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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
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2011.05
31
Supremes-a-go-go.jpg



 ゴー・ゴー!イケイケ!です。“おとたま!ゴー!ゴー!”(←アクビちゃん調でお願いします)ってな感じっすか。なんとも意味不明な事でどうもすいません。でも女3人集まれば男として舞い上がってしまうのはしょうがありません。風間3姉妹(←古い)であろうと、パンジーであろうと、TLCであろうと何かとテンションが上がってしまいます。今や立派なオバはんのダイアナ・ロスもコノ時代の可愛いこと。声もキュートやし、バサバサつけまつげもキュートやし言うことがないです。そして60年代的なカラフルでポップなレイアウト・ジャケに全盛時のデトロイト・モータウン・サウンド。これは最高と言うしかないのです。
 中身は基本ダンス・ナンバー。オリジナル・ヒットに加え、他アーティストのモータウン・クラシックのスプリームス版が聴けますが、これまた楽しです。制作も任されたホーランド=ドジャー=ホーランドと蜜月だった頃の、この本作は正に飛ぶ鳥を落とす勢い。純然たるオリジナルといえるのはたった2曲とはいえ、統一感も抜群です。アルバム・トップを飾るスネア4つ打ちの哀愁ビートナンバー「Love Is Like An Itching In My Heart」と、チャート1位となり後にフィル・コリンズも大ヒットさせた“ザ・モータウン・ビート”として知られる「You Can't Hurry Love」。後者の独特のハネ・ビートは後のヒット曲にもアホほど流用されておりますが、まさにエヴァーグリーンな胸キュン・ポップ・ソウルの傑作。そして後は、すっかりスプリームス色に染め上げたカヴァー曲。Isley Brosの「This Old Heart Of Mine」や、テンプスの「Get Ready」あたりは実にクオリティの高い仕上がり。彼女らのヒット曲やと言われても全く違和感ナッシング。フォー・トップスは「Baby I Need Your Loving」、「Shake Me, Wake Me」、「I Can't Help Myself」と3曲やってますが、軽い仕上がりで聴きやすいです。特に「I Can't~」はダイアナ声もハマりまくりです。最高。“うたばん”でお馴染みナンシー・シナトラの「These Boots Are Made For Walking」や、エルジンズの「Put Yourself In My Place」もキュートな仕上がり。ビートルズ版があまりにも有名なバレッタ・ストロング「Money」もグイグイ迫るモータウン・ビートとダイアナの声の対比が絶妙。フローレンス・バラードが歌うマーサ&ヴァンデラスの「Come And Get These Memories」は華こそ無いですが好感触。最後はリック・デリンジャーのマッコイズ「Hang On Sloopy」でダンサブルな締め。
「なんとも楽しいアルバム。しんみり聴くトコなど一切無しのダンス天国!よろしおまんな~」
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2011.05
28
al wilson q971

 「愛を信じて」って邦題タイトルがグッとくる超名曲「Do What You Gotta Do」。元々はジョニー・リヴァースがLPで歌ってた曲で、B.J.トーマスやニーナ・シモン、クラレンス・カーター、フォー・トップスなんかも名演を残したジミー・ウェッブ作品。ドラマティックなメロディが印象的なほんまにエエ歌ですが、昨年にSisters Loveの優秀カヴァーを聴いてから、また頻繁に聴くように。でも、なんといってもアル・ウィルソンの歌うヴァージョンが最高。元々は最初にアルが歌う為に書かれたのが本当だそうでピシャリはまってます。さてこのアル・ウィルソン。残念ながら既にお亡くなりですが、70年代のShow&Tellのヒットで知られていて、歌手としての幅が広いからか、中途半端なスタイルが災いしてか日本であまり話題になることが少ない人。ポップスにしては濃すぎるし、ミシシッピー出身とはいえサザン・ソウルほどディープでもないしって感じ。でもハッキリしてるのは歌声は超一級品ってこと。哀愁溢れるコード進行の劇的な曲を歌わせたら最高なのは間違いなしです。
 ジョニー・リヴァースが興したソウル・シティからのデビュー作はハル・ブレイン等の西海岸の一流セッションマンがバックを固めた力作。いきなりソウル臭が薄いフォーク・シンガーのフレッド・ニールが書いた「The Dolphins」でスタートですが、これが素晴らしい。イルカを探すっていう平和を歌った作品で、ジーン・ペイジのストリングス・アレンジにラリー・ネクテルの渋いオルガン、アルの塩辛ヴォイスが絶妙の絡み方で感動させてくれます。ソウル臭は幾分薄めながら、ジョー・テックスも同時期にソウルフルなカヴァーをしたグレン・キャンベルのカントリー・ヒット「By The Time I Get To Phoenix」、ジェリー・バトラー「I Stand Accused」なんかもドラマティックに仕上がっていてカッコいいです。ウィリー・ハッチ作のデビュー曲「Who Could Be Lovin'You」は情緒あるエエ曲なんですが、何かもう一歩及ばず惜しい作品。バリトン・ヴォイス自体は素晴らしいですが、フォートップスのカヴァー「Shake Me Wake Me (When It's Over)」もマァマァ。ハーブ・アルパートのバカラック曲「This Guy's In Love With You」や、フレディ・コールのオスカー・ブラウンJr曲「Brother Where Are You」も節操無くやってます。他では、いかにも昭和歌謡的なアップ・ナンバー「The Snake」はシングル・ヒットも記録。ジョニー・リヴァースの「Poor Side Of Town」なんかもアルの雄大な歌唱が冴えます。また本作のkent現行盤はシングル曲など11曲追加収録で、正統派ノーザン・ソウルっぽい「When You Love (You're Loved Too)」や、ウィリー・ハッチ制作のスプリームス丸出しの「Now I Know What Love Is」、メロウなリオン・ウェア作品「You Do The Right Things」などはソウル・ファン的にはど真ん中で嬉しい配球。B.J.トーマスなんかも似合いそうな「Bachelor Man」など、ここらはナカナカ聴き応えあります。賛否分かれるとこですが、スワンプなスマイリー・ルイス「I Hear You Knocking」や、CCR「Lodi」など泥臭いロック・アプローチもありです。
「ソウルど真ん中じゃないにせよ超一級品には偽り無し。フラットな視点で聴くべき傑作」
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2011.05
25
texas.jpg

 テキサス絡みでもう1発。自分が訪れた街はメキシコ国境も近くヒスパニックも多いところだと実感できましたが、ちょっと黒人が少ないなぁと思ってると少し別の場所でしっかりコミニュティーがあるって言ってました。勿論マイノリティながら、あのビヨンセ嬢を輩出した州。黒人音楽もしっかり根付いています。ここはがっつりファンクですわ。痒いところに手が届く仕事ぶりで、全世界の黒音ファンからの信頼を勝ち取ったJAZZMANのナイス・コンピレーションです。こんな人等知らんわと素通りせんでホンマ良かったグレイト・ファンクで溢れかえる編集盤です。
 まず冒頭からIsley Brosのファンク期カヴァーThe Latin Breed 「I Turn You On」が登場。切れ味抜群の演奏に、J.B.スタイルの剃刀ヴォーカルがマジ最高です。1発目から尋常じゃない展開で、即興奮できます。もちろん何処のローカル・バンドも漏れなく演ってたであろうJ.B.ナンバーは「I Got The Feeling」をBobby & The Premiersなるグループがカヴァー。こちらもナカナカです。シビれるファンクを多数量産したテックスメックス・グループSunny & The Sunlinersは「Get Down」を収録。やはりコノ時期に影響力抜群だったJ.B'sを模倣したスタイルが断然カッコいいのが多いですが、飛び抜けてるのが、The Majesticsの「Funky Chick」。タイトなグルーヴは鳥肌モンで個人的には1等賞!これに続くサンアントニオのLittle Jr Jesee & His Teardrops & Tearsが織り成す超絶グルーヴ「Funky Stuff」もJ.B.流儀+ミーターズって趣きで極上の部類。この人等が変名Zapataで出したアイザック・ヘイズの「Do Your Thing」も収録です。同じくサンアントニオからのMickey & The The Soul Generationは単体発掘作も話題だったグループ。ワウ・ギターも熱い「Give Everybody Some」が収録です。注目のカヴァー作はJ.B.御大のLittle Joe And The Latinairesがインストもの「Soul Pride」、サンタナの「Evil Eyes」を演ってるThe Brothers Seven、ミーターズの「Sissy Strut」のJoe Bravoと何れもナイス・グルーヴで満足。さらに田舎ラボックはバディ・ホリーだけやと思ってったらVerm Blair Debate(Now Again盤ではジャケに登場)が「Super Funk」でタイトルどおりナイス・ファンクを聴かせます。マーヴァ・ホィットニーばりに迫る女性ファンクJames Polk & The Brothersも「Power Struggle」も激熱。締めは疾走感では本作No.1の「Psycho」を奏でるオースティンのThe Fabulous Mark Ⅲ。フルートにファズ・ギターも登場する高速ファンクです。なお配信版は曲数が少ないのでご注意を。
「クソ暑い町で生みだされた、クソ熱い音楽。最高すぎまっせ」
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2011.05
22
Category : Golden Pops
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 1週間も日本を空けてると、コッチの仕事が難問続々で一気に興ざめ。NEWSの方も裕也さんがアホな事で逮捕されてたりでほんとガックリです。気晴らしに始発が動くまで夜の東京パトロールしてきましたが、無駄な金使っただけでした。トホホ・・。でも楽しかったことだけは脳内メモリー保存です。で、アメリカでの道中、バスの中でガイドのテキサス在住40年というおばちゃんがやたらと唄ってたのが“デイビー・クロケットの歌”。この歌、以前にTVで平尾昌晃と寺内タケシがライヴで演ってるのを見て気に入った曲で、カントリー&ウエスタン調の楽しい歌です。帰ってきてからも聴きたくなってもっぱら部屋で流してるのが、アメリカの俳優&歌手Bill Hayesのオリジナル「The Ballad Of Davy Crockett」。今回行ったサンアントニオで、「アラモ砦の戦い」(1800年代のメキシコ軍とテキサス独立軍の攻防)での英雄を歌った歌で、バスのおばちゃんによると小坂一也氏が日本ではヒットさせてたそうです。なんともホッコリするエエ曲です。
 本作は上掲曲を含んだ50~60年代にかけてヒットを連発したケイデンス・レコードのオムニバス盤。口ずさみやすい古典的名曲がいっぱいで古いアメリカ映画を見てる気分になれます。エイムス・ブラザーズ“裏町のおてんば娘”として知られた「The Naughty Lady of Shady Lane」などが収録されてるのがケイデンス・レコード創始者Archie Bleyerで、彼の奥さんがメンバーだったのがあのThe Chordettes。58年の大ヒット「Lollipop」はあまりにも有名なオールディーズ代表曲でガールズ・ポップスの古典。映画「スタンド・バイ・ミー」を思い出します。これまた日本でも有名な曲で、甘いロックンロール調がたまらんJohnny TillotsonPoetry In Motion」もおなじみ曲。単純にすごくイイ曲と再認識。そしてケイデンスといえば、やっぱり代表選手The Everly Brothers。サイモン&ガーファンクルやビートルズにも多大な影響を与えたとされるデュオ・チームで、ここでは定番的ヒット「Bye Bye Love」、「All I Have To Do Is Dream」を収録ですが、ロックの観点では超重要なのがLink Wrayなるギタリストの存在。フーのピート・タウンゼントやジミー・ペイジ、キンクスなど海を越えてUKシーンでも絶大なる支持を受けた人で、本作収録の58年「Rumble」はチンピラ的サウンドで暴力を連想させるということで、なんとインストながら放送禁止になった名誉な曲。まさにガレージ・ロックのオリジナルなサウンド。一方、ジャッキー・ウィルソンの雛型みたいな黒人バラディアーLenny Welchは「You Don't Know Me」など3曲が収録でしっとり聴かせます。子役スターだったEddie Hodgesは4曲収録で、“恋の売り込み”で知られる59年「I'm Gonna Knock On Your Door」は初期Isley BrosのカヴァーでPopなR&B調でカッコいいです。他にもJulius La RosaMarion MarloweCharie McCoyなど主要どころを押さえた充実盤です。
「別にコノ時代に生まれてはいませんでしたがノスタルジックな気分に浸れる1枚。アメリカにも文化はあるぞってのがコレ。」
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2011.05
18
Category : Hard Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 1週間ほどアメリカ・テキサスへ海外出張。久々に竜宮城のような日々だったので日本生活で適応障害になりそうです。夜のパーティーでも滅茶苦茶上手いバンドがクール&ザ・ギャング、ライオネル・リッチー、ビヨンセ、プリンスからジョーン・ジェット、ジャーニーまで何でもありで演奏。ゴキゲンさんで踊りまくれましたヨ。移動もコンヴォイみたいなバスでハイウェイをブッ飛ばすので最高でした。このしょーもないサイトでも調子に乗ってテキサス系でいきます。勝野洋(←古い)の事も如何なものかってことでテキサスの雄、ZZトップです。さてこのZZトップ。日本ではもっぱらトラック野郎に愛されたのは八代亜紀でしたが、アメリカではこの人等。そんな支持層の特徴もあって、昔はレコードよりカセットが売れたそう。自分は当時、MTV経由で知りましたが髭モジャのムサいおっさんがコミカルにポーズを決めるPVはインパクト抜群で、AC/DCなんかにも通じる(←ほんまはコッチが後発)ヘヴィなサウンドもカッコよろしかったです。ビジュアルもさることながら超のつく泥臭いサウンドが売りながらも、シンセなどもバランスよく融合したサウンドも新鮮でメジャー感も抜群にあった珍しいバンドです。
 なんといってもカッコええのが「Gimme All Your Lovin'」に「Sharp Dressed Man」。ビリー・ギボンズの煙たい歌声に、やたらピッキング・ハーモニクスが入るドライヴ・ギターも絶好調。ほんとドライヴにもってこいの痛快なロック・サウンドで、今もたまに大音量で聴きますがマジ最高です。大ブレイク作だけあって他にもシングル・ヒット連発です。さらにポップさを増した「Legs」なんか、昔のファンからしたら洗練されすぎかもって垢抜け感でしたが、次にカットされた「TV Dinners」あたりはブルース臭くバランスもしっかり取ってました。他も単純明快でカッコええロックがジャンジャン登場。ぐいぐいアクセルを踏みたくなる「Got Me Under Pressure」に「Dirty Dog」、ノリよくシャッフルで決める「If I Could Only Flag Her Down」なんかもストレートでなかなかです。また「I Got The Six」、本編最後の「Bad Girl」あたりはAC/DCに負けんくらいハードにロックしてくれてます。現行DX盤や配信では、これらシングル・ヒットの激熱ライヴや別ミックスもプラスした超強力仕様も存在。
「コロナビールでも飲みながら、ガンガン聴きたい人等。ムサいけど最高のおっさんらですわ」
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2011.05
10
Category : New Wave + Punk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 仕事帰りに寄ったレンタル屋で懐かしいグループ「ウルトラヴォックス」に遭遇。思わず飛びつきましたヨ。実はこの人等、私にとって特別なグループ。少年の頃、エレキ・ギター買って横浜銀蠅さえちゃんと弾けず「あ~おもろない、もうヤメたろかいっ」とあきらめかけた時に、やっとこさ初めて弾けたのがシングル盤で家にあった「ニュー・ヨーロピアンズ」でした。シンプルでインパクトあるGカッティング・イントロ、ちょっと努力すれば何となく弾けたソロ、しかもそれなりにカッコいいフレーズってことで初めてギターを弾く喜びを知った曲ですねん。またコノ曲は当時、ヘリコプター+三宅一生の斬新なアングルで撮られたサントリー・ウィスキーのCM(←当時からセンス抜群)でカッコよくBGMとして流れており、結構知られた曲でした。そんなこともあって、人前でギターを手にとりイントロなどサワリを披露すれば“お~っ”と言ってもらえるってことで、ホント気分上々になれるええ曲でした。
 そんな事でウルトラヴォックス。ライヴ・エイドにも出たりしたUKバンドとして結構有名でしたが、実は思い入れはこの曲だけで、他はたいした事知りません。でもフロントにミッジ・ユーロがいたってのは鮮明に覚えていて、オールバックにチョビ髭、ドン・コルレーオーネの若い時代のような風貌は実に男前でした。後になって知ったのですが、結構好きだったThin Lizzyが来日した時、突然気まぐれ脱退したゲイリー・ムーアの替わりにヘルプで来たってのも好感度大でした。全然、ハード・ロック系でもない人なのにフィル・リノットとの友情を大事に来たのだと勝手に解釈。う~ん、妄想ながら美しい逸話です。で、本アルバムは、デヴィッド・ボウィにも影響を与えクラフトワークにも関わったドイツの才人「コニー・プランク」がプロデュースしたヨーロッパ的美学に支配された作品。ちょっと疎いジャンルですが、シンセ・サウンドをクールに活用した初期型ニューロマンティック系って感じ。私もYMOは通過してたので大きな違和感も無しで聴けました。当時はすぐ飽きちゃって、30年近く忘れてましたが久々の遭遇はナカナカ新鮮です。やはり断トツでカッコええのはフランジャーかましたソリッド・ギターも光る「New Europeans」。今も色褪せません。その流れで「Private Lives」も同傾向で硬質ビートがイカしてます。シングル曲としては、よりテクノ感の強い「Sleepwalk」に「All Stood Still」、「Viena」とありますが、中でも退廃的ながらキャッチーなメロが光る「Passing Strangers」は聴きモノ。分かりやすくてエエですわ。
「ダンディな大人の紳士に見えたウルトラヴォックス。再結成して頑張ってるようです。」
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2011.05
07
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
rod tonight



 連休もアッちゅうまに終わってしまい、寂寥感の中、再び大都会での独り身へ。これも運命(←さだめ)と生きていくのか~♪とクリスタル・キングばりに泣き叫んでます。家族のありがたみをヒシヒシ感じつつ、再び遠洋漁業に出た男のような気持ちで黙々と仕事へ。男ってつらい生きモンですな。サザン・ソウルとか聴くと泣いてしまいそうなので、無理からライト・モードに転換。こんな時は軽薄な時代のロッドに限ります。コレはおそらく70年代初めからロッドを知る人にとって「ふざけんなっ」となったであろうアルバム。しかしながらハりウッド的スーパースターなロッドを期待する人には充分に輝いたアルバムでした。私などトラッドなロッドは後聴きだったので当然後者。前作の“パッション”とか、R&Rな“ベター・オフ・デッド”にシビれてたので本作は充分“アリ”でした。声も高く、声量もパワフルなロッドとしてはこのあたりは最盛期だけあってカッコええです。
 中身は、いきなりニューウェーヴ調で新鮮な「Tonight I'm Yours (Don't Hurt Me)」で派手めの幕開け。この軽い身のこなしも魅力です。マギー・メイやフェイセズの頃からのロッド・ファンは「なんじゃこれ」ってなったかもしれませんが、曲もカッコええのでOKです。そしてポール・キャラックのエース時代の名曲「How Long」カヴァー。AORテイストの名曲でロッド版もなかなかメロウです。R&R2連発となる「Tora, Tora, Tora」、「Tear It Up」はちょっと軽いですが流石の出来。後者はジョニー・バーネット・トリオのカヴァーで当時のネオロカ・ブームにもしっかり目配せです。マーキュリー時代のテイストで迫る「Only A Boy」や、お馴染ボブ・ディラン・カヴァー「Just Like A Woman」は古くからのファンも納得したであろう本来の路線で高品質。しかしながら個人的に大好きだったのは“燃えろ青春”ってな西城秀樹みたいな邦題もついてた「Young Turks」。コレと1曲目の新機軸軽薄ニューウェーヴ路線は子供であった私の耳にジャスト・フィット。FMなんかでよく流れてたこともあっていまだに本作を象徴する名曲やと思ってます。他はしょーもない曲も点在ですが、まぁ目つむります。また現行i-tunesなどの配信仕様は6曲プラス。大ヒット「Da Ya Think I'm Sexy」の81年Rehearsalヴァージョンや名バラード「I Don't Want To Talk About It」の80年バーミンガムLive、「Hot Legs」84年サンディエゴLiveなども入った、オマケにしては充実しまくりのアップグレードぶりです。
「とにかくイケイケのロッド最後のアルバム。ようやく私も、この軽さに秘めた哀愁を分かる男になりました。」
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2011.05
03
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 音は勿論、ビジュアルまで含めストーンズとタメをはれるバンドなどナカナカございませんが、唯一思い浮かぶのは全盛期のJ.ガイルズ・バンドくらい。猛烈にカッコええのは、言わずもがなでアトランティック期ですが、なかなか捨て難いのがポップなアプローチに移行したEMI期。なんせ最近はいつ何買ったかって記憶もすぐ吹っ飛びますが、このアルバムは忘れもせん自分の小遣いで初めて買った洋楽初シングル「堕ちた天使(センター・フォールド)」を含む大ヒット作。全体通してニューウェーヴの影響も感じられ、髭モジャで“ホームワーク”なんかを演ってたバンドとは思えません。明らかにバンドの歴史からみれば異色作で、メンバー間で葛藤もあったかもしれない問題作。この後に熱いLive盤“Showtime”を出した後、バンドの看板ヴォーカリストであるピーター・ウルフが脱退し、さらにニューウェーヴ化が進んだピーター抜きの新作がリリースで、がっかりしたもんです。大ヒットが生まれ万々歳とはいかなかったピーター在籍時の最後のスタジオ録音となるJガイルズ・バンドが本作でした。
 冒頭のタイトル曲「Freeze Frame」はシャッター音と男前セス・ジャストマンのチープなオルガンから始まるインパクト抜群のダンス・ナンバー。キャッチーでモダンな感じもしましたが、骨格は60'sソウル調でホーンやハンドクラップもピシャリきまるカッコええ曲。シンセアレンジやドラム処理など、ニューウェーヴ調ながら「Rage In The Cage」も往年のJガイルズ調だったら、もっとカッコよかった筈のR&Bテイスト曲。そして本作の格をグッと高める特大ヒット「Centerfold」の登場。新たなスタイルが結実しモダンなアプローチも奏功した激傑作で、ピーターのセクシーなVoも光りまくりです。教室でダンスするPVも激カッコよかったコノ曲は、同じ年に出されたストーンズの“Start Me Up”と共に筋金入りのロック小僧を急増させたバンドの金字塔です。近年もCM曲で使われてましたが、全く古びないエヴァーグリーン・クラシック。以降はしょーもない曲もチラホラでリピート頻度の低い曲が並びます。あれだけ泥臭くファンキーな鍵盤プレイを披露していたセス・ジャストマンが時代のトレンドに流されすぎたって感じで、今聴くと古臭く感じるのが非常に残念。サビだけはグッとくる「Do You Remember When?」や、アトランティック期のアレンジで聴いたら絶対カッコええファンキーな「Flamethrower」あたりは一聴の価値あり。でも終盤は大健闘で、従来のファンも納得の哀愁溢れるメロが最高の「Angel In Blue」、Jガイルズのギター主導でマジック・ディックのハープも光る「Piss On The Wall」と70sテイストの好曲で底力を見せつけます。
「この後、ソロで充実作発表のピーター。ライブだけでなくスタジオ・リユニオンも待ってまっせ~」
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