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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2009.10
30
Category : Motown
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
28103.jpg



 デトロイト・モータウン時代のライブとなるとN.Y.アポロでの熱いオムニバスLPを繰り返し聴いておりましたが、やっとこさCDとなった'63年カリフォルニアの単独ライブ盤。ちょっと上品な'66年のコパ・ライブってのもありますが、熱きソウルシンガーとしてのマーヴィンを体感したいならコッチ。元々スタンダード志向だったこともあり、スタジオ盤でも試行錯誤の時期の60年代だったようですが、モータウン流儀に沿ったソウル・ナンバーを溌剌と熱唱するマーヴィンには何事にも代え難い魅力がございます。ニューソウル時代になってアーティストとしての名声を確立してからは、60年代の曲を化石メドレーとか言って軽視したステージ構成になっちゃうのでここらの音は貴重。本人が嫌がるわりには、素晴らしき純粋モータウン・マナーの曲もなかなか。テンプスやサム・クックのライブ同様、狭い会場での臨場感を増したライブの熱さはグッときます。
 中身は30分にも満たない8曲とコンパクトですが、ソウル汁濃縮の火傷必至盤です。MCの紹介から大歓声の中、ソウル・シンガー“Marvin Gaye”を知らしめた大傑作「Stubborn Kind Of Fellow」が登場。ダーティに声を荒げるラフな唱法にシビれまくりで、全編あいの手を入れる女性コーラス(マーサ&ヴァンデラス?)も絶妙です。つづく軽快なミディアム「One Of These Days」も観客を煽るたびに沸き起こる歓声も臨場感満載。当時はR&Bヒットも少ない新人シンガーなので半分がカヴァーですが、何れもストレート剛球勝負で迫力あり。ノリノリの「Mo Jo Hanna」から、ブロードウェイ曲集でも演ってた“酒の薔薇の日々”(「The Days Of Wine And Roses」)へとムーディな一面もしっかり誇示。後半は自身のR&Bヒット「Pride & Joy」、「Hitch Hike」と連発。会場のヴォルテージも上昇です。「Get My Hands On Some Lovin'」もヒットした“スタボン~”の二番煎じっぽいながらスタジオ盤で聴くより生々しさUpで◎。最後の「You Are My Sunshine」もモータウン流のリズムを効かしたアレンジで躍動感ばっちり。ライブ嫌いであったというマーヴィンですが、実にステージをエンジョイしているような雰囲気です。一連のマーヴィン再発の個人的一番目玉でした!
「男マーヴィン24歳の勢いバリバリR&Bライブ。熱い鼓動がたまりまへん。」
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2009.10
27
Category : Motown
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
depend on me

Miracles-Hi.jpgcookin.jpgsomething newFabulousmiracles.jpgon stage

 どこまでやってくれんねんっとファンを狂喜乱舞状態にさせるHip-Oの快挙モータウン企画。マーヴェレッツに続いて投入の丸ごとドカン・シリーズは何と副社長スモーキーのミラクルズ!モータウン・デビュー作から5作をリマスターで2枚組CDでお得にまとめてくれました。マイケルやアン・ヴォーグもカヴァーした大傑作スロウ「Who's Lovin' You」から名曲うじゃうじゃの初期ミラクルズはかなり歯抜けだったので、マジで嬉しいっす。'50s ドゥーワップの香りもたまらん初期サウンドは全盛期モータウンとも一味違った魅力。コンポーザーとしても手腕を振るった若旦那のスウィートな音は聴き逃せません。
 1枚目はジャケもイカした61年1st“Hi, We're~”からで、バレット・ストロングの「Money」以外はすべてスモーキーの自作。言わずもがなの「Who's Lovin' You」に「Depend On Me」と2万回はゆうに聴ける絶品バラードの綺麗な音の収録に感涙。スモーキーの艶っぽい声は既にココで確立済でいちいちシビれます。初期メンバーでもあった、スモーキーの可愛い奥さんクローデッドの歌も聴ける「After All」(←ロネッツ・ヴェロニカ風の声も最高!)や、最初のヒットでモータウンの原点ともいえる「Shop Around」もここに。「Cause I Love You」や「Don't Leave Me」など隠れた名曲も注目です。2ndの“Cookin with~”はストリングを配した都会的なサウンドも聴けますが、ダンス・ナンバー「Ain't It Baby」などは最高。18番のスロウも「You Never Miss A Good Thing」でナヨ声系絶品こぶしが冴えわたります。もちろんNon-LPシングルもばっちりでリズム・ナンバー「Mighty Good Lovin'」や、差し替え前の初回版やセカンド・プレスの別Version「Shop Around」も聴けちゃいます。
 61年3rdからはタイトル曲のまず洗練シカゴ録音「I'll Try Something New」が登場。上品な香りもたまりまへん。小ヒット「What's So Good About Good Bye」や、胸キュン3連スロウ「I've Been Good To You」、紅一点クローデッドの溌剌ヴォイスが光る「He Don't Care About Me」あたりエクセレント!アルバム用ってことでコール・ポーターなどのスタンダード曲も結構出てきますが、やっぱ自前の曲がグレイト。オリジナルで固めた63年3rd“Fabulous~”では不滅のクラシック「You've Really Got A Hold On Me」が。この大ヒットでの急造アルバムだったのか1st重複曲もあったりですが、軽快なリズム曲「Happy Landing」などはイケてます。そして存在を知ってからずっと聴きたかったリーガル&アポロ63年ライブ“On Stage”は嬉しい収録。サム・クックの「Bring It On Home To Me」も曲中挿入に激シビれの「You've Really Got A Hold On Me」や、テンポアップで大盛上がりの「Way Over There」など必聴の7曲完全収録。
「ビートルズの連中も聴き漁った初期モータウン。小出しにせんかったのが偉いっ!」
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2009.10
25
Category : 50's Pioneers
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
hail hail



 音楽関連の映画では「ラスト・ワルツ」と双璧といえる、チャック様の「ヘイル!ヘイル!ロックン・ロール」。もう20年以上前の作品ですが、ほんまおもろい映画で全音楽ファン必見です。60歳のバースデーコンサートを盛大に開催しようと、チャックの申し子の一人である男キース・リチャードが音楽監督として立ち向かうというあらすじ。人間不信のオッサンを何とか盛り上げようと四苦八苦するキースが紳士に見えてしまうという凄い内容です。途中に挿入されるビッグ・ネームのチャックに関する逸話も実に興味深いモノ。例えばブルース・スプリングスティーンの話では、無名時代幸運にもバック・バンドを務めるもリハも無しで本番直前に現れ、いきなりライブ開始って無茶苦茶な話。でもチャックのバックが出来たって喜んで証言する様に救われます。R&Rをビジネスと割り切っているチャックは、経費負担が大きい自前のバンドを持たずにギター1本持ってロードに出て地元の即席バンドと演る為、こんなことは日常茶飯事ってこと。「俺様の曲など、知ってて当たり前」なのでしょうが、なんぼ3コードのR&RでもKeyぐらい言ってくれないと困ります。しかしながらビジネスマンとして徹底したチャックがココに。そもそもエリック・クラプトンが「最初、白人だと思った」と回顧するほど、しっかりマーケットの大きい白人層を見据えた曲作り、陽気なアメリカンを描いた詞など流石です。しっかりビートルズ、ストーンズと虜にしたんですから。でも印税などの支払いが不当であった事や音楽の搾取など白人至上だった当時の社会を根に持つところなど、ロックン・ロールのオリジネイターとも言われる偉大なチャックが何故にここまで偏屈になったのかが垣間見れます。しかし本当は素晴らしいバックがついてこそチャックの音楽はココでの鉄壁バックで一層輝きます。それは今も残された色んなバック・バンドがついたしょーもない演奏の映像記録とかを見れば明らか。本作で貴重なのはデビュー時から数年間共にした故ジョニー・ションソンの素晴らしいピアノが共に聴けること。やっぱコノ人がいてこそ。そして特筆すべきタイム感でビートを構築するスティーヴ・ジョーダンのドラムも賞賛もの。コンサートに向けたリハで一見どうでもいいようなフレーズに拘りキースにいちゃもんをつけ、自分がボスである威厳を示す「Carol」イントロ弾きなおしなどの名場面が続出。そんな偏屈なオッサンながら本編のステージではやっぱカッコええのです。憎たらしいくらいに。
 CDではダイジェストですが「Maybellene」から「Memphis, Tennessee」、「Roll Over Beethoven」などクラシックを惜しみなく披露。お楽しみのゲストはChessで同じ釜の飯を食ったEtta Jamesが「Rock And Roll Music」、オールディーズ大得意のLinda Ronstadt 「Back In The U.S.A.」、ブルースマンRobert Cray 「Brown Eyed Handsome Man」、御大Eric Clapton 「Wee Wee Hours」、ジョンの息子Julian Lennonが「Johnny B. Goode」と楽しさ満載。
「次は米寿祝いで、キースとの親子喧嘩を見たいもんです!」
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2009.10
22
Category : Beat + R&R
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
insane.jpg

  あまりにも輝きすぎた大江慎也率いる初期ルースターズ。出た頃は初期衝動に駆られて演ったモンが、やっぱ一番カッコええのかと思ってしまう複雑な感想を持ってしまったアルバムです。というのもアルバム半分が新境地の意外なサウンドだったから。中学のガキであった我々にとって独特のスピード感や不良っぽさに魅力を感じていたのに、陣内との「爆裂都市」以降はちょっと難しい音楽に移行し始めたと感じ、だんだんと疎遠に。このシフトチェンジを理解できる器の大きさも持ち合わせてなかった私にとって、ちゃんと聴いた最後のルースターズです。Roosterzとなってストレートさを取り戻した80年代後半も聴きこむ程にはのめり込まなかったのは、やはり大江慎也のデンジャラスなオーラの不在感。ファンにとって評価の高い中期も、自分はあきまへんでした。
 そんな事で思い入れのの深いめんたいストレートR&R期の最終作。絶対外せん大傑作ロックンロール「Let's Rock (Dan Dan)」がいきなり冒頭に登場で興奮です。最初TVでこの曲を観た時も、体中が電気走って暫く動けんくらいでした。銀蠅つながりの板金屋の友達がLPを買う係だったので、自分はシングル盤を買いましたが、そちらは日本語ヴァージョンでがっくり。ライブでも演ってた英詞版がやっぱしっくりきます。そして池畑潤二のドラムも凄すぎるスピードナンバー「We Wanna Get Everything」、哀愁ブギー調もカッコイイ「Baby Sitter」、デビュー時からのライブ曲でもあったストレートR&R「All Night Long」と1stやa-Go Goのファンなら一発で気に入るナイス・サウンド炸裂です。そしてLPのB面が自分が受け入れられなかった新境地。今迄があまりに尖がっててカッコ良すぎたので、このNew Wave影響下のディープ路線「Case Of Insanity」や「In Deep Grief」が難解に聴こえ全く理解できませんでした。ファンには“分かってないっ”と怒られそうですが、子供丸出しやったのでお許しを。早々に方向転換してファンも振り回されたルースターズですが、同時期デビューのThe Modsなど調味料加えながら今もほぼ変わらんスタイルで演ってるのは驚愕です。しかしながら他のバンドでは絶対味わえない特別のオーラを放ってたのがこのバンドやったと再確認。
「何やいうても代わりの効かん最高の音がココに。永遠の愛聴盤には変わりございません」
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2009.10
20
Category : Beat + R&R
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
moral.jpg



 先日、永ちゃんの東京ドーム・ライブに特別ゲストとして登場した氷室京介。還暦の永ちゃんもカッコよかったですが、来年50才のヒムロックも驚くほど若々しく往年のオーラをしっかり維持。甲本ヒロトも交え「黒く塗りつぶせ」で夢の共演です。そのエネルギッシュな熱唱にBOOWYよ再び!と、つい思っちゃいました。高校生の時、ビート系のバンドが流行りだしその中の頂点にいたBOOWYは、友達の影響もあり元々ミーハーな私はすっかりお気に入り。あまりのカッコよさに何やかんやと結局遡って全部聴きました。最初ビジュアルだけのチャラけたバンドやと思ってましたが、布袋氏と共に奏でる新型ビート・ロックは、メロディ・アレンジ・テクニック共にずば抜けてました。ARB活動休止時にも、友情出演してライブ参加したヒムロックの男気にも惚れたもんです。しかし、後のソロ活動の音は個人的には魅力半減。好みの問題ですが布袋氏と組んだ無敵バロムワン状態のBOOWYこそが最高の輝きを放っていたと、布袋氏のソロワークを聴いても同様に感じます。そのヒムロックの原点となるのが、このBOOWYデビュー作。後のバカ売れした時代とはまた違ったパンキッシュで危険な香りがたまりません。
 中身はシャープなインスト「Introduction」から、いきなり名曲「Image Down」。“B-Blue”の頃の煌びやかな感じはまだ無いものの、The ModsやARBに通じるストレートのパンチ力は威力抜群。布袋氏の凝ったギターワークも片鱗を見せていて聴きものです。Popなメロディにも惹かれる「No N.Y.」は解散まで演ってた超人気曲。しかしこの頃、最大の魅力は尖がりまくった部分。“体がなきゃ、誰がおまえを~”と強烈な歌詞も印象的な「Give It To Me」、金属バット両親殺害事件をテーマにした「Watch Your Boy」、“人の不幸は大好きさ”と歌うタイトル・トラック「Moral」、サラリーマン批判の「Guerrilla」など説得力抜群のヒムロックのVoが光りまくり。パンキッシュな上から目線の歌詞も秀逸な「Mass Age」も必聴。ラストの痛快スピード・ビート「On My Beat」もアホほどカッコええです。CD時代になって同時期の「Dakara」、「Out!!」、「Let's Think」も追加。これらもなかなか高水準。
「後に出てきたビート系ロック全てがBOOWYの模倣に思えるほど突出した存在。原点はココです」
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2009.10
17
Category : New Wave + Punk
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
U2.jpg



  アナログ・レコード時代最後の大物みたいな印象のU2。アイルランド出身のせいか独特の冷たい感覚の中、存在感抜群のボノのVoが今も新鮮です。今もi-podとタイアップなんかもして現役感抜群ですが、自分がKOされたのは少年の鋭い眼差しジャケが光る「War」の頃。熱心に聴いてた頃のU2は全部レコードなので、改めてi-PodにほりこんだろとCDレンタルしましたが、あれも聴きたい、これも聴きたいと思ってると初期のベストに落ち着きました。「Gloria」が入ってない点だけが大いに不服でしたが、ベストで茶を濁す魂胆自身が不埒なものなので我慢です。デラックス・エディションみたいなのもレンタル貸し出し中だったので、おいおいじっくりいくとします。
 やはりビカビカに輝くのが「New Years Day」「Sunday Bloody Sunday」の衝撃的な83年時の新型R&Rサウンド。エコーを駆使したエッジのギター・サウンドも当時斬新で日本でも下山淳などフォロワーが出た影響力の高いモンでした。エコー&ザ・バニーメンとかパンク以降のニューウェーヴでもエエのがありましたが「番長格はU2やな」と確信したもんです。ストーンズの“Dirty Work”もやってたスティーヴ・リリー・ホワイトもナイス・プロデュースです。その後、出た“焔”はちょっと取っつき難かったですが「Pride」なんからU2らしくて好きです。イーノが良くも悪くも落ち着いた方向へ導いてます。そしてモンスター・グラミー・アルバム“ヨシュア・トゥリー”からは「Where The Streets Have No Name」、「I Still Haven't Found What I'm Looking For」、「With Or Without You」と不滅の名作3連打がもちろん収録。「One Tree Hill」も収録ってのが嬉しいですが、躍動感、曲の良さと文句無しでU2を超大物バンドに伸し上げた傑作が連なります。そして驚くほどの米ルーツ・ミュージックとの接近となった「魂の叫び」と素晴らしい邦題もついたアルバムからは、B.B.Kingとの共演にシビれた「When Love Comes To Town」、カッコええボ・ディドリー調シングル「Desire」、サン・スタジオ録音でホーンも絶妙の「Angel Of Harlem」など土着的でカッコええ音も提示。今から見たらU2の歴史では異質な時代かも知れませんが、最も彼等を身近に感じた時代です。ほんまの最初の曲は「I Will Follow」だけってのが残念ですが、ボーナス・ディスクのB面集は知らん曲ばっかで収穫でした。80年代後半と思われるカヴァー曲「Everlasting Love」や「Unchained Melody」に、壮大な「A Room At The Heartbreak Hotel」など本編と別立の15曲でコレはお得。
「常に変化し続け、巨大な存在であり続ける凄いバンド。知らん間に大ベテランでした。」
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2009.10
14
Category : 60's UK Beat
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
past 2 day-tripper1.jpg



 正直、ここまで盛り上がるとは思ってなかったビートルズのリマスター再発。別に発掘された未発表曲があるわけでもなし、音質改善ってことだけでバカ売れとは。恐るべしビートルズ人気です。今迄、発売されていたCDに大きな不満があるわけでもなく、最近では殆どi-podで聴いてる私としては音質のことなど語る資格などありませんが、これだけ盛り上がると流石に気になる小市民な私。それならっとシングル曲集のパスト・マスターズを聴いてみました。元々、ジョージ・マーティンの意向で「リスナーに無駄なお金を使わせてはいけない」と、シングルやEP盤はの曲は基本的にアルバムの曲とは別物としてイギリスでは考えられてた為に、アホほどヒットした名曲シングルもオリジナル・アルバム未収録が多い状態。そこでCD時代に登場したのが、このパストマスターズの2枚でした。今回の再発では2枚組で一緒くたで販売となりましたが、中後期のシングルをまとめたこの第2集も愛想の無いジャケながら殆どがマスト曲となる凄い構成です。
 1曲目は66年の「Day Tripper」からで「We Can Work It Out」など初期の香り残るヒット曲が連なりますが、やはりイカついのは「Paperback Writer」。ポールのBassプレイも際立つ迫力のサウンドで、レコーディング・アーティストとしての色が濃くなってきた凝った音作りが目立ってきた時期の名作。そして68年以降はノリノリのブギウギピアノが素晴らしすぎる「Lady Madonna」、説明不要のスタンダード「Hey Jude」と続きますが、ド迫力の一撃「Revolution」はジョンの荒いVoに歪みまくりのGサウンドが何回聴いても斬新です。後半の解散直前の3枚のシングル+αは最も好きなところ。「Get Back (single version)」と、ジョンの大傑作バラード「Don't Let Me Down」はwith Billy Prestonと他のミュージシャンがクレジットされた唯一のシングル。それほど貢献度大であったビリーはソウルフルなエレピをプレイし、個人的にはビリーなしにはこの曲はありえんとまで思うナイス・サポートです。20枚目シングル「The Ballad Of John And Yoko」のB面でジョージ作品「Old Brown Shoe」もカッコ良さ満点でポールのぐいぐいBass&Pianoが光りまくり。そしてジョンの傑作「Across The Universe」の“バード・ヴァージョン”と呼ばれる最上質テイクを挟んで、現役最終シングルの感動大作「Let It Be」。ジョージが落ち着いたGソロを弾きなおしたシングルverで、ビリー・プレストンのオルガンやVoハーモニーも格別です。B面となったお遊び曲「You Know My Name」も前半の絶叫Voが何と言っても最高で外せません。67年録音のため、ストーンズのブライアン・ジョーンズもサックス参加です。
「2009年仕様となったビートルズ。臨場感が増した名曲群はやはりエヴァー・グリーンでした!」
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2009.10
10
Category : 70's 〜 Recent Soul
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 常々、ロックの名作と謳われる「赤心の歌」や、BS&Tさえ聴いたことがないアル・クーパーに関して完全にモグリな私ですが、ソウル系の音を聴いてたら何となく出てくるコノ人の名前。ステイプル・シンガーズの名曲「Bland New Day」の作者としてとか、ボブ・ディランの「Like A Rolling Stone」で最高のオルガンを弾いてる人ってしか知りませんでした。完全に食わず嫌いやったと思ったのが、例によってフリー・ソウルの流れでの黒っぽいアル・クーパーの再評価で聴いた「Where Were You When I Needed You」。イントロのピアノ&オルガンからして「大好物の音やんけ~」と興奮でした。そやけど「スーパーセッション」っていう聴くのがしんどそうなアルバムを発表してる人ですから、オリジナル・アルバム聴いてもむさい音やったらイヤやなぁと思ってたらイイのがありました。フリー・ソウル視点でセレクトされたコレならクールな音だけつまみ食いできるぞっと横着心が芽生え借りました。(←買えよ~) “なにが赤心じゃい”と思ってたのが恥ずかしくなるほどカッコええ音で大満足です。
 中身はビッグ・バンド・ジャズにアレンジしたビートルズ定番「Hey Jude」のインストで小粋に幕開け。アルがバリバリの才人アレンジャーであることがよく分かるオープニングです。続くは、盛り上がりが絶妙のステイプルズ「Bland New Day」本人版、フォートップスを想定して書いたというモータウン風「Fly On」とセンスの良さが一発で確認できます。メイジャー・ランスの「The Monkey Time」なんかも演っていてR&B志向が垣間見れます。ノーザン風ではオルガンがビシッと効いた「Back On My Feet」やスティーヴィー・カヴァー「I Don't Know Why I Love You」もナイス・チューン。しかし何といってもやっぱ1曲といえばコレ「Jolie」。当時、恋仲だったというクインシー・ジョーンズの娘さんに捧げた素敵なラヴ・ソングで、後のラティモアのカヴァーもイカしてます。またアバDancing Queen彷彿のアレンジもグーな「Missing You」、全米No.1ヒットのセルフカヴァー「This Diamond Ring」はマイアミTK録音でリトル・ビーヴァーも参加。ブルーアイドソウルの傑作といわれる「I Can't Quit Her」は68年BS&T時代の録音が収録でイカしてます。他にはエルトン・ジョンやトラフィック、ニルソンなどのカヴァーも含みますが、ファーサイドのサンプリングで有名なドノヴァンの「Season Of The Witch」は収録の“スーパーセッション”も聴きたくなるクールな逸品。自作曲ではでピアノを軸にホームタウンを歌ったバラード「New York City」や壮大なN.Y.サウンドが光る「She Gets Me Where I Live」が圧巻です。
「ビートルズやら、ジャズ、モータウンなんかを吸収し俺流に仕上げたクールな音。ちゃんと聴くべき人でした・・!」
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2009.10
07
Category : Vocal Groups
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 関西人ながら結構好きな千葉ロッテマリーンズ。昨日のホームゲームでの今季最終戦は感動的なものでした。自分より年上ながら驚異の体力で川崎ロッテ時代からチームを牽引してきた小宮山投手は最終登板に最年長セーブの記録まで達成。そして地元に密着した強く愛されるチームづくりを成し遂げたボビー・バレンタイン監督の勇退。シーズン途中からゴタゴタありましたが、超満員の観客が降りしきる雨の中で彼等の退団を涙ながらに大歓声をもって惜しんだ光景はバレンタイン体制の終焉を本当に惜しく感じるものでした。ファンサービスもプロの仕事だと、当たり前の事をちゃんと実践してロッテを人気球団に押し上げた功績は大です。人気も抜群でしたが、以前監督自身がコンパイルしたCDまで発売されていて、そのソウル趣味全開の選曲にビックリ。その中身はアイズリーズ、マーヴィン、ビル・ウィザーズ、ベイビーフェイスとセンス抜群で、さらにボビーへの親近感がグッと増したチョイスでした。そこでは“勝利への賛歌”と題されたオージェイズの「Put Your Hands Together」もセレクトされていて、明るく強いマリーンズやボビー監督のイメージとピッタリやなぁと感じたもんです。そんな皆に愛され、弱かったロッテを強い人気チームに押し上げた、ボビー・バレンタイン監督に敬意を表してオージェイズです。シグマ・サウンド・スタジオから生まれた全盛期のベストは、ギャンブル&ハフがくり出す華麗なサウンドと力強い3人の歌声が織りなす極上のフィリー・ソウル集となってます。
 70年代特有の洗練されたアレンジの下、強力ダンサーを連発ですが前述曲同様に気分高揚間違いなしなのが代表曲「Love Train」。これはもう説明不要のキラーチューンで永遠に愛され続けるべき名曲。エディ&ウォルターの熱い歌声が映えまくる「I Love Music」や、実にファンクな「When The World's At Peace」、“天使にラブソングを”でもお馴染「For The Love Of Money」などダンサブルな曲では一発で魅了させられます。そしてカッコええとしか言いようのない緊張感満載の大ヒット「Back Stabbers」や、社会情勢を反映したシリアスなテーマの「992 Arguments」などハードボイルド・タッチも最高です。また、ディープに歌い込む「Let Me Make Love To You」、ゴスペルを強烈に感じる「Sunshine」に「Stairway To Heaven」などスロウも聴き応え抜群ですが、ウィリアム最後の活躍ともなった「Family Reunion」はやはり格別。MFSBのグレイトな演奏と共に油の乗った華麗なサウンドは聴き応え抜群です。
「オージェイズもマリーンズも、ファン本位で末永く愛されてきたチーム。友愛の列車は走り続けます!」
::more
2009.10
05
Category : Jazz Funk
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
sax go go

 できることならコノ人のサックスになりたいっとアホな妄想までしてしまった美人サックス・プレイヤー、キャンディー・ダルファー。登場したとき、マリリン・モンローみたいな出で立ちでファンキーなサックスを吹きまくるって図式が衝撃的で一発で虜になっちゃいました。当時、メイシオ・パーカーがファンク宣言をしJB'sの音も再評価されてた時期で、世の中のニーズもあったとはいえHip Hopさえも意識したサウンド構築には新鮮さも手伝って完全ノックアウト。どことなしにエロいところも◎です。
 さて中身ですが何はともあれタイトル・トラック「Sax A Go-Go」です。もうクレイグ・マックやビギーとも激傑作を残し晩年のマイルス・デイヴィスとも仕事したイージー・モー・ビー手掛ける激ファンキーなアゲアゲナンバーですが、今聴いても意味も無く興奮するナイス・トラック。Rapも入った、Hip Hop時代を見据えたカッコええトラックはセンスの賜物で、今迄アダルトなイメージだったサックス・リーダー・アルバムの常識を覆すカッコ良さに溢れかえってます。そして興奮なのが師匠連中との共演。何とThe J.B.Horns (Maceo Parker, Pee Wee Ellis, Fred Wesley)が揃い踏みです。ゴキゲンな新旧ファンキーの競演が実現した「Jamming」も必聴のファンキーな一撃。またド頭の「2 Funky」ではベイエリアの風も感じる軽快な曲調の中、エミリオ・カスティーヨ率いるTower Of Powerのホーン軍団が参戦。相性抜群でバッチリ楽しませてくれます。カヴァーも秀逸で、しっかりハート鷲づかみです。アヴェレイジ・ホワイト・バンドの大ヒット「Pick Up The Pieces」に、Gene McDanielsのクラシック「Compared To What」もアシッド・ジャズ風にクールにきめ。言うこと無しのグルーヴィーさで、もうホントたまりまへん。他にもマーヴィンの70年代彷彿のミッドナイト・グルーヴ「Mister Marvin」などメロウで良いのもありますが、カッコええのはやはりファンキー・ナンバーで「Bob's Jazz」あたりは小気味よく絶妙のタンギングで昇天させてくれます。最後に収められたのは御大Prince書き下ろしのスロウ「Sunday Afternoon」でしっとり締め。余談ですがプリンスのバンドの加入依頼も断ったキャンディ嬢。変態に染まった彼女も見たかったですぅ。
「殆ど私と同じ歳でしっかり応援したいキャンディ嬢。まだまだブロウしまくっておくんなはれ~」
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2009.10
03
Category : 90's Male R&B
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
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 90年代に入ったときアナログ的感覚のソウル再構築が盛んに進みましたが、ニュークラシックソウルやら何やらと言いだす前から温故知新な力作を発表していたテイシャーン。伝統的なR&Bテイストに新しき感覚も盛り込んだサウンドが実に心地よく響いたこの3作目は今聴いてもやっぱりエエ作品。丁寧につくられた珠玉のラヴ・ソング集ですが、アップテンポからスロウまでテンポよく聴かせてくれます。しっかり魂こめてつくり込んだモンは長持ちしまっせといった事を証明するようなアルバム。
 まずツカミとなる1曲目「Tempted」からしてスタイリッシュなR&B登場で小躍りします。スクイーズのカヴァーですが、ストリングスやオルガンを加えた小粋にグルーヴするアレンジに精悍なテイシャーンのVoが乗るっていう何とも美味しい逸品。元々U.S.発の人やのに大陸的な音やなくて、繊細グルーヴやと思ったら、U.K.のグループ、ヘヴン17のマーティン・ウェアがプロデュースでした。日本人同様、古き良きソウルを大事にするイギリス的な感覚が見事融合し花開いてます。続いてもスクラッチ音も上手く織り込みながら生音ソウルでビシっときめる「Been A Long Time」、ブラコン的な香りも漂う中でミラクルズのサンプリングも嬉しいナイス・ミディアム「Ecstatic」と高得点を弾き出す充実の前半戦です。タイトル曲「For The Sake Of Love」ではジョセリン・ブラウンやタワサ・エイジーが華麗なコーラスでバックアップする中、気持ちが離れた恋人に懇願するラヴ・ソングを披露。中盤でもニュージャックスウィングの残り香漂うハネ系ビートにも心躍る「Love Is Forever」や、マーヴィン好きが如実に表れた70's エロ・グルーヴ体現曲「Romantically Inspired」と一切手抜きなしのハイ・クオリティ・サウンドがバシバシ投入。そして打ち込みのブリブリベースも気持ちええ「Control Of Me」を経て、マーク・モラレス&マーク・C・ルーニー手掛ける「Insane」が登場。デュエット・パートナーを務めるPenny Ford嬢の優秀アルバムにも別ヴァージョンが収録されていたナイス・ミディアムです。この時期の文明開花曲ともいえるMary Jの大傑作「Real Love」で名を上げたモラレス&ルーニーのナイス・サウンド爆裂です。そしてU.K.ソウル的な軽快アップ「All I Ever Do」の後、官能ソウル2曲で締め。しっとり歌いあげる「Love Of My Life」に、リオン・ウェア作のマーヴィン・クラシック「I Want You」でマーヴィンに負けじと男くさくも官能的に迫ります。ここではP-Funkの要人バーニー・ウォーレルもキーボードでバックアップ。
「残念ながらコレ以降、メジャーの作品が途絶えたテイシャーン。次も待ってたのに~」
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