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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
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2009.05
30
Category : Soul Compilation
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
gumbo yaya

 学生時代から長年お世話になってる愛聴のニューオーリンズ・バイブル。2005年のハリケーン“カトリーナ”の水害が記憶に新しいところで未だに地元に暮らす人々の生活は完全復興となってないようなのが気がかりですが、その独自性豊かな音楽の数々はいつの時代も人々を魅了するこの土地が誇るべき素晴らしい文化であることは永遠です。この三日月型のクレセント・シティが送り出した優秀な音楽をコンパイルした盤は数多ありますが、基本中の基本となる親しみやすい60~70年代の名曲をまとめた教科書みたいな1枚です。
 中身はさしづめアラン・トゥーサン作品集といった趣きで、全ての音楽ファンにオススメです。トップを飾るJessie Hill 「Ooh Poo Pah Doo」は日本でもおなじみの古典。ルーファス・トーマスや上田正樹もガンガン演ってました。いかつさ満点のレスラー体型でヨーデル・ヴォイスを奏でるAaron Nevilleのデビュー曲 「Over You」、Ernie K-Doeのノベルティ・タッチで大ヒットした「Mother -In-Law」と重要曲が連なります。“サムシング・ユー・ガット”や“ダンス天国”のオリジネイターChris Kennerは「I Like It Like That」、ご陽気にいきまひょとかますLee Dorseyの1stヒット「Ya Ya」など特有のノンビリ感もたまりません。またチェアメン・オブ・ザ・ボードで活躍するジェネラル・ジョンソンのThe Showmenのデビュー作「It Will Stand」、ストーンズの“フォーチュン・テラー”でも有名なBennie Spellmanのオージェイズでも知られる「Lipstick Traces」、リトル・リチャードと双璧だったらしい派手な兄ちゃんEskew Reederのワイルドな歌唱が光るスロウ「I Waited Too Long」、ゆったりしたグルーヴがたまらんRaymond Lewisの「I'm Gonna Put Some Hurt On You」、暖かいArt Nevilleの声が心地よい「Skeet Skat」など気になっとった曲が聴けたこのコンピには感謝しまくりでした。そしてニューオーリンズの歌姫といえばこの人Irma Thomasは初期ヒット「It's Raining」、御大Allen Toussaint自らが歌った素朴な「Poor Boy Got To Move」、テンポも落とした泥臭さ満点のAlvin Robinson版の名曲中の名曲「Something You Got」、トラディショナル改作ながらこの人等が知らしめたDixie Cupsの「Iko Iko」、ウォーデル・ケザークの名仕事で滅茶苦茶カッコええRobert Parkerの大ヒットジャンプ「Barefootin'」とニューオーリンズ・クラシックの連打も圧巻。50年代から活躍する重鎮ピアニストHuey Smith & The Pitter Patsの「Bury Me Dead」、ソウルフルな歌唱でストーンズの“Cry To Me”も歌ってたBetty Harris入魂スロウ「Nearer To You」、褐色のカナリアことJohnny Adamsのグレイト極まりないソウルフル・ヴォイスが炸裂する代表曲「Reconsider Me」と濃ゆ~い曲も充実。後半戦もネヴィル兄弟末っ子でミーターズがバックを務めるCyril nevilleの最高激ファンク曲「Gossip」、そのThe Metersのニューオーリンズ・ファンクの代表曲でもある「Chicken Strut」とファンク度が増す構成も見事。最後も大御所Earl Kingがミーターズと共に吹き込んだファンキー傑作「Street Parade」で最高の締め。
「音楽ってその字の通り“楽しむモン”ってことを、肌で感じさせる名曲集!」
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2009.05
27
Category : Southern & Deep
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
wardell.jpg

 近所の歯医者のオッサンではありません。ウォーデル・ケザークなるニューオーリンズの重要プロデューサーでございます。ニューオーリンズといえば真っ先にアラン・トゥーサンが著名なプロデューサーとして思いつきますが、サザン・ソウル系に関しては「ワシが上や」とばかりに名作を送り込んでくれたのがこの人で、地元では「クレオール(植民地時代の子孫、またはその混血)のベートーベン」とか「マエストロ」とまで崇められる偉大な人物。それこそファッツ・ドミノやロバート・パーカー等のヒット・メイカー達と古くからレコーディングで関わっていて、ミシシッピ州のマラコ・スタジオを本拠地に激渋ソウルを量産してくれました。Hip Hop世代まで支持されたジーン・ナイトの傑作「Mr. Big Stuff」なんかはこの人の名仕事です。そんなウォーデルのグッジョブをまとめ上げたのがコチラで、70年代のマラコ・ソウル中心に未発表作品までほりこんだコンピです。
 サザン・ソウルの真髄がこれでもかと聴けますが、1発目のC.P. Love 「I Found All These Things」から失禁モンのスロウが炸裂。魂のこもった歌声に素晴らしきストリングス・アレンジが琴線を大直撃でエライ事です。そして暖かく優しい声が心を癒すJoe Wilson 「You Need Me」に続いては、こんな名曲が未発表やったのかと驚く大傑作スロウBonnie & Sheila 「You're Not The One For Me」が登場。「あぁ、ソウル好きでよかった」としみじみ感じる至福の時間が味わえます。しかしバラードにおける泣きを助長するホーンやストリングス、女性コーラスのアレンジ力は絶品で、ひとり部屋で大声で泣きたい時にもってこいです。もちろんリズム・ナンバーも素晴らしく、ウォーデルが手がけたWillie Teaの軽快ヒット曲をJimmy Dobbinsなるシンガーで収録した「Teasin' You」、地元シンガーHank Sample 「Got To Find The Nerve」、サザン・ソウル界の重鎮Mighty Samが豪快にかますGene Knightヒットのアンサー・ソング「I'm Mr. Big Stuff」とグレイトな録音満載。比較的有名なシンガーでは、ペギーのがなり具合が凄い白熱デュオ・スロウでアトコを経てメジャー配給されたPeggy Scott & Jo Jo Bensonn 「Can't Find Love」、グルーヴ・ミーだけやないぞと熱唱するKing Floyd「Handle With Care」、ひたすらグレイトな歌唱が聴けるレディ・ソウルDorothy Moore 「For Old Time's Sake」とウォーデル氏の名仕事ぶりに舌を巻きまくり必至です。
「なかなか無かったウォーデルにスポットを当てた作品集。こらぁ見事な名編集です。」
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2009.05
24
Category : Atlantic, Stax
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
best solomon

 半世紀にも渡って活躍するディープソウルの親分格キング・ソロモン大師匠。ジェイムス・ブラウンより先にステージでマントをはおっていた偉大なる人物で、とにかく何事もビッグな人です。なんせ子供も21人です。半端やないです。説教師としても偉い人らしく、すでに子供の頃から教会では頭角を現していたそうです。近年ではザ・世界仰天ニュースに出てきそうなくらいファットなボディ(←踏まれたら絶対即死)が貫禄を通り越して怪獣状態ですが、やっぱ重鎮はこれくらいでないとあきません。そんな音楽界で最も頭の上に王冠が似合うオヤジのアトランティック時代のセンス良いアートワークを施した有名なベストがコチラ。
 50年代からゴスペル歌手として活躍してたソロモンが、アトランティックに迎えられヒット連発した時期の初期作品集です。N.Y.録音でのカントリー影響下にある、サザンソウルの原形ともいえるドッシリとしたサウンドはキング・ソロモンの教会仕込みの押し引きの抜群のスタイルに合致。さすが60年代黄金のアトランティックでクリーンナップを打ってただけあります。充実の12曲は聴き応え抜群です。まず登場するのが65年のR&Bチャートで1位を飾った「Got To Get You Off My Mind」。ゆったりした最高のミディアムで、女声コーラスやホーンも絶妙です。続く「The Price」はいきなりのプリーチングスタイルがシビれる激グレイトな自作バラード。マジ、最高です。オーティスもカヴァーした「Down In The Valley」、ドン・コヴェイ作の暖かいスロウ「I'm Hanging Up My Heart For You」、ピケットよりもヒットさせてしまった名作「If You Need Me」と重要作目白押しで聴かせてくれます。中盤にはストーンズファンも見逃せない「Cry To Me」や「Everybody Needs Somebody To Love」も登場。近年の共演も嬉しいニュースでした。後半も、これまたBig Oが2ndで取り上げた迫力のミディアム「Home In Your Heart」、ブルージーな「Tonight's The Night」、実にカントリーとの繋がりを感じる「I Really Don't Want To Know」と秀作が連なりますが、とどめはラストに配置された「Words」。もうコレは完璧といえるソロモン流ディープ・ソウルの極みと言いたい曲で、アルバム最後を飾るに相応しい傑作。
「王様の椅子に座っている理由が一発で分かるアトランティック黄金時代。びびらしてくれます!」
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2009.05
20
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
pickett midnight



 アップ良し、バラード良し、ミディアム良しと押しの一手で聴く者を魅了する“エキサイティング・ピケット”。自分がソウルにハマった最初の頃、ゴスペル直系の熱気溢れるシャウティングスタイルに完全にノックアウトされたシンガーです。アルバムではアトランティックの2枚目、4枚目(ピンクとイエロー)あたりが猛烈に凄い名録音となってますが、黄金期のスタートラインに立った本作も忘れちゃならぬ重要作。とにかく「直球の切れ味だけは誰にも負けへんで」って勢いでねじ伏せる潔さがたまりません。汗が飛び散ってきそうな熱唱こそピケット氏、最大の魅力。すでに、このアトランティック1stで目一杯満喫できます。地元ゴスペルグループから、ファルコンズ、ダブルLでのソロを経て一気に大スター華街道突入です。すでに「If You Need Me」(ストーンズのカヴァーがあまりにも有名)などの小ヒットもありましたが、アトランティック期はやはり劇的に素晴らしい録音が溢れかえってます。
 さて中身で注目すべきは2点。まず出世作ともなった代名詞「In The Midnight Hour」はじめ4曲ものメンフィス・スタックス・サウンドとのコラボレーション。大ヒットした表題曲のように相性バッチリで、後のスタックスとの喧嘩別れが惜しまれます。スティーヴ・クロッパーとピケットがメンフィスのホテルに缶詰にされて書き上げたという「That's A Man's Way」、「Don't Fight It」、「I'm Not Tired」も安定感抜群で聴かせてくれます。そしてもう1点は、よっぽど気に入ってたのか曲が足らなかったのか知りませんが、オハイオ・アンタッチャブルズがバックについたファルコンズ時代の3曲収録。サザンソウルの雛型とも言われる激傑作「I Found A Love」は何度聴いてもシビれます。スロウだからといってピケットは優しく歌いません。胸ぐらを掴んで殴りかかるかのように、激しく迫る様は男気満点。ほんま、素晴らしいです。もちろんロバート・ワードのトレモロ・ギターも絶妙の「Take This Love I've Got」、「Let's Kiss And Make Up」も実にええ感じ。他のN.Y.録音はちょっと目劣りするものの、女性シンガーとのデュエットでのアーリーソウル感も楽しい「Teardrops Will Fall」、「Come Home Baby」、ドン・コヴェイとの共作「I'm Gonna Cry」など充分に聴き応えあり。中でもバラード「For Better Or Worse」での鬼気迫る熱唱は聴きものです。
「常に全力投球だったピケット。今でも立ち呑み屋で管、巻いてそうな気がする愛すべきオッサンです」
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2009.05
18
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
sam dave



 ダブル・ダイナマイトと異名をとった爆裂ソウル・デュオ、サム&デイヴ。耳をつんざく高い声が特長のサム・ムーアに、野太くイカツい感じのデイヴ・プレイターの対象的なコンビです。一般的にはサム人気が高いですが、個人的には断然デイヴのもっさり感が大好物。大概、サムがファースト・ヴァースをガツンとかまして、デイヴが次に男気満載ヴォイスで地ならしするってスタイルが最高で、まさにこの対比がこのコンビ芸の魅力。アイザック・ヘイズ&デイヴ・ポーターの作品中心にパンチの効いたヒットをガンガン飛ばして初期スタックスでも名作の嵐状態ですが、シングルのみの曲やアトランティック移籍後も見過ごすことができない二人。そんな中でがっつり、この二人を聴きたいってときに最良といえるのは間違いなくこの2枚組アンソロジーです。
 Disc1では勿論、「Hold On! I'm A Comin'」、「When Something Is Wrong With My Baby」、「Soul Man」などの国宝指定済みのヒットは完璧収録。それらが入ったスタックス時代の3枚のアルバムはどれも甲乙つけ難い内容で、ぜひとも個別で押さえておきたいところですが、「それだけでは美味しいトコ、全部味わえまへんで」って部分を見事に補完した構成です。味のあるスタックス・デビュー曲「A Place Nobody Can Find」に「Goodnight Baby」、アルバムとは別テイクの傑作スロウ「Blame Me」に「Said I Wasn't Gonna Tell Nobody」、シングル・オンリー曲「I Can't Stand Up For Falling Down」、ジョニー・テイラー版が有名な未発表曲「Toe Hold」に加え、キャンペーン・アルバムStay In Schoolに入ってった「My Reason For Living」までビシッと押さえてます。Disc2はアトランティック移籍後中心ながらメンフィス録音体制は、しばし継続で何ら変わらん熱きコンビ芸炸裂です。「I Thank You」、「Wrap It Up」、「You Don't Know What You mean To Me」等の好調持続といえるヒット曲の中、特に素晴らしいのはスマッシュ・ヒット「Born Again」。以前エド・サリヴァン・ショーでもこの曲の映像を見ましたがマジで震えるほどのパフォーマンスでした。デイヴ・プレイターの男気溢れるストロング・ヴォイスが映えまくりの名曲です。以降、抜群の相性だったスタックス録音でなくなった後半はやや低調ですが、ディキシー・フライヤーズとの激グレイトなマイアミ録音「One Part Love - Two Parts Pain」なんかを聴かされると平伏すしかございません。またオーティスでお馴染みの「You Left The Water Running」、メル&ティムでヒットした「Starting All Over Again」などマスル・ショールズでの未発表曲も充実。でも70年代に発表されたサム・ムーアのソロ作でハワード・テイトの「Stop」、スモーキーの「Shop Around」のカヴァーも収録ですがデュオの魅力に比べると正直言ってもうひとつです。
「アメリカ南部のいとし・こいしと言われた名人芸。最盛期のボケつっこみは絶品でっせ」
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2009.05
15
Category : Atlantic, Stax
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
good to me images.jpg

星になってもリスペクトされ続けるシンガー、オーティス・レディング。1stから4thまでの圧倒的な名作の嵐は全ソウルファン、マストとも言える完璧な内容ですが、何やかんや聴き進めると、どうしても聴きたくなるのがライブ音源。MG'sとのヨーロッパ・ライブが生前発売された正式なライブ盤ですが、ライブハウス規模である小会場での熱気を伝えた「Whisky A Go Go」は死後リリースのライブ。ロード用バンドと一体になった荒削りながらそのワイルドさが逆に魅力を醸し出す大推薦ライブですが、残りの録音でその続編としてリリースされていた「Otis Redding Recorded Live」(写真右)がCD化の際、さらにパワーアップしてジャケ変更&改題して出されたのが本作。録音時期は1966年、あの名作4th「The Soul Album」が発売された年でオーティス自身も脂が乗り切った時期です。ホーン・セクションのピッチが甘かったりして発売が見送られていたということですが、正直そんな事吹き飛ぶ素晴らしき名演です。評論家筋にはすこぶるウケの悪い“Whisky A Go Go”関連ですが、この生々しさは絶品で「オーティス・ファンはマストでっせ」と声を大にして言いたい迫力ライブ。
 オープニングは何故かシングルB面曲「I'm Depending On You」でスタート。しかしながら曲は強力なアップ・テンポで迫力満点。何の不満もございません。そして聴きどころは3曲目からの激ソウルフルなバラード攻め。この時点で新曲であった“The Soul Album”収録の「Good To Me」、2ndからの「Change And Bound」、“Otis Blue”の冒頭を飾った「Ol' Man Trouble」、どのヴァージョンを聴いても震える「Pain In My Heart」、泣く子も黙る必殺「These Arms Of Mine」と怒涛の激名作攻撃。バックの上手い下手は別にして一体感はピカイチです。小さい会場ならではの臨場感がホントたまりません。次にお待たせリズム・ナンバー「I Can't Turn You Loose」で荒々しく“ガッタ、ガッタ”と迫ります。なんとカッコええんでしょうか。ラフな演奏も◎です。続いて登場のスロウは「I've Been Loving You Too Long」で、完璧やないですがグッとくること間違い無しのド級ソウルな仕上がり。曲後半でのライブならではの引き延ばし部分は、キヨシローがRCの傑作「スロー・バラード」のライブでも同様に試みたアレンジが聴けます。最後はタイトなリズム・ナンバー「Security」から、未発表だったビートルズ・カヴァー「A Hard Day's Night」で締め。グイグイ迫る、アレンジもなかなかです。
「10年にも満たないレコーディング期間で、アホほど影響を与えまくったビッグO。やっぱ凄い!」
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2009.05
11
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
god.jpg jump.jpg



 とうとうボスが天に召されました。それぞれに思いがあるでしょうが、自分にとってはジェイムス・ブラウンが逝ったときと同じくらいの喪失感です。昨日の告別式のNewsを見て、国民的ヒーローであった再確認しましたが、夜NHKでの追悼番組は愛に満ちた素晴らしい内容でした。改めて功績に感謝の意味を込め、もう一発掲載です。個人的には80年代前半のRCで、衝撃的な出会いを果たしたボスでしたが、ソロになってからも「メンフィス」のようにシビれるアルバムを届けてくれてた偉大なる人。でも心のどこかに「RCよ、もう一度」と願ってた私にとって近年CMソングともなった「JUMP」は胸躍るモノでした。やっぱブルー・ディ・ホーンズ(梅津和時、片山広明)が合流した時のボスは格別で、王道ロッキン・ソウル・サウンドの復活に狂喜しました。RC全盛時を彷彿させるバンド・サウンドで勝負してきた本作は、まさに興奮の一撃。気になる存在だったとはいえココ10年くらい、ろくすっぽソロ作も聴いてませんでしたが(←すいません)、大好評であった前作「KING」から続いたこのブ厚いバンドサウンドは大歓迎でした。それまで、あえてRCっぽいサウンドは避けてたのかもしれませんが、吹っ切れたとも思えた久々のタイトでかちっとしたバンド・サウンドは、自らを“バンドマン”と称したキヨシローの本領発揮と感じた傑作です。
 中身は冒頭から派手なロックンロール・チューン「Rock Me Baby」でスタート。ブラウン・シュガーの頃のストーンズを彷彿させるストレートの豪速球勝負にボスの自信をグッと感じます。それまでのシュールなアプローチや、ラフなテイストも清志郎っぽくて「ええぞっ」と思えるところもありましたが、この新たなキラー・チューンを引っ提げたライブ映像を見てたらトップランナーであることを一発で分からしめる勢いを感じました。続いて敬愛するオーティスがHappy Songでdum dum di don♪と歌ったようにボスもかます「愛と平和」、70's Soulっぽいイナたさがたまらん「仕草」、スタックス・ソウル丸出しが楽しい甲本ヒロトとの共演ソング「Remember You」と絶好調で突き進みます。中だるみもなく、Jive調もカッコええ「ママもうやめて」や、素朴さにほのぼのする「サイクリング・ブルース」に「旅行」としっかり聴かせてくれます。そして終盤も毒気満載の「わからず屋総本家」に、感動のスロウ大作「君を信じてる」と異常なほどの説得力で迫ります。そして最後は久々のアリーナ映えするアッパー「JUMP」で締め。この曲はコンサートでも今後も要所で定番で演り続けたであろうキャッチーな大傑作で、元気をくれるキヨシローの真骨頂となる名曲です。ブルー・デイ・ホーンズとの息もピッタリでこっちも嬉しさ満点です。
 また本作のチョイ前に出された35周年プロジェクトの一環だった先行マキシシングルも必聴です。前述の「JUMP」を冠にして収録されたのは、TVでお馴染みのキヨシローCMソング集です。黒木瞳との共演が強烈だった缶コーヒーCMでの「イヤシノウタ」、焼酎での「赤いくちびるに」、グロンサンでの「ラクに行こうぜ」と聴きたかったアノ曲4曲入り。しかし、こうやって聴くとプリンス並みの溢れる才能の持ち主であったことがしみじみ分かります。「消費して、はいオシマイ」の音楽は一切、創らなかった人。これからも何ぼでも聴かせていただきます。ボス!
「キヨシローはこのとき既に“God”でした。これからも神としてよろしゅう頼みます!」
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2009.05
06
Category : Man's World
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
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 信頼できるロックン・ローラー、泉谷しげる。還暦を過ぎた現在も精力的な活動は頼もしい限りで、清志郎の貴重な同胞として今後もバリバリであってほしい人。このオッサンを知った80年代当時は俳優としての活躍も多く、正直どんなアーティストなんかもしっかり把握してませんでしたが、本作を引っ提げてシーンに乱入してきた時は強烈なインパクトでした。本作がまだ発売する前、なんかのバラエティ番組か何かにゲストで登場したのを偶然TVで見た時、1曲スタジオライブを演ったのがシングル曲「野生のバラッド」。The Rock Band (ex.アナーキー)をバックに最高のパフォーマンスを電波に乗っけた泉谷は、「このオッサン、口だけやないぞ」と感じ、マジで一発で気に入ってしまったほど。もう上手い下手を超越した次元で圧倒的に訴えかけるSomethingがそこには存在し、歌っているときの野獣のような“目つき”からして最高でした。そして、こっから何回目かの泉谷黄金期がスタートしたとされる記念すべき傑作がコチラ。熱きメッセージやシニカルな歌詞はいつの時代も不変ですが、ソロ・アーティストであるのでボブ・ディランやニール・ヤング同様アルバム毎に参加メンバーによって音や空気感は違ってます。でも昔からサウス・トゥ・サウスの面々やジョニー吉長のイエローなんかを起用してきたセンスの持ち主。本作では、後にLOSERへと発展する村上ポンタ秀一(Dr)、吉田健(b)、仲井戸麗市&下山淳(g)に加え、最高の相性で今も活動を共にするアナーキーの藤沼伸一(g)、泉谷自身がリスペクトしまくる忌野清志郎、Sion、仲野茂等も参加し大貢献です。
 さて中身は今も支持されまくる大傑作が2曲収録。冒頭の「長い友との始まりに」は迫力あるバンドサウンドと共に歌詞も絶品の1曲。U2のエッジとかが大成させたディレイを駆使した下山淳のサウンドは今聴くとちょっと時代も感じますが、新生泉谷の幕開けをアピールするには持ってこいのインパクトでした。そして今もステージのポイントで歌われる「野生のバラッド」は、意表を突いての街中雑踏アカペラ収録。正直、素晴らしすぎるバンド版を聴いてたので唖然でしたが、その「期待どおりにはいかんぞっ」っていうアナーキーな姿勢にまたもや惚れこみます。他にも野獣そのものの迫力の「のけものじみて」、クールなベース中心のアレンジも光る「TATOO」、レゲエ調の「あいまいな夜」、チャボのスライドも渋い「果てしなき欲望」、ふてぶてしくロックする秀作「終点」、デビュー時からの戦友“キヨシロー”との共演となる「あらゆる場面で」と充実しまくりの内容。テクニカルなCharにして「たまに泣かされるからムカつくけど大好き」と言わしめたオッサンだけあります。清志郎なき後もサンボマスターなんかと同列で、まだまだシーンをかき乱して欲しいです。
「清志郎の存在を生かしつづけるのが俺の役割と語った泉谷。頼もしきジジイです。」
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2009.05
03
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 お世話になった方にはちゃんと御礼を言わなくてはなりません。「ありがとう、清志郎!」と今更ながら大声で天に向かって叫びたい気分です。がん転移のNewsは聞かされてたものの、根拠のない思い込みで“この男は不死身である”と言い聞かせてきただけにショックです。どんなステージやレコーディングでも際立った個性とズバ抜けた才能で廻りの空気を一変させることのできる稀有な存在だった人です。RCでの活動が個人的には最も印象的だったのですが、近年の精力的なソロ活動もクオリティが高く、現役感バリバリの人だっただけに心底残念で惜しまれます。
 この早すぎた死に際し、素晴らしき功績を振り返るのに真っ先に思い浮かんだのがRCがブレイクした頃の怒涛のシングル攻撃。メディアへの露出も頻繁になってきた頃で、曲の素晴らしさから“愛しあってるか~い”に代表される独特のMCまで子供心に強烈なインパクトを与えてくました。タモリのオールナイトニッポン占領ライブやファイティング80sでの斬新であったパフォーマンスはいまだに記憶に鮮明です。この頃のRCは何やかんや必ず音はGetしてました。名作をアホほど量産してプロアマ問わず影響力抜群の清志郎でしたが、金字塔ライブ「ラプソディー」とこの頃のシングル盤をそのまま収めた本作は基本中の基本となるモンスター級名作が目白押しです。中でも長年に渡って本人は勿論、数多の人に歌われ続けてきた超重要曲が2曲。まず清志郎の代名詞といえるのが「雨あがりの夜空に」。今まで聴いたことなかったダブル・ミー二ングを活かしたクールな詞、革新的なファッションに派手なステージングで日本のロックファン人口が急激に増えたのはコノ曲のお陰と言っても差支えない圧倒的なこの名曲は何度聴いても色褪せません。そして「トランジスタ・ラジオ」は一般的な部分でも知名度をグッと上げたこれまた大傑作。多くのティーンの共感を呼んだ素朴な歌詞に、スタックス・ソウルの空気を見事に融合させポップに仕上げた親しみやすいメロディは絶品で何百年も聴き継がれるべきものです。他にもブレイク前低迷期の佳作「わかってもらえるさ」、ラグタイム調が粋な「よごれた顔でこんにちわ」、スタジオ・ミュージシャンがバックながらRC流のファンキーが爆裂の「ステップ!」、斬新な新解釈にシビれた「上を向いて歩こう」、木村拓哉はじめコノ曲をフェイバリットに挙げる人も多い「君が僕を知ってる」、痛快な快楽主義傑作「キモちE」、労働者の気持ちを代弁し放送禁止になるも逆にそれが有力なプロモーションとなった「ボスしけてるぜ」、リンコとの共作でオーティス・レディング丸出しの「たとえばこんなラヴ・ソング」とキング清志郎列伝で外そうにも外せない名曲の嵐です。こうやって聴き返すと、突然の逝去はまだ全然受け入れられませんが、他を寄せつけないオーラは絶対的で今後もこの人を超える人は出てこないことは改めて再認識しました。
「チャボの横でジャンプしまくる姿が本当にカッコ良かった清志郎。絶対に忘れません。サンキュー!」
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