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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
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2009.12
29
Category : Rolling Stones
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
let it bleed



 もうええ加減、見んからやめたろっと思ってると凄いモノを放送するWowow。こないだ放映された「ロックンロール・オブ・フェイム25周年コンサート」は見応えありました。スティーヴィー・ワンダー、スモーキー、スティング、ブルース・スプリングスティーン、ジョン・フォガティ、ビリー・ジョエル、ジェフ・ベック、バディ・ガイ、ダーレン・ラヴ、サム・ムーア、オジー・オズボーンと錚々たる面子でしたが、久々にロックのスリルを体感させてくれたのがU2のセットで登場したミック・ジャガー。Black Eyed Peasのファーギー嬢と共に名曲「Gimme Shelter」を熱唱で間違いなくこの日の1等賞。66歳とは思えぬ圧巻のパフォーマンスで思わず久々にストーンズの本作を聴いちゃいました。そんな事で、ほんまシェルターに避難したいような事の連続のコノ1年でしたが、今年最後は60年代を締めくくったこの名作です。
ブルース・ブレイカーズのミック・テイラーが加入した初のアルバムとして有名ですが、実はキースが殆どギターを弾いてるアルバム。昔“Beggars Banquet”に惚れこみ、何も知らん私は「その次はコレや」と“Gimme Shelter”というロンドン・レコードが出してた編集盤を買っちゃい、ようやく辿り着いた本盤。ジミー・ミラーがまたもやエエ感じのプロデュースです。なんといっても冒頭のドラマチックな「Gimme Shelter」が好きで、ミックと共にゴスペルチックなVoで対峙するMary Claytonといい最高です。素晴らしき幕開け。そして、傾倒を深めたロバート・ジョンソンのカントリー・ブルース「Love In Vain」と70年代に繋がる渋曲も登場。「Honky Tonk Women」をフィドルを加えカントリー調にした「Country Honk」や、シャープにリズムを刻む上にレオン・ラッセルのピアノも光る「Live With Me」とミック・テイラーもなかなかの貢献です。そんな感じでスワンプ色濃くタイトル曲「Let It Bleed」や、ライヴ重要曲「Midnight Rambler」、キース初の全Vo曲「You Got The Silver」と進みますが、後半の個人的ハイライトは何といっても「Monkey Man」。チャーリーの独特のドラミングに、ミックのセクシーなVoがビカビカに光る緊張感溢れる名作です。そして最後はお馴染「You Can't Always Get What You Want」で締め。ロンドンバッハ合唱団の大袈裟なイントロなどは好みではありませんが、謙虚に努力しなけらばいかんと考えさせられる詞といい、やはりエエ曲には違いありません。アル・クーパーのオルガンや、ドリス・トロイ等のゴスペル・コーラスもナイス・サポートです。
「混沌とした00年代の最後となる今、聴き返したいアルバム。10年代は気を引き締めていきます!」
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2009.12
26
Category : Southern & Deep
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
goldwax 1



 サザンソウル熱が出てきた時の劇薬ともいえるゴールドワックス音源。普通はベンザ系のスタックスあたりの音源を常備薬にしてますが、ロキソニンでも効かんって時はコレです。60年代メンフィス発サザンソウルの桃源郷みたいなレーベルで、濃いラインナップにディープな録音は圧巻です。最近はさらに深いリイシューが盛んですが、いまやi-tunesでもゴールドワックスの代表曲が手軽に買える時代。ほんまに便利な時代になりました。南部でもスタックスやハイのように新日本プロレスクラスではないですが、往年の国際プロレス並みに渋いラインナップで聴かせてくれます。
 まず何といっても最初に取り上げなければならないのはO.V. Wright with The Keysの世紀の大傑作バラード「That's How Storong My Love Is」です。イントロのオルガンからして泣ける、マッターホルン級のディープ・ヴォイスで切々と歌われるこの歴史的名作は、キャンディ・ステイトンはじめ後にカヴァーされた多くがコレをお手本にしています。勿論オーティス・レディングが一部、解釈を変えてカヴァーした方も必聴です。そしてGoldwaxのラッシャー木村といえばコノ人、James Carrです。コチラも避けて通れない、腕挫逆十字並みにキマるの大傑作バラード「The Dark End Of The Street」はじめ、3曲珠玉の名作がチョイス。またビギナーが聴いたら絶対聴き分けられないくらいにサム・クック・マナーを継承したルイス・ウィリアムス率いるThe Ovationsも名作「I'm Living Good」筆頭に4曲収録。一方、Spencer Widgginsも人気濃系シンガーで「Uptight Good Woman」はサザンソウル史上屈指の名バラード。ローラ・リー版と共に号泣必至で、ジャーマンスープレックスの如くバシッと決まります。レーベル最初の1歩を飾ったThe Lyrics 「Darling」もイントロからマジ泣きが入る強烈スロウ。そしてリリックスから独立した激ダミ声シンガーPercy Milemのリズム・ナンバー「Call On Me」、O.V.並みにディープな声のWee Willie Walker 「There Goes My Used To Be」、カーラ・トーマス系の声で魅了する歌姫Barbara Perry 「Unlovable」、スタックスでもリリースがあったレディ・ソウルDorothy Williams 「The Well's Gone Dry」に、スムースな声でサム・クック調をかますEddie Jefferson 「Some Other Time」、Kingレーベルの泣きソウル集でも熱演だったJeb Stuartのスロウ「Will I Ever Be Free」、ソングライターとして名を馳せたGeorge & Greer 「You Didn't Know It But You Had Me」と他も大充実です。ココで初聴だったBen Atkins & The Seconds Hand のオーティス・カヴァー「I've Been Loving You Too Long」などは白人とは思えぬディープさで迫ります。“Why Can't We Live Together”で知られるオルガン・ソウルマンTimmy Thomasのブルースや、要人Gene Millerの作品もちゃんと押さえた好編集になってます。
「寺西勇、マイティ井上クラスもしっかり収めたメンフィスの至宝。ソウル熱には、よう効きます!」
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2009.12
22
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
sxmas.jpg



今年も家ではデーモン小暮の悪魔ネタなみに「サンタはホンマにおる」と言い張ってますが、子供も気付きながらもノッてくれてます。近年ではプレゼントも子供自身で勝手にチョイスしていて「サンタのおっさんに、また電話しとくわ」とかいってもウンウンと頷いてます。まだ子供のプレゼントは可愛い買いモンでよいのですが、大人の世界は質素な状況。今年も仕事では沢田知可子&辛島美登里さんなんかも招いてクリスマス・イベントやったりしましたがラグジュアリー商材はまだまだ低迷です。世間もほんまにイイモンが脚光を浴びなくなり、激安ばっかでこれでええんかいなとマジで思います。クリスマスやからといって景気回復には程遠い状況ですが、しっかり手間かけたモノづくりのソウルも絶やしてはいけないという使命を感じます。そんな事で渋くも心のこもったクリスマス曲集です。20年近く前に購入したブツですがエエもんはやっぱ色褪せません。
 当時のアトランティック傘下のスタックスの連中も含めたオールスターでのソウル・クリスマスですが、冒頭のClarence CarterBack Door Santa」から熱いリズムナンバー炸裂で興奮です。フェイムのリック・ホールのプロデュースの下、迫力満点の歌いっぷりで最高です。Big OことOtis Reddingもクリスマス・ソングで参戦ですが、あのスタンダード「White Christmas」も完全オーティス節のバラードに変身。もう1曲、ジョニー・ムーアの「Merry Christmas Baby」もスタックス・ソウルに仕上がっていて実にええ感じ。紅1点メンフィスの歌姫Carla Thomasは「Gee Whiz, It's Christmas」も実にキュートですが、ハイライトは御大Solomon Burkeが教会さながらに煽る「Present For Christmas」。エキサイティング極まりない唱法が冴えまくりです。優しく歌い上げるWilliam Bellの「Every Day Will Be Like A Holiday」も聴かせてくれます。インスト系はBooker T. & MG'sとソウル界のサックス巨匠King Curtisがそれぞれ2曲づつ和み系で収録ですが、King Curtisの「The Christmas Song」は極上のソウルフル・ブロウが満喫できます。
「あわただしい師走に、安らぎのひと時を与えてくれるクリスマスソング集。なんかホッとしますねん」
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2009.12
19
Category : Roots Rock
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
rod sessions



 ロッド・スチュワート・ファンには垂涎のブツがマーケットに投入されました。倉庫に眠っていた未発表テイク集ですが、なかなか刺激的なモノ。かといってオリジナル・アルバムを通過してない人にとっては、しょーもない未完成テイク集って感じで映るかもしれんアルバムですが、黄金時代を聴き漁った人にとってはたまらんブツですわ。やはり80年代前半までの球速160Kmを誇っていた時代のロッドはやはり無敵でした。
 まずはUKマーキュリー時代のフェイセズと並行したソロ活動期のアウトテイク。ソロ初期といえば名作群をロッドと共作し、本作にも初期テイク収録の大傑作「Maggie May」などを手掛けたMartin Quittentonがアコースティック・ギターで大貢献です。71~72年ロンドンセッションからのフェイセズ・チームが合流した「Seems Like A Long Time」、「You Wear It Well」、「Lost Paraguayos」、「I'd Rather Go Blind」、「Angel」などアホほど聴いた名曲群の別テイクは新鮮に楽しめます。74年“Smiller”セッションでのウッディがソロ1stで演ってた「Mystifies Me」のロッド版「Think I'll Pack My Bags」や、キャロル・キング作品「A Natural Man」などトラッドな香りプンプンのロッドはやはりたまりません。完成形既発テイクの方がクオリティが高いのは当たり前として、リラックスした感じや荒っぽいトコもなかなか美味です。
 以後はアメリカへ渡ってからのスーパースター期のアウトテイクがワンサカ。ロッド大のお気に入りというモータウン・アイズレーズ・クラシック「This Old Heart Of Mine」、スタックス・サウンド丸出しの「To Love Somebody」のマスル・ショールズ・セッションもええ感じです。黄金期も、実にシンプルなバックで歌われる名作「Tonight's The Night」、歌メロも違う「Hot Legs」、初期テイクという「You're In My Heart」に「I Was Only Joking」は如何なるヴァージョンであろうとシビれる名曲と確認させてくれます。中でもワーナー期で最も好きな“パンドラの匣”セッションは興味深々。激傑作「Oh God, I Wish I Was Home Tonight」の初期テイク、「Foolish Behaviour」の原形「TV Mama」、本編に入れてもおかしくないバディ・ホリーの「Maybe Baby」と耳釘付けです。そして白眉は“Absolutely Live”CD未収録セッション。CD化の際、カットされ長年ライヴと信じていた「Guess I'll Always Love You」はスタジオ録音だったという元ネタ収録。同じく収録漏れしたプラターズ「The Great Pretender」もアコースティックVersionで収録ですが、はっきり言いたいのは「イカ様でも何でもエエから、LP通りの完全版を早く出して」ってこと。ホンマこのライヴは良かったんですわ。
 以降オーバープロデュース気味が目立つようになり疎遠になったボディ・ウィッシーズ以降の80s~90sロッドですが、ここではシンプルなアレンジのアーリーヴァージョンやこの時期を見直す録音も収録。めっぽう熱いヤードバーズで有名な「I Wish You Would」や、装飾をとっぱらった「Hard Lesson To Learn」など実は70年代とそんなに変わらんエエ曲を残してたんやと気づかされます。90年代も、バーナード・エドワーズの下で録ったボビー・ウーマック「Looking For Love」、スーパーナチュラルズの「Dylan's Day Off」などエエ感じのカヴァーもしっかり収録。幾分、スリルに欠ける曲が多い中ここらは光ってます。
「“ストーリーテラー”の対となる裏ロッドBOX。この人とのつきあいが長い人ほど楽しめますわ」
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2009.12
16
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 イマーノ先生が星になっちゃって早半年。徐々にシーンで不在感を感じるようになり、やはり寂しく感じます。敬愛されリスペクトされるミュージシャンだったからこそ成し得たコラボ企画も生前時から多数あって、多くのアーティスト参加のお祭りライブイベントでも常に中心の存在となって楽しませてくれました。新世紀以降の企画モンでは、ナニワサリバンショーと並んで印象的だったのが30周年の武道館ライヴ。ついこの前やったような気がするこのライヴも、すでに10年前。ホンマ光陰矢のごとしです。
 さてこのキヨシローを愛してやまないアーティストが集結して開催されたこのライヴ盤ですが、終盤の本人登場も含め楽しさ満載盤です。まず、客殿が落ちる前に客がまだ入場している時にあえて前座として登場し意表をついた泉谷しげるのアコギ1本で唄った「雨上がりの夜空に」。粋な展開にワクワクさせてくれ、さすが盟友、泉谷です。ほんまのオープニングではやっぱコレって感じでRC時代の「よぉーこそ」。及川光博,奥田民生,斉藤和義らのイベント主要メンバーでバンド紹介で一気にヒートアップです。坂崎幸之助の「2時間35分」、斎藤和義の「シュー」、ゆずの「金もうけのために生まれたんじゃないぜ」など初期のRC名曲をアコースティック主体のアーティストがカヴァーするとこもメチャ楽しめます。激ソウルなThe Gospellersの「スローバラード」に続いては、バンド・サウンドでのカヴァーのハイライト、奥田民生の「つ・き・あ・い・た・い」。梅津&片山の生向委コンビでのホーンも爆裂で最高の盛り上がりです。またミッチー及川光博による「い・け・な・いルージュマジック」もこの人しかおらんって感じのグラマラスなカヴァーでエエ感じです。しかしながら最も釘付けとなるシーンは相棒、仲井戸麗市の登場。ギター1本抱えて登場し名曲「いい事ばかりはありゃしない」の熱唱はまさに感動。続いてチャボの熱いコールから登場する主役キヨシローの登場で最大の盛り上がりを見せます。チャボも加わっての当時のキヨシローバンドRUFFY TUFFYによるRC時代の大傑作「君が僕を知ってる」は必聴で、マイクを分け合う二人にホロリとさせられます。主役RUFFY TUFFYはRC以降中心で熱演。メンフィスの師匠Steve Cropperを交えた「A Change Is Gonna Come」、“俺は口うるさいぜ、そうだ年寄りだからな”と痛快に歌う「高齢化社会」など現在進行形だったキヨシローを強烈にアピール。またアンコールにはこの手のイベントには滅多に登場しない不遇時代の同志、井上陽水も登場。大ヒットアルバム“氷の世界”に収録されたというコレまた傑作「帰れない二人」で共演。シビれます。そして出演者全員での「雨上がりの夜空に」は感動的かつ盛り上がり必至。ホントの最後は忌野清志郎一人でギターを持って歌う「ドカドカうるさいR&Rバンド」っつう粋な締め。
「今年もあと僅かですが、あらためて敬意を表し叫びたいです。“リスペクト・キヨシロー!”」
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2009.12
13
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 “車に乗らないとイケないわけではないぜイェ~、だけど好きなんだ♪”と流れる車の保険のCM。楽しそうにドライブするあのCM、最高です。カーシェアリングとか、車離れとかみみっちいNewsが多い昨今、最近では一番の優秀なコマーシャルやと思います。なんぼ貧乏になろうとも車に乗ったるでという気にさせてくれます。何せ免許とった時から車で爆音聴きして快適にドライヴするってのが大好きでその快感は今も何ら変わりございません。昔はカセット、そしてMDでしたが、最近はカーオーディオもさらに快適なHDD仕様。I-Podとおんなじ仕様でカーナビと共にほり込んでます~。これでシャッフル聴きすると自分の好きなモンしか流れんFM局みたいなもんでさらに快適。奥田民生のあのCMの気分、まんまです。そんな事で、最近はユニコーン活動も復活の奥田民生の車関連ソング集。ユニコーンの時はたいして好きでもなかったんですが、ソロになってからの「愛のために」(←名曲!)をバンドで演ったりなんかして結構好きになりました。独特のユルさがエエ感じです。
 発売当時、TV番組とかでも演ってた例のCMソング「And I Love Car」がやはり今、聴いても最高です。民生関連の曲を聴いてると思わずニヤけるビートルズを敬愛するマニアックなアレンジが聴けますが、こちらもドラム・パターンやコーラス、コード使いなど初期ビートルズ風で、タイトルまで有名曲もじり。センス抜群です。この曲含め新曲4曲収録で、へヴィーなアレンジで間抜けなドライブを歌う「ガソリンガタリン」、フェイセズ風の「車カー」、ニール・ヤング彷彿の「トランスワールド」もなかなか。蜜月の関係といえるPuffy曲のセルフ・カヴァーも2曲収録でお馴染「サーキットの娘」はタイトルからして往年の少年ジャンプ愛読者必笑の名作。曲もオリジナルのビートルズ愛を感じるマージービート風からワイルドさも増して再演。同じく「日曜日の娘」も演ってます。またボビー・へブのカヴァー「Sunny」が車とは関係ないハズなのに日産車を連想ってことで入ってるのも痛快。井上陽水との共演曲「2 CARS」、ユニコーン曲の弾き語り再演「ターボ意味無し」なんかの既存曲も憎い選曲。他にも耳馴染みのいい有名シングル曲「イージュー★ライダー」や「月を超えろ」も入ってます。そして最後はコレぞ民生サウンドといえる「あくまでドライブ」のライヴ版で、ワイルドかつユルかっこ良さバンバンで締め。
「私も100m先のコンビニまで車で行き“しまいに足が退化すんで”と言われた男。家が無くなっても車に住みますわ。」
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2009.12
10
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 凡庸の日本産ブラック・テイストと一線を画したオムニバスの登場です。MD時代、車で爆音聴きするためにシコシコ借りてきて作ったような感覚も懐かしい、快挙レーベル超え編集も◎。今時、本場モンとはかけ離れたR&Bもどきと揶揄するアホな人も殆どいないと思いますが、ブラックミュージックを並列で聴けるようになったココ10数年の良質日本産トラックを集めてくれてます。SonyのSmoothシリーズ以来のええコンピですわ。要はUS産のモンとゴチャ混ぜで聴いても違和感無く聴けるようになった時代の音。先駆者クボタの「Such A Funky~」あたりから急劇に成熟し、Misiaや宇多田ヒカルのデビューで狂喜し、アムロちゃんの躍進、フォルダー三浦大知やブッダ・ブランド、和製ジャネイのSoulhead、小柳ゆきなんかが出てきた躍進の時代です。裏方でもエリーシャ・ラヴァーンで名を上げたGiant SwingのT.Kura氏など大貢献も見逃せんトコで、自分の国からこんなカッコええ音が出てきた事にイチイチ興奮してたのを思い出します。
 中身は、イントロのドラムの音からしてシビれるエポックメイキング的傑作の96年UA「情熱が1曲目ってのがこの秀作コンピの全てを物語ってます。シュガーソウルも手掛けた朝本浩文サウンド炸裂のキラーチューンで、バカボン鈴木の生ベース援護射撃も最高です。ちなみに朝本氏はThe Modsとも関わった九州の才人。流石っす!本格R&B登場期に度肝を抜いたMisiaの最高傑作と信じて止まない「つつみ込むように...」はHip Hop濃いDJ WATARAI RemixでMUROによる渋いラップも登場。オリジナルも必聴です。デュオ時代のDoubleの「Bed」もRemix収録でイントロからライムスターのMummy-D登場の興奮テイク。そんな感じで上位気味だった女性中心に秀作バシバシ収録ですが、T.Kura手掛ける露崎春女の初期名作「Believe Yourself」、同時期の90年代後半のTina「Magic」、古内東子も感じさせるスロウのSoul Lovers「熱いもの」、1stからクオリティの高さに驚いた大阪が誇るMinmiの「Another World」とエエとこ押さえてます。男性陣は変声期後の元フォルダーで三浦大知の「Southern Cross」、K-Dub-Shineをフィーチャーしたソウル・シンガーORITO氏の「Dj. Feelgood」などが注目。グループもんでは和製デスチャとして大注目だったFoxxi misQの「Ultimate Girls」収録も激嬉しいとこ。今年YU-Aのソロが評判でしたが、Foxxiの活動も期待したいとこです。最後のLL Brothers「Get It Poppin'」は、あのダンス甲子園で活躍したコンビ。サウスR&Bサウンドを取り入れ今も精力的に活動中です。
「ブラック・サウンドVS日本語で格闘してきた戦士たちの足跡。洋楽ファンも偏見無しにいっといてください!」
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2009.12
06
Category : 00's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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いくら実力があっても商売にならんかったら、すぐにメジャー落ちしてしまう厳しき音楽業界。ほんまに素晴らしいアルバムやったのに1枚だけ出してインディー活動って人がほんまアホほどいます。ダウンロードミュージックの浸透で良くも悪くもエエ音楽が身近になりましたが、その影響で市場規模縮小も必至。そんな中、こんな濃いシンガーがメジャーからアルバムを出し続けているってのは稀有かつ驚異です。それがアンソニー・ハミルトン。声だけ聴くと何十年も前ならゴールドワックスくらいからアルバムだしてそうなディープ系。演歌の人みたいに“苦節何年”って感じでアルバムデビューに漕ぎつけた人だけに、この3枚目の本作が今回のグラミーにもノミネートってのは嬉しい限り。Hip Hop系まで客演するフットワークの軽さが長生きの秘訣かも知れませんが、シーンにこんな激ソウル臭を放つオッサンがおるってのは健康的でよろしいです。
 さて中身は今回もトラディショナルな南部ソウルの香りの中、今の空気もしっかり盛り込んだ充実作。といっても極端にトレンドに迎合してるわけでもなく実にええ塩梅。冒頭では70sカーティス風の緊張感がカッコええ「The News」が登場。アンソニーのファルセットもイナタさ抜群。ビル・ウィザース彷彿の朴訥ビートにダミ声ラッパーDavid Bannerが絡む「Cool」もナカナカの出来栄え。ゆったりとしたビートにIsleys風のまったりギターが乗る「Diamond In The Rough」や、サラーム・レミ印で装飾の少なさもクールな「I Did It For Sho」も好感触ですが、ハイライトっていうかアンソニーの真骨頂は間違いなく中盤に。濃厚なソウルビームを浴びせてくれる「Please Stay」はアンソニー節炸裂の生ホーンも最高の逸品。ジャック・スプラッシュ(←アリシア・キーズとかやってる人)もええ仕事してます。続くタイトル・トラック「The Point Of It All」はディアンジェロも感じるスロウ・ビートでこれもじっくり聴かせます。後半戦は新機軸ともいえるゴスペル的なコール&レスポンスも登場の「Prayin' For You / Superman」、こんな普遍的なバラードもやるんやと感心した美メロ度高しの「Her Heart」と続きますが、本編ラストの「Fine Again」は特に光ってます。大味ながらアンソニーの歌心にやられます。ボートラも無視できん充実具合で、淡々としたドラム・ループも心地よい「She's Gone」、映画アメリカン・ギャングスター挿入歌でダイアン・ウォーレン作「Do You Feel Me」とポイント高し。
「今やシーラカンス状態のリアルソウルマン。しっかり保護していかなあきまへん!」
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2009.12
03
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 有名なソングライターチーム“The Clutch”のメンバーだったケリー嬢。ブリトニー・スピアーズからクリスタル・ケイまでソングライターとして曲提供してきた才女ですが、念願だったというソロデビューが叶ったのが本年話題となった本作。延期に次ぐ延期で案の定デビューできずと思いきや、やっとこさホンマに出てきたのが今年。後押ししてたティンバランドも一安心ってとこやったでしょう。しかしながら、どうやこうや言う前にコノ人とにかく美人です!こんなモデル並みの美人を裏方だけでおいとくとはもったいなすぎるので、ほんと表舞台に出てこれて良かったです。ジャケの豹柄ストッキングからして◎ですが、曲のほうもナカナカ。ビヨンセを控え目にしたようなヴォーカルワークで、ダニー・ハサウェイやローリン・ヒルから影響を受けたそう。リリースが遅れたのも納得のしょーもない曲も混在ですが、豹柄が全てを許してくれます。
 さて肝心の中身ですが今時のR&Bな音が全体を支配。できるだけ大物ゲストの助力無しに制作したかったそうですが、今迄の人脈から一緒にやりたいっって人も続出。ビッグネームも登場した共演曲もあったりで結構アルバムのアピールポイントにもなってます。ともかく前半戦はそうしたゲスト目白押しのトレンド感満載の曲が連打。まずはLil Wayne登場のサウスっぽい「Turn Me On」ですが、ビートのカッコよさでは断然次の「Get Your Money Up」。TrinaのラップやハスキーなVoが光るKeyshia Coleの客演もエエ感じ。後見人Timbalandがロボ声参加の「Return The Favor」はたいしたことないですが、次の「Knock You Down」はカッコええです。Kanye WestNe-yoと旬のゲストも素晴らしき援護射撃ですわ。以降は殆どケリー嬢のひとり舞台。特に中盤のセクシー系スロウ2連発は個人的ハイライト。ファルセットも色っぽい「Slow Dance」に、実にソウルを感じる「Make Love」は絶品でエロい歌詞も秀逸。ケリー嬢の下品すぎないVoも好感度大で新旧ソウルファンも納得。他はティンバランド制作にしてはガッカリ曲もあったりですが、根底にエレクトロを敷きつつあっさり目の「Alienated」や、Akonの絶叫声もシビれる「Change Me」などは聴きもの。もうちょっと黒っぽくして欲しかった「Energy」や、本作のティンバランド曲では最もマシな「Where Did He Go」なんかも注目です。もっとも日本盤はたいしたことない曲ですが他に3曲プラスでお買い得。
「若干、不完全燃焼気味のデビュー作ですが期待度大のべっぴん。次もセクシージャケで頼んます!(←なんじゃそれ)」
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