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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2011.01
31
Category : Vocal Groups
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
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 李選手のシビれるボレーシュートで久々の優勝となったアジアカップ。We're A Winner!って感じのエエ大会でした。ココはインプレッションズです。唯一無二と言っていいくらいの独特の癒し系ファルセットで魅了してくれたカーティス・メイフィールド。自らコンポーズして歌ったその楽曲は本拠地シカゴは勿論、ロックやレゲエまで大きな影響力を持った素晴らしい仕事でした。ミック・ジャガーのヘタうまファルセットも間違いなくコノ人の影響下。そのカーティスの出発点がシカゴ・ソウルのみならず黒人音楽の基本中の基本ともいえる名門インプレッションズ。カーティスがメインだった時代を押さえた編集盤では最強といえるAce(Kent)編集のべスト・オブ・ザ・ベストです。我が家で聴くモンに迷ったら必ず登場してくる名編集です。
 さて中身はジェリー・バトラー脱退後に所属したABCパラマウント期の集大成で、問答無用の歴史的名曲が次々に登場です。まずは61年のスパニッシュな味付けも渋い名曲「Gypsy Woman」からスタート。50'sのR&BやDoo-Wopの香りも漂うなかのNY録音となる初期ヒットでは、「Little Young Lover」や「I'm the One Who Loves You」あたり格別です。ゆったりとした弦アレンジで歌われる63年「Sad, Sad Girl and Boy」からは黄金期で、3人組となり故郷シカゴへ戻っての傑作連チャンモード突入。大ヒット「It's All Right」、「Talking About My Baby」、「Keep On Pushing」、「You Must Believe Me」、「Amen」とまさに快進撃で、ソウル・クラシックの嵐。カーティスが手掛けたメイジャー・ランスのヒット“The Monkey Time”のインプレッションズ版みたいな「Girl You Don't Know Me」なんてのも。ここらは輝かしいシカゴ・ソウルの原形でもあります。ゴスペルを基礎にした味わい深いバラードも絶品で64年の「I'm So Proud」、公民権運動時にピシャリはまった不滅の名曲「People Get Ready」、「Just One Kiss From You」名曲多数あり。65年以降はノーザン・スタイルのデトロイト・モータウンなどのサウンドも好影響し、熟成シカゴ・ソウルが続々登場。「Woman's Got Soul」はじめ、「I Need You」、「You've Been Cheatin'」、「Can't Satisfy」など躍動感も加わったサウンドの下、カーティスの琴線を刺激しまくる震え系ヴォイスが冴えまくりです。もちろん「Meeting Over Yonder」などシングル・オンリーの名曲も収録。そしてABC時代後期の67年ヒットで新たな一面を見せた「We're A Winner」はファンキーな要素も加味された大傑作。強烈なカッコ良さで70年ニューソウル期カーティスのプロトタイプが聴けます。これと同じような構成の「We're Rolling On」もバシッと収録。
「とにかく常備薬として置いておきたい28曲。オロナイン並みに守護神として活躍します。」
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2011.01
29
Category : Rolling Stones
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
Get Yer Ya-Yas Out! - The Rolling Stones In Concert (40th

 レコード時代から愛着あるUK仕様のストーンズ1stや2ndもi-tunesでは良心的な値段でラインナップされていて、このきめ細かいサービスぶりに文句が言えなくなってきた配信音源。発売40周年版のこのライヴもパッケージ版は高くて買わなかったけど、DVD無しでi-tunesにて27曲のデラックス版音源を2000円でGet。ついついポチっといっちゃいます。あ~恐ろしいネット販売。しかしながらアホみたいな高値で流通してる廃盤CDとかも、ちゃんとした値段で沢山ラインナップされてるのは魅力的。流通コストを考えたら安いのは当たり前で、愛着の湧くパッケージも無い悪名高き圧縮音源ではありますが、聴きたいものがすぐ聴ける利便性は何事にも代え難し。よくよく考えると最近はCD買ってもすぐにPCに放り込んで、写真とかライナー見るのは最初だけで後は埃かぶってほったらかし。オーディオセットも超安物で、小生の耳もたいしたことないので、まぁええかと思ってしまいます。10年もしたらCDもマニア向けの遺物になってたりして。ん~ヤバい。
 そんな事でこの69年NYマジソンスクエアガーデンの人気が高いライヴ。めっちゃ好きでもなかったので拡大版も今頃、購入です。どうしても昔TVとかでよく見た、不調のハイドパーク・コンサートのもっさりした映像が脳に染みついていて、コノ時期の印象が悪くなっちゃったのが原因。あと初期から18番のチャック・ベリー曲「Carol」、「Little Queenie」などもブルース色が濃い時期だから仕方ないのですが、演奏も重心が低すぎかなと感じちゃいます。しかしながら荒っぽいギブソン・サウンドで迫るキース&ミック・テイラーも悪くありません。冒頭の「Jumpin' Jack Flash」から「Honky Tonk Women」など主要曲はスタジオ版の方が好みですがワイルドな演奏もナカナカです。チャーリー&ビルのリズム隊も大活躍の「Sympathy for the Devil」はハイライトといっていい演奏で圧巻。そして目当てだった40th記念の追加曲ですが、傑作“Beggars Banquet”からの「Prodigal Son」はレコードどおりアコースティック・スタイルで再現。これはシビれます。名曲「Under My Thumb」含め5曲の嬉しい追加。当時のトレンドとして、ゆるくもヘヴィなストーンズですが久々に聴いてカッコええと再認識。偏見なしにもっと聴けそうです。
 また同時出演してたB.B. KingIke & Tina Turnerのライヴもボーナス収録です。前者は貫録のモダン・ブルース・スタイルで5曲。後者はド迫力のソウル・レヴューが7曲。特にティナも絶好調の後者は圧巻で、お馴染のオープニング「Sweet Soul Music」から、ダスティ・スプリングフィールド「Son of a Preacher Man」、最後の「Land of a Thousand Dances」まで全力投球。この辺は、ほんと嬉しいオマケです。
「60年代最後のストーンズの記録。ミック・テイラー期ファン必携の重要作としての価値も向上。」
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2011.01
24
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
rod live



 熱心に聴いたロッド最後のアルバム。この後の“ボディ・ウィッシーズ”に失望し、古い録音のマーキュリー時代やフェイセズに遡って傾注しましたが、ココまでのロッドはやはり無敵。若いだけあってこのソロ初ライヴ盤でも高い声もバッチリで張りがあります。さてこの2枚組ライヴ。CDになってリトル・フィートやパーラメントのライヴ同様に、強引に曲を削った短縮1枚モンとなってずっと出てましたが、なんとi-tunesでExteded Versionなる拡大最強版を発見。やっと元の形でも買えるようになって万々歳です。LPの時に削られた2曲はよく聴いてた曲だけに腹立ってました。しかも“パンドラの匣”とか他数枚も当時のシングル収録のライヴとかプラスしたExteded Versionに。これは侮れません。HMVとかでCDだけ見ててもアカン時代。どっかでアナウンスしてくれよ~といいつつもこれは嬉しい快挙です。
 内容は頭の当時最新ヒット「Tonight I'm Yours」から勢いよくスタートし代表曲をバランスよく配置。名曲「Tonight's The Night」や、ロッキンな「Hot Legs」、「She Won't Dance With Me / Little Queenie」、「Tear It Up」など快調に楽しませてくれます。観客が一緒に歌う感動的な名スロウ「You're In My Heart」、「I Don't Want To Talk About It」は今聴いてもグッときます。またマーキュリー時代の「Gasoline Alley」、「Maggie May」、「Sweet Little Rock And Roller」あたりもウッディ不在ながらジム・クリーガンの頑張りでなかなかの味わい。ジェフ・ベック・グループ時代のブルース・ロック「Rock My Plimsoul」まで演っていて正に集大成的な内容です。そしてCD化の際、オミットされてた2曲は、プラターズのカヴァー「The Great Pretender」と「I Guess I'll Always Love You」。後者は後に出たBOXセットでスタジオ録音のネタあかしがありましたが、2曲とも出来が良かっただけに喜びひとしおです。また「Da Ya Think I'm Sexy?」や「Passion」ではセクシーなロッドも楽しめ最高です。本編最後のフェイセズ時代の代表曲「Stay With Me」ではティナ・ターナー&キム・カーンズも参加し圧巻の盛り上がり。そしてi-tunes版での注目追加曲はパンドラの匣から「GI' Me Wings」、明日へのキック・オフ収録のルーサー・イングラム・カヴァー「(If Loving You Is Wrong) I Don't Want to Be Right」、トゥナイト・アイム・ユアーズのR&R「Tora, Tora, Tora」に加え、何とマーキュリー時代の傑作でフェイセズの18番でもあった「You Wear It Well」。どれも快調なパフォーマンスですので、拡大版での押さえが必要です。
「知らん間に充実したラインナップの旧作群。気持ち複雑ながら、バラ売り可能な配信も親切でありがたいもんですわ」
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2011.01
21
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 リンダお姐さんの全盛期バリバリのアルバム。パーマ頭にホットパンツ、ローラースケートです。今から見るとちょっとキツいですが中身はサイコー。そもそもリンダ姐さんを知ったのは、ちょっとオバはんになった落ち目の時期と言われる“Get Closer”。あんまり売れんかったようで、今やベスト盤からも黙殺されてる曲ですが、個人的にはメチャ好きでした。まさにアメリカン・ロックって音で、パンチの効いたヴォーカルから艶っぽい歌唱まで変幻自在って感じの声。ホント「歌、上手い人やなぁ」と感じさせてくれました。しかも聴き心地が良く耳によく馴染む。何というか喉越しのええビールみたいな感じで、じつに好印象です。そんな出会いでしたが、その数年後“What's New”なるスタンダード集で復活し、すっかりアダルトなシンガーに。今ではそれも受け入れますが、当時はロックなリンダが去って少し残念でした。
 そんな事でコチラは「ミス・アメリカ」と邦題が付けられた70年代後期の名作。当時の良きアメリカを代表する音が体感できます。一発目からお馴染のカヴァーでスタート。ヒューマン・ドキュメント映画「Hail! Hail! Rock 'N' Roll」でもゲスト出演し盛り上がったチャック・べリー「Back In The U.S.A.」から力強いヴォーカルで魅了。オールディーズは得意中の得意で本作はR&B系も充実。ドリス・トロイのアトランティック期ヒット「Just One Look」、スモーキー・ロビンソンの大傑作「Ooh Baby Baby」、アコギ1本でしっとり歌われるエルヴィス「Love Me Tender」と演ってます。これだけカヴァーだらけなのに、どれも、嫌みなく好感度の高い仕上がりで、こんな人も珍しいです。まさにリンダの成せる技ってとこです。一方、1930年代の映画主題歌という「When I Grow Too Old To Dream」は後にネルソン・リドルとタッグを組んだスタンダード&ジャズ路線のプロトタイプといえる作品。そして新人だったエルヴィス・コステロ作品に素早く目をつけた名スロウ「Alison」はデヴィッド・サンボーンのサックスも絡んで良い仕上がり。J.D.サウザーが贈った「White Rhythm & Blues」なんかの味わい深いスロウや、リトル・フィートの“Last Records Album”収録の「All That You Dream」も快心の出来です。他もウォーレン・ジヴォンの「Mohammed's Radio」、エリック・カズのアメリカン・フライヤーの隠れた名曲「Blowing Away」とナイスな選曲。こういう西海岸の音は、やっぱ心地良さ抜群です。
「アメリカ代表のプラカードを持って歌ったような内容。言うこと無しです!」
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2011.01
17
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 高校生ぐらいのときは内田裕也一派の影響下、「けっ、フォークかいっ」と馬鹿にしまくってましたが、ちゃんと聴いてブッ飛んだ人。80年代はTVなどに殆ど出てなかった拓郎さんでしたが、突如なにげに見てた“夜のヒットスタジオ”に出てきて歌ったのが「アジアの片隅で」。相変わらず最悪の古舘伊知郎の進行の中、超大者扱いで登場。当時大ブレイクだったアルフィーをバック・コーラスにつけるくらい凄い人なんかいなと斜に構えて見てると、あまりの衝撃に固まって動けんようになりました。TV番組なのに破格の10分くらいのパフォーマンスでしたが、感じたのは“なんとカッコええシンガーなんや”ってこと。歌った後、完全に番組の空気を支配する凄まじいパフォーマンスで、1曲で認識を改めました。一緒に出演していたデビュー当時のブルーハーツも「マジで感動しました」といった趣旨のリスペクト発言をしてたのを覚えています。ここでこの人のカッコよさに気づいたので「流星」とか超名曲の存在も知ることができました。
 何といっても必聴なのはタイトル曲「アジアの片隅で」。拓郎氏も絶賛していたボブ・マーリー影響下の作品で、松任谷正隆のアレンジも冴え渡る名曲です。「一晩たてば、女まがいの唄があふれだして、優しさが叩き売られるだろう。悩むモノと飢えたモノは両手で耳をふさぐだろう」だとか、「甘ったれた子供達は権利ばかり主張するだろう」など尖りまくった辛辣な歌詞の数々をトーキング・ブルース調も交えたなかで延々とぶちまける様は実にロックンロール。震えます。今の政権を予兆したような歌詞も登場する12分の大作ですが、この長さの必要性も充分に理解できます。他の曲はというと、正直、タイトル曲ほど聴きこむには至りませんでしたが、冒頭の「まるで孤児のように」もレゲエのビートを用いた力作。あと従来の拓郎調ともいえる「いつも見ていたヒロシマ」や「二十才のワルツ」、そしてヒット曲「元気です」と印象的な曲も随所に収録。なかでもドッシリとしたビートで切々と歌われる「ひとつまえ」あたりはグッとくるもんがあります。メジャー調の曲なんかでのアレンジで聴かれる、この時代特有の“ニューミュージック”的ウエスト・コースト・サウンドの日本版なものは、あまり好みではないですが、拓郎氏の存在感は圧倒的。
「ロックやフォークやってのをアホらしいことやと一蹴する拓郎節。カッコよろしいです。」
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2011.01
14
Category : Beat + R&R
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 中学の時、我々仲間うちで絶大なる支持があったグループThe Mods。その硬派なスタイルと、シャープなビートに共鳴しまくりで何かにつけシビれる存在でした。そして今なお一貫した姿勢で毎年、新作発表してくれているのも嬉しいトコロです。本作は尖がった眼光はそのままに、ややPopな一面も見せてくれた3rdアルバム。一風堂の土屋昌巳がプロデュースしたのも話題となったアルバムですが、ファンにとっては「Let's Go Garage」の入ったアルバムとして有名な作品。このソリッドなビートに動き含めイチイチかっこいい森山達也の男臭くも色っぽいヴォーカルはやはり最高で、身近にこんなBossおったら屁理屈一切言わず従っちゃいそうです。不朽の名作として名高い1st&2ndと併せて持ちたい本作はそれらと遜色ない名作です。
 まず冒頭のノック・アウト3連発は今も語り草(←ほんまかいな)となっている強力作品。一発目の「I Want You Baby, Tonight」はホーンも導入したファンキーなテイストを導入した意欲作。後にModsをリスペクトしてたチェッカーズがこの歌の改作みたいな“Nana”を大ヒットさせてます。そしてエディ・コクラン・テイストを昇華させたPopパンク「Go-Stop Boogie」、イントロだけで全国3千万のModsファンがガッツポーズする傑作ビートナンバー「Let's Go Garage」この流れはやはり無敵。素晴らしすぎます。他の曲も無視できん曲がゴロゴロ。敬愛していたThe Clash同様、積極的にアプローチしていたレゲエ・ビートの「T-O-K-Y-O アイランド」、高速ビートで攻めまくる「(You Make Me) Feel So Good」、シンプルな8ビートのカッコ良さにハッと気付く「Hell To Heaven」と快調そのもの。後半のハイライトはステージでの重要曲でもあった「She's The C」、ストレイ・キャッツ風の「のら猫ロック」あたり。初期のThe Modsらしい切れ味の良いサウンドがビシッとキマります。後も、贅肉のないビートでバンドのタイトさ浮き彫りにする「Hit The Town」、隠れたスロウ佳作「One Boy」、ルーズなR&Rで決めた締め曲「Star Sugar Star」と必須曲ではないですが、森やんらしいフレーズが体感できる曲で埋められてます。
「ベテランになってもクールなまま君臨するThe Mods。ライトな魅力も味わえる3rdも避けられん力作!」
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2011.01
11
Category : Beat + R&R
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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  ここ10年以上、関西ではTV放映さえされてない裕也さんの年末のニューイヤーロックフェス。東京では深夜に3時間放送してたので、久々にガッツリ見れて嬉しいです! 紅白をぶっ飛ばせって言ってた頃のパワーこそ無かったですが、渋い面々は健在。昔と何ら変わらんメンバーだった裕也さんのトルーマン・カポーティ・R&Rバンド、痩せちゃったものの元気な姿だったジョー山中のフラワー・トラべリン・バンド、桑名正博が率いたジョニー吉長や鮫島秀樹やらのブルース・ロックなバンド、渋い喉を聴かせた白龍、などお馴染のメンツも登場。楽屋には崔洋一、滝田洋二郎監督に、義理の息子である本木雅弘、孫を“ヨロシク”とあやす裕也さんなど最高でした。こういうピュアで武骨なフェスにサンボマスターやエレカシなんかも追随して出演して欲しいなぁなんて思っちゃいます。まぁなんにせよ“シェキナベイベェーナウ”とツイスト&シャウトを歌った裕也さんのカッコよさはたまらんモンがありました。思わずジンジャーエールが飲みたくなります。そんな中、バリバリのロック・ギターで魅了してくれたのが皆勤出場の鮎川誠率いるシーナ&ザ・ロケッツ。ここ数年、シーナの喉の調子が心配な状態でしたが幾分回復の中、健在ぶりを発揮。ロックンロール万歳です。
 さて本作は80年代から秀作をコツコツ送り出してきたシナロケが、混迷の90年代に出した痛快R&Rアルバム。オープニングからキンクスみたいなリフが実にカッコいい「Freedom Chain」。個人的にちょっとロックを離れつつあった時に、「やっぱ、これやけん」とロックンロールの原点へ揺り戻してくれた激ナイスなサウンド炸裂。そして何といっても最高なのがタイトル・トラック「HA!HA!HA! HARD DRUG」。ニューウェーヴを通過したバンドならではのキャッチーな感覚と、剃刀のようなスピード感、シーナのコケティッシュな魅力が同居した曲で“流石、シナロケ!”とうならせてくれる傑作。アーシーなレゲエ・スタイルでキメる「おかえりベイビー」、ジュディ&マリーが後にやるような曲をとっくに確立させてた「涙と星と瞳の中の小さな虹」とポップなスタイルも秀逸。これが、いいんっすよね~。他にも、めんたいロック的にソリッドなサウンドにシビれる「Island Girl's Rock」、鮎川氏のリフがビシャリきまる「セクシー・ライダー」と王道シナロケR&Rも痛快に決めてくれてます。なお本作でのドラムは日本ロックの重鎮ジョニー吉長で、存在感あるビートと共に曲作りでも大貢献。シンプルに脳天をブチ抜いてくれる秀作です。
「30年以上、ロックンロールしてる偉い人達。皆、死ぬまでロック頼んまっせ!」
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2011.01
08
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 Funkは2~3週間くらい離れると必ず恋しくなっちゃいますが、自分でも意外と簡単に離れられたのが煙草。値上げ前に買いだめした分も底を尽き、公約どおり禁煙して早1ヶ月半。口元はやや寂しいですがそこは女の乳で我慢(←ウソです)。もはや400円は庶民の娯楽やないです。ちょっとニコチンも恋しいですが、それなら御徒町あたりでファンキーに呑んだほうがマシってことで、超オススメ・ファンク集です。今日のくくりは何ですか?と聞かれたら「僕たちはファンク芸人です」と声を揃えて言ってもらえる連中が1軍から3軍選手まで入り乱れの楽しさ。定番はもう要らんって人も楽しめる渋い選曲の「70'sスタックス・ファンク」です。みんな、スタンスは微妙に違えど、しっかりファンクしてます。さぁハリきっていきましょ~
 まずはクラレンス・カーターの元相方としても有名な盲目シンガーClvin Scott「Shame On The Family Name」のタフな歌声で幕開け。そして最高なのがセントルイスのDJ、Bernie Hayesがファンキーなバックに歌うように喋る元祖ラップ的な「Cool Strut」、リフからあまりのいなたさにグッとくるReggie Milner「Soul Machine」、ムスタング・サリーでお馴染みSir Mack Rice「Bump Meat」とJ.B.調のファンク中心にキメてくれてます。王道を外したDJ視点のヒネくれた選曲はなかなかのもんです。フレディ・キングで有名な「Big Leg Woman」のIsrael“Popper Stopper”Tolbertオリジナル仕様や、後期スタックス期のThe Sweet Inspirations「Dirty Tricks」など泥臭い感じもエエ感じ。女性陣ではパンチ力抜群Katie Love「How Can You Mistreat The One You Love」、バブルガムチックにキメるThe Emotions「From Toys To Boys」、大御所Inez Foxxの「Circuits Overloaded」とコチラも大充実。有名ドコロでは、アル・クーパー「Brand New Day」を取り上げたStaple Singersをはじめ、The Bar KaysRufus ThomasBlack Nastyなど登場ですが、中でもAlbert Kingの有名曲「Crosscut Saw」ファンキー・ヴァージョンあたりは最高です。他ではThe Wrecking Crewのスタックス音源も注目ですが、1940年代から活躍の大御所Jimmy McCracklinの70's Funk「Stay Away From That Monkey」、Deepな歌声にシビれまくりのLee Sain「Them Hot Pants」の収録も激渋で嬉しいトコロ。最後はビル・コスビー人脈で出てきたキーボード・プレーヤーStu Gardnerの「Devil In A Man」で渋い幕引き。
「サンプル使用されたネタ曲中心だけあって、ドス黒いグルーヴが渦巻きまくり。好きモノには、たまらん音です!」
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2011.01
03
Category : Motown
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
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 新年1発目、威勢よく“イェイ、イェイ、イェイ”と高島忠雄や松鶴家千とせ(←古い)ばりにいきます。このフレーズ、最もカッコよく決めるのはやはりコノ人、マーヴィン・ゲイ。一般的には70年代の革命的名曲「What's Going On」の人ですが、60年代の金字塔といえば何といっても“イェイ”とキメる「Stubborn Kind Of Fellow」。超のつく傑作が多い人ですが、晩年の80年代にも「Sexual Healing」なるモンスター的名曲を残してるのが偉人と言われる所以でしょう。ここらの曲はふとした時に一回聴いちゃうと、必ず「もっと、ちょうだい❤」となるほど力を持った名曲。デビュー以来、本当はナット・キング・コールのようなスタンダードを歌いたかったらしいですが、売れずに路線変更して出たこの63年の2ndは正にターニング・ポイント。荒っぽい歌唱も織り交ぜたR&B路線はマジでカッコよく、リスナー万々歳です。60年代のモータウン・マナーの曲は本人自身は後に否定的な発言が多かったですが、絶対無視できません。
 そんな事でこのアルバム。記念すべきR&B作品第1弾にして、ジャケ・中身共に素晴らしき作品。冒頭のモータウン・クラシックともいえる3連発がハイライトです。前述のアルバム・タイトル曲は、ほんと素晴らしくてマーサ&ヴァンデラスのチャーミングなバック・コーラスから、男マーヴィンの熱いシャウティング・スタイルでの完璧な歌唱。ポップなメロディに、カウベルの効いたビートが相俟って、これぞソウルと言える名曲中の名曲が堪能できます。そして粋なシャッフル・ビートに乗って華麗なヴォーカル・スタイルもキマる「Pride & Joy」に、ソウルフルな歌が何ともカッコいいストーンズのカヴァーでもお馴染「Hitch Hike」と文句無しの展開に惚れぼれします。しかしコレだけでは済みません。LPのA面にあたる「Get My Hands On Some Lovin'」に「Wherever I Lay My Hat」でもヒッツビル・サウンドに乗って軽快な典型的デトロイト・モータウン・スタイルが楽しめます。シリアスなニューソウルやメロウなマーヴィンも良いですが、この明るくPopなマーヴィンも何事にも代えがたい魅力が存在です。後半B面は、マーチング・ドラムが印象的な「Soldier's Plea」や、ねっとり迫る「It Hurts Me Too」、ジャッキー・ウィルソンみたいな「Taking My Time」、男性コーラスを従えたドゥーワップの香りもする「Hello There Angel」とソコソコの曲が展開。最後も上品すぎる感じが惜しい「I'm Yours, You're Mine」と少し物足りませんが前半の素晴らしさで全て帳消し。
「今年も何やかんや荒波にあっても“イェイ、イェイ”言うて乗り切ったろかと考え中ですぅ~」
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