FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

カテゴリ
Funk (88)
Jive (2)
検索フォーム
Profile

ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
月別アーカイブ
11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06 
カレンダー(月別)
11 ≪│2010/12│≫ 01
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
RSSフィード
リンク
最近のコメント
FC2
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2010.12
30
Al love



 グダグダで過ぎた2010年もおしまい。色んな事に追われ続けてめくるめく過ぎて行った1年でしたが、あまりにも余裕が無かったと少し反省です。ちょっとゆとりを求めて見た、M-1も全然おもろなくてガッカリ。サンドウィッチマンやブラマヨ並みの笑いを期待してたのに~。これでは番組終了も正解です。そして、追われてるだけで経済回復への根幹にメスを入れられない管政権もがっかりでしたが、大きな心、大きな愛が無ければ何事も前に上手いこと進みません。自分も来年は、もうちょっと色んなものに“愛”を持って接しようと思います。そんな事で締めくくりは愛の伝道師、メンフィスの貴公子アル・グリーン。ほんま、愛を歌わしたら天下一品です。
 本作は音良し、歌良し、グルーヴ良しと最高づくめのハイ時代のアル・グリーン作品でも1,2を争う愛に満ちたアルバム。今も世代を超えて、絶大な支持のアル師匠ですが本作もマジ最高です。まず登場のシングル・ヒット「L-O-V-E(Love)」から悶絶王道Hiサウンド炸裂で思わず万歳三唱です。猫なで系の甘い声とストロングヴォイスの使い分けも神がかり的。もはや人間国宝の域で、もうかれこれ2万回聴いてますが決して飽きません。もうひとつのシングル曲「Oh Me, Oh My (Dreams In My Arms)」もグレイトで、メンフィス・ホーンズにチャールズ・ホッジスのオルガンが効きまくった好ミディアムでコチラも聴き逃せません。この2曲だけでも、アルバム1枚分ぐらいの価値ありですが、他の曲も聴きどころ満載。とにかくミディアム曲はどれもハズレなしで、「Rhymes」や「There Is Love」、「I Gotta Be More」などで聴ける期待通りのド真ん中Hiサウンドはやっぱり最高。スロウでも、まったりした「Could I Be The One」や「I Didn't Know」なんかでのストリングス・アレンジ、独特のヘヴィーなサウンド加工されたハワード・クライムスのドラム、アル師匠の地声&ファルセットを駆使した歌い回しは絶品です。あぁ、これやからハイ・サウンドはやめられまへん。またパーカッシヴなアレンジが施された「Love Ritual」は本作の中でも異色ながら重要なスパイスとなるカッコええ作品。コンシクエンスの強烈なサンプリング使用も忘れられん最後に登場する「I Wish You Were Here」も黄金期ハイ・マナーが嬉しくなるミディアム・スロウで大満足での終了です。この音の生みの親ウィリー・ミッチェルも亡くなって早1年ですが、こうやって聴くとセンスの良さに改めて脱帽です。
「ギスギスした世の中、やっぱ愛があれば全てうまいこと行きます。来年はコレでいきます!」
::more
2010.12
21
Category : Motown
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
20th Century Masters_ The Christmas Collection



 いよいよクリスマス。ワケのわからん宴会で金アホほど使って後悔ばっかですが、どこの飲み屋でもツリーが煌びやかです。イルミネーションも綺麗な場所が多く、ラヴァーズ・スポットも多い首都圏。甘い時間を過ごす予定もないので、ステテコ履いて一升瓶持ってカップルの前で暴れたろかと画策中(←嘘です)。あ~せめて家族と美味いモンでも食って過ごしたいっ。まぁもうすぐ仕事環境も変わる予定なので、我慢我慢って感じです。さてクリスマス・アルバムは毎年いろいろ出てきて楽しいですが充実なのは、やはり黒音系。モータウンなんかは昔からポピュラー指向が強い会社でしたから、全盛時もクリスマス関連の秀作ウジャウジャです。しかも、それぞれのアーティストでレベルが高いのでマジ要チェックです。
 純粋なクリスマスらしいアルバムをしっかり制作してたモータウンでしたが、マイケルの歌唱も冴えわたるジャクソン5デビュー直後の本作は屈指の出来栄え。フィル・スペクターのアルバム同様に最高レベルに達しているのがコレですわ。ジャーメインが渋くキメた後にマイケル爆裂って仕掛けが楽しい冒頭の「Have Yourself A Merry Little Christmas」に、マイケルがリードをとる「Santa Claus Is Coming To Town」とバブルガム・ソウル爆裂ぶりがたまりません。12歳マイケルの突き抜けた明るいヴォーカルは「Up On The House Top」や、スティーヴィーも歌った「Someday at Christmas」などでも全開。しっとり系では当時15歳ジャーメインの兄貴がリード担当で「The Christmas Song」など、かなり聴かせてくれます。真っ赤なお鼻の♪でおなじみ「Rudolph The Red-Nosed Reindeer」や「Christmas Won't Be The Same This Year」でもジャーメインはソウルフルにキメてます。また日本でもお馴染のクリスマス・ソングのジャクソン5版で聴けるってのが楽しさ満開で、マイケルが“ラパパンパ~ン♪”と唄ってくれる「Little Drummer Boy」や、懐かしい「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」などは最高。やはり変声前のマイケルの声ってのはやはり格別で、神童と言われただけのことはあります。声は子供なのに、ソウルを知り尽くしたような憎い節回し。これぞバブルガム・ソウルの醍醐味です。そして特筆すべきなのがモータウン・オリジナルのクリスマス・ソング「Give Love On Christmas」。この曲は後に80年テンプスがグレン・レオナルドのファルセットでキメたり、ジョニー・ギルもカヴァーしてる名作です。このあたり、流石モータウンって感じです。
「忘年会とかこつけて乱れまくりの日々。心、洗われますわ~」
::more
2010.12
17
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Jazmine Sullivan



 新しいモンには目配せしとかな損します。最近、TVで見て最高に気に入ったのがプラスマイナス岩橋の我慢すればするほどやりたくなるというギャグの数々でこれは大ヒット。理屈とかネタとかレベルではなく、原始的な脳直撃のおもしろさは実にファンクでこんなの久々です。そんな事で、新作で活きのエエのがバンバン投入されてるこの年末。見逃してたら損すんのちゃうか?といった力作がマーケットに続々投入されていて、ちょっと無視できません。その中でも待望であったジャズミン嬢の登場。そういや今年のモニカの傑作シングルも彼女の作品で、こんなに心待ちにしてCD買うってのは実に久々でしたが、この2ndも期待通りに質の高いR&Bを届けてくれました。
 曲作りから手掛ける才能ある彼女ですが、何といっても魅力はグイグイ迫る激ソウルフルなハスキーヴォイス&節回し。キーシャ・コールなんかと共に現シーンの質を高めてくれている重要なレディ・ソウルです。ミッシー・エリオットやサラーム・レミといった料理長もしっかり腕ふるってます。まず1stカットの「Holding You Down」からしてジャズミン嬢の声力でネジ伏せてくれます。ネタともなったHip Hop Soulの草分けであるメアリー・J・ブライジ“Be Happy”も新鮮でしたが、歴史を紡ぐ役を担う大物感も彼女には感じます。しかもコノ曲で来年頭に行われるグラミーにいきなりノミネート(Best Female R&B Vocal Performance)!流石です。次もローズ・ロイス使い「10 Seconds」でメアリーっぽい展開ですが、サラーム・レミお得意のザラつき具合でエエ感じ。チャック・ハーモニーのアレンジは気に入らんのですが後半の劇的な歌唱が素晴らしすぎる「Good Enough」、80'sアリサの代表曲“Jump to It”を用いたダンサブルな「Don't Make Me Wait」と随所に聴きどころありです。中でもルーツのクエストラヴがシャープなビートを構築する中、あまりに痛々しい内容を歌う「Redemption」の激唱は必聴です。そして中盤でのミッシーのレトロ趣味満開のスロウ「Excuse Me」や、サラーム・レミ必殺のバラード「Stuttering」あたりはマジで万歳三唱の素晴らしさ。70'sソウルの素晴らしさを先般のエリック・べネイ同様に確実に伝えてくれます。またNe-Yoとのデュエット「U Get On My Nerves」もソツのない美メロ披露。最後はレゲエ・テイストを持ち込んだ賑やかなダンス・チューン「Luv Back」で締めですが、日本盤はもう1曲スロウが堪能できます。そのボートラ「Catalogue Girl」もナカナカの佳作で一聴の価値はあり。
「必ず後世に名を残すシンガー、ジャズミン嬢。この若さでたいしたもんですわ」
::more
2010.12
14
Category : 10's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
p7022_L.jpg



 2010年もあっちゅうまに終わりですが、春先のジャヒーム以来、新作ではあんまりエエのん無いまま終わんのかと思いきや終盤に来て良作がバンバン登場。ジョン・レジェンド&ルーツしかり、このエリック・べネイ氏といい70's回帰をKeyに突き抜けた作品がシーンに連続投入です。これは小躍りしますヨ。おととしのラファエル・サディークの60'sへの拘りも凄かったですが、コチラもなかなかのモン。歌・サウンド共に半端やないです。しっかり70's愛が存在してます。ただ邪道ですがI-tunesにて購入です。ほんとはCDで買おうと思ってたんやけどんなぁ。その理由は後述ですが、気合の入った力作であることは疑う余地なし。賞賛のデビュー作「True To Myself」から15年。各方面が手放しで絶賛するのも納得の本格的ソウル・アルバム登場です。本質を分かってらしゃる方は仕事がちゃいまんな~って感じで太鼓持ちのひとつもしたくなる銘品です。
 アルバムは殆ど生音仕様。金かかってますが激気持ちエエ音が全編味わえます。冒頭からシタールの音にもニヤりとする「Never Want to Live Without You」で70'sの香りプンプン。いきなり最高の歌唱を満喫です。そしてFaith Evans登場の皆大好きスウェイ・ビート作「Feel Good」も快調そのもの。Chrisette Micheleを招いた「Take It」といい、Ledisiとの「Good Life」といいレディ・ソウルとの共演もバッチリ成功。フィリー~ディスコ・ソウルの美味しいトコを匠の技で表現。リラックスした中での愛娘India Benétとの共演作「Summer Love」もエエ曲です。しかしアルバム中、最も光ってるのが絶品スロウ「Sometimes I Cry」。一瞬ディアンジェロを思い出したりもしましたが、官能的なファルセットが冴えわたる傑作です。アル・グリーンの域まで迫ってる熱唱には拍手です。またタイトル曲「Lost In Time」もデルフォニックス、ブルー・マジックあたりのスウィート好きにはたまらんファルセット炸裂です。尊敬の念が表に出すぎてカヴァーかと思ったほど、もろオージェイズ調の「Paid」にはEddie Levert御大も客演。完成度高いです。さて本編終了後のボーナス・トラック。なんと奇しくもジョン・レジェンドと同時期カヴァーとなった70'sPIRの歴史的名曲「Wake Up Everybody」が登場。ジョン同様、オリジナルのテディには敵わんですがやっぱ素晴らしい曲!また要望の高かったと思われる2002年未発売となった“Better&Better”からの3曲「Trippin'」、「I Might」、「Better&Better」も嬉しい追加。コレら4曲がI-tunes版のみってことで、ポチっと購入しちゃいました。ほんまはレコードで聴きたいくらいのアナログな音なんですけどね。まぁ、とにかくソウルの良心を感じる力作。メジャーにはこういう良品にぜひ投資を続けて欲しいと切に願います!
「安心して身を委ねられる純ソウル。伝統芸の正しい継承者ココにありです」
::more
2010.12
12
41535_a.jpg



 ガン闘病中であることが発覚し、やや心配な女帝アレサ。応援兼ねて1枚、紹介です。90年代シナトラ晩年の素晴らしかったデュエット・アルバム以降、色んな人等の企画モノとしてコノ手のものが出ましたがアレサの1枚も秀逸。エルトン・ジョン、レイ・チャールズなどのクオリティの高い新録デュエット・アルバムと互角です。といってもJ.B.の89年秀作“Duets”同様、過去の録音からの寄せ集めですが、新録もしっかり入ってるのがミソ。80年代のアリスタ期以降の数々のビッグ・ネームとの共演をひとまとめにしてくれていて楽しさ満点です。ジャケの“どや顔”も最高。
 中身は年代バラバラで統一感無しかと思いきや、アレサの声ひとつで物凄い統一感がでてます。そこは流石。ド頭と締めはアレサ一人の歌モノですが、まず登場するのは86年の「Jumpin' Jack Flash」。この説明不要のストーンズ作品ではKeith Richardsが参加&プロデュースで、ロン・ウッドも参加。大抵の雑魚はビビって避けるこんな大メジャー曲を堂々と演るのもアレサならでは。80'sファンクなwith Eurythmicsの「Sister Are Doin' It For Themselves」や、George MichaelとのNo.1ヒット「I Knew You Were Waiting」はキャッチーかつド迫力でカッコよろしいです。前述のFrank Sinatraとの名作デュエット・アルバムからは「What Now My Love」でビッグバンドとしなやかにスウィングです。また注目の新曲は何といってもFantasiaとの「Put You Up On Game」が極上の出来で、現役感もバリバリ。同じく新曲だったサム&デイヴ“I Thank You”サンプリングのJohn Legendとの「What Y'all Came To Do」も企画モノ感もありですが迫力満点です。全然格が違いますが女王対決とも言われたMary J. Blige絡みでは、重厚感溢れるHarlem Boys Choirを従えた「Never Gonna Break My Faith」や「Don't Waste Your Time」は結構な聴き応えです。以前“Ain't No Way”を歌ってた時は酷かったメアリーですが汚名返上です。また互角の存在感を示したElton Johnとの「Through The Storm」、NJSサウンドでWhitney Houstonと交わった「It Isn't, It Wasn't, It Ain't Never Gonna Be」と89年作2連発も強力。この後も、プロデュース歴もあるLuther VandrossもNJ系での「Doctor's Orders」、バカラック作でのMichael McDonaldとの「Ever Changing Times」と大物バシバシ登場ですが、とりわけGeorge Bensonがメロウに絡む81年ヒット「Love All The Hurt Away」は心地良さ抜群です。一方ライヴ収録は、Bonnie Raitt & Gloria Estefanとの「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」、夢の競演となったMiriah Careyとの「Chain Of Fools」で興奮のアレサ・クラシックを収録。最後に収められたオーケストラをバックに歌うパヴァロッティの持ち歌だった「Nessun Dorma」は壮大な作品で、アレサの偉大さを痛感できます。
「なんとか前線復帰を果たして欲しいソウルの母。順調な回復を祈ってます!」
::more
2010.12
08
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
john yoko



 12月8日はジョン・レノンの命日。オノ・ヨーコさんが毎年参加して武道館で演ってるジョン・レノン・スーパーライブの去年版を数日前、再放送でやってたのでじっくり見ましたが、ビデオ出演だった清志郎のImagineが一番鳥肌モンだったのも、なんだかなぁという感じでした。でも今年は生誕70年。色々、盛り上がってるようです。なんとなく40代半ばぐらいで撃たれたイメージを持ってましたが、実は享年40やったんすな。もう今の自分より若い時に逝ってたんか。うむ~。自分のおっさん進行度をさらに実感です。そんな事で、小6の時に“さぁ洋楽を聴くぞっ”て思った矢先に、発売して1ヶ月ほどで追悼の帯付きで店頭で並んでたアルバム。リアルタイムで経験した唯一生前ジョンの1980年作品です。リニューアルしたネイキッド版みたいなのも話題ですが、持ってないのでオリジナル版です。
 何といっても本作の代表曲はファースト・カットの「(Just Like) Starting Over」です。弾き語りからインテンポで入るロカビリーな感じのAメロ、ドラマティックなサビといい子供だった私も一発で気に入りました。ジョンのR&R趣味がモロに出た最後の傑作で、これがあったからこそ自分もエルヴィスとかもすんなり好きになっていきました。この後に登場するヨーコの「Kiss Kiss Kiss」はSEXを想起させるエロな曲でしたが、曲自体はニューウェーヴな感じでカッコいいです。あんまりエロいので親を気にして急にヴォリュームを落としてたのが懐かしいです。こんな感じで対話のように交替でジョンとヨーコの曲が登場ですが、作者の意に反して、ヨーコの趣味が嫌いな人はジョンの曲だけを編集して聴くという徹底した人もいました。ヨーコは前衛的なイメージに反して「Yes I'm Your Angel」というオールド・ジャズの香りするの素晴らしい曲も収録してるので、飛ばしてたら本作の楽しみが半減です。一方、ジョンは死後シングル・ヒットした「Woman」、主夫時代を回顧した「Watching The Wheels」と粒揃いの力作投入。死ぬ事を予期してたワケでもないのに、クラシック的名曲が収められてるのは流石。他ではオリエンタルなムードで息子ショーンを唄った「Beautiful Boy」や、70年代風の「Dear Yoko」もあり。でもヨーコを歌ったモノでは“Oh Yoko”の方に軍配です。また音的にもNYの腕利きミュージャン参加の力作で、有名どころではスライとの活動で有名なアンディ・ニューマーク(ds)に、後にキング・クリムゾンで活躍するトニー・レヴィン(b)のしっかりして洗練されたリズムが聴けるのも本作の聴きどころ。
「最後にもしっかりロックンロールの胞子をバラまいたジョン。コレからも世界でいっぱい育ってます!」
::more
2010.12
05
Category : Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
reo speed



 バリバリに売れていた80年代前半のREOスピードワゴン。大衆迎合路線やとか色々言われてましたが、分かりやすさで音楽ファンを増やしたってのはエエ事やないですか。シングル盤で買った“涙のレター”は今でもi-tunes★5つです。フォリナー、スティックス、ビリー・ジョエル、ホール&オーツなんかと一緒くたでFMとかでもしょっちゅう流れ、ベストヒットUSAでも常連さん。セクシャル・ヒーリングもベスト・オブ・タイムズもスタート・ミー・アップもカセットで一緒くたです。我がの嗜好も認知せずに貪欲かつ節操無しに何でも聴くってのはある意味健康的でした。そんなことで、今でもソウルに傾斜しつつも「なんかええもん、おまへんか」といろいろ物色してしまいます。まぁファンタ・オレンジのように、子供だましみたいな甘い炭酸もたまに飲んだらウマイってことです。
 そんな事で褒めてんのか、けなしてんのかよく分かりませんがこのバンドの多分代表作って感じなのがコレ。とりわけ大ヒットしてたと記憶するのが「Keep On Loving You」です。18番の哀愁ハコものロックで実にキャッチー。しかしながら個人的には絶対的に“涙のレター”こと「In Your Letter」。これに尽きます。失恋を歌った、どうってことないオールディーズ調Popsなのですが、親しみやすいメロディーライン&甘酸っぱいアレンジは絶品。コノ曲があるからこそ、このバンドが忘れられん存在に。ホンマ名曲です。しかしながらLPの中ではコノ曲は異質な存在で、バンドの本質はジャーニーみたいなPopなハード・ロック系。爽やかコーラスにエッジの効いたギターサウンドが売りって感じです。アルバム冒頭を飾る、ボ・ディドレー・ビートでキメる「Don't Let Him Go」が代表的で、何の毒気もない大衆ロックといえばそれまでですが、ヒネくれてねじ曲がった世の中となった今、こういったアホみたいな音が恋しく思えたりします。コチラもまさに80年代!って感じのパワーバラードで大ヒットしていた「Take It On The Run」も、恥ずかしくなるくらいの真っ直ぐなアレンジですが親しみやすさ抜群の実にきれいなメロディー。アメリカ大陸ど真ん中って感じです。他の曲も真昼間にフルチンで聴きたいようなストレートなサウンドが満開。正直、3曲聴かんうちにでお腹いっぱいになっちゃいますが、多分ケンタッキーでも食いながらシボレーなんかで流したら良さそうです。
「汚れなき王道バンドサウンド。たまに食うと美味いんですわ。」
::more
2010.12
02
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
ride like the world



 どうしても折り合いがつけられない時ってあるって話。ミスター・アーサーのテーマ「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」は洋楽ビギナーの頃、大のお気に入りでございました。澄んだ高音に美しいメロディ。AORって何なのか?など全く知らない時、情報も極端に少ない中、色んな想像でアーティスト像を描いておりましたが、その姿を見てビックリしたのが、このクリストファー・クロス。あの美しい声から思い描いていたのは金髪でスラっとした美青年と決めつけてましたが、想像してた容姿とドえらいギャップでした。世界仰天ニュースに出てくる凶悪犯のような、ハンバーガー食いすぎやろって感じの頭の薄いファットマン。(←ファンの人、えらいスンマせんっ) どえらいギャップに少し萎えましたが、さらに拍車をかけたのが次のシングル「All Right」のしょーもなさ。あんなにええバラードの後にコレかいっ!と失望して、そっからオサラバでございました。しかしながら「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」は大人になっても頭から離れない名曲であったので、アルバムを聴いてみようと借りたのがコレ。この曲は映画のサントラ曲であったのでベストしか聴けませんでした。
 やはり最高なのは「Arthur's Theme (Best That You Can Do)」が原題の81年「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」。あ~、なんとエエ曲なんでしょう。エバーグリーンとはこの事をいうのかと思う程です。ドラマティックな構成、美しすぎるサビにサックス・ソロまで完璧。後になって知ったのですが、やはりコンポーザーに名を連ねてるのはバート・バカラック!さすがの美メロに納得です。他でエエ曲なのは、やはりグラミー獲得となった1st“南から来た男”の曲群。「Ride Like The Wind」、「Sailing」はしっかりした都会的なアレンジに美声が映えます。ウエスト・コースト・マナーの「Say You'll Be Mine」はニコレット・ラーソンもナイスなコーラス・サポートです。83年の「Words Of Wisdom」など、澄んだ声がマッチする美しい曲。モロ80'sな音処理に時代を感じる85年「Charm The Snake」や「Every Turn Of The World」なんかはロックっぽさにミスマッチを感じますが、「Love Is Love」や「That Girl」あたりの軽快さは結構ええ感じ。ビートルズやビーチ・ボーイズに影響を受けたというだけあって、コーラス・アレンジやメロディセンスは流石の力量です。88年の「Someday」や「Any Old Time」はカントリー・フレイヴァも感じられるなかなかの好曲で、この後の90年代もチョット聴いてみたいと思わせるグッド・サウンド。しかし、よくよく聴くと優れたソングライターですぞ。(←遅い) 人は見た目で判断したらアカンと大人になってやっと分かりました。
「歌もギターも上手いミスター・フラミンゴ。うがった見方しててスンマセンでした」
::more