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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2008.12
30
167.jpg



  いよいよ激動の一年も終わりですが、今年は後半から世界的金融危機の煽りで社会不安が高まり、生活防衛による消費不況、企業業績不振での雇用悪化とロクな事が無いような感じでした。先日、他部門へ朝礼しに行って、そんな現況を見据えた販売戦略を皆に話したらアホな経営層から「そんな景気の悪い話、朝からマイクでするなっ」とドヤされました。今こそ冷静に消費環境を見直して取り組まなアカンのに「このオッサン、あほちゃうか」と思いました。まぁお構いなしに持論を曲げずに来年は逆襲したろと誓いましたが、70年代にカーティス・メイフィールドが直面してる不況を切り取って上手く仕上げたのが本作。苦しい時こそ現実に目をそらさず局面を乗りきるべきだと言ってるような名作で、シカゴ出身の平和主義者カーティスの熱きメッセージです。裕福な家庭の看板を尻目に配給の列を描いたシリアスなジャケが30年前の作品とはいい荒廃した今の社会情勢を想起させます。異様なほどの緊張感に満ちた傑作です。
 中身は全体的に重くシリアスなクール・ファンクで綴られてますが、隙間を活かした張りつめた雰囲気で進行していく様はコッチも手に汗握ります。冒頭から緊張感満載の本作を象徴する名ファンク「Billy Jack」でスタート。そして“いい暮らしがしたいなら自分を見極めるんだ”と諭す「When Seasons Change」も、シンプルなワウ・ギターと絶妙のファルセットで表現するドス黒い名作。ギミック無しに淡々と進行していくのが逆に耳を惹きつけます。3曲目に傑作にして唯一のラブ・ソング「So In Love」が登場。厳しい現実を直視した内容が続くアルバムの中でホッとする瞬間で、ホーンやオルガンも絶妙のグレイトな逸品。後半も、苦しい現状を神に祈る「Jesus」や、「Blue Monday People」、「Hard Times」と不安定な世間を風刺しますが、効果的なコンガや隙間を多用し凄みを持って迫ります。最後は麻生首相にもぜひ聴かせたい「Love To The People」。正に今と同じような失業者続出のTVニュースや圧しかかる税金を嘆くなか、そんな時こそ愛やプライドが大事と説きます。結構Love&Peaceを歌ったカーティスにしては異色ですが、プリンスやディアンジェロにも引き継がれたクール・ファンクには何度聴いてもシビれさせられます。
「“止まない雨はない”ってよく言った今年。来年は“儲かって笑たろかい”っていきたいもんですわ」
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2008.12
28
Category : East Coast
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Q-tip.jpg



 Hip Hopの開拓者で良心ともいえるQ-Tipが満を持してドロップさせた9年ぶり待望の新作。最近のビートの目まぐるしい変化には少々戸惑いますが、90年代前半~中盤の劇的に素晴らしい展開を見せたHip Hopの“あの質感”を保持しつつ、今の時代に向けた老若男女納得の新作を投入です。ジャケットで抱えている愛機であるアカイのサンプラーが象徴するように、ATCQ時代の傑作を彷彿させる激渋サウンドで勝負です。アナログ音源を用いたクールなサンプリング感覚はそのままに、生音なども被せた心地良いバックトラックにQ-Tipの鼻声ラップが乗っかるっていう、あの図式が2008年度版で聴けます!ラファエルの新作といい'90s要人の逆襲がココでも理想形で展開。これは興奮しまっせ。
 まず頭から“色々大変な人生だけど、しっかり自分の場所を見つけ出せ”と鼓舞する様が頼もしい「Johnny Is Dead」で華麗なスタート。質感はジ・ウマーの感じを踏襲した音で「よっしゃ!」とガッツ・ポーズが出ます。続いてさらに興奮の展開です。レディ・ソウルRuby Andrewsの69年作をファンキーにサンプリングした「Won't Trade」、'72年Black Ivoryをクールに使用しファースト・カットとなった「Gettin' Up」と、実にソウルフルな流れで“当確マーク”が早くも出せちゃいます。斬新さこそ無いですが、センス溢れる男の美学を乱射。イントロからスリリングなスクラッチ爆裂で名作“The Law End Theory”あたりを想起させる「Official」、徹底的な責任転嫁節「You」とザラついた上モノに重点音で迫るベース音で組み立てる気持ち良さ満開サウンドは健在です。また新作でも底力を見せつけたRaphael Saadiqが歌で参戦し痛烈にブッシュ政権のイラク政策を非難する「We Fight/We Love」、大胆なジャクソン5引用がメチャかっこええ故J・ディラの仕事がマジでしびれる「Move」あたりも必聴のグレイト・トラック。他にも、グラミー・アーティストNorah JonesがブリブリBassと共にクールに絡む「Life Is Better」、コノ人も「新作はよ出せよ~」って感じで待たせすぎの天才D'angeloが浮遊感溢れるエレピにスムースなファルセットで心地良い緊張感を醸し出す「Believe」、往年の仲間であるJ・ディラ追悼曲「Shaka」とクールこの上無いサウンドが連発。日本盤には最後にもう一発J・ディラが制作のナイス・トラック「Feva」が感涙のオマケ。ほんまセンス抜群ですが、意地悪な見方をすれば古臭いアプローチと揶揄されるのかもしれません。そこは川平慈英なみに声を大にして「いいんです!」とかましたってください。
「トレンドに関係なく、“コレが俺や”とばかりにブッぱなした傑作。今、コレを出した男気に拍手!」
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2008.12
26
Category : Rolling Stones
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
stonessomegirls.jpg

 やっと観ました。ストーンズの映画、「Shine A Light」。歳はとっても流石はマーティン・スコセッシ、まず撮り方が良い!表情中心に撮ったカメラワークはメンバーの緊張感やリラックスした部分を臨場感を持って伝えていて、ライブ中心の映像ではかなり上質。ストーンズの映像作品では81年ツアーをハル・アシュビーが最高の形でまとめ上げた「Let's Spend The Night Together」に勝るものは無いって個人的に思ってましたが、さすが名作「ラスト・ワルツ」を撮ったオッサン。冒頭のリハでの「Under My Thumb」の挿入は、ハル・アシュビー作を意識したのか憎すぎる構成でまずシビれます。全編、今も転がり続けるジジイ達を実にカッコよく撮ってくれてました。まぁとにかく顔はシワクチャやけど若いんですわ。そこで思い出したのがこのサム・ガールズ。こっからの若返り快進撃が無ければ70年代にピークを迎えた過去のバンドになったであろうターニング・ポイントともなった名作で、本作からも沢山映画で演ってます。ルーツ志向も残しつつ、パンクやディスコに感化された連中をも黙らせた時代を見据えた傑作です。
 まず良くも悪くも本作のイメージを決定づけるのが冒頭のディスコ・ビート導入と騒がれた1位獲得の大ヒット「Miss You」。最初あんまり好きや無かったですが、ストーンズらしく黒人トレンドを導入しててスタジオ版はクールです。しかしこのアルバムが自分の中で上位に来るのは何といっても激ソウルフルな「Beast Of Burden」の存在!個人的には“Emotional Rescue”や“Fool To Cry”と同様、いつでもストーンズ・ベスト5と言われれば必ず入れてしまう超お気に入り。テンプス・カヴァー「Just My Imagination」も見事な料理で黒人音楽の模倣ではなく、ちゃんとストーンズ流儀になってるのがたまりません。またR&Rはどれも秀逸で「When The Whip Comes Down」、「Respectable」、「Shatterd」は甲乙つけ難い超重要曲で、'70s諸曲よりシェイプアップされソリッドな感覚が最高です。そして映画でもウッディの見事なぺダル・スティール、キースのガラっぱちコーラス炸裂、ミックの熱いプリーチと間違いなく名場面であった「Far Away Eyes」はカントリー調の傑作で本作でも絶妙のアクセントになってます。他もパンキッシュな「Lies」、映画でも見れたタイトル曲「Some Girls」、キースVo曲「Before They Make Me Run」など、前出曲より聴く頻度は低いですが本作には無くてはならない曲群も。この後に出た2作と並んで、超名作となってます。
「このまま行ったら、間違いなくメタボになってたストーンズをリフレッシュさせた重要作!」
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2008.12
21
Category : 00's Male R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
the way raphael


 
タイム・スリップしたんかいなと錯覚するラファエル師匠の久々となる新作。知らん人が見たら'60sソウルのリイシュー盤か?ってくらいレトロ感覚に拘った作品です。1曲目「Sure Hope You Mean It」から肌触りは黄金のデトロイト・モータウンのヒッツヴィル・サウンドの忠実な再現。トニーズの頃からエゲつないソウル趣味を見せつけておりましたが、ココまで徹底的にやっちゃうとは賞賛に値します。今年出たアル・グリーン大先生の激傑作と同様、R&Bがソウルって呼ばれてた時代のエッセンスを最高の形でアップデイトさせてくれていて、細部のこだわりなど本作もハンパではございません。しかもコレが単なるカヴァー集とかじゃなく大メジャーからのリリースとなる純然たる“新作集”ってのに意義があります。
 そんな事で中身は古き良きソウルのモノマネでは片づけられない海原雄山が創り出した料理のような伝統的かつ新しい輝きに満ち溢れています。今のR&BやHip Hopの本質がどこにあるのかをビシーっと伝えてくれる秀逸な内容。前半からデトロイト流儀のシャッフルが心地良い「Keep Marchin'」に、Coolにホーンをフィーチャーした「Big Easy」と耳釘付けです。さらに中盤からのとてつもなく素晴らしい展開には、鼻腔開きっぱなしで慢性鼻炎の人も完治間違い無しです。UKの激渋歌姫Joss StoneがデュエットするIntrudersのCowboys To Girlsを思い出さずにいられないゆったりグルーヴがたまらん「Just One Kiss」、ラファエルのファルセットがエディ・ケンドリックスに聴こえてくる「Love That Girl」、ミラクルズのバラードを想起させる泣きの甘酸っぱいスロウ「Calling」、ラファエルのベースもジェイムス・ジェマーソン並みに温かく躍動感あるフレージングで迫る「Staying In Love」と文句のつけようがない流れ。またChi-Litesの曲とは別曲ながら、アノ感覚を甦らせるスウィートかつ切なく迫る「Oh Girl」はHip Hop界の重鎮Jay-Z参加ヴァージョンと2種収録です。そしてビヨ嬢主演のチェス・レコード・ストーリーの映画サントラにも入った「Let's Take A Walk」と続きますが、極めつけはニューソウル期のマーヴィン・ゲイを彷彿させる「Never Give You Up」。CJ Hiltonのマーヴィンまんまの声もニヤリですが、Stevie Wonderが絶妙のハーモニカ・ソロを挿入するところも狂喜乱舞です。全ての曲に共通して言えるのは、ちょっとカジっただけでは成し得ないソウル愛に満ちたサウンド構築が成されていること。ホントこういう男がシーンの中心に居座ってくれると、頼もしさ満開です。
「テンプスや、スモーキーと一緒くたに聴いても違和感まったく無しのスウィート・ソウル。必聴でっせ!」
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2008.12
18
Category : Golden Pops
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
A Christmas Gift for You from Phil Spector



いよいよクリスマス。美味いモン食うことくらいしか楽しみが無い今年のクリスマスですが、子供達はプレゼントがもらえるスペシャル・デイってな認識で勝手にあれやこれやと喚いております。今年は皆様、市況悪化もあって厳しいニュースが毎日流れる中、どうもラグジュアリーな方向を避けてらっしゃるようで、どうも私の仕事も盛り上がりません。耐えるときですが、新たな仕掛けも考えんとイカンなぁと思いつつ何の手も打ててない情けなさです。まぁ仕事場では無策なれど前向きにアホな事ばっか言って「危機感が無いっ」と非難浴びまくりですが、やっぱこの季節、ハッピーな気持ちになってたいもんです。最も幸福に満ちたクリスマス・ミュージックの究極盤といえば、フィル・スペクターのクリスマス・アルバム。言わずと知れた名盤中の名盤で、正直クリスマス以外でも聴いてますが、この躍動感溢れる“ウォール・オブ・サウンド”は何度聴いてもシビれます。奇跡の1枚といっても過言ではありません。 
 曲は殆どがスタンダードですが、見事にスペクター・マジックが施された彼の集大成ともいうべき内容。頭から夢見心地のサウンドに乗ってDarlene Loveが歌う「White Christmas」でマジ最高です。ヴェロニカの胸キュンヴォイス炸裂のThe Ronettes 「Frosty The Snowman」、ジャッキー・ウィルソンばりの突き抜けヴォイスに胸高揚するBob B. Soxx & the Blue Jeansの「The Bells Of St. Mary's」と最高すぎる展開ですが、とどめはThe Crystalsの「Santa Claus Is Coming To Town」。馴染みの定番曲が原型の良さを崩さずに、最上級のポップスに見事に昇華してます。余談ですがクリスタルズの曲はギャルバンに加われるっていう理由だけで、昔必死でコピーした思い出深い曲でもあります。中盤以降もヴェロニカが可愛いすぎるThe Ronettes 「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」The Crystals 「Rudolph The Red-Nosed Reindeer」と日本でも有名なクリスマス・ソングが登場ですが、ハイライトは唯一のオリジナル曲でDarlene Loveがソウルフルに歌い上げる「Christmas (Baby Please Come Home)」。素晴らしすぎて、シャンパンの涙が出ます。しかし名作の陰でアレンジャーのジャック・二ッチェやラリー・レヴィンはスペクターの理想を具現化するのにさぞかし大変だったと思いますが、ここまで完璧なアルバムはそうそうありません。皆が目指した、ロック&ポップスの理想形がココにあります。
「魅惑の音の洪水。エンドレス・リピートで聴いて、ひたすら快感に浸りたい不朽の定番。」
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2008.12
14
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
mixture agawa



クリスマス・ディナー・ショー絡みのジュエリー・イベントで憧れであった麗しの美女、阿川泰子様とお仕事!不況の最中で自分がプロデュースする企画は厳しい戦績の連続ですが、昨日は仕事そっちのけでショーのゲストである阿川さんの美貌と美しいウィスパーヴォイスに聴き惚れました。ジャズ・ヴォーカルではエラ・フィッツジェラルドやらダイナ・ワシントンなんかの女性Voが好みですが、ライトタッチな阿川さんのスムース・ヴォイスも断然好み。AORやポップス、ラテンのフレイヴァも取り込んで子供からオッサンまで人気なのも納得です。現在も円熟味を増して活躍中で、最近も“Sungrow”で組んだ松岡直也氏とボサノヴァ・アルバムをリリースと嬉しい限りです。オシャレ30:30でのトークや司会も素晴らしかったですが、毎回歌われるスタンダード・ナンバーは密かな楽しみでもありました。本当に色んな曲を、愛らしいスムース・ヴォイスで毎週聴かせてくれてました。
 そんな事で阿川さん初生体験を記念して1枚紹介です。本作は麗しのスムース・ヴォイスが激クールなサウンドど共に満喫できる名曲選。数ある曲の中でもグルーヴィな曲の選りすぐりで、過去の素材を用いて現在のサウンドで活性化させた理想的なリミックス集です。ド頭から興奮の大傑作「Skindo-Le-Le」が登場で、オリジナルの松岡直也氏の絶妙ラテン・フレイヴァを生かしつつ京都が誇るモンド・グロッソが最高のRemixでアップデイト。なお後半にもGRP Remixが収録です。そしてまったりしたダブ風の「Camaleo」も面白いですが、強烈なのはジョー・サンプルの「When The World Turns Blue」でウッド・ベースがビシッと効いたRemixで豪快にスウィングした気持ち良さ満開テイク。スティーヴィーをJazzyにキメた「Send One Your Love」も同様で、阿川さんの美声も真骨頂発揮です。Kyoto Jazz Massiveが手掛けた「More And More」も気持ち良いツボ押さえまくりの秀逸トラックです。R&B色濃いところでは「Lowdown」なんかもありますが、やはりロンドン・ダンス・チャートにもランクインしたMiki Howard作の「L.A. Night」、ヤン富田氏が手掛けたスモーキー・ロビンソンの名作スロウ「Ooo Baby Baby」あたりは文句無しの最高。クラブ・シーンを意識しMiss A名義で阿川さんが発表した激クール・トラックです。ただハウスに仕上げた「Stop In The Name Of Love」や、阿川さんの声も素材的にしか使われてない先鋭的ミックス「Duke's Place」Electric Bop Mixなどは少々残念な出来。
「クラブ・シーンでもディナー・ショーでもモテモテの阿川さん。美しい歌声、ありがとうございました!」
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2008.12
11
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
beyonce i am



 「さあ聴きなはれっ」って迫るように会社内でも街中でもやたらと目にしたビヨ嬢のNew アルバム。いつものように誰かに借りるとか、レンタルってセコいまねはせずにしっかり購入です。2枚組で千円台とは、流石は世界のディーヴァ。大盤振る舞いです。どんどんビッグになって、もはやモスラ(←古い)みたいな存在です。今回のコンセプトは“素の自分”I Am 盤と、モスラ・サイドとなる変体形サーシャ・フィアース盤に分けられてます。ようはタイムレスに聴ける歌い込み盤と、ステージで見せる派手な感じのダンス・ナンバー中心のアグレッシブ盤で、こんなこと出来るのも女王の証し。実力も人気も無い人にこんなマネできません。とにかくR&Bファンだけに向けられたものではないことは確かで、全方向性のアルバムですがビヨ嬢の歌がしっかり聴き応えがあるのが素晴らしいところ。今週、新聞で見たビルボード・チャートでも各盤からベスト3に2曲もチャートインさせてました。たいしたもんです。
 さて2枚組といって時間はCD1枚分って贅沢さの中身。幾分ポップス路線の強調された1枚目は、一瞬セリーヌ・ディオンでも目指し始めたか?ってな感じの大袈裟なバラードなどが中心です。シングル曲となったパワー・バラード「If I Were A Boy」はパワフルな歌もなかなかですが、続く「Halo」がポジティブで力強い作品で秀逸。優しく女らしさを出した「Desappear」はさりげなさが実にエエ感じで1枚目では個人的一等賞。前作の立役者スターゲイトの手掛ける曲はBabyface作の「Broken-Hearted Girl」、あのクラシック曲を引用した「Ave Maria」とありまして後者は結構感動的ですが、期待が大きすぎてやや肩透し。注目のTricky Stewart&The Dreamが手掛ける「Smash Into You」は普遍的なサウンドでそこそこエエ曲に仕上げてます。そして2枚目の従来のR&B路線は1曲目の大ヒット「Single Ladies」からイケイケ。サーシャになってブッ飛ばしてます。Bangladesh制作の「Diva」などHip Hop色全開で尖がったサウンドも楽しめます。中盤はエレクトロなサウンドなんかも交え進みますが、ハイライトは後半。早口ヴォーカルでグイグイ迫る「Hello」から、オーガニックなサウンドも交えソウル臭を強烈に発する「Ego」などは以前からのビヨンセを求める人も「よっしゃ!」と手を打つ素晴らしさ。最後のロドニー・ジャーキンスの「Scared Of Lonely」はいつもの感じの安心印ですがそこそこの印象。そんな感じで「皆を満足させるわよっ」と鼻息の荒さが伝わるゴージャス仕様です。
「なーんか分煙させられてるような感じがしないでもないですが、流石ディーヴァ。見事な幕の内弁当ですわ」
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2008.12
08
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
keisha way



 カスれた哀愁味を帯びた声がなんとも魅力的なキーシャ嬢。オークランドのゲットー出身で、家庭環境に恵まれず孤児院で育ち逆境から這い上がってきた苦労人です。よくMary J. Bligeとの類似性をよく指摘されていて確かに似たアプローチですが、歌の上手さやダイナミックさではキーシャ嬢の方が個人的には好み。何といいますか、突き抜け感が一枚上手って感じで感情表現がリアルに響きます。なんせMary J. は最近の諸作にはデビュー時のときめきを感じませんでしたので、キーシャ嬢には頑張ってほしいところです。全世界待望の3rdアルバムも発売目前に控え、次なる飛躍の期待も込めて今さらながら1stデビュー作の紹介です。
 やはりキーシャに一発で一目惚れしたのは本作で聴いた傑作スロウ「Love」。正直、ここ数年間の新作R&B諸作ではズバ抜けた名曲であったのでこの1stが日本盤さえ出ない状況が暫く続いたのは信じられんくらいでしたが、「遅いわっ」と突っこみたくなるほど後になって日本でも発売され“めでたし、めでたし”です。とにかく、本作収録の「Love」は絶妙のアレンジで、叶わぬ恋を狂おしいくらい切なくソウルフルに歌い上げた非の打ちどころが無い名曲。何十年経っても聴き続けられるであろう傑作で、グラディス・ナイトあたりにカヴァーもしてほしい彼女の代表曲であることは間違いございません。正直、最初はこの曲ばっか聴いてましたが他の曲にも聴きどころが多いナイスなアルバムです。注目はジョン・レジェンドが曲を書き、カニエが気合の入ったトラック(ソロモン・バーク曲使用)を提供した「I Changed My Mind」でハンドクラップが粋にキマる中、クールにキーシャ嬢が歌い込むナイス・トラック。クルーシャル・キーズが手掛け先行カットされた「(I Just Want It) To Be Over」や、ヒット・メイカーSean Garrettが手がける「Guess What ?」はJadakissも参戦しトレンド的浮遊感漂う曲ながらたいしたインパクト無し。今様トラックで光るのはアコギループに変則ビートが心地良くハマる「Down And Dirty」。コレは実にクールです。やはりカッコ良いのは、また70年ソウルの香りをふんだんに取り入れた“Love Jones”引用の「Love, I Thought You Had My Back」、Jay-Zと同ネタのボビー・グレン使いの「You've Changed」や、Eveを従えルーサー・ヴァンドロスのNever Too Muchをアップデイトさせた「Never」なんかで、ヒップホップ・ソウルの真髄を見せつけてくれていてシビれます。またスロウでは「Love」が凄すぎて正直、他の曲が凡作に聴こえてしまいますが「I Should Have Cheated」などはキーシャの熱唱も光る佳作です。
「切なさを表現したら最近ではピカイチの逸材。これからもシビれさせておくんなはれ」
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2008.12
04
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
karina.jpg



 やられました。この子狐ちゃんに。でもこのキツネは我々を騙したりしません。アリシア・キーズの妹分とも言われる17歳ですが、伊達じゃありません。幼少の頃から始めたというピアノも弾きこなす、このお姐ちゃんは歌唱も目を見張る今年Def Jamイチ押しの新人シンガー。我が国の女優“香里奈”も超べっぴんですが、お唄ではこの娘も負けてません。有名オーディション番組で勝ち抜き、クインシー・ジョーンズのお墨付きをもらったカリーナ嬢。しょーもない曲もありますが「期待の大型新人」っていうふれこみも“まんざら嘘やないな”と思える前途洋々のデビュー作が登場です。
 中身はどないなんかというと、ハンドクラップとバスドラが効いた普通のダンス・ナンバー「90's Baby」、同い年の話題のフィーメール・ラッパーLil Mama共演はええスパイスになってる「Baby, Baby」と無難にスタート。そして実力発揮の秀逸ナンバー「Can't Find The Words」が登場。アリシアの「No One」を明らかに意識したようなナンバーですが、力強い歌唱はなかなかの手応えで曲もエエ曲です。マライアやMary. Jなどあちこちでコンビ芸を披露する売れっ子プロデューサーTricky Stewart & The-Dream手掛けるトラックも話題で、シングル曲「16 @ War」も結構なインパクトですが、このコンビでは普遍的な美メロが光るスロウ「The Love We Got」が秀逸でカリーナ嬢の圧倒的な歌唱とともにベテラン歌手並みにじっくり聴かせてくれます。またピアノ中心に組み立てたシンプルなトラックにカリーナ嬢のソウルフルな歌唱が浮き彫りとなる「Can You Handle It」は制作にNe-yoも関わったナイス・トラック。こういったミディアム曲でのカリーナ嬢の輝き方は絶品で、個人的に一番しっくりきます。後半ではピアノ1本をバックにしっとりとした表情を見せる「Slow Motion」も歌唱力が光るバラードでイケてます。ゴードン・チェンバースがコーラスで援護射撃するアリシア初期を想起させる「Can't Bring Me Down」は二番煎じ的で正直アクビ曲ですが、ラストのタイトル・トラックとなるスロウ曲「First Love」で堂々の歌唱を惜しみなく披露で結構グッときます。果たして大ブレイクなるか?っていうと、悶絶キラーチューンがもうちょっと欲しかったっていうのが本音な部分。でも、ちょっと聴いて「コレ、欲しいっ!」って思わせてくれたのも事実。多分、曲次第でもっと化けるハズです。
「まだまだ、やりまっせってな顔つきが頼もしい17歳。ほんまに歌はメチャクチャ上手いです。」
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2008.12
01
Category : J's Mainstream
Theme : おすすめ音楽♪
Genre : 音楽
melody.jpg
 
 ココ数年の旬なシンガーでは最も気になる人の一人であったmelody.嬢。数年前のm-flotとの絶妙コラボで一気にお気に入りとなった、歌もフェイスも超キュートな本当に良いシンガーでしたが、ファッション・デザイナーの道を歩むことを決意し歌手業引退となりました。まだまだ第一線で活躍してるのに、この潔さ。カッコええやないですか。ますます惚れ直しましたヨ。J-Pop名曲「真夏の出来事」もコレ以上無いっていうR&B風カヴァーを披露したり、近年も注目の活動だったので少々残念ですが、これからもべっぴんな人生を歩んで欲しいもんです。実質5年間程の活動でしたが、清涼感に満ちた胸キュンヴォイスはやはり魅力的で、本アルバムでの一連のシングル曲を聴いていると、やっぱ「もったいなぁ」と痛感します。
 中身はほぼ発表順にシングル曲を収録です。2ndシングルの「Simple As That」での聴きやすいR&Bサウンドとスムーズなmelody.の声の相性はやはり絶妙です。これこそmelody.の進むべき道と思わせるエエ曲でした。その後、狂喜乱舞となったm-floとの傑作コラボ「miss you」を発表ですが、もしLisaの後釜に誰か入るならこの人しかいないっ!と思わせる程の絶品コラボで尖がったm-floサウンドにもバッチリの対応力を見せつけています。4thシングルの「Believe Me」、「So into You」は嬉しいアルバム初収録で、後者はm-flo的なメロディも悶絶の傑作で最高のグルーヴ感が満喫できます。今年もスノボに行くぞと思わせるアルペンCMソング「Next to You」に続いては、売れに売れたドラゴン桜主題歌のブレイク曲「realize」。ここらも歌謡曲的でなかなかですが、同曲カップリング「Take A Chance」あたりのキュートなミディアムはやはり絶品。ソウルショック&カーリーンがやるような甘酸っぱいR&B仕立てのサウンドにmelody.の美声が映えまくりです。その後もm-floのDJ☆Takuが手がけた哀愁系ミディアム「see you...」、しょーもなかった車のCM曲「Finding My Road」のカップリングであった鬼キュートR&B「My Dear」の初収録と嬉しい選曲も。もちろん最新シングルで普通のバンド・サウンドで歌ったバラードで「遥花~はるか~」も収録で、これまたべっぴんの香里奈主演ドラマ「だいすき!!」の主題歌で大ヒット。普遍的なサウンドには少しがっかりでしたが、可愛いので思わず許してしまう美声が響く逸品でした。
「ええ歌、残してくれてThanks! デザイナーとしても成功されるのを祈願してます!」
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