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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2011.07
28
Category : Roots Rock
Theme : 70年代洋楽
Genre : 音楽
FreeffHighway.jpg



 一応、音楽ファンとして“名曲と云われるモンはひと通り聴いたるぞっ”と思って今迄なんやかんや聴いてきましたが、受け入れられん曲も勿論あります。なんぼ“これはええっ”て言われても趣味嗜好によって感じ方は千差万別なのはやむなし。告白すると各方面で絶賛されるクリームの“White Room”や、ファンカデリックの“Maggot Brain”とか、一回もエエと思えず。最初はそんな1曲だったのが、フリーの代表曲“All Right Now”。何回聴いてもどこが聴きどころなのかサッパリわからんアホみたいな曲やと思ってました。ついでに言うならバッド・カンパニーの“Can't Get Enough”なんかもそうでした。しかしながらFreeの良さが分からんのも悔しいので、高校の時に買ったのが「My Brother Jake」が1曲目のベスト盤LP。まさに衝撃の1曲でした。この曲のおかげでフリーへの接し方が180度転換、一発お気に入りに。抑揚の効いたソウルフルな歌唱スタイルにベタ惚れとなりました。初期のブルース・バンド然とした音から、鍵盤も積極的に多用しアメリカ南部テイストも導入したスタイルは同時期に活躍したフェイセズなんかにも明らかに刺激を与えたであろう音。
 さて、このHighway現行CD。個人的にフリー史上最高の曲と確信しているシングル曲「My Brother Jake」を追加収録していて商品価値向上です。フリーをフリーたらしめるアンディ・フレイザーの劇的に素晴らしいベース・プレイも絶頂といっていいグレイトなものが聴けます。最近ではSuperflyもセンスよくカヴァーです。実はこの後期フリーの音、The Bandの影響がメチャ大きかったそう。実際、当時のメンバーもThe Band“Music From Big Pink”は聴きまくってたそうで、ポール・ロジャースが実際The Bandと交流したら凄いモノが出来てたんちゃうかとか色々妄想してしまいます。ボートラのシングル曲ながら断然これが1等賞です。B面曲「Only My Soul」もナカナカの佳作です。そして本編ド頭の「The Highway Song」は、いきなりスワンプ調で実にエエ感じ。ピアノが入ってポール・ロジャースの歌も彩り豊かな感じに。そしてブルース・ロックとして絶品なのが名曲「The Stealer」。じわじわ迫るリフが印象的な曲で、これはフェイセズもBBCライヴでカヴァーしてました。ココでもアンディ・フレイザーはドラムとの間を活かした、ある意味無茶苦茶ファンキーなベースを決めまくってます。また、こちらも極めてThe Band的なのが、オルガンが絶妙な「On My Way」、ファンキーなうねりが気持ち良い「Ride on a Pony」。ここらの曲が入ってるのも本作がポイントの高い所以。アコースティックで決める「Bodie」なんかもじっくり聴けて良い曲です。ただ名曲と言われる「Be My Friend」もイマイチ良さが理解できず。ブルージーで渋い曲ですがそれまで。地味な「Sunny Day」や「Love You So」なんかはたまに聴くとエエ感じ。他にはオマケで収録曲のBBCセッションやシングル・テイクなんかも入って15曲。
「ポール・ロジャースの絶品ヴォーカルが堪能できる1枚。二十歳そこそこでコノ音を出したとは渋すぎ!」
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2011.07
24
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽ロック
Genre : 音楽
20110619221525a80 (2) 
 
 ストーンズが活動を停止する中、なんと来日公演まで果たす再結成フェイセズ。ただしヴォーカルはシンプリー・レッドのミック・ハックネル。ベースも、他界したロニー・レインは仕方ないものの、山内テツでもなく、ピストルズのグレン・マトロックという布陣。ミックは迫力あるヴォーカルで結構いけるのだが、ライヴ映像を見ても、ロッド・スチュワートのような茶目っ気と粋さに少々欠ける。奇しくも直近6月のロッドのLiveにロン・ウッドが飛び入りして見せた“Maggie May”での京やん・八ちゃん並みのコンビ芸は「やっぱ、これやで」と思わずニヤけるものでした。正直ストーンズで弾いてるロンよりイキイキしてましたヨ。やはり新布陣版は、フェイセズ・セッション・バンドとか名乗って茶を濁して欲しかった。ロッド・スチュワートは再結成に対し「(フェイセズは大好きだけど)ロンがストーンズをやめない限り、オレは全力を傾けることが出来ない。」と複雑な胸の内を明かしてます。近年はゆったりペースのストーンズだし、問題無いと思うのですが。男心も難しいのです。
 そんな事でフェイセズのBOXです。ライヴ含み5枚のアルバムで活動を終えたフェイセズでしたが、シングル曲やライブ・テイク、未発表などを盛り込んだ垂涎のブツとして登場したのがコレ。既発表アルバムはマストなので、オリジナル・アルバム未収録曲中心に紹介。まずシングル曲で注目は71年「Maybe I'm Amazed」。ロング・プレイヤーの熱演ライヴが秀逸なポール・マッカートニー曲ですが、シングルはスタジオ・テイク。これがまた渋くて最高!ふざけたブルース「Dishevelment Blues」はソノシート・オンリー曲。また73年の山内テツ参加以降の2枚のシングルは必須で、ベスト盤“スネイク&ラダーズ”でもトップを飾ったグラスが割れて始まる強烈ロックン・ロール「Pool Hall Richard」に、レディング・フェスのライヴ「I Wish It Would Rain」のカップリング、また南部ソウルっぽい「You Can Make Me Dance, Sing Or Anything 」/「As Long As You Tell Him」は外せません。
 スタジオ・アウト・テイクは、スリム・チャンスのような71年「I Came Looking For You」とかありますが、秀逸なのがウー・ラ・ラ・セッションでライヴでも御馴染「Jealous Guy」に「Come See Me Baby」あたり。後にソロで録音するルーサー・イングラム「(If Loving You Is Wrong) I Don't Want To Be Right」も既にココで演っててます。山内テツ参加以降はロッドのソロ曲B面で“Jodie”として発表された曲の別テイク「Wyndlesham Bay」もありますが、注目は75年の最終セッション。正直、ロニー・レインの時にあった太いウネリが薄まった印象もあったテツ時代でしたが、改めさせられたのが先に発表された名曲「Open To Ideas」。ソウルっぽい泣きのメロディは絶品です。ただ5曲ある他の録音は、心なしかロッドに覇気が感じられないのが残念なボツ・テイク。
 そして目玉といっていい、お楽しみ未発表ライヴは、72年の「Too Bad」や、サンバーナディーノでの75年ライヴ「I'd Rather Go Blind」やロン・ウッドのソロ作からの「I Can Feel The Fire」や「Take A Look At The Guy」と真骨頂のワイルドさ。そして大注目はロニー・レイン在籍時の貴重なBBC録音15曲。フリーのカヴァー「The Stealer」や、サム・クックのフレーズをさりげなく放りこむ大ヒット「Maggie May」あたり震える程の素晴らしさ。インチキ・カラオケの「Bad 'N' Ruin」以外は最高のブツが揃います。大ヒット「Stay With Me」、絶品スロウ「Angel」、ロニー→ロッドのVoリレーも最高な「Maybe I'm Amazed」、2テイク聴ける「Miss Judy's Farm」とロン・ウッドのゼマティスも快調に鳴り響く逸品がズラリ。ここらはとにかく必聴です。ストーンズも演ってたロバート・ジョンソン「Love In Vain」なんかも聴けます。他ではロニー・レインとロン・ウッドの共作アルバムから実質フェイセズの面々で録られた「Tonight's Number」てのも収録です。
「ロン・ウッドのギターをちゃんと聴きたければフェイセズ。ロッドとの相性がピカイチなのは今も変わらず」
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2011.07
20
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
naked RC

 かなり偏見入ってますが日本の3大ソウル・バラードっていうとまず思い浮かぶのは、サウス・トゥ・サウスの「おまえを救けにいく」と、町田義人の「戦士の休息」、そしてRCサクセションの「指輪をはめたい」。全部、確実に泣ける曲です。かなり濃ゆいですが、なかなかコレ以上の感動できる曲は無いです。結構つまらん現行シーンの中にあって、キヨシローの存在の大きかった事が今また浮き彫りになってきますが、振り返るとKitty時代のRCはホントに凄かった。コレ以上、研磨しても輝かんぞってくらいビカビカに輝き尖ってました。口コミで評判が評判を呼んだ激熱ライヴがパッケージされたのが1980年の名作「RHAPSODY」ですが、キヨシロー存命中に“よりオリジナルに近い形で”と発売から25年後に出されたのがこの“NAKED”。当時、ライヴでは演っててもレコードでは聴けなかった名曲もあり、その代表格が「指輪をはめたい」でした。その当時の演奏が晴れて日の目を浴びたのが本作。同曲は何年かして、やっとスタジオ盤「OK」に収録されましたが、ドラマティックなアレンジのこちらに軍配。RCがブレイクし始めの頃にライヴ音源を聴いてた人には非常に気になる曲でした。敬愛するオーティス・レディングのスタイルをキヨシローなりに消化した曲ですが、日本語による独特のダブル・ミーニングの詞とRCの熱い演奏が相俟って凄まじき曲となってます。コンサート最後に演奏されてた定番でしたが、この曲を改作し先に名曲となった盟友・井上陽水が歌った「帰れない二人」が存在してたからか、なぜかレコード化が遅かった名バラードでした。何にせよ、ずっと聴きたかったヴァージョンがココに収録されてる「指輪をはめたい」。とにかく、この曲の収録だけでもNakedは“買い”です。
 本作のオリジナルには無い聴きどころは、Kitty時代のRCを聴いてた人には懐かしいオープニングでのチャボの煽りも聴ける部分。必ずキヨシロー登場の前に熱くユーモラスにやってました。別バンドの名前をスッとぼけて自己紹介するパターン(チープトリックとかタイガースとか・・)もよくありましたが、ココで聞ける“20年近く、ベースだけを弾いてきた男です。OKカモン、林小和生!”の紹介も笑っちゃうくらい最高です。また、ジャケにこそ写ってないものの、このライヴまで正式メンバーだった小川銀次の熱いギター・プレイもラフなミックスで収録です。よくミス・マッチとも言われるハードなプレイ・スタイルですが、ソリッドな感触をもたらしたチャボとのツイン・ギター時代もなかなかです。ヴァン・ヘイレンみたいな「ロックン・ロール・ショー」は賛否あるでしょうが、このハードなテイクも聴きものです。オリジナル未収録だったゲスト金子マリの参加した「まりんブルース」から「Sweet Soul Music」までもグレイト。ソウル色がグッと濃くなります。中でもサックス梅津和時と小川銀次の応酬プレイも熱い傑作「いい事ばかりはありゃしない」は最高です。追加曲で注目はシングルではスタジオ・ミュージシャン演奏だった「ステップ!」のRC演奏ヴァージョン。荒削りながらG2の鍵盤がファンキーです。大傑作スロウの銀次イントロ版「スローバラード」も聴き逃せません。そして最後に登場なのが10分以上に渡る大熱演の一番ブ熱いラブソング「指輪をはめたい」。改めてのメンバー紹介からして熱くて最高の一語。イントロのブ厚いラヴ・ソングの語りから後半の「Gotta、Gotta、はめたい、はめたい..」まで何度聴いても感動の渦へ巻き込んでくれます。国立が生んだ最高のソウル・シンガーというチャボの紹介からラストのキヨシロー連呼も泣けます。最後に、殆ど触れてませんがオリジナル盤の9曲は絶対マスト。コレ常識!
「もう生で2度と聴けないのが残念。でも今更ながら、ほんまにええバンド。おォーいぇい、バチバチ、オーライ!」
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2011.07
17
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
bigtown yuka



 あるんですね、天気予報で「猛暑」(←「晴れ」のブッチギリ版)っていう予報。梅雨が早く明けたのは良いのですが、クソほど暑く毎日グダグダです。ここは濃いものをサッパリと頂くのがオツ。関西が誇る4人衆、憂歌団です。コテコテのアコースティック・ブルースばっかのイメージですが、80年代後半はメジャーシーンを意識したライト路線や、エレキ仕様のスタイルも披露していました。本質は何も変わらん感じでしたが一部の古くからのファンには賛否両論やったこの時期、サラリと粋でお洒落な感じの憂歌団も結構イケます。実は小学校の頃に友達の兄貴が大ファンで、家に遊びに行ったら柔道と憂歌団の話ばっかされて「もう、ええっちゅうねん」と内心思ってました。というのもコノ頃の自分はゴダイゴやらツイストに興味があって、ブルースも知らず木村充揮のけったいな喋りだけが印象にあったので“気持ち悪い人等”と無視でございました。色々、音楽を知って木村氏のユーモアも理解できるようになったのは高校ぐらいになってから。憂歌団はやっぱ大人の音楽やったんすな。
 さて90年代1発目の憂歌団。アレンジャー難波正司と組んだこの頃はやや洗練された感もあり聴きやすさも増してましたが、木村充揮の唄が聴こえるとちゃんと憂歌団になってるのが凄いところ。もともと器用な内田勘太郎もジャジーにブルージーにセンス溢れるプレイを披露。何といっても聴きものは冒頭の傑作「Good time's rollin', bad time's rollin'」。作詞家の康珍化と勘太郎の作品ですが、この路線も捨てたモンやないと思わせる名曲の誕生でした。木村氏のエゲつないダミ声もロマンチックに響く素晴らしき逸品で、間違いなく後期代表作の一つ。なんといってもここに収められたスタジオ・ヴァージョンが絶品で、イントロのピアノから絶妙に絡む勘太郎のギター、島田和夫のブラシと最高の瞬間が待ち受けます。さすが上田正樹と一緒に大傑作「おまえを救けにゆく」をつくった康珍化+難波正司。信頼できます。続いての普通のロックバンドみたいなアレンジの「Cry」は失礼ながらミスマッチな感じですが、レゲエ調の「オールド・サウス・ブリッジ・ロード」やボサノバ調の「サンセット理髪店」はすごくエエ感じで器用さを見せてくれます。“大阪ビッグリヴァーブルース”以降増えた完全外注のシングル曲で、名曲“胸が痛い”と同じコンビ(康珍化&羽田一郎)で書かれた哀愁スロウ「わかれのうた」でも勘太郎は存在感抜群のスライドを披露。こうやって聴くと木村&勘太郎のマジックはやはり唯一無二です。キー坊&有山や氷室&布袋と同様、最近のソロ活動を見てて“やっぱ、あの二人でないとあかん”と思っちゃいます。他も勘太郎作曲のジャジーな「おまえひとりさ」にレイドバックした「Rain」、木村作曲の昭和系メロも光る「Night Walk」と充実の内容。
「長く活動停止中の憂歌団。ぼちぼち勘太郎&木村のコンビ芸、見せておくんなはれ~」
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2011.07
14
evidence.jpg staton_ca_20110713020448.jpg Candi_Staton-Stand_By_.jpg raw.jpg



 2004年、世界のサザン・ソウル・ファンが一斉にガッツ・ポーズした、キャンディ・フェイム録音初CD化から早7年。いや~、とうとう出ました、真打ちが。今迄のHonest Jons盤で満足してたら、さらに上をゆくコンプリート集です。これは参りましたね。マジで金欠で悩む私も“買うしかないっ”と即決です。今回は3枚のFame録音アルバム全曲にシングル曲に、未発表12曲を加えた垂涎のブツ。2004年盤には感謝しつつも成仏してもらうしかない内容へとパワー・アップしており、まさにサザン・ソウル・ファン必携の内容となりました。音質には、さほどうるさくない私でさえガッカリだった超傑作シングル曲「Heart On A String」の2004年盤の変なミックスも、劇的な音質改善。解説でも言及されてた“レコードどおり、泣けない”問題もやっと解決です。コノ曲が元々のレコードに限りなく近いミックスになっただけでも“間違いなく買い”。ケチな男やけど偉大と言うしかないリック・ホールの仕事っぷりが堪能できます。もうアラバマ・マスル・ショールズの方向に向かって万歳三唱するしかないです。
 マジ圧巻なのは69年の1st“I'm Just A Prisoner”の曲(1枚目①~⑩)が順番に並ぶ前半。「Someone You Use」から「Do Your Duty」、「Get It When I Want It」など激熱リズムもん、古典バラード「That's How Strong My Love Is」や「Another Man's Woman, Another Woman's Man」まで奇跡の傑作がズラリ。その後に続く今回初CD化のバラード「For You」、「Never In Public」に前述の「Heart On A String」までのフェイム・ギャングとのセッションは格別で正真正銘の国宝モンです。ホント全曲必聴で、額面通り受け取って頂いてOKです。そして名盤の誉れ高い2nd“Stand By Your Man”(1枚目14~22)も大充実。タイトル曲や「He Called Me Baby」といったカントリー改作で大勝利を収めます。キラー・スロウ「How Can I Put Out The Flame」もココで登場。また同時期未発表曲という「Do Right Woman」など、たまらん出来で大収穫。ホーン入りのブルージーなミディアムのカッコよさは完全無敵状態。アン・ピーブルズの「Trouble, Heartaches And Sadness」ってのも初登場です。自分の名をタイトルに冠した1972年の軽んじていた3rdの曲(2枚目③~⑪)は、ややライトながら充分シビれる内容。ステイプルズのような「Do It In The Name Of Love」から、深みは若干欠けつつも快調そのもの。ヒットしたエルヴィスの「In The Ghetto」もナカナカです。前回、情けないミックスで曲の魅力半減だった傑作「The Best Thing You Ever Had」や、力強いサビが胸を打つ初CD化シングル曲「Lovin' You Lovin' Me」なども天晴れな蘇生。20年前の名コンピ“Liberty Soul Survivor”に収録されて以来登場のシングル曲「It's Not Love」もキッチリ聴けます。終盤に集中のFame後期の未発表作は総じてハイレベル。特に最後に収められたドニー・フリッツの「We Had It All」は、カントリーとサザンソウルが地続きであることを改めて感じさせる名唱。
「最高のハスキー・ヴォイスに、フェイム・ギャングの演奏。サザンソウルの理想形がココにあり!」
 
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2011.07
11
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 かれこれ5年以上に渡って出し続けられ、全世界ファンクファンの大歓迎を受けてるJames Brownシングル・コンプリート集。こういうバリバリの叩き上げ実力者で、なおかつ自信満々でハッタリもかませる、細胞までファンクな人は本当にナカナカいません。田中角栄がいない政界の如く、天上界に召されてからの不在感をより痛切に感じる今日この頃。でもこうして、忙しいゆえにとっ散らかしてしまった仕事が再編纂されキッチリ評価されるのはホント素晴らしいこと。前編では、とうとう歴史的傑作“Cold Sweat”まで辿り着きましたが、さらにファンク色強まる60年代後半。この第5集も重要作がジャンジャン登場の2枚組です。
 まず登場なのが「I Can't Stand Myself」と「There Was A Time」の超強力シングルでブッ飛びのスタート。前者はこの時期チョコチョコ起用されたナッシュビルの白人グループthe Dappsをバックにした重要ファンクで、珍しくホーン無しの異色作。後者はアポロ・ライヴからのシングル・エディットでコチラもヒット作。数多く残されたインストでは、インチキ臭さがたまらん御大のオルガン(←褒め言葉)をフィーチャーした「The Soul Of J.B.」や「Funky Soul #1」など実に楽しい仕上がり。デュエットでは相方Bobby Byrdとの哀愁味溢れる「You've Got To Change Your Mind」、Vicki Andersonとの「You've Got The Power」などオーソドックスなソウル系も朝めし前で上質仕上げ。そして更に鋭角性を増した重要ファンク「I Got The Feelin'」の登場。コチラはメイシオとかジミー・ノーランのいるレギュラー・バンドとの録音ですがクライヴ・スタブルフィールドのシンコペイトするドラムスも凄まじいカッコよさです。また恐ろしい緊張感で突き進む傑作ファンク「Licking Stick - Licking Stick」ほモノ、ステレオ両ヴァージョン収録でドップリ浸れます。
 2枚目は「Say It Loud - I'm Black And I'm Proud」が登場。キング牧師が暗殺され、カリスマでもあったJ.B.がメッセージを送る必要性を感じ送り込んだ曲。でもファンクとしては正直そこそこ。ドラマチックな展開にシビれるスロウ「Goodbye My Love」、ハンク・バラードも作者に名を連ねる68年軽快クリスマス・ナンバー「Santa Claus Goes Straight To The Ghetto」に「Tit For Tat」など様々なスタイルでハイ・レベルな仕事をこなします。インストも順調にリリースで、激クールなファンク「In The Middle」、ピー・ウィー・エリスによるO.C.Smithカヴァー「Little Green Apples」、スイングしまくる「Soul Pride」などは必聴。そして終盤にはいよいよ「Give It Up or Turnit a Loose」初期ヴァージョンが登場。さらにリズムが細分化されファンクとしても前人未開の域に到達。ここらは何回聴いても震えます。最後は火花散るハイ・テンションでMarva Whitneyとデュエットする激烈ファンク「You Got To Have A Job」で締め。
「同時代のファンクでも、ブッチぎりで前を走ってたJ.B. まさに教科書のような名演集」
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2011.07
09
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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大躍進だった90年代のR&B。サントラとかTVインスパイアとかヘチマとか言って新人のマーケティングなんかも兼ねて、やたらと出てたコンピレーション盤。“Above the Rim”のように構成もしっかりしていて優秀なタイトルも結構あって見逃せん存在でしたが、中には1曲、2曲の為にしょーもない他の曲まで抱き合わせで買わされる事もシバシバありました。本作はアメリカ・ドラマ“リビング・シングル”の挿入歌やインスパイアされた曲を集めたサントラ。これがナカナカ侮れない内容でたちが悪いです。
 まずメジャー組としてはHip Hop界の大御所Queen Latifaのラップ曲「Ladies Night Out」が登場。最近は歌う方にもっぱらシフトしちゃってますが90年代はまだ熱くラップしてます。ファンキー・フォー・ジャマイカを下敷きにラップするラティファ嬢が力強くカッコいいです。続いては、もっさりした声のウェッサイ系Bo-Shed「Come On In」、1st収録曲をリミックスしYo-Yo And Nonchalantをフィーチャーした元ファミリー・スタンドSandra St. Victor「Chocolate (Remix)」、キャメオ曲を下敷きにした無名女性ラッパーNadanuf「Single Life」とファンキー・テイスト溢れる良曲収録。でも、やはり聴きどころはビッグ・ネーム登場の中盤。圧倒的存在感を示すのが大御所Chaka Khanの「Pain」。プリンスのペンによるコノ曲は後期ルーファスっぽくスイングする力作。また、今もソロで活躍のKandi嬢の熱唱が光りまくるXscape「How Do You Love Someone」も絶妙スロウ。かなりイケてます。トニーズのDwayne Wigginsのシタールが効いたまったりスロウ「1-4-3(Strawberry)」に続いては、最大のハイライトとなるEric Benet feat. Borey Jonesによるスティーヴィー・カヴァー「Superwoman」。こちらはジョージ・デュークのアレンジも素晴らしい逸品です。パフィお得意の超大ネタのパトリース・ラッシェン使用のNonchalantのアルバム曲リミックス「Until The Day」はFaith Evansを歌でフィーチャー。安易ながら気持ちエエ仕上がりは流石。ネタ的にはクレイグ・マックの大ヒット流用のEsaga feat. Pamela Bryantの「Don't Waste My Time」もナカナカ。終盤の注目は、イマチュアでお馴染みクリス・ストークスが手掛けた女性シンガーK-Ballの「All Of Me」でアコギが気持ちエエ佳曲。信頼バッチシのD-インフルエンス手掛けるShola Ama嬢デビュー時の「You Might Need Somebody」もアダルトなグルーヴで◎。最後はChris Gaddy & Pamela Bryantという無名の男女二人が登場で、たいそうなバラード。残念ながら、上手いんですが曲はイマイチな締めでした。
「大御所がキチンと仕事をしたアルバム。安易ながら大ネタ流用も楽しめる優秀コンピです」
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2011.07
06
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 同い年ってこともあって不思議な縁があるのか、いつも労せずして音源が自然に我が家に辿り着くレイラ嬢。御存知、ダニー・ハサウェイのお嬢さんです。20代半ばの頃、スライのカヴァーも入ったR&B秀作“A Moment”(←マジで最高)を友達に聴かせてもらい、30になってジョー・サンプルとの共演盤を「コレ、聴きなさいっ」と取引先のJazzマニアに持って帰らされ、40代になった今、同僚へ「何かおもろいモン、貸してくれ」というリクエスト投げたらコレ貸してもらえました。スレンダー美人だったのに、他の女性大物シンガー同様にお腹がふくよかになってしまったのが残念ですが、元々父親譲りのセンスを持った音楽性豊かな人。新生スタックス加入ってのも嬉しいニュースでしたが、そのスタックスが手掛けたEW&Fの優秀トリビュート盤にも参加してたレイラ嬢。R&B寄りの音で再び勝負ってのが嬉しい本作です。
 落ち着いたアダルト感覚でのR&Bが全編支配していて、流石に90年代前半にあったキャピ感は後退ですがスロウ&ミッド中心に熟女の魅力で迫ります。ラサーン・パターソンもソング・ライティングに名を連ねる、冒頭の「Let Go」からアダルトなグルーヴ登場で嬉しくなります。ラサーンは70年代風まったりエレピもたまらん「On Your Own」でも貢献です。ネオ・ソウル系ミッド・グルーヴでスムースに歌う「For Always」あたりは中盤のハイライト。このあたりのクールな感覚は実にたまりません。ドープな歌唱の中、時折父ダニー・ハサウェイやアニタ・ベイカーも感じさせる「That Was Then」、「Learning To Swim」など落ち着き払った貫録もそなえて聴かせてくれます。後半に掛けても、テラス・マーティンとの「1 Mile」、サンドラ・セイント・ヴィクターも1枚加わった「Little Girl」に「Naked Truth」と大人のミッド・グルーヴがクールに進行していきます。そんな中で終盤ハイライトとなるのは「UDO」。ジャジーな感覚を素地にディアンジェロ的グルーヴでヌメヌメかます傑作です。最後は深海を泳ぐような不思議な感覚に包まれる「Tragic Inevitability」でまったりと締めます。
「新生STAXの看板シンガー。寡作ながらしっかり良作つくってます!」
::more
2011.07
03
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
beyonce 4



 ついついジャケット眺めてたら、どうしても欲しくなってしまうって事がありますが、ビヨ嬢の新作もそう。先にネットとかで音源チェックしてたら、あまりパッとせんので今回は買うのやーめたって思ってたのに。お店でこの官能的なジャケに出会ってしまいあっさり撤回。このオッサン、あほちゃうか。と思われるくらい店でポスターをガン見の後、購入です。30歳目前にして、フェロモン倍増のビヨ嬢。う~ん、何とセクシーなこと。いっぺん、つきおうてくれ~って感じですわ。
 そして中身。あまりのビッグ・ネームゆえに普通のコトやっても文句言われるし、変に仰々しい曲ばっかでもとっつきにくいし制作側も大変なこっちゃと思いますが、やはり自信満々な感じの大袈裟スロウ「1+1」で幕開け。続く「I Care」も重厚なアレンジでのスロウ。「I Miss You」もセリーヌ・ディオンにでも歌わしとけみたいな曲で暗雲立ち込めます。自己陶酔系連続に、カラオケ屋なら確実に“ええ加減にせぇよ”とツッこむ展開です。“しもた~”と中身も確かめんと表紙だけで判断して買ったエロDVDのような気分に陥るものの(←下品なことですいません)、4曲目にホワイト・ナイトが登場。さすが童顔氏です。Babyface絡みの「Best Thing I Never Had」はナカナカの力作。ビヨンセの気張った歌唱もイヤミにならず、10年後にも聴けそうな良曲が登場で安堵です。という事で、聴きどころは間違いなく中盤にあり。スティーヴィーの名曲“For Your Love”を下敷きにしAndre 3000(Outkast)を招いて制作されたカニエ絡みの「Party」、どことなくデスチャを感じる「Rather Die Young」あたりは絶品です。80'sチックでデバージあたりを彷彿させる「Love On Top」、BoyzⅡMenも切り貼りしブッ飛んだビートで迫る変態系「Count Down」あたりはShea Taylorの頑張りも光ります。でも注目のダイアン・ウォーレン曲である「I Was Here」は、やや不発。シングル曲「Run The World (Girls)」も最近、影響を受けたというフェラ・クティを感じさせるアフリカン・ビート曲ですが、程々にした方が良かったのでは?と思う出来。ただ日本盤ボートラという「Dreaming」は直球パワー・バラードで、ビヨ嬢の黒い歌唱が光るそこそこエエ曲。
そしてデラックス盤のみ2枚目には「Lay Up Under Me」に「Schoolin' Life」とキャッチーで普遍的なアップテンポのR&Bが収録。コレが実に心地イイ出来。奇をてらったり、大作っぽくもなく飽きずに聴けそうな感じで、絶対これらが入ったDX盤の方がオススメです。本編のリミックス含め他にも3曲収録。
「おそらく、あと5年もすればブクブクいくであろうビヨ嬢。今が旬です!」
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