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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2009.07
29
Category : Rolling Stones
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
shes the boss



 40歳をすぎて初めて出したミックのソロ・アルバム。当時は“エエおっさんがソロ・デビューかいっ”とまで思ったりしましたが、今から思うとまだミックも若いっす。ストーンズでのカリスマ性バリバリのミックがメチャ好きであったので即行聴きましたが、期待と不安の中で本作に対峙したもんでした。なぜならストーンズとしては大傑作とまではいかないUndercoverが出た後で、ミックとキースも不仲説が出始めた頃でした。どうしても、あの最高の集合体の中のミックしかイメージ出来なかったので、正直戸惑いました。まだ新参入のイメージだったロニー・ウッドは別にして、今迄ビル・ワイマンくらいしかソロ・アルバムを出してなかった時期やったので「いよいよ離散か?」とも心配したもんです。エモーショナル・レスキューみたいなイカついのを新作でまた出してくれと切に願ってたので、ミックとキースの仲違いには少々がっかりでしたが、ミーハー・トレンド性丸出しの本作が結構イケてたので、すぐに「まぁ、ええか」と思えました。ストーンズにはずっとチャートの常連にいるようなポピュラリティを保持してほしかったので、ミックのこの嗅覚は大歓迎です。渋いストーンズも良いですが、やっぱ「時代も見てるで」っていうイチビリ精神もあるのがストーンズの凄いとこで、コレ聴いてストーンズの現役感を担うのはミックなんやと確信です。組織は色んな奴がおってこそ活性化するもんですわ。
 てなことで肝心の中身。当時売れっ子のナイル・ロジャースとビル・ラズウェルが全体を華やかにプロデュースです。唯一のミック&キース作品「Lonely At The Top」で最高のスタート。あのライブ・エイドでも興奮の1曲目となったパンチの効いた大傑作です。伝説のライヴ・エイドでは終盤にホール&オーツwithバンドをバックに従え、テンプテーションズ・セットの後に、この曲で登場し鬼気迫るパフォーマンスを披露。DVDではなぜか洩れてましたがこの気合の入りまくった映像はストーンズファン必見です。このスタジオ盤ではスリル感満点のギターでジェフ・ベックも参戦です。続く80s的エッジの効いた「1/2 A Loaf」もキャッチーさが光ります。最初のシングルとなった「Just Another Night」や2ndシングル「Lucky In Love」も黒っぽさが光る逸品で、ミック特有のセクシーさで鋭角的に迫ります。また「Running Out Of Luck」は一見しょーもないですが、“Dirty Work”の「Had It With You」の布石やと思えば憎めません。アルバム唯一のバラードとなる「Hard Woman」も、なかなかの名曲。最後を飾る、タイトル曲「She's The Boss」でのChic meets MickってなブラックテイストもGooです。でもこれらの曲をキースとかチャーリーと演ったら?と思わせたのも事実。やっぱあの化学反応は特別のものであることも再認識です。
「ストーンズの歴史の中で、ええガス抜きにもなった本作。さすがミックといえる出来です!」
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2009.07
26
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
naked.jpg



 当事者ほど、あるべき姿が分からんようになるってことは仕事でもよくある話。私なんかも同僚に「大将、フルチンでっせ」と言われハッと気づき軌道修正することはしょっちゅうです。何が言いたかったと言うとビートルズのオリジナル盤は、本人等の意向はともかく、絶対的なブツとして全世界音楽ファンの思い入れでいっぱいってこと。ことビートルズに関しては、曲順からして聖典化してるようなシロモノです。元々の形態をイジって皆を納得させるってのは極めて困難なことなんやなぁと改めて感じさせられたのが、このリミックス盤でした。ポールが制作当時にぞんざいな扱いをしたジョージが亡くなって気兼ねなく出せると思ったのではないでしょうが、オリジナル盤リリース当時にジョージつながりで本作に関わったフィル・スペクターの気にくわんかったアレンジを修正して、ポールが思う本来の形にして出された、もう一つの「Let It Be」がこれでした。例えば「Two Of Us」にしたって、冒頭に"I dig a pigmy by Charles Hawtrey and ~~"のセリフが入ってないと、な~んか物足らんのです。インタールード的に入ってった何てことない「Dig It」や「Maggie Mae」も無くなると何とも寂しいんですわ。
 てなことで、オリジナルにはイヤミのように最後に配置された原点回帰を叫んだポールの「Get Back」がド頭に収録。そしてエエ加減に作ったっぽい曲にしては激グレイトな「Dig A Pony」は、スワンプっぽいソウルフルさはキープ。問題のオーバープロデュースの象徴みたいに言われてきた「The Long And Winding Road」は、個人的にはストリングス入りに慣れ親しんだのでごっつい違和感が。コレが本来の形やと言われても戸惑います。例の大袈裟なストリングスもフィル・スペクターも最良の選択をしたのでは?と思わず肩を持ってしまいます。でもエエ曲に変わりはありません。そしてメチャメチャ大好きな「I've Got A Feeling」は結構、印象そのまま。持ち寄り曲の合体ながら個別で発表するよりパワー倍増の好例で、これぞビートルズの魔力です。オリジナルには何故か入らんかった「Don't Let me Down」の収録自体は嬉しいのですが、シングルで聴いてたモコモコ感がスッキリしすぎてコレも違和感。ちょっとこもり気味のサウンドに更に愛着が湧きます。ジョンの癒し系傑作「Across The Universe」もなんか寂しいテイクで、現在パスト・マスターズで聴ける鳥音&サビ・コーラス付きVerに軍配です。最後に収録のゴスペル的傑作「Let It Be」も慣れ親しんだシングルVerを支持。ええ感じで小汚なかったのが風呂に入ってリフレッシュって感じですが、やっぱあの変な体臭が良かったって感じ。綺麗になったけど、あの屋上ライブの光景が目に浮かばんような音です。でも何やかんやいってもRemix。Hip Hop的にいったらこれぐらい“あり”です。Let It Beを気分転換の気分で聴くと実に楽しめる本作。そう思うと、クリアな音質や楽器の分離の良さもエエもんです。演奏コピーするにはこっちの方がええかもしれません。
「ポールご満悦の出し直しVersion。オリジナルのリマスターも楽しみになった迷盤!」
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2009.07
22
Category : Southern & Deep
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
soul power



ジャケ、タイトルからして無条件降伏してしまった日本編集の濃厚ソウル盤。だいたい「ソウル・パワー」って言葉の響きにはついフラフラ吸い寄せられます。昔、J.B.の同タイトル曲にシビれ、我がのバンド名にもしてたくらい好きな響きです。それに加えフロント・カヴァのZ.Z.Hillのいかしたスーツ姿。もう頭の中は“買う”という選択肢しか残されませんでした。今迄、発売されたモノと重複する曲も多数収録でしたが、このナイスなアルバム・カヴァに思わず降参してしまいました。P-Vine所有のモダン/ケント、ジュウェル/ロン/ポーラレーベルの1965~75年のドス黒い音の塊を、浴びるほど聴ける好編集となっています。ルイジアナ産中心に組まれたディープな録音の数々にKO間違いなしです。
 中身は頭の65年のVernon Garrettのエキサイティングなリズム・ナンバー「If I Could Turn Back The Hands Of Time」で最高の幕開け。フォートップス的なビートに激ディープなヴァーノンのVoが冴えまくる極上ナンバーでちょっとでもソウル好きな人なら200%気分高揚です。3曲目にはサム・クック系の暖かい歌唱が光るClay Hammond 「I'm Gonna Be Sweeter」、そして南部系リズムナンバーもかっこええ黒いカナリアJohnny Adams 「Your Kind Of Love」、女性グループの溌剌ナンバーThe Genis 「Prove It」と極上のイナたいソウルが登場です。前半のハイライトと言える、スムースな南部グルーヴがたまらんBobby Pattersonの名唱「I Get My Groove From You」や、Z.Z.Hillの67年録音でのサム・クック名曲カヴァ「Nothing Can Change This Love」はソウル・ミュージック・ラヴァーズ至福の瞬間が味わえる濃厚な一撃。そのボビー・パターソンが制作したFontella Bassのポーラ録音でファンキーに決める「It's Hard To Get Back In」も迫力です。中盤では、息ぴったりのディープな双子Patterson Twins 「Looking For A Lover」、真っ直ぐな歌声が心の奥底まで響くBobby Powell渾身のバラッド「In Tme」と最高のセットアッパーが登場。トミー・ヤングとは別のレディ・ソウルTammi Youngの優しく歌う「I Don't Wanna Lose You」も収穫でした。締めを飾る3連発は圧巻。ド迫力の本作タイトルにもなったJohnny Copeland & His Soul Agents 「Soul Power」Ollie Nightingale版の激名曲「I'm In Love」、Tommie Young 「You Came Just In Time」は往年のサンチェ並みに要所をビシィ~っと押さえてくれてます。
「昔の名LP連発時のP-Vineを彷彿させるナイスな編集盤。しかし、こってりしてまっせ~」
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2009.07
18
Category : 60's Soul
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
some cooke live

 飽きもせず色んな音楽を毎日とっかえひっかえ聴いて楽しんでますが、確実に「抜ける」アルバムってのが存在するならばポワンと頭に浮かぶアルバムがこれ。よくある“無人島に持ってくならこのアルバム”って企画も自分には「無意味やな~」と思うくらい、日によってコロコロ聴く物も変わる私でも「ひょっとしたらコレ持って行くかも・・」ってのがこちらのサム・クックです。「抜ける」アルバムってのは年月が経ってもそんなに変わらんもんで、10代の頃に兄貴が唐突に買ってきたこのサム・クックのライブは未だに“抜ける”興奮の記録で私にとっての鉄板アルバムです。非常にコアなサム節が堪能できる本作はあまりに黒すぎて一般的にはどぎつ過ぎるのかもしれませんが、スムーズでポップなスタジオ録音ではあまり見せなかった本来のゴスペル・シャウターぶりが遺憾無く発揮されたココでのやや荒削りなサムはやけに魅力的。声を発するたびにいちいちシビれちゃう男気満載の熱き歌心が堪能できます。
 さて本アルバムは近年リマスター&ジャケ変更されたアップ・デイト盤ですがオープニングのキング・カーティス・バンドの演奏が数十秒加わっただけで、もう狂喜乱舞です。そしてMCの紹介からいきなりレッド・ゾーンに突入するサムが素晴らしすぎます。オープニングの「Feel It」から火傷しそうな熱さに思わずのけぞり、続く「Chain Gang」は震えが止まらん熱い理想形のコール&レスポンスが刻まれていて「ウッ」「アッ」と思わず声が出てしまいます。なぜか涙まで出てしまう最高の瞬間がそこにありソウル・ミュージックのエクスタシーが間違いなく味わえる絶品であると断言できます。ポップスター、サム・クックとして出したヒット曲「Cupid」もここでは熱きゴスペルに聞こえる程で、メリスマ唱法も爆裂する素晴らしき展開。「It's All Right~For Sentimental Reasons」とポピュラーソングもお構いなしに熱くシャウティング・スタイルで押し通し会場も俄然盛り上がります。そして後半も代表曲を次々披露ですが、同胞といえる黒人聴衆を目の前にパフォーマンスするサムは何かから解き放たれたようにさらに爆発します。キング・カーティスのブロウも見事にきまる「Twistin' The Night Away」、「Somebody Have Mercy」に続き名作「Bring It On Home To Me」、「Nothing Can Change This Love」、「Having A Party」 もう説明不要の秒殺即死曲の連打で時間の経つのをマジで忘れます。そして、どれもがスタジオ盤以上にゴスペル色むき出しにヒートアップ状態で突き進みます。声が荒れ気味で本調子やないって話もありますが、それさえも好作用したかのような奇跡の空間がそこにあります。80年代に出た当時の最初の盤よりバンドの音などリマスターでクリアになったかわりに、客席にいるような臨場感はやや減退。しかしそんな事、聴いてるうちに忘れてしまう大熱演に拍手喝采してしまう事には変わりません。
「これを聴いてソウルから離れられんようになった人も、ぎょうさんおる筈。大音量で浴びるように聴くに限ります!」
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2009.07
14
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
staple-s.jpg


 
 親父さんが亡くなるまでファミリー・ゴスペル・グループとして活躍したステイプル・シンガーズ。スタックス時代には商業的成功も収め今も聴き継がれる名曲連発でしたが、選曲が素晴らしくオリジナル・アルバムよりもよく聴いたのがこのベスト盤。以前幸運にも、大阪ブルーノート(現ビルボード)で見た時もリード・シンガーのメイヴィス・ステイプルズのハスキーで感情表現豊かな歌唱がひたすら素晴らしく、いたく感動した父娘グループです。50年代前半から活躍と歴史的にあまりに長いので全部聴くのは大変ですが、もし1枚で彼等を聴きたいって思うなら本ベスト盤の曲目は実にグレイトな選曲で、ある程度70年代スタックス期の美味しいところが満喫できます。
 1曲目から「Heavy Makes You Happy (Sha-Na-Boom Boom)」で気分高揚しまくりです。傑作アルバムとされる「Respect Yourself」からのルーサー・イングラム作の代表作ともいえる表題曲、「This Word」、「I'll Take You There」、「This Old Town」あたりは文句のつけようが無い代表曲となる名曲で後にカヴァーも多く生んだ銘品。彼等自身が取り組んだカヴァーも秀逸で、お得意The Bandの「The Weight」、Otis Reddingの最大ヒット「The Dock Of The Bay」と人の曲も自分達のスタイルで最高の形で昇華。メイヴィスのドス黒い歌唱がビカビカに光ります。ファンキーに迫る「Love Is Plentiful」、ブルージーながらド迫力の声に震える「We'll Get Over」、ゴスペル特有の高揚感もたまらんライヴ・テイク「Oh La De Da」、朴訥とした調子でおやっさんがエエ感じで歌う「Be What You Are」と最高の選曲がたまりません。中でも癒されつつ前向きになれる稀有な曲「If You're Ready (Come Go With me)」はゆったりしたテンポでポジティヴなメッセージを伝える名曲中の名曲。本グループの真骨頂というべきエヴァーグリーン曲ですわ。そして「I'll Take You There」の続編みたいな「Touch A Hand」や最高としか言いようのない「My Main Man」と続き、最後はスタックス晩年の「City In The Sky」で力強い締め。何せグラディス・ナイト同様、どんなしょーもない歌でもエエ歌に変えるほど歌力を持ったメイヴィス嬢は流石です。生で聴いた時の鳥肌ゾゾーッの感触がこれらを聴くとよみがえってきます。
「実は何が気に入ったかというとこのジャケ。町の写真館での家族写真みたいなとこが、エエんですわ」
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2009.07
11
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
roll bounce

 "夢はフリーダム、フリーダム、しゃぼんのように♪"これが口ずさめるようなら、立派な中年の証し。ローラースケートは日本でも光ゲンジで注目でしたが、コチラは本場アメリカの映画サントラ。 ローラー・スケートを履いたダンスである“ソウル・スケート”を題材に人気ラッパーBow Wowくんが主演した映画です。ローラー・スケートっていうと、小学生の頃に流行って少しカジった程度で、今やローラースケートを履くことも無いだろうと思ってましたが、ラウンド1で手軽に滑れるんですな。これが。ちょっと前にヘロヘロになってガンガン滑りましたが、なかなか思うようにいかんのがアラフォーの宿命。サントラ聴くぐらいに留めておいたほうが賢明な感じです。
 さて本作はビヨンセの策士なおとっつぁん“マシュー・ノウルズ”が制作したサントラ盤。なんちゅうことない曲も並びますが、留意すべき楽曲も散りばめられた要注意盤です。ア・テイスト・オブ・ハニーのヒット「Boogie Oogie Oogie」をエレクトロにリメイクしたBrooke Valentine with Fabolous & Yo-Yoでスタート。ブルックは可愛かったですが、どうでもエエ出来。ブレイク・ビーツ有名曲Vaughan Mason And Crew 「Bounce, Rock, Skate, Roll」はじめ、Johnny "Guitar" Watson 「Superman Lover」、Bill Withess 「Lovery Day」など70sクラシックも収められてますが、注目は現代仕様のカヴァー曲。まずは「カレがやったから私もやるわ!」と言ったかどうか知りませんがBeyonceが歌うローズ・ロイスの忠実カヴァー「Wishing On A Star」はいつものビヨ節が楽しめます。旦那Jay Zの他にティナ・マリーとかも演ってた人気曲。そして見逃せんのがデスチャ組でもMichelle Williamsがゴスペルチックに熱唱するアル・グリーンの激名曲「Let's Stay Together」。クールなバックトラックにスムーズな節廻しを披露するミッシェルがたまりません。Keith Sweat御大のイントルーダーズ「I Wanna Know Your Name」も称賛に値する出来。ウォルター&スコッティのカヴァーも素晴らしかったですがコッチも負けてません。ここらはアルバムのハイライト間違いなしです。Jamiroquaiが本家Kool & The Gangをバックに歌ったファンク「Hollywood Swingin'」もありますがコチラは普通。また新曲系では、意外と良かったのがEarth, Wind & Fireの「Pure Gold」で落ち着いた好曲です。主演Bow WowJagged Edgeと組んだバウンシーな「Hey Little Momma」もイケてます。ラテン・フレイヴァの「Quit Action'」はRay Jよりも助演のR Kelly & Shorty Mackに耳を奪われる佳作。最後を飾るのはChicの78年ヒット原曲そのまま「Le Freak」。ディスコ曲ながらメチャメチャカッコええファンクです。不滅の名グルーヴで締めるあたりマシューのオヤジもなかなかです。
「必携とはいかずともナカナカ楽しめる好盤。70sソウルも新鮮に楽しめます!」
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2009.07
08
Category : Motown
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
to love again



 マイケルの遺言での後見人指名で一気に時の人となったダイアナ・ロス。なんといってもマイケルが最初に恋した女性とも言われる人で、Motown初期からの立役者の言わずと知れた大スター。愛らしい瞳に、可愛らしくもソウルフルで独特な声質はかなり魅力的です。なんやかんや言っても、この人の歌声はスプリームス含め大好きです。最初ダイアナを知った時は、シックと組んだ「Upside Down」が流行ってた時と記憶しますが、当時はまだ30代でカッコええ黒人女性ってイメージでした。でもソロになってからのダイアナ本来のイメージは優雅でポピュラーっぽい美しいバラードを歌う人であると後になって知りました。そんな本来のダイアナのイメージを決定づけたのがマイケル・マッサー作の一連ヒット。彼の作品集として一時モータウンを離脱する前に最後に出したアルバムがコレです。ホイットニーやディオンヌ、ピーボ・ブライソンとかとも名仕事連発ですがダイアナとの相性はこの上無いものがあります。
 新曲半分、過去の名曲半分って構成でしたがCD化に際しマッサー関連以外のヒット曲や未発表トラックなどで曲数倍増となった好盤です。初っ端からマイケル・マッサー丸出しのバラード「It's My Turn」が登場。マイケル・ダグラス映画の主題歌でまぁまぁエエ曲。続く優しいメロが光る「Stay With Me」もそこそこですが、なにげに最高なのは「Cryin' My Heart Out For You」。押しつけがましさ控え目でエエ曲です。タイトルトラック「To Love Again」はマイケル・マッサー自身が最高傑作と認める壮大な美メロ曲。たいそうすぎてあんまり好みではないですが、評判の曲です。しかしながら耳馴染みが良いのはやはり既発の素晴らしきメロディの数々。ネスカフェCMでもおなじみ(←古い)でマライアも演ってた「The Theme From Mahogany」や、ノーランズで知った「Touch Me In The Morning」は、やっぱメッチャええ曲です。シングルMix収録もニクいところ。オリジナル収録の9曲の後は11曲の奮発ボートラ・タイムへ。中でも激グレイトなのはやはりLionel Richieとの大ヒット「Endress Love」。後にルーサー&マライアも取り上げた人気曲ですが、オリジナルに勝るものはありません。クサイとか大袈裟やとか言われようが未だに感動できる名曲です。コモドアーズ後期調の「Dreaming Of You」でもライオネルとデュエット。中々の相性です。マーヴィン・ゲイとの「Stop, Look, Listen」も別ミックスや、スティーヴィーの「Too Shy To Say」、メリサ・マンチェスターの「Come In From The Rain」なども嬉しい収録。またマイケル・マッサー仕事では最高峰の部類に属する名曲「After You」や、ジーン・ペイジのアレンジもイカす「Together」なんかも秀逸。最後を飾る「We're Always Saying Goodbye」も未発表ながら最高としか言いようがない美メロです。
「CD化でマイケル・マッサー集ではなくなりましたが、ダイアナ美メロ集としてパワー・アップです!」
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2009.07
04
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
laura_izibor.jpg



 思わず「ロ~ラ~ッ!」と西城秀樹ばり(←古い)に大絶叫してしまった、グレイト極まりない逸材がまたもや登場。既にいろんなトコで話題沸騰ですがマジで悶えること必至です。まだ21才だというのに、アルバム10枚目みたいなこの堂々たる歌いっぷりはどうしたことでしょう。近年ではエステルやクリセット・ミッシェルなど新感覚ながらソウルの真髄を伝える頼もしい女性陣の登場がありましたが、ここにまた大喜び万歳三唱のアーティストが出てきてくれました。U.S.アトランティックの契約ながらアイルランド・ダブリン出身という彼女ですが出身地など関係ありません。ティーンの頃からキャンディ・ステイトンやアレサ・フランクリンに傾倒していたという、「どんな中学生やねんっ」と思わずツッコミを入れたくなる渋い趣味で育ったお姐ちゃんです。しかしそれはソングライティングや歌唱にもしっかり好作用しており全編バリバリのリアル・ソウルが貫かれてます。アトランティックがアレサ・フランクリン、ロバータ・フラックに続くニュー・スターというのも納得のNewレディ・ソウルです。
 制作4年という満を持しての全曲自作のデビュー作ですが、濃厚な内容には真剣に唸らされます。冒頭に収められた1stシングル「Shine」でローリン・ヒルやアリシア・キーズに通づるブッとい歌唱がすぐに堪能できますが、次に登場の「Don't Stay」での真の大物であることを確信できます。何といっても曲が良いです。必聴。「If Tonight Is My Last」も弦を巧みに配したアレンジが、ローラ嬢の真摯な歌唱を一層引き立て鳥肌モンの仕上がり。続く説得力抜群の感動スロウ「What Would You Do」も絶品で、どう考えても非の打ちどころが無い内容に茫然としてしまいます。普通アルバム中2~3曲、エエ曲あったら“当たり”なのに、この連続安打には全世界ソウル・ファンが舌を巻きます。後半に鎮座するサザン・ソウル丸出しの「I Don't Want You Back」も文句無しで、ラリー・ゴールドの弦アレンジからグラディス・ナイト彷彿の節廻しまで完璧状態で突き付けられます。ゴスペルチックに決めるオルガン&コーラスがたまらんラストの「Mmm...」までエゲつないクオリティで進みますが、日本盤ボートラはDJ Premier Remixの「From My Heart To Yours」が嬉しい追加。ザラつき感アップの好ミックスです。
「息づかいひとつにまで耳を凝らしてしまうソウルフルな歌いっぷりに惚れぼれ。ホンマええ女でっせ。」
 
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2009.07
01
OFFTHEWALL.jpg



 突然、逝ってしまった20世紀最大のスーパースター、マイケル。最近では彼の音楽よりも、一人の人間の生き様としての興味のほうが高いような感じでした。それは80年代に“スリラー”と共に、ギネス級のエンターティナーとなってしまった自分との葛藤の歴史みたいなものが、世間の目からは(私も含め)興味深々やったわけです。「あそこまで登り詰めた以上、しょーもない事はできんぞっ」っていう意識からか、プロとしての完璧主義っぽいところか分かりませんが、それらが災いして奇行と呼ばれる行動に走ったり音楽も寡作になっていったと感じます。肌の色や老いとどうやって対峙していくのか、想像しただけで痛々しい気持ちになる人でしたので、残酷な言い方をすると「これでよかった」とも感じたりします。ゴシップでも他の黒人アーティストみたいに、もっと自虐的なジョークをかましたりする器やったら、もっと生き延びられたのにと思うと残念です。でも全世界の人間が彼の音楽的な真の復活を願っていたハズです。古い話ですが小学生の頃に、日本のスクーターのCMに出て無邪気に踊ってた笑顔の“黒人アーティスト・マイケル”は素敵でした。その頃のマイケルいち押し作品がコチラです。
 一家に1枚として皆持ってた、この後のモンスターヒット「スリラー」も“ヒューマン・ネイチャー”や“スタート・サムシング”など今でもカッコええ激傑作収録ですが、音楽的にはやっぱこっちが好み。モータウン~フィリーを経て辿り着いたのが、クインシー・ジョーンズと西海岸系の腕利きミュージシャンと組んだエピックからのソロ作。シングルになった曲なんか、どれも絶品の出来で無茶苦茶カッコええ出来です。“今夜はドント・ストップ”と題された「Don't Stop 'Til You Get Enough」や表題曲「Off The Wall」は青年マイケルの熱いソウル・ヴォイスも光るダンス系ファンク。バイクCMでもガンガン流れてました。そして何といっても素晴らしいのが「Rock With You」。後にD-Infuluenceの秀逸カヴァーも生まれたナイス・グルーヴの傑作で、マイケルのソロ曲でも個人的に1等賞です。ルイス・ジョンソンのグレイトなチョッパーも光る「Get On The Floor」、ジャクソンズの延長線上ともいえるファンキーさで迫る「Working Day And Night」など他にもダンサブルな名曲多数。他にも、正直ウィングス版より好きなポール・マッカートニー作の癒し系ミディアム「Girlfriend」、フリーソウル的に軽快な「It's The Falling In Love」、ステージで涙して歌う姿も印象的だったスロウ「She's Out Of My Life」とエエ曲だらけの内容です。またジョージ・デュークにワー・ワー・ワトソンらの手堅い職人グルーヴも聴きもので、黒っぽい音でのマイコーはやはり魅力的です。
「コンプレックスの塊が晩年に自身を追い詰めてしまった天才。元気なマイケルをもう一度見たかった!合掌。」
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