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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2011.11
28
Category : Funk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 ソウルやファンクに傾倒するきっかけは、オーティスのドック・オブ・ザ・ベイで・・と記したら渋いのですが、人生最初にお気に入り曲は紛れも無くアースの「Let's Groove」。宇宙船搭乗員みたいな衣装で、三角形の中で踊りながら歌うPVはかなり印象的で、モーリス・ホワイトのドヤ顔もお気に入りでした。当時、黒人グループでメジャーだったのはポップに変身したクール&ザ・ギャングやこのアースで、P-FunkやらJ.B.とか正直全然知りまへんでした。とにかくチャートに入ってるものは、全て受け入れてましたが、ちょっと当時は宗教っぽさや統制臭さを感じて、自由な感じが無いような気がしたのでシングル曲だけ聴いてました。時が経ち、ちゃんとアルバムまで聴くと実にハイレベルのブラック・ミュージックで驚嘆したもんです。ともかくブラック・ミュージックの入り口となった曲が入ったアルバムが、このアース失速直前の本作。名手アル・マッケイも脱退していて、もうすでに低迷期やという声もありますが、ココまでは大丈夫です。一応、グラミーも獲ってます。
 中身は何といっても冒頭の「Let's Groove」。YMO通過後でトレンド感もあったヴォコーダーのイントロ、押さえめミックスのホーン、グイグイ引っ張るシンセ・ベースと従来のアースからしたら新機軸です。ポップなメロディやコーラスも印象的で今聴いても80'sファンクの傑作やと感じます。とにかく、個人的にイントロからテンション上がってしまう曲には変わり無し。シンセを前面に押し出した「You Are A Winner」なんかも新しさを感じますが、フェニックス・ホーンズがブリブリうなる従来のアースっぽい「Lady Sun」、フィリップ・ベイリーのファルセット爆裂の「Evolution Orange」、パーカッシヴな感覚が気持ちエエ「I've Had Enough」といったファンクは70年代後半からの流れを踏襲。安心して聴ける分、スリルは後退。一方、ブラコン的ミッド・グルーヴの「My Love」や「Wanna Be With You」ではモーリスの兄弟でもあるフレッド(Dr)、ヴァーダイン(b)のリズム隊がタイト。都会的な雰囲気でなかなかお洒落です。最後は、ハードなギターもフィーチャーしたイケイケの「Tha Changing Times」ですがやや空回り気味です。
「日本でもディスコの定番として超メジャーなアース。コンセプトから演奏まで完成度高いグループです!」 
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2011.11
24
Category : Mainstream
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 初期のトム・ジョンストン中心の泥臭いサウンドから、一時は洗練された音に方向転換をしながらも人気を保ち続けたドゥービー兄弟。これだけテイストが変わっちゃうと、人気急降下の低空飛行ってのがオチですがマイケル・マクドナルドのドゥービーはグラミーまで獲っちゃいます。これだけ曲が良くて、ちゃんとバット・シモンズも居るもんですから初期からのファンも文句が言えなかったのでしょう。個人的にはロッキンなドゥービーも好きですが、マイケル・マクドナルド信者でもありますので後期ドゥービーも大好物。前作の傑作“Takin' It To The Streets”と大ヒット“What A Fool Believes”の間の位置する本作は目立ちませんが良作である事は疑う余地なし。マイケルも山小屋のオッサンみたいな顔して、エエ歌唄いよるんですわ、これが。
 さて、よく地味やと評される中身。京都におる伝説の天ぷら職人みたいな名プロデューサー、テッド・テンプルマンがカラッとサクサクに揚げてます。まず70's ソウル・ファンならイントロだけで合格印をついてしまう「You're Made That Way」でスタート。魅惑のエレピ音やファンキーなリズム隊が無茶苦茶カッコええです。激渋ながらセンス抜群のアレンジで、バンドの充実を見せつけます。続く、パット・シモンズがHiのウィリー・ミッチェルと共作した「Echoes Of Love」はやや軽めながら、80'sのYazawaサウンドにも通じてます。しかし聴きどころはマイケルのシティ・ソウル的アプローチに尽きます。後にモータウン・カヴァーだけでアルバムを作っちゃった程、惚れこんでいるモータウン曲は今回マーヴィン・ゲイの「Little Darling」。ここらも楽しくて良いですが、オリジナルで数々のカヴァーを生んだ名曲「You Belong To Me」や「Nothin' But A Heartache」、「There's A Light」あたりのソウル寄りなアプローチはマジ絶品。ここらが本作の最大の魅力です。ベーシストのタイラン・ポーターが歌う「Need A Lady」に至ってはファンク期のテンプスのようなアプローチもあり実におもろい展開。他ではジノ・ヴァネリっぽいタイトル曲「Livin' On The Fault Line」や「Chinatown」などはフュージョン的なアプローチもあり。最後はオリジナル・メンバー、パット・シモンズによるフォーキーなインスト「Larry The Logger Two-Step」で僅かながらに初期の香りも残します。
「オーバーオールのジーンズから、ドレッシーなシャツまで着こなす器用な人等。この時期も魅力満載です!」
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2011.11
19
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 30年、音楽を聴く媒体として君臨し続けたCD。市場規模がアメリカで2006年4000億円から2010年には1500億円規模にまでになったそう。N.Y.など主要都市の大型レコード店はほぼ消滅。その中で大手レーベルの再編も加速度を増してます。日本も同様で出荷枚数は半分に。もちろんその背景にはi-podから始まった配信の躍進があり、自分もすっかりその恩恵に与ってます。自宅で買え、場所もとらないのに加え、アルバムのバラ売りまでしてくれるその便利さには敵いません。売り手側もレアで需要の少ない音源でも永遠にカタログ化しておいてもコストがたいしてかからないのは利点でしょう。しかし、長年続けてきたジャケやクレジットを眺めながら聴くってスタイルが無くなり、モノに対する思い入れが浅くなるってのは寂しいモンです。コレっといったものはちゃんとブツで所有したいのが本音ですが、業界が沈めばそうもいきません。悲しいかな間違いなくCD市場縮小はさらに続くと断言できる状況となっています。
 そんな中、状況を見越したように突如立ち上がったStones Archiveなるサイト。過去のストーンズの垂涎音源が続々とオフィシャル配信リリースされるらしくて、大きな時代の変化を感じますがコレは歓迎。ただ第1弾の本ライヴはGoogle MusicとArchive限定のもようです。元々、ブートレッグではかなり人気の音源だった、73年“Goats Head Soup”発表時のブリュッセル公演でキース=リズム、ミック・テイラー=リードという分業気味だったモロ70's体制ド真ん中の演奏が、円高の最中7$という安値でみっちり楽しめます。先に出たテキサス'78ライヴ同様にボブ・クリアマウンテンがミックスしたものでドラムの音も迫力満点です。編成はボビー・キーズ等のホーンに加え、鍵盤ではビリー・プレストンも参加。評判のライヴだけあって初っ端の「Brown Sugar」からブッ飛ばしていて大興奮です。キースの「Happy」や傑作「Tumbling Dice」、大熱演の「Midnight Rambler」と定番の熱い演奏も聴きどころ。また「Dancing With Mr. D」や「Doo Doo Doo Doo Dooo」のライブ・テイクは個人的にかなり新鮮でカッコよかったです。それに意外と荒削りなスロウ「Angie」も。後半もラフな「Honky Tonk Women」から、「All Down The Line」、「Rip This Joint」、「Jumping Jack Flash」、「Street Fighting Man」の凄まじき迫力の5曲は必聴。特にスライドも多用するミック・テイラーのブルージーなプレイを楽しみたいストーンズ・ファンならすぐさま購入マストの15曲です!!
「しかし、これがオフィシャルで出る時代。結成50年目前に凄いことになってきました」
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2011.11
14
Category : Rolling Stones
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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  話題沸騰のLive In Texas!!家から2分のワーナー・シネマで上映してくれたのでラッキー。パジャマで行ってきました(←嘘です) やはりスティル・ライフ期で終わってしまった小編成ツアーの、やたら尖がってパワフルな時期のライヴですので格別。個人的には最盛期ド真ん中やと思ってる3部作期(サム・ガールズ、エモレス、刺青)のライヴですので、今迄のどの蔵出しより興奮です。ボブ・クリアマウンテンがリマスターし、今回は映像抱き合わせでCDも流通。ロン・ウッドがより溶け込んだ感じで演奏も安定感が増してますが、白眉はミックの新たな時代の突破に向けた立ちまわり。やっぱサム・ガールズってのは、80年代も王者で君臨できた礎となったアルバムと再認識です。コノ頃N.Y.を拠点にしてたミックは生まれ持ったスケベ心で、出始めだったラップまで色んな音楽を吸収したと語ってます。シュガーヒル・ギャングの名前まで出て驚きでしたが、確かに“シャッタード”にしても“ミス・ユー”にしてもラップっぽい切り口も盛り込んでます。流石、ミック! 黒人トレンドも取り入れ、パンクなTシャツ着て、磨きがかかった意味不明のセクシーダンスと新たな輝きをバンドに与えてます。ここにキース&ロニーの良くも悪くも変わらんロックン・ロールな感覚がブレンドされ、とてつもない魅力に増幅。ここでの変化無しでは、多くの大御所バンド同様に80'sの波に飲まれ解散してたかもと思ってしまうほどです。やはり70's然としたサム・ガールズ以前と、その後では大きな隔たりを感じます。とにかくパンク・ニューウェーヴ世代をもネジ伏せた楽曲はバンドの頂点を感じさせます。
 そんなことでチャック・ベリー「Let It Rock」から疾走感溢れるオープニング。で、ハイライトは5~11曲目の新曲であった“Some Girls”からの怒涛のパフォーマンス。これだけ固めて新曲を演ったツアーは無かったはず。次の時代へ突入する気概が満載で最高です。ちょっとしたパンク・バンドもブッ飛ぶ「When The Whip Comes Down」、「Respectable」、ニューウェーヴからラップまで呑みこんだ「Shattered」、4っつ打ちのバスドラが進化を感じさせた「Miss You」と興奮の展開。中でも最高なのがストーンズ・ソウルの最高峰「Beast Of Burden」。ちょっと泣きそうになる場面です。テンプスの「Just My Imagination」もセクシーで◎。旧曲もパンクっぽく決めた「Star Star」や、ソリッドな「Tumbling Dice」も必聴で、「Love In Vain」あたり浮いてる感じさえするリフレッシュされたステージです。とにかく“Satisfaction”や“It's Only Rock'n Roll”とか定番さえ無いセットですが大満足の内容。
「できれば音源は配信だけでも、カタログ恒常化して欲しいところ。眩しすぎた時代のストーンズがココに君臨!」
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2011.11
12
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
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 イーグルスの面々にして“魔女”と唄われたほど魅力に満ち溢れていたリンダ嬢。ウエスト・コースト・サウンドを代表する作品を次々に発表して、70年代は名作連打です。耽美で適度な力強さを持った包容力溢れる歌唱は70's ロックの良質エキスを熟練ミュージシャンと共に抽出したって感じで、まさにエバーグリーンの輝き。丁度、カントリー基調からポップ・ロックへ移行しつつある時期でバランスもエエ塩梅です。参加ミュージシャンも豪華でプロデューサーのピーター・アッシャーを筆頭に、J.D.サウザー、ローウェル・ジョージ、ダニー・コーチマー、ジェイムス・テイラーなど当時の主要人物が勢揃いです。80年代の永ちゃん黄金期でもグッジョブ連発だったアンドリュー・ゴールドも全編大活躍です。
 さて中身。リンダと言えばカヴァーの達人ですが今作も大充実かつ大豊作。まずはドリー・パートンのカントリー・バラード「I Will Always Love You」。ホイットニー・ヒューストンが映画“ボディ・ガード”で歌ったのがあまりにも有名ですが、ストレートな歌唱のリンダ版も素晴らしい出来。またジャマイカの大御所ジミー・クリフの「Many Rivers To Cross」もじっくり歌い上げていて好感触ですが、ミラクルズの名バラード「Tracks Of My Tears」はマジ絶品の出来。オリジナルのスモーキーの切ない歌唱とはまた違った優しい味わいで、これまた格別。モータウンではマーサ&ヴァンデラスのクラシック・ダンス・ナンバー「Heat Wave」も取り上げてます。これは自分もバンドで演ったことありますが、楽しさ抜群のアップテンポ。ロッキンなアレンジが強力でシングル・ヒットもした模様。またバンジョーの響きも麗しい冒頭のニール・ヤング作「Love Is A Rose」はカントリー風味溢れる本来の持ち味が炸裂。ジェイムス・テイラーの「Hey Mister, That's Me Up On The Jukebox」、リトル・フィート版からリズムを効かした「Roll Um Easy」、J.D.サウザーとの表題曲「Prisoner In Disguise」と伸びのある声で聴かせます。恋仲だったらしいJ.D.サウザーは「Silver Blue」でもハーモニーをつけるなどナイス・サポートです。他もエミルー・ハリスと歌うカントリー・テイスト溢れる「The Sweetest Gift」、マリア・マルダーも声を聴かせる「You Tell Me That I'm Falling Down」と飽きさせないつくりも流石。
「光り輝いていた西海岸の歌姫。男共を魅了しまくりだったのも納得」
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2011.11
09
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
take it

 コンプライアンスだとか法令順守やヘチマとか細かいこと言い出して、しょーもない御時世ですが、そんな今見直したいのが“ええ加減さ”とか“適度なユルさ”。90年代後半に“カントリー・ロックの逆襲”と銘打って盛んに発売されてた素晴らしくユルい編集盤。有名どころはともかく、ちょっと奥に入っちゃうと右も左もわからん世界。新旧まったくこだわらない選曲の良さもあって、かなり重宝いたしました。キャンディ・ステイトンやジョー・テックスを聴いてて感じるように、サザンソウルとも非常に親和性の高いカントリー・ミュージックはロックン・ロールとも根っ子が繋がってる美味しい音。アメリカの音楽の素晴らしさを端的に捉える事ができる日本編集コンピでした。
 1曲目は個人的にも大のお気に入り「Take It Easy」のJackson Browne版でスタートってのがポイント高し。ご存知イーグルス、グレン・フライとの共作の激傑作でカントリー・ロックの金字塔的逸品。他に定番としてLittle Featの「Willin'」や、Gram Parsonsの1stからの名スロウ「She」などで親近感が増す構成。名作“モーテル・ショット”に収められた「Never Ending Song Of Love」が入ったDelaney & Bonnie & Friendsや、サン・アントニオの雄Doug Sahm & Bandの「Faded Love」の登場も嬉しいトコロ。Stephen Stills=Manasasのグレイトな「Colorado」なんか直球ど真ん中カントリー・ロックで実に心地良い曲。またランディ・マイズナーやジム・メッシーナがいたことで知られるPocoの82年「Shoot For The Moon」は幾分AORシフトながら癒し系のメロが光ります。そしてビッグ・ネームながら殆ど知らなかったGreateful Deadは「Sugar Magnolia」ってなユルかっこいい曲が収録。中でもコレで初めて知ったBeau Brummelsなるバンドの68年作「Turn Around」なんかはシビれるどカッコよろしいです。他にも重要バンドを渡り歩いたChris Hillmanや、エルヴィスで決めるDwight Yoakamも登場。女性陣は若き日のLinda Ronstadtの73年「Silver Threads And Golden Needles」や、Emmylou Harrisの77年録音「Luxury Liner」のアップテンポがバランス良く配置。90年代では、オルタナ・カントリーのWilcoI Must Be High」、ロックっぽさもカッコいいSteve EarleYou Know The Rest」など優秀曲バンバン収録。最後はBuffalo Springfieldの68年最終作から「Kind Woman」。染み入るスロウでじっくり聴かせます。
「何でもかんでもゼロイチで分けはっきりさせる世知辛い世の中。今こそ、このユルさは必要なんですわっ」
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2011.11
05
Category : Golden Pops
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 いつ聴いてもアゲアゲモードにしてくれる曲“ロコ・モーション”。最近もソフトバンクCMでグランド・ファンク版がインパクト抜群で使用されてましたが、やっぱ50s~60sあたりの王道メロディには不滅の名作がジャンジャンあります。日本のアイドル歌謡やポップスもここらが源流となってるものが多く、フィレスやセプター、モータウンと共に外せないのがディメンション系の音。作詞のジェリー・ゴフィンと、妻でもあった作曲のキャロル・キングのコンビでヒット曲量産でしたが主要3アーティストの主要曲を上手くまとめた本作。希望に満ちた経済成長時代の輝かしいR&B系ポップスの真髄が聴けます。
 収録シンガーの内、まずは「The Loco-Motion」で知られるLittle Eva嬢から。もちろんゴフィン=キングの代表作として1962年にコノ曲で大ヒットを記録しますが、元々は作者夫妻のベビー・シッターとして働いていたのがEva嬢。とにかく同時代のスペクター・サウンドとかに、引けをとらないガール・ポップです。他も「Keep Your Hands Off My Baby」や「Uptown」、「Makin' With the Magilla」、リズムもんのドゥーワップっぽい「Let's Turkey Trot」に「What I Gotta Do」、 ドリフターズに提供した「Up On The Roof」などゴフィン=キングの作品を素朴で芯ある声で歌っていて魅力的です。そして、Eva嬢のコーラスもやってたThe Cookies。こちらはビートルズもカヴァーした名曲「Chains」があまりに有名ですが、これ含め7曲収録。R&Bっぽさも充分感じる「Don't Say Nothin' Bad 」とかもイイですが、ミディアム系の郷愁を誘うコーラスは何とも魅力的で「I Want a Boy for My Birthday」や「I Never Dreamed」あたり最高すぎます。とにかく3分以内の王道ポップの見本みたいな曲がジャンジャンと流れてきて超ごきげんさんです。そして御大Carole Kingの若き日々の自ら歌った楽曲。“つづれおり”もある意味ソウル・アルバムですが、この初期でもそうあるように、極めて黒人に近い位置での活動が曲作りや歌い方にも好影響しているように感じます。初ヒット曲となる62年「It Might As Well Rain Until September」はキャッチーな王道ポップスの見本みたいな曲ですが「I Didn't Have Any Summer Romance」や「Crying In The Rain」は後のソロ作にも通じるような曲調。単純なガール・ポップ「It Started All Over Again」なんかもエエ感じ。
「キャロル・キングのアーリー・デイズというより、アメリカン・ゴールデン・ポップスの絶品絵巻。たまらんっすわ」
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2011.11
01
Category : Golden Pops
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 多感な年頃に音楽ファンになってから次から次に“コレはええぞっ”って曲が出て、高野豆腐並みに音楽を吸収してました。そんな80年代前半、シビれまくったのがボスの「ハングリー・ハート」、ビリー・ジョエルの「さよならハリウッド」、yuki(岡崎友紀)の「Do You Remember Me?」、ELOの「Hold On Tight」とか。よくよく振り返れば全てスペクター・サウンドの焼き直し。そうです。全てはウォール・オブ・サウンドの手のひらで、喜んで聴いとったワケです。私生活は狂人っぽいオッサン、フィル・スペクターが創り上げたウォール・オブ・サウンド。実際は、ストーンズとも関連の深い優秀なアレンジャー“ジャック・二ッチェ”とエンジニア“ラリー・レヴィン”と共に大成させたサウンドで、後に日本でも大滝詠一やらが歌謡曲でもセンス良く流用してました。とにかく嫌いな人が殆どいないトキメキのサウンド。その素晴らしき音に最も合致した声といえば、やはりヴェロニカの激キュートな美声。クリスマス・アルバムやロネッツの作品群はその最高峰で、ガール・グループの頂点にある不滅の音源です。
 やはり代表作は1963年「Be My Baby」。これ、嫌いな人おるんかいなってくらい愛されてる曲で、この曲を聴いて衝撃を受けたブライアン・ウィルソンが激傑作“Don't Worry Baby”を作ったってのはあまりにも有名な話。素晴らしき才能の連鎖です。同時期の「Why Don't They Let Us Fall In Love」、「I Wonder」に「Baby, I Love You」とマジで傑作の連打。親しみやすい歌メロ、多重録音を重ねた分厚いアレンジ、エコー処理と完璧ですが、一番凄いのは吸引力抜群のヴェロニカの声です。曲が進むにつれグイグイ引き込まれる倍音成分に潤いを含ませたような魅惑の歌声。他にも「You, Baby」、「Walking In The Rain」、「Is This What I Get For Loving You?」と愛の力も加わり一時期の小室&華原朋美状態で名曲量産です。それにしても、たいしたテクノロジーも無いこの時代にマジ完璧な仕事です。ニルソンとの合作「Here I Sit」や、69年「You Came, You Saw, You Conquered」まで甘酸っぱい香りで楽しませてくれます。またバラードではヴェロニカのソロで出た、弦が美しく響く「So Young」もあり、これまた秀逸。最近、久々に再発されたベストは「How Does It Feel?」がオミットされ残念ですが、替わりに「I Can Hear Music」が晴れて収録。こっちもエエ曲です。
「恋傷の癒しから、激しい痛み・打ち身まで一家に一枚。オロナイン軟膏より効きますヨ」
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