偏見に満ちた音楽観を好き勝手にレビュー。あくまで自己保有音源整理の為と、流行のブログウェーブにのった自己満足備忘録。黒人系(R&B・ソウル・Hip Hop)とロック中心っす。リアルな音はココにある!!
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2008-08-21 Thu 00:58
![]() 10代・20代・30代と女性初の3年代連続アルバム・ミリオンという快挙を成し遂げた、最もイカした子持ちR&Bシンガー安室ちゃん。この人の凄いのはファッション・歌・ダンス・サウンドと、どれをトップクラスのカッコ良さをずっと維持してるってとこです。1st 「Sweet 19 Blues」の頃からずっと好きですが、精彩を欠いてきた小室氏の下を離れてからはファミリーが共に堕ちていく中、安室ちゃんだけは更にパワーアップしてるってとこがまた凄いです。しかも美貌維持のままで。曲も本格派R&Bシンガーとして刺激的かつ進化的なモンを常に提示してくれて目が離せませんが、近年のマキシ・シングルやらを上手にまとめた30代としての爆売れミリオンが本ベスト。セクシー・ジャケも無論最高ですが、中身も密度濃しです。 内容は新曲も2曲収録ってことで無視できません。まずエレクトロR&Bでド頭とケツに配された注目の2曲「Do Me More」、「Sexy Girl」。ヴィダル・サスーンのCMでもお馴染みの前者が秀逸で、濃厚なダンスナンバーとして仕上がってます。あとはアーカイヴ的内容で、こうしてズラリ並べられると品質の高さに驚きです。ダイアン・ウォーレン曲でアリーヤの「The One I Gave My Heart To」に引けを取らない名バラード「Wishing On The Same Star」、マジでU.S産と同格になったと思った「Shine More」、ダラス・オースティン入魂の一撃で低音Voの魅力を知らしめた「Put 'Em Up」、J.B.“I'm Real”も手掛けたフル・フォースが絡み「これで御大とも繋がった」とワケわからん喜びを感じた「So Crazy」など、どんどん加速度的にHip-Hop色が増す展開はスリル満点です。日本最高峰のカッコええ音作りをするT.KURAが渾身のダンスナンバー提供となった「GIRL TALK」も素晴らしさ満開ですが、衝撃のバングラビート導入曲「Want Me, Want Me」はやはり何度聴いてもブッ飛ぶ傑作。これをシングルにした根性も素晴らしいですが、低音中心の安室ちゃんの刺激的Voもカッコ良すぎで本作でも個人的1等賞。また普通にほっこり系R&Bやっても素晴らしいと感じたクリスマスソング「White Light」や、挑発的激ファンク「Can't Sleep, Can't Eat, I'm Sick」と本場モン顔負けのHip Hop Soulを茶の間に浸透させた功績はあまりにデカいと改めて敬服です。最近はちょっと分かりやすい“ベタポップ”なアプローチもあったりで少々残念ですが、まだ記憶に新しい「60s70s80s」では温故知新的ソウル・クラシックも巧みに料理。Supremes 「Baby Love」使用の鬼キュートな「New Look」や、アレサの同曲使用のイケイケアッパー「Rock Steady」なんかは流石の出来に狂喜です。 「コレだけ先鋭的なことやってるのに、大メジャーな安室ちゃん。これからもイケイケで頼んまっせ!」 |
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2008-08-17 Sun 02:01
![]() アトランティック・レコードの功労者“ジェリー・ウェクスラー”氏が亡くなったと新聞で読みました。50年代に当時のインディであったアトランティックに入社し、レイ・チャールズやらルース・ブラウン、ラヴァーン・ベイカー等を積極的に売り出し、ジェリー自身が生んだ言葉「Rhythm and Blues」の発展に大きく貢献した人です。60〜70年代もアトランティックに在籍しメンフィスの名門「STAX」を傘下に収めたり、アレサ・フランクリンを大スターにしたりと非黒人ながらブラック・ミュージックの立役者として君臨。昨年も驚愕のアレサ未発表曲集をリリースし健在ぶりをアピールしてましたが往生されました。でも91歳まで生きられたってことで、「ご苦労はんでした!」と言いたいところです。ここはひとつ、手塩にかけたアレサの名曲群と共に功績を讃えつつお別れです。 60年代、そこそこの評価を得ながら伸び悩んでたアレサに「ワシんとこ、来い」とアトランティックに入社させ南部に連れて行き「ソウルの女王」として開花させたのが、このジェリー爺でした。そこからの快進撃を端的にこの2枚はまとめ上げてます。信頼できるプロデューサーであるジェリーの下、才能を爆裂させたアレサのこの10年は正に神がかり的です。名盤1stについては以前書きましたが、勿論他にも傑作ウジャウジャです。2作目以降では、堂々たる歌唱がカッコええ「Baby I Love You」、ドン・コヴェイ会心の「Chain Of Fools」、キャロル・キングの「A Natural Woman」、自作スロウ「Ain't No Way」に「Call Me」、旦那との共作「Think」、ゴスペル色全開の「Spirit In The Dark」、安室ちゃんも取り上げた「Rock Steady」、ニューソウル的に粋さも増した「Day Dreaming」に「Angel」と名作の嵐です。お得意のカヴァーも凄まじくオリジナル以上とも思える作品も。Don Covey 「See Saw」、The Beatles 「Eleanor Rigby」、Dionne Warwick 「I Say A Little Prayer」、The Band 「The Weight」、Elton John 「Border Song」、Jerry Butler 「Brand New Me」、Lulu 「Oh Me Oh My」、Wilson Pickett 「I'm In Love」と、どれを取っても1級品。中でもBen E. Kingの「Don't Play That Song」は絶品で、今やコッチの方が有名なくらいな最高の仕上がり。またベストならではのシングル・オンリー曲も収録。Thelma Jonesのファンキー・カヴァー「The House That Jack Built」、個人的にはS&G版よりよく聴く感動大作「Bridge Over Troubled Water」、Ben E.ヒットのファンキー調理「Spanish Harlem」、激ゴスペル解釈が凄いMarvin & Tamiの「You're All I Need To Get By」、オリジナル小ヒット「Master Of Eyes」と見逃せん名曲が随所に。そんな事でジェリー爺と組んだ珠玉の作品群は永遠です。ジェリーの最も印象的なエピソードは、人種差別も横行してた昔のアメリカ南部で「バスや施設は隔離されても、電波まではさすがに無理な筈だ」とラジオを有効的に利用しエキサイティングなソウル・ミュージックを非黒人にまで積極的にプロモーションしたこと。こういう偉大な人がいたからこそ、数々の優秀な黒人音楽が埋もれることなく世界的に広まったと言えます。 「さすが!偉いぞ! ジェリー爺! 本当にお疲れさまでした。」 |
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2008-08-12 Tue 02:46
![]() 売れっ子アーティストにとって、もはや方程式化している発売1年後のデラックス仕様出し直し版。最初にMary Jやらマライアがやりだして次から次へと出てきている昨今。なかなかCDも売れない業界事情もあってか「売れるアーティストでとことん売ってまえ」っていう商魂がミエミエで「これってどうなんや?!」と思ってしまいます。金メダル級の美女ビヨンセも2ndは出し直し版が出て、以前に話題となりましたがコチラは大歓迎でございました。なぜならオリジナル版のボケたような“?ジャケ”も気にいらんかったのと、北米・南米美女競演シャキーラとのデュエットの他4曲も追加だったからです。腹立ちながらも何やかんやいって、見事策略にハマってます。インパクト大だった1stのジャケを踏襲して欲しかったのに最初に出た地味ジャケにはガッカリだったので、この煌びやかさが増したデラックス版ジャケで一気に本作の格まで向上です。私だけかもしれませんが、同じ曲もジャケ・曲順総入れ替えで違って聴こえてくるから不思議ですわ。 さて今更ながらですが中身です。1曲目には目玉曲であるコロンビアの歌姫Shakira嬢との夢の競演「Beautiful Liar」がでーんっと君臨。妖艶なダンスナンバーで、どうっちゅうことないと言えばそれまでですが二人一緒ってのに意味があります。これはぜひPVで。そしてコレがあって本当に良かったって思った本アルバムを救った珠玉の大ヒットナンバー「Irreplaceable」が今回は早々2曲目に登場。これは何回聴いてもエエ曲です。これから何年先も語り継がれる美メロ・ポップ大傑作です。また元々一番楽しみだったネプチューンズ曲「Green Light」、「Kitty Kat」は前者が抜群のおもろい出来。パートナーJay-Z共演曲はいまだにPVでのアホの坂田ダンスが忘れられん「Deja Vu」がやはりインパクト大です。追加曲で地味にイイのがNe-Yoも関わった「Flaws And Fall」で、シンプルなアレンジにビヨ嬢の巧さも光る好スロウ。同じ新曲でもまったりしすぎの「If」なんかよりよっぽどいいです。1stの立役者リッチ・ハリソン制作曲は「Suga Mama」がやはり秀逸。実にファンクな1曲です。スウィズ・ビーツの「Ring The Alarm」あたりはやや重たいですが、オールドソウル的な「Resement」、映画ドリームガールズの挿入歌「Listen」などはToo Muchスレスレのソウルフル・アプローチもなかなかグーです。他ではBun B and Slim Thugを従えたプリティな「Check On It」も中毒性の高い浮遊感もナイスな好曲。最後に収められた「Wild Wide Woman」も今回の追加曲ですが、ロドニー・ジャーキンスが安定感抜群のグッド・トラックを提供。これには大満足です。 「今や日本でもモノマネタレント登場のビヨ嬢。ビッグになりすぎてブヨ嬢にならんように祈ります。」 |
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| 音系戯言 |
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