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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2010.10
30
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
PCD.jpg



 ヤバいです。実にヤバい。おっさん真っ只中にある今、加齢と共にアイドル的なもんにも興味が無くなったハズだったのに、新宿や渋谷でやたら巨大な看板で煽ってくる「少女時代」。韓流ブームにもあまり興味無く過ごしてきましたが、コレには心奪われます。美形揃いに加え、美しいプロポーション、完璧にシンクロする芸術的ダンス。何とも刺激されファンになっちゃいそうです。しかし、これによく似た感覚が前にもあったぞってデジャヴ的なものが。そう、それは数年前のニコール・シャージンガー嬢擁するプッシーキャット・ドールズ(←ネーミングも最高)の登場時でした。ちょっと種類は違いますが、いくつになっても美人女性集団にはヤラれます。今もメンバー総入れ替えながらリード・シンガーである二コール中心にグループは存在で、最近では沖縄出身の日本人も加入した模様。黒髪復権のアイコンともなった二コール嬢の美貌には惚れ惚れしちゃいます。恥ずかしながら、今も気になるグループですねん。
 そんな事で全米大ブレイクし、少なからずK-Popにも影響を与えたこのセクシー・グループ。元々L.A.のダンス集団ですが音楽も最高です。R&B界の要人が参画したシャープなサウンド・プロダクションもさることながら、今年ハイチ救済の“We Are The World”リメイク版にもトニ・ブラクストンと共に最も輝く歌唱を披露していた二コール嬢の頑張りが聴き手を惹きつけるナイスな音楽デビュー盤でした。前半はR&Bファンも注目のイケイケ・ナンバーが目白押し。まずはBusta Rhymes参戦のHip Hop色濃い先行シングルだった「Don't Cha」から持っていかれます。インパクト抜群!そしてWill.i.amの「Beep」に、Timbalandの「Wait A Minute」と続きますが特に後にデビューする才女ケリー・ヒルソンも曲作りに加わった後者は秀逸。アップではビヨンセでお馴染みのリッチ・ハリソン手掛ける「I Don't Need A Man」もキャッチーで◎。そしてミディアム~スロウでの二コール嬢のR&Bシンガーとしての上手さにも惹かれます。「Stickwitu」や「How Many Time, How Many Lies」あたりは思わず聴き惚れてしまう素晴らしさ。ただの色モンやないぞっとハッキリ認識できます。一方、エキゾチック系の「Buttons」あたりはしょーもないですが、ユーリズミクッスみたいな80'sスタイル「Hot Stuff」などは結構楽しめます。ビッグバンドをバックに従えたミュージカル風「Right Now」なんかもあって結構バラエティに富んだ作りになってます。しかしながら後半のハイライトはソフト・セルが80年代にヒットさせてた曲にスプリームス・クラシックを繋げたオールドR&B「Tainted Love/Where Did Our Love Go」で、たまらん出来。最後となる「Feelin' Good」は妖しい雰囲気の中、マイケルのビリー・ジーンを彷彿させる音使いもニヤリとさせられるスロウ。以降のボートラ曲はたいしたことないので、米盤で問題無し。
「美女が揃ってダンスする上に、曲まで良かったら無敵。少女時代も同様。あ~エエ年してヤバい、ヤバい。」
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2010.10
27
Category : 10's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
wake up



 実は最近、かなりの頻度で聴いてるのがコレ。いや、もう最高やないですか。名前が“伝説”ってだけあります。カニエ・ウエストとの1stから良作連発ですしたが、今回は渋い曲を厳選したカヴァー集。しかも、あのアル・グリーンの激傑作をお膳立てしたクエストラヴのHip HopバンドThe Rootsとの合作です。2010年作ながら、閉塞感に満ちた現在、古くもメッセージを持った曲が凄みを持って迫ってきます。音的にも申し分無しで、ひょっとしたら2010年新作では1等賞ちゃうか?と感じてる力作です。
 まず登場するのが70年代初期の香りがいきなりプンプンの「Hard Times」。作者のカーティス・メイフィールド自身も演ってますが、ココではハードなベイビー・ヒューイ&ベイビーシッターズのヴァージョンをリメイク。鋭角的に切り込むBlack Thoughtもマジ最高で、ツカミもばっちり。次が超クールなアレンジが施された「Compared To What」で元々ロバータ・フラックの曲ながら、かなりファンクな仕上がり。そしてテディ・ペンダーグラスがブルーノーツ時代に放った本作目玉曲「Wake Up Everybody」が登場。コレがマジ最高。デュエット・パートナーを務めるMelanie Fiona嬢に、Common氏の渋いラップも加わり素晴らしい仕上がり。ブルーノーツ盤は大学の時、コレばっかアホみたいに聴き狂ってた時期があったくらい大好きな曲でしたが、オリジナルの良さを損なうことの無い好演で、さすがクエストラヴが絡んでるだけある出来に大満足間違い無しです。オリジナルより濃厚に仕上げた後期スタックスの激渋シンガー、アーニー・ハインズの「Our Generation」ではCl Smoothが客演し、ダニー・ハサウェイの「Little Ghetto Boy」ではBlack Thoughtがまたもやカッコよくラップで絡みます。何年も時が過ぎたのに“Everything's got to get better”って歌詞がリアルに響きます。その後も、何とも渋いカヴァー続出でマイク・ジェームス・カークランド「Hang On In There」、ロイヤル・ラッセルズのレゲエ「Humanity」、マーヴィン・ゲイ「Wholy Holy」、反戦のメッセージを込めたビル・ウィザース「I Can't Write Left Handed」、ニーナ・シモンのハッピー・ゴスペル「I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free」と飛ばすとこ一切無しのグレイトな流れ。最後は唯一のオリジナルでスティーヴィーの“I Believe”に影響を受け書いたというスロウ「Shine」で締めですが、コレまた傑作。ボートラで「Wake Up Everybody」のメラニー嬢抜きのスタジオ・ライヴが入ってますが、名曲“Close The Door”のフレーズを最後にキメるなどテディ・ペンダーグラスも思わず天国でニヤリとする粋なテイクも収録。買うなら日本盤が絶対オススメです。
「古い曲に新たな魂を注入したお手本のような作品集。他の安易なカヴァー作品集を吹き飛ばすグッジョブです!」
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2010.10
24
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
dark ocean



 センスのいい音楽を創るたびに、どんどん綺麗になってきた古内さん。いわゆる恋愛ジャンキー系で女性リスナー中心に絶大なる支持を得る人ですが、この辺の需要を押さえたアーティストは強いです。昔は松任谷由美の独占市場みたいな感もありましたが、90年代にメキメキ頭角を現したのが古内さん。今はaiko嬢が席巻している底堅い市場です。昔、Jリーグ時代の城彰二と恋仲の噂もありましたが、恋してどんどん美しくなるにつれ気になる存在となりました。この市場を制する人は恋愛経験も大切ですが、妄想力に長けてないと生き残れません。aikoにしてもそうで、情景描写の細かさや切なく可愛い女心の表現は絶品です。でもカラオケで彼女の“誰よりも好きなのに”を熱唱する光景をよく見ますが、正直しんどい気分になっちゃいます。客観的に聴いたり見る分には凄くイイのですが、身近にいるとややイタいです。(←別に自分に対して歌ってるワケじゃないですが) そんな面倒くさそうな女であることが魅力になっている古内さん。クールな音楽のセンスも抜群で、我々ガサツな男どもの琴線をも刺激し続けます。
 さて本作は、以前からの作品にも増してブラックミュージックからの影響を露出させた名品。メロウな80年代あたりのソウルが好きなら、サウンドの方にも惹かれるはずです。サウス・トゥ・サウスの中西康晴氏も全面的にピアノ参加してるのもソソられます。まずは餌となったのがシングル曲「My brand new day」。当時、たまたまツタヤで半魚人系ながら(←すんません)セクシーな彼女のジャケが目にとまり聴いたところ、かなりの名曲。歌声こそ黒人的なソレではないですが、切ない舌ったらず系の彼女の声には何かしらソソられます。しかもカップリングでIsley Brosのエロ・クラシック“Between the Sheets”をカヴァーってのもあって俄然興味が湧きました。“大丈夫”のシングル以来、熱心に聴いてませんでしたが無視できん人やと思わせてくれる快心のスロウは、本作の前哨戦としては上出来でした。そんなことでアルバムも、冒頭を飾るタイトル曲「Dark Ocean」や「sandalwood」と都会的なサウンドで失恋を歌い上げる良曲が聴けます。ロマンチックな歌詞も光る「一度だけ」や、美メロが光るも重たい歌詞の「Xmas Present」に「くすり指」と秀逸なメロディメイカーぶりが炸裂。最後を締める、切なさ満点の「助手席」のロボ声も効果的で、これでもかと失恋系の歌で占められてます。歌詞を聴けば聴くほど彼女の可愛さが魅力的にも映ります。
「失恋時の女性が聴いたらハマるやろなぁと思わせる名作。感受性の豊かな古内さんに惹かれちゃいます。」
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2010.10
22
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
alive hiro87

 1986年から被爆地・広島で約10年に渡って開催された平和コンサート。被爆者に向けた特別養護ホーム建設や平和を訴えた内容で多くアーティストが共鳴し、イベントとしてもなかなか魅力あるモノでした。今では最初の数回しか記憶に無いですが、1987年ライヴを収録したライヴ盤やNHKの中継は魅力ある出演者、充実したパフォーマンスで素晴らしき内容でした。何といっても個人的興味の中心は再結成となった世良公則のツイスト、全盛期に突入しつつあったバービー・ボーイズの出演。当時、カセットでよく聴きました。
 中身はヒット連発だった安全地帯悲しみにさよなら」、今や直木賞作家&ミポリンの旦那として格を上げた辻仁成率いるECHOESJack」、イベント主催者の山本コウタローwith南こうせつ・サンプラザ中野での「岬めぐり」と無難に序盤進みます。しかしながら前半の注目はSIONの「バック・ストリート」、語りを盛り込み鬼気迫る熱演の宇崎竜童ベース・キャンプ・ブルース」。二人とも一気に自分の世界へ引き込みます。そして文句無しの名曲であるThe Blue Heartsの初期傑作「未来は僕らの手の中」、代表曲でハリー&蘭丸が絶妙の絡みを見せるThe Street Sliders「Boys Jump The Midnight」と1曲では物足らん当時の代表選手の連打。その中で個人的本アルバムの1等賞はギター1本で激唱する尾崎豊の「僕が僕であるために」。スタジオ版よりリアルに響くメッセージに、本調子でなかったと思われるいつもに増したガラガラ声。しかしながら素晴らしすぎる熱演は、まさに名演中の名演。それまであまり関心の無かった尾崎ですが、コレ聴いて一気に覚醒させられました。後半戦はライヴ・バンドとしても絶品のBarbee Boysショート寸前」、R&R爆発のRed Warriors「Shock Me!」で幕開け。今、聴いてもカッコよろしいです。黒系ではプリンス直系で光りまくってた岡村靖幸Dog Days」、ブレイクし出してた久保田利伸のファンク「Randy Candy」と若さで押してます。初聴ながら結構シビれた野本直美マリーはひとりぼっち」、清志郎作品を歌ったロカビリーバンドHillbilly Bopsバカンス」、BOOWYの二番煎じみたいながらコレだけは好きだったUP-BEATの「Kiss In The Moonlight」など他も聴きどころ多し。終盤登場で大注目だった再結成TWISTは大ヒット「宿無し」の収録。これも迫力ですが、ベストテンでも再結成登場した鳥肌曲「性(さが)」も入れて欲しかったところ。その世良が飛び入りしたトリの、仲違いしてなかった頃のHound Dogff」はバンド・ブレイク曲で当時流行りまくりでした。本当は「嵐の金曜日」でも入れて欲しかったです。最後は出演者全員Peace Bird All Stars「Wow Wow Wow」で締め。流石、玉置浩二と感じる名曲で、ユカイのパートの熱唱が聴きモノです。“We Are The World”でのスプリングスティーンのように大友康平が切り込みますが、ちょっとウザいのが玉に瑕。
「今、思うと超豪華な出演陣。またピュアな精神でこういうライヴ・イベントの再興を望みます!」
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2010.10
19
Category : 60's UK Beat
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
1966AQuickOne.jpg



 モッズな音楽っていうと真っ先に思い浮かぶThe Who。いまやロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントだけが生き残って頑張ってますが、初期のテイストはやはり最高です。近年、脅威のブンブン・ベーシストだったジョン・エントウィッスルが亡くなって替わりのベーシストが来てリハーサルを繰り返す中、何回演ってもシックりこなかった面々。そして、もうヤケクソになってその新ベーシストが無茶苦茶弾きまくったら「やれば、できるじゃないか」とご満悦でピートがGoサインを出したという逸話。マジ最高です。そんな事で、普通のベース・プレイではThe Whoの曲は物足りません。ジョンのスリリングなベース・プレイがあってこそです。1st同様、ハチャメチャなくらいオープン・ハイハット鳴りっぱなしのキース・ムーンのドラムも迫力のこの2nd。不良っぽさは1stに譲るものの、大半がメンバーのオリジナル作となった過渡期の力作です。
 そんな事でまずは何といってもオープニングの「Run Run Run」。大傑作であったデビュー・アルバムをフェイバリットとする人なら間違いなしに1等賞となるグレイト・ビート・ナンバー。引っ張ってるのは正にジョンの存在感抜群のベース・プレイでイントロから鳥肌モンのカッコよさです。当時流行の「ハイヒール・スニーカーズ」風のビートを劇的に尖がらせたビートに加え、それに対抗するようなロジャーの不良っぽいヴォーカル。最高です。そしてモータウン・カヴァーとなるマーサ&ザ・ヴァンデラスの「Heatwave」。こちらもグレイトな疾走感がたまりません。1stの流れで聴けるモッズな選曲がイカしてます。他での注目は、後にポール・ウェラーのThe Jamもカヴァーしたピート・タウンゼントの曲作りが冴える「So Sad About Us」や、驚異のキース・ムーンのドラミングに唖然とする「Cobwebs And Strange」あたり。タイトル・トラックの「A Quick One」も力作で、これから続く大作主義の予兆的逸品です。ココでの演奏もなかなかですが、劇的に素晴らしいスタジオ・ライヴの“Kids Are Allright”のサントラや“Rock'n Roll Circus”が必聴。破壊力抜群の凄まじきアンサンブルで、嘘かホンマか知りませんが主役ストーンズを食うパフォーマンスをしたせいでミックが映像作品“Rock'n Roll Circus”自体をお蔵入りさせたという都市伝説まで残しました。勿論ジョン・エントウィスルのテーマ曲みたいな「Boris The Spider」も収録です。そして現行CDは御馴染の曲数倍増版。モッズ・テイストな「Batman」や、TV番組テーマ曲みたいな「Bucket T」など楽しいですが、中でも最高なのはビーチ・ボーイズで有名な「Barbara Ann」。キース・ムーンの趣味みたいですが、このザ・フーの激しいヴァージョンも素晴らしい出来。コーラスもバッチリきめてます。これまたジャムがカヴァーした「Disguises」もイケてます。他では、デモみたいな「Happy Jack (Acoustic Version)」や、「My Generation / Land Of Hope And Glory(TV Live)」も入ってますが正式版がやっぱり最高です。
「60年代半ばにして、このパンク感。奇跡の4人組と言っていいフォーメーションで個性抜群!」
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2010.10
10
Category : Rolling Stones
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
singles1963.jpg
 
 ビートルズのオリジナル・アルバムをいくら聴いても“She Loves You”や“抱きしめたい”が出てこないのと同じようにストーンズにも同じ問題が。似て非なる米英盤、両方などアホらしくて買ってられません。ジャケのカッコいい英盤主体で聴くなら、60'sはシングル主義時代だった為、シングル曲は別建ての編集盤で聴くしかありません。丁寧に「パスト・マスターズ」などがあるビートルズと違って、とにかくストーンズの落ち葉拾いは複雑怪奇。一端のファンとして自分なりに最もスマートであると考えるのが、シングル集の活用。正規ベストの「Big Hits」とかでも抜け落ちるので、ミックス違いとかは気にしないならばコレが一番しっくりきます。
 このシングルBOX第1弾の中身は初期重要曲のオンパレード。1963年のデビュー曲でチャック・ベリーの「Come On」/ウィリー・ディクスンの「I Want To Be Loved」からロックン・ロールやR&Bで勝負する気概バッチリ。ヒット狙いでレノン&マッカートニー作品となった「I Wanna Be Your Man」(B面は何の変哲もないオリジナル・ブルース「Stoned」)はビートルズに比べ荒々しさが好感の初ヒット。渋カヴァー4曲の初EPの後は、ココで大爆裂といっていい激傑作「Not Fade Away」が登場! バディ・ホリーの原曲をマラカス&ハンド・クラッピンでボ・ビートをさらに強調。キースの12弦アコギ、ブライアンのハープといいアイデンティティ確立って感じの鳥肌テイク。続く「It's All Over Now」(B面はちょっと軟弱なブルース「Good Times, Bad Times」)も快心テイク。当時のヴァレンティノズ米国R&B最新ヒットをカヴァーしたもので、ブライアン&キースのコンビネーションも聴きモノ。2ndEPで今も無敵だと思う“Five By Five”の後は、米のみシングル曲のアーマ・トーマス・カヴァー「Time Is On My Side」の“No.2”収録とは別のオルガン・イントロVersion。ややしょーもないオリジナル「Congratulation」とカップリング。そして英5枚目のシングルはハウリング・ウルフの強烈ブルース「Little Red Rooster」。これが1位を取るとは、当時の勢いを感じます。英6枚目は記念すべきジャガー&リチャード初のシングル曲「The Last Time」で、Popな佳作。The Whoもカヴァーしてます。B面曲の寂しい感じが印象的でメロも秀逸な「Play With Fire」も新機軸といえる名曲。そして最後は65年の熱狂ライヴEPをそっくりそのまま収録という素晴らしき内容。アブコのせこさのせいで、何年もかかってる理想的なストーンズ初期カタログですが、これは評価できる内容といえます。
「丁寧にもシングル盤さながら1枚づつ入ってますが、真っ黒な初期をブッ通しで聴きましょう!」
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2010.10
07
chess club

 シャープなファッションにVespaのバイクなど60年代イギリスのモッズ・スタイルは、なかなかスタイリッシュでカッコええです。当時のモッズ御用達であったフラミンゴ・クラブをジャケにした60's R&B集は、米国チェスのダンサブルなサウンドを集めた秀作。海を渡ってストーンズやザ・フー、スモール・フェイセズなんかにも影響大だった米国の黒い音がロンドン視点で楽しめます。ソリッドなビートに、オルガンやホーンが効いた当時最先端の音は何ともイカしてます。
 まずはいきなりダイナマイトR&B Etta Jamesの64年ナンバー「Mellow Fellow」が登場でテンション上がります。ダイナミックなドラムの音から最高です。続いてはブルースの巨匠Muddy Watersのビートが効いた「Messin' With The Man」でコチラも激クール。同じチェスのブルース系でLittle WalterSonny Boy Williamsonも入ってます。そしてエタ・ジェイムスと並んでグレイト・ナンバー量産のレディ・ソウルMitty Collierの「Git Out」も必聴。女性陣ではブルーノート時代が超有名なMarlena ShawのストレートR&B「Let's Wade In The Water」、押しの一手が凄まじいKoko Taylor「Fire」、JBレヴューにもいたSugar Pie DeSant「I Don't Wanna Fuss」と迫力ある歌唱が聴けます。中でも従妹デュエットとなるEtta James & Sugar Pie DeSanto「Do I Make Myself Clear」は相性もバッチリで聴き応えあり。一方では、よく舌が回るBilly Stewartのジャズ・カヴァー「Summertime」、男気満点Bo Diddley「Ooh Baby」、スタックスのサム&デイヴに負けないMaurice & Mac「You Left The Water Runninng」とメンズ系も充実のラインナップで迫ります。男臭さで言えば「A Knife And A Fork」でのディープな歌唱が光るKip Andersonや、ブルース畑ながら素晴らしきジャンプ・ソウルも発表する「Grits Ain't Groceries」のLittle Miltonも無視できん要人。また白人ながら後に色んなトコで裏方としても活躍するSteve Alaimoのスマッシュ・ヒット「Every Day I Have To Cry」や、ヤードバーズも演ってたクラシック・カヴァー「Good Morning Little Schoolgirl」のDon & Bob版も嬉しい収録です。そして個人的イチ押しは女性グループThe Kolettesがボ・ビートに乗って歌う「Who's That Guy」、TVでも人気コメディアンだったというPigmeat Markhamのかます元祖ラップ的な「Here Comes The Judge」。かなりイカしてます。他にはBobby Moore & The Rhythm AcesBrother Jack McDuff、Ramsey Lewis、Lou Donaldsonなど小粋でチープなサウンドもたまらんインストも収録。最後はハイライトかつ超重要曲のTommy Tuckerの「Hi Heel Sneakers」。これを聴けばストーンズなどのUKグループが、いかにこのビートに惚れこんで再構築したかがよく分かります。
「アーリーソウル・ファンもUKビート・ファンも楽しめるナイスな選曲。実にクール!」
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2010.10
05
after ho



 全くもってややこしいのが“ノーザン・ソウル”って言葉。サザン・ソウルと対になる地域的な音の特徴を捉えたモンやと思ってましたが、違った場合も多いです。それはイギリス北部のマンチェスターあたりのクラブシーンでスピンされてきた都会的なダンス・ミュージックを指す場合。結局、60'sモータウンのデトロイト産の音が象徴的であったりするので混乱なく解釈されますが、この意味でいくと南部産のグルーヴィーでリズムが効いた音もノーザン・ソウルってことです。そんな事でミドル60's以降のモッズ的なスタイルのソウル・R&Bで埋め尽くされたLomaやAtlantic系のワーナー音源コンピ。モータウン同様、カッコええ黒音満載です。
 まず冒頭を飾るのがAlice Clark嬢のカッコよく気合の入った68年ワーナーでのシングル「You Hit Me」。元々モータウンでキム・ウェストン用に作られた曲で、そちらもコンピなんかで聴けます。続いてLoma時代のIke and Tina Turner「Somebody (Somewhere) Needs You」。コチラはタイ・カリムやダレル・バンクスも演ったスマートな定番で、Larry Lasterの同トラック使用「Go For Yourself」も収録。ティナのノーザン・スタイルも実にクールで◎。ラテン音楽で活躍のブルー・アイド・ソウルThe Harvey Averne Dozen「Think It Over」、スティーヴィー・ワンダーのモータウン初期カヴァーのDarrell Banks 「Angel Baby」とワクワクするダンサブル・ビートに熱い歌が連発。60年代クラブでヘヴィ・プレイされたというBarbara Lewis 「I Remember The Feeling」、無名ながらジャッキー・ウィルソンのようなハイ・トーンがカッコいいBen Aiken 「Satisfied」で正にゴキゲンさん状態。グループ系も乙なチョイスでThe Blossomsのダーレン・ラヴ溌剌ナンバー「That's When The Tears Start」、アーリー・フィリーのThe Ambassadors「Good Love Gone Bad」、65年のThe Coasters作品「Crazy Baby」、スタックスの65年作でThe Astors「Twilight Zone」などマイナーながら良曲充実。またLomaの歌姫Linda Jonesのスプリームス“リフレクションズ”みたいな「My Heart Needs A Break」、Deon Jacksonのグレイト・ミディアム「Ooh Baby」やニューオリンズのTami Lynn「I'm Gonna Run Away From You」なんかが聴けるのも嬉しいトコロ。そんな中での白眉ハイライトは何といってもJazz界の大物Ella Fitzgeraldのテンプス・カヴァー「Get Ready」。上手い人は何やっても上手い見本で、超カッコええの一語。伸びの良いVoが印象的でファン垂涎のアルバムも存在のLou Raglandも73年名ダンサー「Since You Said You'd Be Mine」収録で文句無し。後半は72年マスル・ショールズ発のThe Patterson Singersの迫力あるアップ「How Can You Say That Ain't Love」、珍しいBobby Womackの66年Atlanticシングル「Find Me Somebody」、67年のBarbara Lynn「This Is The Thanks I Get」とダレることの無い流れ。また後にブッダで名作を出すBobby Wilsonのスムース・ヴォイスも気持ちええ「Feels Good」、ブルースマンJohnny Copeland「Sufferin' City」、クール極まりない大御所Esther Phillips「Just Say Goodbye」なんかも聴けます。そして最後はHal Frazier「After Closing Time」でビッグ・バンドをバックに粋な締め。
「こだわりのモッズ感覚チョイスのノーザン・ソウル。センスいい曲満載で超買い得!」
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2010.10
01
Category : James Brown
Theme : ブラックミュージック
Genre : 音楽
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 ここ数年、Harry Weinger氏のお陰でまともな形のリリースが増えてきたジェイムス・ブラウン大先生。とにかくハリーの名前が記された編集盤や再発盤はコストパフォーマンスが高いので要チェックです。公民権運動も高まりつつある中、J.B.も同胞への影響力が凄まじかった1966~67年。試行錯誤しながらも自らのファンク道を成熟させ大傑作「Cold Sweat」を完成させるまでを捉えたシングル第4集です。
 まずは66年のヒット・シングル「Ain't That A Groove」が登場。ファンクのみに目を向けてると忘れがちですが、オールド・ジャンプR&Bもバシッと決めます。そして20年前に生で全身全霊で熱唱する姿を見て感銘を受けた超定番バラード「It's A Man's Man's Man's World」が登場。実は64年Smash時代の再録ですがタイトルにMan'sを2ヶも補強したヒット版。このしつこさがたまりません。B面となる「Is It Yes Or Is It No?」もスロウ力作です。ファンキー系は「Money Won't Change You」に、激熱の「Tell Me That You Love Me」と快調そのもの。また黒人の子供達に向けた「Don't Be A Drop Out」でメッセージもしっかり掲示。大物の証しとしてクリスマス・ソングも発表でスロウ3曲収録ですが、絶叫も冴えわたる「Let's Make Christmas Mean Something This Year」は必聴です。お馴染のインストも並列で多数録音で、ダン池田並みにスイングの「New Breed」にゴキゲンな「James Brown's Boo-Ga-Loo」、一聴で御大と分かる独特のタッチのオルガンが楽しめる「Let's Go Get Stoned」に「Our Day Will Come」など、なかなかクール。
 2枚目はファンク度がさらに増してきた重要作「Bring It Up」からスタート。オーソドックスなスタイルでの「Kansas City」なども織り交ぜながら「Let Yourself Go」、「It Won't Be Me」とファンキー・ソウルも立つ続けに発表。また数々のヴァージョンが存在の「Think」の67年版はVicki Andersonとの熱いデュエットで◎です。旧録音ながら自らのルーツといえるワイノニー・ハリス「Good Rockin' Tonight」、ガーシュウィン曲「I Loves You Porgy」で大衆の要望へもしっかり呼応。一方、インストではダンス曲「It's A Gas」や、御大のオルガンもジャイアン的Out Of Scaleで炸裂する「Jimmy Mack」と頼もしい珍品も。そして最後にはいよいよ超重要曲「Cold Sweat」が登場です。マイルスの“So What”をモチーフにPee Wee Eliseと共作したファンク・ネクスト・ステージ突入を飾るコノ曲は、リズム・パターンも革命的。今迄のアーリー・ファンクが序章であったのかと思わせる強烈な一撃です。また「Get It Together」も高速ファンクの傑作で、驚くべき緊張感での展開は聴く者のテンションも急上昇です。共に“メイシオッ”の掛け声でサックス・ソロ突入のパターン確立でシビれまくりです。ここから数年続くファンク黄金時代の始まりを捉えた2年間でJ.B.ファンは必携です。
「歴史を追うごとにさらに惚れてまう師匠。サバンナ高橋並みにいっぺん太鼓持ちをしてみたかったです。」
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