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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
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2012.02
27
famestudiostory_h700.jpg

  今やPCでプロの音さえも作られ、ソフトさえ同じならば同じ音が世界の何処でも構築可能な現在ですが、アナログ全盛時は各土地で特徴あるスタジオとミュージシャンを抱え独特の音がありました。そんな時代、ソウル・ミュージックの聖地として知られたマッスル・ショールズのFame。リック・ホールのGoサインがなかなか出ず長らくお預け状態だったFame本体の音源に加え、アトランティックやチェス系アーティストの本スタジオ南部録音も加えた全貌を捉えた大特集盤が昨年やっと出ました。ソウル道入門の頃、エエ曲やと思ったら必ずブチ当たったのがフェイム録音。これは嬉しい!ディープ・ソウル好きには家宝となる傑作集です。
 中身はざっと3枚組、75曲。ちょっと半端な気持ちでは対峙できません。まずトップを飾るのがストーンズ・ファンにはお馴染の暖かスロウArthur Alexander「You Better Move On」。アラン・トゥーサン作のThe Del-Rays版「Fortune Teller」もあります。その中で1枚目のハイライトはBobby Moore & The Rhythm Aces「Searching For My Love」。田舎臭いですが何回聴いても泣かせてくれます。そしてJames & Bobby Purifyの大ヒット「I'm Your Puppet」もコノ地での録音。他もFameの看板Jimmy Hughes、ダイアルのJoe Texの大ヒットなど主要作はしっかり網羅。ライターとしても重要人物のDan Penn、Goldwaxの歌姫Barbara Perry、ノーザン・クラシックJames BarnettJoe Simonの初期作、涙腺直撃のバラードJames Gilrethなど無視できん名作が目白押しです。そしてWilson Pickettの代名詞にしてニューオリンズクラシック「Land Of 1000 Dances」で1枚目は締めです。
 2枚目はOtis Redding伝説のFameデモ録音「You Left The Water Running」でスタート。Atlantic勢が台頭で、Arthur ConleyAretha Franklinなど歴史的名演が次々録音です。本体からレンタル移籍だったClarence Carterの「Slip Away」デモ版や、Don Covayの「You Put Something On Me」もグレイト。そんな中でも卒倒クラスなのがアリサでお馴染「Do Right Woman, Do Right Man」のOtis Clay版で完璧の一語。続いて多くの録音をOEM的関係にあったChess勢の劇的な活躍も白眉。これぞサザンソウルど真ん中といった佇まいのKip Andersonから、絶対外せないIrma ThomasLaura Lee、初めて聴いたMitty Collierでの「Take Me Just As I Am」などグレイト極まりない録音の連打。中でも、先般亡くなってしまったのが悔やまれるEtta Jamesは最高峰。再発が待たれるダイナマイト・デュオMaurice & Macも嬉しい収録です。他も単体でも聴くべしのキーパーソンGeorge Jackson に加え、デモや仮歌で活躍したJeanie Greeneや、南部版モータウン・サウンドも興味深いLinda Carr、名作というしかないThe Blues Bustersと珠玉の録音の雨あられ。
 3枚目は名曲「I'd Rather Go Blind」を歌うSpencer Wigginsなどもありますが、1等賞はWillie Hightower。サム・クック直系の説得力抜群の歌唱で「Walk A Mile In My Shoes」は何度聴いても震えが来ます。そして女王Candi Statonも登場で、単独版は必須です。またブルース・ファンクでのLou Rawlsや、ハコバンThe Fame Gangによるソリッドなインストも聴きどころ。そして凄いのがローラやキャンディ版の原形となる無名シンガーによる「Another Man's Woman, Another Woman's Man」のデモや、「Wanted: Lover」を歌うJames Govanで天晴れな出来。また白人キッズ・グループThe OsmondsのNo.1ヒット「One Bad Apple」も何とFame録音。実力派Roscoe RobinsonBettye Swannに、ポップスのBobby Gentry嬢の南部録音もココで聴けちゃいます。
「最後の砦だった魔法のサウンド“Fame”。ただただ感動です・・・!」
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2012.02
22
Etta_James_Rocks_the_House.jpg

 今年に入って亡くなった大スターで、ホイットニーと共に忘れちゃならないのがエタ・ジェイムス。近年は病気がちでしたが、映画キャディラック・レコーズで若き日のエタをビヨンセが演じるなど脚光が当たったことは、波乱万丈の人生だったようなのでファンとしては嬉しいニュースもあった晩年でした。シンガーとしては若き日からスターとして長年に渡ってのご活躍だったので、人それぞれ愛着のある時代があろうかと思いますが、個人的にはサウンド・歌・曲と全てが噛み合ったのが初期のダイナマイトR&B時代と、60年代後半のサザンソウル接近期が好み。まぁ火ぃ吹いてるようなヴォーカルスタイルで、とにかく凄みが尋常じゃないです。胸ぐらつかまれたまま、拳骨でドツかれてるようなパンチ力で迫ります。器用に様々なスタイルを披露していたチェス期ではありますが、エタの本来の魅力を余すことなく引き出した泥臭いこのR&Bライヴは忘れちゃならない傑作。テンプス、J.B.、サム・クックなど名盤が多い60年代のソウル・ライヴ盤ですが、本作も諸作に負けず劣らずの名盤。むか~し“テル・ママ”と共にP-Vine発のレコードでも買った思い入れ深き音源です。
 中身はナッシュヴィルの小さなクラブでの録音で臨場感抜群! MCの紹介からヒット曲でもある爆裂R&B「Something's Got A Hold On Me」へなだれ込む場面は、いきなりハイライトと言っていい興奮の瞬間で、レコードでもアホほど聴きました。エタ嬢も最初からエンジン全開です。またライヴってこともあって他人のヒット曲も上手く織り交ぜ観客もヒートアップしまくり。レイ・チャールズの「What'd I Say」に、モータウンの「Money」、ニューオリンズの「Ooh Poo Pah Doo」など、エタ嬢も“なんぼのもんじゃいっ!”って勢いで歌いたおしてます。「Seven Day Fool」での観客とのコール&レスポンスも激熱でたまりません。合い間に織り込んだジミー・リードとかのブルース・カヴァーも聴きどころで、終盤のB.B.King曲「Woke Up This Morning」など凄まじき破壊力です。CDになってからは嬉しい3曲追加収録で、ビヨンセもカヴァーしたアーリーソウルの香りがたまらん名スロウ「All I Could Do Is Cry」、ストーンズでもお馴染のウィリー・ディクソン曲「I Just Want To Make Love To You」と商品価値さらに向上。なお本作のバックでギターを奏でるのは若き日のDavid T. Walker。あのスタイルは未確立ですがブルージーなプレイも新鮮です。
「星になろうとも、絶対に人々の心から消え去ることのない偉大なシンガー。あの世でホイットニーの面倒見たってください!」
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2012.02
18
ainnt that



  ここに来て一気に盛り上がってきた感のあるサム・クックのRCA関連音源のCD化。厳しい管理体制であった故アラン・クラインのabkco関連ってこともあってかビッグ・ネームにもかかわらず最もアルバム再発が遅れてましたが、これは嬉しいニュースです。なんてったってソウル・ミュージックの源となった人です。ゴスペルの素晴らしさをポップ・ミュージックのフィールドでも表現してみせた柔軟性に加え、男前な上にスター性も兼ね備えてたようです。しかし最大の魅力は、何とも滑らかなメリスマ唱法を駆使した独特のハスキーヴォイス。なんか分かりませんがコノ人の声には、脳へ何らかの快感を与える成分が含まれてるとしか思えません。そんなワケで黒人音楽の範疇に留まることなく万人に愛されたサム。幸いにも早くからCD化されていた晩年の傑作アルバムで、“Twistin' the Night Away”と共に人気なのがコレです。
 さて生前最後のスタジオ作となった本作。狭義のソウル視点でいくとA面だった前半は最も素晴らしいパフォーマンスが聴ける重要曲の連打。バンジョーを効かしたアップテンポのタイトル曲「(Ain't That) Good News」からブッ飛ぶ程のカッコよさです。Johnnie Morisette版もSAR Record集で聴ける「Meet Me At Mary's Place」はゆったりとした中にゴスペル・ルーツであるサムの良さがしっかり堪能できる曲調で、男性コーラスも実にエエ感じ。ちょっとヘボいながらストーンズの健闘カヴァーも有名な「Good Times」は、アーリー・ソウルの最良の部分が味わえる大傑作。続いても、ジョニー・テイラーがカヴァーしていたカントリー「Rome (Wasn't Built In A Day)」、ポップソングとしても優秀なヒットなった「Another Saturday Night」、スウィングした中で心地良く歌い上げるスタンダード「Tennessee Waltz」と、正に脂の乗り切ったサム節が浴びるように聴けます。そして後半は何といっても永遠の名曲「A Change Is Gonna Come」。ボブ・ディランの“Blowin' In The Wind”にインスパイアされて書き上げたという傑作で、既に大スターになっていたこの頃ですが、差別も残っていた同胞である黒人へ強いメッセージを送った熱きソウル・クラシック。今も様々なアーティストに歌い継がれてます。以降はwith ストリングスの、RCA時代のもう一つの顔であるポピュラー・スタイル。曲調は好みもありますが、サムの魅力的な歌唱のおかげで聴けちゃいます。サッチモ風の「Sittin' In The Sun」、優しさが染みる最後の「The Riddle Song」などは結構ええ感じ。でも全然悪くないのですが前半の強力さで霞んでしまうってのが正直なところです。
「強きアメリカ時代のスーパースター。セクシーかつダンディーなカリスマは今も影響力衰えず!」
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2012.02
14
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
WTE+2.jpg



  48才という若さであの世へ逝っちゃったホイットニー・ヒューストン。急遽、グラミー賞で設けられたジェニファー・ハドソンによる追悼ステージは涙を誘うものでした。80年代のブラコン時代から女王として絶対的存在でしたが、スキャンダル塗れの晩年となったのは本当に気の毒。近年の復活作など好感触だっただけに残念です。私も80年代はヒット曲をちょっと聴く程度でしたが、最初にしっかり意識したのは張り切って観に行った映画ボディ・ガード。大ヒットながらしょーもない中身だった映画(←スイマセン・・)とは裏腹に、大定番となった主題歌やチャカ・カーンのカヴァーもありサントラ音楽は充実でした。90年代は女優にもシフトしてたのでホイットニー中心のサントラも数枚存在。その中で、ホイットニー関連でも一番好きだったのはコレ。当時、個人的にも天才やと思って聴いてたBabyfaceが全編プロデュースした大充実サントラです。
 そんな事で当時の女性アーティスト・オールスターが揃った豪華なサントラとしても話題沸騰だった本作。興味の的はやっぱり主役Whitney Houstonがbabyface印の下でがっつり歌った3曲。主題歌の「Exhale (Shoop Shoop)」など最初聴いて鳥肌が立ちました。全世界の期待のさらに上をいく出来の美メロ・ソウルに大満足でした。劇的な「Why Does It Hurt So Bad」、ラストに収められCece Winansも加わった「Count On Me」も絶対、無視できん絶品のスロウ。皆が流石やんけ~となったもんです。そして凄いのが当時のオバはんレディソウル御三家であったPatti LaBelle、Aretha Franklin、Chaka Khanと揃い踏み参加で、特にチャカの「My Funny Valentine」は秀逸。最前線にいたヒップホップ・ソウル系の若き新鋭もこぞって登場で、「This Is How It Works」で参加のTLCはじめ、優しいメロウ「All Night Long」のSWV、ファンク・テイストでヒットした「Sittin' Up In My Room」のデビュー間もないBrandyあたりは必聴。マジでハイレベル。他にも、声を聴くだけでゾクっとするToni Braxton「Let It Flow」や、濡れたハスキーヴォイスが童顔サウンドとも相性バッチリのFaith EvansKissing You」に、Mary J. BligeChanté Moore、実力バッチリの割に売れんかった4人組For Realなど童顔氏お得意のスロウ~ミッド中心に充実しまくりの内容。あと無名ながら黒光りしてたのがポエトリー風なSonja Marie「And I Gave My Love To You」。この曲の裏方で参加したPatrice Rushenのピアノも光るミッド・グルーヴで心地良し。無名系では擦れ声系Shannna「How Could You Call Her Baby」ってのもなかなかの健闘でした。
「しかしマイケルといい80年代の大スターが次々に若すぎる旅立ち。寂しいもんです・・」
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2012.02
12
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 ドアーズのアルバムを久々に購入。というのも発売40周年としてリマスターDX仕様が出たから。しかも2枚組なのに格安です。(←i-tunesでも1,900円) コレは買わんわけにはいきません。数年前に出て物議を醸し出したデビュー40周年RemixからオリジナルMixに変更ってのもポイント高し。やっぱコノ音に馴染みきってますからね~。そんな事で、最初は“The End”とか怖かったドアーズですが知らんうちに独特の雰囲気にハマりました。そうするうちに10代の時に自分で買った最初のドアーズがこのジム・モリソン最終作でした。何といってもタイトルトラックのカッコ良さったら無かったですからね~。そりゃビリー・アイドルもカヴァーしちゃいます(←意外とイイ)。全体的にストレートで土臭いブルース色が支配するのもお気に入りでした。それが今になってアウトテイクも付け加えて再発。そりゃ、飛びつきます。ぃやっほ~!
 中身は骨太ファンク・ブルース「The Changeling」でカッコいいスタート。丁度、腹も出てきたジム・モリソンの腰のあるヴォーカルに、レイ・マンザレクのオルガンが相変わらずエエ味出してます。久々に聴きましたがカッコよろしおます。ちょっとしたPop風味も冴える「Love Her Madly」に続くのもグレイトな流れ。しかし圧巻なのはA面最後に鎮座してた「L.A. Woman」。もう彼此、2万回くらい聴いてますが未だに飽きません。疾走感溢れる展開から、テンポダウンして“Mr. MoJo Risin”へ流れるトコなどゾクゾクします。ヴォーカル・ラインに滑らかに呼応するロビー・クリーガーのギターも最高です。初期っぽい「L'America」から、ゆったりしたスタイルの「Hyacinth House」への流れも絶品。ジョン・リー・フッカーの「Crawling King Snake」はじめブルース系も骨格を成してます。しかしながら激カッコええのはラストに収められた名曲「Riders On The Storm」。ちょっとした洗練さも加わったコノ曲の肝はレイ・マンザレクのエレピ。叶わぬ話ですが、この路線でもう1作聴きたかったと思わせます。雨音や雷のSEも絶妙すぎ。
 2枚目は本作を愛するファンに向けたプレゼント的要素の強いものでアップ・テンポのブルース曲「She Smells So Nice」や、B.B.Kingの「Rock Me」といった未発表曲も収録。でも本体収録7曲のアウトテイクもあくまで添えモノ。当たり前ですが元を上回るものではありません。とはいえF.O.の「L.A. Woman」にイージーなエンディングがあったり、別ヴァージョンとして結構新鮮です。
「おっさん連中が挙って不安になったリミックス版の変化を払拭する決定版登場! ロック全盛期の底力を再認識」
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2012.02
09
Category : Mainstream
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
paul mv


 
 今度はスタンダード集を出したっていうポール・マッカートニー。まだまだ元気なようですが、今の自分の歳くらいの時ってコノ人何してたんやろ?とふと思ったらこんなの作ってました。それは「ヤァ!ブロード・ストリート」なる映画と、豪華な面々によるそのサントラ。映画の興行成績は散々だったようで内容も批判めいたものが多いですが、未見なので何も言いません。ただサントラに入った新曲バラードの「No More Lonely Nights」。これはマジ最高でございました。40過ぎて、まだこんな傑作を作ってたとは流石、天才です。
 ジョージ・マーティンのプロデュースでビートルズ、ウィングスのヒット曲まで再演で、リンゴ・スターまで共演した事がおおいに話題でした。ジョンが凶弾に倒れビートルズ再編も夢となり、ファン心理もナーヴァスだった時にポジティブ発想かつイージーな閃きで古典の再演。さすが、お気軽ポール。エエ感じです。当時、兄貴のレコードが家にありましたが、あまり興味なくたいして聴いてませんでした。でもシングル曲「No More Lonely Nights」だけはテープに録ってアホほどリピート。何とエエ曲なんやと。I can wait another day♪って出だしから包み込むようなポール節炸裂で嬉しくなります。今でもポールのスロウっていえば自分の中では“My Love”か“Maybe I'm Amazed”かコノ曲です。曲中、印象的なギターソロを展開するのはキャヴァーンでも名演だったピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモア。かなりええソロ弾いてます。暫くしてちゃんと聴きましたが他も捨てたもんやないです。注目だったビートルズ時代の再演は「Good Day Sunshine」、「Yesterday」、「Here, There And Everywhere」、「For No One」、「Eleanor Rigby」と大サービス。サックスまで入った「The Long And Winding Road」なんか良質のAORやと思ったら無茶苦茶クオリティ高いです。オリジナル偏重主義でもないので全然ありです。そしてWings時代のヒットでジェフ・ポーカロ&ルイス・ジョンソンのリズム隊がタイトな「Silly Love Song」、名盤タッグ・オブ・ウォーでの「Wanderlust」や「Ballroom Dancing」や、パイプス・オブ・ピースから「So Bad」の再録まで。サントラの名の下、節操無くリメイクする姿勢がイカしてます! また数少ない新曲はデイヴ・エドモンズ等が参加したラフなロックンロール系で「Not Such A Bad Boy」や「No Values」で充分カッコよし。
「今、思うとジョンが死んだ後も引っ込まずに盛り上げてくれたポール。なかなかの男です!」
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2012.02
07
more great

  先月の演説でオバマ大統領が口ずさんだ事で話題となったアル・グリーンの大傑作「Let's Stay Together」。日本で言うと前に小泉首相がプレスリー狂でセレクトCDを出したりしてましたが、音楽好きとしてはこういうちょっとした事で支持しちゃいそうです。まあ今の野田首相にも桑名正博の“月のあかり”くらい唄ってほしいもんです。何にせよ、低成長時代で楽しい話が出にくい市況。ちょっとでも明るく政権運営して欲しいもんです。さて、この何度聴いても感動のアル師匠の名曲。“そんなもん、とうにアルバムで持っとるわいっ”って方や、金を使いたいっていう奇特な方にはこの編集盤の購入をオススメです。
 てなことで、このベスト盤。ちょっとアル・グリーンを聴き込んだ人なら“ちょっと、数多あるベストと違うぞっ”て気付かれた方も多い一癖ある1枚です。60年代~90年代と幅広い時代からの選曲に加え、珍しい曲の収録。まずは大傑作「Let's Stay Together」。普通に聴いてたら“あ~エエ感じ”っていつものように聴きすすむのですが、3分半くらいで“ムムッ”となります。はい、終わらんのです。何とも珍しい1分半長いロング・ヴァージョンがココでは聴けちゃいます。通常版では聴けない本来のゴスペルチックなアルの荒々しいスタイルも垣間見れ興奮。アル・グリーン・ファン必聴です。また67年デビューアルバムからの涙の名曲「Back Up Train」も嬉しいところですが、あとベスト盤っぽい選曲は「Take Me To The River」くらいか。あとは激渋で、Hiでの3rdからのファンキーな「Right Now, Right Now」や「You Say It」や、ゴスペル転向直前の78年「Wait Here」や「To Sir With Love」なんてのも放りこんであります。また世俗音楽と距離をとってた牧師に専念のA&M期の89年「As Long As We’re Together」はAl B. Sureを伴ってニュージャックなアルが聴けます。話題を集めた94年のカントリーとソウル競演オムニバス盤からLyle Lovettとの「Funny How Time Slips Away」はやはり絶品。95年のソウル界復帰後にナラダ・マイケル・ウォルデンが制作した「Your Heart's In Good Hands」なんかも収録。幅広いっていうか、何でも放りこんだれって感じが勇ましい編集盤でした。
「しかし不甲斐ない民主党中央政権。このアル師匠のように息長く支持されるカリスマが政界にも欲しいトコロですわ!」
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2012.02
03
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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ん~来た、来た、来た~!ってことで、超うれピーのがストーンズ・アーカイヴ音源第2弾。(→第1弾はコレ) なんとリアルタイムでファンになった頃の想い出深き81年U.S.ツアーのライヴ。ハンプトン公演の音源が堂々の登場です。ハンプトンっていえば“Still Life”にも4曲(「Let's Spend The Night Together」、「Shatterd」、「Time Is On My Side」、「Just My Imagination」)が収められ全米中継もされた公演ですが、ここではその音源の全貌が惜しみなく配信。勿論、ボブ・クリアマウンテンによる骨太仕様のオフィシャル・クオリティ。素晴らしすぎやないですか。このツアーの映画“Let's Spend The Night Together”もこよなく愛しておりますので狂喜乱舞ですヨ。キースが乱入した観客をテレキャスでドツいてたのもハンプトンです。数年後のスティール・ホイールズ・ツアーからは大所帯ツアーとなりますが、このツアーまではギターバンドであることを前面に押し出した小編成。フェイセズのイアン・マクレガンと、これが最後のツアーのなった6人目のストーンズ“イアン・スチュワート”の鍵盤サポートとサックス“アーニー・ワッツ”のみがバンドをサポート。ネオロカの影響もあってリヴァーヴ深めのサウンドでキース&ロニーのギターがタイトに炸裂。コーラスも自前なのでキースのガラっぱち声も随所で聴けてこれまたええ感じです。
 とにかくカッコよかったのがオープニング。できれば“A列車で行こう"から収録して欲しかったですが、このツアーでの定番「Under My Thumb」からスタートでルーズな絡み満開。イントロでミックがオーディエンスを煽ってる様子もよく分かります。サム・ガールズ・ツアーでもカッコよかった「When The Whip Comes Down」や、PVも最高だった「Neighbours」や、スタジオ盤からテンポアップの「Let Me Go」などロン・ウッド加入後のソリッドなR&Rもてんこ盛りで、エディ・コクランのロカビリー・カヴァー「Twenty Flight Rock」もピシャリはまってます。また中盤での感動ハイライトはやはり「Time Is On My Side」から「Beast Of Burden」、「Waiting On A Friend」とソウル系3連発。この辺りは、そこらのバンドでは絶対出せない味。数多のR&Rバンドが出てきても、ここらで差が歴然となるんすよね~。名曲「You Can't Always Get What You Want」も、このメンバーで演ってるのが一番好きです。バンド紹介ではミックからキースへ♪Happy Birthday To You♪で照れたキースが慌てて「Little T&A」へ突入って場面も。そしてグレイトすぎる「Tumbling Dice」からラフに突っ走る「She's So Cold」、「Hang Fire」って当時の新曲に流れていくトコもたまりません。終盤はこれでもかの人気定番曲連発ですが、すでにその中に今ツアーでは新曲の「Start Me Up」も違和感無く組み込まれてます。もちろんラストは「Satisfaction」で大団円。ごっつぁんです!
「しかし今回も26曲で7ドル(MP3)の大安売り。円高は決してよろしくないですが、ココでは歓迎っす!!」
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2012.02
02
Category : 90's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Ill-Give-All-MyKeith-Sweat.jpg



癖になる山羊声ソウルで息の長い活動を続けるキース・スウェット。なんだかんだいってもう20年以上のキャリアの中でいろいろ出してきましたが、出塁率の高さは特筆すべきもの。なんか聴こうと思ってi-tunes開けて、とりあえずR&Bって思ったら、この人を流しときゃOKって感じ。どんな時も外しません。しかし少子高齢化の世の中である今こそ更に活躍すべきメロウでエロなソウル・シンガー。活動初期から、やってる事がたいして変わってないのが嬉しいオッサン。今や孤高のエロ仙人みたいな存在ですが、まだテディ・ライリーと蜜月だった頃のキースも格別です。
 インタールードから続いて始まる「Make You Sweat」。ニュージャックしてます!腰が動くグルーヴっていうか、ややもすると無機質気味になる打ち込みビートが躍動感に満ち溢れてます。ちなみに前作のデビュー・アルバムはNJSの創始者テディ・ライリーのプロデュースでしたが、本作は“自分で、すんねんっ”とセルフ・プロデュース。でもココは明らかに鍵盤で参加しているテディ・ライリー系の音です。あ~カッコええ。以降はベッド・タイムのお供になりそうな絶品スロウの連打。曲調は完全70'sソウルの「Come Back」、ブルーマジックのフレーズも飛び出す「Merry Go Round」と粘り気も絶好調の歌声。もし最初に聴いたら“あ~、ねちっこいっ”と拒否反応かもしれませんが、3曲でも聴いたら終わり。このヌメヌメ愛撫が欲しくてたまらなくなる仕組みです。後に一緒にグループまで組む故Gerald Levertの熱い歌い回しに耳が傾くデュエット「Just One Of Them Thangs」や、ロボ声やJacci McGheeも絶妙に絡む「I Knew That You Were Cheatin」あたりも絶品スロウと言って差し支えない仕上がり。18番のスロウが際立ちますが、アップもちょっと地味ながら「Your Love」に、その「Part 2」と良好。前者はボビー・ウーテンと後者がテディ・ライリーが制作に関わっており、より鋭角的なのは後者。そして最後がタイトル・トラック「I'll Give All My Love To You」。キャリアの中でも上位に位置する絶品スロウ・ジャムで、メロメロになること間違い無し。全体的には副プロデューサーのボビー・ウーテンの下支えも奏功です。
「正直、どれ買っても、それなりに楽しめる人。頑固なまでのメロウへのこだわりは一貫してます!」
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