FC2ブログ
RSS
Admin
Archives

音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

カテゴリ
Funk (88)
Jive (2)
検索フォーム
Profile

ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

    なお当ブログはLink Free 連絡不要です。
月別アーカイブ
11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06 
カレンダー(月別)
10 ≪│2009/11│≫ 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
RSSフィード
リンク
最近のコメント
FC2
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2009.11
30
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
raekwon_only_built_4_cuban_linx.jpg

 今年、本作と同じジャケ・ポーズで続編をドロップしてくれたレイクォン・ザ・シェフ。ビカビカに輝きまくる、このソロ・デビュー作も改めてクローズ・アップされ嬉しい限り!90年代半ばのRZA率いるWu-Tang一派っていえば、バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発を彷彿させる神がかり的展開で、黒音ファンを熱狂させてくれました。本隊のアルバムに続いた、各自ソロ・アルバムでの波状攻撃はどれをとってもガッツポーズ連発のカッコええ音。現在も出来不出来のムラもありますがゴーストフェイスキラー筆頭に各々踏ん張ってるのは応援したいところです。そんなキャラも立ったウータン・クランでも個人的に“リードオフマンは絶対こいつ”って思ってるのが、やっぱレイクォン。軍団きってのハーコーな男が放った1stソロは司令塔RZAがビシッと音づくりしたHip Hop史でも光り輝く1枚。ジャケ後ろで手を出すGhost Face Killerも全面的援護射撃も冴えわたる何ともカッコええ1枚です。
 ハッキリいって中身はどれも最高ですが特に「Heaven & Hell」は激渋でアホほど聴きまくった逸品。もうこの上無い'70sハイ・サウンドの絶妙ループにシビれまくりで、これぞWuサウンドって感じ。Syl Johnsonの“Could I Be Falling In Love”使用ですが、その上に乗っかるGFKとのフロウがまたカッコ良すぎです。近年Joy Denalaneもカヴァーして狂喜したのも記憶に新しいところ。勿論アルバム全体も最高の仕上がりで激渋U-Godもカッコよく切り込む「Knuckleheadz」から「Knowledge Good」、カンフーテイスト爆裂の「Criminology」と鬼ドープなサウンドの嵐にワケのわからん興奮必至です。アル・パチーノ扮するトニー・モンタナの台詞挿入も嬉しい「Incarcerated Scarfaces」、Wu軍団歌姫Blue Raspberryのダークな絡みもたまらん「Rany Dayz」、GFKに加えInspektah DeckGZAの合流に震える「Guillotine」、あの大傑作ウータン1stの激興奮Remix版「Can It Be All So Simple」と非の打ちどころ全く無し。Wuメンバーの中でもGZA同様、正攻法的なストレートに渋いラップがピシャリはまってます。不気味なループが病みつきになる「Ice Water」、Master Killa参戦の研ぎ澄まさせた狂気がたまらん「Glaciers Of Ice」などもシビれまくりで、完璧なRZAワールドに男気満載のレイクォンがフロウが炸裂です。またRZAお得意の不穏なピアノループが光る「Ice Cream」ではMethod Man、Cappadonnaも参戦。他にもNas参加の「Verbal Intercourse」、御大RZAはじめWu5人が勢揃いする圧巻リレー「Wu-Gambinos」など避けては通れぬキラー・トラックの嵐。何年経とうがクラシックと呼んで偽りなしの素晴らしき内容です。
「我が日本のアシックスのU.S.版CMにも登場のレイクォン。Hip Hop界の神田川俊郎としてまだまだ頼んまっせ!」
::more
2009.11
28
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
peterock.jpg

 どう考えても素晴らしすぎる90年代前半~中盤のHip Hop。輪島塗の職人が手掛けたような丁寧につくり込まれた逸品モノ連発でございました。ジャズ、ソウルのサンプリングによるブレイク・ビーツ主体のHip Hopの到達点みたいな作品がとにかく目白押しなのがコノ時期。DJプレミアやRZAに、このピート・ロックあたりが突き付ける神がかり的な超クールな音づくりに毎回震えまくりでございました。今の色彩感覚豊かな音でイイものもありますが、クール加減でいくとビートナッツやATCQはじめコノ時代のセンスの良さはズバ抜けてます。プロデューサー、ピート・ロックは色んな曲のオリジナル超えRemixでも名を上げましたが、活動主体であった激渋メロウMCであるC.L.スムースとのコンビ芸は絶品で前作と共に最高峰的作品集がコレ。結果的にコンビとしては今のところ最終作になってるのが本作ですが、恐ろしい程の質の高さに今聴いてもビビりたおします。
 中身ですが冒頭の「In The House」から激興奮の一撃です。Q-Tip声からキャノンボール・アダレイのJazzyなエレピのフレーズが決まりまくる逸品で、C.L.の正にスムースなフロウも絶妙です。続く「Carmel City」もモノ・トーン感覚がたまらん逸品。プレミア氏ほど切り刻まずに、適度に素材を活かした手法もエエ感じです。「I Get Physical」ではジョージ・ベンソンのGフレーズがセンス抜群のループ。緊張感をもたらすスクラッチも最高です。アンバサダーズにメル&ティム使いの「I Got A Love」はヴィブラフォンの音にもグッとくるソウルフルな作品。もうココまでで、充分モトとれたでって感じのハイクオリティさですが、まだまだ続きます。淡々とフロウする様が逆に渋いC.L.にココでも絶妙にループされるヴィブラフォンが光る「Worldwide」、チルアウトなリラックス感も「All The Places」、地べたを這うグルーヴ感にシビれまくる「Tell Me」と外そうにも外せん名トラックの連打。R&B的な聴きやすさではNo.1の、お馴染ケニー・バーグのRisin' To The Topを使った「Take You There」は女性コーラスも入り色っぽいグルーヴが成立。これまたシビれます。怒涛の後半戦も、ロイ・エアーズにSP1200ドラムサウンドがビシッとキマる「Serching」、ファンキーなループに溺れる「Check It Out」、“ループにソウルを込める”と語ったピートの真骨頂「In The Flesh」と凄まじき展開。しっかりジャズやソウルの持つアナログ感覚をリスペクト精神を持って取り入れたストリート感はお見事というしかありません。
「何回、聴いても“あ~カッコええ”と思わせてくれる音職人の心意気。完璧ですわ。」
::more
2009.11
23
Category : Modern Jazz
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
Four.jpg

 予測不能のカウンターパンチをバシバシ浴びたい時などは、やっぱりJAZZ。冷や汗が出るほどの緊張感が快感極まりないマイルスですが、暴走機関車の如くぶっ飛んだ演奏が聴けるのがこのライブです。張り詰めたテンションの中で、「喧嘩売ってんのか?」というような凄まじい音像が爆裂。メンツはピアノにハービー・ハンコック、ベースにロン・カーター、テナーはジョージ・コールマンですが、最初に喧嘩を売りだすのが紛れもなくドラムのトニー・ウィリアムス。とにかくもの凄い疾走ぶりで全員を煽っていて、応える面々もいちいちカッコええのです。収拾がつかないようで、よく聴くと全員が5人6脚でボルト並みの速さで見事にゴールインするっていう神技を涼しい顔して演ってる感じです。64年のN.Y.ライブですが、同日公演のスローテンポ・トラックは姉妹アルバム「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」に収録し、こちらはアップ・テンポの爆裂トラックのみで構成。BGMとして聴き流すことは、まず不可能です。
 収録曲は何故なのかは分かりませんが、何れも狂ったようにテンポ・アップされていてスタジオ録音とは違った新鮮さが。とにかく「なんで、そこまで?」っていうくらい速いです。ロン・カーターが奏でるベース・ラインからマイルスのソロ突入でいきなりパンク・モードとなるバンドに興奮する御馴染「So What」から凄いハイ・テンション。テナーのジョージがおとなしく聴こえるくらいです。どの曲も終盤にソロをとるハービー・ハンコックですが、どれもクールで最高です。そして何と言っても個人的ハイライトは2曲目の「Walkin'」。こちらも壮絶ですが、トニーのハイハットだけでも酔えます。まず各々が鋭いフレーズの応酬でシビれますが、終盤、テーマに戻る時などはホンマ鳥肌。凄いの一語に尽きます。後半戦もオリジナルをテンポアップした「Four」がまた凄い出来で、ここでもトニーのドラムは特筆モノのエキサイティングなプレイ。「ほんまに10代かいな」と思わせる熟練したテクニカルなさばきです。そしてイントロからロン・カーターがグイグイ引っ張る「Seven Steps To Heaven」でもマイルスの1stソロはコンパクトながらバシッと決めてます。最後の「Tehere Is No Greater Love」ではマイルス18番のミュートされたトランペットが縦横無尽に暴れまくり。アルバム中、最も落ち着いた演奏でホッとしたりします。全員、我に帰ったような演奏で唯一リラックスして聴けます。
「吹きまくってるマイルスを聴きたかったらコレ。しょーもない格闘技より興奮間違い無し!」
::more
2009.11
19
Category : Hard Bop
Theme : JAZZ
Genre : 音楽
4988006822603.jpg



 ぶっとい音での武骨なブロウが、いつ聴いても胸の奥底にある男気スイッチをOnにしてくれるデクスター・ゴードン。“チンチンついてるからにはテナーはこう吹かなあかん”とでも言ってるような音色は、豪快でホンマかっこええです。結構、好みの作品が多い人ですが、「あ~チュニジアの夜が聴きたいっ」と思う時、真っ先にチョイスしてしまうのがデクスターの本作。50年代は麻薬に溺れてヘロヘロやったのに、60年代奇跡の復活を果たしブルー・ノート・レーベルで名作連発。これもその時期の作品です。数年前、仕事でつきあいのあったJazzマニアの家で何百万するオーディオで爆音で聴かせてもらった「チュニジアの夜」の感動は忘れません。ブルーノート時代は何作か聴きましたが、ヨーロッパに渡ってから最初の録音となる本作はジャケも渋く中身も最高。スタンダード中心で聴きやすさも抜群です。
 さてこのアルバム。晩年のバド・パウエル(p)の体調の都合で新曲ではなくスタンダードに急遽変更となったらしいですが、結果的にコレが生まれたのでヘロヘロのバドにも感謝。映画「ラウンド・ミッドナイト」もこの頃のバド・パウエルがモデルです。また、やたら手数の多いドラミングのケニー・クラーク(ds)もえらいカッコええです。冒頭に鎮座する「Scrapple From The Apple」からケニーも全開で、ぶっきらぼうなデクスターのブロウとの相性も抜群です。テーマから適度な緊張感も維持しながら、グイグイ攻撃的プレイ炸裂。レースのファンファーレ・フレーズなども導入した遊び心もたまらん傑作。じっくり自然体でプレイする「Willow Weep For Me」も“オール・マン・リヴァー”を挿入したりデクスターらしいアプローチで引き込みます。続くスウィング感満載の「Broadway」はデクスターの必殺単音責めからハーモニックスまで自在にプレイ。グルーヴしまくる演奏がたまりません。バラード「Stairway To The Stars」ではムーディながら甘々にならないとこがまたエエ感じ。そして最後は最高すぎる名セッション「A Night In Tunisia」。ピエール・ムシュロ(b)のド頭のベースからシビれますが、デクスター本領発揮の剛球ストレートが冴えわたります。テーマからソロまで全盛期スタン・ハンセンの如く熱いパフォーマンスが味わえます。またバド・パウエルのいぶし銀プレイやケニー・クラークの派手なソロも絶妙。全編、まさに渾身のプレイが満喫できます。
「クールな音とはコレなんやと教授してくれる男、デクスター。入魂の1枚ですわ!」
::more
2009.11
15
Category : Funk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
Bar-Kays_-_Propositions_(1982)[1]



 セクシーな黒人女性にパールネックレス。ジャケだけで“よっしゃ~”って感じですが、スタックス時代からナイスなファンクを連発してたベテランの80年代初期の作品。アレン・ジョーンズのプロデュースで秀作連発時期の1枚です。ラリー・ドッドソンの黒く下品なヴォーカル中心にカメレオンのようにブラック・トレンドを巧みに取り入れ、時代背景に合わせた驚異の生命力で生き続けるチームです。パクリの名人集団と揶揄されることもある彼等ですが、エエやないですか。パクっても。いつも自分も若きスタッフに「人のやってるエエとこ、皆パクったれ」と言いますが、それで組織が活性化するんですわ。世の中、そんなもんです。そんなことで、70年代から既にアースやらP-ファンク、オハイオ・プレイヤーズあたりを見事に吸収&昇華させた次なるターゲットはリック・ジェイムスやプリンス。前作でもあった、もはや模倣を超越した芸術的パクリ芸はここでも絶好調。打ち込みなども取り入れ出したエレクトリック・ファンクですが熱い魂はバッチリです。なんせ60年代から活躍する大御所バンド。パクられた後進アーティストも「先輩、ええ加減にしとくりゃす」てなもんでしょうが、カッコええもん勝ちのこの世界。平然と懐に入れグレードアップさせる厚かましさには平伏すしかございません。
 本作も“As One”くらいからの勢いをそのまま持続した良曲揃いのナイスなアルバム。なんでもオブライアン影響下というタイトル曲「Propositions」から前のめりな80sファンクが炸裂。いやがおうにも腰を直撃します。リック・ジェイムス調の「Do It(Let Me See You Shake)」も縦ノリファンクで、なかなかの迫力。しかしながらブッ飛ぶ鳥肌ファンクはなんといっても「She Talks To Me With Her Body」。ド迫力のグルーヴが全身で味わえる傑作トラックで、大音量で聴けば聴くほど興奮間違いなしです。また「Tripping Out」も負けず劣らずの迫力グルーヴでブヨブヨ鳴るドス黒いシンセも最高です。しかしながら押しの一手ばかりではありません。極上のメロウトラックもしっかりメニューに用意されてるのが嬉しいところ。スロウでは激メロウな「Anticipation」もよろしいですが「I Can't Believe You're Leaving Me」なんかのボトムの効いたファルセット曲も黒くてエエ感じ。シンセ・ベースにラリーのVoがグイグイ迫るラストの「You Made A Change In My Life」も超オススメ。どっしりとしたミディアム・ファンクでこちらもドえらいカッコ良さです。最後でしっかり男汁しぼりだしてくれるトコなど憎いやないですか。とにかく絶好調、全開バリバリのファンクがガッツリ聴けます。
「中途半端に聴けば魅力半減なファンク道。必ず低音バシバシの音で体感せよ!」
::more
2009.11
12
41G488AQR7L__SL500_AA240_.jpg



 オッサン連中にもおもろい企画であるダウンタウン「HEY!HEY!HEY!」の“今聴きたい名曲”ってコーナー。連日の飲み会で見れんかったので今週分を今日見ると何とライオネル・リッチーの登場です!とんねるず石橋のライオネル・リチ男ではなく本物です。思わず興奮してしまいました。何せベストヒットUSA時代、大好きだった80年代の超大物です。登場だけでビックリでしたが、大ヒット「Say You, Say Me」を昔と何ら変わらん歌声で唄ってくれました。いかんせん音楽をハマるにつれ「こんなオッサン、好きやったらCoolやない」と思い始め、すっかり高校くらいから敬遠しましたが、実はシングル盤とかまで買って歌詞まで覚えて聴いてた人。これは嬉しいハプニングでした。ロサンゼルス・オリンピックの閉会式や「We Are The World」仕切りでの大物ぶりは未だ記憶に鮮明です。そんな事で、自分がソウルやR&Bやと意識する前から、聴いてた黒人アーティスト、ライオネル・リッチー。ダサいと言われようと外せん人です。ワニみたいな顔してますが、こういった名曲集を聴くと曲作りのクオリティの高さに圧倒されます。
 やはり何と言っても代表曲「All Night Long」なんかは今聴いても心躍ります。アフリカやジャマイカのエッセンスも交えたPopな大ヒットで、ミーハーですがやっぱ最高です。大ヒット「You Are」もPVでの“どや顔”が忘れられん普遍的名曲です。また絶対的に凄いのがコレ以上やったら臭すぎる寸前の名バラード。これはお得意分野で「Trury」やDiana Rossとの「Endress Love」など圧巻です。なんぼクサイと言われようが、鳥肌級のバラードであることは疑う余地なし。ただし行き過ぎた感もある「Hello」までいくとToo Much。ちょっと鼻につきます。シンセの使い方やドラムの音が古さを感じる'80sの音ですが「Ballerina Girl」なんかも、よく聴くとコモドアーズ時代の名スロウと変わらん構造です。2002年の「Goodbye」など初めて聴きましたがほんまグレイト。やっぱエエ曲書きます。勿論、「Penny Lover」や「Stuck On You」、「Running With The Night」なんかの大ヒットもしっかり聴けますが、ほぼ無視だった90年代も「Do It To Me」ってな名曲が聴けるのも嬉しいところ。元々コモドアーズでバリバリのファンク演ってた人ですが、ここではトレードマークとなる「Easy」や「Still」などグループ時代のスロウ名演も嬉しい収録。中でも76年「Just To Be Close To You」は絶品。コモドアーズはしっかり別立てで聴いたほうが無難です。こうやって聴くとポピュラーやカントリーっぽかった器用すぎるスタイルが逆に仇となってコアなファンを遠ざけたきらいもありますが、USシーンを代表する才人であることは間違いありません。2枚組ヴァージョンでは70sを彷彿させるの傑作スロウ「Don't Wanna Lose You」や「I Forgot」などの90年代以降の名曲も多く収録。またコモドアーズの超傑作「Sweet Love」や爆裂ファンク「Too Hot Ta Trot」あたりも聴けてお得です。
「80年代の象徴みたいな人。スーザン・アントンとかとは格がちゃいまっせ。」
::more
2009.11
10
Category : Hip Hop Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
nakata.jpg

 「キング・カズが現役であり続ける限り、俺もやるで」と言い放つサッカー狂の友達がいて、今年も社会人リーグでバリバリやってますが、その精神には敬服です。高校時代、弁当一緒に食ってて卵焼き取っただけで3日も口きかんかった短気な奴ですが、引っ越した今もなぜか近所にいて飲み仲間。子供のサッカークラブ通いを聞くとプレステのウィニングイレブンを各ヴァージョン10種類も貸してくれる熱い男です。ここは彼に敬意を表して中田英寿が現役時代監修した本CDです。R&BテイストのHip-Hopが好んで収録されており、事実試合前とかのバスでヘッドフォン姿が映し出された時はこんなのを聴いてたそう。第2集でもコン・ファンク・シャンやシェリル・リン、リック・ジェームスなんかのオールド・スタイル集を出しており一気に親近感も増したヒデ。現役時のカッコ良さも今や懐かしいですが、今度、東京での仕事関連イベントに顔出ししてくれるかもしれんのでちょっと楽しみです。
 現役時代のセレクションなので今やちょっと古い音源ですが、こだわりのリミックスを多く交えたイケイケな選曲。オープニングを飾るのはNelly feat. Jaheim 「My Place」。メロディアスなラップに野太いジャヒームの声が絡む好トラックで、デバージ“I Like It”のフレーズも登場。そして名作リボンジャケから「Ignition」収録のエロ求道者R.Kellyは自身が制作のGinuwaine 「Hell Year」も。ラガマフィン調も織り交ぜたケリー氏の存在感は抜群。中盤は渋い展開で、ブッといビートが気持ちエエLL Cool Jを迎えたCarl Thomas 「She Is」Mya嬢のファーサイド仕様「Fallen」のFat Lip & Treをフィーチャーした強力リミックス、“Life Is A Bitch”の好演が忘れられんAzJay-Z & Beanie Sigelが客演の「Wanna Be There」、Nate Dogg登場のウェッサイばりばりのチル・アウト系トラックのMemphis Bleek 「Need Me In Your Life」と絶妙の展開。後半、光るのは何と言ってもN.Y.ハーレム出身のCam'ron。よっぽどお気に入りなのか、癒し系ビートが心地よい「Hey Ma」に、ジャスト・ブレイズの早回し交りのビートがイカす「Oh Boy」と2曲収録。他にも嬉しいのは、U.K.白黒混交グループSugababesのヒットした「Shape」のfeat. Romeoのリミックス、Wu軍団からのMethod Man feat. Ghostfaceの「After Party」、Busta Rhymes & Fabolousの登場に胸躍るアフリカン・ビートがクールなLumideeちゃんの「Uh Oooh (Remix)」など気の利いた選曲。終盤の盛り上げ番長Fatman Scoopはフェイス・エヴァンス曲をバックにひたすらガナる完全フロア仕様の大ヒット「Be Faithfull」はイケイケの極致。そんな感じで全体が比較的、きらびやかでフロアライクなトラック中心に選曲されていてスタジアムでも映えそうな曲ばっか。
「我らのホームグラウンド西京極スタジアム。サンガの試合でもこんなん流してくれ~」
::more
2009.11
07
Category : Hip Hop Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
blue strea



 たまにオッと思う映画を流してくれるKBS京都。この前、マーティン・ローレンスのアクションもたまらん10年前の映画、「ブルー・ストリーク」を放送してくれました。やっぱこの辺のドタバタ・アクションは理屈抜きに楽しませてくれます。話のほうは宝石泥棒がひょんなことからロス市警の刑事になり、難事件を解決していくっていう、現実ではありえん展開ながらテンポの良さで魅せます。この辺の映画は、な~んも考えんとボケーっと見れるのでイイです。当然、音楽のほうも、今も活躍する旬のHip HopやR&Bアーティストが楽曲提供。音だけでもそこそこ楽しめちゃいます。
 サントラは映画でも印象的に流れてたJay-Z 「Girl's Best Friend」でスタート。スウィズ・ビーツ手掛けるリムショットが効いたインパクト・トラックですが、ただそれだけ。カッコええのは次のAWBのPick Up The PiecesネタにTyrees feat. Heavy Dが疾走感バッチリに仕上げる「Criminal Mind」。これはノレまっせ~。他もリック・ジェイムズやユーリズミックス使用の大ネタトラック収録ですが、なかなかのしょーもなさ。ただ聴き逃せんのがWu一派からの刺客Reakwon feat. Chip Banksの「Blue Diamond」。ジョー・サンプルの緊迫感溢れるサンプリングに劇中ドタバタの中心となる“ブルー・ダイヤ”をネタにライミングで興奮です。他Hip Hop系でピカイチはサウス魂炸裂のキャッシュ・マネー勢で何と言ってもThe Hot Boys feat. Big Tymersの「Rock Ice」。これは理屈抜きに燃えます。存在感抜群のラップが最高なFoxy Brownの自分がいかにセクシーで金持ちかを厚かましくブチかます「Na Na Be Like」や、メロウなラップもイカす二人組Rehabの「Gimme My Money」あたりも聴き応え抜群。そして歌モノではやはりKeith Sweat御大。女性ラッパーDa Bratを従えロドニー・ジャーキンスのクールなトラックにミディアム「I Put On You」を決めます。もう声自体大好きなので無条件降伏です。ロドニー関連ではKelly Price嬢の「While You Were Gone」や、やかましいJa Ruleのラップだけ余計な女性4人組So Plushの「Damn」と総じてボトムの効いたビート曲で何れも好感触。塩辛ディープ・ヴォイス爆裂のRuff Endz 「Please Don't Forget About Me」も男気満載です。最後は昨年惜しくも逝っちゃったスタティックPlayaのティンバランド直伝チキチキビート炸裂曲「Playboy Like Me」で締め。
「決して侮れないサントラ盤。全編とはいきませんが、結構カッコええ音入ってます!」
::more
2009.11
02
Category : R&B Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
marvin60.jpg

 マーヴィン・ゲイが死んじゃってもう25年にもなりますが、もし生きていたら今年で70歳。遺作となった「Midnight Love」を聴く限り、間違いなく80~90年の打ち込み化したR&Bでも大活躍していたことは容易に想像できます。セクシャル・ヒーリング・クラスの革命的名曲があと何曲も聴けてたのにと思うとホント残念でなりませんが、90年代の1線級アーティストがアップデイトさせた音でカヴァーしてくれたのが生誕60年時の本作。色々カヴァーされてきたマーヴィンですが、力作揃いのこのトリビュート・アルバムは天国で本人も「コレはいける」と思ったに違いない愛あるカヴァーで溢れかえっています。
 中身は1発目からErykah Badu & D'angeloがタミー・テレルとのデュエット「Your Precious Love」。貫録の歌いっぷりで、実験的なことはせずにオリジナルにわりと忠実なのも好感度大。しかしながら官能的なマーヴィンほどのエロさが無いのが残念なWill Downing「You Sure Love To Ball」、深みに欠けるMontell Jordan の「I Want You」なんかはオリジナルのマーヴィンのオリジナルが印象的すぎて、ちょっと苦しい出来。そんな中、曲がエエからって感もありますが金銀銅メダルは、真摯な歌声で魅了するBrian McKnightの「Distant Lover」、デビュー前だったProfyleの「What's Going On」、圧倒的歌唱力で迫るGerald LeVertの「Let's Get It On」。マーヴィンとは違った濃厚な感触は実にソウルフルで本作のハイライト。最も個人的に注目だった大傑作「Sexual Healing」に挑んだEl DeBargeも持ち前のスムースな歌唱を活かした味わい深い出来で好感度大。またオリジナルをほぼ踏襲したZhane 「Got To Give It Up」Jon. B 「Mercy Mercy Me」はヒネリこそないものの曲の良さやメッセージも崩してません。他にはChico DebargeJoeKenny Lattimoreなども参戦ですが、最後を飾るに相応しい力作がタミー・テレルとのデュエットだった「If This World Were Mine」。オリジナルとは違ったガット・ギターを使ったアダルトなアレンジでGrenique & Tony Richがじっくり聴かせてくれます。
「完成度の高いオリジナルに果敢にチャレンジしたカヴァー集。モータウン監修だけあって高品質ですわ」
::more