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音系戯言

偏見に満ちた音楽観をだらだらレビュー。 あくまで保有音源整理の為と、自己満足備忘録。黒人系(R&B・SOUL・Hip Hop)とロック中心。リアルな音はココにある!!

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ezee イージー

  • Author:ezee イージー
  • 男アラフィフ。人がいなくとも耳打ちで伝える、癖がすごい会社員。

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2008.07
29
Category : Reggae
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
Bob.jpg



 出た時、マジで衝撃的だった一連のオリジナル・アルバムとは別枠の未発表テイク集。といっても、一連の名作と同列に位置する凄まじき録音の数々です。大学の時、2~3作で分かったような気になってたボブ・マーリィですが、学部のパチンコ仲間の家で浴びるように聴かされ「真のソウル・マンや」と思うようになりました。ソウルフルでリアルなメッセージと画期的なリズムは代替の利かない貴重なものです。そんなボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズでもピーター・トッシュ在籍時の最も熱い初期ウェイラーズが好みの人なら1000%ノックアウトされたのが本作です。鬼気迫るボブの歌声と、生々しすぎるウェイラーズの演奏がびんびんに迫る鳥肌もんの録音が見事に収録です。ちょっと珍しいのは曲間に75年のインタビューが挿入されていて、音楽観や脱退した仲間バニー&ピーターの事など興味深い内容も語られてます。
 さて内容ですが一番の注目はわずか数人の前で録られたというFM録音用の非公開スタジオ・ライブです。コレが凄すぎる演奏でまずブッ飛びます。73年の初全米ツアーで、ツアーに嫌気がさした盟友バニーはすでに不在ですが、前座を務めたスライ&ファミリー・ストーンを食ってしまって途中降板させられた後の貴重な録音です。バレット兄弟の革命的なアフリカンなリズム構築が浮き彫りとなる中、「権利のために立ち上がろう」と痛烈なメッセージを送る名曲「Get Up, Stand Up」。ボブ・マーリィとピーター・トッシュのダブル・ヴォーカルで生々しく迫ります。どんなハードと言われるへヴィ・メタルが束でかかってきても軽金属にしか聴こえないこの激しさは何なんでしょう。ティンバランドのルーツさえ見える腰ぬかす録音で、マジでコレ1曲で元がとれます。また悲痛な叫びがリアルに響きまくる「Burnin' & Lootin'」、ピーターの相の手も嬉しい「Kinky Reggae」など初期アイランド2枚からの曲も明らかに違った雰囲気です。またコーラスグループ時代からの傑作「Lively Up Yourself」や「Bend Down Low」などそのどれもがオーバーダブ無しでエゲツなく迫ります。ピーターのリード・ヴォーカル曲も秀逸で、ぶっとい声も光る「You Can't Blame The Youth」や現行版で嬉しい追加曲となった「Stop The Train」もたまりません。バニー作でソロでも演ってる名曲「Walk The Proud Land」も必聴。他も驚愕の録音収録で、名作「Live!」の一日違い録音の「I Shot The Sheriff」に、74年作「Natty Dread」の別テイクの3曲。タイトル曲「Talkin' Blues」や甘美な魅力も出てきた未発表曲「Am-A-Do」、素朴な「Bend Down Low」とウェイラーズ・ファン必携の内容。
「清涼剤としてのレゲエとは全然違います。汗だくで昇天したい人は迷わずコレ」
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2008.07
24
Category : Groovy & Mellow
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
disco to go

可愛いアフロの二人が印象的なジャケのDisco全盛時のGroove クラシック。この手のディスコ編集盤としては通常常連なのはアース、エモーションズ、シェリル・リン、KC&サンシャイン・バンドあたりで、この辺が入ってたら何となく「よっしゃ~」と思い(←小市民)、アラベスクやヴィレッジ・ピープルなんかが入ってくるとちょっと敬遠がちになりますが、Beamsが一枚かんだDisco編集盤ってことでそこらとは一味も二味も違ったCDとなってます。以前、Beamsの編集したソウル・クラシックを購入した時、非常に気持ち良く聴けたのと、発見が多くあったのでBeams印ってだけで気になっちゃうようになりました。別にディスコ世代でもないのですが、単にナイス・グルーヴがディスコ・サウンドの中にもあるってことで、後追いで結構つまみ食いしてます。シックやシスター・スレッジなんかの優れた王道ディスコを一通り聴いたら、この編集盤はオススメです。耳の肥えたBeamsスタッフ編者のこだわりのソウル&ファンク寄りのディスコが目一杯詰まった1枚で、Fantasy・Solar・PrestigeなんかのVictorお抱えのナイスなレーベルからのチョイスです。
 さて王道ディスコ路線からかけ離れた選曲のこのコンピ。サラリとした夏向けグルーヴィー・ダンサーがてんこ盛りで、不勉強な私など購入時に新譜のように新鮮に聴けました。一発目からストリングスも絶妙な気分高揚ダンサーのTwo Tons O'funJust Us」です。心地よさ満開グルーヴでツカミ抜群です。続くプレリュード音源のUnlimited TouchHappy Ever After」はソウル色濃いシャカタク風で艶っぽくも力強い女性Voが最高。アイスノン・ヴォイスが気持ちええCarrie LucasTic Toc」や、不穏なサビが耳にこびりつくSpiders WebbI Don't Know What's On Your Mind」あたりは良質ファンクとしても機能。またカッコええGカッティングにブリブリのサックス・ソロが熱いPleasureJoyus」はガラージ・クラシックらしくダンス・シーンでも重要曲だったようです。爽快グルーヴがすこぶる心地よいGayle AdamsYour Love Is A Life Saver」はナカナカのレディ・ソウル的節回しがたまりまへん。何とも頼りないファルセット・ヴォイスで7分間に渡ってグルーヴしまくるSylvesterOver And Over」はアシュフォード&シンプソン作の傑作。後半戦の白眉は、ほとんどの間奏でエッチな喘ぎ声が挿入されるJenette Lady DayCome Let Me Love You」。間奏も垂涎モンですが、豪快な唄いっぷりが一歩突き抜けてます。若き日のジョディ・ワトリー擁するShalamarMake That Move」、エレクトリックの波も上手く取り入れたSylversCome Back Love, Come Back」、メロディアスなブリッジも印象的なDynastyQuestions」と終盤のSolar3連発は実にCoolな展開でしっかり満足感に浸れます。
「軽薄なようで粋なグルーヴが満載。素麺といっしょでツルツルいけまっせ」
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2008.07
22
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
rod_stewart_blondes_have_mo.jpg



 最高のアルバム・ジャケです。タイトな豹柄を身につけた女を抱いて「どや顔」のスパースター、ロッド。ロック・スターはこうでなくっちゃありません。カッコええ音楽やってモテまくって、最終的に最高の女を抱く。コレでんがな~。やっぱ一般庶民にコレくらいの幻想を与えてくれたロッドは偉いです。カッコいいマイクさばきとセクシーなハスキーヴォイスでイケイケだった頃の代表的なアルバムで、実は今でこそマーキュリー時代やフェイセズの頃が一番やと思ったりしますが、入口は「燃えろ青春」や「トゥナイト・アイム・ユアーズ」やったりしますので軽薄なロッドも大好きです。当時、サントリーのCMなんかにも出ていてチャラけたロックン・ローラーの代表格のように私には映ってましたが、サム・クックを敬愛した熱唱や数々の実力者と渡り合ってきた実績を知るにつれ、「ただのチャラ男やないな」とさらに尊敬しました。離婚・結婚を繰り返し少子化時代を逆行する子だくさんの色男ぶりで、まさにディック・ミネ状態。男の中の男ですな。
 さて中身は何と言ってもヒット曲「アイム・セクシー」こと「Da Ya Think I'm Sexy」です。ディスコ調で非難されることも多いこの曲ですが、ハッキリ言ってめちゃめちゃカッコええです。ゴージャスなシンセ・フレーズに、軽めのカッティング・ギター、フィル・チェン&カーマイン・アピスのタイトなリズムといいどれもがイカしてます。これくらい派手に決めんとアメリカに渡った意味がありません。ただの渋好みのシンガーで終わることなくビッグな存在になるのに必要な曲だった確信します。この曲がドカーンっと目立ちますが他にも佳曲多数収録です。結構ええバンドだった、この頃のロッド・バンドのギタリストであるジム・クーリガンの豪快ギターも冴えるフェイセズ調の王道ロック「Dirty Weekend」、マーキュリー時代彷彿のお得意哀愁ミディアム「Ain't Love A Bitch」、ワーナー以降の「今夜きめよう」などの名作バラードにも引けをとらない「The Best Days Of My Life」など最高です。LPではB面頭だった「Attractive Female Wanted」はレゲエのリズムも取り入れた力作で、サム・ガールズ~エモーショナル・レスキューの頃のストーンズっぽいとこもたまりまへん。またロカビリー・テイストもシビれるタイトル曲「Blondes (Have More Fun)」や、これで初聴きしたフォートップス・カヴァー「Standin' In The Shadows Of Love」と充実の内容。最後はしっとりアコースティック・バラード「Scarred And Scared」でしっとり締め。ようできたアルバムです。
「トレンドに関係なく豹柄にこだわり続けた大阪の女性達。こちらも見上げたもんです。」
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2008.07
17
Category : Mainstream
Theme : 洋楽CDレビュー
Genre : 音楽
T.REX gg



 自分は一時期、週刊漫画誌を4~5冊は読んでたくせに、我が息子には「マンガばっか読むな!」とお約束のように言ってみますが、心の奥底では「マンガっておもろいよなぁ」と共感しちゃいます。いまだにスピリッツなど毎週アホみたいに読んでますが、近年に「大傑作やで、これは」と感じ読みふけってたのが「20世紀少年」。作者の浦沢直樹氏はYAWARAの頃はたいして気にもとめてませんでしたが、近年はMONSTERやらPLUTOなど傑作連発です。氏はロックにも造詣が深く、ボブ・ディランやらストーンズやらも作中に頻繁に登場し音楽ジャンキーぶりを感じます。しかし音楽好きの漫画家は昔から鴨川つばめといい江口寿史といい皆センス抜群です。そのT.REXの邦題をタイトルにした近年稀に見る傑作は、唐沢寿明主演で映画化までされました。実によくできたストーリーですのでオリジナルは必読です。そんな事で、最近は街宣でT.REXが難波のど真ん中でガーンっと鳴ってたりして驚きですが、久々にグラマラスなヒット曲集を聴くとなかなかカッコええ曲ばっかで興奮です。「俺は30までに死ぬ」と公言してほんまに事故死したマーク・ボラン。実にロックな人です。
 こちらはCD出始めのころ、なぜか購入したシングルA面集ですがDAIGO調に言うならマジ激マブです。ホンマは「Tanx」が一番好きですがヒット曲を聴くにはこんなのが最適ですわ。やっぱ初期のブギーの王様的曲群は油乗りまくりで「Ride A White Swan」、「Jeepster」、代表曲「Teregram Sam」なんか理屈抜きに興奮です。また全盛期のヒット曲は格別で、ロバート・パーマーのパワー・ステーションもリバイバル・ヒットさせた「Get It On」や、劇的な構成でストリングスやコーラスもばっちりハマる名作「Metal Guru」など勢いある頃の作品はやっぱ最高です。忙しなくもキャッチーな「Solid Gold Easy Action」や、余裕も感じる「The Groover」なども、ギターを抱えて歌いたくなるシンプルなカッコよさに満ち溢れています。そして今話題の「20th Century Boy」。イントロのガツーンとくるギターや、印象的なリフ、女性コーラスといい「これぞロックやで」って感じでたまりません。昔、神戸で一番やと思った「ハウリング」ってバンドも秀逸カヴァー演ってたのを思い出します。ヒットから遠のいた70年代中盤以降は、やや洗練された「Light Of Love」や「Dreamy Lady」なんかの軽めのPop加減もええ感じ。でも聴きものは晩年のスロウ諸作。「Teenage Dream」や、死ぬ直前の名バラード「Dandy In The Underworld」と劇的な傑作が集中です。
「ロックが最もHipだった時代の英雄、マーク・ボラン。実に美しい生き様でした。」
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2008.07
13
Category : Man's World
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
kuwana.jpg

 今も紳助のTV番組に頻繁に登場する桑名のアニキ。やんちゃでイカついわりに、ざっくばらんな雰囲気も持ち合わせた最高の関西人です。ステージで意味不明に怒鳴り散らしたりする光景も見ましたが、昔に桑名さん主催のライブに出していただいた時も「そこの蕎麦食いや~」とか誰にでも気配りしてくれるごっついエエ人でした。この前も北村弁護士のリクエストでバラード「月のあかり」を歌ってはりましたが、名曲中の名曲やと再確認いたしました。さてこの曲、ヒットチャートに登場した曲でもないのに大阪人(←京都・神戸も一緒)では誰もが歌う曲として紹介されておりビックリしました。今でも飲みに行ったら必ず誰かが歌ってますが、それは関西だけであったのか!?と。我々関西人にとってはエルトン・ジョンの「Your Song」やビートルズの「Let It Be」同様に完全にスタンダードですから。まあ何にせよソウルフルで独特な語尾を織り交ぜた唱法や、間奏やイントロで必ず挿入する男気満載のフェイクやシャウトは関西人にとって絶対必要な調味料でコレがないと桑名節ではありません。“おぅらはぃ=Alright”や“む~イェ~”とかの「がなり」は安心感さえ覚えます。さてコチラのアルバム「テキーラ・ムーン」。名盤と確信するアーシーな1st「Who Are You?」から比べると幾分洗練されたAORやCity Pops風も交えた作風で、ブレイク直前の上昇気流を感じさせる心地良いアルバムです。レンタル屋でもいっつも貸出中の人気作です。
 中身は下田逸郎との共同作業のウエスト・コースト風のごきげんミディアム「オン・ザ・ハイウェイ」でスタート。イントロの桑名節爆裂フェイクから「わけも無いけれど帰ってきたのさ」と歌われる部分でもう昇天です。そして世紀の傑作「月のあかり」です。下田逸郎の泣ける詞といい、桑名自身がつけたメロディといい最高すぎます。「こぅほの街ひぃ~、出てゆくぅだけへ~だよ~うぉ、しゃばでぃでゅびだうぇへぇえ~♪」と歌われた日には関西一円、涙にむせびます。これが初出ヴァージョンらしくエレピで始まるテイクですが、アコギヴァージョン同様素晴らしいアレンジです。ストリングスやコーラスも涙も誘うデラックス豚モダン焼きです。我々の宴でも終盤に近づくと取り合いの曲であることは今も変わりません。ちょっと興奮してきましたが、冷静に聴くと他も桑名晴子のバックコーラスも最高なCity Soul風作品も秀逸です。妹と「大阪シティ~」とハモり、曲後半に国宝級の“がなりフェイク”を見せるグルーヴィーな「ダンシング」など、ただの小粋な曲では終わりません。後半は筒美京平作のキャッチーな作風が連打で、「薔薇と海賊」もゴージャスなグルーヴィ・ソウルでなかなか。ティンパン一派の鈴木茂や細野晴臣もバックアップしていて、小坂忠の「しらけちまうぜ」なんかもカヴァー。でもアルバムは前半で勝負ありって感じです。
「それにしてもヒット曲が無くても喋りだけでクイズ番組等にも登場し続ける桑名さんや上田正樹。さすが関西人ですわ!」
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2008.07
11
Category : Cool Groove
Theme : 本日のCD・レコード
Genre : 音楽
smooth 1 smooth 2 smooth vintage

 いまだに意固地になってi-tunes参入を拒み続けるSONY陣営。ちょっとでも出費を抑えたい消費者の気持ちや、規格乱立の弊害がちっとも理解できてないようです。PCではあんなに優秀な商品を輩出してるだけに、コンテンツ理解も進歩してほしいもんです。でもレンタル屋(私の第2書庫)が充実した我が国では「そんなの関係ねぇ」と超廉価レンタル→i-podという流れもあるので、まぁOKです。そして惚れこんだら、ちゃんとお金出して買うってのがあればアーティストやレコード会社にも良いのではなかろうかと思います。そんな事で優秀なアーティストを多数抱えているSONYグループが、日本のR&Bテイストの名曲を松尾潔氏(←信頼できます)の編集で送り出したナイス・コンピがコチラ。90年代後半からR&Bがお茶の間レベルで浸透し始め、雨後の筍の如く登場した和製R&Bを美味しいトコどりで上手くまとめてくれてます。ヒットしたのか色々続編が出ましたが、この3枚は特に激まぶです。
 まず2002年編集の1枚目からの要チェックは、直近では安室ちゃんコラポも話題のDoubleBed」。唯一となった二人姉妹時代の曲ですが、当時「和製Zhaneの登場やんけ」と興奮した傑作エロ・ミディアムでお姉さんの急逝が残念でした。また「LISAカムバァ~ック!」と叫びたくなる最強ダンサーのm-floCome Again」、大沢伸一のグッジョブっぷりが見事な京都出身birdSouls」、大阪出身の実力派PUSHIMStrong Woman」、激クールな林檎嬢の兄貴の椎名純平無常」、期待の新星として大注目だったCristal KayGirl's Night」ってとこもエエ選曲でした。そして続編Ⅱでの注目は中島美嘉Stars」。「なんか大袈裟でちゃう方向に来てしもた」と感じる最近の美嘉嬢ですが、やはり瑞々しいこのデビュー曲は紛れもない傑作でコレが入るセンスもGooです。他には実力派Skoop On SomebodyChemistryをフィーチャーした名作「Two Of A Kind」、デビューして即行で気に入った激ウマ二人組レディスSOULHEADStep To The New World」、インコグニート的傑作一十三十一煙色の恋人達」、最近は毒舌ぶりがおもろすぎる平井堅 「Gaining Through Losing」、アルバム単位で全部必聴のパイオニア久保田利伸のナイス・ミディアム「Candy Rain」あたり最高です。余程、好評だったのか番外編Vintageまで出ましたがコチラは70~80年代の先駆者達が収録。中でも必須は松原みきの「真夜中のドア」です。ラジオでもかかりまくりだった哀愁グルーヴ傑作で永遠の名曲です。ここでは吉田美奈子、大橋純子、古内東子等の重鎮もばっちり収録で見逃せません。それぞれ気に入った曲が絶対見つかる好編集です。
「i-tunesで1曲単位で買えたらもっと素晴らしいのですが、いまでは中古叩き売り状態ですので、是非!」
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2008.07
09
Category : R&B Compilation
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
boomerang.jpg

 最近では映画「ドリーム・ガールズ」で見事な脇役を演じていたエディ・マーフィー。快進撃を続けた80~90年代に出演したブラック・ムーヴィーの一つがこの「ブーメラン」で本作でも主役です。当時、スパイク・リーとかの功績でCoolな音楽が良い映画の必須条件になったような流れもあって90年代は怒涛のサントラ攻撃が開始されました。そんな中で本盤も優秀なサントラとしてリリースです。結果、趣向を凝らした企画盤的サントラが量産されリスナーは、そのブームのお陰で大変恩恵に被れた感があります。色んなアーティストの異色のコラボが実現したり、実力ある新人アーティストがそっから出てきたり、お遊びで大物アーティストがカヴァー曲を演ったりと映画そっちのけでサントラ独り歩き状態ってな感もありましたが、これはこれで楽しい企画盤として成立してました。そんな90年代サントラ天国の初期を彩った1枚がこれです。
 ど頭を飾るのはBabyface feat. Toni Braxton 「Give U My Heart」。今や古くさいビートかもしれませんが、魅力的なカッコええグルーヴであることは今も不変。後にフェロモン女王で時代を駆け抜けたトニ嬢がまだ短髪ボーイッシュスタイルだった頃の瑞々しい低音ヴォイスもグレイトです。師弟競演となったGuyのAaron HallとGap BandのCharlie Wilsonの「It's Gonna Be Alright」は火花散る熱い対決が聴きもの。続くKeith Washigton 「Tonight Is Right」はダンディなアーバン・スロウでこってりと迫ります。いかついマッチョなおばはん女優Grace Jones 「7 Day Weekend」などはダラス・オースティンがプロデュースするメチャかっこええダンス・ナンバーですが、この人なんか音楽として聴く気などサラサラ無かったので大収穫です。そして特筆すべきは全てはココから始まったBoyz Ⅱ Men 「End Of The Road」です。言わずもがなの特大ヒット・バラードで、この1曲で音楽史に確実に名を残すこととなった名曲です。聴きすぎて飽きてしまいましたが、エエ曲であることは今も疑う余地無しで、こっからアカペラ・ブームやら男性Voグループ続々登場となったエポック・メイキング的傑作です。TLCからBaby Face、Toni Braxton、Damian DameとLaFaceファミリー総出演のThe LaFace Cartel 「Reversal Of A Dog」はサントラならではの企画もんですが、TLC(Left-Eye)の弾けっぷりは最高でコレ聴くためだけでも本アルバムは価値はあります。後半にも濃い歌唱ながらN.E.組では一番の歌い手Johnny Gill 「There U Go」など注目曲収録ですが、素晴らしいのはShanice嬢の「Don't Wanna Love You」。当時、I Love Youre Smileで我が国でも人気急上昇でしたがココではアルバムにも入ってなかったL.A.&Babyfaceのキャッチーなポップ・ダンス曲が収録。Cuteな歌がたまりまへん。最後はA Tribe Called Questの激CoolなHip-Hopナンバー「Hot Sex」で締めですが、やはりこの頃のATCQは神がかり的にイカしてます。
「今やうまい棒より安く買える本作。当時スルーした人もぜひ!」
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2008.07
05
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
ashanti declaration



デビュー時からのボス、アーヴ・ゴッティの悪事ゴタゴタに巻き込まれた感があった何とも可哀そうなアシャンティ嬢。ビヨンセのデビュー盤と張り合った瑞々しい傑作2ndで好感度グーンっとアップだっただけに何とも悔やまれる状況下でしたが、たくましくセクシーな太腿ジャケと共に前線復帰です。あ~良かったってことで全世界のBoys&おっさんも胸をなでおろしていることでしょう。しかも前作の“もうひとつ感”も全て払拭して本作ドロップです。落ち目のアーヴのオッサンに見切りをつけて、美貌にも磨きをかけ大人に成長したアシャンティ嬢。一時期、悪意を持って歌唱力が低いと巷で囁いていた輩にも、「どや、あほんだら」と見返すソウルフルな歌唱を見事に提示。逆境の中、自ら製作費を捻出して這い上がってきたフンバリも涙もんで、R&B界の重鎮プロデューサー達もしっかりバックアップした力作が登場です。
 冒頭に配された1stシングル「The Way That I Love You」は自信の表れか胸に突き刺すような歌唱が印象的なバラードで勝負。なかなか聴かせます。この曲や80'sテイスト溢れる「You're Gonna Miss」を手掛けるLT HuttonはHip Hop系のウェッサイ要人で本作のポイントとなる部分でしっかり貢献。ブッといシンセ使いが西海岸的でなかなか素敵です。中でもプリンス御大の同曲を下敷きにした「Girl Friend」は色っぽさ満開の力作。また白人ながらブラウンストーンやらマイヤの制作にも関わってきたイケメン・シンガーRobin Thickeが絡む「Things You Make Me Do」なんかも要注目。しかしアルバム後半に本作の格がグッと上がる力作が集中です。愛の強さが力強い歌唱にも直結した「In These Streets」、ジャーメイン・デュプリ制作でR&B界隈でも大人気のエルトン・ジョン「ベニー&ジェッツ」風の「Good Good」、ファンク臭もプンプンでNelly & Akon参加の「Body On Me」と秀作の連打。また苦楽を共にしたマネージャーでもあるお母さんへの感謝の気持ちを綴った力作でお母さんも聴くと涙を隠せないという御大ベイビーフェイス制作の力作「Mother」、さすがダイアン・ウォーレンと言わざるをえない本領発揮の激ソウルフル歌唱も炸裂のスロウ「Shine」としっかり聴かす場面も確保。アーヴへの訣別を高らかに宣言するタイトル曲「The Declaration」を最後の締めにもってくるあたり新たな活動への強い意志を感じ、思わず「がんばれ~」と叫びたくなります。
「しかし不運な運命を感じるアシャンティ嬢。こっからはエエ事ばっかと信じます」
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2008.07
03
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
estelle.jpg



 カニエの旦那と、そのファミリーの番頭ジョン・レジェンドの一押しで全世界注目の中、本アルバムをドロップしたエステル嬢。全然知りまへんでしたが、これはデビュー作ではなく2ndだそう。実は出身地ロンドンで発表した前作も地元では注目だったらしく、ジョン・レジェンドのツアーの前座やら様々な客演をこなし、堂々のN.Y.引っ越し後のワールド・ワイド・デビューみたいです。おやっさんがカリブ出身らしくレゲエ・テイストもプンプンで、かつRapと歌の両刀使いっていうのもあって、「ローリン・ヒルに勝るとも劣らん」とか言われてる本年ブレイクのお姐ちゃんです。ローリン以外にも、ちょっと前におったSmoothとか“両刀”の名人が女性には結構いるような気がしますが、やっぱ女は器用です。仕事でも何でも女性の方がソツなくこなしますもんね。しょーもないもんに拘って上手く生きられないのが男。生命力も断然、女性の方が上ですもんね。そんな事で、この器用なエステル嬢。親が聴いとったルーツ・ミュージックや自分が聴いてきたHip-Hopやらを柔軟に吸収し、えらい気持ちええアルバムを送り込んでくれました。
 さてこの良質素材を巧みな包丁さばきで料理してくれるシェフは一流の面々ばかりで、食う前から心躍ります。ツカミはウィル・アイ・アム制作「Wait A Minute (Just A Touch)」でスレイヴ&スクリーミン・ジェイ・ホーキンスをサンプリングした実にCoolな曲でバッチリです。続くカリブ・テイスト溢れる「No Substitute Love」では何とジョージ・マイケル「Faith」使用のワイクリフ&ジェリー・ワンダ制作。注目のカニエのラップ参加ウィル制作の「American Boy」に続いては、興奮のカニエ・テイスト曲「More Than Friends」が登場。個人的に大フェイバリット曲のアレサ版「明日に架ける橋」サンプリングの哀愁感はたまりません。なかなかのカニエ臭もグッドですが実際の制作はカニエ・ファミリーのkeezoです。“やりまんなぁ”とお声掛けしたい気持ちです。また夏に似合うマキシ・プリーストが昔やってたようなラヴァーズ「Come Over」、ワイクリフ・チームお得意のボブ・マーリィのサンプリングがHipな「So Much Out The Way」と良質カリブ・エキスもしっかり注入。そして後半にもガッツポーズ連発の展開が。まずラブ・アンリミテッドの早回し炸裂がキマる「In The Rain」でグッときた後に一呼吸置いて、師匠John Legendの登場となる「You Are」です。コモンとかにも通ずるスモーキーでジャジーなサウンドに二人が怪しく絡む様はほんまにグレイト。本編最後も抜かりなくスウィズ・ビーツ曲でタイトルともなった「Shine」でパーカッシヴに締め。最近ガックリが多いボートラも見逃せません。極めてローリン的な「I Wanna Live」に、Hi-Tekアルバム収録曲の長尺版「Life To Me」の2曲はまさにボーナス気分です。特にスモーキー・ロビンソン・サンプリングのザラつき具合が絶妙の前者は必聴のヒップ・ホップ・ソウルで興奮間違いなしです。
「ローリンほど衝撃的では無かったにせよ、この身のこなしは流石。今後注目必至!」

::more
2008.07
01
Category : 00's Female R&B
Theme : HIPHOP,R&B,REGGAE
Genre : 音楽
jaguar wright



 「噛み付かれっぱなし」。ほんと私好みのコピーで6年前にデビューしたジャグアー嬢ですが、メチャメチャ良質の2ndを残してしばらく音沙汰無しでした。でも直近のアル・グリーン大師匠の新作バック・コーラスでクレジットを発見。「生きとったんや」と嬉しく思いました。しかし素晴らしすぎるアル先生の新作は、クエスト・ラブやジェイムス・ポイザー等のフィラデルフィア周辺の才人の音を久々に無性に聴きたくさせてくれました。こんな狭い日本でも関西勢と東京の人等で音楽のアプローチも違ったりしますが、さすがアメリカはデカいだけあります。N.Y.と西海岸だけでなくフィリー、シカゴ、アトランタ、ニューオリンズと各々の土地で番長格の才能溢れる人等がおって、それぞれに地域性もあって実におもろいです。90年代後半から盛り上がったオーガニックなソウルでは、割とフィリー勢なんか中心的役割を担ってたような感もありThe RootsやらFloetryやらJill Scottとか要注目の人等がワンサカです。このフィリーの女獣ジャグアー嬢の1stもアル先生の新作をお膳立てした面々が制作した良盤でした。この頃、既に熟成期に突入していたオールド・ソウルと今の音との融合もあり、古臭くなりすぎずヒップな感触で楽しめます。
 中身はスコット・ストーチ&リチャード・ニコルズの制作曲でクエスト・ラブもタイトなビートを刻む「The What If's」でスタート。ゆるいファンクっぽい中で、ジャグアー堂々の歌唱で迫ります。前半戦では女の子らしい可愛さを見せるわりとキュート系R&B曲「Stay」なんかもありますが、ラリー・ゴールドの弦アレンジもキラリと光るパティ・ラベルのカヴァー「Love Need And Want You」のスムース・グルーヴな展開はなかなかです。次の「Same Shit Different Day Pt.1」では往年のスタックス・サウンドを彷彿させるアーシーさがたまりません。Dr.DreがやるようなP-Funk経由のHip-Hopテイストの「Ain't Nobody Playin'」ではBlack Thoughtが途中カッコ良くライミング。またジェイムス・ポイザーのエエ感じのエレピ・サウンドに乗って淡々と進む中、ジャグアー嬢がしっかり強弱をつける「Lineage」や、同郷Bilal参戦のプリンス系密室ファンク「I Can't Wait」なんかも秀逸。次の力作2ndへの布石となる充実デビュー盤ですわ。
「みかんやリンゴと一緒で産地は大事。フィリーから、また噛み付きに来ておくりゃす。」
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