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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2011.03
29
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 まだ比較的最近出た、エドウィン・ホーキンスの日本で最も有名なゴスペルをタイトルにしたオムニバス新録アルバム。去年のグラミー賞ゴスペル部門にもノミネートされてました。なんとも豪華な面々が集結したアルバムで、曲もとっつきやすい有名曲中心。アル・グリーンとボン・ジョヴィが一緒に収まってるアルバムってのも新鮮です。これは良い企画でした。
 トップバッターは若きブルース・シンガーJonny Lang With Fisk Jubilee Singersの「I Believe」。ゴスペルmeets Z.Z.Topみたいな感じがおもろいです。現在のアメリカン・ロックの星と言っていい3 Doors Downはブラインド・フェイス「Presence Of The Lord」を劇的カヴァーで素晴らしい出来です。スティーヴィーの「Higher Ground」ではスティール・ギターのRobert Randolphと躍進アーバン・ゴスペル・グループThe Clark Sistersが熱い共演。客寄せパンダみたいなJon Bon Joviの「Keep The Faith」はゴスペルチックにリアレンジ。元歌は知りませんが雰囲気はナカナカです。そして最大の山場は中盤3連発。まずAl Green & Heather Headleyの絶妙のコンビで送るインプレッションズ「People Get Ready」は文句無しの快心の出来。流石としか言いようのない激ソウルフルな二人の歌い回しは相性もバッチリで、コレ1曲だけでも是非ポチっといっといてください。ゴスペル界とカントリー界の人気者共演となるMavis Staples & Patty Griffinによる「Waiting For My Child To Come Home」も落ち着いて聴ける安定感です。青い目をしたリアル・ソウル・シンガー、ドゥービーBrosのMichael McDonaldの書き下ろし曲「Storm Before The Calm」は迫力のクワイアを従えたジャンプ・ゴスペル。カッコええ~。この後は、西アフリカ出身の女性シンガーAngélique Kidjoはボブ・マーリー晩年の傑作「Redemption Song」を堂々カヴァー。これがまた素晴らしい出来でノーマークだった中、収穫だった1曲。ニューオリンズの顔ともいえるブラック・ヨーデルの大御所Aaron Neville With Mt. Zion Mass Choirはサム・クック「A Change Is Gonna Come」をゆったりと歌い上げます。そしてタイトル曲でもある「Oh Happy Day」は今やHip Hop界の重鎮Queen Latifah With Jubilationがモダン・スタイルで披露。歌もナカナカいけてます。最後はゴスペル定番「This Little Light Of Mine」。サム・クックもコパで演ってましたが、ココではJoss Stone & Buick Audraがアコースティック・セッションで泥臭くキメてます。
「聴かず嫌いの人の意外な発見もある優秀オムニバス。みんな、魂入ってます!」
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2011.03
25
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 な~んかいろんな事が起こりすぎの毎日。急遽、自分もヨーロッパ出張中止のハメになり、対応混乱・情報錯綜が続くモヤモヤした日々の中、久々にシビれたのが内田裕也氏と軍団による義援金活動。やり方については「このオッサン、アホか」と思った人もいるかもしれませんが、警察に路上ライヴは中止勧告は受けつつもジョー山中や白竜、トルーマン・カポーティR&Rバンド等と共にジョン・レノンの「Power To The People」を合唱し渋谷の街を闊歩。ねり歩く様は実に天晴れでした。援助の方法や規模がどうあれ、まずはできることのをヤル!っていうのを行動で示し、真のROCKとは何ぞやみたいな事を一発で分からしめてくれました。ホント素晴らしき男です。三宅久之氏同様、あと四半世紀は頑張ってもらいたい逸材です。
 そんな事でこの名曲「Power To The People」。残念ながらオリジナル・アルバム未収録のシングル曲。今では、この曲を聴くには色んな形の編集盤が組まれ好みの形をチョイスして購入可能ですが、CD時代突入までの定番は本作でした。何といってもジョン存命中にオフィシャルな形で出された唯一のベスト盤。コンパクトながら絶妙な編集で今も輝いてます。もし子供がジョン・レノン聴きたいっていうなら真っ先に「四の五の言わずコレや」と差し出すのは本作でしょう。Rapもカッコいい「Give Peace A Chance」をイントロダクションで挿入し「Cold Turkey」、「Instant Karma!」ヘとシビれる流れは絶品です。そして裕也さんがNHK政見放送でも歌った「Power To The People」から「Mother」って展開も実にロック。A面最後を飾った劇的にソウルフルな傑作「Woman Is The Nigger Of The World」まで、とにかく史上最強の流れやと思って聴き倒しました。ジョンの尖がったロックン・ローラーとしての姿が浮き彫りです。代表曲「Imagine」、Elton Johnとの共演「Whatever Gets You Thru The Night」とB面も必聴でしたが、「Mind Games」、「#9 Dream」ってソフトな流れも当時のお気に入り。フルで聴きたい人は別で買うしかないですが、強烈だったラストの「Happy Xmas (War Is Over)/Give Peace A Chance (Reprise)」って編集も最高でした。名曲が数多く存在する人ですが主夫時代までの理想の選曲がなされてます。
「役目を終えたとは思えない、鰹節が裏ジャケに描かれたLP時代の優秀ベスト。日本列島に力を!」
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2011.03
23
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 震災が大きな傷跡を残し、諸行無常を痛切に感じる日々。偽善はイヤなのでありきたりの事は記しませんが、娯楽や芸術ってのは普通の日常があってこそ楽しめるモンやと再認識です。首都圏は小さな余震もまだ続くとはいえ被災の中心地から比べれば全然普通の生活ですが、なんか空気が重いのは事実。何もできないなら義援金だけは出す、で無関心はダメですがエラそうな意見や間違った憶測は控えるってことも大事です。残った人の日常が戻るのが大切な中、不謹慎って言葉のもと経済活動が停滞するのだけは大きな懸念です。地元の建設業からどんどん復興して欲しいです。まぁ、とにかくこんな時に限って無宗教のクセに突然「神様!」って言ってみたくなりますが、窮地に陥ると人間そんなもんです。なので、あんまりフザけた歌聴くよりゴスペル聴いてるほうが何となくしっくりきます。沈滞ムードが続くのもどうかと思いますので、淡々といきます。
 不世出のシンガー“サム・クック”が世俗音楽に踏み出す前に所属していたゴスペル・グループ、ソウル・スターラーズの録音。1950年代のゴスペル時代の録音はオーバーダブを施したモノもあって、色んな形でまとめられてますが本作はオリジナル録音中心に良作を上手くまとめあげてます。ただし拘りの冒頭は、サムの生前未発表だった「The Last Mile Of The Way」と渋い構成。生前ゴスペル期は男性カルテットで武骨に歌ったものでしたが、大人数のクワイア(ミリオネアーズ)をオーバーダブした形でリリースされたもの。こういったバックで歌うサムも感動的です。前半は51年のサム20才の初々しい録音中心。サムが全てリードを取る「Jesus Gave Me Water」や「I'm On The Firing Line」あたり後年の説得力に迫るものがすでに感じとれます。一方、サムと共にポール・フォスターが渋い喉を聴かす「I'm Gonna Build On That Shore」、「Let Me Go Home」なんかもグループの魅力をしっかり引き出します。ポールが出だしから引っ張る「Someday, Somewhere」あたり実に熱いです。53年以降の録音はドラムに加え、ピアノも重ねられ彩り豊かになりますがゴスペル・カルテットの本質は変わらず。相変わらず素晴らしいポール&サムのWリードが冴える「He'll Welcome Me」や「He's My Guide (Take 4)」、名門カルテット“センセーショナル・ナイチンゲールズ”のジュリアス・チークス(←サムをハード・シャウターとしての素質を見抜き指南したと言われる人)とサムの熱いゴスペル共演が聴ける「All Right Now (Take 2)」、名盤の誉れ高いゴスペル・スターズ・イン・コンサート収録の伝説のパフォーマンス「Nearer To Thee」の8分以上に渡る激熱のパフォーマンスも収録で必聴です。そして最後はスペシャルティ後期のPopソング「Happy In Love」で粋な締め。
「しばらく聴いてなかったゴスペル。優しくも力強い歌声で鼓舞してくれます。」
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2011.03
11
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 カダフィ大佐のプライヴェイト・コンサートに出演してたことが明るみになって非難を浴びちゃったマライア嬢。その非難の的は破格のギャラ。先に明るみになったビヨンセとかネリー・ファータドは寄付を発表したりしてイメージ・ダウン回避ですが、マライアの信頼回復やいかに。個人的には来月にはママになるってのに、いらぬ心配事を抱えてほしくないもんです。そんな事で安産祈願も込めてE=MC2なるアインシュタインみたいなタイトルのアルバムを今さらながら紹介。
 1曲目はコノ時期のハーデスト・ワーキング・マンだったMr.ロボ声T-Painをフィーチャーした「Migrate」。浮遊感あるシンセをループしたHip-Hop度の高いナンバーですが、まぁまぁってトコでした。やはり本作を代表する曲は次の「Touch My Body」。バウンスっぽいビートで妖艶に歌っていくマライアが印象的で、ユーモラスながらお色気満載(←古い)PVも最高でした。もうそろそろ次のPVで裸見せよんのちゃうか!?ってくらいの展開に男性陣大注目でございました。そして2000年代後半を象徴するようなシンセ重低音で迫りつつも、たいした曲でもない「Side Effects」ではハードコア・ラッパーYoung Jeezyもフィーチャー。それよりも、70年代ディスコを彷彿させるビートがクールな「I'm That Chick」や、メイン・プロデューサーJ.D.のクールなスロウ「Love Story」のほうがよっぽどマシです。そして個人的ハイライトであり病みつき曲となったのが「I'll Be Lovin' U Long Time」。反則技といっていいDe BergeのStay With Meネタが炸裂するキャッチーR&Bで、ビートもさることながらマライア嬢の艶っぽい声もピシャンとはまります。コノ曲の流れでよく聴いた「Last Kiss」もチキチキ・バウンスが気持ちエエ佳作です。後半にかけては尻上がりに充実で、流石ジャーメイン・デュプリって感じのシンプルながら完成度の高い「Thanx 4 Nothin'」、今J.Loで話題のランバダ的トラックに軽やかなメロディを乗せたSwizz Beatz「O.O.C.」もかなりも魅力的で、コチラは個人的に今頃ハマってます。ミディアム・スロウでは普遍的なのが何気に良い「Bye Bye」なんかも聴きモノで、このPVで共演したニック・キャノンが正に今回のBabyのパパです、多分。本編最後のピアノだけをバックに歌われる「I Wish You Well」では、もはや南米のフクロウしか聴き取れないと言われる(←嘘です)超ハイトーンも堂々の披露。そしてボートラで断然注目なのは、今は亡きカリスマ・ラッパーOl' Dirty Bastardの声もフィーチャーした要注意トラック「Heat」。シンセのフレーズはあの“Wu-Tang Clan Ain't Nuthin' Ta F' Wit”も挿入したWu-Tangファンがニヤリとする仕掛けで何とも憎い仕掛け。
「今は出産後の激太りが心配なマライア。旦那ニックの手腕が今こそ問われる時です!」
::more
2011.03
08
Category : J's Mainstream
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 最近ではエルトン・ジョン並みの毒舌&関西弁でのおもしろトークも絶好調の平井堅。特にダウンタウンとの絡みは最高です。でも音楽的には国民的全方位型歌手になっちゃって興味半減。独特のファルセットを駆使し尖がったR&B寄りのアプローチであった、ブレイクし始めの頃がやはり個人的好み。いまだに「楽園」と「Why」が自分の中では一番で、それを超える曲は無いです。Babyfaceと共演して以来、満たされたのか黒音にも固執しなくなった感もありです。ガナってシャウトするR&Bスタイルではなく、スムーズな高音&ファルセットでソウルフルに聴かすタイプは日本では貴重なだけにいささか残念。
 さて本アルバムはR&Bに最も接近していた頃の傑作。冒頭から、もろゴスペルを感じる自作曲「Love Love Love」でスタート。アレンジャーでファンキーなピアノも聴かす中西康晴のプレイも好サポートです。しかしながら脱帽級なのが次に登場する、シングル曲でMaestro-Tの大傑作「Why」で、今も日本版ティンバランド・サウンドの最高峰と信じる作品。結構、重い愛の苦しみを描いた詞にチキチキ・ハイハット、オート・チューン・ロボ声、スロウなのにこの変なリズムを日本のヒット曲で聴ける事に興奮しましたが、メロディ&堅氏の歌詞も絶品。後半のサビ繰り返しの部分からファルセットを交えたエンディングは何度聴いても震えます。イントロからサンプリング・ループで始まるスパニッシュ・テイスト導入「affair」や、アーバン・ファンクな「K.O.L」でのハネ具合もスタイリッシュにキメてくれていて実にエエ感じ。そして、注目なのが久保田利伸がアレンジャーで加わった「Unfit In Love」で、スティーヴィー・ワンダー風のグルーヴが高得点でコチラもなかなか。また“Why”のシングルでカップリングもされていた「wonderful world」はインパクト抜群の高クオリティで何回でも聴けます。そして終盤に控えるのが最初のブレイクとなったシングル曲「楽園」。地声でのリフレインにファルセットを重ねたサビや、中野雅仁のドス黒いアレンジといい、やはり今も最高です。シングルに同時収録されていた「What's Goin' On」(←マーヴィンとは同名異曲)も絶品の出来だったので本作に放りこんで欲しかったトコロ。変則ビートを持ち込んだ「アオイトリ」も尖がった音作りがたまらんですが、最後を飾る「The Changing Same -変わりゆく変わらないもの」は70's ニューソウル風味も感じるオーソドックスな大作で上手く締めてます。
「こっからブレイク後、暫く続いた絶妙のR&B路線。ファルセットの名手の尖がった音よ再び!」
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2011.03
05
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 80sソウルやブラコン嫌悪症の人へ処方箋としてオススメなのが、マーヴィン・ゲイの遺作にして巨大な作品「Midnight Love」やChangeの作品。イタリア・ミラノを出発点にニューヨークを軸足にスタイリッシュなブラック・ミュージックを次々に発表したユニット“Change”の音は今もって魅力的。ジャック&マウロのスティーリー・ダンみたいな作曲&プロデュース・チームが母体ですが、実に洗練されたバンド・サウンドで聴かせます。小粋で都会的なダンス・サウンドで魅了。ナイル・ロジャースのシックの発展形ともいえる洗練されたサウンドはホントかっこよくて、高速道路なんかで爆音聴きすれば昇天間違い無しの気持ち良さです。
 色々と借りて聴きましたが、この2ndは何とも素晴らしい作品。中でも劇的にカッコええのが冒頭のヒット曲「Paradise」。邦題なんか“恋のハッピー・パラダイス”と石川秀美(←古い)が歌ってそうなタイトルですが、ブリブリのアーバン・ファンク。根幹を成すデヴィッド・ロマーニのベース・ラインがグイグイと引っ張る中、鍵盤が華麗な装飾。シック関連の録音でもコーラスを務めたディヴァ・グレー嬢が歌い上げます。次に来る、極めてシック的な「Hold Tight」も超クールなアーバン・ダンサーでココでもディヴァ嬢が歌ってます。前作のルーサー・ヴァンドロスに変わって登用された男性Vo、ジェイムス・ロビンソンの熱い歌声も光る「Your Move」も実にスタイリッシュ。単音ギターでのグルーヴィーなカッティングもピシャリはまります。バラード「Stop For Love」でも情熱的な歌声を披露。個性はもうひとつですがテクニックは抜群です。また冒頭の2曲よりは格下ながら「On Top」や「Heaven Of My Life」なんかでも上質ダンス・サウンドを提供してくれます。最後のタイトル・トラック「Miracles」はアップ・テンポでキャッチーなつくりの中、ジェイムス・ロビンソンがエモーショナルに歌い上げてくれます。玉石混交の80年代への突入ながら、器材に振り回されないしっかりした音づくりを感じさせてくれる逸品です。
「凡庸のディスコ・サウンドと一線を画した黒光りした音。シックと共に外せない重要サウンド!」
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2011.03
02
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 小柄ながらパワフルかつ美しい声で魅了してくれる大橋純子。70年代から活躍する大ベテランですが今もコンスタントに良作を発表してくれるのは嬉しいトコロ。出会いは筒美京平作品の78年大ヒットで歌謡曲の流れを汲む「たそがれマイ・ラヴ」(←めちゃめちゃエエ曲)でしたが、むしろコノ曲は異色作だったみたいで本来はシティ・ポップ~ソウル路線のバンド・サウンドでの洋楽的指向を持ったシンガーでした。その大ブレイク前直前の作品がコチラで、彼女の懐の広い歌唱が満喫できます。バックはもちろんファンキーなネーミングも最高の美乃家セントラル・ステイション。佐藤健、土屋昌巳、六川正彦らを擁する豪華な面々。自分も後になって聴いた時から感じましたが、大橋純子本人も敬愛していたチャカのルーファスを狙ったようなアプローチはかっこよろしおます。
 コンセプト・アルバムっぽい作りで、冒頭の「パミールの夜明け」や「季節風便り」からタイトなグルーヴが聴け、70年代の日本のサウンドとしては3歩ぐらい先を行ってたような音で今も新鮮に聴けます。タイトルからしてソレっぽい「Soul Train まっしぐら」は本家G.C.S彷彿の激ファンクな曲。後に“すみれSeptenber Love”で大ブレイクの土屋昌巳氏のファンク魂を感じる真っ黒け仕様で、カッティング・ギターも実にシャープです。純子さんのシャウト気味の歌も力強さ満開。土屋作品では後の一風堂的な「China Dream」や、アースのカリンバ・プロダクション的な「Spanish Wind」も秀逸でハイ・センスなサウンド爆裂です。後半はカリプソを取り入れた「アラ・パナマ」にAORチックな「Summer Dreamin'」と色々なスタイルを披露してくれますが、聴きどころはこの後の終盤戦。アーバンな香りの中にチャカポコ・ワウ・ギター、ホーンセクションが絡む「Star-Light Train」、洗練されたメロディも光る「(I'm) Just Fallin' In Love」など心地良くも聴き応えあるサウンドがビシッと聴けます。この辺はルーファスにも通じるグルーヴィー・サウンドと黒めの歌唱がクールに決まります。現行盤はレゲエ・タッチのシングルB面曲「センチメンタル・レディー」や、企画アルバム収録曲だった「フラワー・ブロッサム・ストリート」も収録された丁寧なリマスター仕様でオススメです。
「日本が誇るレディ・ソウル。ハリのある声、バリバリの声量でこれからも頼んます!」
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