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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2010.05
31
Category : 10's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 負けながらも久々に熱いプレイを見せてくれたサッカー日本代表に、久々勝利の故郷京都サンガの面々。そして宿敵・岸を打ち砕いての巨人軍勝利。気分がエエ夜です。そして同じように熱いのがトニ嬢の久々の新作で、ちょっとお姉さんながら自分と同世代のシンガーとして応援にも思わず力が入ってしまいます。武器である低音ハスキーヴォイスもさらに磨きがかかった中での、名門アトランティック移籍の第1弾です。セグメント的にも競合が少ない声質で、艶っぽさも抜群となれば殆ど無敵状態です。たぶん、もう何十年と活躍してグラディス・ナイトやらチャカ・カーンの域に到達すること間違い無し。そんなことで、妹テイマー嬢も嬉しいコーラス参加の待ちわびた本作。相変わらずエエ女です。
 頭はトニ嬢らしい情熱的なバラード「Yesterday」のソロ・ヴァージョン。Kissが話題のTrey Songzとのデュエット版もボートラにて収録です。続いては力強いアップでイヴリン・キングをサンプリングした「Make My Heart」でコッチは近年珍しいイケイケアップ。若いぞトニ!って感じで◎。そして最も以前からのトニに近い空気で迫る「Hands Tied」は待ってましたの愛満載スロウ。大袈裟加減が鼻に付くデヴィッド・フォスター制作曲の「Woman」は好みが分かれるとこですが、初っ端から低音セクシーヴォイスで攻める「If I Have To Wait」などはゾクっとさせられます。脱線しない程度に新しい風を吹き込んでいるのも◎で、プッシーキャット・ドールズでもカッコええ音提供のルーカス・セコン制作の「Lookin' At Me」など抜群のセンスで歌いこなします。ブラボー!と叫んじゃうカッコええ曲で個人的1等賞。一方「Hero」みたいな“コレってどうなん?”みたいな飽きそうな曲もありますが、従来イメージを崩すことなく多くの曲をきっちり仕上げたハーヴィ・メイソンJr氏の仕事ぶりはナカナカです。18番のアコギ・フィチャーのまったりスロウ「No Way」や、なかなか感動的なタイトル曲「Pulse」に「Why Won't You Love Me」とスロウは流石の出来。とにかく偉大な先輩同様、ちょっとくらいしょーもない曲でもトニ声で2ランクアップにしてしまう魔力は健在です。もっと聴きたいって方はi-tunesデラックス版がオススメで+4曲仕様。なかでもMo'Niqueをフィーチャーした「Caught」など地味ながら何回でも聴ける絶妙の黒さが実にええ感じです。
「いそうでいない、ちあきなおみ声ソウル。“喝采”の英語ヴァージョンでも演って欲しいですわ」
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2010.05
26
Category : James Brown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 快調にリリースが続く神様ジェイムス・ブラウンのシングル集。気が向いたら出してたんかいって思うほど無計画的乱発であったオリジナル・アルバムもそれはそれで愛着がありますが、きっちり整理された形で出てくる優秀な編集ものも見逃せません。丁寧な再発は全世界のJ.B.信者に非常に好評です。しょーもないベストを毎年組むよりも、個人的には恒常的カタログにしていただきたいとまで思ってしまう限定版年代順シングル集の第3弾。いよいよファンク原形も登場の重要期60年代中盤の2年間を捉えた2枚組です。
 1枚目はライブ・アルバムの成功で気を良くしたのか「Please, Please, Please」の56年ヴァージョンに観客の声を被せた疑似ライヴ・シングルから胡散臭いスタート。さすがJ.B.、熱気を帯びた歓声が加わるだけでアポロ劇場をヴァーチャル体験させてくれます。そんな疑似ライヴが数曲ありますが御大が尊敬していたルイ・ジョーダンのオハコ・ジャンプナンバー「Caldonia」などやっぱカッコええです。インストものにも積極的でしたが、上手いのか無茶苦茶なのかキワキワのスリルある御大のオルガン・プレイが光る「Evil」や「Soul Food」あたりはナカナカ。また大きな影響下にあった先輩格のハンク・バラード作品「Dancin' Little Thing」はR&Bサウンドも爆裂で燃えます。そして興奮なのが「Out Of Sight」の登場で、正にココから始まったといえるファンク道の第一歩といえる大傑作。従来のゴスペル・スタイルを昇華させたこれまた名唱「Maybe The Last Time」とカップリングされた64年の最強シングル盤です。所属のKingと揉めてたのでSmashからリリースですが、メイシオ・パーカーなど役者も揃いだし何回聴いてもチンポ汁でます。1枚目最後には62年アポロからスピードが速すぎたのか回転数を落としてJ.B.の声まで変な「Think」ってな珍品も収録。
 2枚目は64年リリースながら3年前録音となるビリー・ワード&ドミノスの爆裂R&Bカヴァー「Have Mercy Baby」から。ノリノリのジャンプで最高の一語に尽きます。まだKingとは揉めてたので純然たる新録が出ずヤキモキ状態で、過去音源にリズムや管を強化したリミックスが中心。そんな中、Smashからの新録はインスト「Devil's Eye」の後に、いよいよ「I Got You」が登場!お馴染みの“I Feel Good~♪”ですわ。ヤミにカップリングのバラード「Only You」も最高。あ~興奮するって思ってると次に、King復帰作で加速度的にファンク度が増す金字塔的傑作「Papa's Got A Brand New Bag Part1 & 2」が投下!ジミー・ノーランの9thコードもバシッと決まります。そしてKingから正式にリリースとなる前述の再録音「I Got You (I Feel Good)」で、またもや大ヒットを記録。他は過去の再録も多いですが、混沌とした時代を感じることもできて◎ですわ。
「まさにJBファンク元年を捉えた歴史的録音の数々。改めて拝みたおします!」
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2010.05
23
Category : Jive
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
Louis 1


 
 ブラック・ポピュラー・ミュージックのルーツといえる男、ルイ・ジョーダン。ジャイヴっていうのか、R&Bっていうのか何かよう分かりませんが、確実に言えるのは“ゴキゲンな音楽”ってこと。それはもうノリノリでございます。バンドも歌もスウィングしまくりで、「音楽」の字の通りホント楽しくなっちゃいます。それこそジェイムス・ブラウンやチャック・ベリーやら偉大な人達から、さらに川上まで昇ったルーツな人でサックスから歌まで器用にこなすエンターテイナー。R&B界の仙人みたいな人です。
 本アルバムは彼の黄金期と言われる1940年代のデッカ時代の美味しいトコ取りでまとめ上げた18曲のR&Bナンバー1ヒット集。これはスティーヴィー・ワンダーが塗り替えるまでルイが持ってた記録だそうで、いかに大衆音楽として影響力の強い人だったかがよくわかる音源です。30年代からサックス奏者として活動した後、黄金のバック・バンドHis His Tympany Fiveを率いて、ついにブレイク。冒頭に収められたのが42年の記念すべき初No.1ヒット「What's The Use Of Getting Sober」。こっから出す曲、出す曲、大ヒットってな具合やったみたいですが、Popチャートでも1位獲得となった「G.I. Jive」はじめジャズやらブルースをスイングさせたスタイルは今聴いても実に粋な音楽。ミュートしたトランペットにサックスがナイスに絡む「Mop-Mop」などルース・ブラウンとかがそのまま継承したようなスタイルで、「Buzz Me Blues」あたりはB.B.Kingがお手本にしたような感じがたまらんブルース・スタイル。そしてJ.B.で初めて聴いた45年ヒット「Caldonia」はエクセレントの一語。ブッ飛びのヴォーカル・スタイルに、ナイスなバック・サウンドはまさにオリジナル・ロックン・ロール。「Don't Worry 'Bout That Mule」も“ロック・アラウンド・ザ・クロック”の原形のように聴こえます。他もElla Fitzgeraldのハスキー・ヴォイスとの対比も楽しいデュエット・ナンバー「Stone Cold Dead In The Market」、驚異の18週連続No.1を記録した超ゴキゲン・ブギ「Choo Choo Ch'Boogie」、イントロのギターで真っ先にチャック・ベリーのルーツを感じる「Ain't That Just Like A Woman」、もう腰が勝手に動くほどノリノリの「Texas And Pacific」、ホーンアレンジもカッコよすぎる「Jack, You're Dead!」と無敵のブギウギ・ナンバーが連打で言うことナッシング。バック・ヴォーカルとの掛け合いも楽しい「Run Joe」に「Beans And Cornbread」あたりも豊かな表情を見せるヴォーカル・スタイルが最高です。中でもホンマに土曜日は鯵フライなど食べたくなる「Saturday Night Fish Fry」にはマジしびれまくり。その後、50年代に入ってチャートから遠のいたものの、ルイの元プロデューサーであるミルト・ゲイブラーがビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツにそのジャンプ・ブルース・スタイルを再構築させ“ロックン・ロール”となったのは、有名な話。
「なんせJ.B.のおっしょさんみたいな人。ジューク・ボックスの王者と言われた男の素晴らしき音です!」
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2010.05
20
Category : Vocal Groups
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
three degree

 スタイリスティックスと並んで日本における超メジャー・ヴォーカル・グループ。殆ど毎年くらい来日する懐かしの人気グループって感じで、あまり聴くことはありませんでした。でも松田聖子がTVでカヴァーを歌ったり、ソウル・トレインの再放送などで気になる存在に。殆どポップ・グループとして認識してましたが、ギャンブル&ハフと組む前のシャンテルズ・カヴァー“Maybe”をコンピで聴いて驚愕。その激ソウルフルな歌唱に一発、虜になりました。そんな彼女達の全盛時といえば70年代フィラデルフィア・インターナショナル時代。元々、60年代からフィリーを拠点に活躍しててスワン・レーベル時代はモータウンみたいなガール・グループでしたが73年からのP.I.Rでは実に洗練された贅沢な音で華麗に迫ります。お馴染みの曲が綴られた本作は、日本の歌謡曲のルーツ的サウンドが満載でそのテイストが好きな人にはたまらん内容です。
 そんな事で、創設メンバーのフェイエットと60年代加入したシーラにヴァレリーの3人でのフィリー・サウンド。1発目から「TSOP (The Sound Of Philadelphia)」でソウル・トレインのテーマとしてあまりにも有名な曲。そして日本でも人気の「Dirty Ol' Man」に続いては初ヒット「Year Of Decision」でフィリー・ソウルの最良の部分を伝えてくれる名曲。しかし何といっても極めつけは“天使のささやき”として有名な大ヒット「When Will I See You Again」。もうイントロの♪Woo、Ah~ Precious Moment~ってコーラスでこっちもトロけます。やっぱ3℃っていえばコノ名曲で、東京音楽祭でも金賞を獲ってこっから大ブレイクやったそうです。また日本編集盤ってことで筒美京平作の細野晴臣らのティン・パン・アレイが録音参加の「Midnight Train」、「苦い涙」も収録。林立夫のドラムも最高でなかなかのクオリティですが、後者は日本語で歌われていてソウルフルなキャンディーズって感じが◎。とにかくメジャーKeyのアップ~ミディアムは極上でバニー・シグラー作の「I Didn't Know」はじめ、「Take Good Care Of Yourself」や「Long Lost Lover」あたりは気分高揚、品質最高で文句無し。流石ギャンブル&ハフです。またディスコ・ファンク「Do It」、「A Toast Of Love」も深町純氏アレンジの日本録音ですが、後者は紛れもない傑作スロウでイギリスでもヒット。他もドラマチックな「What I Did For Love」や、P-Funk総帥G.クリントンのペンによるアップ「Standing Up For Love」などマジでエエ曲満載です。華やかなサウンドにコーラスの効いた適度にソウルフルな歌唱が、ホンマたまりまへん。
「いまでは少なくなったゴージャスな大編成サウンドに甘いヴォーカル。粋な音ですわ」
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2010.05
19
Category : Vocal Groups
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
stylistics.jpg

 フィリー・ソウルがテディ・ペンダーグラスの再発やらでまた盛り上がってきました。グッチ裕三のモノマネでも知られ、我が国におけるフィリーソウルのアイコン的存在っていえばやはりスタイリスティックス。というか一般的にはソウルっていえばこのグループっていうくらいのビッグ・ネームです。最近でもギャッツビーのCMでディスコ曲“Can't Give You Anything”の替え歌が頻繁に流れたりして触れる機会も多い人等。しかしながらディスコの全盛時などは殆どリアルタイムではなかった私などはモノマネの方で知ったような人等です。そんな事で正直、先のCM曲などは何の感銘も受けないのですが、Babyfaceの“You Make Me Feel Brand New”やプリンスの“Betcha By Golly, Wow”あたりの絶品カヴァーを通じて、その魅力を再認識です。ギャンブル&ハフと並んでフィリー・ソウルの隆盛を担ったトム・ベルが手掛けた初期作品は実にええ感じです。
 さてこのデビュー・アルバム。やはりラッセル・トンプキンス・ジュニアの変幻自在のファルセットが聴きもの。1発目の「Stop, Look, Listen (To Your Heart)」や中盤の「You Are Everything」など美メロ爆裂で夢見心地間違い無しです。共にマーヴィン&ダイアナやマイケル・マクドナルドも後にカヴァーした名曲で、後者はレジーナ・ベルの激ソウルフル・カヴァーも存在。そして、何といっても本作のハイライトはスロウ大傑作「Betcha By Golly, Wow」。それはもう圧倒的名作で美しすぎるメロディ・ラインと魅惑のファルセットにもうトロトロ。コチラはプリンスにフィリス・ハイマンと絶品カヴァーも数多く存在です。そんな感じでスロウのクオリティは圧倒的ですが、アルバム終盤に収められたミディアムもなかなか。爽快感が素晴らしい「Ebony Eyes」やアレンジも素晴らしい「If I Love You」あたりは聴き逃せない佳作です。またAZなどのサンプリング・ネタとしても注目されたミステリアスな雰囲気も印象的な「People Make The World Go Round」もトム・ベルのセンスを感じます。
「やけに胸に染み入る男の高音。ファルセット・ソウルの王道として外せんオッサンらです!」
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2010.05
16
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 幼すぎてピンクレディーとかしか眼中になかった頃、バリバリの歌謡ロッカーとしてTVに出てたと記憶するチャー。なかなかの優男としてブラウン管に映ってましたが、知らぬ間にマリファナ事件でTVでは見れぬ存在に。自分がロックとかに興味持ち出した頃に、再び見たのがJohnny,Louis & Charでした。な~んかやる気なさそうで、いざ演奏するとメチャかっこエエって感じのクールさが、また気になりだしました。そんな事で大分後聴きであったこの1stアルバム。当時の自分の経験値の浅い脳ミソではどこにカテゴライズしていいのか分からんアダルトな感覚でしたが、ギターは結構鳴ってて気持ちいい音であったので、すぐにお気に入りに。すでにスタジオ・ミュージシャンとしても腕利きだったチャーが、単身アメリカに渡り募ったロバート・ブリル(Dr)、ジョージ・マスティッチ(b)、ジェリー・マーゴーシェン(Key & Vo)に佐藤準(Key)を加えて録られた恐ろしくクオリティの高いアルバム。まだサザンとかの登場前で、洗練されたロックが熟成する前にコレを出してたとは流石です。
 やはりアルバムの雰囲気を決定づけるのは、今もよく演奏される冒頭の「Shinin' You Shinin' Day」。フリーソウル的であり、骨太ギターロックでもあり、AOR的でもある絶妙なバランス感覚は他では味わえないクールな音です。都会的な感覚ながら、ファンクも感じる絶妙のアンサンブルは絶品で、“フリー・スピリット”のJohnny,Louis & Char版も必聴です。続く「かげろう」もクラヴィネットがグルーヴィーなアーバン・ファンク。バックとのコンビネーションも気持ち良さ満開です。フュージョンチックな「It's Up To You」、歌謡曲的ながらギターの音はロックしてる「視線」と実に上手い演奏が聴けます。チャー版ブルースみたいな「Navy Blue」の後は、18番で代表曲となった本作ハイライト「Smoky」です。いつ聴いても、演っても気持ちええ大傑作ですが、ココでのスリリングな演奏も絶品。後年、色々な形で再録音されてますがグルーヴィーさでいうとコレが一番かもって思うほどカッコいいです。ブルージーなスロウ「I've Tried」の後は、隠れた名曲といえる「空模様のかげんが悪くなる前に」。洗練されたアレンジと共に聴けるチャー自身の歌心も光ります。ラストのチャー版ディスコ・ファンク「」ではスタイリスティックスの“Love Is The Answer”が聴けたりする遊び心もたまらんトコロ。
「1stにして富士山と共にジャケに収まったチャー。よっ日本一!」
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2010.05
13
Jerry+Lee+Lewis+1.jpg


 
 創成期のロックンロールで絶対外せん曲っていえばエルヴィスの“Tha't All Right"とかエディ・コクランの“Skinny Jim”とか真っ先に思い浮かびますが、その中で破壊力重視で選べば間違いなくジェリー・リー・ルイスの「Great Balls of Fire」。ロックンロールの聖地メンフィス、サン・レコードのミリオン・ダラー・カルテットの一人で、エルヴィス、カール・パーキンス、ジョニー・キャッシュと共にサン・レコードの超重要人物ですが、ピアノマン・ロックンローラーってのが異色。とにかく荒々しくカッコいい鍵盤連打に吐き捨てるようなヴォーカルはパンクの元祖とも感じるグレイトさ。親戚との重婚や、エルヴィス邸に殴り込みなど私生活のスキャンダルも半端やないですが、素晴らしき初期サン録音の数々はロックンローラーにとって必須であること間違い無しです。
 さて50年代ってことでシングル盤中心の世の中。初期作品は80年代後半にRhinoで組まれ、今もカタログとして生き残る18曲入り秀逸グレイテスト・ヒッツです。コレを押さえておけば出所不明の再録音モノなどつかまされることはありません。カントリー・ブギ・ピアノに影響されつつも南部の黒人R&Bにも感化されエルヴィスの後輩としてサン入社したのが56年。こっから数々のR&Rクラシック中心で、金字塔的傑作がなんといっても火の玉ロック「Great Balls Of Fire」。2分弱の短い間にロックン・ロールのエッセンスが全て詰まっている完璧な曲。叩きつけるような連打にこれでもかと挿入されるグリッサンド連発のピアノプレイに興奮必至です。歌もカントリーを破壊したような凶暴さで最高の一語。また狂気のブギウギピアノもたまらん「Whole Lotta Shakin' Goin' On」は最初のヒットで、これもアチコチで歌われ続けるクラシック。ヒット曲「High School Confidential」も攻撃的なR&Rでたまりません。カヴァーも聴きもので、サッチモで有名な「When The Saints Go Marchin' In」などメチャごきげんです。スティック・マギーの「Drinkin' Wine Spo-Dee-O-Dee」や、レイ・チャールズ「What'd I Say」など黒人R&Bもワイルドに調理。カントリーもレイ・プライス「Crazy Arms」、ハンク・ウィリアムス「Jambalaya」も完全オレ流。サン同僚のウォーレン・スミス「Ubangi Stomp」、カール・パーキンス「Matchbox」もなかなかです。とにかく全編エラそうな歌い方含め最高ですが、最後に収められたコチラもオリジナル・パンクといってもいいくらいの破壊力で迫る「Wild One」は必聴でコレ以上無い締め。オージー・ロッカー、ジョニー・オキーフのカヴァーですが下手なパンクとかメタル聴いてるよりよっぽど激しいR&Rが満喫できます!
「ロック=不良ってなってしまったのは、ひょっとしたらコノ人のせいかと思うくらい。必聴!」
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2010.05
12
elvis 2nd



 ああカッコええ。エルヴィス!普段買わない雑誌ブルース&ソウルレコードも、あんまり魅力的なエルヴィスの表紙に中身も見んとついつい購入です。何といっても今年は生誕75周年って事で記念すべき年。じゃんじゃん聴かなあきません。あ~もう、たまらんって感じのRCA初期で、バックサウンドから黒くスイングする歌まで最高づくめ。無敵の1stもグレイトですが、負けず劣らずの賞賛に値するのがこの2ndです。R&Bに独自の歌唱で新たな生命を吹き込んで、“ロックン・ロール”として全世界に広めた功績は今更ながらあまりにデッカイです。サポートのバックメンバーはスコッティ・ムーア(g)、ビル・ブラック(b)、D.J.フォンタナ(Dr)の鉄壁トリオに、ジョーダネアーズのコーラス。最強のロケンロー仕様です。
 アルバムは爆裂R&R「Rip It Up」からで、本作ではコノ曲含めリトル・リチャード曲は「Long Tall Sally」、「Ready Teddy」と3曲も演ってます。リチャードに関してはオリジナルの印象が凄すぎですが、エルヴィス版もロカビリーとして聴けばなかなか。それよりも、ハートを一気に鷲掴みするのが何といっても激傑作「Love Me」。この2ndジャケと直結脳内リンクする、セクシーなバラードです。また激ロカビリーであったサン時代から幾分ソフトになったもののヒーカップ&マンブリン唱法が光るC&W曲「When My Blue Moon Turns To Gold Again」も必聴。コレ以外も、風呂場並みのエコーも雰囲気抜群の甘々スロウ「First In Line」、軽快なPopさも絶妙な「Paralyzed」、迫力あるR&B歌唱が絶品の「So Glad You're Mine」、エルヴィス自らピアノを弾きカントリー曲ながらゴスペルを感じる「Old Shep」と聴きどころ満載。シンプルな編成でも、ずっしりしたビートをバックに激渋の歌唱を披露する「Anyplace Is Paradise」や、本編最後のウェブ・ピアスのカントリー曲を軽快R&Rに仕立てた「How Do You Think I Feel」と魅力的な音が最後まで続々登場。そして素晴らしいのが、ロックンローラーElvisの56年重要曲がボートラでバシッと放り込まれてるトコ。本作のセッションで録られたもののシングル曲となった為、LP未収録となった「Too Much」、「Playing For Keeps」もありますが、その数か月前に録られた4曲は圧巻。Popなスイングも最高すぎる「Don't Be Cruel」、リーバー&ストラーによる世紀の傑作R&B「Hound Dog」、セクシー歌唱も絶品で全てが完璧と言いきれる奇跡のバラード「Anyway You Want Me」、特大ヒットの名スロウ「Love Me Tender」とコノ時期、外そうにも外せんマスト曲の連打です。そんな事でこの2nd。買うならアップグレードヴァージョンの選択必至です。自分が持ってた古い音源から比べても格段に生々しい音圧アップ版で、しかも同時期名録音追加。(←ジャパネットたかた風でお願いします) 間違いなくオススメです!
「なんやいうてもエルヴィス。黒人も認めた革命的なスタイルに惚れ直します!」
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2010.05
09
Category : Vocal Groups
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
labelle night

 パティ・ラベルっていえば普通のアラフォー世代の人の大半が、初めての出会いがLive Aidのフィナーレではなかろうか。髪の毛を逆立てたド派手な出で立ちでガンガンとゴスペルチックに絡んでたパティさん。ブルーべルズ時代の60年代から音楽界に貢献してきたにも関わらず、何にも知らん東洋の高校生であった私は「やかましいオバハンやなぁ」くらいしか思ってませんでした。事実、ローラ・ニーロの名作にコーラス参加したり、アイク&ティナ同様、ストーンズやザ・フーの曲にチャレンジするなど積極的にクロスオーヴァーした活躍も評価されるグループ。そんなパティがサラ・ダッシュ、ノナ・ヘンドリックスと共に活躍した70年代のグループ「ラベル」での代表作がこれ。
 中身は映画「ムーラン・ルージュ」で主題歌となったクリスティーナ・アギレラ、マイヤ、リル・キム、ピンクでの極上カヴァー「Lady Marmalade 」を含むヒット作で、アラン・トゥーサン&ミーターズも参加したニューオリンズ・ファンク愛好家にも見逃せん内容。その大ヒットした「Lady Marmalade」は、ニューオリンズのストリートガールを歌ったお下劣極まりない歌で、当時の世間から「黒人売春婦を賛美するとは何事や」と非難轟々やったそう。当のメンバー自身も営業上に演ったつまらない曲と発言してたそうですが、どう考えてもぶっ飛び級のカッコええ曲で“Itchy Gitchi Ya Ya Da Da Da Itchy Gitchi Ya Ya here"のフレーズ(売春街スラングで「ちょっと遊んでかない?」って意味)で煽りまくるド派手な衣装の3人もエクセレント。ジョージ・ポーターJrのブッといベースも最高です。続く「Somebody Somewhere」、「Are You Lonely?」はノナ・ヘンドリックスの自作ですが、コチラも前のめりな迫力曲でテンション上がります。ボブ・クルー作の普遍的なスロウ「It Take A Long Time」も3人のソウルフルな歌唱が強烈で、ハートにびんびんきます。アラン・トゥーサン作品も2曲取り上げていて、言われると確かにニューオリンズっぽい「Don't Bring Me Down」に、アートのオルガンもエエ感じのモータウン調「All Girl Band」となかなかです。ピアノにコンガがグルーヴしまくる「What Can I Do For You?」や、レディ・マーマレイド調の「Space Children」あたりも好調で代表作に相応しい力作。タイトル曲「Nightbirds」や、最後を締める「You Turn Me On」も70年代ロックのバラードみたいですが、ゴスペルチックな歌唱はイケてます。
「全ての隙間に怒鳴りこんでくる3人衆。あつかましさの美学ですわ」
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2010.05
05
Category : Atlantic, Stax
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
soul children

 久々の関西発信。久々に息子達にも対面の“子供の日”ですが、実質“子供に振り回される日”って感じですぅ。そこで深夜の憩いのひと時はソウルの申し子達、ソウル・チルドレンです。といっても名前だけで、メンバーはバリバリの大人。猪木・坂口VSカール・ゴッチ、ルー・テーズのような凄まじきソウル・バトルをアルバム中で繰り広げてくれる最強の4人衆です。名演多きこのグループでも、まず第一に来るのがこのグループ名を冠にしたこの1st。延髄斬りからアトミック・ドロップ、ローリング・クラッチ・ホールドとバシバシ決まります。ヘイズ&ポーターがスタックスを去ったサム&デイヴの代わりにに全曲を手掛けた本作は、まさに後期スタックスの奇跡といっていい記録。Hiのソロ録音も素晴らしい激渋ノーマン・ウエストに、激唱型ジョン・コルバート(J・ブラックフット)、魅惑のハスキーヴォイスがたまらんシェルブラ・ベネット、スムーズなハイトーンにシビれるアニタ・ルイスが繰り広げる千両役者揃い踏みでのサザン・ソウル絵巻です。
 中身はA面にあたる前半の怒涛のスロウ攻撃がマジ完璧といえる展開です。まず何といっても、大傑作スロウ「I'll Understand」。美しいストリングスとピアノの短いイントロから♪We Know Each Other~とカマされた日には鳥肌が足の指先まで駆け巡ります。ソウル・チルドレンの数多ある名演の中でも断トツでお気に入り。続く「Move Over」も絶品のノーマンからジョンと激熱歌唱が冴えわたる劇的スロウ。サザン・ソウル名作にこの人ありといっていいアル・ジャクソンが叩き出すタイトで的確なドラムも特筆モノです。さらに女性陣が上になって絶妙のグラインドで導く「When Tomorrow Comes」から「The Sweeter He Is」と怒涛の連続スロウの充実ぶりにはホント目を見張るものがあります。アニタ・ルイスのカーラ・トーマスを3日間、ディープ鍋で煮込んだような味わいが舌いっぱいで楽しめ、ほんま最高です。何回、聴いても贅沢極まりない歌で、後期スタックスの至宝やと再確認。後半はリズムが効いたアップ中心ですがミディアム調からの盛り上がりが素晴らしい「Tighten Up My Thang」が文句無しの出来。サム&デイヴが歌ってもハマりそうな1stヒット「Give 'Em Love」、「Don't Our Thang」あたりも溌剌とした歌唱が冴えます。曲調的にも良いアクセントとなる、ややモダンな要素も加わった「Take Up The Slack」、ダックダンのベースがグイグイ迫る「Super Soul」を経て、「My Baby Specializes」で幕ですが、やっぱ前半のスロウ攻撃が素晴らしすぎで終盤はやや分が悪し。
「不二家Lookチョコ並みに素晴らしい4つの味わい。究極のサザンソウルここにあり」
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2010.05
02
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 行政刷新会議仕分け傍聴席にも登場し、民主党を鼓舞し、会場入りに使用した電子マネーをかざし「Pasmoだぜ、ヨロシク」と言い放った御大。ロックです。別に、歌が上手いワケでもなく、ヒット曲があるわけでもないのに、ロックンローラーとしてビカビカのオーラを放ち続けてきたこのオッサン。実に素敵です。個人的にも我々の未熟バンドを主催されている年末イベントに出演させていただいたりして、どれだけ感謝してもしきれない存在です。馬鹿にする人もたまに見かけますが、自分にとって永遠にリスペクトする存在でまず揺るぎません。ウドー音楽事務所に殴り込みをかけて逮捕された時も、都知事選に立候補した時もロックの視点で見ると天晴れ。最高です。オノ・ヨーコが絶賛したアルバム・カヴァーもアートな本作は、映画の方でも「水のないプール」、「十階のモスキート」、「コミック雑誌なんかいらない」と狂気の名作を連発してた時期の、過去の曲も交えた作品ながら目下最新アルバム。再発せんとおかしい名作です。
 前半のHudson River Partと題された部分は名作揃い。目玉は、なんといってもド頭で聴けるジョニー大倉作曲のグレイト極まりないバラード「Annie -For A Cheek Time-」です。鮎川誠とトルーマン・カポーティ・ロックンロール・バンドを従えてTVで歌った時の感動は今も忘れません。映画のキナメリ氏とも被さったそのダンディと狂気の間の表情は存在感抜群で、TVで音楽放映が影響力があった時代の最高の瞬間でした。“アニー、おぼえてるだろう”と始まる出だしから今聴いてもぶるっと震えます。また二ューイヤーロックフェスでオーラスで登場し歌ってる姿もカッコよかった「きめてやる今夜」はコンポーザー沢田研二の名を上げた名作で、後に松田優作も歌った名バラード。BOROヴァージョンも素晴らしい「テレフォン・ナンバー」や、レイモンド・チャイルドからインスパイアされたスタンダードな感じもイカす「長いお別れ」などスロウ中心に聴かせてくれます。Prospect Park Partとした後半部分は「俺は最低な奴さ」からスタート。ちなみに最近出た同タイトルの半生記インタビュー本は最大の理解者、近田春夫氏の仕事も光るメチャメチャ面白い本で無茶苦茶ながら本当にピュアな裕也さんの誰にも真似できない人生に惹かれます。さらに再びのBORO作品のレゲエ調ナンバー「湖中の女」、宇崎竜童作品「One Night ララバイ」と収録。そして最後は大野克夫の名作でショーケンの名唱でも知られる名曲「ローリング・オン・ザ・ロード」で激渋の締め。タイトルにある代名詞的R&R曲があえて未収録なのもミソです。
「愛すべき現役最古の真正ロックンローラー。ただの変なジジイやないです!」
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