにある傑作も数知れず。そして元祖スウェイ・ビートとなるコノ曲の...

The Original / 矢沢永吉 * 1990 EMI

J's Mainstream
   ちょっと前に出た本で“第四の消費”っていう三浦展氏の書いた面白い本がありましたが、80年代は総中流の名の下で経済成長し消費が成熟化したものの、実際は格差社会も同時進行したという鋭い指摘。誰もが都市的な生活様式を目指しブランド志向やバブル景気の中で繁栄したようでいて、貧富差も明確になった80年代。何かしら都会的な優雅さを疑似体験すらさせてくれた永ちゃんは流石でした。自身の著書“成り上がり”で記してたよ...

Tattoo You / The Rolling Stones * 1981 EMI

Rolling Stones
  朝から何にも食わずに定期検診。バリウム飲んで情けない格好でグルグル台の上で回って、マジ最悪の気分で一日仕事です。うさ晴らしに“ちょっとアルコールでうがいして帰ろうっ”と誘おうとするも、皆察知してかそそくさ帰っちゃっう始末。フテくされてスーパーに寄るとストーンズ・ベロマークのビールもどきを発見!コレは買うしかないっと束で買ってテンション上がりまくりです。やるやんけ、サントリーって感じ。今日はストー...

Wu-Tang Forever / Wu-Tang Clan * 1997 Loud

East Coast
 登場と同時にHip-Hopリスナーを圧倒した集団ウータン・クラン。日本でいうとスマップ並みに各々のキャラも立ったスーパー・グループで、ソロでもグループでも目が離せん存在です。今も金字塔として君臨する超傑作“Enter the Wu-Tang”で狂喜した後に出された2枚組大作がこの“Forever”。正直、1stのあのローファイな雰囲気を期待して接したので、やや実験的で散漫なトラックも含んだ本作は若干肩透かしの感が無きにしも非ずでした...

The Score / The Fugees * 1996 Ruffhouse

East Coast
 BMRサイトを見てたら税金滞納でモメてるってニュースが載ってて久々に思いだしたローリン・ヒル。90年代後半はソロ活動も軌道に乗ってる最中、ボブ・マーリーの息子ローアンと結婚し子供も6人儲けた立派なお母さん。数年前、不仲が噂されてた母屋フージーズの復活ニュースとかもありましたが、表立った音楽活動はめっきり少ない状況。ラッパーとしてもシンガーとしても超カッコいい存在だけに、ホントもったいない限りです。最初...

I Remember Me / Jennifer Hudson * 2011 Arista

10's Female R&B
 映画ドリーム・ガールズのエフィ役で世間の注目を一気に集めた“歌える”シンガー、ジェニファー・ハドソン。ソロ・デビュー後、家族が射殺されるという何とも痛ましい悲劇を経て出されたのが去年の2ndアルバム。何よりも驚いたのが、そのボディライン。ふくよかだったデビュー時から一転、スリム・ビューティー(△40kg!)になっての登場は音楽ファンの度肝を抜くことに。エフィの残像が強烈だったので、何回も目をこすりました。し...

A Penny For Your Thoughts / Willie Hobbs * 2012 Soulscape

Southern & Deep
 じっくり耳を傾けて浸りたいディープ・ソウル。Kentと双璧でソウル・ファン歓喜の仕事っぷりで定評のあるSoulscapeからエエのが出てまいりました。ナッシュビルを拠点に活動したレーベルでHi、Stax、Fameと同様に宝の山と言っていい“Sound Sage 7”に在籍していたシンガーのウィリー・ホブス。学生時代、このレーベルのオムニバスをLPを買って聴いて以来、気になっていたシンガーがようやく単独編集され、めでたく発売とあいなり...

Any Day Now / Chuck Jackson * 1963 Wand

60's Soul
  パスポート発想で躍進のTカード、ツタヤで偉業を成し遂げたCCCの増田社長。その賞賛すべき経営哲学は各界トップからリスペクトされ、囲い込み手法など普通の企業が考える発想を一蹴し真の顧客主義を実践です。先日、イベントの下見で代官山のレストランの帰り、その新業態ともいえる代官山ツタヤに行くと、なんと社長本人が。思わずお声掛けしちゃいました。(←カッコええおっちゃん) その店内は、落ち着いたカフェが併設さ...

しんぐるこれくしょん / 堺正章 * 2004 Columbia

J's Mainstream
 古いソウル系の音楽を聴いてると、この素晴らしい音楽を日本語で体現した人はおらんのか?って疑問が。そうすると必ずブチ当たるのが筒美京平先生。“真夏の出来事”や“たそがれマイ・ラヴ”に傑作“また逢う日まで”(R.I.P 尾崎紀世彦)といった和製ソウルは、皆この方の作品でスリー・ディグリーズの制作にまで絡んだ偉人。ここらはの曲は、現在のアレンジでも素晴らしいことはカヴァー・アルバムで実証済み。その筒美京平先生がモ...

Let Me Up (I've Had Enough) / Tom Petty & The Heartbreakers * 1987 MCA

Roots Rock
 1980年代半ばで10代も後半の頃、ストーンズも活動停止気味になり欲求不満でしたが、ちょっとその穴を埋めてくれたのがアメリカを代表するアーティスト、トム・ぺティ。すでに「Refugee」や「You Got Lucky」が自分の中ではお気に入り状態でしたが、この時期に微妙な雰囲気でヤバかったストーンズにエールを送るかの如くストーンズ調として光り輝いたのが「Jammin' Me」でした。もう問答無用のカッコ良さで充満されたR&Rです。こ...
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