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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2011.02
27
Category : J's Mainstream
Theme : J-POP
Genre : 音楽
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 すべらない話やないですが、すべらない曲ってのがチョコチョコこの世には存在してます。それは宮川大輔の「ネコの生きてた話」や、小藪の「井上竜さんの合コン話」同様に、いつ何回聴いてもすべらんエエ曲です。それは松任谷正隆氏にして何十年間に1曲の名曲と言わしめたaiko「カブトムシ」。この前、ミュージック・ステーションに登場して久々にコノ曲を披露です。思わぬ不意打ちに40過ぎたオッサンがマンションの一室で一人狂喜乱舞。客観冷静に見ると、かなり気持ち悪い構図ですが、こればかりは致し方ありません。TVサイズのショートヴァージョンってのはマジ残念でしたが、ほんまエエ曲であると再確認です。流行歌ではない“ヒット曲”ってものが消費されるものになって久しいですが、CD時代以降では珍しい超エヴァーグリーンな曲で小坂明子の「あなた」(←古い)に匹敵する大傑作です。
 そしてコノ2nd。アルバムとはいえ、そこは吹田が生み出したスーパーアーティスト。他の曲も聴きどころ満載です。関西では「夢の乱入者」でお馴染みだったキーボードプレイヤー島田昌典がアレンジャーとして仕切ったバンド・サウンドも素晴らしい1枚。ギター・サウンドが支配する「愛の病」で勢いよくスタートですが、前半のハイライトは初ブレイクとなったシングル曲「花火」から5thシングルともなった「桜の時」。可愛くも、透き通った伸びのある声が親しみやすいメロディと共に響き渡ります。あ~なんと心地ええ音の塊なんでしょう。続く、後期ビートルズさえ感じる60年代後半のロックの香りもプンプンの「お薬」や「二人の形」も流れを遮らない良質トラックです。起伏ある歌メロに感心するほど可愛い恋心を吐露した歌詞も秀逸な「桃色」、ポール・マッカートニーと肩を並べるとマジで感じた「悪口」と天才メロディ・メイカーぶりを惜しみなく披露。ワルツ調でジャジーなテイストも導入した「傷跡」も、ええアクセントになってます。インディーズ時代のリメイク「Power Of Love」の後のオーラスは名曲中の名曲「カブトムシ」が登場。優しく惹きつける絶品メロディー、何ともいえん甘い声で魅了するaikoの歌唱、ドラマチックなアレンジと全くもって色褪せません。Mステでタモリとのインタヴューでも言ってましたが年がら年中カブトムシを買って孵化させてインスピレーションを与えたaikoの親父さんもナカナカの貢献です。
「脳内快適指数が異様に高いaiko嬢の可愛い声。いくつになっても可愛い歌唄ってくださ~い」
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2011.02
26
Category : Vocal Groups
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
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 見た目だけは、なんでこのジャケやねんってガッカリ度ナンバー1のロスト・ジェネレーションのアルバム。個人的にも苦手とするサイケデリックな感じのジャケで、ワケのわからん幻想的な音が出てきそうですが惑わされてはいけません。中身はしっかりバリバリのシカゴ・ソウルが堪能できるブランズウィック印。“ややこしいわっ”とツッコミたいとこですが、あまりの優秀な中身に許しちゃいます。The Chi-Litesのユージン・レコードがプロデュースで関わった激シカゴ盤(←なんじゃそれ)で、Tom Tom 84ことトーマス・ワシントンが織りなすバック・サウンドも最高の一語。もうこの辺の音は手放し大絶賛モードです。CDでは廃盤になったりで常にカタログ化されてないのが不思議な程ですが、内容メチャ充実のソウルフルな1枚です。
 まずNaSのサンプリングでも話題となったタイトル曲「The Sly, Slick And The Wicked」は、いきなりノック・アウト間違い無しとなる傑作スロウ。いなたいバック・コーラスにローレル・サイモンの男気満載のヴォーカルが乗っかる、マジたまらん展開。イントロから胸ときめきます。このアレンジから派生したと思われるJerry Butler & Brenda Lee Eagerのヒット「Ain't Understanding Mellow」も必聴です。続くThe Momentsの「Love On A Two Way Street」はファルセットを効かし、またCHAIRMEN OF THE BOARDの「Give Me Just A Little More Time」はゴスペル・スタイルを活かしたスタイルとカヴァーもナカナカ。The Delfonicsの「Didn't I Blow Your Mind」も曲自体がエエっつうのもありますが、良い出来です。それより、これぞシカゴ・ソウルってな音がたまらんグレイト・ミディアム「You're So Young But You're So True」や、Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhtyhm Bandの名曲カヴァー「Love Land」なんかは、かなりの高得点。タイロン・デイヴィスなんかが歌ってもバシッとはまりそうなシカゴ度満点の力作です。バックサウンドもイケてる、まったりスロウでは「Sorry I Can't Help You」、「Someday」と佳作連発。ワルツのリズムで意表を突く「Wasting Time」なんかも相当なカッコよさです。最後を飾るムーディなバラード「Wait A Minute」もコーラスにかかる奇妙な後追いディレイがピシャリ決まる逸品。ヴォーカル・ワーク&弦アレンジの絡みも素晴らしいですが、ベース&ドラムのセンス良いコンビネーションも特筆モノ。
「歌良し、曲良し、サウンド良しと近江商人みたいなアルバム。これやからソウルはやめられん~」
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2011.02
22
Gee_Whiz_3.jpg



 このところ出張連発に加え厄介な問題頻発でゆったりする暇無し。すっかり夜は癒しを求めてしまう今日この頃ですが、その役割を担ってくれるのはやはりアーリーソウル系。すっかりお世話になりっぱなしです。だいたいコノ辺の曲ってのは単純シンプルな王道コード進行が多いですので、歌唱やメロディがいやが上にも浮き彫りになります。実力の無い人は聴いてられません。そういう意味では、この「Gee Whiz」。シンプルながらメロ良し、声良し、アレンジ良しと完璧。カーラ嬢自作のデビュー作でありながら、ここから10数年続いたスタックス隆盛のきっかけともなった歴史的傑作バラードです。南部のインディだった“サテライト・レコード(後のスタックス)”と親会社“アトランティック”との関係も、当初ルーファス・トーマスとカーラ・トーマスの親子デュエットのみの契約だったのに、この大ヒットによって「スタックスの録音、全部ウチのアトランティック配給させておくれやす」と言わしめたほどの感動的名曲です。まさに“その時、歴史は動いた”といっていい重要曲。実際、このヒットのおかげでカーラはジャッキー・ウィルソンやサム・クックとも共演できたらしくて一気の大学生からスターになったそう。
 そんな事で「Gee Whiz」。スタックスでどれが一番好きか言わなシバくと言われたら、まずこの曲やというくらい好きです。この曲に代表されるように、全編カーラの可愛くもしっかり芯のある美声を活かしたアーリー・ソウルが秀逸なアルバム。タイトル・トラックと同タイプの「A Love of My Own」なんかも聴きほれてしまいます。チップス・モーマン作の甘酸系ミディアム「Promises」も高得点ですが、後のスタックス・サウンドを彷彿させるノリの良いリズム・ナンバー「For You」あたり南部の香りもバッチリ。他の曲では50'sっぽさも残るドリフターズ・カヴァー「Dance With Me」、「Fool Fall In Love」あたりのダンス・ナンバーもベタですがエエ感じ。充実のスロウではポピュラー臭いのがちょっとうっとおしいですがスタンダード曲「(I'm Afraid) the Masquerade is Over」、「A Lovely Way to Spend an Evening」、おやっさんルーファス作の渾身バラード「Your Love Indeed」、ファイヴ・サテンズのカヴァー「To The Aisle」なんか丁寧に歌い上げていてナカナカです。後のスタックス・サウンドとはちょっと違い、厚いコーラスやストリングスも多用された都会的なスパイスもええ塩梅。
「何はともあれ“Gee Whiz”。長年、マイ鉄板曲として君臨し続けてますぅ」
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2011.02
13
Category : Motown
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
n84413a4zbv (2) 3730999674_0478794ab0.jpg 3730202237_f522677ba4.jpg 3730999236_9d0ef5934b.jpg 3731000254_d5bc3facd6.jpg



 本当に嬉しい再発を連発してくれるHip-Oの丁寧なリイシューですが、マジ賞賛モンだったのがコレ。ジェイムス・ブラウンやアトランティックのアポロ・シアター・ライヴの素晴らしさにノック・アウトされ、やたらアポロ劇場って名前に敏感だった頃、存在を知ったモータウン・レヴューのアポロ・ライヴ。昔、LPで見っけて“こんなん、あんにゃ~”と大喜びで買ったカットアウト盤が“Recorded Live Vol.1”でした。そして時代は過ぎ、他のモータウン・レヴューも一挙収めたライヴ集大成がCDで登場。今や配信音源で常にカタログ化です。素晴らしい時代でんなぁ。
 そんな事でこの4枚組。特に1枚目のVol.1である63年アポロ音源は思い入れ満載で嬉しさひとしおの復刻でした。トップバッターで飛ばすThe ContoursWhole Lotta Woman」、売れる前の垢抜けないThe Supremes「Let Me Go The Right Way」と続いた後、最初のハイライトMarvin Gaye登場。「Stubborn Kind Of Fellow」での荒くも熱い歌唱は必聴です。初期の売れっ子The Marvelettes、完全に子供の声のLittle Stevie Wonder、看板だったMary Wellsと続きますが、圧巻はトリで出てくるThe Miraclesの2曲。特に名曲「You've Really Got A Hold On Me」はサム・クック“Bring It On Home To Me”も挿入して観客も大盛り上がりの熱演。
 2枚目は64年地元デトロイトFoxシアターでのライヴ。最初期メンバーのThe Temptationsはじめ、1枚目に続きMarvinStevieも活躍ですが、ココで熱いのは女性陣。躍進のMartha Reeves & The Vandellasは「Heat Wave」は勿論、インプレッションズの「It's Alright」なんかも演ってくれてます。Mary WellsThe Marvelettesも登場ですが、3曲収録のKim Westonが「Love Me All The Way」など素晴らしい出来。そして最後はThe Miracles「Mickey's Monkey」で大団円。
 フランス語のMCからスタートの3枚目は65年パリ・オリンピア劇場。Earl Van Dyke And The Soul Brothersのファンキーなオルガン・インスト「Too Many Fish In The Sea」でカッコいい幕開け。スター街道に突入したThe Supremesは1枚目と違って「Stop! In The Name Of Love」や「Baby Love」と大ヒットを披露。貫録もテクもバッチリで、ダイアナのキュートな声も光りまくり。不朽の傑作スロウ「Ooo Baby Baby」を披露するThe Miraclesも聴き逃せません。トリの青年Stevie Wonderは「High Heel Sneakers」や「Funny How Time Slips Away」とナイスな選曲です。
 4枚目はちょっと飛んで69年のFoxシアター。で、時代はファンク期突入ってことでThe Originalsはスライの「Sing A Simple Song」を披露。ほんまはバラードが聴きたかったトコです。聴きモノはレディ・ソウルBlinkyに、ソウル・マンBobby Taylor。オーティスやジョニー・テイラーのStaxソウルを節操無く演ってますがコレがまた熱くて素晴らしい。ボビーは名曲「Malinda」まで聴けちゃいます。デニス・エドワーズ加入のファンクなThe Temptationsに続いては紅組トリGladys Knight & The Pips。さすがの出来で「I Wish It Would Rain」など最高です。大トリStevie Wonderはヒット「For Once In My Life」やファンキーすぎる「Uptight」などビシバシ決めて既に貫録の域。
「もしブックレットなどいらんって人は絶対に配信がお買い得。モータウン・ファン垂涎のライヴ全容!!」
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2011.02
09
Category : 60's Soul
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
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  “天一のラーメン”って言葉同様、シカゴ・ソウルって言葉に無条件反応でヨダレが出てしまう私ですが、やはり初期と言えばオーティス・クレイもいたシカゴOne-Derful。学生の頃、このレーベルの気合の入ったP-vine編集盤はレコード屋でよく見ました。オーティス・クレイは勿論、名曲“I've Got A Find A Way”のHarold Burrageの単独盤はじめ、カッコいいアートワークできめ細かい独自編集盤を出していたP-Vine。その仕事ぶりは今のKentやHip-Oに匹敵するものでした。アーリー・ソウルの重要人物で、後のマラコでも名唱を残したマッキンリー・ミッチエルのシカゴOne-Derful録音もその中で知った1枚。今では曲数倍増のCDも出ていて、本当はソチラが妥当なのですが、60年初期録音なのにジャケが後年南部に戻った時代の竹内力ジャケなので大きくマイナス。あえてカッコよいジャケのコチラです。
 さて中身は62年~64年の録音。まず登場なのが最も有名なヒット曲のバラード「The Town I Live In」。テンダー・ヴォイスで包みあげたと思えば、ダーティなシャウトを挿入したりとなかなかの緩急で聴かせてくれます。ボビー・ブランドがやりそうなモダン・ブルースっぽいのも得意で「I've Been Wrong」ってのもありますが、最高なのは何といってもソウル・スタイルでの“ガナり”が光るスロウで「I'm So Glad」あたりは間違いなく最高峰の出来。スロウではじっくり歌い上げる「Handful Of Sorrows」あたりもナカナカの味わい深さ。またリズム・ナンバー「Stop Crying Over You」、「Don't You Know That's Love」、「Darling That's What You Said」なんかで荒々しく歌い上げる様などは実に魅力的でコチラも聴き応え抜群。他にもひたすらワイルドに迫る「Reckless Lover」、女声コーラスとの対比もエエ感じの「Tell Like It Is」、軽快に飛ばす「I Think You're The Girl」、「A Bit Of Soul」とダーティ・シャウトも織り交ぜながら上手く聴かせてくれます。一方、昭和の香りたっぷりのブルージーさで迫る「All Of A Sudden」なんてのも魅力で、南部ルーツの血統を垣間見せてくれます。
 現在の24曲入りで補強されたワンダフル録音決定版CDは竹内力ジャケで流通。マラコ時代と見間違うジャケだけは解せませんが中身は強力。LP曲に加え、サム・クック調の「I Found An Angel」、「I'm Ready」や、哀愁スロウ「Watch Over Me」あたりは聴きものです。
「シカゴソウル隆盛の基礎を築いたマッキンリー。いぶし銀の魅力で迫ります!」
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2011.02
05
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 アトランティックの黄金期を彩ったシンガー、ドリス・トロイ。そして、その名を聞いてまず思い浮かべるのは名曲「Just One Look」。様々なワーナー系ソウル・コンピに定番的に収録されるヒット曲で、70年代にはリンダ・ロンシュタットも名唱を残した有名曲ですが、この1曲だけでは少しもったいない。70年代にジョージ・ハリソンの下、アップルからスワンプ作品や晩年のミュージカルも有名ですが、何といってもまずはコレ、アトランティックのドリスです。アーリー・ソウルの香りプンプンの本作は名盤といって差支えない出来で、ゴスペル直系の骨太ハスキーヴォイスが満喫できます。
 ルース・ブラウンが活躍した50'sからアレサ・フランクリンのレディ・ソウル隆盛までの間を埋めてくれるのがアーマ・トーマスの初期やドリスのここいらの作品です。アーシーながら、甘酸っぱく切ない香り漂う雰囲気がたまらんのがアーリー・ソウルの魅力。そういった感覚でいえば本作は1曲目から合格印ぽ~んです。冒頭の「What Cha Gonna Do Bout It」はキュートなアレンジにハスキーなドリスの声がピシャリはまる素晴らしい曲。これからソウルを聴くぞって人が、こういった曲を体験してしまうとホント、ヤバいです。ちょっと、その気がある人なら深みにグイグイと誘う吸引力です。ノベルティ感覚も備わったリズム曲「Bossa Nova Blues」も楽しいですが、やはり肝となるのが大ヒット「Just One Look」。シンプルな構成にキャッチーなメロディ。歌が始まって4小節で心鷲づかみにしてくれる名曲の典型的パターンで、いまだにコノ曲を聴くと胸の高鳴りが抑えられません。同タイプの曲では「Someone Ain't Right」もナカナカの出来です。他にもゴスペルをポップ・ソングにデコレーションしたような「Trust In Me」や、どっしりした3連のリズムで豪快に歌われる「Lazy Days」なんかも実に良い出来。スロウの「Somewhere Along The Way」や、アダルトな感じの「A School For Fools」、「Stormy Weather」などのブルージーな香りもよろしいのですが、やっぱシャッフル・ビートで豪快に歌われる「Draw Me Closer」や、ツイスト&シャウト的な展開もカッコいい「Be Sure」あたりがドリスの本質的魅力がどっぷり味わえます。最後に登場の、ベン・E・キングが歌いそうなトロピカル・テイストも感じる「Time」なんかも最高。
「単なるミュージカルのオバハンやおまへん。実力派レディ・ソウルを今一度!」
::more
2011.02
03
Category : Motown
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
mary wells



 完全なる衝動買いだった1枚。再録など含んだまがいモン含めアホほど出てるモータウン関連ですが、優秀再発レーベルHip-oとは違った形ながら、廉価な新編集中心に熱心なリリースをしてきたspectrum印ですので安心なベスト。何よりもジャケのアートワークがシンプルながら秀逸です。このメアリー・ウェルズ嬢、モータウン初期の重要アーティストにもかかわらず途中で20th Centuryやアトコ移籍などもあったりで、今ではやや中途半端な扱われ方でちょっと不運な面もあります。なんせ母国アメリカは勿論、UKでもレーベル初の大ヒットを飛ばしビートルズとツアーもした人。映画「天使にラブ・ソングを」でデロリスが歌った「My Guy」の替え歌はあまりにも有名ですが、他の曲でもポップで良質なR&B多数あり。この曲だけで見過ごしては勿体ない人です。
 そんな事で最初を飾るのはモータウン最初期60年のヒット「Bye Bye Baby」。まだ都会的な洗練も少ないながら後の隆盛を予感させる聴きやすいサウンドとメアリー嬢のイイ意味で荒っぽい歌唱が絶妙です。マーベレッツなんかと同様、泥臭さも感じるのが初期モータウンの魅力ですが、その意味では「I Don't Want To Take A Chance」あたりはど真ん中です。そして何といっても聴きどころは、共に羽ばたいたと言える重要コンポーザーでもあるスモーキー・ロビンソンの楽曲群。中でも大ヒット「My Guy」は後のテンプス「My Girl」にも繋がる超重要曲ですが、独特の親しみやすいメロディ・メイカーぶりはメアリー嬢への数々の提供曲で遺憾なく発揮されてます。他にもスモーキーは、ヒットした「Two Lovers」や、マーベレッツもやってた「The One Who Really Loves You」、サウンドも熟成してきた頃の「When I'm Gone」など良曲連発。ミラクルズでお馴染のメアリー版も「Shop Around」も聴けます。50's影響下の甘酸っぱいR&B香りもする初期モータウンから洗練された60'sヒッツビル・サウンズに変化していく時期がよ~く分かります。また1964年、Marvin Gayeの初めてデュエット・パートナーとして吹き込まれた「Once Upon A Time」や「What's The Matter With You Baby」は、後のタミーとのデュエットほど華は無いですが互いの溌剌とした歌唱はナカナカ。後半に収められた全盛時の売れっ子ライターH-D-H作品の「You Lost The Sweetest Boy」や「Whisper You Love Me Boy」、「One Block From Heaven」あたりは躍動感も増して、ほんとエエ味出してます。
「特別、上手いワケではないのに素朴な味に惹かれる人。モータウン初期での貢献は聴き逃せません!」
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