FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

カテゴリ
Funk (88)
Jive (2)
検索フォーム
Profile

ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
月別アーカイブ
01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06 
カレンダー(月別)
05 ≪│2010/06│≫ 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
RSSフィード
リンク
最近のコメント
FC2
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2010.06
29
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
momoe.jpg



 日本でカリスマ・ディーヴァって誰なんやろっていうと思い浮かぶのは山口百恵。世代的にはぎりぎりリアルタイムで小学生の頃に見てた人ですが、ダウンタウンHEY!HEY!HEY!で彼女の特集を見て改めてその圧倒的な存在感を再確認です。今、思い返しても10代にして落ち着きまくった歌唱や、アイドル枠なのに際立ったアーティスト的なオーラを発するなど、引退以降も代わりとなる存在が一切現れてないのが伝説のディーヴァの証し。加えて、潔い引退で歌手活動を一切封印したのも伝説化に拍車がかかった状態です。個人的にいうと、改めてロックを感じる稀有なアイドルでもあったという事。宇崎竜童の作品を歌ってたイメージもありますが、アイドルにしてはあまりヘラヘラ笑わなかったり、歌ってる時の顔つきが完全別人で目が座ってるトコなどホンマもんのプロを感じるカッコええ人でした。正直、引退前の3~4年しか、しっかり記憶に無いですが20才前後なのに無茶苦茶セクシーで、TVで見てても直視できんくらい凄まじきオーラが確実にありました。百恵さんの引退年にデビューしてきた松田聖子を境に、近所にいそうな親近感を売りにしたアイドルが主流になり“真のスター性”を持った人が皆無になったのは、いささか寂しいです。やはり近寄りがたいカリスマ性があったロックな存在だった百恵さん。もちろん、歌も上手かったです。
 曲で好きなのは、引退直前に放った震えるほどの傑作「ロックンロール・ウィドウ」。阿木・宇崎の黄金コンビの作品で、ドスの効いた歌いっぷりから、バックバンドをつけて歌うTVパフォーマンスも滅茶苦茶カッコよかったです。マジでしょーもない自称ロックの人等より、ロックを感じる名曲でした。このコンビでは名曲連発で「絶体絶命」なんかも三角関係を歌った渋カッコいい曲。また“あなたの××××が欲しいのです♪”と前代未聞の口パクがサビに登場の「美・サイレント」などのプチエロ系も、ドキドキもんでTVを見てた記憶が甦ります。もちろん本作には「イミテーション・ゴールド」や「プレイバック Part 2」、「愛の嵐」など宇崎・阿木路線の傑作が漏れなく収録。恋をしてドンドン色っぽくなる後期は必聴です。スロウでも、引退時にこのコンビで放った感動的名曲で最近はCMでも耳にする「さよならの向こう側」はじめ、エロハゲながらイイ曲を書く谷村新治の「いい日旅立ち」など、時代を超越して聴ける曲が多数存在していて改めて驚きです。ほんと、ただのアイドルやないことがハッキリ分かる傑作集となってます。
「時代は流れ、今や息子さんもTVに登場してる百恵さん。安っぽい復活無しに伝説のままでいてくださ~い」
::more
2010.06
26
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
jovanca 1



 決戦は金曜日ってな感じで、沸きに沸いた未明の日本列島。ビッグマウスと言わせない本田の芸術的先制FKに、度肝を抜くフェイントだった遠藤のFK、本田との熱き友情も感じた途中出場岡崎のダメ押しゴールとデンマーク相手に感動の3ゴールで見事決勝リーグ進出。寝不足覚悟で観戦した甲斐ある一戦でした。予想を上回る踏ん張りで、全国民を釘づけにしてる今回のW杯ですが、振り返れば辛抱のオランダ戦も善戦でした。時事ネタ的にデンマークの美味しい音と思いましたが知らんので、同リーグ1位突破のオランダ発のクールな音です。オランダ勢もたいして詳しくないですが、このジョヴァンカ嬢はイケてます。シャーデーの後継とかビリー・ホリデイの再来とか言われていて、よりオーガニックなソウル・スタイルも加味した音楽性は実にクール。ハッキリ言って無茶苦茶カッコええです。しかも元ファッション・モデルってこともあって、なかなかのべっぴん。全盛時のジョディ・ワトリー風の風貌でグルーヴィーな音楽をキメてくれるとなっては、聴かんワケにいきません。評判の2ndも気になりますが、今更ながらコノ1stもほんま力作でした。プロデュースするベニー・シングスのセンス抜群の仕事も光ります。
 中身は1発目の「One My Way」からガール・ポップ的にも、フリー・ソウル的にも聴こえるはお洒落でキュートな音。ちょっとJazzyなテイストはカフェなんかにも似合いそうな感じ。エイミー・ワインハウスが気に入った人にもバッチリです。続く「Joyride」はネオ・ソウル・チックなグルーヴも気持ちいいナイス・チューン。殆どの人がコノ2曲だけで“合格~っ”と叫ぶこと間違い無しです。たまらんのがHip Hop的なザラつき具合も兼ね備えたポップ・チューン「A Matter Of Facts」も激カッコええ目玉曲。優しいアレンジも光るスロウ「Melancholic You」に「Pure Bliss」とBPMが落ちてもクールな感覚は絶妙。とにかく気持ち良い曲が連発です。他にもスライ・ファンクさえも感じされる「You Can Do It」や、躍動感溢れるブラジリアン・テイストの「Free」なども元モデルに相応しいファッショナブルなトラックに仕上がっていて最高です。そしてオマケ以上の優良ボートラ収録の日本盤はさらにオススメ。ラファエル・サーディクやディアンジェロも彷彿の「Beautiful」や化粧品のCMソング「All Colourfu」など5曲増しの太っ腹仕様。どれもエエ感じなので絶対コッチがいいです。
「朝から聴ける清々しいグルーヴを送り込んだオランダ勢。共に決勝で頑張ろう!」
::more
2010.06
22
Category : James Brown
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
its my thing

 歴代のJ.B.の相方を務めた女性シンガーでも重要な位置を占めるマーヴァ・ホイットニー。何といっても有名なのは68年の御大の名作アポロ・ライブでのオープニングを飾った「Think」のスリリングなデュエットですが、ソロでのレコーディングもなかなかの力作を残してます。中でも外せないのが、69年発表のこのアルバム。この時代ならではの空気感に、世界最高峰と間違いなく言い切れる60年代後半~70年代前半のJ.B.ファンク・サウンドをバックに熱唱です。メチャうまシンガーではないですが、緊張感満載の69年James Brown Bandの激クールなサウンドにややヒステリックなマーヴァ嬢の声が見事なマッチングです。ブレイク・ビーツの祖ともいえるクライド・スタブルフィールド(ds)にジミー・ノーラン(g)の存在感抜群の単音&カッティング・グルーヴ、フレッド・ウェズリーにメイシオ・パーカー、ピーウィー・エリス、St.クレア・ピンクニーといったホーン隊と役者揃い踏みです。勿論、プロデュースはJ.B.御大っていう間違いない布陣で制作された本作は、アーシー・ファンク好きには避けて通れないアルバム。
 やはり聴きモノは冒頭のタイトルトラック「It's My Thing」。御存知アイズレーズの傑作ファンクのアンサー・ソングですが、J.B.の名作群と併せて聴きたい必殺キラーチューン。特にクライドの弾き出すビートは必聴です。ファンクというよりファンキー風味ソウルっていった趣の「Things Got to Get Better」あたりは二流の雰囲気を漂わせますが、サザンソウル風の「If You Love Me」や、スロウの「I'll Work It Out」なんかはエエ感じです。もちろんファンクは好調で「Unwind Yourself」や「I'm Tired I'm Tired I'm Tired」なんかは高音がキツめですがナカナカです。中でも御大James Brownがデュエット参戦する「You Got to Have a Job」は一気に緊張感がグッと増す傑作。やはりボスの魔力は凄いと改めて痛感する一撃で、二人して“Maceo!”とコールする様は圧巻です。そしてボートラも無視できん逸品がビシバシ。翌年の疑似ライヴに収録の超クールなファンク「I Made a Mistake Because It's Only You」、マーヴァのヒステリックな声がハマりまくる「What Do I Have to Do to Prove My Love to You」、J.B.でお馴染み曲のマーヴァ版「He's The One」と名演の嵐。残りもバカラック曲をシカゴ・ソウル風に仕上げた「The Girl's In Love With You」、Jazzyに御大とデュエットするボビー・へブの「Sunny」と聴き逃せん曲が収録。
「ファンク・ファン必携のJ.B.スピンオフ企画。ホンマもんのファンク・グルーヴを体感できます!」
::more
2010.06
19
Category : Vocal Groups
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
514ML-152OL__SL500_AA300_.jpg



  にわかに脚光を浴びた南アフリカ。しかしながら知り得る知識は乏しく、ダイヤの原産国であるという情報ぐらいしか持ち合わせておらず、知ってる人もネルソン・マンデラくらいの情けなさ。でも南アフリカ出身の写真家、ノーマン・シーフは知ってます!センスのいい写真やなぁと思ったら、コノ人の仕事であることが多いです。フィリー・ソウル隆盛期に送り出されたのが、ノーマン・シーフ氏の超優秀フォトをあしらったジョーンズ・ガールズの1st。ダウンロード時代に突入し、LPサイズのジャケを眺めながら音楽を楽しむってことは無くなりつつありますが、こういったジャケを見ると一瞬“LPで聴きたいっ”って思ったりします。センスの良いジャケ・音楽がパッケージされると、ワンクラス上のアートが完成するぞっていう素晴らしき一例が本作。実はこのグループ92年の復活作(←内容はイイのにしょーもないジャケ)で知った後追いの人達ですが、めでたくコノ出世作も再発。上品でクールなグルーヴが堪能できる名品です。
 さてこのジョーンズ・ガールズ。カーティス・メイフィールドなどのバック・コーラスなどで重宝されシングル(metroの優秀コンピに収録)を出したりするも、なかなか芽が出ず、ダイアナ・ロスのバック・コーラス参加がきっかけで見事ギャンブル&ハフの下へ辿り着いた人達。70年代末期ですので、サウンドもシグマ・サウンドの洗練された人的グルーヴも楽しめる好盤です。冒頭を飾る「This Feeling's Killing Me」が象徴的な素晴らしさで、フェンダーローズっぽいエレピに、クリーン・カッティング、グルーヴィーなリズムとクールな音にチャーミングでお洒落なコーラスが見事ハマります。途中、入ってくるストリングスの音もフィリーっぽくて最高です。シスター・スレッジみたいなディスコ調もありますが、「Show Love Today」のようなクールなダンサーも収録。Jay-Zのサンプリングで脚光を浴びたシングル曲「You Gonna Make Me Love Somebody Else」もナイス・グルーヴです。他にも、エクスケイプのカヴァーで知った大人のミッドナイト・スロウ(←意味不明)「Who Can I Run To」、スリー・ディグリーズ用の曲だったのかと思わせる「We're A Melody」、“Do anything You wanna do to me♪”とそそり立つフレーズで迫る「I'm At Your Mercy」と優秀ジャケの通り、楽しませてくれます。
「内容良し、ジャケ良しの見本みたいなアルバム。LP買って部屋に置きたくなりますわ」
::more
2010.06
15
Category : 90's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
TLCTLC.jpg



 いや、しかし素晴らしい。直前の解任まで噂された岡田監督率いるワールドカップでの日本代表。大方の予想を覆しての勝ち点3ですわ。気分も何かしらアゲアゲになってしまいますが、コノ場所でもハッチャけたハイテンション・アルバムを掲載したくなるってもんです。そこはやはり90年代を象徴するナイスな3人組、TLCです。2002年、ホンジュラスの悲劇ともいえるレフト・アイの事故死で活動停止ですが、メンバーの年も自分と近かったのに加え、発表した全てのアルバムが素晴らしかっただけにホントに残念な幕切れでした。やはり彼女らの魅力は明確な役割分担の中でのキャラが立ちかた。見事なまでのハイレベルでスリリングな曲展開で、R&BもHip Hopも一緒くたにして完全にBlack Musicをネクスト・レヴェルへ到達させた衝撃のデビュー作。今でも一発でハイテンションになっちゃいます。
 やはり本作を象徴する激傑作が冒頭の大ヒット「Ain't 2 Proud 2 Beg」。T-ボズが特徴ある低音ヴォーカルでドリブル突破し、メロディアスな部分でチリがソウルフルにサイドに切り込み、抜群のセンスでラップするレフト・アイがゴールを決めるっていう黄金の波状攻撃がすでにココで完成してます。ニュージャック・スイング末期の熟成されたダラス・オースティンのサウンドも超グレイトで、AWBやらJBとかをサンプリングしたクールな音にシビれまくりです。この優れたフォーメーションで同タイプの曲がいくつも入っていて、気持ち良さも倍増する仕掛けになってます。中毒になりそうな気持ちええビートのLA&Babyface作「Shock Dat Monkey」、ダラス・オースティンの仕事も光る「Hat 2 Da Back」、JB“Blues and Pants”もハマる「What About Your Friends」、終盤なのに運動量も落ちずオーバーヘッドを決める「Depend On Myself」と華麗なゴールラッシュが味わえます。ダラス仕事にはちょっと見劣りするものの、気持ちエエことには変わりないジャーメイン・デュプリの初期仕事「Bad By Myself」はポストに撥ねられるも惜しい一撃。またメロディアスなBabyface作品のシングル・ヒット「Baby-Baby-Baby」もT-ボズの低音ヴォイスが光るハイライトです。そしてマーリー・マール制作の、さらにHip Hop色濃い作品ではレフトアイ独断場で「Way We Like 'Em」に、インプレッションズ使いがカッコいい「This Is How It Should Be Done」とグレイトの一語。いくつものパターンを駆使して確実にゴールを決めるバリエーションの豊かさは見事で、こんなに鮮度が落ちないアルバムも珍しいです。2nd以降アダルトな要素も加わってファン層拡大ですが、ココでのイイ意味の落ち着きの無さは唯一無二です。
「ジョン・ボーナム無き4人がツェッペリンに非ずと同じで、レフトアイ無き3人がTLCに非ず。完成されたええチームでした!」
::more
2010.06
13
Category : 90's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
giantswing.jpg

 いよいよ始まった南アフリカ・ワールドカップ。マラドーナ監督も勝利し、ヨーロッパNo.1にもなったギリシャ相手に韓国の勝利とアジア勢も嬉しい勝利。日本の長年のライバルチームであった韓国ですが、最近はJリーグでの日韓交流も盛んで馴染みの選手も多く他国との試合では応援しちゃいます。何せ今年の韓国代表は元京都サンガのパク・チソンにイ・ジョンスを擁する応援せんワケにいかんチーム。しかも京都が天皇杯優勝時に所属していたパク・チソンは当時から凄かった名選手。ドリブルは凄いし、シュート・コントロールも抜群で「あ~他のチームよ、気づかないでくれ」とマジで思った天才。京都サンガでプロ・キャリアがスタートした生え抜きみたいな選手で、謙虚なキャラもあって一躍、地元でも人気者となり、当時の黒部、松井大輔(←この時のメンバーは正にドリームチーム!)と共にサンガの屋台骨でした。そんなパクちゃんも、いまや名門マンチェスター・ユナイテッド!皆の予想通り、世界のスターです。寂しいような、嬉しいようなです。一方、日本でも世界に通用するプレイヤーはトルシエが言うように以前は断トツ中田英寿でしたが、今回は本田圭祐ってところが楽しみです。さて音楽ブログ。音楽では日本で世界に誇れる音を構築するっていえばT.KURA氏ってのが真っ先に思い浮かびます。英国のエリーシャ・ラヴァーンで一気に認められ、最近でも安室ちゃんでグッジョブ連発です。このKURA氏が統率してスティーリー・ダンみたいな形式でつくられた本作は10年前ながら興奮の一撃でした。
 中身は黙って聴いてたらホンマに上質な海外R&B。風格ばっちりの音で登場の奥方Michico嬢が歌う「You Say」でカッコええ幕開け。スイングするビートが鬼気持ちええ日本語で歌う「Vibe」も必聴です。ほんとビートの感覚がクール極まりなくセンス抜群。清涼感も感じるラヴ・スクエアのTahirih Walkerは「When I Look Around」が聴きモノでハネ感もばっちり。シュビドゥビ歌うのが最高です。エッジの効いたスネアにEsther Williams & Robbie Danzieがソウルフルに絡む「Woo Me」もたまらんトラックですが、米アトランタのエクスケイプのTameka Scottが歌う「Day & Night」や、盟友Elisha La'Verneの「Should've Been True」などは威風堂々の出来で文句無し。またクールなベースが効いたトラックにLorenの渋いVoが光る「Think I Don't Know」、後の平井堅の名作“Why”も彷彿させるMitch Matlockが情熱的に歌うティンバランド系「I'm Saying Bye-Bye」なども秀逸で、全編まったくダレることなく聴きとおせる素晴らしきアルバム。
「サッカーも音楽もセンスが肝。クラさん、そして日本代表、これからもエエPlay頼んます!」
::more
2010.06
09
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
joe cocker



 「ギタギタのメロメロのボロボロにしてやる」、「永久に借りておくだけだ」など数々の名言を吐いてきたジャイアンこと剛田 武氏。そのジャイアンが歌手志望だったのは有名な話ですが、その歌はろくなもんやなかった模様です。本人がご機嫌さんで“ほげ~”と歌うほど、空き地みかん箱ステージ周辺が地獄絵図と化していくのがお馴染の光景。そんな歌手活動をのび太は脅されて仕方なく支援しますが、その時に剛田氏が感謝の念と共に発する「心の友よ!」も忘れられない名ゼリフ。そしてこの、聴かない奴は死刑にされそうなジャイアン顔で迫る優秀ジャケのジョー・コッカーのデビュー作「心の友」も負けないくらい記憶に残る名作です。タイトル曲「心の友」こと「With A Little Help From My Friends」での強引な力技で感動の渦に引き込む様はほんとジャイアン的で感動です。ジョン・ベルーシのモノマネも最高だったこの曲は勿論ビートルズのリンゴが歌ったアノ曲。ところが原曲の影が全くないといっていいくらい、スワンプ・ソウル・バラードの傑作に仕立て上げてます。最初、ジェニファー・ジョーンズとの「愛と青春の旅立ち」を見た時、アル中なのか?と真剣に思った程の独特の動きと渋いハスキーヴォイスで熱唱する様は衝撃的でした。そんなジョーのスタート地点となった本作はリサイタルでも常に歌い続けて欲しい名唱揃いです。
 中身はUKスワンプ系のバック・バンド“グリース・バンド”と共に中々の著名ミュージシャンがバックを固めた力作。アメリカ南部のシンガーの印象ですが、実はイギリス出身のシンガー。ウッドストックの元祖エアギターを伴った名唱の後、米南部デラニー&ボニー一派とつるむようになった感じです。何にせよ、押しの一手で迫るド迫力バラードとなったタイトル曲は何回聴いてもドラマティックな超のつく傑作。グイグイ迫るジミー・ペイジのギターも奏功です。こういう事書くとまた怒られますが、数少ないビートルズを超えたカヴァーやと思ってます。そして負けず劣らず素晴らしいのがボブ・ディラン・カヴァーの2曲。「Just Like A Woman」とアルバム最後を飾った「I Shall Be Released」ですが枯れた声がオルガンを交えたアーシーなアレンジにピシャリはまってます。デイヴ・メイソンの「Feeling Alright」なんかも泥臭くて最高で、ブレンダ・ハロウェイやメリー・クレイトンの黒いコーラス&ポール・ハンフリーのタイトなドラムも鬼カッコええです。他もJazzをアレンジした「Bye Bye Blackbird」、劇的な「Change In Louise」などプレ・マッドドッグスともいえる南部臭プンプンの音はたまりまへん。またスティーヴ・ウィンウッドのグレイトなオルガンも聴ける「Do I Still Figure In Your Life?」や、アニマルズや尾藤イサオで有名な「Don't Let Me Be Misunderstood」も聴き逃せん力作。
「これなら、しずちゃん、スネ夫も納得の激唱。ブルーアイドソウルの最高峰ですわ!」
::more
2010.06
06
Category : Rolling Stones
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
stones exile

  新作待望論が高まるストーンズ。そんな中、半分新作みたいなボーナス・ディスクが付いたメイン・ストリート再発です。ロン・ウッド期がストーンズの幕開けの私にとって最初、70年代は音がやたら古臭く感じ、60年代R&B期の方が逆にソリッドで魅力的に聴こえ、えらい遠回りで辿り着いたのが70年代前半のストーンズ。名盤と言われつつも、絶対初心者向けではない本作は、思い入れも薄かったのでさんざん迷った挙句に購入です。今回再発で見たサエキけんぞう氏のメインストリーツ評は過去見てきたストーンズ考察の中でも、最も共鳴できたもので“コレに惚れこめなかった俺ってストーンズファンなのか?”という思いを楽にしてくれました。殆ど恐れ多くて言われた事のないココからミック・テイラー脱退までの3作を不調期とまで言ってる点や、ファンク=ストーンズ勝負曲といった見方がホント自分に近いストーンズ観でグレイトです。結局、基本的にはベガーズ・バンケットから始まったルーツミュージック探訪の到達点的な感じがするのですが、背景を知った人こそが色々な音楽を好きで聴き進むうちにスルメのように味わい深さが増すアルバムやと思ってます。
 まず本編。アノ曲が入ってるアルバムって言われるアイコン的キラーチューンは何といってもコノ3曲、「Tumbling Dice」、「Happy」、「All Down The Line」。これからストーンズっていう若き音楽ファンにもこれからも入り口として機能するであろうストーンズらしさ&キャッチーさを兼ね備えた名曲です。特に「Tumbling Dice」の凄まじき魔力は強烈で言わずもがなの完璧な傑作。そしていつもながら感心させられるアルバム1曲目のインパクト曲も、リフがクールなR&R「Rocks Off」と流石の構成。続くストーンズ史上でも最速の部類に入るR&R「Rip This Joint」、最近のジャック・ホワイトとの共演も素晴らしかった「Loving Cup」、映画のタイトル曲にもなったビリー・プレストンのオルガンも光る「Shine A Light」と中級者も満足の重要曲も収録。アップテンポ・ブルースの「Turd On The Run」や、後のバラードにも通じる「Let It Loose」なんかも要所を締め、壮大な締めくくり曲「Soul Survivor」まで、遅れて傑作と言われるようになったのがしみじみ分かる渋い内容です。
 そして購入の決め手となった、過去“刺青の男”で成功した過去のマテリアルを再構築したボーナス音源。ド頭の「Pass The Wine」でクールなリズムが見事に決まる曲をお披露目。キャッチーなメロ&コード展開があったら凄かったと思わせる出来。ミック・テイラー再録も噂される「Plundered My Soul」や、新曲やと言われたら間違ってしまいそうなグレイト・スロウ「Following The River」、60年代R&Bストーンズ彷彿の「Title 5」など驚愕の音源放出です。さらにキース版「Soul Survivor」、“Tumbling Dice”プロトタイプの「Good Time Woman」や、ミックス感だけはコッチが上と感じる「All Down The Line(Alternate Take)」など垂涎モンが収録で嬉しい誤算。ボブ・クリアマウンテンがミックス参加し、あちこちでミックの今の声が聴けたり、リサ・フィッシャーのコーラスも加わった2010年ストーンズが味わえます。気合いれて“刺青の男”のような熟成再構築アルバムを別で作ったらおもしろかったかもとマジで思わせてくれます。
「なんと今回、英国チャート1位も獲得した本作。ますます新作が楽しみになるデラックス盤でした」
::more
2010.06
04
Category : Motown
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
originals baby im



 丁寧な再発が進むモータウン関連。非常に喜ばしいことではありますが、一方で「なに、やっとんねん」とじれったい部分も。重箱の隅つつきもエエのですが、肝心要の名作が廃盤状態なのはやるせないです。自分が学生の頃、どこでも売ってたコモドアーズやらファンタスティック・フォーとかのアルバム群が「どないなってまんねんっ!」てことです。当時、何気に買ったCDでしたがホンマの基本となる名作がキッチリ出てました。そんな中の1枚がオリジナルズのデビュー作。ソウル・グループに関しては、ご多分に漏れずテンプス、ミラクルズからのめり込んでいったのですが、暫くしてアホほど聴くことになったのがこのオリジナルズ。本作収録のマーヴィン・ゲイ作「Baby, I'm For Real」はもう歴史的大傑作で、この曲のせいで“他もエエのん、無いか無いか”とグループもので散財した程です。それはもう完璧といっていい世界で、甘美なファルセットのイントロから、2ヴァース目のベイビ、べェイビ、ベェ~イビ~の闇を切り裂くバリトンヴォイス炸裂の瞬間、今でも感動で必ずパンツびしょびしょに失禁です。そしてコーラスが完璧に決まる劇的なサビへの流れ、素晴らしき間奏からエンディングと後にシェリックのカヴァーも生んだ超ハイグレードな作品。そんなことで、書いてて勝手に興奮してきましたが全編通してもナカナカのクオリティ。
 アルバムはやっぱり先のタイトル曲が圧倒的に素晴らしいです。普通ならエエ曲といっていい軽快なテナー主導の1曲目「We've Got A Way Out Of Love」、重厚なコーラスがカッコいい「Green Grow The Lilacs」と佳曲が続きますが、3曲目に登場のタイトル曲で爆裂です。先の2曲が完全引き立て役に成り下がっちゃう素晴らしさ。続く強力シャウター、ヘンリー・ディクソンの力強い歌がたまらん「I've Never Begged Before」も秀逸。「Red Sails In The Sunset」なんかはテンプスで採用されなかったダンス・ナンバーちゃうかって感じでもう一つですが、中盤はテナーの優しいリードがめちゃ心地良いミディアム「One Life We Live」や、スロウの「Moment Of Truth」、軽快ダンサー「Why When Love Is Gone」あたり、かなりの高得点で必須。他はちょっと惜しい曲もチラホラですが、終盤に登場の「You're The One」は必聴でコチラも60年代後期モータウン・サウンドに4人のバランス良いコーラス&バリトン・リードがグレイトなミディアムです。
「テンプスやドラマティックスにも引けを取らない名グループ。ちゃんと全部、出したってくださ~い。」
::more
2010.06
02
Category : 90's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
special.jpg



 素晴らしきシンガー、アリ・オリー・ウッドソン氏が永眠。密かに再びの本家テンプス復帰を願ってたのに残念です。テンプテーションズってのは元メンバーの分家みたいなのもあったりでややこしいですが、デビュー時からのオーティス・ウィリアムスが看板を守ってやり続けているのが本家。この本家が驚異なのは、他の昔に活躍したグループと違って現役感を持って新作もきっちり出し続けてるトコ。昔の栄光にすがらず常に新しいサウンドにもトライしてきた本家の姿勢は尊敬に値します。お馴染み“My Girl”で有名なデヴィッド・ラフィン擁するデトロイト・モータウンの第1期黄金時代、“Papa Was A Rolling Stone”を放ったデニス・エドワーズ擁するファンキーな第2期黄金時代とするなら、"Lady Soul”などのヒットを放ちブラコン~New Jack期を駆け抜けたのが、このアリ・オリー・ウッドソンをフロントに据えた第3期黄金時代。自分がテンプスを知った時もコノ時代でした。最高の塩辛ハスキーヴォイスで名曲量産でしたが、就職活動の時よく聴いてた91年作“Milestone”と並んで馴染み深いのが89年本作。リアルタイムでのテンプスを好きにさせてくれた力作でした。
 注目はなんといってもクラシック・ソウルと新しい音を魅力的に融合させた立役者、バイ・オール・ミーンズのスタン・シェパードとジミー・バーナーの参画で実に素晴らしき作品に仕上がってます。タイトル曲「Special」は一連のバイ・オール・ミーンズ関連に引けを取らないムーディなミディアム。しかし当時の現役テンプスを一気に虜にさせた大傑作が「Loveline」。メルヴィン・フランクリンの低音から絶妙のコーラス・ワークにアリ・オリの押し引き抜群のリード。加えてスイングするナイスな打ち込みトラックと完璧の1曲です。一時期、こればっかアホみたいにリピートして聴いてました。他の懐メログループとは一味違うことを1発で証明するようなコノ曲で、テンプス=新作を聴くべきグループとして自分の中で図式が成立でした。アップも好調で、冒頭のファンク「Friends」やシングル曲「All I Want From You」、ラップをフィーチャーした「She's Better Than Money」など意欲的な取り組みも好感で、当時の新人グループだったテディ・ライリーのガイにも負けない若さを見せつけた「Fill Me Up」あたり最高です。本編最後で数々のカヴァーも生んだ名スロウ「Soul To Soul」は流石の風格で名曲に相応しい出来。ボートラのアリ・オリ自作曲「O.A.O. Lover」も新時代テンプスを感じさせたナイス・トラックです。やはり久々に本作を聴いてるとアリ・オリ氏が現在に繋がる“格”を保ってくれたとヒシヒシ感じます。そしてオーティスには星になっていったメンバーの為にも、生涯現役で名門の看板を守り続けてほしいです。
「現在進行形テンプスへの興味を引き寄せてくれたアリ・オリ氏。ほんまエエ音をThanks!」
::more