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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

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2009.02
28
Category : Roots Rock
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
bonnie ray



 しかし癒されます。この人の声は。適度にハスキーな声で大きく包み込むような感じに余裕たっぷりに歌う様は実に魅力的で、キャロル・キングやクリスティン・マクヴィーと同じくらい治癒してくれます。グラミー賞とかでよく見かけるわりに、しっかり聴いてなかったのですが初めて聴く曲でもスーッと体に入ってくる聴きやすいブルースやカントリーを下地にしたルーツ・ミュージックです。「アメリカン・ミュージックの至宝」と帯に書いてあるうたい文句はホント的確です。自分勝手なもんでイケイケの時は人を傷つけても何にも気付かないアホな自分がいたりしますが、いったん窮地に追い込まれたりするとこういう優しい音楽が身に染みます。もう60歳手前の大ベテランですが、現役癒し系熟女ですな。スライド・ギターも女性ながらかなりの腕前で、何でも8歳の頃から弾いていてティーンの頃にはブルースを熱心に聴きこんでいたらしいです。女学生がブルース聴きこんでるなんて聞いたことないです。さすがアメリカ! ごっつい国です。
 さて本作はベストですが'89年以降のビッグ・アーティストになってからの彼女の軌跡を描いたもの。まず'89年の大ヒット作からの曲は当時FMとかでもよく流れてた曲で「Nick Of Time」は包容力抜群のボニーの声が光ります。'91年のグラミー曲「Something To Talk About」や「Not The Only One」、「I Can't Make You Love Me」など絶好調で70年代の古き良きウエスト・コースト・サウンドを守ってくれます。人の曲であろうと自作であろうとしっかり我がの色に染め上げます。'94年の力強く新しい恋を歌う「Love Sneakin' Up On You」に、カントリー・バラード「Dimming Of The Day」あたりもグラミー・ヴォーカル賞獲得が納得のクオリティの高さ。'95年のライブ・アルバムからは激渋のアコースティック・スタイルで奏でるブルース「Love Me Like A Man」、Bryan Adamsとの「Rock Steady」、ファビュラス・サンダーバーズのKim Wilsonが絡む「I Believe I'm In Love With You」と収録。おそらく多数の男が言い寄ってきたであろう美貌の持ち主ボニーさんですが、ココでの共演者も何か手のひらって感じです。'98年のジョン・ハイアットが書いたサザン・ソウル・バラッド「Lover's Will」もグッとくる逸品。新世紀に入ってからの作品も魅力的な作品が続きます。「I Can't Help You Now」や「Time Of Our Lives」などへんな気負いも無くリラックスしたボニーが最高です。新しい感じのアプローチのバックも違和感無しです。70年代の諸作も聴いてみようと思わせてくれました。
「でしゃばらず、心地良く存在感を主張。ほんまエエお姐さんですな」
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2009.02
26
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
royal soul

 最初、「箸にも棒にもかからんわいっ」と思ってたBeing系の音楽。な~んかアク抜きしたようなサウンドが退屈なモンと思い込んでましたが、小汚いブルースのオッサン(←すいません)だった近藤房之助とかを表舞台で大活躍させたり、御大長嶋茂雄に結構エエ曲「果てしない夢を」で歌わせたりと無視できない素晴らしい活動もありました。何せ自分が20代の頃のBeing軍団の席巻ぶりは凄まじい勢いございまして、そらぁもうカラオケいったら必ずZARDにDEENと歌いまくりでした。しかし思い起こすと自分も結構遊びバンドでT-BOLANやB'zに大黒摩季を宴会でも積極的に演ったりしてて、「けっこう好きやったんや」と回顧。消費系の音楽だったとはいえヒット曲でのキャッチーなメロは抜群で、文句言いつつも今でも何やかんや化石化したMDが残ってたりします。そんなBeing仕事でも最高峰であった思うソウル・カヴァー集がコチラ。
 本作の素晴らしいのはオリジナルの曲の良さはもちろん、アレンジやミックス・質感まで細かい再現を試みてるところ。変に大胆なアレンジが無いところに先人へのリスペクトを感じ好感度大です。しかもVoの人選からバック・ミュージシャンまで実力者のみで録ってるのがミソです。Beingやるやんって感じです。(←あんた何もん?) 収録曲でズバ抜けてグレイトなのは何といっても大黒マキマキと房之助師匠。大ブレイク前の大黒摩紀はアレサの「Respect」をポンタ(Dr)や小島良喜(key)と披露。ド迫力のソウルフルな歌唱はマジで度肝を抜く日本人離れしたもので、ほんま本格デビューが楽しみでした。後の違った路線でのOL賛歌ブレイクは少々がっかりでしたが、コレがあったから全て許せました。近藤房之助は文句無しの出来で、ブルック・ベントンの名曲「Rainy Night In Georgia」、テディ・ペン「If You Don't Know Me By Now」と震えること間違い無し。クボタのバックで有名なマザーアースの面々も最高のプレイです。他にもラウドネス樋口氏のパワフルなドラムをバックにデュオでサム&デイヴ「Hold On, I'm Comin'」も演ってます。ここでの相方、TWINZER生沢佑一はスムースヴォイスで「What's Going On」、「Me & Mrs.Jones」を余裕たっぷりに披露。JIMSAKUを従えた「Dancing In The Streets」での迫力ある唄いっぷりもナカナカです。B.B.クイーンズのベーシストだった栗林誠一郎はVoで「Isn't She Lovely」、「You Are The Sunshine Of My Love」とスティーヴィーへの傾倒ぶりを顕わに。また「踊るポンポコリン」からは想像できなかったソウルフルな歌唱が白眉の坪倉唯子は「A Natural Woman」に「When A Man Loves A Woman」で聴くものを圧倒。他にもT-BOLAN森友の本名での田辺裕之「Stand By Me」や、よく知らん浜口司の「Stop! In The Name Of Love」、大健闘のオーラス桜井ゆみ「Soul To Soul」などクオリティ高い録音がバランス良く配置。続編も何枚か出ましたがコレに勝るものはございません。
「いやぁ、ビーイング。素晴らしかった。 ←結局どやねん!」
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2009.02
24
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
ali.jpg

 わ~お!滝田洋二郎監督、祝アカデミー賞!その昔、ニューイヤーロックフェスに出していただいた時、我々を撮ってくれてたのは滝田監督でした。80年代はロマンポルノを撮ってはりましたが、裕也さんの「コミック雑誌なんかいらない」でグッと注目浴びた映画人です。そのライブの時も“顔ばっか撮る”といってたTV画像は何とも人間臭いカッコええものでした。いやぁこれは嬉しい。ちょっとした自慢ですわ!「おくりびと」も観なあきません。そんなことで、また映画音楽です。「蝶のように舞い、蜂のように刺す!」 この名フレーズで有名なアメリカのボクサー、カシアス・クレイことモハメド・アリの生涯を綴ったシカゴの社会派マイケル・マン監督の2001年作品“アリ”です。主役アリに最も稼ぐ男ウィル・スミスを据え、脇にもジェイミー・フォックス、ジェフリー・ライト等を置いた力作で、ビッグマウスのアリの内面をも描いた作品。ただ作品としては結構淡々と描かれ可もなく不可もなくって感じでしたが、マルコムXや公民権運動、ベトナム戦争の徴兵問題も同時に捉えた大国アメリカの時代背景も理解できる興味深いもんでした。しかしウィル・スミスの好演は光ります。フレッシュ・プリンスって名前でHip Hopやってた時からしたら、今や世界の大スター。たいしたもんです。ウィル・スミスの音は入ってませんが、サントラも半分が新曲の聴き応えある好盤でした。
 トップを飾るのはコンテポラリー・ゴスペルのようなR.Kelly 「The World's Greatest」。米国一のエロ・シンガーながら神聖なバラード歌わしても様になるのがコノ人の凄いところ。3曲目にも大作スロウ「Hold On」が収録で説得力抜群です。デビュー直後のAlicia Keysはオリジナル・アルバム未収録曲「Fight」が聴けます。コンガを効かせた力強い作品でこの頃から貫禄充分。しかし本作の一等賞はDr.Dreのお膝元シンガーだったTruth Hurtsのジェリー・バトラー名曲「For Your Precious Love」。ウェッサイなトラックで歌うイメージだったのに、このレトロなアレンジでの熱唱はホント驚きでこの姐ちゃんの実力に脱帽でした。ナイトクラブのシーンで本人が歌ったもので原曲に忠実ながらダイナミックに昇華させた見事な再演。また映画冒頭で強烈な印象だったサム・クックのハーレム・ライブの再現シーンを思い出させるDavid Elliotなるシンガーによる「Bring It Home To Me」はオヴェイションズ並みにそっくりに再演。コッチは明石家さんまが見たら“もうちょっとヒネりなさいっ”てっツッこまれるとこです。当時の新人Shawn Kaneって人のスロウ「Mistreated」はディープな唄いまわしがグッとくる力作。またマルコムXが暗殺されたシーンに印象的に流された「A Change Is Gonna Come」はAl Greenによる熱唱で聴き応えあり。バックにBooker T & The MGsを従えたライブ音源で収録です。既発曲も充実でAngie Stone 「20 Dollars」Bilal 「Sometimes」Aretha Franklin 「Ain't No Way」と新旧の名演が収録で、60~70年代を意識した作風や当時発表の作品でしっかり統一されてます。
「アトランタ五輪ではパーキンソン病と闘いながら見事聖火ランナーを務め、世界中の感動を誘ったアリ。偉大な男に相応しい良質サントラ!」
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2009.02
22
Category : R&B Compilation
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
dreamgirls.jpg



劇場で見て以来、WOWWOWで放送してたのを見て改めて楽しませてもらった映画「ドリームガールズ」。最初、個人的に「ミュージカル臭さが体質的に受け付けへんかも?」と思ってましたが、60sモータウンがモデルっていうのとキャスティング、曲の良さもありやっぱおもろかったです。ビヨ嬢が無茶苦茶美しいってのと、久々のエディ・マーフィーのええ味だした演技が最高です。しかし何といっても音楽を題材にした映画。劇中の音楽も重要な要素ですが、音を取り仕切るのも今をときめくThe Underdogsってことでレトロ感覚も活かしつつ今の時代にしっかり聴かせてくれました。
 さてこのサントラ、どこのレンタル屋でも置いてるのでオススメです。なんといってもザ・ドリームズ(Beyonce Knowles, Jennifer Hudson, Anika Noni Rose)が劇中、華麗に歌い上げる主題歌の「Dreamgirls」!!元々映画のオリジナルとなるブロードウェイ・ミュージカル用に書かれた曲ですが、躍動感溢れるビートに華麗なコーラスが映える何ともキャッチーなええ曲です。この3人では映画冒頭のオーディションで披露される「Move」も楽しさ満開。本作でアカデミー助演女優賞にも輝いたアメリカン・アイドル出身Jennifer Hudsonが歌う「And I Am Telling You I'm Not Going」、「I Am Changing」は聴き応え抜群のスロウ。おそらく良くも悪くも後世ついて回るであろう評判となった劇的な熱唱で、本国上映の際にはこのシーンで拍手も湧きあがったそう。メアリー・ウェルズ風の軽快な「Love You I Do」も必聴。映画用の新曲であったBeyonceの「Listen」は劇中シーンの流れで聴くのが一番感動です。また脇ながら存在感抜群だった名優Eddie Murphyもモータウン風ジャンプ「Fake Your Way To The Top」、「Cadillac Car」にニューソウル風「Patience」と喉を披露。中でもコパでドリームズをバックに歌う「I Want You Baby」は名唱。さすが元モータウン所属アーティスト。めちゃ上手いです。いっぽう映画“Ray”でも最高の演技だったJamie Foxxはベリー・ゴーディJr的プロデューサー役を好演し「When I First Saw You」や皆で歌う「Family」なんかでしっとり歌い上げます。真実のスプリームスからデフォルメされてるとはいえ、絶頂ドリームズから脱退を余儀なくされ失意のどん底から実力派シンガー“エフィ”が這い上がるシーンの曲「One Night Only」や、エフィを加えた4人でのリユニオンに思わず泣かされる「Dream Girls (Finale)」は印象的でやはり映画と共に聴きたい曲。
「しかし細かいとこまでよくできた映画。黒人音楽ファン必見のショービズ界の裏まで分かる娯楽作品でした!」
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2009.02
18
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
de la soul

 90年代にヒップ・ホップ快進撃の中心にいたグレイトなユニット「デ・ラ・ソウル」の必聴ベスト。当時アグレッシブなレーベルも続々登場で、その中の重要レーベル“Tommy Boy”を個人的にもメチャ好きやったNaugty By Nature等と共に盛り上げた最高のグループ。あまりのカッコ良さに「昔の音源、かき乱しやがって」という自分が持ってた偏見も2秒で吹き飛ばしてくれたセンス抜群のグループです。当時にネイティブ・タンと言われてた、遊び心を持った改革派だった彼等はQ-TipのATCQやJungle Brothersなんかと共に競って名作連発で、今聴いても激気持ちエエ音で溢れかえってます。
 中身は「こんなオモろいアルバム、なんでもっとはよ聴かんかったんや」とマジで思った89年の大傑作1stより、やはり6曲選出。冒頭から必殺ファンカデリックKnee Deepネタで迫る「Me Myself And I」でゴキゲンさんです。続く必殺ホール&オーツI Can't Go For Thatネタ「Say No Go」、スティーリー・ダンをループした目から鱗グルーヴとなった「Eye Know」、ヨーデル炸裂の「Potoholes In My Lawn」と何れも素晴らしいですが、ポッセカット「Buddy」がこれまた最高。盟友Jungle BrothersQ-Tip, Phifeが参戦の激グレイト・トラックです。2ndからもQ-Tipも参戦のパーティ・ラップ「A Roller Skating Jam Names "Saturdays"」、ホワットノウツを下敷きにした「Ring Ring Ring」が最高でブリブリのディスコティックなグルーヴに軽快なラップが絶妙。円熟味を増した3rdからも激渋グルーヴの「Breakadawn」が選出。以降はバッド・ボーイ勢も台頭したりしてトレンド感は薄れましたが、逆にエバーグリーンな音作りは浮き彫りに。個人的にちょっと離れていきましたが、大好きだったレディス・デュオZhaneがクールに絡む「4 More」、やかましいRedmanがインパクト大な「Oooh」、Chaka Khanとも相性の良さを見せた「All Good?」、ジェイ・ディー仕事で何とラヴィン・スプーンフルの「サマー・イン・ザ・シティ」のフレーズも引用する「Thru Ya City」、驚きのキューバ・サウンド導入の遊び心健在も嬉しい「Watch Out」と後半はそれなりに進化したサウンドとなってますが実にカッコええトラックが満載。そして2枚組ヴァージョンは悶絶リミックスも多数収録で興奮です。「Buddy」はQueen LatifahMonie Loveまで加わったNative Tongue Decision Version、Cee-Loとの「Held Down」ほか、Biz Markie、Commonとのコラポなどが収録でさらに強力な内容。
「絶対、大音量で聴かなければならない快楽の世界。やっぱデラは凄かった!」
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2009.02
16
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
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 結構おもろかった刑事アクション映画「シャフト」。元々は70年代の初めにブラック・ムーヴィーの先駆けとして話題を集めた名作映画ですが、私が見たのは激渋のおっさんサミュエル・L・ジャクソンが主演を務めヴァネッサ・ウィリアムスやバスタ・ライムスが脇をかためた2000年リメイク版。人種差別からの殺人事件をテンポ良く描いたもので、正義感の強いシャフト刑事が実にカッコええ映画でした。アイザック・ヘイズの有名なテーマ曲も劇中、カッコよく使用されていて、イントロのハイハット刻みを聴くだけでシャフト刑事のように黒の革コートはおって颯爽と歩きたくなります。インスパイア曲も含むこのアルバムも映画同様スリリングな展開で聴かせてくれます。
 アルバムは勿論Isaac Hayesの「Theme From Shaft」で始まる興奮の展開。本人による2000年再演版ですが、オリジナルと何ら変わらない緊張感溢れる流れで惹きつけます。ワウを効かせた名イントロからシビれますが、ストリングスに乗ってブッとい声で唄う中盤が何といっても最高。本人は近年、惜しくも他界しましたがこのタイトル曲は不滅です。千葉真一 a.k.a JJサニー千葉になったような気になれます。新旧R&Bファンを唸らせる古典的スロウも絶品のエロ伝道師R.Kellyは「Bad Man」、「Up And Outta Here」と70sテイストの良曲を2曲投入。これはほんまエエ感じ。クールに押し通すDonell Jones 「Do What I Gotta Do」、今や大物のAlicia Keys嬢デビュー期の「Rock wit U」、センス良いトラックにハーモニーも冴えるParle feat. Jadakiss & Eveの「Fix Me」と歌モノが秀逸ですが、極めつけはファンク・テイストばっちりのAngie Stone 「My Lovin'will Give You Something」に、当時の新人ながら激カッコええスロウを見せつけたLiberty City 「Cheatin'」。堂々の貫録で迫ります。Carl Thomasは既発曲なんかも収録。Hip Hop系もPファンク・テイストのToo $hort 「Pimp Shit」、緊迫感溢れるシネマチックなグッディ・モブBig Gippの「We Servin'」、バックトラックはイマイチながら勢いあるラップはカッコええOutkast feat. UGK 「Tough Guy」、ノトーリアスB.I.G.使いにシビれるT.I.P. feat. Beanie Sigel 「2 Glock 9's」、ハードボイルドだどってな感じのMil 「How You Want It ?」、いつでもどこでも怒りオヤジ系ラップのMystiKalのバウンシー・チューン「Ain't Gonna See Tomorrow」など、よう知らんアーティストも含め総じてレベル高し。サミュエル・L・ジャクソンの男気溢れる演技を彷彿させる良質トラックで埋められてます。
「とにかくカッコ良すぎるシャフト刑事。桃太郎侍並みに悪を征伐ですわ!」
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2009.02
13
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Jazmine Sullivan album cover[1]



昨年登場しR&B/Hip Hopチャートでも1位を獲得した新人アーティスト。この前のグラミーでも新人部門でファイナリストとなった期待のお姐ちゃんです。聴いたらすぐ分かるのですが、20才そこそこなのに貫禄充分の歌唱力の持ち主でソウル臭がプンプンする頼もしい逸材。新人っていっても10代の頃から地元フィラデルフィアではメキメキ頭角を現していたらしく、一度Jiveとも契約したのにデビューにこぎつけず、ミッシー・エリオットの後押しで昨年に晴れてアリシア・キーズとかと同じJ Recordsからアルバム発表と相成りました。
 さてこのデビュー作。もっぱら後世の残る名盤と評する人も少なくない、すでに評判のアルバムです。新作が10年程待ちぼうけとなってるローリン・ヒル不在のシーンの寂しさを埋める高水準の一撃です。ド頭から昨年のグラミー嬢エイミー・ワインハウスを彷彿させるサウンドでの「Bust Your Windows」から表現力豊かなジャズミン嬢に圧倒されます。ここらはやっぱりフージーズからエイミーに関わったサラーム・レミが巧みなNew レトロ・サウンドを絶妙に配置。サラームは、オズの魔法使いからインスパイアされたという「Lions, Tigers & Bears」や、ドラマティックな「Call Me Guilty」でも組んでますが、中でも「Live A Lie」は抜群で思わず万歳三唱です。クールなリズムを用いた独特なザラつき具合が実にええ塩梅で、いつもながらシビれる熟練の仕事ぶりは流石です。後見人ミッシーが手掛けた記念すべきブレイク曲「Need U Bad」はレゲエのリズムも取り入れた意欲作で、哀愁溢れるサビが心の琴線をガンガンにヒットします。Hiのウィリー・ミッチェルをサンプリングした感覚も実にGooな「My Foolish Heart」。ここでは地元勢アイヴァン&カーヴィンとのがっぷり四つも光ります。他にもポップな60sフレイヴァも絶妙な「One Night Stand」、アリシア・キーズで名を上げたダーティ・ハリー制作の「Fear」とクールなトラックを連発で思わず悶絶。本篇ラストはシンプルにピアノをバックに歌うスロウ「In Love With Another Man」で堂々の締め。グラディス・ナイトさえ感じさせる熱唱で、20年先までソウルは安泰と思わせる大物感です。一部、今様のサウンドにも目配せしてますが全く必要無かったと思っちゃいます。ボートラはモータウン風味のポップな秀作「Switch!」に、銃不法所持で今年は“オツトメ”のT.I.が絡んだ「Need U Bad (Remix)」と最後までええアルバムです。
「ローリン~フェイス・エヴァンス系の哀愁しゃがれ声好きは、避けて通ることのできない秀作登場ですわ」
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2009.02
12
Category : Motown
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
4tops2.jpg
 
 本年度のグラミーで功労賞を受賞したフォー・トップス。スモーキー・ロビンソンのスピーチからジェイミー・フォックス、ニーヨ、そして唯一の残されたメンバー、デューク・ファキールの4人でのヒット曲メドレーは見応えありました。昨年フォートップスの顔ともいえるリードシンガー、リーヴァイ・スタッブスが惜しくも他界しオリジナル・メンバーでのパフォーマンスはもう見れなくなりましたが、テンプスやミラクルズと共にモータウン黄金期の顔といえる華々しい活躍は永遠に語り継がれることでしょう。そんな事でフォー・トップス功労賞受賞記念で1枚。
 デトロイト・モータウンを支えたソングライティング・チームH=D=H(ホーランド=ドジャー=ホーランド)が大半の曲を書いたこのアルバムはモータウン食堂の天ぷらうどんみたいな必須メニューです。とりわけ「I Can't Help My Self」と「It's The Same Old Song」の2大クラシックが収められてるってだけで本作の価値がグッと上がります。共に“これぞヒッツヴィル・サウンド!”っていえる王道ビートにリーヴァイの男気溢れるヴォーカルがのった大傑作。ストーンズからポール・ウェラーなど影響受けまくりの素晴らしいスタイルが満喫できます。特にジェイムス・ジェマーソンのベースがグイグイ主導するビートが最高な後者は個人的にも大好物で、昔からモータウン・カセットなど作ってた時も絶対外せない曲でした。数多あるH=D=H作品でも最高峰に位置する作品で“こんな曲演やりたいっ”と思い、よく似た曲作ってバンドでも演ってました。この2大ヒットが一際光ってますが、他もリーヴァイの豪快なVoがシビれる佳曲多し。我々が即座にイメージするモータウンの音のど真ん中っていえる音の塊りと共に相性抜群の4人の歌が響き渡ります。強弱つけたリーヴァイの上手さに舌を巻く「Love Feels like Fire」、作者にスモーキーも名を連ねる「Is There Anything That I Can Do」、スマッシュ・ヒットとなったシングル曲「Something About You」、80年代にトレイシー・ウルマンのカヴァーで知った「Helpless」など、親しみやすさ抜群です。後半も、Baby I Need Your Lovingタイプの「Just As Long As You Need Me」、泣けるメロディがシャッフル・ビートに乗る隠れた名曲「I Like Everything About You」、力強いスネアで畳み掛ける「Since You've Been Gone」、ゆったりとした中に4人のチームワークも素晴らしい「Stay In My Lonely Arms」とデトロイト・モータウンの真髄とも言えるPopなメロディにアレンジが全編で爆裂。
「ありがとうフォー・トップス! 残された名曲の数々はずっと聴き続けます!」
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2009.02
10
ALGREENTOKYO.jpg



 本年度のグラミーはロバート・プラント&アリソン・クラウスやコールドプレイが主要部門を獲得してましたが、R&Bアルバム部門で若手に混じってノミネートされてたのが御大アル・グリーン! しかもリアーナちゃんの突然のパフォーマンス・ドタキャンの代役を急遽務めたのもアルでした。マジ最高でした。子供の頃からリスペクトしまくりだったというホワイトR&Bの要人ジャスティン・ティンバーレイクをデュエット・パートナー、ボーイズⅡメンをコーラスに従え名曲「Let's Stay Together」を堂々の熱唱です。リアーナも見たかったですがコレは何とも嬉しい誤算で、衰えの無い圧倒的なライブは場内スタンディング・オヴェイションとなった見事なものでした。さすが大師匠!最優秀R&Bアルバムはジェニファー・ハドソンとなりましたが、昨年発表の奇跡の大傑作は最優秀アルバムを獲得しても何らおかしくない作品であったのも記憶に新しいところです。そんなアル、栄光のHi時代の後期を飾る日本でのライブがコチラ。
 1978年東京音楽祭での来日でグランプリを獲得した後のゴキゲンさんライブで、ゴスペル転向直前期の熱い音です。おそらく唯一の公式ライブ盤。既にハイ末期だったため、全盛期の重いハイ・サウンドではないのが残念ですが、歌の方はバッチリ。ワザと抑制を効かしていたスタジオ盤のヒット曲に比べ結構ストロング・スタイルも織り交ぜ聴かせてくれます。オープニングは大傑作「L-O-V-E (Love)」からスタート。これはアルの諸作でも1,2を争う名曲で変幻自在のゴスペル唱法が頭から炸裂!続くのが「Tired Of Being Alone」、「Let's Stay Together」。もう反則ともいえる名曲連打です。まぁ興奮しまっせ。そして最近「Sex And The City」サントラでのジョス・ストーンとの再録もグレイトだったビージーズ・カヴァー「How Can You Mend A Broken Heart?」、70年代後期屈指の傑作ミディアム「Loving You」、東京音楽祭グランプリ受賞のバラード「Belle」と怒涛の展開。中盤も「Sha-La-La」、「God Blessed Our Love」、「You Ought To Be With Me」と傑作曲の嵐で最高の展開です。特に「For The Good Times」なんかで見せる官能的なスタイルは正にアル真骨頂といえるもんで、緩急のつけ方は正に神がかり的。後半は当時の新作「Belle」からの曲中心にファンキーにも迫り、最後はお馴染代表曲「Love & Happiness」で大団円。ソウル界の至宝であること、再確認ですわ。
「今また黄金期を迎えた大ベテラン。頼むから来日して生ステージ観せて~」
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2009.02
08
Category : 60's UK Beat
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
BBC beatles baby its you



 発売当時、かなり衝撃だったビートルズの'65年までの初期ロックン・ロール集。リーゼントが似合いそうな1stからフォーセールくらいまでの単純明快なR&Rが好きな方は、必携の驚愕録音絵巻です。公式録音されなかったデビュー前後にメンバー自身が好んで演奏していたロックンロールやR&Bカヴァーがジャンジャン収録されている(正式盤では避けられていたエルヴィスのカヴァーも!)ってのに加え、ラジオ用録音とはいえ百戦錬磨で鍛えられたグレイトなライブ・バンドとしての片鱗がしっかりうかがえる点は最高。特にジョンの熱くセクシーなヴォーカルが既に熟成済みなのは驚異です。なんせ、こんな音源がちゃんとした形で出るとは夢にも思ってなかったので、世界中のロックンローラーが万歳三唱した強力盤です。
 まずお楽しみはオリジナル盤収録とは雰囲気が少し違ったラフなスタジオ・ライブ。番組オープニング用の替え歌「From Us To You」、大傑作「I Saw Her Standing There」、「Thank You Girl」、ストーンズに贈った事で有名な「I Wanna Be Your Man」、哀愁名作「All My Loving」、迫力満点の大ヒット「Ticket To Ride」と荒削りな演奏が逆に新鮮な優秀オリジナルソングは必聴!お馴染みのカヴァーも、正直2万回は聴いたジョンのR&Bヴォーカルが最高すぎるシュレルズの「Baby It's You」、ピアノ無しヴァージョンも渋いミラクルズのこれまた大傑作「You Really Got A Hold On Me」、ポールお得意のリトル・リチャード「Long Tall Sally」に「Kansas City」、ジョージが歌うチャック・ベリー炎のドライヴィングナンバー「Roll Over Beethoven」にジョンお得意の「Rock And Roll Music」、相性抜群のカール・パーキンス・カヴァー「Everybody's Trying To Be My Baby」・「Matchbox」に加えなんとジョンがVoをとる大好きな「Honey Don't」、公式テイクより荒々しさがカッコええラリー・ウィリアムスの「Slow Down」、ノリ一発の「Dizzy Miss Lizzy」と必聴テイクてんこ盛り状態。
 そして大注目は正式には未発表だったルーツが垣間見れるカヴァーの数々。御大エルヴィス・プレスリーは厳密には孫カヴァーながらSun時代の「That's All Right」、「I Forgot To Remember To Forget」に、リンゴのドラム爆裂の「I'm Gonna Sit Right Down And Cry」と収録。レイ・チャールズ「I Got A Woman」もエルヴィス版を下敷きにしたR&Rな演奏。ジョンが大好きだったというR&Bシンガーのアーサー・アレキサンダーの「A Shot Of The Rhythm And Blues」と「Soldier Of Love」あたりは極上。リッチー・バレットって人の「Some Other Guy」も激熱のR&Rですが、ジョンお得意のチャック・ベリー「Too Much Monkey Business」に「Carol」、「Johnny B. Goode」、「Memphis, Tennessee」、「Sweet Little Sixteen」、「I Forgot To Remember To Forget」はマジ最高。たまらんです。ジョニー・バーネットの「Lonesome Tears In My Eyes」も秀逸です。ポールVoではカール・パーキンス「Sure To Fall」、ジョディマーズ「Clarabella」、チャン・ロメロ「Hippy Hippy Shake」とある中、一番ハマってるのは何といってもリトル・リチャード「Lucille」に「Ooh! My Soul」。またジョージVoではやっぱカール・パーキンス「Glad All Over」。他もコースターズ「Young Blood」、バディ・ホリー「Crying, Waiting, Hoping」なんかもありますが、ポールと歌ったクリケッツの「Don't Ever Change」も出色。とにかく垂涎のカヴァーがこれでもかと収録です。そして最後はデビュー曲「Love Me Do」で締めるってな見事な構成。まだ足らんわいって人はシングル「Baby It's You」での本作未収録「I'll Follow The Sun」に「Devil In Her Heart」、「Boys」までいっといてください!
「高い海賊盤を眺めるだけだった人もジャンプして喜んだ録音集。欲張りですが続編も聴きたい~」
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2009.02
06
Category : Beat + R&R
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 残念ながら引退となった井上尭之さんと仲良くしてる人が会社の先輩にいて、その先輩から「コレ聴けっ」とよく貸されるのが自分が知らない時代の日本のロック・アルバム。失礼ながら色々借りても、60~70年代前半くらいのものは古さを感じてしまってあまり共鳴することなく返してしまう事が多く先輩にもがっかりされるのですが、カッコよくてブッ飛んだのも少しばかりありました。それがゴールデン・カップスとこのスパイダース。GSなどリアルタイムで経験してないもんですから、当時の歌謡曲に毛の生えたようなもんという認識でロクなもんが無いって思ってましたがコレを聴いて「日本も負けてないやんけ~」と驚きでした。私と同世代の雑誌編集者の松永良平さんの言葉をそのまま引用すると「すべてが先鋭的。1曲目からかまいたちのように空気を切り裂く快感がある。ぼくらがGSを知るときに、一番欲しかったモノがここにはある」と言ってましたが、協調同感しまくりです。音のミックスこそややアンバランスですが、そんな事などブッ飛ばすパワーと本物志向がここには存在。メンバーは70年代以降もシーンで活躍する強者ばかり。日本のエリック・バードン並みに今もソウルフルな歌を聴かせる堺正章、アイドル的な井上順のダブルVoに、ジュリーにショーケン・宇崎竜童らのバックでいぶし銀ギターを奏で続けた井上尭之、センス抜群の曲作りでクラブ・シーンにも評価が高いかまやつひろし、「太陽にほえろ!」など数多くのサントラでアレンジを手がけジュリーの多くのヒット曲を手掛けたキーボード大野克夫らが在籍してたスーパーグループです。
 やはり凄いのは1曲目から稲妻直撃の傑作「フリ・フリ'66」。当時のストーンズやビートルズに引けを取らない先進的でソリッドなサウンドは、他のGSと呼ばれる甘ったるいサウンドとは一線を画したものです。パンクさえ感じるガレージ的な田邊昭知の攻撃的なドラミングに、グイグイ迫る加藤充のベースが食い込むイントロからしてシビれます。日本のグループとしてのアイデンティティを高める3・3・7拍子を引用したビート・パターンも実にカッコええ展開でかまやつさんのセンスに脱帽です。続くかまやつひろし作のメロウな「ノー・ノー・ボーイ」も名作。海外でも評価されたのが頷けるメロウなテイストもキラリ光ります。マージー・ビート風の「ヘイ・ボーイ」や、初期アニマルズも感じる大野克夫のオルガンも渋い「ワンス・アゲイン」や、アルバム・ラストを締めるタイトな「ゴー・ゴー」なんかもキンクスあたりを感じさせるサウンドでなかなかです。また全ての曲がオリジナルであるってのも凄いです。他のGSが殆どあてがいのロックもどき歌謡曲を演奏してたのにスパイダースはこの辺からしてホンモノであったといえます。
「後に完全に商業主義に乗っかったというGSブーム。黎明期のホンマもんがコレですわ」
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2009.02
04
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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 先週末に放送されたテレ朝50周年のスマップの特番。色んな企画の中、デビュー前からの歴史も同時に振り返るって感じのおもろい番組でしたが、相変わらず違和感を感じたのがVTRでも無理矢理処理され抹殺されていた6人時代のメンバー森且行の存在。90年代半ばに脱退するまで歌ではキムタクと共にリードVoをとっていたのにもかかわらずです。恐るべきジャニーズ事務所の圧力。この番組でも最初からあたかも5人組であったかのような編集が相変わらずなされていましたが、メンバーも我慢ならなかったのかキムタクが口火を切り、全員で森氏レーサー転身の成功を祝うシーンが突然やってきます。個人的にも6人時代のブラック・テイストを融合させたヒット曲は大好きだったので、このタブーを破る天晴れな“暴挙”の瞬間は嬉しく感じ、掟より絆を優先させたメンバーの男気を感じる名場面でした。そんな事で、自分が20代の頃カラオケでもよく歌った'90年代のカッコええ馴染みの曲が全てシングルVersionで収録された本作は一家に一枚と言いたい愛着盤です。
 中身は2000年のヒット「らいおんハート」からデビューまで遡っていくっていうヒネくれた構成でアルバム前半は5人でのシングルが収録。軽快ファンク「Let It be」、スライ調の名シングルで塩次伸二のワウ・ギターも光る「Fly」、もろタワー・オブ・パワーやんけ~と興奮したファンクで神保彰のドラムも光るシングル・テイク「Peace!」など6人時代のファンク・ヒットを踏襲した名曲がズラリ。また近田春夫も大絶賛したスロウ「朝日を見に行こうよ」、名曲というしかない山崎まさよしのオリジナルを凌ぐ「セロリ」、打ち込みビートもクールにハマった「ダイナマイト」、今聴いてもアゲアゲになる「SHAKE」など歌の上手い下手を超越したエンターテインメントが楽しめます。森且行最後のシングルとなった軽快ファンク「はだかの王様」(リズム隊打ち込みのシングルVersion)以降は6人組時代の楽曲が存分に味わえます。優雅なグルーヴが最高な「胸さわぎを頼むよ」、サム&デイヴ彷彿の「俺たちに明日はある」、美メロが光る「どんないいこと」とエエ曲だらけです。90年代のスマップの真骨頂といえば、やはりありふれた日常ネタを歌詞にN.Y.ファンク界の強者達とコラボしてるってのが魅力でしたが、「しようよ」、「KANSHAして」、「たぶんオーライ」は今も記憶に残る最強3連発でした。すべてシングルVer収録も嬉しいコノ3曲はヤミにオマー・ハキムとかの敏腕ミュージシャンもバックで参加してて強烈グルーヴが炸裂です。そして音楽的にはスマップ元年といえる「がんばりましょう」もグレイトの一語。フリーソウルで再評価されたナイト・フライト“You Are”ネタを確信犯的に使用したこの傑作は、この前の特番でも歌ってて紛れもない名曲と再確認。これ以前は結構普通のアイドル調で発展途上って感じですが「$10」や「君は君だよ」あたりは良曲でいけます。
「最近は当たりハズレが多いスマップの楽曲。またチャラけつつもCoolな一撃を待ってます!」
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2009.02
03
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
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 小学生の頃にジャイアンツ・ファンの私が必読だった新聞、報知新聞。99%巨人軍の話題がトップを飾る、ガキを洗脳するには一発の新聞でしたが、その巨人軍の話題を押しのけてトップを飾ったと鮮明に記憶するポール・マッカートニー。それはウィングスとして来日するも大麻で入国後即逮捕という衝撃的なニュースで、子供ながら結構必死で読みました。それによりポールの存在と、この人が超大物であるってことをしっかり認識しました。しばらくしてTV番組ヤングOH! OH!で紹介された「Coming Up」のPV。「こらぁかっこええやんけ~」となり、洋楽担当の兄貴に色々聞いて聴くようになりました。なにかと尖がった音楽を求めてた当時の自分にはソフトな音楽でしたので、積極的に聴きませんでしたが結構惹かれたのも事実。特に盟友ジョンの逝去直後の「Tug Of War」はスティーヴィー・ワンダーとの共演もあったりで何かとよく聴きました。その後の大学時代にも先輩にポールの熱狂的ファンがいてはって、よく何が素晴らしいか語ってられたので今もたまに聴いちゃいます。ビートルズはともかく、ウィングスとかソロ作は断片的にしか聴いてなかったりして好きな曲がパラパラだったのでこのヒストリー的集大成は重宝します。
 さてこの2枚組、改めてポールの引き出しの多さに舌を巻きます。お利口さんなPopソングをイメージしがちですが、荒っぽいR&Rやソウルっぽいのもあったりでホント楽しめます。まず私の場合、ソロ曲といえばまず「Coming Up」。幻の来日事件の頃、流行った軽いファンク調の曲ですが実にイカしてます。サム&デイブのソウルマンにも似た構成ですが、ニューウェーヴ・テクノっぽいライト感がグッときたポールで最初の愛聴曲。そしてジョンの死を追悼しリンゴも駆け付けたポールらしい軽快さが良い「Take It Away」、映画は失敗に終わるもサントラ中の屈指のスロウであったと今も信じる「No More Lonely Night」と私のリアルタイム・ポールがしっかり収められてます。また後聴きでしたが、完璧すぎる曲づくりやと思った大傑作バラードでクサいけどええ曲というしかない「My Love」、フェイセズも演ってた絶叫ヴォーカルが震えるこれまたスロウ名作「Maybe I'm Amazed」なんかも何回でも聴ける素晴らしき逸品。個人的に外せんポール曲は前述分ですが、一般的なヒット曲も84年までに絞って厳選収録。Wingsとの「Band On The Run」、「Jet」、「Junior's Farm」やソロ初期の「Man We Was Lonely」など牧歌的な曲も結構チョイスされてるのが◎。ウィングス末期で、カンボジア難民救済コンサートでもハイライトとなった、ピート・タウンゼントらのThe Whoにロニー・レイン、レッド・ツェッペリンまで参加したロック・オーケストラ「Rockestra Theme」や、シングル・オンリーのディスコ「Goodnight Tonight」もバッチリ収録。また目玉は愛妻Lindaと共に幼き次女メアリーの声も聞こえる71年の未発表「Big Bop / Hey Diddle」で古い家族のアルバムを見てるような気分になり泣けます。ロニー・レインや有山じゅんじが演りそうな作風が胸にグッとくるんですわ。そんな事で、熱狂的ファンが多いポール・ファンの方に失礼なくらい上っ面しか聴いてませんが、このアホみたいなスター性・器用さは愛すべきもんで正に唯一無二です。
「ロック界のさんま・たけしみたいな存在で、ずっと最上級に君臨するポール。偉大なオヤジです!」
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2009.02
01
Category : J's Mainstream
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
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2005年白血病で惜しくも亡くなった本田美奈子。実は高校時代に円山野外音楽堂でコンサートに来たとき、金も無かったので「外からでもええし、タダ聴きしに行こけ」と嫌がる友達を引き連れバイクで駆けつけ、結局大安売りで売ってくれたダフ屋のおっさんからチケット買って参戦した思い出もある大好きだった人。何が良かったかっていうとアイドル的な可愛さも勿論ですが、ズバ抜けた歌唱力も魅力でした。晩年の病床での「アメイジング・グレイス」の澄んだ声での独唱も涙無しには聴けない感動的な名唱でしたが、TVアイドルとしてバリバリの時もアーティスト志向を顕わにし、堂々たる歌唱を披露しておりました。後にミュージカル女優として活躍するほど実力派でしたが、ポップでキュートなスタイルも推し進めた初期のヒット曲は彼女の声のおかげで今なお新鮮に響きます。
 初期の筒美京平作曲のアイドルヒットはアレンジこそ今や古めかしさを感じますがキャッチーな名曲多し。「好きと言いなさい」は当時「これやがなっ」とガッツポーズしたモロにアイドル調の佳作。歌の上手さも光り出した「Temptation」や、ロック調の大ブレイク曲「1986年のマリリン」は当時TVでも流れまくった曲。中でも学校の教室でもクラスの子に歌わせワケもなく興奮状態に陥ったセクシーなラテン・ポップ「Sosotte」、田村正和の“パパはニュースキャスター”でも毎週聴けた「Oneway Generation」などは人気も最高潮で、曲の良さも際立ったもんでした。シングルの度にヤラれてましたが個人的最高傑作と思ってるのが「Crazy Nights」。曲からアレンジまでクイーンのブライアン・メイが手掛けた作品で、無茶苦茶キュートかつパワフルな美奈子嬢の絶品の歌唱が光りまくりです。その後もアダルトに迫った「悲しみSWING」や、ギャルバンドMINAKO with WILD CATS名義で発表した清志郎作曲の「あなたと、熱帯」など秀作多数あり。ほんまにエエ歌い手さんでした。
「歌も上手かった真のアイドル。天国でも、きっと人気者であること間違い無し!」
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